イノウエ
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【イノウエ】さんのレビュー一覧

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1~22件/22件 を表示

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  • 三ノ輪生まれということもあってか、荒木経惟氏は東京の街並をよく撮影しているように思います。この『東京風』に収められているのは新宿、池袋、六本木、浅草の街と外国人労働者を中心とした人々の日常です。撮影されたのは1992年。繁華街の風景は今よりももっと猥雑で混沌とした印象を受けます。石原慎太郎さんが「ゲロのような街」と表現した東京の街もこの20年で少しは洗練されたのだな、と感じます。そんな猥雑な世界にあって、そこに写る人々の表情にはどこか間が抜けていて微笑ましい印象をうけるのは、荒木さんの力でしょうか。好景気のなせる業なのでしょうか。ここに笑顔で写っている人たちは今何をしているのだろう。故郷へ帰ったのだろうか。どこかでこの時代の生活を懐かしんだりしているのだろうか。「東京」のアウトサイダーであり、一方で当時の「東京」を象徴するような存在だった外国人労働者たちの日常の姿を見ていると、ついそんな想像をしてしまいます。(2013/1/4)
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    投稿日:2013年01月04日
  • 古代遺跡などが存在する有名な観光地に行くと必ずといっていいほど「日帰り遺跡巡りツアー」なるものが存在します。僕は歴史に興味がないというわけではないのですが、過去に遺跡を眺めて興奮した、楽しかった、という経験があまりないため、今日までほとんど参加したことがありません。本書は若かりし立花さんが40日間に渡ってギリシャの島々を訪れ、そこに点在する遺跡の数々を巡りながら感じたこと、考えたことが美しい写真とともに綴られています。その中で遺跡の楽しみ方、というものを立花さんはこう言っています。「遺跡を楽しむのに知識はいらない。黙ってそこにしばらく座っているだけでよい。大切なのは、「黙って」と「しばらく」である。できれば、二時間くらい黙って座っているとよい。そのうち、二千年、あるいは三千年、四千年という気が遠くなるような時間が、目の前にころがっているのが見えてくる。抽象的な時間ではなく、具体的時間としてそれが見えてくる。」 なるほど、遺跡を楽しむにもコツがあるようですね。今までもったいないことをしていたのかもしれません。そのほかにも、ただの旅行ではない、立花さん流「思索紀行」のコツがたくさん入っています。
    それと、この電子書籍版『エーゲ 永遠回帰の海』には電子版のみの特典として、「立花隆 エーゲを巡る」と題した増補写真集(50ページ以上!)も巻末に収録されています。eBookJapan編集部が選び抜いた「思索の旅」を語る写真たち。こちらもどうぞお楽しみください。(2012/12/28)
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    投稿日:2012年12月28日
  • みなさん、地元を愛してますか? 『ヘタリア』以降、こういうマンガ増えてますね。擬人化って確かにイメージしやすくて面白いです。このマンガはそのまま47都道府県をキャラ化して各県の特性を面白おかしく表現しています。千葉VS埼玉、大阪VS京都、広島VS岡山など近隣の県同志のライバル関係ってほんとにあるんですよね。また各地方にリーダーを自称する県や地理的・文化的に無関係を主張する県など、県民の繊細なこだわりをとてもうまくとらえています。全員が大阪に反発してまったく意見がまとまらない関西グループや、内気で誰も話を切りださない東北飲み会、お土産の時だけヒーローになる北海道民など、出身地方であれば必ずやニヤニヤしてしまうことでしょう。自分の郷土がどんなキャラに描かれているか、是非チェックしてみてください。(2012/3/9)
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    投稿日:2012年03月09日
  • 懐かしの名作がついに電子書籍で登場しました。週刊少年ジャンプが黄金期といわれていた時代に連載されていた人気作なのでご存知の方も多いと思います。
    個人的にも大好きだった作品で、少年ジャンプを開いてまず最初に、『ドラゴンボール』よりも先に読んでいたくらいです。
    そんな思い入れのある作品だったのですが、長い間読み返す機会もなく、登場人物もあやふやになりかけていましたのでこれを機に読み返してみました。
    当時はあまり印象になかったのですが、1巻~4巻くらいの初期の頃なんかは完全にギャグ漫画テイストで、今読んでも最高に笑えます。二号生筆頭代理の江戸川先輩などもっとひっぱってもらいたかったような。。もちろん本格格闘マンガとなってからも最高なんですが。
    驚邏大四凶殺(きょうらだいよんきょうさつ)、大威震八連制覇(だいいしんぱーれんせいは)、天挑五輪大武會(てんちょうごりんだいぶかい)……。死と隣り合わせの究極の闘いの中で見せる男塾魂を感じてください。(2011/8/12)
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    投稿日:2011年08月12日
  • 「負けることは恥ではない!戦わぬことが恥なのだ!」

    1ページ目からこの金言。ついに登場です。少年チャンピオンが誇る戦慄のカルトアクション、『覚悟のススメ』。いやー、懐かしいです。15年前の連載時はこの作品の持つあまりの特殊性に全くついていけなかった記憶がありますが、他方では(一部の)熱狂的なファンを獲得していたようで。今でもその熱は冷めやらぬどころか、後年の『シグルイ』の大ヒットで益々危険な方向へ向かっているとかいないとか。

    ともあれこの『覚悟のススメ』、なんといってもセリフが熱い!「その言葉、宣戦布告と判断する!」とか「当方に迎撃の用意あり!」とか「雑草などという草はない!」などなど・・・今になって読んでもその熱い言葉の数々に心揺さぶられっぱなしでした。(2011/2/25)
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    投稿日:2011年02月25日
  • 「まんがの日」なる記念日があるのですが、皆さんご存知でしょうか?その日とは11月3日。まんがカルチャー最前線を独走する日本国民ならば覚えておかなくてはなりますまい。その日はまんがの現人神、故・手塚治虫大先生の誕生日なのです!!(`・ω・´)ゞビシッ!! これはもう国民の休日としてもいいんじゃないでしょうか…。 没後20年以上たった今も絶大な影響力を持ちつづけるゴッドファーザーについてはもはや私ごときが発せる言葉もありませんが…、ひとつだけ、大好きな作品ということでこの「アドルフに告ぐ」をオススメさせてください!第2次世界大戦を舞台に日本とドイツをまたにかけ、3人の「アドルフ」の運命を心地よいテンポで描いたこの作品。手塚サスペンスの醍醐味を味わえる大名作です。何度読んでも見事すぎるストーリー構成。これぞ神様クオリティ! 「まんがの日」ということで、本日から1週間限定にてポイントアップ中ですので、まだ読んだことのない方はこのチャンスに是非ご一読を!さらに手塚10作品ほか、ポイントアップ対象作品は全部で100タイトル!どれも「まんがの日」にふさわしい濃厚な激渋ラインナップです。日本が生んだ最大のポップカルチャー、「まんが」の世界を再発見してみませんか?(2010/10/29)
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    投稿日:2010年10月29日
  • 奥田英朗の脱力系人気シリーズ、愛読している方も多いのではないでしょうか。第2弾であるこの『空中ブランコ』。これまた毎度の"伊良部"節全開です。
    飛べなくなったサーカス団員の悩みを聞くうちに、持ち前の好奇心で首を突っ込み、サーカス中に大暴れする伊良部先生。知ってか知らずか周りはヘンな方向に・・・。悩んでいることがバカバカしくなってしまうトンデモ精神科医・伊良部の脱力治療。ちょっと元気のない時に不思議と癒されます。大人気の同シリーズ、『イン・ザ・プール』『町長選挙』も絶賛発売中!(2010/9/24)
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    投稿日:2010年09月24日
  • やばいのがでちゃいましたよ。「ウシジマくん」などとかわいくいってる場合じゃない。『ナニワ金融道』、『ミナミの帝王』など金融業者をテーマにしたマンガは多々ありますが、これは別世界。破滅していく人を容赦なしにとことん追い詰めるマンガ。ほぼオールバッドエンド。本当に最低の気分にさせられます。。。まあそんなのをなぜオススメするかっていうと、このマンガ、いろんな意味で強烈な人生のアンチテーゼを叩きつけてくれるため、いろいろ考えさせられるんです。そして「絶対に闇金の世話になってはいけない」、「こういう人間になってはいけない」と否が応にも自覚させられるのです。毒をもって毒を制す、ある意味ショック療法のような効果でしょうか。ただそれも時間がたてば、の話。 実際読んだ直後はもう完全に打ちのめされますけどね。。。みなさま、心して読んでください。そして少しでも落ち込んでいるときには絶対に読まないように!(2010/9/17)
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    投稿日:2010年09月17日
  • 映画化もされたスペリオールの大ヒット作品。小山ゆうの作品はどれも面白いのですが、この「あずみ」は抜群です! 何よりも主人公・あずみのヒロイン性が素晴らしすぎる!命令されるがままに要人暗殺を繰り返す迷える聖少女。なんなんでしょうこの魅力は。小山ゆうお得意の人物描写の妙もあり、脇役たちもとても魅力的に描かれています。 まだ読んでいない方は是非立読みを。刺客として純粋培養された少年少女たちの行く末は!?殺戮の日々のなか、あずみは何を感じどう成長するのか!? 読み始めたら止まらない、大人買い必至のジェットコースター時代劇アクション!超オススメです!!
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    投稿日:2010年09月10日
  • 掲載作品はすべてポイントアップなど絶賛特集中のビッグコミック・スピリッツ。数ある名作の中でも今回はこの『月下の棋士』をオススメします。将棋という地味なテーマながら人気を博し、テレビドラマ化もされてしまった本作、やはり見事なエンターテイメント。将棋のルールを知らなくても十分に楽しめる作品です。
    著者が『哭きの竜』の能條純一ということで、お得意の勝負哲学盛りだくさんの骨太ストーリー。話ももちろん素晴らしく面白いのですが、この漫画のもう一つの魅力は、主人公・氷室将介の前に立ちはだかる個性的すぎる登場人物たち。これにはモデルとなった実際の棋士がいるのですが、それぞれ独自の考え方や勝負哲学を持っていてカッコいいんですよ。中でもやっぱり将介とその宿命のライバル、滝川のキャラクター対比は見事すぎて、二人の勝負の行方がどうしても気になってしまう。全32巻の長編ですが、一気読み必至の面白さです。将棋のルールを知っている人も知らない人も、このちょっと特殊な「将棋エンターテイメント」を是非楽しんでください!(2010/9/3)
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    投稿日:2010年09月03日
  • 恐怖漫画の第一人者、楳図かずおのSF作品。人間とキカイの関係から解き明かす愛の物語。
    「奇跡は誰にでも一度おきる だがおきたことにはだれも気がつかない」という作品のキャッチフレーズ?が印象的でした。
    ホラー漫画タッチの印象でぱっと見の読みにくさもあるかもしれませんが、『14歳』と同様、こちらも是非読み進めていただきたい作品。
    「奇跡」がおきる瞬間のシーンの疾走感、タイトルにもなっている「真悟」という名前がでてきたあたりからは、きっとページをめくる手が止まらなくなるはず。最後は納得の読了感をお約束します。
    狂気と可憐さを持ちあわせた楳図先生渾身の扉絵アートにも注目してください。
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    投稿日:2010年04月30日
  • 「全人類必読!」のキャッチも効いている、アフタヌーン掲載の歴史的怪作。
    ある日地球に舞い降りた寄生生物と人類の戦いというSFの王道のような設定ながら、執拗なほどリアルな描写で身に迫ってくる危機感は相当なものです。SFというか、サスペンスといっていいかも?新一をはじめ、田村玲子、後藤など各登場人物の個性や価値観の差別化も完璧で、その価値観に沿った頭脳的な戦術は今読んでもほんと感服してしまいます。
    ちなみにこの作品はそのテーマやスケールの大きさからか"Parasite"として翻訳され、一時はハリウッド映画化の話もあったほど海外で人気だったそう。おしゃれ度は最低ランクですが漫画界屈指のホラーエンターテインメント!全人類必読!!
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    投稿日:2010年03月05日
  • ちょうど高校時代、僕の身の回りにはこれを読んでいない高校生はいませんでした。ヤングマガジンに掲載された言わずと知れた超メジャーギャグマンガ。
    前野と井沢のB級でとてつもなくくだらない絡み、田辺、田中等のC級脇役、そして健全な男子であれば誰もが持っている、ちょっといやらしく相当恥ずかしい妄想をものの見事にとらえて思春期の僕らの思考を完璧にジャックしたのがこの漫画です。当時だからあんなに笑えたのかな、と思い久しぶりに読んでみたのですが・・・いやー、いまだに全然笑えますよ。全然いけます。もうこれは僕らの世代の笑いのルールブックといっても過言ではありません。超名作!!
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    投稿日:2010年02月26日
  • 荒木経惟写真全集、おすすめは第3巻「陽子」。僕はアラーキーという写真家について何も知らなかったのですが、これは写真だけでなく読み物としても十分読み応えのある作品でした。
    写真の合間に妻である陽子さんの手記が挿入されています。とても素直な文章で彼女の人柄が伝わってきます。リアルな写真も相まって出会いから恋愛を経て、結婚してからの2人がどういう関係だったのか、夫婦の情だけでなく友人として、また荒木氏が言う時には愛人としての陽子さんとの信頼関係がとても伝わってきます。最後、荒木経惟本人が陽子さんの死について書いた自筆の文章は涙なしでは読めません。「私を写真家にしてくれたのはヨーコだった。」という荒木氏。高名な写真家・アラーキーとしてではなく、荒木経惟という人の人となりを知ることのできた、とても印象深い一冊になりました。
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    投稿日:2010年02月05日
  • 電子書籍として先日蘇った『世界大博物図鑑』という膨大な資料を一人で作り上げた荒俣宏氏。その氏が自身のコレクションを編集した「脳内パノラマとしての図像を探検する『ファンタスティック12』」。僕のおすすめは第4巻『民族博覧会』。

    冒頭にはこうあります。「わたしたちがなぜ異民族に関心をもつか、といえば、それは、文化的にも民族的にも遠く離れた人々との対面がもたらす<新たな啓示>を期待するからにちがいない。」。これはどれだけ時代が変わってもなくなることのない「新奇なるもの」への憧れという人の本能なんじゃないでしょうか。16世紀~17世紀、まだほとんどの人が異文化圏を知らない西欧で、名前も知らないような異民族文化をなんとか紹介しようとした図像の数々。特徴をしっかり伝えようという思いや異文化へのとまどいなどに思いを馳せながら見ていると本当に飽きません。当時の西欧人の<新たな啓示>への欲求を強く感じることでしょう。これらの出典元は300年前の旅行(冒険?)ガイドブックのようなものだったのかもしれませんね。
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    投稿日:2010年01月29日
  • あれからもう10年になりますか。キング・窪塚君が輝きをみせていたTVドラマも話題となった本作。今のご時勢となってはちょっと古さはいなめないものの、この作品の面白さは永遠ですよ。猥雑な内容なんだけど文章は理路整然ととても洗練されていて、ほんと読みやすいです。
    さて、本シリーズのタイトルともなっている舞台「池袋」。どんなイメージをお持ちでしょうか。東京副都心で言うと永遠の3番手。都内辺境の都ですよね。僕は地元が池袋にあり、ウエストゲートパーク(こんな呼び方はしてませんでしたが)がまさに遊び場であった頃に青春を送りました。この作品にあるような出来事は知りませんが、そんな感じの雰囲気あったなー・・・などとこの作品を読むと漠然と当時の空気を思い出します。15年前、「西口公園」を「I.W.G.P.」と呼んでしまいかねない危険を孕んでいた頃の「池袋」の空気を見事に捕らえている作品だと思います。ただ、今でも「池袋」というとこの作品のイメージで捕らえられるのはちょっとつらいですけどね。
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    投稿日:2010年01月22日
  • これは重い。とても重たいマンガです。オススメするのもどうなのかというくらい。

    タイトルの「托卵」というのはカッコウという鳥の習性。「他種の鳥の卵の中に自分の卵をひとつ置いておき、他より早く孵ったその雛は他の卵を落とし、唯一の雛の立場となって餌をもらい成長し巣立っていく」というある種の「寄生」ともいえる習性です。

    このマンガは、それにちなんで「カッコー」と呼ばれている架空の民族の話。農耕も宗教も持たず、定住を好まず流浪するカッコー。果たして彼らは「托卵」しているのか、いないのか。そしてその答えは本当に問われているのか。人の心に存在する「差別意識」の根源とは…。

    著者のひさうちみちお氏は、そんなあまりに重すぎるテーマを独特の筆致で淡々と何の偏りもなく描いていきます。イラストレーターだけあって絵はさすがの丁寧さ。後半は政治・宗教・軍隊の思惑が中世(?)を舞台に入り乱れ暗躍する政治マンガとなっていき、一冊によくもこれだけの要素をつめられるなーと驚きます。最後は非常に微妙なところで終わってしまいますが…。

    とても一冊とは思えない内容の濃さとなんともいえない読了感にうちのめされることでしょう…。心して読んでください。
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    投稿日:2009年12月04日
  • 火曜サスペンスのようなタイトルに昭和フレーバーを感じさせる表紙。30年近く昔の作品ということでちょっととっつきにくい印象もあるのではと思うかもしれませんが、これはわりと気楽に読み進められる作品です。
    フランス在住15年、無職の中年男、羅生豪介の場当たり的な海外生活ぶりというのが前半の主なテーマ。この路線の短編で話が続いていくのかな、と思い読み進めていたのですが、2巻の終わり、ヒロインの登場により「年の差国際恋愛」という要素を得て物語は一気に進展。このヒロイン、マレッタという女の子がまたとても魅力的に描かれており、枯れおやじ風な豪介との対比はとてもいいバランスです。30半ばまで無職の無頼外人であった豪介も物語の中盤にはついに定職を得て、KGBやら中東戦争やら陰謀に巻き込まれながらも国際結婚について真剣に考えたり。
    しかしこの作品に感心してしまうところは、当時のヨーロッパと日本の社会情勢や人間性の相違点・共通点がとても自然に描かれているところ。これが70年代の日本人の国際感覚だとしたら当時のほうがよほどグローバルなんじゃないかと思ってしまいます。30半ばのおっさんと16歳のパリジェンヌの恋・・・なんともうらやましい話です。
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    投稿日:2009年11月27日
  • 好きなんです、野球。いわゆる「プロ野球」。今でこそメジャーメジャーと言っておりますが、私も楽しみに見ておりますが、そこで見ている部分はまだまだ「日本の一流選手がどこまでやれるか」といった「プロ野球」視点な気がするんですよね。しかし、この漫画「ジャイアント」の舞台はのっけからアメリカ、メジャーリーグ。身長2mを超える巨体である巨峰貢、通称「ジャイ」はその規格外の体格とパワーからか、なにをしても日本の枠に上手に収まりきれません。ドラフトもだめ、恋愛もだめ、彼自身本気になることを止めてしまうという最悪の状況から一念発起、「思いっきりかっとばしたい!」という夢をかなえるため、メジャーリーグに渡ります。まあここからライバル達としのぎを削り、仲間達と助け合いながらのし上がってゆくわけなんですが、舞台はアメリカ。当然「野球」と「ベースボール」の文化摩擦がでてくるわけです。この漫画、そこらへんがかなり描かれていてスポーツ文化的にも面白いんです。特訓至上主義の昭和熱血野球、したたかで頭脳的な90年代風ID野球、生死を賭けた真剣勝負の侍野球。ジャイを中心とした良くも悪くもとても日本的なキャラクターたちがどのようにアメリカ野球に適応していくのかにも注目してみてください。メジャー野球の見方もちょっと変わるかもしれません。
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    投稿日:2009年09月18日
  • 小学生の頃、どんな遊びをしてどんなことを考えていたか、思い出す機会もないし思い出せない。なんとなく楽しかったということだけは覚えているんですが。
    このタイトルの「S60」とは昭和60年代。年号がかわる間近のその時期にまさに小学生だった自分は、この作品を読んで当時の様々なことを思い出しました。ここに登場するキャラクターやエピソードはどれも当時の子供社会に共通していて、「あーいたいたこういう奴」とか「あったなー、そんなこと」と当時を思い出すことばかり。しかし、登場人物たちは子供そのものなのですが、この漫画には常に著者の「大人」目線が随所に入れられています。それが妙に鋭い。「ショウワのガキどもより、ヘイセイの大人たちへ」というキャッチのとおり、十分に大人目線で読むことができました。
    大人が見る「子供社会」と実際にその狭い世界で過ごしている本人達との感覚のズレ、そんな独自の視点でこの不思議な世界を描いてくれた川畑聡一郎先生が若くして亡くなられたことは同世代として残念でなりません。ご冥福をお祈りいたします。
    そして最後に、これは同世代ならずとも分かっていただけるでしょう、主人公の彼女である「光子」の可愛さは特筆に値します!
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    投稿日:2009年09月11日
  • 最近ドラマ化もされたこの作品の設定は「秘境の温泉宿で働く元殺し屋の日常」。このテーマだけでもぐっとくるものがあるのですが、1話完結のこの作品、各話が本当によくできています。主人公・源さんと温泉宿の面々が織り成す情感豊かな物語にほろり、とはしませんが、ふとちょっと考えてしまうことも。
    殺し屋から温泉宿従業員というありえない落差の転職をした源さんは日々の出来事に対して、そのまとめワード「ウイッス」で悲喜こもごもを飲みこみ、また仕事に向かいます。ある意味これは広義の「職業マンガ」とも言えるのではないでしょうか。
    そんな源さんと個性豊かな登場人物たちの日常は、いい意味でも悪い意味でもリアルな人の心情の部分を感じさせてくれるとてもエモーショナルな作品です。
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    投稿日:2009年08月28日
  • 「ツッパリ」という文化が途絶えて久しい平成ニッポンユースシーン。
    もちろん不良がいなくなったのか、ということではなく不良な方々のライフスタイルが変わっていったのでしょう。現代の中高校生には「ツッパリ」の日常はもはやファンタジーの世界かもしれません。
    この全48巻の“超王道”不良漫画はそんな「ファンタジー」の悠久なる一大絵巻。通称「ビーバップ」の名を知らない人はいないであろうビッグタイトルでありながら、そのヴィジュアルとテーマの古さからかいまいち話題に上ることがないのが残念なところ。昨今のメディアで取り上げられる不良ムーヴメントとはまた一味違った、何のドラマ性もないリアルな(ダサい)ツッパリ達のけだるい日常を描いた本作は、まさに不良による不良のための不良漫画です。

    時代は違えど、「勉強嫌い」「スポーツだるい」「でもモテたい」といった不良構成エッセンスは永遠はなず。そんな不真面目要素たっぷりの彼等の日常は今でも大いに笑えます!
    この当時を経験された方も、ファンタジーを求める平成育ちの方も、ただ単に忙しい生活に疲れた方も、この愛すべき昭和のオチコボレ達が醸し出すゆる~い空気と会話に笑ってください!
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    投稿日:2009年08月28日
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