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  •  第121回直木賞(1999年上期)を『柔らかな頬』(文春文庫)で受賞した桐野夏生は、東野圭吾、宮部みゆきなど“電子未解禁”の人気作家のひとりに数えられてきました。配信されていたのは、『優しいおとな』(中央公論新社、2013年9月20日配信)と『バラカ』(集英社、2016年2月26日に紙書籍と同時配信)のわずか2冊だけでした。
     しかし――2017年9月15日、デビュー作『顔に降りかかる雨』(1993年単行本刊行)に始まる「村野ミロシリーズ」4作品が一挙に配信され、状況は一変しました。
    『顔に降りかかる雨』は、別名(野原野枝実)で少女小説を書いていた桐野夏生がミステリー界に鮮烈なデビューを飾った作品であり、第39回江戸川乱歩賞受賞作となった、桐野夏生の原点ともいうべき作品です。その文庫新装版刊行を期して、シリーズ第2弾『天使に見捨てられた夜』(1994年単行本刊行)、第3弾『ローズガーデン』(2000年単行本刊行)、第4弾『ダーク』(2002年単行本刊行)と続いたシリーズ全作品を電子化して意欲的な展開を開始した講談社の試みに拍手を送りたい。桐野夏生がついに電書へのルビコン川を渡ったわけで、こうなれば同じ講談社文庫の『OUT(上・下)』(日本推理作家協会賞)、直木賞『柔らかな頬』(文春文庫)、泉鏡花文学賞『グロテスク』(文春文庫)、柴田錬三郎賞『残虐記』(新潮文庫)、谷崎潤一郎賞『東京島』(新潮文庫)、島清恋愛文学賞&読売文学賞『ナニカアル』(新潮文庫)など文学賞受賞の傑作から『猿の見る夢』(講談社)、『夜の谷を行く』(文藝春秋)、『デンジャラス』(中央公論新社)といった近刊・意欲作まで、桐野作品が電子書籍でいつでもどこでも読めるようになるにちがいない・・・・・・そんな確かな予感が生まれた。

     さて、解禁されたデビュー作『顔に降りかかる雨』である。
     物語は、こう始まります。

    〈いやな夢を見ていた。
     私はマイクロバスの後部座席に一人座り、どこかに向かっているところだった。どうやら、行く当てのない旅の途中らしい。(中略)
     外はよく晴れて暑そうだが、私は冷え切っている。マイクロバスの天井にあるダクトから、かび臭い冷たい風が吹き出ていて、私の全身に鳥肌をたてているからだ。
     そのうち、どうも見たことがある景色だ、と私は気づく。
     ジャカルタだ。ここはジャカルタの郊外だった。(中略)
     ふと横を見ると、いつの間にかマイクロバスは交差点のようなところで停まり、私の窓の外に人影が立っているのだった。目をしっかりと閉じた男が白いシャツを着た男に付き添われ、私の窓に向けて空き缶を差し出している。目の見えない物乞いらしい。その男とは窓越しに五十センチと離れていない。
     思わず、私は男の堅く閉じられた瞼(まぶた)を見つめた。すると、閉じた目から涙がにじんで頬(ほお)に流れていくのが見えた。涙が、と思った瞬間、私はその男がインドネシア人ではなく、私の夫、博夫(ひろお)なのだと知った。
     私はたちまち深い悲しみと後悔と憎しみの入り交じった複雑な感情に打ちのめされる。博夫はここ、ジャカルタで死んだ。死んでしまったのに、彼はまだ私を苦しめる。博夫はぶるぶる震える手で空き缶を差し出したまま、涙を流し続けていた。
     が、死者の何と懐(なつ)かしいことか。思わず、バスの窓を開(あ)け、博夫に手を差し伸べようとすると、背後から焦(じ)れたようなクラクションの音が聞こえてきた。もう出ますよ、というようなことを運転手は私に言い、クラクションも一定の間隔でせかすように鳴り続けた。
    「待ってください!」

     叫んだ途端に目が覚める。夢だったんだ。わかっていたが動悸(どうき)が止(や)まなかった。まだクラクションが鳴り続けているからだ。
     クラクション?
     その時初めて、クラクションではなく、電話のコールだということに気づいた。反射的にベッド横の、サイドテーブルがわりの椅子の上に置いた腕時計を見る。午前三時少し前だった。心臓の鼓動がおさまるに従って、汗がどっと噴き出してくる。その間、電話は鳴り続けていた。
     夢の中の、博夫の陽(ひ)に灼(や)けた頬に流れた涙を思い出すと、電話に出る気はさらにしなかった。彼の死の知らせ以来、私は真夜中の電話には出ないと決めているからだ。じっと待っていると、二十回以上は鳴ったコールが、グルルッと中途半端に鳴りかけて、ようやく止んだ。
     留守番電話にセットしておかなければならない。私はベッドから両足をゆっくりと板の間におろした。裸足(はだし)の足裏に、べたっと床板が張りつくような異様な湿気が感じられた。外は強い雨が降っている。例年になく長く、そして雨のよく降る梅雨(つゆ)だ。〉

     舞台は梅雨(つゆ)の新宿。主人公の村野ミロは32歳。夫がジャカルタで自殺。その死に苛まれながら、新宿のマンションで死んだように生きるミロが、梅雨の雨が降りしきる真夜中に鳴り続ける電話の音で〈悪夢〉から目覚める冒頭シーン。〈裸足の足裏〉に感じた〈べたっと床板が張りつくような異様な湿気〉 電話の呼び出し音が鳴り続ける、真夜中の部屋。外は強い雨の音。目覚めたミロ・・・・・・不吉な予感を女のやわらかい皮膚の感覚によって描写する〈桐野夏生の世界〉。繊細でありながら圧倒的な展開力。桐野ワールドに一気に引き込まれていた。

     村野ミロの不吉な予感は、翌日昼近くに電話が鳴って現実となります。友人のノンフィクションライター・宇佐川耀子(うさがわ・ようこ)が近年、深く付き合っている男、成瀬(なるせ)が、〈耀子が部屋にいないのですが、そちらに伺(うかが)ってませんか?〉〈どこかに行くとか言ってませんでしたか?〉切迫したものを感じさせる声で執拗に尋ねる。成瀬の質問に答えることは、耀子を売るような気がして不快になってきたミロが〈そういうことでしたら、気がつきませんでした〉きっぱりと断ると、成瀬は敏感に察したらしく謝り、マンションの名前を聞いて電話を切った。

     成瀬の電話の調子が緊迫していたことが気にかかって仕方がない。いったい、耀子に何が起きたのか? 最後に話したのは、3、4日前の午後にいつもの軽い調子でかかってきた電話だった。耽美小説を書いたり、ヴァイオリンを弾いたりで話題の川添桂(かわぞえ・かつら)のパフォーマンスに付き合って欲しい、ちょっと気になることがあると言って、チラシをファックスしてきた。来週火曜日の夜、場所は六本木・・・・・・ファックスのチラシを見ている時、インターフォンが鳴り、ドアを開けると、背の高いがっしりした男が目をじっと見つめながら、軽く礼をした。成瀬本人だった。

    〈成瀬の目つきは、やはり並の人間より数倍鋭く、それに聡(さと)かった。私に挨拶(あいさつ)すると、耀子の靴がないか素早くチェックし、それからすぐに、狭い2DKの私の部屋を油断ない目で隈(くま)なく見渡した。耀子の物はひとつとて見逃さない、という意志が感じとられた。
    「耀子は来てません」
    「そうでしょうね」
     成瀬は私のほうをまったく見ずに、ほほ笑んでつぶやいたが、その様子は私を怖(こわ)がらせる。私の言うことなど全然信じていないのは明らかだった。
    「上がっても?」
     成瀬はワークブーツの紐を解き始める。
    「どうぞ。どうせ、いやだって言っても上がるつもりなんでしょう」
     私は腕を組んで壁に寄りかかり、強引な成瀬を呆れて眺めた。こんな、突然やってきた男に威圧されるのは不快だった。
    「ええ」〉

     一緒に来た君島と名乗る、パンチパーマの若い男の派手な服装――腕にはダイヤ入りのゴールドのロレックス、もし服が本物のヴェルサーチェだとしたら上から下までで400万円といったところだろう。もちろん、まっとうな仕事をしている人の格好ではない、としたうえで、この男について〈「なるほど、このネエちゃんかよ」 若い男は成瀬に軽く頭を下げると、私の顔を見て脅すようにぐちゃっと言った。かすかに北関東訛りがある。〉と続ける桐野夏生。極道の若者の様子をさりげなく描きながら、村野ミロという女の観察眼の鋭さを印象づける文章のうまさが魅力なのだ。

     勝手に上がり込んだ成瀬が奥からミロを呼んだ。耀子を探して、バスルームやトイレ、ベッドの下まで無断で覗いたらしい。

    〈怒りに紅潮した私の顔を見て、成瀬が初めて、少し笑った。
    「すみませんね」
    「ともかく」私はどすんと椅子に腰をおろした。「どういうことなのか、説明していただけませんか」
    「説明ってほどでもないんですよ。出来事は単純だし、まだ何にもわからないのです」
     成瀬は不機嫌に言い、自分自身にうんざりしたように軽く肩をすくめた。目はベランダの隅にほったらかしてある枯れたポトスの鉢を見ている。
    「要するに、耀子が大金を持っていなくなったんです」
    「嘘でしょう」私は大きく眉をつりあげて叫んだ。「絶対に変です! 耀子がそんなことするわけがないわよ」
     成瀬は私に視線を戻すと、疲れたように笑った。
    「僕もそう信じてました。でも、本当です。彼女に預けた一億円ごと、どっかに行ってしまった」
     一億円と聞いて、私はコトの重大さに打ちのめされた気がした。成瀬や、君島とかいう男が飛んでくる理由がわかる。それでも、何かが間違っているのだという確信があった。それは耀子が、私の友人たちの中で一番賢く聡明だという事実だった。大金を持って逃げるような馬鹿な真似(まね)は、絶対にしないはずだ。〉

     1億円は、メルセデスやBMWなど中古外車の販売店を経営している成瀬が親会社――君島はそっちの会社の人間だ――会長から借りた金で、耀子のパスポートもスーツケースも身のまわりの物も、一切合財(いっさいがっさい)なくなっているという。耀子と示し合わせて金を奪ったのではないかと疑う成瀬は有無を言わせずミロを会長のところに連れて行きます。
     ミロのマンションにいる君島から1階エントランスの郵便受けに「村善調査探偵」のプレートがあることを知らされていた会長の上杉が最初、面白がるようにミロに語りかける。

    〈「村善さんの娘さんならはっきり言いましょう。たぶん、見当もついてるでしょうからね。はっきり言いましょう。私のとこは、満崎組(みつざきぐみ)に上納金を納めてます。私の名も村善さんに聞いてみればおわかりでしょうが、もちろん決して無名じゃない」
     つまり、企業の形は取っているけれど、ほとんど極道だと言ってるのだ。
    「だから、あんたはこうなった以上、逃げることはできない」
    「あの、こうなった以上ってどういうことでしょうか」
     いらついたように、上杉が本性をむき出して大声を出した。
    「あのね、つまりねえ。あんたの友達で、成瀬の女、宇佐川だか宇野だか知らんけどね。そいつが持ち逃げした金は、もともとはここの金なんだよ!」〉

     ミロの父は業界に名を知られた探偵だった。半年前に新宿2丁目のマンションをミロに引き渡して北海道に帰ったが、ミロには探偵業を引き継ぐつもりはなかった。マーケティングを担当していた広告代理店も辞めて、1年くらいは貯金を食いつぶしながら暮らすつもりでいた。

     しかし――〈ともかく、二人で探せ。女と金を早く見つけて来い〉上杉が唾を飲み込み、きっぱりと言った。

    〈「いいか、期限をつけるぞ。あと一週間だ。土曜に手に入れた金なんだから、今度の土曜までに女と金が見つかったら許してやる。だが、それ以上かかったら落としまえをつけろ。わかったな、成瀬。おまえ、女とつるんで俺をだまそうってんじゃねえだろうな」
     上杉は、怖い顔で成瀬を睨みつけ、それから次に私を睨んだ。同等に、二人のことを信用していない目だった。〉

     女性探偵・村野ミロ誕生の瞬間です。親友・耀子が1億円とともに消えたことで、〈死んでいたミロ〉が覚醒し、女性探偵として成長していく。〈村野ミロシリーズ〉が4作品まで書き継がれたことは、前述したとおりです。
     そういえば発端となる「親友・耀子の事件」に絡む二人、成瀬と上杉の出会いは東京拘置所で、上杉は恐喝、成瀬は東大全共闘、学生運動で入っていたという設定です。1960年代末、東大全共闘は「連帯を求めて孤立をおそれず」という言葉を掲げました。〈村野ミロ〉はそんな〈孤立〉の匂いがする――。(2017/9/29)
    • 参考になった 2
    投稿日:2017年09月29日
  • 心が柔らかくなります
    超小粒だけど、役に立ちたい気持ちは超大粒!
    ちびっこ大豆のしょぼ君(自称:世界を救うヒーロー)と、ちびっこ黒大豆のわる君(自称:世界一のワル)が、優しい大人達や優しいヤンキー君(!)に見守られながら日常を過ごします。
    1ページのお話や数ページに渡るお話、どの話も日常のひとコマを優しく切り取って描かれています。
    息抜きにパラパラと読むもよし、秋の夜長にじっくり読むもよし。
    ふんわり色の全カラーページとほっこり可愛らしいお話に、心が潤いまくります。
    • 参考になった 1
    投稿日:2017年09月28日
  • 通じない怖さ。
    COLDシリーズのスピンオフ、楠田の話。極々、普通に平凡に、ちょっと我儘な彼女がいたりした時期もあった楠田。兄と共にアクセサリー関係の仕事を手掛け始めたことから俳優の秋沢と接点をもつ。今は落ち目だが、天才と呼ばれていたほどの才能をもつ秋沢。それは凡人には理解できない思考。楠田を唯ひたすらに求める秋沢の執着が読書中、恐怖のような狂喜となって迫ってきて、怖いのに読み終えたくなくて、この世界が永遠に続けばいいのにと思った。
    • 参考になった 1
    投稿日:2017年09月28日
  • 匿名希望
    素晴らしい!
    セックス&バイオレンス盛り沢山の読み応えある最終巻でした。この二人をもっと見たかったけど素敵に終わったので納得。
    • 参考になった 1
    投稿日:2017年09月28日
  • おしゃれな雰囲気の絵柄
    13の自治区からなる王国で中央議会とは別の独立機関として存在するACCAという組織に属する主人公の話です。そのACCA内で職員の不正がないか各自治区を視察する監視課に主人公はいます。
    主人公の少し特殊な業務の中で各自治区要人の様々な思惑が絡まり合い、主人公も含め誰が何を企んでいるのか分からないままストーリーが進む所に面白さがあります。ちなみに特殊な業務といってもバトル描写や特殊能力の類いは出てきません。
    作中ほぼ腹の探り合いのような会話が中心ですが、各自治区の個性豊かな文化がご当地スイーツやパンを通して表現されていて日常シーンの和やかさもあるので固すぎず読みやすいです。逆に言ってしまえば本格的な政治ゲームやサスペンス要素を好む人にとってはストーリー後半部分が物足りなくツッコみ所もやや感じるかもしれません。終始淡々と進みながらも散りばめられた複線もあり結構読みごたえがあります。
    • 参考になった 1
    投稿日:2017年09月27日
  • 匿名希望
    サポーター目線でも面白い
    監督がクローズアップされるし、もちろんソコが面白いんだが、サポーター目線でも非常に面白い
    • 参考になった 1
    投稿日:2017年09月27日
  • 応援しています!
    けものはいても、のけものはいない。
    なんというか、心が温まる一欠片の害もないそんなお話です。アニメとは違った面白さが楽しめるのはうれしいですね。色々と頑張って欲しいです。
    • 参考になった 2
    投稿日:2017年09月26日
  • 匿名希望
    戦後からの少女マンガの事が知れて、新鮮でした。
    70年代後半に生まれた私にとって、マンガの神様と言われる手塚治虫さんの事については、色んな方が作品に描かれているので知っていましたが、上田としこさんというマンガ家さんはこの本で初めて知りました。
    戦後、男性マンガ家や編集者が多い中、女性のマンガ家として奮闘していく様子がリアルに語られています。
    後半には世代が私よりも少し上ですが知ってるマンガ家さんがどんどん出て来て、あの有名な作品の数々はこういう時代に描かれた作品なんだなあと、感慨深く読みました。
    村上もとかさんの絵は丁寧で背景もリアルなので、昭和の匂いを感じれて、ずっと大切にしていきたいような、そんな作品です。
    • 参考になった 2
    投稿日:2017年09月26日
  • 匿名希望
    ふたりがかわいいから、許す!(笑)
    年下ワンコギャル男攻め x ボッチなイケメン優等生受け。当方、円と球さんの装丁に弱く、表紙買い。
    漫画として改善すべき点がいくつか素人目にも明らかなのですが、二人がかわいいので「...ま、いっか。」となって結局何度も読み返しちゃいました。(笑)
    半分以上は別タイトルなので、そちらはあんまりピンとこなかったかな。その点は注意。個人的には諸々マイナス要素があったとしても、タイトル作の二人がかわいいから読めてよかったです。
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年09月25日
  • 不幸の連続にハラハラ!
    不幸を詰め込んだような主人公ナタリーと、16個下のフランシスの哀しい純愛物語。
    悲痛の叫び、遠い目、頭ではわかっているのにどうにもできない嫉妬心…
    ナタリーの悲観さと荒々しさに共感してしまいますー
    1巻1巻続きが気になるところで終わってるから、楽しく一気読みできました!
    ナタリーの人生は不幸の連続だったけど、その中の幸せで救われたのかな…
    絵も綺麗でフランシスの4歳~大人になるまでの過程は美しく、見ているだけで心洗われます!
    • 参考になった 1
    投稿日:2017年09月25日
  • 匿名希望
    コメディー霊能力高校生ラブロマンス。
    この作者の霊能力者シリーズ、第一弾です。初めて読んだのは貸本屋で。その数年後、電子コミックのセール時に懐かしくて迷わず購入!霊が沢山出てくるけどそんに怖くないし、主人公のゆららが守護霊の影響で危ない時だけ別人のようになるので、その変身も面白い。またそのせいで二転三転する、二人のイケメンとの三角関係恋愛模様にもニンマリ。笑 この話のあとは主人公が変わって「らせつの花」全9巻に続きますが、男性一人と幽霊だけ続編でも主要キャラになりますよ。当たり前だけど、どれも登場人物たちの「成長」がテーマかな。巻数も長すぎサラッと読めて楽しめるから、それなりにオススメ。
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年09月25日
  • 2016年9月、アップルのスマホ最新機種、iPhone 7/7 Plusが世界発売された。搭載された数々の新機能の中でも、とくに日本国内で大きな話題となったのが、決済サービスであるApple Pay(アップルペイ)の電子マネー「Suica」への対応だった。Suicaは国際標準規格と異なる日本独自の方式FeliCa(フェリカ)を採用しているため、それまではiPhoneで使用できなかった。では、なぜアップルは方針を変え、フェリカを採用するに至ったのか。本書ではその理由について、事の経緯と、アップルと、Suicaを発行するJR東日本双方の戦略意図を探りながら考察している。また同時に、強力な決済サービスを展開するアップルペイが金融業界へ与えるインパクト、および業界地図をいかに塗り替えるかを占う。著者は、流通、情報通信、金融分野を中心に活躍するジャーナリスト。
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    投稿日:2017年09月25日
  • 現代の日本企業や日本人に「イノベーションが足りない」「創造的(クリエイティブ)でない」といった嘆きがよく聞かれる。だが、極東の小さな国が、一時はGDP世界第2位まで上りつめ、今でも国際競争力を持つ産業分野を多数有するまでに至ったのは、紛れもない事実だ。経済成長の原動力となった日本人の創造性が開花したのは戦後だけではない。とくに明治維新による近代化は日本史上できわめて重要だ。本書では、その明治から昭和初期にかけての日本の近代史を「創造的対応(creative response)」の視点から描いている。創造的対応とは、状況の変化に、現存する慣行の延長線上ではなく、その枠外から新たなアイデアをもって対応することである。維新の志士たちの官僚として、また殖産興業の担い手としての活躍、財閥の勃興、科学者たちによる知識ベースの産業振興などを対象に、豊富なエピソードとともに論じている。著者は、一橋大学イノベーション研究センター特任教授、法政大学大学院イノベーション・マネジメント研究科教授。イノベーションを核とした企業の経営戦略と組織の史的研究を専門とする。
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    投稿日:2017年09月25日
  • 世界でもっとも先端的な企業の一つにグーグルを挙げるのに異論のある人は少ないだろう。次々に繰り出す新技術やアイデア、製品・サービスの他にも、創造性や生産性を最大限に高めるユニークな仕事術や職場環境、マインドフルネスをはじめとするエクササイズなどが、しばしばメディアで取りざたされる。本書で取り上げられるのは、「スプリント」と名づけられたデザインや商品・サービス開発、意思決定のメソッドである。5日間の集中セッションによるグループワークで、ゼロからプロトタイプ(試作品)の実地テストまでを行う“最速”のプロセスであり、主にスタートアップの支援を行うグーグル・ベンチャーズ(GV)で実践されている。本書では、スプリントの生みの親であるジェイク・ナップ氏と、GVで彼とともにスタートアップでのアイデア実現のためのスプリント活用を進めた2人が、自らスプリントについて具体的かつ詳細に解説している。
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    投稿日:2017年09月25日
  • テクノロジーの進展や市場の変化、低金利などの要因から、「銀行」をはじめとする金融業界に激震が走っている。世界的に見れば、Apple Pay、Alipayなどの決済サービスを中心としたIT企業の金融への進出がめざましい。日本では地銀の再編、メガバンクによる仮想通貨の計画などの動きがある。本書では、こうした金融業界における近年のトレンドや経済、社会の動向を分析した上で、「未来の銀行の姿」を大胆に予測。モバイル型、プライベートバンク型、投資銀行型、クラウド型という4タイプに分け、低金利や他業種の競合による個人預金の流出リスクにどう対応すべきかが、生き残りのカギになるとしている。著者はテクノロジーアナリストで、GFリサーチ合同会社代表、株式会社ナビゲータープラットフォーム取締役。日経BizGateでの連載など多方面で分析や執筆を行っている。
    書籍ダイジェストサービス「SERENDIP」詳細はこちら
    投稿日:2017年09月25日
  • 軟派熱中スポ根モノ・・・ですよね。
    折角なのでもう一作岡崎作品から。
    この作品も微笑わせて頂きました。
    地域に武芸でその名を響かせる兄を持ちながら、自分にその素養が無いことと女のような名前にコンプレックスを持つ主人公が、幼なじみや兄の友人と共に自分を見付けていく学園ストーリーです。
    タダその展開はコミカルな中にけっこうインパクトのあるトラブルが続き、
    「こんなハズじゃないのに」
    と涙目で青春が綴られていきます。
    やがてスポーツも持ち前の努力で緒に就き、一癖あるライバルに袖引かれながら(?)と、ジャンプやマガジンのスポ根とは違うソフティケートなサンデーらしい展開です。
    丁寧な画に柔らかなノリは軟派ではありますが楽しく読んでいけます。
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年09月24日
  • 時代も感じるが巧くまとまったスーパーヒロインもの
    前レビューで『スーパーヒロインものは消化不良』と言った手前、この作品を。
    岡崎氏がデビュー当時のコメディーからヒーローものに遷移する転換作です。
    配属初日のダメ女刑事がアクシデントから研究所の秘薬を摂取。
    自分の意思とは関係なくスーパーガールに変貌してしまうと言う。
    序盤は憧れの先輩刑事や秘薬の制作者の三つ巴でヒーロー化の享受や葛藤を描き、
    中盤はとある変節から存在が明白になり世間を翻弄するように。
    終盤でその秘薬の造られた経緯が明かされたり、それによる理解者や(やっと)敵組織が登場。
    この手の物語にしては珍しく手順が踏めてます。
    (と言うか以後の作品がダァ~ダァ~過ぎ(-_-;)
    まぁ、
    最初のトラブルはとっ散らかったまま誤魔化すし、
    元は刑事物のわりにそこの詰めは素人目にもいい加減だったり、
    中盤の展開や舞台がちょっとコミカル過ぎたり、
    キャラのノリがまだ学園モノのまんまだったり、
    ようやく登場した悪の組織が「県立地球防衛軍」真っ青の腰砕けさ加減だったりしますが、
    そこを有耶無耶にせず押し切ってます(^^ゞ。
    この作品からあのシリアスな「ジャスティー」に続くとは(゜Д゜)。
    しかし、
    作中から傍と気が付いたんだが、
    もう30年以上前の作品なのかっ(゜Д゜)!
    • 参考になった 1
    投稿日:2017年09月24日
  • 匿名希望
    奥さんの悪い癖
    やはり途中までの盛り上がりは奥さんの凄い才能です
    しかし最後の盛り下がりは奥さんの悪い癖
    それを差っ引いても★4つはあるかな
    • 参考になった 12
    投稿日:2017年09月24日
  • ネタバレあり
    立ち読み後
    トイレで攻めが手で処理します。2話目から、付き合って2年たってる話になりますがまだHは最後まではヤってないです。攻めがかなり焼きもちやきです。ストーリーの全体は悪くなかった。Hシーンはそこそこ有り。修正あり。真っ白で形もわかりません。
    • 参考になった 2
    投稿日:2017年09月24日
  • 匿名希望
    SUPER NATURAL/JAMは秀逸なLGBTマンガ
    SUPER NATURALもBLとしてなかなか面白かったけど、続編のJAMはBLというより真面目なLGBTマンガでした。個人的にはJAMの方が好きかな。
    SUPER NATURALでは、子供っぽかったノブルがJAMではカッコよく成長してたのでついつい婆目線でしみじみ「ええなぁ〜」と思ってしまった。
    ぜひ、セットで読んで見てください。
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年09月23日
  • ネタバレあり
    途中までは…
    他の方が書かれているように、設定や世界観が面白く、14巻まで一気に買って読みました。リビ(主人公の相手役)の小ささには若干違和感はありますが、それさえも気にならないくらい面白かったです。この漫画の主人公は敵に囚われてもいい人すぎて敵のために動いてしまうシーンが14巻までにも出てきます。ですが、そういうシーンが15巻以降もあって、主人公があまりにもいい子ちゃんすぎて妙に興ざめしてきました。うーん、もう少し違う展開なら面白いのですが、好きな漫画だったのに残念です。
    • 参考になった 7
    投稿日:2017年09月23日
  • 面白い
    タイトルに惹き付けられて購入しました
    比較的テンポよくストーリーが展開し長々と説明じみた文章もないので
    素直にストーリー楽しめます
    ただ最近画風が変わってきた感じがします
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年09月23日
  • 独特な世界観のあるファンタジー作品
     独特な世界観のあるファンタジー作品でした。
     万人受けはしなさそうだけど、少し古い西洋ファンタジー読んでいるみたいな気分になりました。
     ちょっと気分を変えたいときに読むと良いかもしれませんね。
    • 参考になった 1
    投稿日:2017年09月23日
  • これは面白い!!!
    とりあえず、終始爆笑です!
    そして、真冬、鷹臣くん、早坂くん、番長、忍者に生徒会、ヤンキー時代の仲間達、、キャラが強い強い。読まなきゃ損!
    • 参考になった 2
    投稿日:2017年09月23日
  • 匿名希望
    性描写がリアルで絵がきれいです
    第1シーズンのファンになり、購入しました。昨シーズン同様、結構生々しい性描写が描かれてます。中の絵柄も表紙絵と同様にキレイでリアルに描かれており、がっかりしません。ただ、短い内容を100円という安価で購入するスタイルの作品のためか、ストーリー展開に若干無理がある。駆け足気味な気がします。特にタチの男の子がいきなりのネコからの攻めに対して戸惑いなく、冷静にこなし過ぎる気がします。童貞らしくない…。私の中では濃厚キスをねちねち描いてくれるだけで第1話は十分でしたのに…。ともあれ設定は映画作りに真剣な高校生という面白そうな設定なので、今後のストーリー展開に期待したいです。新刊はもちろん買います!
    • 参考になった 1
    投稿日:2017年09月23日