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【まぎさん】さんのレビュー一覧

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  • 1
  • 迷信か、本物か。
    田舎の農村風景。といえば牧歌的で聞こえはいいかもしれません。
    とんでもない。田舎が持つ昏い部分だってあるんです。
    そうした田舎の陰湿な部分をベースにしつつも、救いを与える旧い信仰体験のような不思議な話の数々。
    いや迷信でしょう。まさかそんな。と思う一方で、もしかしたら本当にある……?と思ってしまうような二つの視点が漫画の中に危ういバランスで入っている。
    中々に読む人を選ぶ、日本の奇譚漫画です。
    • 参考になった 0
    投稿日:2018年07月21日
  • ぼっち女子。というと可愛らしく聞こえるが……
    主人公がゲスいんです。
    なのであまり可哀相じゃあなくて、おいおい……と生暖かい視線を送れるほどよい距離感。
    でも時々、主人公が可愛らしい。
    ぼっち特有の「あるある」を押さえていて、身に覚えのある人は、自分の過去を思い出して結構なダメージをもらうことも。
    でもこの漫画、学年が上がるごとにきちんと成長していくんです。
    ぼっちあるあると空回りの1年生。
    類は友を呼ぶ?の2年生。そして「友人」ができていく3年生。
    3年生にあがってからが俄然面白い!
    ぼっちあるあるから、孤独を抱えた少女たちの群像劇へ。卒業式は一体どうなってしまうのか。完結がとても楽しみ。
    • 参考になった 2
    投稿日:2018年07月21日
  • ネタバレあり
    えっ?と思わせる、三つめのグリム童話
    白雪姫や七匹の子やぎといった、子供の頃に聞いたことのある童話。
    ひところ「本当は怖いグリム童話」といった話題を聞いたこともある人もいるのではないでしょうか。

    実際、はじめて出版されたころのグリム童話には、奇妙な話のものや、残酷に思える展開の話が収録されており、版を重ねるごとに内容が少しずつ変化していった経緯があります。
    なぜそうした経緯をたどったのかはさておき、本作品はグリム童話の内容を踏襲しつつ、あっと思わせる展開に満ちた童話の数々が収録されています。

    そうした思いもよらない驚きが、また面白い。
    童心にかえったかのような、続きを読みたいと思わせる構成は、さすが長年奇譚を手掛けてきた作者の手腕によるもの。
    この「童話集」には心がなごむようなメルヘンさはありません。
    しかし、奇妙で驚きに満ちた不思議な世界に浸りたいならば是非オススメです。
    • 参考になった 0
    投稿日:2015年12月16日
  • ネタバレあり
    擬人化された虫の美しさとおぞましさ
    立ち読みで面白そうだなと思い3巻まとめて購入。

    1巻だけなら、恐ろしくもまだ綺麗だなという印象が残る転校生の聴久子。
    2巻で違和感がじわじわと侵食していき、
    3巻で完全に「虫」の持つおぞましい面があらわれていきます。

    ストーリーはそこそこといった感じで、
    絶賛するほどではないけど、まあ面白かったというのが正直なところです。
    • 参考になった 3
    投稿日:2015年12月16日
  • ネタバレあり
    心の救いと宗教とエレベーターの男
    まず、若干ショッキングな、ありていにいえばグロいシーンがあります。
    その点を踏まえた上で、女の子が可愛いなと思ったら是非オススメします。
    人を選ぶため☆3ですが、個人的には☆5です。

    人間の精神世界が可視化された電脳空間のような世界。
    そこでの情報は、現実の人間の精神にも影響しあっており、その世界に入る事ができるのは一種の「悟り」を開いた人間のみ。
    現実世界ではいくつもの新宗教が浸透していて、救いを求めて人々はそれらに縋っています。
    さて、彼らの「救い」はそれで得られるのでしょうか。

    いじめ、ストレス、生まれながらの障害。過去にあった出来事。
    登場人物の陰には、人生の困難さがつきまとっています。
    しかし、その中で「悟り」を開いた人間は屈折していながらも、善悪を超越してどこか突き抜けた痛快さを見せてくれます。

    そんななか、作中では主人公がすむマンションのエレベーターにコートをきた男が背を向けて立っています。
    表情こそ見えませんが、その背中はなんとなしにくたびれていて、いまにも自殺してしまいそうな悲壮感を印象付けています。
    この男、ストーリーには全く関わりがありません。
    しかし、本作の隠れた主人公であり、ひとつの象徴でもあると言ってもよいでしょう。

    狭苦しいエレベーターの一室で、壁に向かってじっと立つ、かなしげな背中。
    人生の困難さを思う時、エレベーターの男の事を考えずにはいられません。
    本筋のストーリーと、登場人物と、エレベーターの男。この三つに注目して読んでみる事をオススメします。
    • 参考になった 0
    投稿日:2015年10月20日
  • 1