わか
制作担当【わか】さん
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【わか】さんのレビュー一覧

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1~19件/19件 を表示

  • 1
  • 高齢者大国、日本。周りを見れば中年や高齢者が目につくようになった。若者がいない。今や老人と言える年齢の人が老人の介護をしている時代なのだ。戦後の日本を支え、創ってきた人たちが支えられる立場になった。これからの介護ビジネスは増える一方だが、常に人手不足という問題を抱えている。この不況で就職難の時代になぜ人が集まらないのか。それはいわゆる「3K」と呼ばれる仕事だからだ。「キツイ」「キケン」「キタナイ」動物の世話とは訳が違う。人格を持った人間、プライドを持った人間、築いてきたものがある人間。それでも体だけは自分の意思ではどうにもならない。それが年をとるということだ。そういう人達の世話をすることは本当に本当に本当に大変だとこの作品で思い知らされた。高齢者に限った事ではなく、人間が人間らしく生きるためには、想像以上の労力がいるのだ。この作品で描かれている老人介護の問題は、限りなくリアルだと思う。
    • 参考になった 2
    投稿日:2012年05月25日
  • 最近こんな記事を見た。心臓移植の為にアメリカに渡った日本人の少年が、手術の前日に亡くなったと。「神はいないのか」「本当に残念」といった少年の死を悼む声も多く寄せられ、涙をさそう痛ましい出来事として取り上げられていた。両親の悲しみは計り知れないだろうなと思う。しかし私はそれと同時に「しょうがない。運命だったんだろう」とも思った。否定するわけじゃないが。世界各国で今こうしている間も子供は死んでいるのだ。普段そんな事実は見てみないフリをして、たまたま取り上げられた1人の少年を、かわいそう、神は残酷だなどと。少年が日本人だったから?助かるはずの命だったから?少なくとも1億円以上の寄付金と最高の医療を受けられただけでも幸運だった。死は平等だ。誰の味方もしない。ブラックジャック先生、あなたが非情なまでに冷酷なのはそれをわかっているからですよね?
    • 参考になった 6
    投稿日:2012年05月25日
  • かつてこれ程までに絶望を感じた漫画があっただろうか。なんの変哲もない平和な日常。ありふれた日常。そんな「死」とは遠くかけ離れた平和な光景が、突如なんの前触れもなく惨劇へと化す。学校の教室に突然現れたダルマが「ダルマさんがころんだ」を突如開始。訳も分からずうろたえ騒ぎ出す生徒たち。その瞬間彼らは破裂し、次々と肉片になってゆく。なぜか。動いたからだ。ゲームはもう始まっている。逃げることもやり過ごすこともできない。強制的に突きつけられた「死」をどう切り抜ける?そして誰が?なんのために?人類への謎の選抜が始まろうとしていた。いっそ死んで楽になってしまいたいほどの緊張感と恐怖にページをめくる手が止まらない。
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    投稿日:2012年05月18日
  • 余命一年。こう告げられたら、私は一日中ダラダラ寝て過ごしたあの日を悔み続けるだろう。やり残した事、やりたい事、会いたい人、想いを告げたい人をおそらくリストにして日数を逆算し、綿密に計画を立てて出掛ける準備をする。それを達成した日からは一分一秒をかみしめながら好きなものでも食べて残りを穏やかに過ごすのかもしれない。お金の心配なんてしないで気の向くままに旅行でもして、開き直ったように人にフレンドリーになってみたりするのだろう。でもそれは残り時間が一年だった場合。残り一日だとしたら?おそらく私は嘆き悲しみ、ごめんなさいと言うことくらいしかできない気がする。24時間はあまりにも短い。ここに、それぞれの24時間の物語がある。
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    投稿日:2012年05月11日
  • 人間ども、現世は楽しかったか?さあ、懺悔の時間だ・・・お前は死ぬ瞬間何を思う?「平凡だったけどいい人生だった、ありがとう。」よかったな、おそらくお前はそこそこな地位と権力と、月並みの幸せを手にして、普通が一番幸せさ、などと自分を無理やり納得させて、媚びと愛想笑いと腐れ縁で築きあげた人脈で満足してるんだろう?それも今日で終わり、これまでのツケを支払ってもらおうか。声がかれるまで詫びるがいい、昨日ゴキブリを新聞で叩き殺したことを。額が削れるまで土下座しろ、あの日借りたCDを返さなかったことを。プールを満たすまで泣き続けろ、親の財布から金を拝借した事を。脳みそが干からびるほどに悔み続けろ、憎悪に支配され「殺す」と念じたあの日の自分を。長い長い長い長い第2の人生の始まりだ・・・我々鬼一同、心からお待ちしております。
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    投稿日:2012年04月13日
  • 「28歳、無職、失恋、敗北、無能。現実が重い。」田西敏行は負け続けていた。職場の好きな子を大手ライバル会社の年下のイケメンにとられ、散々もてあそばれたあげく妊娠までさせられるも「別れた後のことなんか関係ない」とあっさり捨てられる。その上商品のアイディアも横取りされ、皮肉なことに大ヒット。自分の面子もボロボロにされ、ひどい仕打ちをされたあの子のためにも、田西は無謀にもライバル社に乗り込み、イケメン「青山」に決闘を申し込む。とはいえ勢いだけはあるものの、ケンカをしたことも人を殴ったこともないいじめられっこだった田西の勝算はないに等しかった。付け焼刃でボクシングを上司に教わるも、所詮付け焼刃。田西とは対照的に、人生勝ち続けてきた青山に、パンチのひとつもろくに当てられず、ぼこぼこにされたあげく「うすっぺらなんだよ、あんた」と捨て台詞。悔しさと情けなさとで震えるも、猛烈にムカついていた。青山の言うとおり、努力から逃げ、適当に生きていたからだ。「28歳、無職、失恋、敗北、無能。現実が重い。」「でも自分で選んだんだ。」無様で、かっこ悪くて、弱い。でももう逃げない。田西敏行は走り続ける。
    • 参考になった 3
    投稿日:2012年04月06日
  • ビートルズを愛してやまないコピーバンドの4人組がいた。お互いがその腕を認めていたし、お互いが彼じゃないとこのバンドは成り立たないと思っていた。全てを完璧にコピーし、ビートルズに関しては誰にも負けない。でもビートルズになることも、超えることも決してないことも理解している。だから世界一のビートルズのコピーバンドになる。第二のビートルズになって214曲目を俺たちが生み出すんだ。そう意気込むリーダーのマコトとは裏腹に、メンバーの気持ちにズレが生じ始める。「ビートルズになりたくないのか?」このマコトの言葉から、彼らの運命が180度変わることになる。マコトのそのセリフがきっかけでいざこざが発展し、ホームに4人同時に転落。電車にひかれたと思っていたが、目を開けるとそこは50年前の東京だった。時代はエルビスプレスリー。ビートルズはまだ世に出ていない。洋楽自体がまだ浸透していない時代だ。ビートルズの曲を歌えるのは地球上でこの4人だけ。あなたならどうしますか。
    • 参考になった 0
    投稿日:2012年04月06日
  • 高校時代、劣等感の塊のような人間だった。なにをやってもダメで冴えない自分。その上学校では一部の強い奴らからオモチャにされ、使いパシられ、こないだなんて夜中に電話で呼び出されたその理由が「缶ジュースのフタを開けてくれ」だと。筋肉しかないバカのくせに・・・頼むから死んでくれ。自分の立場はわかっているつもりだった。なるべく目立たず、周りに溶け込んで、荒波立たてないように平和に暮らせればそれでいい。なのになんでこんな目に・・・ところが日々絶望していたそんな僕に彼女ができた。相手は教習所でたまに会うかわいいあの子。南雲さん。いろんな行き違いもあったけど、こんな僕を好きだと言ってくれた。信じられないから何度も何度も確認した。いじめられっこでこんなに地味な僕なんかをなぜ?彼女は言った。「会った瞬間この人しかいないと思った」彼女は僕の全てになった。普段の嫌なことも、彼女に会えば全部忘れる。南雲さんがいなくなったらおそらく僕は死んでしまうだろう。彼女のために死ねるかと聞かれれば死ねる。よゆーで死ねる。親には悪いけど。強くならなきゃ。いつまでもこんなんじゃきっと愛想つかされてしまうぞ。社会に出て立派な大人にならなきゃ。愛は人を変える。この作品にはこの言葉が一番似合っていると思う。
    • 参考になった 5
    投稿日:2012年03月30日
  • 人間の黄金期とはいつなんだろうか。毎日悩みなく遊んで周りからちやほやされていた幼少期?部活に明け暮れ友達と切磋琢磨した高校時代?夢に向かって没頭し、人生で最もバカになれた大学時代?社会の厳しさに鍛えられ、人間的に成長できた新人時代だろうか。どれにしたって定年をむかえてからが人生の絶頂期だという人は少ないだろう。体も衰え、時代には追いつけない。人生経験が豊富で自分が築き上げてきたものが多い分新しい事に染まりにくい。・・・そんなイメージが正直私にはある。しかしこの作品によってそんなイメージが少し変わった。人間は一人の女として、男としてみられることでどこまでもみっともなくなれる。子供みたいにはしゃいだりドキドキしたり、明日が待ちどおしくなったりする。蓄積された経験値、年月、教養なんてなかったかのように。年甲斐もなくと周りから言われようが、彼らにとって紛れもなく今が黄金期なのだ。どうして人間はこんな単純なことで簡単に阿呆になれるのだろう。簡単に色んなものを忘れられるのだろう。この「黄昏流星群」は若者の恋愛とは一味違った恋愛観をみる事ができる作品だ。読むときはキャピキャピした頭がお花畑の恋愛は一旦忘れたほうがよい。
    • 参考になった 7
    投稿日:2012年03月30日
  • 初めにあえて言うが、この作品には希望がない。ただひたすら黒い。無気力、無感動、全ては金で買えると言い切る中学生にしては救いようのない主人公「住田」。自分に限って事故にはあわない、自分に限って親が急に死ぬ事はない、自分に限って財布を盗られることはない、自分に限って・・・そんな普通の人間のくせに自分を特別な人間だと思いこむ人達を心底見下し、蔑み、嫌っている。「俺は一生誰にも迷惑をかけないと誓う!だから頼む!誰も俺に迷惑をかけるな!」不気味なほどの落ち着きの中には常にどす黒い考えに支配されていた。一体何が彼をこうさせたのだろう。マシな人間になりたい。世の中の悪いやつを排除しなければ。若さがそうさせるのか、その歪んだ感情はどんどん加速してゆく。一片の希望さえない。だがそんな彼の行く末を見届けずにはいられない。
    • 参考になった 2
    投稿日:2012年03月23日
  • 私が女に対して持っているイメージ。情報に流されやすく簡単に周りに染まる。街に出ると同じようなファッションであふれかえっている。あざとい。自分を偽るのに抵抗がない。人を値踏みするのが好きだ。すぐかわいいって言う。うるさい。すぐ感情的になり、話を聞かない、そらす、ずれる。全員がそうじゃないが、イメージとしてそうなのだからおおよそこんな具合なんだと思う。そうゆう人達を見ると、うんざりしている反面うらやましくもある。そんな人達の方が世の中をうまく渡っていけるってことはわかっているから。しっかり女を全うして楽しんでいる。私のような中途半端な性格は男っぽいというかはただ単にひねくれているだけなのでは?とふと思う。たまにその「女」の部分が出ると自分にがっかりするし虫唾が走る。自分も結局はその女のカテゴリーの中に属しているにすぎないんだと。生まれる性別を間違えた気がする。タイトル通り、この作品は100%女の視点から描かれている。タイプは色々だ。もちろんイメージ通りの人物も。共感するかと思いきや、なんだか更に女というものがわからなくなってきた。・・・物事を難しく考えすぎじゃないのか?!と思うのだが、おそらく難しいのだろう、女は。そう思う自分はやはり男に生まれるべきだった。
    • 参考になった 2
    投稿日:2012年03月23日
  • いつの時代も、どんな生き物も、争いからは逃れられない。常に争っている。人間以外だったらオスメスの争い、食糧、縄張りをめぐっての争いといったところだろうか。しかし我々人間となるとさらに枝分かれして複雑な争いになってゆく。人権や沽券、お金・・・シンプルに生きたいとは願っても、社会に関わる以上あらゆる事、物にルールがあって、思うように動けやしない。ルールを破ればもれなく裁きが待っている。しかしルールがあるからこそ人間は人間らしい生活ができるのも確かだ。ルールがなかったらたちまち無法地帯、サルと変わらない。この人間社会がうまくいくようにと頑張っている人達が今回のこの作品。法というルールを巧みに利用し、火消しに奮闘する若手の法律屋の田村。どちらにも言い分がある。怒鳴られ、なじられ、罵倒、恐喝は日常茶飯事だ。その上依頼者とはいえ、無理難題もしばしば。読んでいるこちらの方が胃が痛くなる。さまざまな問題を解決するたびに成長する田村も見ものだ。平和主義、争いはとことん避けたい私には到底無理な仕事だと思いつつ、やはり解決した時は爽快である。
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    投稿日:2012年03月16日
  • 「俺の人生、やっちまった・・・!!」そんな絶望的な言葉からこの物語は始まる。日々淡々と仕事場の工事現場に行き、お決まりの居酒屋で一人飯。休みの日には包丁を研ぎに行く・・・冴えない。ひたすら冴えない。その上友達と言える人もいない。愚痴や悩みを言える相手は建設現場にある棒振り人形の太郎。中年をむかえ、今彼がどうしても欲しいもの、それは恋人でも車でも家でもなく、「人望」だった。彼自身悪い人では決してないのだ。しかし不器用ゆえにやることなすこと全て裏目に出てしまう。必死に頑張れば頑張るほど、周りが引いてしまう。そんな主人公黒沢が「最強」と呼ばれるまでの展開は、時間を忘れて夢中にならざるを得ない。おなじみの福本ワールドも見どころだが、何といってもクライマックスの衝撃。男黒沢の生き様をしかと見届けよ・・・・!!
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    投稿日:2012年03月16日
  • いつからだろう。横にいるこの男をこんなにも疎ましいと感じるようになったのは。あの人が帰るのはいつも日付が変わるかどうか、どちらにしろ私がベッドに入ってから。毎日遅いけどどこで何をしてるのかは知らない。聞いたところで「残業」か「上司の付き合い」その2択しかないのだから。本当は別の事をしているのかもしれないけど。だからと言って別にどうということはない。子供の養育費と家賃と食費を持ってきてくれればあれこれ詮索する気はない。いっそ浮気でもしてバレてくれればいいのだ。離婚出来れば慰謝料をたんまりぶんどってやるのに。それで自分の人生をやり直せばいい。煩わしいあの人ともおさらばできる。うるさいイビキや食べっぱなし、出しっぱなしの食器、臭い体臭。こんなことなら結婚なんてするんじゃなかった。結構いるんじゃないだろうか。こんな風に思ってる人。こんな感情とは対極的に描かれたのがこの作品である。まさに理想。家庭のあり方、夫婦のあり方、親子のあり方の理想だ。冷めきった日本の全ての家庭に、この漫画を捧げたい。私独身だけど。
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    投稿日:2012年03月09日
  • 死後の世界はみんながよく考える事だ。前世、来世、三途の川、幽体離脱・・・さらには葬式の形式はうんぬん。生きている今でさえ尽きない欲望、願望に加え、死んだ後の事まで注文をつける。本当に欲深い生き物だ。自分が死んだ時のイメージはどうだろう。眠るような安らかな顔で棺桶に埋葬され、親族、友人の涙と共に天に召される?残念ながら現実は違う。日本の年間死者数は100万人以上。孤独死、自殺、病気、事故・・・そしてこれからさらに孤独死や自殺の数は増える一方と言われている。自分がどんな死にかたをするか、誰も知りはしない。抜け殻になった自分を、誰が片づけるのかも。これはそんな「特殊清掃」の人達のお話。もし、目の前に腐乱し、強烈な悪臭を放っている自分自身の死体があったら、片づけられるだろうか。正直私は自信がない。それでも誰かがやらなければならない。誰かがやっているから人間社会は回っている。心臓がとまったソレは、生ゴミが腐っていくのと全く変わらない過程をたどって朽ちてゆく。私はこの作品を読んでいて、ふと身内の葬式を思い出した。きれいな状態で死ねただけでもラッキーと言えるのかもしれない。死ぬとはどうゆうことなんだろう。それを一番知っているのは、神主でも坊さんでも僧侶でもなく、誰もが目を背けるそんな仕事を人知れずこなしている彼らなのではないだろうか。
    • 参考になった 0
    投稿日:2012年03月02日
  • 決まった時間に起き、電車に揺られて会社に行く。朝のラッシュ時間、到底座ることなど望めない。運よく座れる時もある。周りの雑音をイヤホンで遮断して、仕事のことなんかを考える。今日にはあらかた終わらせないと・・そういやあの問題って結局どうなったんだっけ・・・そんな事を考えてる内に目のやり場に困って目を閉じる。でも寝てはいけない。あと3駅もすれば乗り換えなければならないから。注意していないと。定時で帰る時もあれば残業の時もある。帰りは夜ご飯に何を食べるかを考えながら寄り道もせずに朝来た道をまた歩く。周りの人も無言で帰宅を急ぐ。朝と同じだ。家に着いたら荷物をソファーに投げ、すぐにシャワーを浴びた後にようやく自分の時間がやってくる。それでもTV番組を2本も見たらすぐに寝る時間がきてしまう。こんなんでいいんだろうか・・・?本当に幸せなんだろうか。幸せだと思う。絶対に幸せだと思う。この作品を読めばわかる。
    • 参考になった 25
    投稿日:2012年02月24日
  • ●このマンガのジャンルを答えてください。

    ファンタジー系である→NO

    ほのぼの系である→NO

    ラブロマンス系である→NO

    近未来系である→NO

    人情系である→NO

    サスペンス系である→NO

    スポコン系である→NO

    パニック系である→NO

    歴史系である→NO

    ギャグ漫画系である→YES


    ●この作品はどんな内容ですか?

    しょーもない男5人組がしょーもない日常をおくる話。


    ●あなたの感想を教えてください。

    山場だのスリルだの感動とか無いけど久々に漫画で声出して笑った。
    • 参考になった 1
    投稿日:2012年02月24日
  • ハーバード卒の高学歴、高収入で容姿端麗。仕事一筋のキャリアウーマンの主人公、スミレ。誰もがうらやむスペックを持つが、男性社員をものともせず出世していく彼女を疎ましく思う輩も多く、周りから孤立しがちだった。完璧を装うことで弱い自分を見せまいとギリギリのところでバランスをとっていたが、ある青年「モモ」との珍妙な出会いからスミレの生活は一変する。少女マンガにありがちと言えばありがちな内容に思えるが、しょっぱなからこの不思議な青年と恋愛関係になるようなチープな話ではない。この青年の存在が、スミレの硬く閉ざした心に少しづつ変化をもたらしていく。タイトル通り、スミレにとってモモはペットという位置づけであり、恋人への愛情とペット、2種類の愛情を持つが、そのどっちつかずの不安定な気持ちに悩む。話のもっていき方などみても、読者を引き込む要素の多い大人っぽい少女漫画であると感じた。
    • 参考になった 11
    投稿日:2012年02月17日
  • 格闘技で世界の頂点となった人間がいた。「俺は地上最強の男になったんだ…」そう酔いしれる男に謎の人物(?)が問う。「はたして本当に地上最強かな?」言われるがままにつれてこられた場所は、我こそが最強だと血をたぎらせ待つ野生動物が集結したアフリカの天然コロシアムだった。 この作品の主人公は人間ではなく野生動物たちだ。個性豊かでユーモアに描かれつつ、種の頂点にいたるまでには悲しく苦しい過去があったりする。体が小さいもの、動きが鈍いもの。しかし決してあなどってはいけない。野生において負けるということは死ぬということ。生きる事に死ぬもの狂いの野生動物を前にして、人間はあまりに無力だった。「おいヒト、野生をなめるなよ。」 ギャグ要素たっぷりの作品だが、このセリフに全てが集約されている気がして、胸に刺さる。笑いあり涙あり興奮あり、時間を忘れてしまうこと間違いなしです。(2012/2/10)
    • 参考になった 0
    投稿日:2012年02月10日
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