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    けものはいても、のけものはいない。
    なんというか、心が温まる一欠片の害もないそんなお話です。アニメとは違った面白さが楽しめるのはうれしいですね。色々と頑張って欲しいです。
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    投稿日:2017年09月26日
  • 匿名希望
    戦後からの少女マンガの事が知れて、新鮮でした。
    70年代後半に生まれた私にとって、マンガの神様と言われる手塚治虫さんの事については、色んな方が作品に描かれているので知っていましたが、上田としこさんというマンガ家さんはこの本で初めて知りました。
    戦後、男性マンガ家や編集者が多い中、女性のマンガ家として奮闘していく様子がリアルに語られています。
    後半には世代が私よりも少し上ですが知ってるマンガ家さんがどんどん出て来て、あの有名な作品の数々はこういう時代に描かれた作品なんだなあと、感慨深く読みました。
    村上もとかさんの絵は丁寧で背景もリアルなので、昭和の匂いを感じれて、ずっと大切にしていきたいような、そんな作品です。
    • 参考になった 2
    投稿日:2017年09月26日
  • 匿名希望
    ふたりがかわいいから、許す!(笑)
    年下ワンコギャル男攻め x ボッチなイケメン優等生受け。当方、円と球さんの装丁に弱く、表紙買い。
    漫画として改善すべき点がいくつか素人目にも明らかなのですが、二人がかわいいので「...ま、いっか。」となって結局何度も読み返しちゃいました。(笑)
    半分以上は別タイトルなので、そちらはあんまりピンとこなかったかな。その点は注意。個人的には諸々マイナス要素があったとしても、タイトル作の二人がかわいいから読めてよかったです。
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    投稿日:2017年09月25日
  • 不幸の連続にハラハラ!
    不幸を詰め込んだような主人公ナタリーと、16個下のフランシスの哀しい純愛物語。
    悲痛の叫び、遠い目、頭ではわかっているのにどうにもできない嫉妬心…
    ナタリーの悲観さと荒々しさに共感してしまいますー
    1巻1巻続きが気になるところで終わってるから、楽しく一気読みできました!
    ナタリーの人生は不幸の連続だったけど、その中の幸せで救われたのかな…
    絵も綺麗でフランシスの4歳~大人になるまでの過程は美しく、見ているだけで心洗われます!
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    投稿日:2017年09月25日
  • 匿名希望
    コメディー霊能力高校生ラブロマンス。
    この作者の霊能力者シリーズ、第一弾です。初めて読んだのは貸本屋で。その数年後、電子コミックのセール時に懐かしくて迷わず購入!霊が沢山出てくるけどそんに怖くないし、主人公のゆららが守護霊の影響で危ない時だけ別人のようになるので、その変身も面白い。またそのせいで二転三転する、二人のイケメンとの三角関係恋愛模様にもニンマリ。笑 この話のあとは主人公が変わって「らせつの花」全9巻に続きますが、男性一人と幽霊だけ続編でも主要キャラになりますよ。当たり前だけど、どれも登場人物たちの「成長」がテーマかな。巻数も長すぎサラッと読めて楽しめるから、それなりにオススメ。
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    投稿日:2017年09月25日
  • 2016年9月、アップルのスマホ最新機種、iPhone 7/7 Plusが世界発売された。搭載された数々の新機能の中でも、とくに日本国内で大きな話題となったのが、決済サービスであるApple Pay(アップルペイ)の電子マネー「Suica」への対応だった。Suicaは国際標準規格と異なる日本独自の方式FeliCa(フェリカ)を採用しているため、それまではiPhoneで使用できなかった。では、なぜアップルは方針を変え、フェリカを採用するに至ったのか。本書ではその理由について、事の経緯と、アップルと、Suicaを発行するJR東日本双方の戦略意図を探りながら考察している。また同時に、強力な決済サービスを展開するアップルペイが金融業界へ与えるインパクト、および業界地図をいかに塗り替えるかを占う。著者は、流通、情報通信、金融分野を中心に活躍するジャーナリスト。
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    投稿日:2017年09月25日
  • 現代の日本企業や日本人に「イノベーションが足りない」「創造的(クリエイティブ)でない」といった嘆きがよく聞かれる。だが、極東の小さな国が、一時はGDP世界第2位まで上りつめ、今でも国際競争力を持つ産業分野を多数有するまでに至ったのは、紛れもない事実だ。経済成長の原動力となった日本人の創造性が開花したのは戦後だけではない。とくに明治維新による近代化は日本史上できわめて重要だ。本書では、その明治から昭和初期にかけての日本の近代史を「創造的対応(creative response)」の視点から描いている。創造的対応とは、状況の変化に、現存する慣行の延長線上ではなく、その枠外から新たなアイデアをもって対応することである。維新の志士たちの官僚として、また殖産興業の担い手としての活躍、財閥の勃興、科学者たちによる知識ベースの産業振興などを対象に、豊富なエピソードとともに論じている。著者は、一橋大学イノベーション研究センター特任教授、法政大学大学院イノベーション・マネジメント研究科教授。イノベーションを核とした企業の経営戦略と組織の史的研究を専門とする。
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    投稿日:2017年09月25日
  • 世界でもっとも先端的な企業の一つにグーグルを挙げるのに異論のある人は少ないだろう。次々に繰り出す新技術やアイデア、製品・サービスの他にも、創造性や生産性を最大限に高めるユニークな仕事術や職場環境、マインドフルネスをはじめとするエクササイズなどが、しばしばメディアで取りざたされる。本書で取り上げられるのは、「スプリント」と名づけられたデザインや商品・サービス開発、意思決定のメソッドである。5日間の集中セッションによるグループワークで、ゼロからプロトタイプ(試作品)の実地テストまでを行う“最速”のプロセスであり、主にスタートアップの支援を行うグーグル・ベンチャーズ(GV)で実践されている。本書では、スプリントの生みの親であるジェイク・ナップ氏と、GVで彼とともにスタートアップでのアイデア実現のためのスプリント活用を進めた2人が、自らスプリントについて具体的かつ詳細に解説している。
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    投稿日:2017年09月25日
  • テクノロジーの進展や市場の変化、低金利などの要因から、「銀行」をはじめとする金融業界に激震が走っている。世界的に見れば、Apple Pay、Alipayなどの決済サービスを中心としたIT企業の金融への進出がめざましい。日本では地銀の再編、メガバンクによる仮想通貨の計画などの動きがある。本書では、こうした金融業界における近年のトレンドや経済、社会の動向を分析した上で、「未来の銀行の姿」を大胆に予測。モバイル型、プライベートバンク型、投資銀行型、クラウド型という4タイプに分け、低金利や他業種の競合による個人預金の流出リスクにどう対応すべきかが、生き残りのカギになるとしている。著者はテクノロジーアナリストで、GFリサーチ合同会社代表、株式会社ナビゲータープラットフォーム取締役。日経BizGateでの連載など多方面で分析や執筆を行っている。
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    投稿日:2017年09月25日
  • 軟派熱中スポ根モノ・・・ですよね。
    折角なのでもう一作岡崎作品から。
    この作品も微笑わせて頂きました。
    地域に武芸でその名を響かせる兄を持ちながら、自分にその素養が無いことと女のような名前にコンプレックスを持つ主人公が、幼なじみや兄の友人と共に自分を見付けていく学園ストーリーです。
    タダその展開はコミカルな中にけっこうインパクトのあるトラブルが続き、
    「こんなハズじゃないのに」
    と涙目で青春が綴られていきます。
    やがてスポーツも持ち前の努力で緒に就き、一癖あるライバルに袖引かれながら(?)と、ジャンプやマガジンのスポ根とは違うソフティケートなサンデーらしい展開です。
    丁寧な画に柔らかなノリは軟派ではありますが楽しく読んでいけます。
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年09月24日
  • 時代も感じるが巧くまとまったスーパーヒロインもの
    前レビューで『スーパーヒロインものは消化不良』と言った手前、この作品を。
    岡崎氏がデビュー当時のコメディーからヒーローものに遷移する転換作です。
    配属初日のダメ女刑事がアクシデントから研究所の秘薬を摂取。
    自分の意思とは関係なくスーパーガールに変貌してしまうと言う。
    序盤は憧れの先輩刑事や秘薬の制作者の三つ巴でヒーロー化の享受や葛藤を描き、
    中盤はとある変節から存在が明白になり世間を翻弄するように。
    終盤でその秘薬の造られた経緯が明かされたり、それによる理解者や(やっと)敵組織が登場。
    この手の物語にしては珍しく手順が踏めてます。
    (と言うか以後の作品がダァ~ダァ~過ぎ(-_-;)
    まぁ、
    最初のトラブルはとっ散らかったまま誤魔化すし、
    元は刑事物のわりにそこの詰めは素人目にもいい加減だったり、
    中盤の展開や舞台がちょっとコミカル過ぎたり、
    キャラのノリがまだ学園モノのまんまだったり、
    ようやく登場した悪の組織が「県立地球防衛軍」真っ青の腰砕けさ加減だったりしますが、
    そこを有耶無耶にせず押し切ってます(^^ゞ。
    この作品からあのシリアスな「ジャスティー」に続くとは(゜Д゜)。
    しかし、
    作中から傍と気が付いたんだが、
    もう30年以上前の作品なのかっ(゜Д゜)!
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    投稿日:2017年09月24日
  • 匿名希望
    奥さんの悪い癖
    やはり途中までの盛り上がりは奥さんの凄い才能です
    しかし最後の盛り下がりは奥さんの悪い癖
    それを差っ引いても★4つはあるかな
    • 参考になった 12
    投稿日:2017年09月24日
  • ネタバレあり
    立ち読み後
    トイレで攻めが手で処理します。2話目から、付き合って2年たってる話になりますがまだHは最後まではヤってないです。攻めがかなり焼きもちやきです。ストーリーの全体は悪くなかった。Hシーンはそこそこ有り。修正あり。真っ白で形もわかりません。
    • 参考になった 2
    投稿日:2017年09月24日
  • 匿名希望
    SUPER NATURAL/JAMは秀逸なLGBTマンガ
    SUPER NATURALもBLとしてなかなか面白かったけど、続編のJAMはBLというより真面目なLGBTマンガでした。個人的にはJAMの方が好きかな。
    SUPER NATURALでは、子供っぽかったノブルがJAMではカッコよく成長してたのでついつい婆目線でしみじみ「ええなぁ〜」と思ってしまった。
    ぜひ、セットで読んで見てください。
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年09月23日
  • ネタバレあり
    途中までは…
    他の方が書かれているように、設定や世界観が面白く、14巻まで一気に買って読みました。リビ(主人公の相手役)の小ささには若干違和感はありますが、それさえも気にならないくらい面白かったです。この漫画の主人公は敵に囚われてもいい人すぎて敵のために動いてしまうシーンが14巻までにも出てきます。ですが、そういうシーンが15巻以降もあって、主人公があまりにもいい子ちゃんすぎて妙に興ざめしてきました。うーん、もう少し違う展開なら面白いのですが、好きな漫画だったのに残念です。
    • 参考になった 7
    投稿日:2017年09月23日
  • 面白い
    タイトルに惹き付けられて購入しました
    比較的テンポよくストーリーが展開し長々と説明じみた文章もないので
    素直にストーリー楽しめます
    ただ最近画風が変わってきた感じがします
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年09月23日
  • 独特な世界観のあるファンタジー作品
     独特な世界観のあるファンタジー作品でした。
     万人受けはしなさそうだけど、少し古い西洋ファンタジー読んでいるみたいな気分になりました。
     ちょっと気分を変えたいときに読むと良いかもしれませんね。
    • 参考になった 1
    投稿日:2017年09月23日
  • これは面白い!!!
    とりあえず、終始爆笑です!
    そして、真冬、鷹臣くん、早坂くん、番長、忍者に生徒会、ヤンキー時代の仲間達、、キャラが強い強い。読まなきゃ損!
    • 参考になった 2
    投稿日:2017年09月23日
  • 匿名希望
    性描写がリアルで絵がきれいです
    第1シーズンのファンになり、購入しました。昨シーズン同様、結構生々しい性描写が描かれてます。中の絵柄も表紙絵と同様にキレイでリアルに描かれており、がっかりしません。ただ、短い内容を100円という安価で購入するスタイルの作品のためか、ストーリー展開に若干無理がある。駆け足気味な気がします。特にタチの男の子がいきなりのネコからの攻めに対して戸惑いなく、冷静にこなし過ぎる気がします。童貞らしくない…。私の中では濃厚キスをねちねち描いてくれるだけで第1話は十分でしたのに…。ともあれ設定は映画作りに真剣な高校生という面白そうな設定なので、今後のストーリー展開に期待したいです。新刊はもちろん買います!
    • 参考になった 1
    投稿日:2017年09月23日
  • 変わらない面白さ。
    社交ダンスの10種競技『10DANCE』出場を目指す、二人の男の話。スタンダードの杉木信也とラテンの鈴木信也は同じ年で名前が一文字違うだけで、パッと見別人なのに何故か似ている二人。この二人が切磋琢磨、七転八倒しながらダンスの頂点を目指して互いに手とり足とり高めあううち、別の感情も高めていく。何年か前に2巻まで読んだ後、気がつくと掲載紙が変わり、新装版が発売され、この度カテゴリーも変更となって発売された今作品。当方がのん気に3巻はまだかいなと昼寝していた間、作者様には大変な御苦労があったと偲ばれる。後書を読んで、永久的に作家買いする事に決めました。
    • 参考になった 8
    投稿日:2017年09月22日
  • 匿名希望
    絵目当てでしたが、ストーリーも良かったです!
    BLなんですが、絵柄がそこはかとなく80年代の少年漫画(?)っぽくてそのギャップが新鮮で好きです!
    読み切り集ですが、ストーリーも各話うまくまとまってて良かったです。特にタイトル作の「雑音」が一番良かった。
    春泥先生の描く受けは本当に可愛い...!! あーっ、可愛い...!!
    • 参考になった 2
    投稿日:2017年09月22日
  • ネタバレあり
    オメカバース設定が弱い…
    絵は好みの絵でした。ストーリーは、Ωがヒート起こしてても、アルファは冷静だったり、Ωが倒れても、襲われることもなく、オメカバース設定である必要を感じなかった。ただの普通の恋愛・・・。Hシーンあり。修正は、最近では珍しく白の棒線が2本あるくらいで、真っ白で見えないってことはなかった。
    • 参考になった 1
    投稿日:2017年09月22日
  •  日本ははたして「法治国家」と言えるのでしょうか?
     日本ははたして「独立国」と呼べるのでしょうか?

     矢部宏治著『知ってはいけない 隠された日本支配の構造』(講談社現代新書、2017年8月17日配信)は、戦後日本には米軍部と官僚トップ層との間で交わされた密約が数多く存在し、それら「ウラの掟」が社会全体の構造を大きく歪めていることを事実をもって明らかにした快著だ。
     著者が「知ってはいけない」というタイトルをつけたのは、〈ほとんどの読者にとって、そうした事実を知らないほうが、あと一〇年ほどは心穏やかに暮らしていけるはずだ〉と思ったからで、しかし、近い将来日本に必ず訪れることになる大きな社会変動を考えれば、〈知っておかなければならない戦後日本の正体〉なのだという反語的意味合いを込めたタイトルなのです。
     2010年に沖縄・普天間基地の県外移設を唱えた鳩山由紀夫首相(当時)があっという間に政権の座を追われたことに疑問を抱いて沖縄問題の調査を始めた著者は、サンフランシスコ講和条約の発効、独立によって1952年4月に終わったはずの「占領体制」が65年の時を超えて2017年の現在までそのまま継続されていることを突きとめました。
     それによって、私たちが暮らす社会はどれだけ歪んだ状況にあるのでしょうか。耳を疑うような事実を明かした証言を紹介する一節があります。米軍・普天間基地のある沖縄県宜野湾市長だった伊波(いば)洋一氏(現参議院議員)の講演を聞いた著者は、一瞬、意味がよくわからなかったとして、次のように書きます。

    〈(2011年3月の福島原発事故の後)不思議だ、不思議だと思いながら、なにをどうすればいいか、まったくわからない日々が続きました。
     そんなある日、耳を疑うような事実を知ったのです。
     それは米軍・普天間基地のある沖縄県宜野湾市の市長だった伊波洋一さん(現参議院議員)が、講演で語っていた次のような話でした。
    「米軍機は、米軍住宅の上では絶対に低空飛行をしない。それはアメリカの国内法がそうした危険な飛行を禁止していて、その規定が海外においても適用されているからだ」〉

     この発言、本では太字で強調され、著者はさらに「米軍住宅」に傍点を付けて読者の注意を喚起しています。米軍機が住宅の上を低空飛行するのは当たり前、それが沖縄の日常であることを知る著者には、伊波氏の発言は「????」でした。

    〈私は沖縄で米軍基地の取材をしている最中、米軍機が市街地でギョッとするほどの低空飛行をする場面に何度も遭遇していたからです。軍用ヘリコプターが巻き起こす風で、民家の庭先の木が折れるほど揺れるのを見たこともありますし、マンションの六階に住んでいて、
    「操縦しているパイロットといつも目が合うのさー」
     と言っていた人にも会いました。
     実際、丘の上から普天間基地を見ていると、滑走路から飛び立った米軍機やヘリが、陸上、海上を問わず、島の上空をどこでもブンブン飛びまわっているところが見える。
    「それが、米軍住宅の上だけは飛ばないって、いったいどういうことなんだ?」〉

     操縦しているパイロットと目が合うほどの近さで戦闘機やヘリコプター、問題のオスプレイが飛ぶ沖縄の日常。低空飛行が当たり前の世界にあって、「米軍住宅」の上空は絶対に飛ばないというのです。いったい、どういうことなのか?

    〈伊波氏の話によれば、そうした米軍の訓練による被害から守られているのは、人間だけではないというのです。アメリカでは、たとえばコウモリなどの野生生物や、砂漠のなかにある歴史上の遺跡まで、それらに悪影響があると判断されたときには、もう訓練はできない。計画そのものが中止になる。
     なぜなら、米軍が訓練をする前には、訓練計画をきちんと公表し、環境への影響評価(レヴュー)を行うことが法律で義務づけられているため、アメリカ国内では、人間への悪影響に関して米軍の訓練が議論されることはもうないというのです。
     いや、いや、ちょっと待ってくれ。頭がおかしくなりそうだ──。
     どうして自国のコウモリや遺跡にやってはいけないことを日本人にはやっていいのか。
     それは人種差別なのか?
     それとも、よその国なら、何をやってもいいということなのか?
     いや、そんなはずはない。
     なぜなら、たとえば沖縄本島北部の高江では、ノグチゲラという希少な鳥の繁殖期には、ヘリパッドの建設工事が数ヵ月にわたって中止されているからだ。「日本人」の人権にはまったく配慮しない米軍が、「日本の鳥」の生存権にはちゃんと配慮している。
     これはいったいどういうことなのか……。〉

     アメリカ国内の米軍基地における飛行訓練の航跡図を丹念に見ていった著者は、「ああ、そういうことか」と納得する瞬間があったという。米兵たちが米軍住宅の上を飛ばないのは、ただアメリカの法律を守っているだけのことで、日本人から非難されることはなにもない。動植物や遺跡の上を飛ばないのも同じこと。問題は、ではなぜ日本人の人権だけは守られないのか、ということだ。しかも、これはアメリカの基地が集中する沖縄に限ったことではありません。本土も同様に、米軍機が住宅密集地であろうと都市部であろうと自由に低空飛行が繰り返されているのが現実で、その行為は違法とはならない――というのです。

     1952年、占領終結と同時に、新たに制定された日本の国内法(航空法特例法)にある条文が盛り込まれました。そこにはまさに、身もフタもない真実が書かれている――として、著者はこう述べています。

    〈航空法特例法
     第3項「前項の航空機〔=米軍機と国連軍機〕(略)については、航空法第6章の規定は(略)適用しない」
     ここで重要なのは、右の条文で「適用しない」とされている「航空法第6章」とは、航空機の安全な運行について定めた法律だということです。つまり、
    「離着陸する場所」
    「飛行禁止区域」
    「最低高度」
    「制限速度」
    「飛行計画の通報と承認」
     など、航空機が安全に運行するための43ヵ条(第57~99条)もの条文が、すべて米軍機には適用されないことになっているのです。
     要するに、もともと米軍機は日本の上空において、どれだけ危険な飛行をしてもいい、それは合法だということなのです。〉

     まっとうな独立国であればあり得ない航空法適用除外の特例が、どうして米軍に対しては認められているのか。戦後日本社会のウラの掟の起点を極めようとする著者の探索はスリリングで、知的興奮に満ちています。
     事実だけを追求した著者が最後に行き着いたのは、1950年6月25日の朝鮮戦争開戦時にちょうど東京を訪問中だった米国務省顧問ダレスによる〈6・30メモ〉と〈日米合同委員会〉の存在でした。

     前者は、マッカーサーの方針を180度転換させた「占領終結後も日本全土を米軍の潜在的基地(ポテンシャル・ベース)とするために国連憲章43条(すべての国連加盟国が、国連安保理とそれぞれ独自の「特別協定」を結んで、国連軍に兵力や基地を提供し、戦争協力を行う義務を持つことを定めている。しかし「正規の国連軍」は結局は実現していません)と106条(国連軍が実際にできるまでのあいだ、安保理の常任理事国である5大国は、必要な軍事行動を国連に代わって行っていいという「暫定条項」)を使った法的トリック」を記した報告書で、著者はこれを、「この国のかたち」がこの時決まったという意味で、戦後日本にとってもっとも重要な瞬間だったとしています。「国連軍の代わりの米軍」が日本全土に駐留するという絵を描いたダレス〈6・30メモ〉は、サンフランシスコ講和条約とともに結ばれた旧安保条約で具体化されます。第1条には〈平和条約および安保条約の効力が発生すると同時に、米軍を日本国内およびその周辺に配備する権利を、日本は認め、アメリカは受け入れる」(前半部 英文からの著者訳)〉と書かれています。その後、密約を重ねて現在に至る日米安保の基本コンセプトの誕生です。

     後者――日米合同委員会はその存在を知る人は少ない。この組織のトップに位置する本会議は月2回、隔週木曜日午前11時から、日本側が議長の時は外務省の施設内で、米側が議長の時は米軍基地内の会議室で開かれています。参加者は日本側が代表の外務省北米局長以下、各省のエリート官僚6人、7人の米側は一人だけ大使館から参加する公使を除いてすべて軍人。占領時代にオールマイティだった圧倒的な特権を、日本が独立したあとも、「見かけ」だけを改善するかたちで以前と変わらず持ち続けたい──そうしたアメリカの軍部の要望を実現するために、「戦後日本」に残されたリモコン装置で、そこで決まったことは別に国会に報告する義務も、外部に公表する義務もなく、事実上ノーチェックで実行できると言われています。
     その詳細は本書、および著者が企画編集した『「日米合同委員会」の研究』(吉田敏浩著、創元社、2017年9月8日配信)をご覧ください。ここでは、ブッシュ政権の国務長官だったコンドリーザ・ライスがアメリカ太平洋軍司令官と戦後日本についてどう見ていたのかを紹介しておきます。〈第九章 アメリカは「国」ではなく、「国連」である〉より引用します。

    〈「太平洋軍司令官は昔から植民地総督のような存在で(略)最もましなときでも外交政策と軍事政策の境界線を曖昧にしてしまい、最悪の場合は両方の政策をぶち壊しにしてしまう傾向があった。誰が軍司令官になろうが、それは変わらなかった。これは太平洋軍司令官という役職にずっとつきまとっている問題だろう」(『ライス回顧録』集英社)
     つまり「戦後日本」という国は、じつはアメリカ政府ではなく、アメリカの軍部(とくにかつて日本を占領した米極東軍を編入した米太平洋軍)によって植民地支配されている。
     そしてアメリカ外交のトップである国務長官でさえ、日本がなぜそんな状態になっているのか、その歴史的経緯や法的構造が、さっぱりわかっていないということです。〉

     密約によって占領下の戦争協力体制をそのまま継続している「半分主権国家(ハーフ・サヴァラン・ステート)」の日本。突然、解散総選挙を打ち出した安倍晋三首相が目論む改憲――おそらく第9条に自衛隊の存在を明記する3項を加憲――は、密約によって聖域化されてきた〈米軍による日本の軍事利用体制〉の完成を意味する。座して「米軍司令官の指揮下に入った自衛隊」を容認するか、歪んだ戦後日本の構造を正して、本当の意味での「平和国家」に生まれ変わるか――いまこそ、事実に基づく根本的な議論を尽くすべき時だという著者の指摘は重い。(2017/9/22)
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    投稿日:2017年09月22日
  • 匿名希望
    誰にも本気になれなかったクズ男の恋
    ポルノグラファーおよびインディゴの気分で有名な丸木戸マキ先生の別作品。
    正直ポルノグラファーのようなインパクトはないのですが、この作品はこの作品でジワジワ来ます。
    何気に、なんども読み返してしまう良さがあります。主人公のクズ男には当初気持ちを重ねにくかったのですが、徐々にじんわりと気持ちが理解できるようになってくるような...そんな感じです。
    同時収録の読み切り「青い影」も良い!ので損はないです。おすすめします。
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    投稿日:2017年09月21日
  • 匿名希望
    スローテンポにながれるふたりの時間
    祥伝社の試し読みサイトで一話丸々読んでから、絶対電書発売日に買う!と決めてました。商業誌デビュー作みたいですが、すでに凄い力量だと思います。
    特にコマ内の構図や描写がひとつひとつ秀逸です。さすがはOnBLUEデビュー作家。
    表情アップの描写とそれに合わせたふたりのスローなやりとり。ふたりの夏はゆっくりとながれてゆきます...と言った感じです。
    • 参考になった 6
    投稿日:2017年09月21日