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【ま】さんのレビュー一覧

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1~25件/184件 を表示

  • だまし絵。
    タイトル見て、あらすじ読んで、表紙を見て、煽り文句をそのまま呑み込んで読んだら肩透かしをくらう。これは用意周到に着々と、好きな相手を手に入れるために時間をかけた男の話。女はほとんど出てこない。3Pはしてるけど、それを理由に読まないのは勿体無い。赤西の甘さは本物。だから、諒は素直になればいい。2度目に読むときは、この二人の細部にまで眼が行くはず。
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    投稿日:2018年05月26日
  • 青い鳥。
    オメガバースもの。αの犬飼とΩの河内の話。『運命の番』を信じるαと異性愛者のΩの河内。木原音瀬さんの短編ですが、読む人を選ばない内容になっていると思います。何度も何度も振られても一途なαの犬飼の想いが甘くて、唯々、切なく伝わってくる。お家に帰ると幸運の青い鳥は、そこに居たのです。
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    投稿日:2018年05月12日
  • 感情と理性と運命の番と。
    オメガバースモノ。ラットのあるαとヒートのあるΩの話。どうにもできない発情期を、互いにやり過ごさなければならない。その度に、αは噛みつきたくなる衝動を抑えてやり過ごすのではなく、そもそも『必ずしも噛みつきたくなるワケじゃない』としたら、《番》という仕組は単にαの、Ω乱獲になる。この辺りを今までにない切り口で描いている。Ωの発情期に発する独特のフェロモンを嗅いだとき、運命の番だったら我慢できない。だけど、そうじゃ無かったら我慢できる。それと、もうひとつは組み敷いたΩを好き過ぎるとき。αもΩも人間なんだもの、あるでしょ。そういうの。で、その結果ひとりのΩの人生が変わる。
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    投稿日:2018年04月19日
  • オモロ(笑)
    リア充とカスタマーセンターでは聖母と呼ばれる元引きこもりの話。シリアスな場面もありますが、ほぼほぼコメディ。それが兎に角、面白い。ブリッコしつつも絶妙な突っ込みで、ちゃんとBがLしている。これはなかなか貴重です。
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    投稿日:2018年04月14日
  • 紙一重。
    タイトルそのまま、溺れる話。馳男と次郎は昔から仲が良かった。ヤンキーの『友情は永遠』だとお互いに思っていた。けれど、高校生になって次郎に彼女ができてから、その関係は馳男を苛つかせるようになる。友情と愛情は紙一重で、どちらに傾き溺れるかで関係は変わる。タイトルの《溺れる》があまりにもピッタリで衝撃的。ハチの、馳男の全てを観る眼がエグい。
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    投稿日:2018年03月21日
  • 急転直下
    単話。ゲイのイケメンと女にモテたいノンケの、観覧車のなかでの話。合コンデートで来た様子なのに、何故か男女別れて観覧車に乗ってしまう。観覧車の一周って意外と時間がある。さして、相手のことを知らなくても、一周の間の会話で性癖等々バレることもバラすこともできる。そんでもって、知りたくなかったことも知ったりする。エロはありません。ですが、得した気持ちになれました。
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    投稿日:2018年03月14日
  • スピンオフ
    この本のなかに収録されている『欲しいのは望み』の元ネタは《君の顔に射す影》。そこに保科を捕らえている過去が描かれています。この作家さんの作品は愛だの恋だのをウキウキと楽しむ作品ではありません。悩んで悩んで苦しんで、もがいて足掻いて、それでもどうにもならない、晴れない重苦しい描写を丹念に描くのが上手な作家さんです。そういうのも良いなと思える方にお薦めします。
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    投稿日:2018年03月06日
  • ともだち
    《四百四病の外》の続き。結婚に憧れていない女性が、結婚を控えて深く思い悩む話。こういう時間を経験として良い方向に活かせるのかは自分と相手の問題だけではなく、時として関わる、自分を知る『ともだち』という名の他人の存在が大きい。思い悩んでいるとき、どうしても人は他人の言葉に真実を見てしまう。真実を伝えられる『ともだち』は貴重。結婚は二人だけで成り立つ関係では無い。この作品のなかでは恋愛を軸に主人公を取り巻く様々な『ともだち』が登場する。恋愛も友情も日常の積み重ねで、永く続く。そして、それはそんなに難しく考えることは無いんじゃないかなと、思わせてくれる。そういう作品。
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    投稿日:2018年02月12日
  • 未収録
    漫画家の阿久根くんと豪くんの話。本編が1冊にまとまったコミックには未収録の作品。番外編なのでページは短いのですが、温泉旅行に行って仲好く幸せかみしめてる二人が可愛い。完結してしまった作品だけど、まだまだ二人の話を読み続けたいな。
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    投稿日:2018年02月08日
  • 作家買い。
    大学生。後輩の柳と先輩の武井の話。柳はわりと以前から武井に好意を持っていた。武井の言うことだけは聞いて、他の人間とは会話すら持たない。それは端から見ても分かりやすい好意だけれど、武井には届かない。何故なら武井は鈍感だから。だから、柳はわりと分かりやすい言葉で好意を伝えて関係性を変えようと試みる。その過程を描いた話。表題作品の他に単話売りの《1時間でできること》も収録されています。全てのコマに意味がある、何度も読み返したくなる話。
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    投稿日:2018年01月24日
  • 右耳は束縛の意。
    たった43ページ。たったそれだけなのに、情報量が半端ない。全てのコマに意味がある。源と谷生は高校で出会った。田舎の高校だったから『そーゆー趣味』の相手が他に見つからなかっただけかもしれない。でも、それでも6年。関係は今でも続いている。それを何と呼ぶのか、世間では。ナニもかも正反対なのに繋がる事だけは続いている関係。谷生が自分の右耳の、塞がりかけたピアス穴に触れる。それは意識的なのか、無意識なのか。本人も分からない。今日も源の正面に座る谷生の手は、右耳の塞がりかけたピアス穴に触れている。
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    投稿日:2018年01月24日
  • 糸し糸しと言う心。
    長い永い戀の話。京都にある老舗旅館の次男、千秋と、ひとつ下の幼馴染の侑央(ユキ)。ユキは千秋の兄、荘一が好きだった。そうと知っていても千秋はユキが好きだった。ユキが千秋の世界で、全てだった。時系列的には『いとし、いとしという心2』の《ユキウサギ》『いとし、いとしという心』の《いとし、いとしという心》《夕化粧》『いとし、いとしという心2』の《啼かぬ蛍の…》と、なります。巻数通りに読んでも、時系列で読んでも結びは同じですが、巻数通りに読み進める方がお薦めです。都々逸の、恋に焦がれて鳴く蝉よりも啼かぬ蛍が身を焦がす、正にこれです。
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    投稿日:2017年12月28日
  • 表紙のままの二人。
    表紙に惹かれて読んだワケではありません。読み終えて、表紙を見返すと、表紙の二人が羨ましいくらい幸せに見える。生徒の沖田と先生の佐倉の話。高校生の沖田の実家はアパートの大家。その2階に教科担任の佐倉が入居する。最初は《教師としての佐倉》を煙たがっていた沖田だが《素のままの佐倉》と接するうちに、佐倉が気になり始め…と、少しずつ縮まる二人の距離を日常のなかで描いています。日常描写が丁寧なので、人物像が分かりやすく感情も移入しやすい。コレ、重要。絵としては見易いけれど、けしてイケメンには見えなかった沖田。読み進めるうちにスパダリにしか見えなくなる。読み終えて、表紙を見返すと。
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    投稿日:2017年12月05日
  • 待ってました。
    恋をしたカッコウの話。三角関係とは違う。ズルいと言い捨ててしまえばそれまでの行為。連載中から纏まるのを待っていた、この話。この作家さんはもっと、こういう感情の絡まりを表現した作品を描いたほうが絶対良いと思う。だって、凄くおもしろい。滅茶苦茶なように見える瀬野は、片想いをしたことのある人ならきっと、1度は心のなかに存在したはず。そしてこの結末。恋をしたカッコウの勝利。
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    投稿日:2017年11月09日
  • また明日の意味。
    転生モノ。教師をしている八尋と吉武。切っ掛けは新聞部の小説とペンネーム。唐突に終りを迎えた新聞小説が心に引っ掛かって吉武はその作者を探す。探すうちに今は物置きのように使われている旧校舎で、小説の作者と同じ名前の人物の名を見つける。それは知っていて使われた名前なのか、知らずして使われた名前なのか。知らないようで知っていて、知らないはずなのに思い出せないだけの記憶。最後に『また明日』の意味が分かります。
    • 参考になった 1
    投稿日:2017年11月09日
  • うっかり、癒される。
    闇金の取立て屋と友人の連帯保証人になってしまった男の話。特別、大きな感動があるとか無いとか、そういう話ではなく、粗筋通り、取立て屋に追い付かれては借金の棒引きを条件に抱かれる泉。まぁ、そんなんなので、東京から泉の実家のある北海道までヤッてばっかの二人ですが、取立て屋のまさおが泉を『馬鹿こ』と呼んでしまうくらい、泉が素直で可愛い。なんだろなぁこの可愛さは。まさおの包容力がそう見せるのか。読むとほわんと幸せな気持ちになれます。癒しを求める方にお薦めします。
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    投稿日:2017年11月06日
  • 通じない怖さ。
    COLDシリーズのスピンオフ、楠田の話。極々、普通に平凡に、ちょっと我儘な彼女がいたりした時期もあった楠田。兄と共にアクセサリー関係の仕事を手掛け始めたことから俳優の秋沢と接点をもつ。今は落ち目だが、天才と呼ばれていたほどの才能をもつ秋沢。それは凡人には理解できない思考。楠田を唯ひたすらに求める秋沢の執着が読書中、恐怖のような狂喜となって迫ってきて、怖いのに読み終えたくなくて、この世界が永遠に続けばいいのにと思った。
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    投稿日:2017年09月28日
  • 変わらない面白さ。
    社交ダンスの10種競技『10DANCE』出場を目指す、二人の男の話。スタンダードの杉木信也とラテンの鈴木信也は同じ年で名前が一文字違うだけで、パッと見別人なのに何故か似ている二人。この二人が切磋琢磨、七転八倒しながらダンスの頂点を目指して互いに手とり足とり高めあううち、別の感情も高めていく。何年か前に2巻まで読んだ後、気がつくと掲載紙が変わり、新装版が発売され、この度カテゴリーも変更となって発売された今作品。当方がのん気に3巻はまだかいなと昼寝していた間、作者様には大変な御苦労があったと偲ばれる。後書を読んで、永久的に作家買いする事に決めました。
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    投稿日:2017年09月22日
  • あるある、では無いが。
    先輩と夏樹と新の話。夏樹と新は幼馴染みで恋人同士。先輩は夏樹の進学先のサークルリーダーで、新がふらりと寄った銭湯で知り合った気の良い男。よくある話では無いけれど、ある話。『仕方の無い事』なのかもしれず、解決するには自身で向き合うしかない。3Pは無し。リバ有り。ボコりも有り。これは泣ける話。
    • 参考になった 1
    投稿日:2017年09月02日
  • 甘える攻め。
    元ヤクザのボディーガードと売れっ子アイドルの話。少し懐かしさを感じるような青年誌っぽい絵。その分、真実を語る言葉や行動に誠実さが滲む。安心して読めます。そして少しだけ、うるっと。大型犬が甘える描写が好きなので、本編終了後の方が確実に萌えました。
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    投稿日:2017年08月20日
  • 夏。高校生。聖地巡礼の目的。
    作家買い。季節は夏。映画鑑賞が趣味の千晴と渉。同じクラスでもないのにウマが合うから、気づくと一緒にいる二人。だけど、色っぽい話はしたことが無くて実はお互いのことを深くは知らない。…と思っていたのは渉だけ。という王道ストーリーですが、男子高校生を描くのが上手な作家さんなので、展開がわかっていつつもグッと来る。表情や間の取り方が絶妙。エロ無し、軽いキスだけってのがよけいに引き付ける。続きが見たい。なんて焦らし上手。
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    投稿日:2017年07月30日
  • 三人の幸せ。
    3P。リバあり。舞台は男子校。教師の澤が好きなのは1年の星野。星野が好きなのは、幼馴染みで同校2年の和宮。2年の和宮が好きなのは教師の澤。この3人の話。最初は見てるだけで良かった。なのに欲が出て…。抱いて抱かれて、抱かれて抱いて。ヤってることは滅茶苦茶だけど、星野の言い分は一理あって、澤の苦悩も納得できるし、和宮の健気さも分かる。それだけ、省略することなく描き込まれている。ただのエロ本と分類するには勿体無い。
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    投稿日:2017年07月08日
  • 溶ける、蕩ける。
    大病院の跡取りで、患者からの信頼も厚いが営業には冷たい五十嵐と医療機器営業の吉野の話。見易い絵でストーリーはスルスルと展開していくが、感情の見える絵で描かれているので腑に落ちない感が無い。五十嵐が吉野に好意を抱いた瞬間も、吉野が自分の気持ちを自覚した瞬間も、スッと心のなかに入ってくる。なので感情表現の下手くそな男の精一杯の我慢は、かなりの確率で萌えます。話としては、この1冊で完結していますが、叶うなら、もう少しだけこの二人を見ていたい。
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    投稿日:2017年06月27日
  • ままならない。
    この作品を読むのなら、同時に『恋っていうのは』も読んでみてください。この2作に祐仁を軸にした、ままならない恋が描かれています。この作家さんの描く、ままならない恋はハマります。
    • 参考になった 3
    投稿日:2017年06月02日
  • 唸らせる王道。
    経営者一族の須藤と上司で一社員の真木の話。真木は須藤に恋をしていた。けれど、ノンケの須藤が自分に興味を持つ事など有り得ないと、真木は諦めていた。しかし偶然…と、この作品はノンケとゲイの恋を、葛藤と障害を乗り越えさせながら成就するに至る過程をドラマチックに描ききった、王道展開の作品。それを丸々1冊、読ませます。王道展開ほど作家さんの力量のわかる作品はない。唸らせる作家さんです。
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    投稿日:2017年06月02日