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2001~2025件/10830件 を表示

  • 派手な決め技バトルが好きな人向け
    本筋となるメインストーリーは一応ありますが基本的に一話完結か数話程度の短編を集めたようなつくりです。独特な世界観は凝っていますが、カオス状態を演出する為なのか作中でほとんど説明がないまま新しい要素等がどんどん出てくるのでストーリー重視というよりは派手なバトルシーンが好きな方向けのように感じました。
    一応ストーリーとしては完結していますが、本筋に関係ありなし問わず途中で放置された設定等がいくつかあるのでそういった物が気になる人は要注意だと思います。
    • 参考になった 8
    投稿日:2017年05月09日
  • 匿名希望
    ドン引き
    私の中では一部で終わった漫画。
    二部など存在しない。
    • 参考になった 3
    投稿日:2017年05月09日
  • 儲かっている会社には理由がある
    多くの企業では、新しく開発された技術アイデアは、できるだけ早く特許出願をしてライバルによる盗用から守ろうとするのが一般的だろう。しかし、実は出願された特許の内容はインターネットに公開されており、世界中の人が自由に見ることができるのだという。「知財コミュニケーター」の肩書で活躍する本書の著者は、海外へのアイデア流出により日本のモノづくりが衰退した一因に、この特許公開があると指摘する。本書では、こうした事態を防ぐとともに、知財を戦略的に利用し、競争力を高める方法について、タイトルにあるサントリーの緑茶飲料「伊右衛門」やコカ・コーラを始めとするさまざまな事例を紹介しながら探っている。著者は(株)グリーンアイピー代表取締役、知財コミュニケーション研究所代表。東京農工大学大学院とものつくり大学で非常勤講師(知財戦略論)も務める。
    書籍ダイジェストサービス「SERENDIP」詳細はこちら
    投稿日:2017年05月09日
  • 土着国家から植民地、そして経済発展。500年の人々のドラマ。
    中国、日本などの東アジアと、インドを中心とする南アジアに挟まれた11の比較的小さな国々からなる東南アジア。ヨーロッパ諸国による植民地化、第二次世界大戦中の日本による占領といった負の歴史を抱えながら、今では新興国として経済成長を遂げつつある国家も多い。戦後も日本との関係は深く、ODA(政府開発援助)や日本企業の進出・投資、貿易などが盛んに行われているのは改めて触れるまでもないだろう。本書は、そんな東南アジアの植民地化以降の歴史を辿りつつ、当地域の特徴や他のアジアや欧米との関係、ASEAN統一を含めた今後の展望などを論じている。東南アジアを読み解く重要なポイントは、多様性と統一への志向のアンビバレンスにある。著者は拓殖大学国際学部教授で、かつてアジア経済研究所地域研究第一部主任調査研究員を務めていた。
    書籍ダイジェストサービス「SERENDIP」詳細はこちら
    投稿日:2017年05月09日
  • 匿名希望
    blackbardのパクリにしか見えない……
    始まりからblackbardでみたような展開。
    他のサイトでは他にも元ネタのマンガがあるようで……
    絵柄が似ているってのは気にならないけど、ストーリーが似てるってのはダメでしょ(--#)
    無料一巻で十分かな……
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年05月08日
  • キャラ惚れしてもヨカですか(^^ゞ
    う~ん、似たジャンルの「甘々~」でこれまた似たような事言った気がするんですが。
    あやりちゃんに惚れて購入(^^ゞ。
    先に作品のレビューからすると、再婚で出会った同い年の女の子同士が、料理と食事という共通点を見いだせる事柄から交流を膨らませる物語。
    (正直、「あなた作る人・私食べる人」のきらいもあるがそこは偏っていない)
    両人の心証描写や料理については事細かに描いててそれなりに愉しい作品ではある。
    一方でその方向性が両方強すぎて、物語を追うには少し煩わしい向きは正直ある。
    料理もちょっと輿入れしないと取り掛かれないモノが少なくない。
    またキャラクターも13話でヤット4人目が登場と世界観は余り拡がらない。
    (この先両親の登場とかで一気に展開するのかも知れないが)
    あくまで「新米姉妹」のやりとりに軸足を置いたストーリーです。
    ただ妹分であるあやりちゃんのキャラクターには参りました。
    クールビューティーだけど強面で、姉貴分のサチは睨まれていないかとハラハラおどおど。
    しかし本当は極度の人見知りで自分を巧く表現できず、寂しがりやで料理でしか姉をリードできない。
    (ただサチの方はそんな彼女に姉としてのコンプレックス多々アリの模様だが(-_-;)
    ポジティブだけどそそっかしいサチを(心底!)姉と慕ってるのだが、どこかしら愛玩動物にも抱くかわいさを感じて萌えるなどややピントがずれてる。
    色々ソツなくこなすのに内心ぎくしゃくと脆さを孕んでる。
    もうあやりちゃんでご飯3杯はイケル(こら。
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年05月07日
  • 匿名希望
    まんがだから許される
    青年誌のなので、エロ要素はふんだんにありますが、それ以上に恋愛物語です。以下はエロ以外の部分の話になります。
    背徳的かつ破滅的で混沌としてますので、グッチャグッチャでドロドロの恋愛もの(とはいえそこは青年誌だから軽めかも)が嫌いな人には合わないかもしれません。
    個人的にストーリー構成に許せない部分はありますが、そこは目をつぶらないと話が成り立たないので置いておくと、あとは良いできだと思います。
    何人かの人が心を殺して別れを繰り返していきますが、その一つ一つが心に刺さると言いますか、自分が失恋した時に重ねて「ああ、あのときそんな感じだったなぁ」とか、思わず涙が出てくる話の構成になっています。
    だから、「俺は失恋したこと無いよ」とか言う人には全く共感も理解もできないので、単なるエロまんがに感じるかも知れません。(逆にうらやましい)
    ちなみに、一番許せないのは、何で2年もあって丸悦さんにチャンスが無いのかと言う点ですね。私は丸悦派だから。
    • 参考になった 4
    投稿日:2017年05月07日
  • スシマンガは数あれど
    主人公が実在の鮨(寿司ではなく、鮨)店に行って、一人で鮨を味わうマンガですが、いや〜これほど「スシ欲」を刺激される作品は初めてです。今まで財布の関係で回転寿司しか行ってこなかった私ですが、本作品を読んで初めて、回らない鮨屋に行ってみたいと実感しました。
    • 参考になった 3
    投稿日:2017年05月07日
  • 『ヒナまつり』作者の原点?
    『ヒナまつり』で知られる大武政夫氏の短編集ですが、言わずもがな、世界観や笑いの方向性が共通するものがあり良かった。
    静かな狂気・・・ もしくはバイオレンスなユーモアとでもいうのでしょうか。『ヒナまつり』同様うまく言葉に言い表すことができませんが、同作品ファンならば買って損はないと思います。
    • 参考になった 1
    投稿日:2017年05月07日
  • 「放射線科」と「診療放射線技師」をもっと知りたくなる
    病院の中でも、普段あまり表立って活躍することのない放射線科と、診療放射線技師。彼らがどれだけ「縁の下の力持ち」的な存在なのかを、しみじみ実感させてくれる作品です。
    自分は医療系マンガはあまり読まないのですが、モリタイシ氏の絵柄がとてもキュートで素敵で、医学のことが深くわからなくても楽しめます。
    外科医を描く作品とは違い派手ではないですが、とても面白いです。
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年05月07日
  • 妹萌え×メシマズ=ドタバタクッキングコメディー
    クッキングマンガというよりは、妹ちゃんのギャップ的な可愛さ&ボケと、兄のツッコミとの温度差を味わうホームコメディーという感じです。しかしたまに出てくる、独身者ならではのアイディアレシピは参考になります。妹萌えが好きな人なら読んで損はしないでしょう。
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年05月07日
  • JUNKフードは美味いんだってば!
    最近の「意識高い系」ドリンク&フードにイラっときている皆様。必読です!
    かつての「オタサーのヒメ」こと姫川さんが、とにかく「意識低い系」の料理を、とても気持ち良く食べてくれる作品です。あぁ〜こんなに自由に食べられたらどんなに幸せか。自分の鬱屈した気持ちを代弁してくれているようです。
    料理も美味しそうなのですが、しばしば挿入されるパロディーギャグにもクスッときてしまいますね。「分かっている」作者さんだと思います。
    • 参考になった 1
    投稿日:2017年05月07日
  • ネタバレあり
    と思いきや
    ドSな霊にある日から突然犯され続け主人公が翻弄されていくお話。ドタバタなラブコメかなと思いきや、最後めっちゃきゅんとさせられて霊の康祐が好きになりました。絵もきれいだし二人とも表情がいい。色々とムリな話ではあるけれど最後まで一気に読んでしまいました。買ってよかったです。
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年05月06日
  • 一時的に、大人や世間が嫌いになるかもしれないけど
    作家とか出版業界に憧れがある、純粋な文学少年少女ほど、読んどいて損はないと思いますよ。これも一つの真実の映し鏡です。
    激烈に毒がある怪作です。でもちゃんと感動があります。
    • 参考になった 5
    投稿日:2017年05月06日
  • ネタバレあり
    「亜人」の原案(初期原作)の方が原作??
    連休に11巻まで一気読みしてしまいました!面白いです!
    命がけのリアル脱出サバイバルゲームと言えば単純ですがもう少し複雑な設定やストーリー性があります。
    何より、地上に降りられない高層ビル(基本的にビルとビルは吊り橋で接続)内というのも、殺されるか飛び降り自殺か仮面の殺人者側になるかの三択っていう条件設定、仮面の謎や唯一の脱出手段らしきヘリコプターなど設定が上手くできてるなあと思います。可愛い女子高生の主人公達が闘うので微エロ要素ちょくちょく入ってきますね(キャラクターは男女全年代出ます)。キャラ同士の関係性でもしっかり感情移入させてくれます。頭脳バトルとしてももちろん面白いです。
    以下ネタバレ多め⬇
    仮面の謎のプログラムによるマインドコントロールに抵抗する人間というコンセプトが胸熱です。
    まずレアアイテムで「神に近い人間」(神候補)になり、謎の塔の頂上にたどりついて「神」になれたら全能になり、クリア(もちろん1人だけ)なので神候補同士のバトル移行する展開になりましたが、面白さは変わりません。
    最大最強兵器としてのレールガン発動が無垢そうな少女の意思にかかっているとか、誰が何のためにこの世界に主人公達を連れてきたのかとか、この世界は未来なのかどうかや、スナイパー仮面の正体や、やっぱり主人公兄妹は最大の敵同士(兄が闇落ち)になっちゃうのかとか、いろいろ気になります。
    現在の予想ではスナイパー仮面氏は主人公兄妹の亡くなった長兄とか、従兄弟とか、親族ではと思うのですが。
    妹がスナイパー仮面の素顔を知らないのは記憶喪失か過去の人かのどっちかだろうし。やっぱりストレートに、幼馴染みや兄の親友?亡くなった人だとすると作品世界は仮想現実に…作者様の趣味でレア武器だらけだったりするのも伏線ぽい。何となく、キャラクター全員肉体は捨てた存在な気がする…ゲームバランス調整役の守護天使仮面たちともこれからバトルになっていくのかしら。主人公は既に発現してないはずの仮面を操る能力を「彼女」限定で強力に使ってるんじゃ…とか思うと怖い気もする。お嬢様キャラのレールガン使える子は、恋するスナイパー仮面に何かあったら豹変しそうな気もする。今は仲間だけど、案外ラスボスこっちかも。
    とにかく、大事な人のためでも、冷静さを失ったら死亡フラグな世界観で緊迫感が癖になります。
    • 参考になった 2
    投稿日:2017年05月06日
  • 早すぎた逸作?
    この作品は連載時、今回立ち読み公開された辺り購入して読んでました。
    (その当時と立ち読み分のレビューです(^^ゞ)
    「ハイキックガール」より遙か先に作られた作品です。
    描画のほうも当時有名作家のアシスタントで腕を磨いてたぶん力量に溢れてて今見ても線画が若干うるさいぐらいで見劣りナシです。
    (当時おお売れだったオレンジロードやバスタードの雰囲気も濃い)
    ただ話の方はガチバトルをハードに綴ってく一方ふんだん無く甘い学園生活が盛り込まれてて、今見るとちょっと昭和の香りが残るマイルドな出来とも言えます。
    主人公が硬派ながら大筋では女の子を見失っていないトコも見所です。
    一方やられキャラの味付けの濃さもちょっと時代かな(^_^;)?
    イマドキのこの手の作品はやや血腥くも感じるんですが、それが嫌な人にはお勧めです。
    • 参考になった 2
    投稿日:2017年05月06日
  • 匿名希望
    グロありホラーありコメディあり
    1話完結のストーリーが多く、物語の展開もハッピーエンドかと思ったら引っくり返されるし、キャラも魅力的でとても面白かった。
    個人的にはアドレアが一番可愛いと思う。
    ただ紙の書籍と違って裏表紙がないので作品を100%楽しむことはできないのが残念。
    • 参考になった 3
    投稿日:2017年05月06日
  • 匿名希望
    おもしろーい!
    ひさびさにぐっときました。近代詩俳句が題材という、かたい内容ですが、表現は村上春樹先生みたいな空想的でくるくるしてる感じ。その時代の様々な思いの混沌としたしたところとマッチしてると思いました。うまいです。
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年05月05日
  • 中学受験当日に読んでいたといういい思い出を持つ作品
    当時はアニメ化もしていて、一番はまっていた漫画です。
    最初は幽霊となった主人公と出会う人々のハートフルストーリー。
    生き返った辺りからバトルものになっていきます。
    途中から戦闘力があがりまくって大変になるのはどのバトルものも同じですが、そこら辺になった辺りでさくっと終わりにして作品を閉じてくれていい作品です。
    最後はさくっと綺麗に終わりました。
    富樫作品が好きならば買ってOKな名作です。
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年05月05日
  • 四季賞=入選作品=プロではない人の漫画
    入選作品の短編集となります。
    だれか好きな作家さんの入選作品があればその巻だけ買うといいでしょう。春夏秋冬と連続性があるように見えますが、作品に連続性はありません。
    表紙絵がちょっとかっこいい、くらいの気持ちで買うと挫折します。
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年05月05日
  • お店ナンバー1ホストが認可外保育園を継ぐお話
    作中では残念なイケメンになってます(笑)
    けれど、細かい赤ちゃんの、預けに来るお母さんお父さんの些細なサインに気づいたりして活躍します。
    「ホストを辞めて保育園を継ぐ」話なので「ホストと保育園のダブルワーク」な話ではありませんので、そこらへんご注意を。
    自分は男で、まだ子供はいませんが、とても楽しく読めました。オススメです。ハッピーエンドで終わるので幸せな気分になれます。
    なお、通常の立ち読みでは面白さがわからないかと思うので、たまにやる1巻全ページ立ち読みとかで読んでみるのをオススメします。
    • 参考になった 1
    投稿日:2017年05月05日
  • 負けたら数億の借金というデスゲーム
    所謂デスゲーム系です。
    方向性としては心理・知能系なので、特殊能力や体力勝負なシーンはありません。
    打ち切りとなってしまった作品ですが、最終巻まで楽しめました。
    心の読みあいが好きな人にはオススメします。
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年05月05日
  • 匿名希望
    生徒会長になるまでのサクセスストーリー(映画の話もあり)
    もちろん挫折や涙など、山あり谷ありのストーリーです。
    表紙絵の濃さに逡巡してしまいますが(自分も最初そうだった)、中はそれすら「味」にしてしまうほど濃い漫画です。買おうと踏み出すまで半年かかりましたが、読み始めてからは会社員の平日2日間で読み終わりました。
    サクセスストーリーなので、最後がいいエンドになります。悲しいエンドが好きな人にはオススメできませんが、大勝利エンドが好きな人はぜひ立ち読みから入ってください。そして面白いと思ったなら全巻購入をお勧めします。もっともっと、と読み進められていっちゃうので。
    ちなみに、映画版は漫画の名シーンを取り入れつつ、上手く映画の尺に合わせたいい作品です。映画館で笑いそうになりましたし、周りは笑っていました。漫画を読んだあとだと「どういう風にこれを映画に合わせてるんだろう」「どのシーンが入ってるのかな~」「あ、こういう風にアレンジしてるんだ!」と思うこと請け合いでしょう。
    • 参考になった 2
    投稿日:2017年05月05日
  • 〈端爪北斗は誰かに抱き締められた記憶がなかった。
     人の身体が温かいのか、冷たいのか、わからない。〉
     冒頭の文章から、この異様な物語世界に一気に引き込まれてしまいます。主人公の端爪北斗は、端爪家の絶対君主である父と、父に逆らえない、いや、進んで父の支配下に入る母に、信じ難い虐待を受け続けていました。

     この世界は無情で残酷なところだ、というのが父の教えでした。北斗は、父に殴る蹴るの暴行を受け、母に針金ハンガーで体中を滅多打ちにされる家庭よりも、外の世界の方が恐ろしいと思わされていました。家庭での仕打ちを他の大人に打ち明けることなく、学校でもできるだけ目立たないように努めていたため、小学校高学年のとき、「幽霊」というあだ名をつけられていました。

     やがて家を出た北斗は、生まれて初めて心底信頼できる大人に出会います。しかし、母と慕ったその人は、不幸にも亡くなってしまいます。すると北斗は暴走し、二人の女性を殺害してしまうのです。
     幼い頃から虐待を受け続けてきた青年が、殺人を犯し、裁判を受ける。物語の設計図は、とてもシンプルです。なのに、とてつもなく豊穣な世界が広がっていて、これほどまでに読む者の心を打つのはなぜなのか。

     一つは、北斗のキャラクターが非常に興味深い、ということがあると思います。幼い頃から誰からも守られず、社会と対峙させられてきた端爪北斗という人物は、傍から見たら凶悪犯罪者ですが、実はとても賢く、ナイーブで、真面目な人物です。本当は愛されたくて愛されたくて仕方ない。でも、自分は生まれてきてはいけない人間だったという思いが強く、自分を助けようとしてくれる人を頑なに避けてしまう。この心情は、多かれ少なかれ、ほとんどの人が理解できてしまうのではないでしょうか。そのため、強烈に感情移入してしまうのでしょう。

     もう一つは、著者の石田衣良さんの筆の力だと思います。まるでレポートのように読みやすく、理路整然としたドライな文体が、最後まで一定のリズムで貫かれています。この文体が、この物語の豊さを支えているのです。
     凄惨な虐待、狂った父と母の成れの果て、殺人者・北斗の心を一生懸命溶かそうとする周囲の人々、遺族たちの悲しみと怒り、そして、愛に飢えた北斗の迸る感情……。これらがむき出しのまま読者に届けられたら、最後まで読み通すためには、とてつもない体力と精神力が必要になるでしょう。ドライで一定の文体で最後まで描かれているからこそ、私たちは余すところなく、物語世界を受け取ることができるのです。

     北斗の弁護を務めた高井弁護士が、裁判とは「人の心を裸にしていく劇だよ」と言う場面があります。その言葉通り、北斗は裁判で、今までの自分の人生、自分の犯した罪、生きる意味、愛とは何かについて、とことん考え抜きます。北斗が心の扉を開いたとき、北斗を愛する人、憎む人、好奇の目で見る人たちの前で、何を語るのか――。生きるとは、愛とは何かについて、深く考えさせてくれる名作です。
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年05月05日
  •  時事通信社記者として経済分野の現場で鍛えられた「真実」を見抜く直感力のなせる技だろうか。
    『震える牛』(小学館、2013年6月14日配信)で食肉偽装問題を、次いで『ガラパゴス』(小学館、上・下、2016年3月25日配信)では非正規・派遣労働の実態を抉りだした相場英雄が、日本の企業社会を根底から揺るがせている〈不適正会計〉事件をモデルに大手電機企業の粉飾決算を描ききった衝撃作。最後まで読者をぐいぐい引っぱていく力わざがこの社会派作家の魅力だ。
     たとえば、主人公の古賀遼が“政界のプリンス”に初めて会うシーン――。

    〈……桜川(引用者注:老舗光学メーカー・ゼウス光学財務本部運用部長)がニヤリと笑った。
    「元外務大臣の芦原恒太郎先生のご子息で恒三さんです」
     東田(引用者注:大手電機企業・三田電機産業海外事業本部長などを歴任、後に社長)と肩を並べ、芦原が古賀に近づいてきた。政界のプリンスと呼ばれ、与党の民政党の前幹事長だった父親の恒太郎にそっくりだ。顔の色つやが良い。年齢は四〇程度か。
    「三田やゼウス有志の勉強会に出てもらっているご縁がありましてね。こういう機会だから恒三さんを古賀さんに紹介しようと思っていたんですよ」
     東田が笑みを浮かべ、言った。
    「芦原恒三です。よろしく」
     芦原が強い力で古賀の手を握った。
    「古賀と申します。今後お見知り置きを」
    「いずれは、お父上の後を継がれるサラブレッドです」
     東田が言うと、芦原が甲高い声で笑った。屈託のない声だ。中野や大牟田の荒井……古賀は今まで様々な人々と関わってきた。それぞれの声には、各自が歩んできた人生の重み、あるいは苦しみのようなものが反映されていた。一方、この芦原という男の声にはどこにもひずみや暗い過去をうかがわせるような気配がない。(中略)
     ……古賀は芦原に名刺を渡した。手慣れているのだろう。芦原は受け取ると気さくに古賀の手を握った。
     体格の良い芦原だが、その手は存外に柔らかかった。大牟田では絶対にお目にかかれない人種だ。故郷の炭鉱町では、男たちの手は例外なく節くれ立ち、指先まで黒ずんでいた。芦原の柔らかく白い手に触れた瞬間、古賀はすべてを悟った。この国は、こうした白く柔らかい手を持つ人間が支配している。〉

     時は1990年(平成2)10月上旬――1978年(昭和53)3月に福岡県大牟田市内の商業高校を卒業して上京、最大手の村田証券系列の国民証券の場立ちとなった古賀良樹。高卒ながら吉祥寺支店の営業マンに取り立てられたのをきっかけに着実に実績をあげ力をつけていきます。そして大牟田を出て12年目の秋に古賀は30歳で金融コンサルタントとして独立。この時、三田電機の東田から紹介されたのが“政界のプリンス”芦原恒三で、以後古賀と芦原は月に一度は会うようになっていく。

     炭鉱の事故で幼くして父を失い、水商売の母と貧しい炭鉱町で育ち、株の世界に進んだ高校の先輩から聞いた “金が膨らむ”という言葉を脳裏に刻み込んで上京した青年、古賀遼こと古賀良樹の物語が1977(昭和52)年10月福岡県大牟田市で始まるのに対し、もうひとつの物語は2015(平成27)年9月東京都千代田区で始まります。
     主人公は警視庁捜査二課の管理官・小堀秀明、マネーゲームの果てに粉飾決算を構造化して恥じない企業摘発に執念を燃やす若手キャリア。小堀警視が次なる獲物として狙い定めるのは、三田電機産業。2015年9月15日の大手各紙一面には三田電機産業の〈不適切会計〉の大見出しが踊っている。
    〈三田電機産業は、創業から一〇〇年以上の老舗電機企業だ。洗濯機などの白物家電、パソコンや半導体製造を担う弱電部門から、生活インフラに関わる送電設備や原子力発電所など重電部門まで揃える総合電機メーカーであり、株式を東京証券取引所に公開している。〉
     東芝問題が2017年前半の産業界を根底から揺さぶっていますが、本書の〈三田電機産業〉はまさに東芝を彷彿させる老舗企業という設定です。その老舗が7年で1,500億円もの売上げを過剰計上していたことが発覚した。粉飾が明らかであるにもかかわらず〈不適切会計〉という穏便な表現に抑えられているのはなぜか。その背景に背任行為が隠れているのではないかと強い疑念を抱いた小堀の捜査が始まります。

     書名となる〈不発弾〉は、自殺した大牟田合同信用金庫理事長が残したメモに綴られていた言葉として出てくるのが最初です。大牟田現地に出張した小堀警視が所轄警察署に保管されていたファイルから再発掘しました。

    〈「自殺の動機は?」
    「仕事上のストレスが溜まっていた……家族や信金に聞いてもストレスではという一言のみでした」
    「遺書は」
    「特には。本職も随分自殺に立ち会いましたが、大概は家族への詫びや、会社や組織への恨み言が綴ってあるメモが残っておりますが……」
     そう言うと、署長が口を閉ざした。小堀が視線を向けると、腕を組んでなにかを思い出そうとしているようだった。
    「どうされました?」
    「遺書というほどのものではありませんが、たしか、書きなぐったようなメモがあったと思います」
     小堀は再度ファイルをめくった。
     現場写真や検視官の所見、地元医師の死亡診断書のあとに、鑑識係が撮った写真が添付されていた。
    「これですね」
     小堀が写真を指すと、署長が大きく頷いた。
    「仏が残したのはこれだけです」
     小堀は写真を凝視した。踏み台を蹴る直前にでも書いたのだろうか。信金の名入りメモ用紙にペンで殴り書きされたものだ。筆圧が一定していないので読みづらい。小堀はさらに目を凝らした。
    「〈不発弾を背負って死ぬ〉……そう書いてあるのでしょうか?」
    「そうです」
    「不発弾とは? なにか心当たりはありますか?」
     小堀が訊くと、署長は強く首を振った。
    「信金にも問い合わせましたが、全く心当たりがないと言われました」
    「なにか仕事上のトラブルでも?」
    「自殺という明確な見立てがありました。事件性が認められなかった以上は我々としてはさらに事情を聴くことはありませんでした」
     署長が言葉を濁した。〉

     ちなみに死んだ信金理事長の荒井は、古賀の母とはなじみ客以上の関係がある因縁の男です。古賀遼の姿が小堀警視の視野に入ってきた・・・・・・。

     38年の時を隔てて始まる二つの物語。それぞれが時系列に沿いながら重層的に進行していくスタイルと〈芦原の柔らかく白い手に触れた瞬間、古賀はすべてを悟った。この国は、こうした白く柔らかい手を持つ人間が支配している〉と書ききる社会派作家の熱量が一体となって展開にスピード感を与えています。
     鍵となる〈不発弾〉の謎に迫る小堀秀明と古賀遼――追う者と追われる者、二つの物語が合流していくクライマックス――思いもよらぬ結末が待っています。(2017/5/5)
    • 参考になった 2
    投稿日:2017年05月05日