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【ともひと】さんのレビュー一覧

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1~25件/50件 を表示

  • 忍者×妖怪×警察×猫
    好きなジャンルが詰め込まれていることと、表紙に誘われて購入しました。
    現代に生きる隠密VS妖怪の物語です。
    このレビューを書いている時点で2巻まで発売されています。
     
     
    現在までの評価は★3、今後に期待して+★1です。
    好きなジャンルが詰まっているので、辛口かもしれないレビューです。
     
    ・ストーリー運びは王道です。布石とか、キャラクターの性格とか。
    ・画力は申し分ないです。戦闘シーンなどで見開きがちょいちょい出ます。
     それほど読みづらいという感じはしません。かっこいい!
    ・主人公が何も考えていないようなアホです。
     他キャラのみせ方のほうに力が入っていて(過去話をちらっと出すとか)
     今のところ主人公は愛されるアホの子という以外に感想が出ません。
    ・出て来るキャラクターたちが何処かで見たビジュアルや性格で
     ちょいちょい引っかかります。
    ・何より、体幹が大事にされた人物画なのに、ヒロインのような
     女性キャラクターだけエロ漫画のような腰つきで見ていて腰痛がつらい。
     そこだけ別漫画のよう。ある意味、色気を持ってくるあたり、
     一昔前の王道かなとも思う。
     
     
    ストーリー自体は興味をひくようにできています。
    それこそ王道に則って。
    あと2巻くらいでマンネリの打ち切りか、
    無事10巻前後で完結するか、うーん。
    個人的に、好きが詰まっているので応援したい漫画です。
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年08月17日
  • 岸先生、二次元から出てきてください!
    僕らが病院へ行くと、検査をすることがあります。
    レントゲンだったり、血液検査だったり、いろいろな検査があります。
    その検査って、誰がしてるのでしょうか。
     
    レントゲンは、診療放射線技師の撮影の腕の見せ所であり、
    そこから診断する放射線科医という専門医がいます。
    でも、血液からいろいろな分析をして、結果から予測する“専門医”は、僕らは会うことがありません。
     
    彼ら、専門医の名前は“病理医”。
    僕らと相対する病院の先生は、病理の先生から受け取った結果から予測して診察をします。
    病理の先生から上がってきた結果をそのまま見たことがありますが、すごいのなんの。
    それが漫画の世界に登場するなんて、また驚いたのなんの。
     
    この漫画に登場する岸先生は、病理のプロフェッショナル。
    いや、プロフェッショナルというよりは、鬼…鬼のような…恐ろしい生き物というか…あまり近寄りたくないというか…
    でもこんな人がいてくれる病院に行きたい!というジレンマ。
     
     
    この漫画のキーワードは、
    医者の医者、病理医、病院内の連携、岸先生怖い、病院経営、病理医不足
    名医が外科医ではない病院漫画、
    おすすめです。
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年07月23日
  • 本編から、尾白と尾黒が登場する話を抜き出したものです
    いわゆるベストセレクション。
    カラーが収録されていてとても嬉しいですが、通常版との違いと言えばそれだけです。
    外伝かなにかが特別に愛蔵版になったのかなと思ったらそうではありませんでした。
    描き下ろしはありません。
    • 参考になった 1
    投稿日:2017年07月18日
  • キャラが立っている、というより
    キャラクターそのものの性格や生い立ちがはっきりと作られているからなのでしょうか。
    動物としての動きといいますか、その形だけではなく、
    言葉遣いや、自分の経験から来る思い込みによる勘違いや仕草などが
    とても際立っています。
    それらが耳の角度や目線などともあわせてとてもよく描かれていて、
    間といい、その雰囲気といい、キャラクターたちがとても魅力的です。
     
    物語は、とある草食動物が同じ学校の肉食動物に襲われた、というショッキングなところから始まります。
    草食動物と肉食動物が混在する世界では単なる動物殺し以上の重罪。
    肉食動物の衝動だとか、草食動物ゆえの本能だとか、
    そんな世界観だけでもとても素敵なのですが、
    主人公であるハイイロオオカミのレゴシの苦悩や所作がとても素敵なので
    多くの人に読んでいただきたい作品です。
     
     
    この作品のキーワードは
    獣、共存とは、独特な世界観、爪を隠したいオオカミ
    です。
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年06月10日
  • 電子化をずっと待っていた作品です
    ヤンキー・不良漫画といえば、僕はまずこの湘南爆走族を思い浮かべます。
    ドラマ化され、江口●介さんや織田裕●さんのデビュー作にもなったので、
    そこからご存知の方もいるかもしれません。
    しかし僕がおすすめしたいのは何と言ってもこの原作漫画です。
    殴り合いが多い不良漫画で感じるかっこよさだけではなく、
    ついキャラクターに愛着を感じてしまうようなほのぼのとした日常がとてもたまりません。
    不良漫画ってずっと血まみれなんでしょ?と思う方に是非読んでいただきたいです。
     
     
     
    手芸部の部長と言ったらおとなしそうな女の子を連想する人も多い中、この25代目の手芸部部長は一味違う。
    部長の通称は手芸のえっちゃん。
    手芸部唯一の男であり部長でもある彼の字は汚い。
    「江口洋助」と書いた入部届は「ミエロシヒツジスケ」と読まれるし、
    紫に染めた頭のせいで生活指導のムキタ先生に毎日追い掛け回されている。
    とても手芸部には見えない。
    そんな彼には4人の仲間がいて、彼を含めた5人は
    ときに他の生徒達に恐れられ、しかし慕われ、憧れの存在になっている。
    昼に手芸、夜に仲間と走り回る彼ら5人の日常を是非ご覧ください。
     
     
    この漫画のキーワードは、
    高校・手芸・族・少数精鋭・改造学ラン・オシリペンペン
    です。
    • 参考になった 2
    投稿日:2017年04月26日
  • バレエ、と言われたらやっぱり女の子
    の、ならいごとかなと思ってしまいます。
    それくらい、バレエは身近なものではなかったし、
    男の子がやっているイメージはまずなかったです。
    この漫画にはバレエに心惹かれた少年が
    徐々に、そしてどっぷりと浸かっていく様が描かれています。
     
    少年の、男がバレエをやるなんて恥ずかしい、
    けれどやっぱり好きだ!という思いも、
    少年たちの、年相応の独りよがりなところも、
    そしてそれを叱る大人も、
    みんな等身大だな、と。
    ドラマになってもおかしくないストーリーで、
    けれどこの表現はきっと漫画でしか出来ないと思います。
     
     
     
    この漫画のキーワードは、
    バレエ、ドラマ、
    ん~~~難しい。
    • 参考になった 1
    投稿日:2017年02月07日
  • 一本の道を通っていく漫画
    伏線の回収が見事、というのでしょうか。
    ああ、最初から最後までしっかり話の筋が通ってる、と感じました。
    ○○編などにわけることができない、本当に一本のお話をずうっと読んだ、という感覚です。
    意外だけど、自分が気づかなかっただけで、なるほどと思ってしまう展開にメロメロです。
     
     
    主人公たちが守る土地はアヤカシを寄せる力を持っている。
    学校という土地柄、放っておくと日常生活に支障が出てしまうので
    夜な夜な、寄ってきたアヤカシを退治する彼らの前に、
    その巨大な力を利用しようとする者達が現れる。
    自分たちの一族が今まで守ってきた土地とはなんなのか。
    何故アヤカシたちはこの土地を求めるのか。
    そして引き起こされる異変。
     
      
    丁寧に描かれる主人公たちの成長や、つい見入ってしまう表現力は
    ★5では足りないなとも思います。
     
    この漫画のキーワードは、
    成長、異能、愛、嫉妬、不死、和風
    かな?
    • 参考になった 1
    投稿日:2016年11月27日
  • 男の中の漢!★コラボフェア★
    男に好かれる男っているんですよね。
    不思議と女性にもてなかったりするのに。
     
    タケオは体も大きくごつくキレイな顔でもなく、どちらかといえばゴリラ。
    優しくて鈍感で不器用なゴリラ。
    顔で選ぶ恋愛もいいけれど、こんなかっこいい漢がいたら惚れないわけがない!
    って、思うんだけど、どうでしょう?
    タケオの友人、イケメン砂川くんの今後にも期待です。
     
    不器用、純愛、ときめき、マッチョ、かっこよさ、テンポのよさ。
    いろいろ詰まった、少女マンガに出てくるヒーローにしては
    一風変わったタケオをお見逃しなく!
    • 参考になった 0
    投稿日:2016年06月24日
  • 夢のなかのような現実
    この話を読んだ時、僕はずっと昔に見た夢を思い出しました。
    実際とはまったく違うつくりの建物だったり、人だったり、景色だったりするのに
    何故か夢のなかではそれが当然のように思っていました。
     
    この話はそんな世界が広がっていて、そしてそれは文学で表されていて、
    ほんと、編集チーフのレビューどおり読む時期を選ぶと思いました。
    なんでも手当たり次第に読む僕でさえ、
    この本を読める時と読めない時があったので…。
     
     
    朔くんは詩人だ。
    白さんに惚れ込んで詩人になった変人だ。
    彼は頭がおかしい。おかしいといえば、彼らが住まう街もおかしい。
    泣けば雨が降るし土に埋まるし、ずっと吊られた死体がある。
    気味が悪く、美しい。
    表現しようとすれば詩的になる、そんな街、そんな話。
     
    読める時の気分は決まって波打っていない、
    眠いに近く無意識に何も考えていないときがベストでした。
     
    文学作品が好きな方でも、
    そうではない方にも、この作品に合致する気分が来たら
    きっとどっぷりつかってしまうと思います。
    • 参考になった 1
    投稿日:2016年06月21日
  • サンドバッグ少年の話★コラボフェア★
    その日彼は、職業柄知り合った少年に
    自分がかつて歩んだボクシングの道への可能性を見出した。
    的確に急所を打つその少年は、暴力に慣れていた。
    実践する度胸もあった。
    彼は少年にボクシンググローブを渡した。
      
    ボクシングはスポーツなのか、力を求める人のものなのか。
    少なくとも、少年にグローブを渡したオッサンは
    今はもう暴力としてしか使っていない。
    そんなオッサンが少年に示したボクシングへの道は、
    少なくとも軽いスポーツとして行うものではなかった。
    けれど少年が求めていたものも、スポーツではなかった。
    少年は成長し、青年になる。
    青年は自分にボクシンググローブを与えたオッサンの過去を知る。
     
     
    スポーツ漫画というよりも、人間ドラマです。
    だから、とてもスポーツ漫画とは思えないくらい、重い…。
    飛び散る汗が輝いているのに、泥水の中で息をしているような感覚。
    でもそんな中成長する青年の姿。おすすめです。
     
     
    ボクシング、ドM、暴力、目標と目的、幼なじみ、一直線、
    まだ完結していないのですが、これからが気になって仕方ない作品です。
    • 参考になった 4
    投稿日:2016年06月17日
  • ルールがよくわからなかったゴルフ★コラボフェア★
    この漫画の連載が始まった当時、僕の中では
    ゴルフは大人のオッサンが、しかも役員とか社長とか、
    偉い人がやってるイメージでした。
     
    だから別の週刊誌などに載っているゴルフ漫画も
    (漫画を途中から読むのがイヤという性格もありますが)
    全然読んだことがなかったのです。
    そんな中連載が始まったこの作品。
    ぷにぷにとした少年が主人公なせいもあるのか、
    スポーツ漫画という感じもせず、
    説明くさい感じもしないのにいつの間にかルールを覚えていました。
     
    主人公の成長を“まったり”と見守るスポーツ漫画も珍しく
    なかなか特徴的なキャラクターやライバルも出現して
    本当に先が楽しみな漫画だったのですが…
    打ち切りになったことだけが本当に残念です。
     
    ぷにぷに、ほんわか、自分もゴルフをやってみたくなる、
    そんな可愛らしいキーワードの作品です。
    • 参考になった 0
    投稿日:2016年06月03日
  • ドラマになってたということは知っていて・・・
    お城の、大奥の、女性のドロドロとした人間関係を描いた漫画なんだろうなあと、タイトルからそう連想してまったく手をつけていませんでした。
    13巻発売記念に、1~2巻をeBookJapanさんが無料公開してくださったので、なんとなーく。ええ、なんとなーくですよ。ゴールデンウイークで新刊も出ないしと思い手をつけてしまったのが間違いでした。
    想像と全然違いました。まるで反対。
    だって大奥なのに男まみれなんだもの。
     
    徳川の幕府になり数十年。突然流行しだした赤面疱瘡。
    若い男だけが罹患し、五人に四人が死亡する恐ろしい病。
    跡取りや力仕事は男であったそれまでの慣習が成り立たずてんやわんや。
    そして誕生する女性将軍。貴重な“種馬”として大事に育てられている男性。
    見目麗しいならば将軍の“側室”として出世できるかもしれない男の園、大奥。
    簡単に言ってしまえばそんなif徳川時代ストーリー。
     
    僕は歴史に疎いのですが、たぶんご存知の方も楽しめるのではないでしょうか。
    女性が将軍になってはいても、名前は男名のままですし、
    実際にその時代を見たことがなく、書物でしか知らない今日の僕らからしたら、
    もしかしたら本当だったのかも、と思えてしまうほど
    「一見史実のとおり」にストーリーが進むからです。
    もちろん解釈が変わったりすることがありますから、歴史を研究されている方からしたら
    「この将軍がこんなことを言ったはずがない」というような矛盾もあるかもしれませんが
    そこはご愛嬌ということで。
     
    一番の魅力は、出てくる人たちがみんな人間らしい、ということでしょうか。
    何百年と続く徳川の時代を丁寧に描いたものですし、
    こんな時代になってもひとりひとりちゃんと考えがあって、思いがあって、
    それはもうさまざまな人間を読んでいる、そんな気分になります。
     
    この作品のキーワードは
    江戸時代、男女逆転、やっぱり女性は怖い、やっぱり女性は優・・・やっぱ怖い、ほのぼのそして激動
    です。
    • 参考になった 10
    投稿日:2016年05月11日
  • 電子版ならではの読みづらさはありますが・・・
    小学生の時に見た、小さいながら空を駆けスパイクを決める、小さな巨人の背中に憧れたヒナタ。
    ひとりで始めたバレーボールが、ひとりではなくなって、初めて勝利を知り、そして壁に当たる。
    天真爛漫な彼が貪欲に成長しようとしていくさまは、まさにジャンプの王道です。
     
    僕はキャラクターが多いと名前を覚えるだけで一苦労しちゃう残念な脳みそなのですが、この漫画はすぐに覚えられました。
    得意なポジションなどと一緒に特徴的な表情・動き・髪型などで覚えやすいようです。
    なので「コレ誰だっけ」みたいな、物語を邪魔する要素もないので読みやすいですし、物語の中に入りやすいです。
     
    伝説の監督もいない、
    全国1.2を争うような豪腕スパイカーもいない、
    アナリストもいない、
    それでも勝利にしがみつこうとする彼らの成長は応援したくなります。
    かといってスポ根って感じでもないのは、主人公が底抜けに明るいからかな?
    スポーツ漫画が苦手という人にもおすすめしたい一冊です。
     
    ただ、これが本当に残念(言い方は悪いですが話の演出上ではほんと素敵)なのですが、見開きページが非常に多いのです。
    電子版ですとタブレットや携帯端末で読む方が多いと思いますが、読みづらいです。
    2ページにまたがるようにコマがあったりするので、本当にビシっと決まるところのシーンがページをまたいでしまい、途切れたりしてしまうので、できればブラウザ楽読などで見開きで読むことをおすすめしたいです。
    携帯端末でも見開き読み出来たかな…?この作品は是非見開きで、躍動を感じていただきたいです。
     
    この作品のキーワードは
    バレーボール、ジャンプ王道漫画、ゴミ捨て場の戦い、卵・雛・そして成鳥、対象的なキャラクター
    かな?
    • 参考になった 0
    投稿日:2016年04月27日
  • 元気が出る漫画
    ブラックコーヒーのようにほろ苦い話や
    ミルク入りのように後味が柔らかい話や
    ハードローストのように読む前からふわっとした雰囲気が広がる話など
    珈琲が登場するお話の詰め合わせ。
    珈琲が苦手な僕でも楽しく読むことが出来ます(笑)。
     
    至って普通の、今こうしてる間にもどこかでありそうな日常が
    丁寧なタッチで描かれています。ほんわりすることうけあいです。
    まったりとした日常を読みたい方には是非おすすめしたい作品です。
    • 参考になった 1
    投稿日:2016年04月21日
  • 元気が出る漫画
    ボーイソプラノ。
    少年期の、ほんのすこしの間しかなくて、失われることが確定している音。
    その美しい音色を奏でる、音が、歌が好きでそれゆえに敏感な少年、ゆたかが合唱部に入部したことで、部が動き出す物語です。
    ソロの声で歌うのとは違う、合唱というものに苦労する部員たちや、
    触発されてより美しいハーモニーを創りだそうとする部員たちの青春が、
    ほわっとしたタッチで描かれていてどこか幻想的です。
    この時期ゆえの悩みがたくさん詰まっていて、
    大人になってしまった今ならとても簡単に出せる答えを、
    彼らが模索している姿に切なさや、格好良さ、色々なものを感じます。
    ほんわかしているのにギュッと心を掴んでくる言葉や、繊細な表現がまた素敵で、絵にとてもあったストーリーだなあとも。
    本から音が聞こえてきそうな世界を是非。
    この作品のキーワードは
    思春期・将来・進路・夢・優しさの厳しさ・ふんわり・合唱とソロとデュオ
    かな…?
    • 参考になった 1
    投稿日:2016年04月21日
  • 元気が出る漫画
    普段ギャグ漫画というものをあまり読まないのですが
    ちょっとSF要素のあるギャグ漫画ということで気になり購入してみました。
    表紙の通り、ギャグ漫画なのに主人公が淡々としているところが自分のツボだったようで、一気読みをしてしまいました。
    非日常的な力を持っている主人公の日常コメディと言えばいいのでしょうか。
    でも主人公は至ってふつうの思考回路でして、何がおかしいってクラスメイトが・・・。
    心の中を読めるが故の面白さが。主人公のツッコミが。
    微妙に表現しづらくて困りますね。
    でも思わず笑ってしまう、そんな普通のサイキックな日常をどうぞ。
    この作品のキーワードは
    超能力・ギャグ・隣の友人の思考は中2
    です。
    • 参考になった 7
    投稿日:2016年04月21日
  • 確かに異色の入れ替わり
    悪意を持った入れ替わりというものは恐ろしいです。
    狙った人間と入れ替わることができる、ということもだけど
    入れ替わるための手段がまた戦慄モノ。
    本の内容は“あらすじ”に書かれている通りで
    それ以上のことはネタバレにもなるし特筆しませんが、
    とりあえず見た目が“可愛い”と“デブス”の
    女の子同士が入れ替わったら起こるだろうってことが、やっぱり起きます。
    動機もそこから。
    ただ。完結まで一気に読んだとき、すごく物足りなく感じたし、
    「え?これでいいの?え?」みたいな、もやもやした思いだとか
    そんな風に思えるわけないじゃないかとか、消化不良になりました。
    物語は“被害者”であるあゆみ視点で語られ、
    性格がいい子なりの思ったとおりの展開になり、
    あゆみと入れ替わった然子の気持ちが作中では多くは語られず、
    ただ読み終えたその時点では評価はたぶん★3くらいでした。
    じゃあ何故今★5で評価しているのかというと。
    ふと、思ったのです。「よだか」ってなんだっけ、と。
    宮沢賢治の本を引っ張り出してきて読み直しました。
    そうしたら、この本の主人公は“可愛いほう”の女子、あゆみじゃないのでは?と。
    思ってしまったのです。
    タイトルが表しているのは、然子なのでは?と。
    改めて読み直し、あゆみが然子として過ごした時間に
    然子はあゆみの姿でどうしていたのだろうと考えたら、
    もやもやが晴れました。
    そんな深読みとは全く関係ないかもしれません。
    少女マンガっぽい終わりといえばそうです。
    駆け足に感じるかもしれません。
    そんな、僕のようにもやもやした人は視点を変えてみたり、
    宮沢賢治のよだかの星をちらっと読むだけでもしてみてください。
    ちょっと見方が変わると思います。
    この作品のキーワードは
    デブス、デブスの性格ブスは本人のせいじゃない、入れ替わり、恋愛、都市伝説
    • 参考になった 5
    投稿日:2016年04月18日
  • 久しぶりに読み返してやっぱりいいなと。
    登場人物がそれぞれ濃い。
    一瞬しか出てなくても、濃い。
    平野先生の不思議なキャラ作りがこれでもかと詰まっている。
    ところどころコミカルなところもある序盤から最終章に向けての加速と凄絶さは文字や言葉にしづらくて、これぞ「漫画で表現すべき話」。
    絵がまた不気味で気持ち悪くアニメのような独特なものなので、苦手な人は苦手かもしれない。
    そんな絵柄に抵抗がなければ是非一度は読んでいただきたい。
    読み進めて行くうちにいつの間にか“彼”の一部になるはず。


    吸血鬼を狩るための組織、HELLSING機関には吸血鬼がいる。
    “彼”はただひとりに仕えている。
    インテグラ。
    彼女がHELLSING機関の長であり、“彼”のマスター。
    そのマスターに中指を突きつけた男がいる。
    男は“手段”のためには“目的”を選ばない。
    英国は燃える。燃える。燃える。
    是非、あらゆる悪夢を現実にしたかのような世界を覗いていただきたい。

    ただ非常に残念なことに、作者の“作中の雰囲気ぶち壊しシリーズ”のあとがきが全く収録されていない。
    紙の書籍と異なるものには必ず注釈をつけていただきたいと、出版社に直訴したい。
    欲を言うならeBookJapan側で把握して注釈をつけていただきたい。
    あのあとがき…いいんだよ…ぶち壊されるあのあとがきが…癖になるんだよ…。
    それだけが気になるので☆をひとつ減らそうかとも思ったのですが、もとから紙書籍を知らなければ文句無しに☆5なので、電子から入る人に誤解がないよう☆5でつけておきます。
    あとがきの存在を知っている人からみたら☆3~4かもしれない…。
    電子書籍としてはちょっとね。未熟。


    この作品のキーワードは
    吸血鬼、不死、永遠、かっこ良すぎる台詞、戦う執事、戦う婦警
    キーワード難しいなあ。
    • 参考になった 1
    投稿日:2016年04月05日
  • はじめてハマった漫画
    正確には初めてではないのですが(もうレビューしちゃってるから…)
    でも読んでハマった漫画なのでレビューしちゃいます。

    これ、幼いころにアニメから入ったのです。
    大人になってからふと目に止まった本棚にあった原作。
    懐かしいなあ。アニメで見たあのギャグは原作ではどうなってるのだろう
    と思いながら手にとったあの日。
    さて蓋を開けてみると、むしろ「よくこれをアニメ化したな」と思う独特なテンポでして…。

    という前置きから漫画の中身の紹介へ。
    殺し屋集団の総帥という父親を持つ青年、シンタロー。
    ある日彼は一族の秘宝を持って家出をします。
    秘宝と息子を取り戻すために組織から放たれる刺客。
    追い込まれたシンタローは海に投げ出され、着いた先は…
    生態系がガラパゴスを超えるナマモノ豊富な世界。
    命からがら助かったはずのシンタローさんはいつも噛みつかれているし
    パプワ君は小さくてもかっこいいし
    チャッピーはああ見えて癒し系だし
    タンノくんはすね毛の美脚だし
    イトウくんはエスカルゴになっても食べたくない。
    他にもなんとも言えないナマモノがウヨウヨです。
    きっと貴方が気に入るナマモノも出てくると思います。
    どうでもいい前情報ですが、
    出てくるキャラクターの9割は男性で
    残りの半分が両性類、もう半分が女性です。

    そんな不思議な漫画のキーワードは
    友情、ブラコン、子離れ、ナマモノ、作者の脳みそはどうなってるんだ
    です。
    • 参考になった 0
    投稿日:2016年03月23日
  • あたたかさはどこに
    ほんわかした恋愛の話なのかな、と。
    そう思い購入しました。それはもう甘かったです。
    いえ、甘い恋愛という意味ではなく、僕の予想が。

    学校のイベントのために、手芸部はせっせと作った作品を販売しました。
    一生懸命作って、でも下手で、バザーでもなかなか売れない、そんな品をけなす人。
    けれどあたたかく見守るひともいて、ひとはりずつ気持ちを込めて縫うのは素敵ですね。
    だから手芸が好きな人たちなのかな、なんて思ったり。
    手芸部の生徒たち、顧問の先生、手芸用品店の夫婦。
    ふんわりとしたものに囲まれるふんわりとした人。
    それなのに。
    彼らの間に流れる空気。その空気が。まるで真冬のよう。
    いったいこれからどうなるんだろう・・・。
    連載誌も連載誌だし、悲恋もありうると思うとなんだか気になってしまって、2巻までしか出ていないのに何度か読み返してしまいました。

    この作品のキーワード・・・がネタバレになりそうなので無難なのだけ。
    手芸 憧れと恋と愛 先生と生徒と、先生だった人と生徒だった人 きょうだい
    です。
    • 参考になった 0
    投稿日:2016年03月21日
  • 彼は影の立役者である。
    ひとは、社会人でなくとも、さまざまな事情でお金を稼いでいます。
    ただ仕事だから。やりたいことをやりたいから。
    本を買いたいから。遊ぶお金が欲しいから。
    でも、自分に向いている仕事を見つけたり、出会ったりすることが
    そう簡単ではないことはみなさんご存知でしょう。
    この漫画に出てくる口入屋(仕事を斡旋する人)がいたら
    どれだけの人が幸せになれるだろう・・・。
    思わずそんなことを考えてしまいます。

    口入屋の兇次は「仕事を探している人」に、仕事を紹介するだけの影のような存在。
    話の肝はあくまでも紹介された人なので、
    主人公はむしろ兇次に仕事を紹介された人のようにも感じます。
    自分の適正を的確に見抜いた兇次から紹介された仕事で生き生きと働き出す彼ら。
    良かった。彼は報われた。いい仕事を紹介されてよかったな!お幸せに!
    で、終わってしまう漫画だったらこうも惚れなかったでしょう。

    先にも書きましたが、人には働く理由があります。
    それは、本当にさまざまです。
    この人は、そうまでして何故働きたいのだろう――
    そう考えながら読むと、ハッと気づくような場面もありました。
    その証拠に、1巻に収録されている第一集では思わず涙ぐんでしまうところが。

    まだ1巻しか発売されていませんので、今後の展開がどうなるかはわかりませんが、
    いつかでいいです。
    いつか、主人公たちにもスポットが当てられることを願います。

    この話のキーワードは・・・まだ1巻しか読んでないのでちょっと難しいなあ。
    仕事とは 就職 人生 人情 
    かなあ。
    いつかこの続編が発売されて、レビューに修正機能がつくことがあれば書き直したいです。
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    投稿日:2016年03月14日
  • 侵食される世界を守る人たちの話
    別の次元が重なり侵食される世界。
    食い止める力を得るためには“卵”に選ばれなければならず、しかしそれは同時に人間であることをやめなければならない決断でもある、そんな世界。
    卵に選ばれた人間は外人(ガイト)と呼ばれ、その卵が持つ役割に応じて能力を得ます。
    別次元からやってきた獣を退治する力であったり、次元を治す力であったり・・・。
    そんな外人と呼ばれるひとたちの旅物語です。

    この作品の魅力は、ファンタジーなのにやたら人間くさいところだと思います。
    選ばれた人間であるはずなのに職に縛られていたり、巨大な力を持つが故の苦悩だったり、自分が触れたら汚してしまうのではないかという苦悩だったり・・・。
    ファンタジーなのに、立場は全然違うのに、どこか僕らの世界に似ていて、胸に響く台詞があったりします。
    あ、直野先生独特のギャグといいますか、ゆるーい雰囲気も健在です。
    まずこの不思議な世界を試し読みしてみてください。


    この作品のキーワードは
    異次元 週末の世界 旅 純白に手を伸ばしたい漆黒 らぶらぶな外野
    です。
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    投稿日:2016年03月08日
  • モノローグがないことが面白い。
    四角で囲まれた、大体主人公の心の中などを文字化したモノローグという漫画の手法が、なんとこの漫画に至ってはほぼありません。
    なので一人称視点ではなく三人称の視点で物語が進んでいきます。
    そういう意味ではバトル物の少年漫画のようです。いや、もちろん少女マンガです。
    でも少女マンガ特有の甘ーい雰囲気はありませんし、前述のようにモノローグがないせいで主人公に真っ直ぐ感情移入することもありません。
    しかし。
    なにが素敵って、主人公のモノローグがない=登場人物全員が主人公といつ思いが少しずつ自分の中から出てきてしまうところです。
    全員の気持ちを汲み取るように読んでしまったり、表情ひとつだけのコマを見て何故か自分も微笑んでしまったり。
    淡々とした絵面に見えますが、それごすごく似合う話し運びです。
    この話はこの人にしか描けないな、と思わせます。

    という長い前置きからストーリーの感想に移ります。
    他に類を見ない赤毛を持つ少女、白雪。彼女は国のアホ王子に赤毛の噂を聞きつけられ、王宮に上がるよう強いられます。
    しかしそれを良しとしなかった彼女は、追われる立場になることを覚悟の上自分の為の人生を歩みだします。
    そこから始まる彼女の人生。彼女の周囲の人生。
    モノローグがないせいでうっかり見落とした布石を回収する転機。
    読み返すとしっかりひっそり一コマで描かれている布石に悶えちゃう。
    ちなみに僕の一番のお気に入りは、単行本中表紙の「もし(童話タイトル)だったら」というひとこま落ちシリーズです。いつもは飛ばして本文をさくさく読む人も是非目を止めて見てみてください。巻を重ねるごとにジワジワ度がましていきます。


    この作品のキーワードは、
    王子と平民、覚悟、あなたの隣にいるために、不器用、鈍感、小さな赤面、
    かな?
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    投稿日:2016年02月12日
  • 漫画だけにとどまらない面白さ
    題材が落語だけあって、この作品はアニメから入るのもありだと思います。
    もちろん漫画だけでも十分楽しめますよ!
    間の取り方、視線、表情、仕草。
    漫画なのに不思議と脳内で動画が再生されるのです。
    座ったままの小さな動きで世界を表現する力と、動かないのに動いているように見える絵の力は、どこか似ているのかもしれません。
    落語を知らなくても興味を持ってしまう魅力が、登場人物の個性からにじみ出ています。

    刑務所で落語を聞いた主人公。その世界に引き込まれた彼は出所するなり師匠の家へ上がりこみ押しかけ弟子に。
    弟子はとらないと言い張る師匠、人生が変わったとキラキラした目で語る墨入りの男。
    人と関わらないよう生きる師匠の落語に関わりたい弟子。
    美しい日本の言葉をご堪能ください。

    この作品のキーワードは
    古典芸能、落語、師匠と弟子、落語の生死、粋
    かな?
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    投稿日:2016年02月07日
  • 夢見る少女マンガチックなのは少し苦手なのですが
    冒頭に恐縮ですが、少女マンガを愛する皆さんにひとつ残念なお知らせがあります。
    いい意味(?)で、表紙詐欺です。
    表紙を飾っている主人公の少女、美羽(みはね)ちゃんは、こんなに可愛くありません・・・!
    どちらかといえば、彼女は(黙っていれば)王子様系イケメンに分類されるはずです。
    そんな子が女の子らしくしようとするとどこかに歪みがくるわけで・・・まあ主に顔面に歪みが来るわけですが。

    恋する女の子、美羽ちゃん。
    強面と名高いだけでなく、妄想垂れ流しな表情で人が寄り付かない彼女。
    でも一本筋が通っていて、行動は粗野なのになんか男前。
    そんな彼女が同じクラスで学校1の人気を誇る男の子に恋をします。
    まあ、あっさり振られるんですけど。
    それでも彼女の(崩壊した顔面とはかけ離れた)一途で優しい性格に、徐々に惹かれ始める男子。

    少女マンガなら「キュン(はぁと)」と来るところ、つまり点描をばしばし飛ばしちゃうシーンに、顔面崩壊した美羽ちゃんが描かれる独特な表現の恋の行方をご堪能ください。

    この作品のキーワードは、
    ページをめくると「キュン(はぁと)」じゃなくて「ブフォッ」、
    男前な彼女、お姫様抱っこ(される)男子、見てくれより中身、一途な恋
    です。
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    投稿日:2016年02月06日