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  • ドタバタラブコメかと思ったら最終的に感動作に
    稲荷神社の祭神、宇迦之御魂神(ウカノミタマノカミ)、うか様の神通力を得て、変身能力を身に付ける女の子、伏見いなり。
    初期の頃は、変身能力を使うほどあちこちで齟齬を来たし、ドタバタするラブコメ。かと思っていたら、次第に神様であるうか様やその他様々なめっちゃ人間くさい神様たちがどんどん出てきて、複雑に絡み合う人間模様・神模様。最終的には、凄く綺麗で感動的なエンディングを迎えてジ~ンとした。こんなまともな(失礼)エンディングになるとは思わなかった。
    登場する神様たちがどれも面白くて、親近感。神様のトップの天照大神が妙な韓流(?)好きオバちゃんだったり、その下で仕える大宮能売神(おおみやのめのかみ、みやちゃん)がめっちゃ可愛かったり・・・。実際の神社でも御祭神が何なのかつい気にするようになった。
    また、ストーリーには直接関係ないが、登場人物の名字が伏見、丹波橋、三条、丸太町、墨染など、京阪線の駅名に由来しており、また登場するメインの神社が実在の伏見稲荷そのままに舞台にしているので、近畿在住だとさらにいろいろ身近な感じがして面白かった。
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    投稿日:2016年12月17日
  • ついつい似た設定の他作品と比較
    親を無くした幼い女の子を、独身の男性が引き取って一緒に暮らし始める。
    別のレビューにもあるが、「うさぎドロップ」や「高杉さん家のお弁当」でもあったような設定と展開。というか、意識せず上記の作品もすでに持っていた私は、こういう設定好きなんだろうか。どの作品でも最後がどれも最終的には~~~な展開になるのは、個人的には要らん蛇足なんだが、やっぱりこういうエンディングが好まれるのかな。
    本作では保護者である男性が当初割とテキトーで自由業的な仕事をしていて、主人公の女の子が引き取ってすぐに中学生になってしっかり家事とか家計管理出来る子なので、「子育て」としての苦労は無く、むしろどちらが保護されているのか、「一緒に暮らすためのいくつかの約束」があるからまともに一緒に生活出来ている感じ。その分、あっという間に話が進んで2巻で終わるのでサクサク読める。ストーリーにあまり深く関わらなさそうなエロシーンが時々挿入されるのは、これまで色々エロ漫画を書いてきた陸乃家鴨の作だから仕方ないのかな。
    「親を亡くした女の子を引き取る」という設定を活かす意味では、幼児を引き取って「子育て」の無い主人公男性が右往左往しながら奮闘する様子を描く「うさぎドロップ」のほうが面白かったな。
    「高杉さん家のお弁当」は女の子が寡黙すぎて感情移入できず、女の子が素直に感情を示す本作や「うさぎドロップ」のほうが良かった。
    • 参考になった 1
    投稿日:2016年12月17日
  • 懐かしいジャンプ王道ラブコメ
    この作者さんの描く女の子は可愛い、この絵だけで買い!
    煮え切らない主人公の男子とそれを取り巻く女の子たち、成りそうで成らない恋愛、ジャンプ漫画の王道だよな。4人のメインヒロインが登場するが、主人公が追い求めるのが「いちご柄のパンツの女の子」で、特に序盤は何回も唐突にパンチラシーンが登場する辺りもジャンプのラブコメ代表格という感じだ。
    セールに合わせてカラー版まとめ買いしてしまったが、カラー版だと「いちご柄のパンツのパンチラ」とかが生々しすぎて、元の白黒のほうが妄想が捗って良かったような(笑)
    名前に東西南北が付いた4人の女の子、東城綾・西野つかさ・南戸唯・北大路さつきがメインヒロインとして登場するが、連載当時は友人らと東西南北どれが良いかとか激論交わしたな~と懐かしい。
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    投稿日:2016年12月17日
  • ある意味“意外”なフクイチ作業員の真実
    実際に福島第一原子力発電所(1F、通称いちえふ)の事故後の作業員として働いていた作者がその経験をリアルにレポートしている。
    原発事故やその収束のために働く作業員の話というと、危険だ危険だとセンセーショナルに報じるマスコミの話ばかり入って来て、どうしても偏った情報ばかりになってくる。でも、本作では実際の作業員の視線だからこそ、どこがどれくらい危険だとかいつ頃にはどれくらい安全になってきたのかとか、作業員の安全を確保するために現場ではどのような取り組みを行っていてそれが年々どのように進歩してきたのかとか、知らなかった「事実」が良く分かった。一方で、多重下請け構造の問題とか無給待機期間の問題とか、今後の廃炉作業に必要な作業員確保のための問題点なんかもリアルに見えて、とても考えさせられた。
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    投稿日:2016年12月17日
  • 未踏峰の8000m級峰にかける山男たちの熱い挑戦
    多少の登山ならしたことはあるが、雪山登山とか、ロッククライミングとか、まして8,000m級の高山なんて当然経験したことがないので、こんなに厳しい世界なのかと圧倒された。厳しい岩と氷と風に閉ざされた超高山の世界で、頼るものは自分自身の技術とそしてザイルパートナー。男たちの信頼関係が熱い。
    作者の塀内夏子が過去にワンダーフォーゲル部に入っていたという経験を活かしているだけあって、描き方がリアル。巻末の作者コメントも面白かった。
    ちょこっと恋愛絡みの話も出てくるが、こと本作では正直蛇足に感じたし、そのエンディングで良いの?と思ってしまった。
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    投稿日:2016年12月17日
  • 泣いて笑って、懐かしい思い出
    小学校5年生の頃からの初恋の相手をずっと想い続ける二人が、いろんなすれ違いを経てお互いに成長する過程がとても丁寧に描かれている良い作品。この年頃ってこうだよね、と振り返って泣いて笑える大人女子にもオススメ。
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    投稿日:2016年12月17日
  • アニメで「歌」が聴きたくなる
    「あの花(あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない)」のアニメ版とコミカライズ版が名作だったので、同原作の本作も見てみたくなった。
    これもあの花同様オリジナルアニメで、それのコミカライズ。にも関わらず、私はアニメ版を未視聴・・・。
    声を出せない女の子成瀬順が、歌でなら声を出せることに気が付き、クラスで演じるミュージカルの主役に。自作の台本で、自分の思いを綴っていく。叫びたくても叫べなかった成瀬の思いが歌で溢れ出たシーンは美しかった。
    しかし、本作では中心がミュージカルであり、クラスメイトたちが音楽を作り上げていくのだが、見どころは異なる二つの音楽を同時に演奏してミックスし、2人のヒロインが別々の歌詞別々のメロディーでハーモニーを奏でるところ。・・・なのだが、いかんせん漫画ではその美しさが分からん!これは是非原作のアニメでこのシーンを見なければと思わされた。
    • 参考になった 2
    投稿日:2016年12月17日
  • アニメでも漫画でも大泣き
    元々アニメで観て大泣きさせられてしまい、コミカライズ版が出たのですぐ購入。
    アニメにかなり忠実に描かれていて、アニメ版ファンでも違和感なく入れる。
    そして、ストーリー分かっているはずなのに、また泣かされてしまった。
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    投稿日:2016年12月17日
  • 「死者はだれ?」 とても不気味なホラーミステリー
    夜見山北中学の「三年三組」に密かに引き継がれる不思議な“ルール”と起こる怪現象。だれも気が付かないうちにクラスの中に「死者」が紛れ込む。そして毎月クラスの誰かかその近い親戚が死ぬ。「死者はだれ?」そしてその呪いはどうしたら止まる?
    絵柄もこのホラーに合った暗くおどろおどろしい雰囲気が良く出ているし、いつまで経っても救いの見えない重苦しい雰囲気が秀逸なホラーミステリー。出て来る人物人物全部胡散臭く感じるのは、巧みなミスリードなんだろうな。
    ミステリー物なのでネタバレは控えるが、最後の結末は驚かされて、もう一度最初から一場面一場面読み直してしまった。ところどころで実は巧みに伏線敷いていたのね。
    読み終わってすっきりする話では無いが、面白かった。
    • 参考になった 2
    投稿日:2016年12月17日
  • 退廃的な中世ヨーロッパのエロくもエグい物語
    「きづきあきら+サトウナンキ」のコンビらしい、絵柄はエロティックなのに話はゲスくてエグい。いかにもこの作者らしい感じの“嫌らしさ”(この場合はイヤラシさじゃないな~)満載でストーリー的には割と最後まで救いがない。このラストはハッピーエンド?バッドエンド?エロさに期待すると、ストーリーのせいで惹かれません。「きづきあきら+サトウナンキ」らしいエグいストーリーが好きな人向け。
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    投稿日:2016年12月17日
  • 桂正和の描く女の子の可愛らしさ
    いつまで経っても恋愛が進展しないもどかしい展開や、煮え切らない主人公、成就しそうになると入る邪魔・・・といかにもジャンプの王道恋愛漫画。
    でも、桂正和の描く女の子はどれも可愛いね~。時に美しく、時にエッチで(笑)
    ストーリーを追っちゃダメな漫画です。女の子を愛でる漫画です。
    • 参考になった 1
    投稿日:2016年12月17日
  • 皆川亮二
    「力が欲しいか?力が欲しいのなら……くれてやる!!」
    主人公の体内に埋め込まれたナノマシン、ジャバウォックが新たな力を解放して覚醒する度に登場するこのセリフ、格好良すぎ。
    強敵を倒したと思ったら、その敵が雑魚と思えてしまうような新たな強敵が登場して・・・というパターンが連発する、とっても典型的な少年向けバトル漫画だが、バトルシーンも迫力があるし、凄くテンポが良くて飽きずに次から次への戦闘に魅せられてしまう。
    派手なバトルの一方で、登場するナノマシンの名前や技などは「ふしぎの国のアリス」に由来する可愛らしい名前が使われていて、それでいて格好良い。
    ナノマシンが「共振」で暴走するところなんかは、とても厨二病心をくすぐられるね。
    • 参考になった 1
    投稿日:2016年12月17日
  • ネタバレあり
    大人の恋愛を知る前に読むと良い作品
    恋愛経験を積んで大人になる4人の話。四角関係ではなく、三角関係の頂点が薄幸の美少女(中学生時代)から、特に何の取り柄も無いけど優しくて温和な普通の女の子(高校生時代)へと、時系列で切り替わることによって、四人が、特にその三角形の底辺にいる二人の男子が、子供の恋愛ごっこ(理想)を経て大人の恋愛(現実)を段階を踏んで学ぶステップが細かく描写されているのが良い。例えば、居場所を失ったヒロインをその時支配しているのは誰、という部分を旅する青い帽子で暗示しているのもその一つ。
    また、四人の男女それぞれが、よくある典型的な恋愛対象のタイプを象徴しているのが面白かった。
    守りたくなる薄幸の美少女だけど付き合ってみると物足りないツマラナイ女。外見も普通、特に何の取り柄もないけれど、付き合ってみると心が和む楽しい女。クールなイケメンで頭もいい。しかし、付き合ってみると実は繊細で優しい。ただ情熱に欠ける分、踏み込んだ熱愛は出来ないタイプの男。そして、やんちゃで子供っぽく、母性本能をくすぐり一緒に居て楽しいけれど、中身は優柔不断な優しいロクデナシ(作中表現まさに)。それゆえ、彼が歩む恋愛もイバラの道で周囲が振り回されるという男。
    ラストシーンでは、優しいロクデナシはやっぱり立派なダメンズ候補生で、そこに母性本能をくすぐられるオンナは結局そういう男に勝てない、の図が現実の世界として表現されている気がする。
    また、「チューとH」という言葉による表現と実際に作中に織り込まれたそのシーンを通して、単なる好きじゃなくて、恋愛対象ししたいのは誰?の本質を暗示している部分も伏線として表現されている感じ。
    さて、あなたはどのタイプですか、どのタイプが好きですか?と投げかけているような作品。
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    投稿日:2016年12月17日
  • 匿名希望
    大場つぐみ+小畑健コンピの新作
    DEATH NOTE、バクマンに続く、原作大場つぐみ、作画小畑健の作品。前二作が面白かったので、正直著者買い。
    作画はさすがの小畑健で、登場してくる人物、天使、仰々しいバトル時のコスチュームの描き込みなど、さすが。天使の描き方や表紙は時に神々しさすら感じる。
    ただ、まだ完結していない作品ではあるが、設定やその活用の仕方はやや大味に感じる。DEATH NOTEでは特に前半ではLとキラの緻密な駆け引きが楽しめたが、本作では「羽」「赤い矢」「白の矢」という天使から与えられる能力が、いまいち手に汗を握るような駆け引きに活かせていない。野球場での意表を突く展開はまぁ面白かったが、さすがにやや無理があると思ってしまう部分も多々。今後に期待したい。
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    投稿日:2016年12月17日
  • 匿名希望
    新海誠作品のコミカライズ
    アニメ映画「君の名は」が話題になっており、新海誠監督繋がりで当作を知った。これもアニメ映画があり、それの漫画版らしい。
    映画は見ていないのだが、雨の公園の東屋とか、雨上がりの木漏れ日とか、漫画で読んでも印象的で美しい場面があちこちにあり、これを新海映画で見たら綺麗なんだろうなぁと映像が頭に浮かんできた。映画も是非見てみたくなる。
    映画ではどうなのか知らないが、漫画では人物の年齢上下関係の描き方がいまいちで、絵を見るだけでは学生なのか社会人なのか分からず、話を読み進めないとそれぞれの登場人物の立場が分からんと感じたのが残念な点。
    • 参考になった 0
    投稿日:2016年12月17日
  • 匿名希望
    新海誠作品
    「君の名は」の映画が話題になっていて、その監督である新海誠繋がりで当作を知った。
    これも映画になっているようだが、それも見ておらず、ストーリーを全く知らずに漫画版を読んだ。
    登場人物らの心情がそれぞれ丁寧に描かれていて、切ないストーリーに惹き込まれた。主人公の貴樹の行動にはいまいち賛同というか感情移入出来ない部分もあったが。
    映画は見ていないが、確かにここの印象的なシーンを動画で見たら感激するだろうな~と思われる場面が漫画でもじっくり描かれていて、映像が頭に浮かぶようだった。
    • 参考になった 2
    投稿日:2016年12月17日
  • 今後が楽しみ
    映画が話題になっているが、海外にいるため見られず、コミカライズ版が出ているのを知って飛び付いた。
    1巻目の段階では、主人公の瀧と三葉の入れ替わりドタバタで終わって、まだ盛り上がりという盛り上がりは無い。でも絵は綺麗だし、次巻がとても気になる終わり方をしたので、早く続きが読みたい。
    • 参考になった 6
    投稿日:2016年12月17日
  • 匿名希望
    絵はめっちゃ可愛い
    ストーリーはそう凄く面白いというほどではなかったし、巫女という設定を活かしきれていない感じがしたが、絵は可愛かった。
    • 参考になった 0
    投稿日:2016年12月17日
  • 匿名希望
    皇族の方々の写真が楽しみ
    天皇皇后両陛下のご公務の写真や、愛子様佳子様眞子様など皇族の方々の美しいドレス姿・着物姿の写真などを楽しみに、毎号購入している。
    あまり多く報じられることのない皇族のご公務で、各国要人との面会や海外訪問の様子などが丁寧に報じられているのも良い。
    ただ、現在皇室に関する国民的関心事と言えば天皇の生前譲位の是非だと思うが、そのような政治的な事柄が絡む話は一切載らないし議論されていない。あくまで皇族方のご動静のみを定期的に報じる雑誌。
    • 参考になった 1
    投稿日:2016年12月16日
  • 匿名希望
    21巻から話が急展開
    初期はただただ圧倒的な世界観とグロテスク表現で度肝を抜かれる作品。人を襲う巨人がいて、人々は三重の巨大な壁の中で生きるしかなく、そしてその壁が壊されて安寧が崩れる。その謎を解明することを目指す調査兵団がいて、そこで活躍する主人公。
    初期の頃から、なぜ巨人という存在がいるのか、巨人を阻む壁はどのようにして築かれたのか、いくつかの巨人が持つ特殊能力は何なのか、知性のある巨人とない巨人の違いは何かなどなど、様々な謎や伏線が張り巡らされていて、グロテスクな巨人による殺戮シーンもありながら、謎解きが非常に面白い本作。
    “王家”に関わる話が出て来た時点でも話の大きな転換点になって、これまで不明だった様々な伏線が回収されたが、さらなる謎も増えていた。
    レビュー投稿時点最新刊の21巻で、ストーリーは劇的な急展開を迎えた。ネタバレは控えるが、これまでの謎や伏線を一気に回収しにかかり、世界観や舞台がさらに大きく広がった。これをどう最終的に収拾してくれるのか(してくれるよね^^;)、この先の展開がますます楽しみになった。
    作者の絵が良くも悪くも向上せず、だからこそ本来とてもグロテスクなシーンが受け入れられる程度に読み流せたり、作中の登場人物同士が似ているのが実は伏線なのか作者の描き分け技術の問題なのか議論になったり、それもまた一興。
    • 参考になった 6
    投稿日:2016年12月16日
  • 匿名希望
    立体機動装置の開発物語
    「進撃の巨人」の外伝というか前日譚のようなストーリーで、オリジナルの「進撃の巨人」で巨人と戦うために必須の装置である「立体機動装置」が発明されるまでのストーリー。
    レビュー投稿時点では既刊10巻で、まだその「立体機動装置」の片鱗が見えて来た段階。今後どのように創意工夫がなされて本編に登場するような機能を獲得していくのか、楽しみ。逆に、本編ではあまり細かい説明のなかった、立体機動装置の稼働に必須の「ガス」とは何かとか、どうやってワイヤーを巻き取っているのかとか、裏設定(?)とも言えるような内容が徐々に明かされていくのも面白い。
    • 参考になった 2
    投稿日:2016年12月16日
  • 匿名希望
    「妖怪園」という発想が面白い
    動物園ならぬ妖怪園。
    でも、動物園のように単に妖怪を「飼育」するわけではなくて、知能の高い妖怪だと逆にお願いして「住んでいただく」とか、絶滅寸前(?)の妖怪を保護するとか、時には妖怪の特性を現代風に活かしてみようとしたり、なかなか発想が面白い。
    妖怪たちも檻の中に閉じ込められているわけではないので園内で結構自由だし。
    全体的にギャグ基調だし、気軽に読める。
    • 参考になった 1
    投稿日:2016年12月16日
  • 匿名希望
    まだ「未開」だった日本を率直に見た西洋人女性
    主人公のイザベラ・バードは、実在のイギリス人女性冒険家で、まだ西洋からは未開・未知の地であった日本や朝鮮・清国などを旅し、旅行記を残した人物。
    実際の旅行記でも、当時の日本について、妙に持ち上げるとか貶めるとかでなく、素晴らしいところは素晴らしい、酷いところは酷いと、西洋人目線で良し悪しをはっきり記している。
    この漫画でもそれをリアルに示していて、“文明”の届いていない地方の貧しい農村では貧困や病気・不潔さの中で生きる人々を描いている。目を背けたくなるような場面もあるが、これもまた日本の歴史であり、大事な記録だろう。
    レビュー投稿時点では3巻まで刊行されており、イザベラ・バードは横浜から険しい会津道を経て新潟に抜けるまでが描かれている。史実のイザベラ・バードはその後蝦夷地まで訪れアイヌの生活を記録しているし、さらにその後には関西地方も旅しているらしい。その辺りまで是非刊行して欲しい。
    一つ気になる点としては、主人公イザベラ・バードがとても若くて快活で素直な女性に描かれているが、史実では日本に来たのは46歳。その頃すでに女性冒険家としては知られており、実際には「女傑」とも言うべきおばちゃんだったという話も聞く。未開な日本の僻地を外国人女性が旅するというのは大変だろうが、これが漫画版ほど若い女性だったらより無謀だろうなと感じてしまった。
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    投稿日:2016年12月16日
  • 匿名希望
    森薫さんの緻密な描き込みが美しすぎる
    中央アジアを舞台にした作品で、正直生活習慣とかは日本人からすると馴染みがないものだが、カーペットだとか刺繍ふんだんの服だとか木彫りの柱・扉だとか、緻密な描き込みが半端ない。森薫さんの中央アジアに対する愛をヒシヒシと感じる。巻末のオマケ漫画でも本人が中央アジアの文化が大好きでみたいな話を何度もしているし。
    物語としても惹き込まれるが、中央アジアの文化・生活を知れただけでも大満足の作品。この先もこのクオリティを継続して欲しい。
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    投稿日:2016年12月16日
  • 匿名希望
    現代の西洋料理人が戦国の世を料理で切り開く
    タイムスリップして戦国時代に放り出された現代人というのはまぁありがちな設定だが、それが料理人で、巧みな料理の腕と知識を活かして戦国の世を渡り歩いていくというのは面白い。
    実際に知っている料理でも、その由来とか意味とかを自分が知らないことが多くて、それだけでも面白いのに、歴史の方も合戦の背景とか経過が巧みに盛り込まれていて、そこを料理の腕で切り開いていくのがとても面白い。この当時はこの調味料や原料は無かったなど、時代考証もしっかりしているように見える。
    10巻まで原作を務めた西村ミツル氏が元公邸料理人で料理監修者だというので納得。その後西村氏が原作から外れて料理監修になり、さらにその後は料理監修からも外れて漫画家梶川卓郎氏の単独名義になっている。戦記物としての話は相変わらず面白いが、時に料理を使ったからこその発想が落ちていると感じることもあり、西村氏が外れたのは残念。今後も作品の持ち味を損なわずに続けてほしい。
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    投稿日:2016年12月16日