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【さるる】さんのレビュー一覧

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1~24件/24件 を表示

  • 1
  • 誰かを救うということ
    最初に『お菓子の家』を読んでしまい、あとからこの『夜明けには優しいキスを』のスピンオフ作品だと知りました。
    『夜明けには~』を先に読んじゃったら、加瀬のその後が気になるはずです。
    主人公、要には忘れることができない過去の過ちがある。そのせいで愛してもいない加瀬の暴力とそれと同じ意味しか持たないセックスを受け入れている。
    そうすることで自分は贖罪をしていると思い込んで。
    人が他人を救うことは、おそらく無理なことなのだと思います。一方的には。
    片方が救いたい救いたいと思っても、もう片方がその手を掴んで引きずり込もうとする関係では、きっとどちらも救われない。ダメになってしまう。
    先にその事に気がついたのは加瀬の方だったということがこのお話の最大の救いだと思います。公平の存在ももちろんそうだけれど、加瀬が要の愛情に気がついて、その手を離したからお互いが前に進めるようになった。
    ワンシーンだけ『お菓子の~』とリンクする駅でのシーンで、加瀬にすでに新しい生活が始まっていると知っている状態で私は読んでいたので、本当によかったね、とグッと来ました。
    高階祐さんのイラストも美しい。表紙の朝日の昇る町と二人の表情はこの作品をまるごと表していると思います。
    • 参考になった 2
    投稿日:2016年09月23日
  • 作家買い!
    もう、あらすじも読まんと買ってしまう大好き作家さん、秋平しろさん! コミックス派なので大丈夫でしたが、これは雑誌で追いかけたら精神安定上よくない展開でしたねー。ドキドキしました!
    大学の先輩、エビさんが大好きな貝森と、その貝森くんに秘密にしていることがあって素直になれない先輩、海老原をめぐるお話。
    とにかく、貝森が一途でワンコで可愛いのですが、私がドキドキしたシーンでは、ああ、もうこれで終わっちゃうのかなって表情をするんです。
    海老原の斜め上の葛藤も、わからないではないから余計にもどかしい。
    秋平さんの安定の紳士は今回先生ですよ! 先生、ダメなやつだけどカッコイイ!
    お互いのことが好きすぎて、悩む青年たちを堪能できる一冊です。
    • 参考になった 4
    投稿日:2016年06月24日
  • おっさんがもだもだd(^o^)b
    『ふたりの熱量』に掲載されていた『右か左か』のCP、北條と南海の続編。
    前回で生涯のパートナーはお互いである、確認した二人だけれど、肝心なことの決着がついていなくて……というお話。
    それだけでなくて、例えば親に対してのカミングアウトや、同棲しようってことになったときの会社への説明など、同じ会社で40代の二人には問題が山積。
    どちらかというと几帳面で神経質そうな北條が、そこら辺はざっくりと解決していき、ちょい軽めに見える南海の方がぐるぐる悩んでいておもしろいです。
    「お前の餃子が何でかうまい」とか「角煮はいい肉を探す旅から始まる」とか、何でもない日常が幸せっていいですねー。
    もちろん、橋本あおいさんだもん、えっちもあるよー。
    牡蠣とアスパラで、頑張れ、40代!
    • 参考になった 8
    投稿日:2016年06月11日
  • 芸術品のような肉体美(///*_*///)
    座裏屋さんは初読み。
    この『VOID』が紙で出たとき完全受注生産に惹かれて購入を考えましたが今となったら買っときゃよかった。
    そのくらい、素晴らしい内容です。
    とにかく絵が美しい。それぞれのキャラクターがしっかり立っていて魅力的。表情が豊かで、例え暴力的なシーンでもその裏側を読めるので辛すぎない。
    ざっくり言っちゃうとアンドロイドものです。
    私はあまりファンタジー要素の強いものにはひかれないんですが(ex.バンパイヤものとか動物が変身しちゃうのとか)たまに手に取ってしまっても、ほとんど後悔してないので実は好きなのか? と考えを改める必要があるかもしれません。
    男性専用愛玩タイプのヒューマノイドとしてマキの家に運ばれてきたアラタ。彼には実在の人物の遺伝子と記憶の一部が搭載されており、その実在の人物というのが……という幕開け。
    アラタには「刷り込み機能」もついており、最初に見た人を好きになるようにプログラミングされているのです。本当に雛鳥のようにマキの後ろをついて歩くアラタの可愛らしさ……(///ω///)
    段々と「アラタを」愛するようになるマキが出す結論に涙が出ます。
    アンドロイドものは「プログラム」という設定上の都合のよさがあるように思えて、どうにも気が進まないことがあるのですが、この本はその最後の決断にお約束がひっくり返される小気味良さもあります。
    感情を持ち人を好きになれるのならアンドロイドでなくてもいいんじゃないの?とも読んでる途中に思ったりもしましたが、その設定がなければ最後の決断もないわけなので、これはこの二人でなければあり得ない愛の形なのだと納得しました。
    アラタの記憶の一部のオリジナルとなる人物の、過去のシーンが少し分かりにくかったように思いましたが、それでも、幸せな結末でホッコリしました。
    ぜひ、アラタと一緒にマキの美しさに「わわっ」となってください。
    • 参考になった 19
    投稿日:2016年05月05日
  • 朗報ですよっ!
    内容はまあ、相変わらずお前たち人の血税で何しとるんだ、というけしからんものですが(笑)。
    なんと、手書き文字が一巻に比べてスッキリ読みやすい!
    紙の本と比べたわけではないので、これが、電書版だけの気遣いなのかはわかりませんが、もう十分に世界観を楽しめますよ!
    新たなCPも登場して、あら、あの人たちはどうしてるのよ、と色々お預け食わされてる感はありますが次巻へのお楽しみですね……って、紙ではもう三巻出てますよねっ!待ちきれないよー。なるはやでお願いします!
    • 参考になった 10
    投稿日:2016年05月05日
  • うざい男がかわいく見えてくる不思議……
    結構前の本ですね。かわい夕美子さんは初読みです。
    この本は『上海金魚』『月一滴』というお話に挟まれた三部作。全部独立していますのでひとつだけ読んでも大丈夫です。
    上海金魚に出てくるCPがすべてのお話に顔を出すので、彼らをめぐる物語、ととらえるのが正解だと思うのですが、この『透過性恋愛装置』に出てくる北嶋があんまりな性格なので三部作の中で一番のインパクトを残してくれました……。
    この北嶋、本当に嫌な男です。
    まず、人の気持ちや立場をおもんばかることを知らない。自分が一番だと思っている(しかも腹立つことに実力とかなり華やかなルックスを持っている)。興味のないやつはいないに等しい。エッチはめんどくさいから勝手に上に乗っかって済ましてほしいとか、堂々と言っちゃう。
    とにもかくにも空気など読む努力など皆無の男です(ゲイバーにつれていけと自分で頼んでおきながら、店員に向かって『ガチでオカマだ』とか言いやがった日には張り倒したくもなろうと言うものです)。
    そんな北嶋が恋に落ちたのは設計のコンペで出会ったホテルの企画部長、牧田。日本人ばなれした長身としっかりした体つきの、腰に来るようないい声を持った男でした。
    見せびらかせるような恋人をはべらかすことには苦労しなかった北嶋がまさかの男に心惹かれ、ところが戸惑うどころか爆走乙女と化してあの手この手で気を引こうとします。
    本当に半分くらいの北嶋は腹立つ腹立つ、こんなのが同じ部署だったら絶対配置がえを希望する!っていうほどやなやつなのですが、この、嫌なやつキャラがじっくり浸透したあとの替わりっぷりがこのお話の醍醐味。
    失恋したと言ってはおいおい泣くシーンは、なんか今までの無礼の数々を水に流してもいいかと勘違いしてしまうほど。
    決して共感できないムカつく男が、最後にゃ可愛らしく見えてくるのはひとえに攻めの牧田のお陰かもしれません。紳士面して、エロいよ牧田。
    これを読んだあとに『月一滴』を読むとただでさえかわいそうな橋本が、さらに不憫に感じられる魔の相乗効果、恐ろしい……。
    • 参考になった 3
    投稿日:2016年04月12日
  • 優斗かわいいよー。
    『恋になれ!』の気になるあの子、仲嶋くんが長くこじれた恋をする『恋なんかしたくない』。是非、「今日から兄弟になりました」からどうぞ。
    仲嶋くんとってもいい子!かわいい!健気!
    『恋になれ!』の裏側でそんなに切ないことになっていたのかと、グッと来ました。
    お互いがお互いを思うばかりに距離は離れたり近づいたりして、足かけ5年という月日が流れます。長い、長いよ。根性ありすぎ。
    紆余曲折の末、やっと思いが通じてのエチシーンもいいです。元気な弟キャラだった優斗(仲嶋くん)の色気のある視線も、かわいいヤキモチもいい。
    でも、お兄ちゃんの「優斗のことは毎回~」の壮絶色っぽい顔は優斗でなくてもコロッといきそうです。
    整いすぎの髪型が、ちょっとな、と最初思ったことは内緒。
    • 参考になった 10
    投稿日:2016年01月24日
  • ほのぼのします
    月村奎さん作品を立て続けに読んでいます。
    すみれびより→家族になろうよ→恋になれ(原作ですが)
    どれも、一歩踏み出せない主人公とぐいぐい来る攻、のカプで、波乱もなく安心して読めます(ズドンと重いの読んだあとは特に)。
    そういえば以前読んだ『いつも王子さまが』『眠り王子にキスを』もそうですね。お得意のパターンなんでしょうか?好きですけど。

    作画の樹要さんは、すこし華奢な男性を描かれる方だなあと、すこしわたしのタイプからは外れてるんですけど、このお話に関しては合っていて好きです。儚げな小松くんの雰囲気がかわいい。同室の仲嶋もいい味出しています。
    先生がうわべチャラいのがまあ気になりますが、ほのぼのしていて和みます。

    エロシーンは少な目だと思いますが、最後の「先生……」の破壊力はいいかも。
    • 参考になった 6
    投稿日:2016年01月23日
  • しあわせとは
    BLに限らず私たちの日常だって、もしかすると人は自分の存在をただ認めてもらうためにだけに日々努力しているのでは、と思うのです。

    この作品の主人公芙蓉は、幼い頃からまともな子育てをされず、その存在を軽視されて育ちます。母親からのネグレストが学校での仲間はずれに発展して久しく、東京から転校生がやって来ます。それが芙蓉の初恋、西澤との出会い。
    幼い友情と気づいた恋を抱えて芙蓉は突然故郷を離れることになります。
    7年後二人は再開し友情が恋に変わっていくお話です。

    大きい事件は何も起きず、困った横やりも入りません。
    誰からも必要とされていないと思っていた芙蓉が感謝され愛される存在だと知ったとき。ずっと閉じていた芙蓉の気持ちが赤く変わっていく花みたいにほころんでいくのが、読んでいるこちらも幸せな気持ちになる本でした。

    ちなみにずっと気になっていたのですがなかなか手に取れなかった一冊ではありました、が、現在(15年12月31日まで)半額キャンペーン中だそうですよ!気になるかたは是非!

    • 参考になった 2
    投稿日:2015年12月20日
  • まさお大祭(笑)
    どっかの神社のお祭りみたいなタイトルになりよった。

    まさお祭りの最後は『あと一息で愛』。遡ってます。
    短編集なのでどのお話もさらっと終わっちゃいますが、全てのCPがかわいいです。そして、きゅんきゅんする台詞を吐きます。

    表題作の『あと一息で愛』ではきれいな年上彼氏が「心配しなくても立派だよ?」とか言い、『言うまでもない』ではツンツン黒髪眼鏡男子が泣きながら『他のひとにも(好きだなんて)言わないでくださいね』(←この時のシチュエーション!)とか言っちゃいます。

    書き下ろし的な後日談もありますがやっぱりもう少しじっくりよみたい子たちばかりです。15年9月に発刊の「夜が明けても」のあとがきで体調が万全でないようなことをかかれていましたが、是非とも複数刊のお話を読んでみたいものです。

    • 参考になった 1
    投稿日:2015年11月29日
  • まさお祭
    タイトルはまさお三月さん連投ってそれだけなんですけど。
    二本目は雰囲気のある表紙にものすごく期待が高まる『夜が明けても』。
    おお、眼鏡攻め。結構ハードめですね。
    この作家さんの男子は、少し体脂肪率多めな感じ(推定18~20%くらい)で好きです。あんまり腹筋割れてたりするとちょっとひく。そういう男子が堪能出来ます!(←誰得?)

    過去の失恋から恋愛に踏み込めない甲坂とやはり自分が恋愛に向いていないと考えている真。身体から始まった二人が心を通わせるまでが描かれています。

    やっぱり脇キャラが濃いい。セクハラ部長もゲイバーのママも、仕事ができない部下もいい味だしています。女の子があんまり出てこなかったのが残念(BLにおける女子キャラの活躍推進派)。

    ようやっと気持ちが通じてからのその後、特訓中は相当おかしい。真の眼鏡かわいい。萌えるってこういうことかと実感。

    大きな事件やハラハラするほどのすれ違いは起こりませんが、人を好きになる悦びに溢れた本です。恋がしたいっ!ってじたばたしそう。

    • 参考になった 2
    投稿日:2015年11月29日
  • ほっときましょうよ、そんな船wwww
    星川さん、私も同感です。

    世間一般とは少しずれた(そして眼鏡の)ひとたちが恋をしたり力の加減がわからなかったりする三月さんのマンガです。相変わらず何かが噛み合わないままどんどん進んでいきます。

    嫌いなひともいるかもなー。結構唐突に恋になったりするし戸惑いや葛藤はほとんどないです。あたまから匂っていた過去の出来事もそんなにおおごとではないです。
    のんびりまったりしたものを読みたいひとにはお薦め。

    星川さんをはじめとする脇キャラがいい味です。店長と白石さんは美味しすぎる。アホですな。

    絵もきれいだし、ちょいちょい出てくる目が点の顔も好き。ショックなことが起こったときの(古典的だけど)走る稲妻も大好き。
    でもやっぱり、私が円谷さんだったら辰巳みたいな船はほっとくな。沈んでしまえ(笑)

    • 参考になった 5
    投稿日:2015年11月28日
  • 本当にいとしいのです。
     発売当時から評判の高かった絵津鼓さんの初コミック。なかなか機会がなくって読めなかったけれど、やっと読めました!
     ほんわかした絵柄と深い内容、それぞれが抱える葛藤が古ぼけた風のアパートの中でとても鮮やかです。
     相手の存在を痛みを通して自分の問題を乗り越えていこうとする様に泣けました。

     コピーにも使われている台詞が作中で出てきたときに、ああ、ここかあ!とじんわりしました。本当にいとしい。

     関係ないですけど、きれいな絵柄の作家さんの足が長すぎる絵が苦手なので、日本人的体型の絵津鼓さんの男子は好きです。女の子が可愛いのもいいです(BL作家さんで女の子が可愛くないのは絶対反対←性格は悪くてもOK)。

    • 参考になった 5
    投稿日:2015年10月09日
  • エロ度控えめです。
    アイドルグループ『ru2sh』のメンバーヒナタとユウのお話。最近の作品『between the sheets』『BlueMoon,Blue』よりはエロ度は低めで読みやすいと思います(←エロくても読みやすいけどな!)。

    メンバーは5人で他にリョウちゃんの恋のお話を取り上げた『s rush!!』というスピンオフ作品もありますが(これもいい。ちょっと大人っぽい)あとのメンバーのふたごくんにほとんど触れてないので、ちと残念。振りみたいなセリフはあるんだけどなあ。
    可愛い男子がわちゃわちゃしてるのが読みたいときにはお薦めですよ!

    同時収録の『触れてみたいの』もかわいい歳の差ラブ。訳あり風の豪邸着物男と夏休みでおじいちゃんの家に遊びに来ていた高校生が出会います。
    ブサカワのワンコが可愛い!

    橋本さんはエロ控えめでも私は好きです(←いえ、エロくても好きですけどっ)。
    絵がきれいだし、ほのぼのする内容が安心するし。
    エロ描写が高評価されていますが、こういうのも素敵ですよっていうオススメでしたー。

    • 参考になった 4
    投稿日:2015年09月16日
  • キツネ萌えっ!
    初読み作家さん。絵がふんわり可愛い。
    ドえろいシーンは絶対似合わんと思っていたのでなくって納得ーー。

    二つのお話が入ってます。
    大学生×薬剤師さんの「恋の微熱がさめなくて」
    薬剤師の柏谷さんにはとんでもない過去がありますが、それが別にトラウマになってるとかいうことでもなく、見た目と違い意外と武闘派なセリフも……。お弁当やさんの蒼亮くんも甘えたなだけでなく男気もあってほのぼのと読めます。

    なんか馴れ馴れしい謎の少年×ばあちゃんちに遊びにきた高校生の「キミとひみつの夏休み」。
    葵が見せた驚きの秘密にさいしょは逃げ出してしまう智宏。でも、なんだか気になって……という幕開けです。
    葵の健気で可愛い姿に、でれでれしちゃいます。
    あんまり過ぎるファンタジーはどうも好きじゃないんですが、これはよかったなあ。
    二人のこれからも、智宏ん家の親子関係もみんなうまくいくといいなーと望まずにはいられません。

    ほっこりしますよ!

    • 参考になった 1
    投稿日:2015年09月07日
  • 臆病者の恋のお話
    本当に偶然だったんですが同時に買った本の主人公が美容師さんでした。この「カップ一杯の愛で」は受けが美容師、もう一本は攻めが美容師という設定。
    それぞれが過去にトラウマを持ち、素直に恋をすることができないという設定まで共通。
    似たような人物像なのにこっちにだけレビューを書いたのはたぶん種明かしのタイミングなのかなーと勝手に分析。

    遠慮がちな態度や強気な言動。登場人物が見せる行動がすべて過去に繋がっているときに、早めにヒントが転がっていないとただの「訳のわからないことをいう人」になっちゃうわけで、そこいらへんこの小説は本人の口から語られたり、友人がヒントを教えてくれたり(ちょっと事実とは異なっていましたが)していい感じに焦れながら物語が進んでいくわけです。

    出会いこそ「何でまたそんな??(笑)」というビックリな始まりの夏生と山沖ですが、口は悪いが素直で可愛い(←って言っちゃいけないそうです)夏生の行動でふたりは何となくいい感じに。
    お互い抱えた過去の傷のせいでなかなか素直に手を伸ばせませんが、最後にはヘタレだと思っていた山沖がいいところを見せます!ムッツリヘタレだけじゃなくてよかった!!

    それぞれの過去を明け渡すシーンはじわっときますが、嫌なやつは出てこないし(過去にはいるがな)安心して甘々に浸れるお話でした!

    もう一本がなんだったかは聞かないで!

    • 参考になった 0
    投稿日:2015年09月07日
  • 学生のどこにもやれないうつうつ満載。
    「雪よ林檎の香のごとく」の同人誌などをまとめたものが出るというので、先に是非読んでおきたかった一冊。
    一穂さんの商業デビュー作だそうで、素晴らしい。
    是非「林檎あまいか~」も電書化していただきたい……

    高校生って、こういう感じだった。時間は無限にあるような気はするのに追いかけられているようで焦って、人の話が聞けなくて。
    なんで、どうしてじゃなく説明のつかない気持ちや行動の訳をうまいこと読ませてくれます。
    志緒の頑固でクールで意外とぶっ飛んだところが、桂の柔いところにぐっさり刺さったんだろうなー。

    桂が一般的な「憧れの先生」として描かれないところがいいです。女子生徒からはモテているけれど、ビシッとかっこいいとかいうことではなく。
    踏んだかかと(←ここ重要)とかごく普通のTシャツといったディテールで描かれる彼の何に志緒は惹かれたんだろう。強さ、弱さ、優しさ。どれも当てはまっているけど、少し違う。そういう、恋の始まりがじわりと広がるお話ですねー。

    先に「meet again」に手を出そうとして全力で回避しましたが正解ですね。次、トライしたいと思います。
    • 参考になった 4
    投稿日:2015年07月17日
  • 元教え子の女の子がよい仕事をしています。
    読むたびにグッとなるのは、瀬名が本当に子供だから。
    何も持っていなくて、大人に太刀打ちできる術がない。思い通りにならないと、拗ねて叫んで暴れます。
    目の前に立ちふさがる問題にどうすることもできずジタバタすることしかできない。でも、何とかしたいと足掻いている。
    阿南にしても様々な困難を乗り越えて瀬名を繋ぎ止めることはできるはずもなく、ふたりが別れを選ぶシーンには涙が出ます。

    子供の頃はわからなかったことが大人になるとわかるっていうのが『無くす』じゃないところが良いなあ。
    瀬名にはいい男になりそうな予感を感じつつ『先生っ』って甘えるところもなくしてほしくないなあと妄想の花が炸裂してしまいます(←どあほ)

    • 参考になった 2
    投稿日:2015年07月12日
  • 持つべきものは友だち!
    作者買い!
    かわいい絵柄にほんわかしてたら、泣かされた!
    『1回捕まるんですよね?』はい、木ノ下くんと先生に捕まっちゃいました!
    「飴とキス」も何度読んだかわかりませんが、こちらもそうなる!読んだら幸せになるっ!エロ重視のかたにはお勧めできませんが……。

    • 参考になった 2
    投稿日:2015年06月18日
  • くそ野郎なんだけど、憎めないのはどういうことなんだ?
    『今宵、星の見える部屋で』の妙に色気のある表情の表紙が気になっていた作家さん。そちらを含めて3冊、読みました。
    最新作のこちらは丸々一冊表題CPのお話。あっさりした絵柄なのにやはり滲み出てくる色っぽさ。何でしょう、目かなあ。
    恋愛若葉マークの小説家と暴走編集者の恋は、双方をざっくり傷つけながら新しい小説を生み出します。その時に気付く本当の気持ちにホロリ。欲を言えば惹かれ合う過程をも少しじっくり読みたかったかなあ。鷲見がもっと痛烈にすきだあああ!って気持ちに押し潰されればこっちの気持ちも晴れるのにっ!あのやろう最後の最後まであんまり酷いから!
    • 参考になった 8
    投稿日:2015年06月17日
  • でも私は久保田が一番好きです!
    凪良さんでは1、2を争う好きな本『愛しのいばら姫』に出てくるトップモデル美山が暴れる『365+1』。主人公ふたりがもだもだしているせいで入る亀裂にこれでも喰らえと手を突っ込み華麗にぶっ裂きます。
    それらの美山の行動の切ない理由については『いばら姫』をご参照のことでーなのですが、いいとこなしの紺と綾野の(美山言うところの)田舎者カップルが語らずとも理解し、そっと寄り添う様子が優しくて泣かせます。

    いいとこなしと言われてしまった主人公ふたりは物語のほとんどでうだうだしています。でも決してそれは悪い印象ではなく、誰もに心当たりのある行き止まり感。理想と現実のギャップ、不安や諦めや苛立ち。傷や後悔も乗り越えて後半の山場、モードフェスの舞台で昇華させます。恋愛の要素は大きいけれど、それよりも青春だよなあ。

    個々の成長が著しくでも最後に綾野も言っているけれどそんなに変わるもんでもない訳で、下らないと思うようなことに悩んだりもする。
    あー、また『いばら姫』よみたくなってきたぞ。んでまたこっちに戻ってくる無限ループ。ぜひ一緒にぐるぐるしていただきたいですー。
    • 参考になった 2
    投稿日:2015年06月13日
  • 全然ちがう!
    何年前になるでしょうか。講談社版の「美しいこと」を本屋さんで購入しました。あまり詳しくなかったので私にとっては美しいことといえばこの本だったのです。ご存じの方ばかりでしょうが、講談社版は「美しいこと(下)」の途中までが掲載されているものです。つまり、上下巻の 蒼竜社版とは全然ちがう訳なんです!
    『愛すること』まで読んで、ひとつ、わかったことがありました。
    私は寛末がどうも嫌。松岡にしてもそんなに好きになれないわけです。普通、登場人物に感情移入なりそのキャラが好きー!がんばれー!って思えないとなかなか読み進められるもんじゃないと思っていたのですが、そうでもなかった。いろんな人がいていろんな感情があって、その人たちがどう考え行動するのだろう、という方に興味が引かれます。
    このゲス寛末、こっぴどく捨てられればいいのに、とか思ってもそうはならない。松岡はウジウジしてないでガツンと言ってやれよって思っても、そうはならない。そこの段々ウジウジうだうだになっていく様が 蒼竜社版には描かれていて、続く『愛すること』でこの二人の決着があり非常におもしろいなあと思うわけです。
    イラストもつまり講談社版は日高さんではないわけで(イラストは表紙だけだったような)「えー、寛末かっこよすぎー」(笑)とか違いも楽しい読み方ができて、良かったです。
    • 参考になった 6
    投稿日:2015年06月12日
  • 榎田せんせい祭り
    タイトルは立て続けに二冊購入したからってそれだけです。「nez[ネ] -Smell and Memory-」一年待ってもどこも電書化してくれないから紙で買っちゃおうかと思ってましたよ。ありがとうebookさん。
    1巻2巻と、お互いにどうしてこうなっちゃうんだっけ?と首をかしげながらもずるずると匂いの罠のせいか関係を続けていた千里ちゃんと鷹目。ここに来て鷹目のほうが少し目覚めつつあるようです。だけど、甘い雰囲気ばかりではなく千里ちゃんのほうに暗雲が立ち込めてきます。アイデンティティー崩壊の危機、なくなった記憶に隠された過去。そして今巻は「何でそんなところでええええ」というところでぶったぎれていますのでこれから読むかたは注意です。
    チャラチャラと軽い男千里ちゃんのどんより暗い過去が見え隠れして、鷹目がその前で戸惑います。他人の面倒ごとに首を突っ込むタイプではない鷹目が迷ってるその事実が「もうそれ、恋だからねえええ」と突っ込みたいけど届くわけもない(笑) 次巻がラストらしいのでこのモヤモヤはそれまでお預けということですね。待ちきれません。
    • 参考になった 3
    投稿日:2015年06月09日
  • 三人一組
    切れ者やくざの辻が顧問弁護士財津と舎弟菊地にどっぷりハチミツ漬けで愛されている日常、突然トラブルに巻き込まれます。悲しかったり悔しかったり、やるせなかったりするのに、表面上辻はなにも変わらない。自分だけが大事で自分だけを愛していると嘯く。そんな辻をラストでザブザブに甘やかす二人がいい。受け入れる辻もかわいく見えてくる。ええっ?3人?!と毛嫌いならさず、これはこれで愛の形(しかも、誰一人欠けちゃダメな)。そしてイラストが美しい!!辻の美しさにどうかなりそうです、こんなのがウロウロしてたら、財津や菊地じゃなくてもくらくらします!菊地も財津もかっこよくて、この事務所はどうなってるんでしょう、けしからん(笑)
    • 参考になった 6
    投稿日:2015年06月06日
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