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1801~1825件/10830件 を表示

  • 匿名希望
    ネタバレあり
    ニューキャラの双子かわいすぎ!
    すっかりニューキャラの双子ブラザーズにハマってしまいました。
    顔も髪型も関西弁も可愛い可愛い!!
    ラピスラズリの約束のスピンオフですが読んでなくても楽しめます。でもラピスラズリを読んでからの方がもっともっと楽しめます!1話から懐かしい面々も見れてラピスファンはたまらないですね💕
    そして三七十先生の作品らしい続き方!2話も楽しみにしています!
    • 参考になった 4
    投稿日:2017年07月03日
  • 匿名希望
    ネタバレあり
    笑えてエロくてエロい💕
    戦隊物BLってなかなか見かけないので新鮮でした!またなんと言ってもレッドのアイちゃん、イエローの希くんカップルの可愛いこと!ブルーとグリーンの2人も魅力的です!元気のない時に読んだら元気になること間違いなしです💕
    合本版はなんと言っても描き下ろしがついてます!笑えてエロくてエロいです!
    アイちゃんと希くんのラブラブは何回見てもいい…💕💕💕
    • 参考になった 1
    投稿日:2017年07月03日
  • 匿名希望
    なんというか…
    商業では貴重なマッチョ受です。設定もとても好みです。ただ台詞の一つ一つや、状況説明がやたらと長くくどい。細かく書くのが好きな作家の方かもしれませんが、現実でこんなに毎回長台詞を言うだろうか?と度々思ってしまいました。
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年07月03日
  • 匿名希望
    ネタバレあり
    リリハロも360°マテリアルも好き!
    360°マテリアルを読み面白かったので、今回はReReハロを読ませてもらいました!
    最近はハラハラしたり、すれ違いになったり、刺客が激しかったりする漫画が増えてる中、安心して読めるストーリーでした。
    両想いで、信じ合っている2人を見て素敵だなぁと思いながら読みました。ほっこり♪
    • 参考になった 2
    投稿日:2017年07月02日
  • 匿名希望
    すっげえ面白い
    立ち読みで数ページ読んで現在刊行されている分、全て買ってしまいました。
    一気に読み終えてしまい、続きが待ち遠しいです。
    ローマ帝国の圧政、暴力に抵抗する熱いヒーロー達の活躍は読んでてスカッとします。
    でも単純な友情・努力・勝利ではないんです…。
    内容もさることながら、絵の迫力が凄く、私はぐいっと世界観に惹き込まれました。
    とにかく1巻だけでも読んでみて下さい。読めばわかります。
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年07月02日
  • 今月のおすすめ
    「叶わぬ恋はしない主義」の評価です。彼が、押せ押せなのがいい。彼と自分には赤い糸がないので、ひなこは自分の気持ちにストップをかけるんだけど、そのジレンマに苦しむ。いや~そうきたか!!とっても良かったです。全編・後編になっていてボリューム的にもいい感じでした。まだまだ続いてくれても大歓迎ですが。でも、赤い糸って、約束を意味する小指のはずだけど。エンゲージリングやマリッジリングにちなんで薬指にしたのかな?
    • 参考になった 1
    投稿日:2017年07月02日
  • 史実ベースに大胆なフィクションが面白い
    実写ドラマと映画二作が作られているので未読でも「男女逆転の大奥」というキャッチ―なフレーズを耳にしたことがある方も多いかもしれません。
    この作品は江戸時代の史実をベースに、男性にのみ罹患する赤面疱瘡という致死率の非常に高い病によって男女比率が極端に偏り、江戸時代における本来の男女の職業や考え方が真逆になったような世界観です。女性は力仕事や政治に積極的にかかわり、男性のほとんどは子孫を残すための貴重な存在として怪我や病にかからぬよう家で大事に扱われています。
    歴史に詳しくない人でも問題なく楽しめますが、歴史好きにとっては将軍さえも男女逆転した大胆な設定を上手く史実と絡めて落とし込んでくる所に大きな魅力を感じるかと思います。
    政治的な出来事だけでなく、歴史上の偉人達の一般的に広まっているイメージや人物像も男女逆転した登場人物にきちんと反映されていて、漫画ならではの面白さ・楽しみ方だと改めて感じました。
    作中の時系列はほぼ史実取りに進んでいきますが、それと共に徐々に明らかになっていく赤面疱瘡という奇病の謎もきちんと描かれていて面白いです。
    • 参考になった 3
    投稿日:2017年07月02日
  • 匿名希望
    バランスのよい作品
    画力やストーリー構成、セックスシーンなど全体的バランスが取れていて、良い作品でした。
    背景の描き込みもそんなにないものの、海外っぽさも十分感じられましたし。
    この作者さんの別の作品も読んでみたいと思いました。
    • 参考になった 2
    投稿日:2017年07月02日
  • 匿名希望
    涙が止まりませんでした
    泣きながら一気に読みました。後悔と罪悪感で毎日が辛かったけど、この本に少し救われた気がします。赤ちゃんとお別れする前にこの本に出会いたかったな。。短い間でも赤ちゃんのママでいられた幸せを思い出させてくれました。
    • 参考になった 1
    投稿日:2017年07月02日
  • ネタバレあり
    絵柄変わった
    『腐男子クンにBL的やきもち』を読みました。
    ゆおさん、絵柄が変わったっぽい。
    「変わった」というのはおかしいかな、変化した?
    お話の構成とかは変わってませんけどね♪^^
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年07月02日
  • 匿名希望
    絶望的に面白くない
    1巻無料だったので読みましたが、最初から最後まで面白くない。
    他にコメントが思いつかない程面白くない。
    この本を読む時間があるなら、迷わず他の本を勧めます。
    それにしても、1巻打ち切りじゃない所に闇を感じますね。
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年07月02日
  • 表紙に騙さされてた!
     美麗な表紙絵にずっと気になっていた作品ではあったのですが、一方でホラーが苦手な為に二の足を踏んでいた作品でした。
     しかし、試し読みからその懸念が無くなると、後は一気に11巻まで読破!
     「演劇」がストーリーに深く関わっているお話なのですが、観客が舞台に魅入られるがごとく、一気にストーリーに引き込まれていました。
     外見の美醜の問題に関して、人の根源的で本質的な部分を最大限ストーリーに生かし切っており、読み応えのある作品です。
     自分と同じように、ちょっとおどろおどろしい表紙の外見に騙されて二の足を踏んでいるとすれば、勿体ないかもしれません。(内容を知った後では納得の表紙でもあるのですが)
    • 参考になった 2
    投稿日:2017年07月01日
  • 匿名希望
    ネタバレあり
    自分はおかしいという自覚について。
    まず、内容に少年愛が含まれるため、読む人を選ぶかもしれません。
    はらださんといえば露骨な性描写(褒め言葉)が上手い作家さん。本作にもエロはありますが、それよりも人物描写が印象的でした。
    犯罪行為に及んでいるにも関わらず純愛を叫ぶゆい。自他共に認めるアウトローなのに世間体を気にするけい。かわいい顔で物騒な物を持ち歩くまい。
    噛み合ったようで、誰も理解し合えてはいないのでしょう。
    • 参考になった 6
    投稿日:2017年07月01日
  • 匿名希望
    とても良い漫画なだけに残念
    未完で終わりそうな作品なだけに評価し難い
    • 参考になった 5
    投稿日:2017年07月01日
  • イケメンなんて爆発しろ! とおもったら✕✕しやがった!!!
    「なんだこのタイトル? イケメン自慢かよ!!!」
    と、思ったものの、表紙を見ればどう見てもイケメンじゃない?
    「イケメンってつらかよ! 勘違い野郎の話しかよ!!!」
    と、既に読む前から内心で突っ込みの嵐でした。
     買ったのも作者さんが好きだったからと言う消極的な理由だったし・・・・・・。
     しかし、やばいです。
     コレ、やばいんです。
     なにこれ、この獅子丸君へのシンクロ率、やばい、マジでやばい、解る程解ってしまうこの気持ち。
     まさかの「お前は俺か!」状態!
     そしてなんかやたらとむかつくイケメンが登場し、即××!
     「壁ドン」ならぬ新語の「腹ドン」まで登場し、思わぬ展開に完全に予想を裏切られ続け、にやけ顔が止まらない!
     読後感は最高で、久々に「当たり」を引いた予感と高揚感で震えました。
     最近では「響」~小説家になる方法~以来のHITかも。
     この先も予想出来ない展開を期待して、本作をオススメしておきます!!!
    • 参考になった 2
    投稿日:2017年06月30日
  • 匿名希望
    ネタバレあり
    可愛い
    双子同士のカップリング。兄→兄、弟→弟の組み合わせではないのね。一話目では攻め側が一目惚れするのみで受け側は辛辣。今後の気持ちの変化が気になるところです。
    • 参考になった 1
    投稿日:2017年06月30日
  • 匿名希望
    おもしろい
    いい!おもしろいです!ホラーBLってなかなかみないから新鮮でした!取ってつけた設定でなくてがっつり怖いですよ!可愛い絵の作家さんだと思って読むとカウンター食らってしまいます(笑) 苦手な方はご注意を!☆
    キャラクターの絡みシーンが安息の場です(笑)
    • 参考になった 2
    投稿日:2017年06月30日
  • 匿名希望
    見わけがつかない
    宝塚の男版の話です。
    歌劇団だけあって人数が多い割に顔の描き分けがされてないので、誰が誰だかごっちゃになってしまって非常に見辛かったです。
    Aだと思ってたらBだった。という事もよくありました。
    又、元々丁寧な描線を描く方ではないにしても、他作品に比べて絵がかなり雑な上に、連載期間が長かったせいかキャラの顔が最初の頃と変わってくる為、余計に分からなくなってしまう事もしばしば…
    そして話は明らかな噛ませキャラしか出てこないので、ハラハラする事もなく、くっつくのをただぼーっと読みながら待つだけになってしまったのも残念でした。
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年06月30日
  • 匿名希望
    明里が空気読めなさ過ぎて苛々する
    夜の生活をしている時雨が疲れて帰って爆睡するのに腹を立てる。
    寝かせて欲しいと言われてるのに、大した用件でもないのに起こす。
    挙句の果てに、客には優しい(ホストだから当たり前)のに自分には優しくしてくれないと我儘を言い、更に外で客と歩いている時雨に自分の事を客の一人(言えないんだから当然の対応)と言われて腹を立てる。
    ホストなんだから生活時間が違うのも、客商売なんだから客に優しくするのも当たり前なのに全然理解してない事に苛々する。
    読まなきゃ良かった。
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年06月30日
  • ネタバレあり
    明るいラブコメかと思いきや…やっぱり☆
    『ラピスラズリの約束』のスピンオフの物語となります。できれば『ラピスラズリの約束』から読まれた方がさらに楽しめると思います。ウリ専バーで働く双子の龍と虎。表紙のイメージも物語の始まり方も明るくて楽しく読めるラブコメかと思ったら、途中からなんだか怪しげな雰囲気が…。これからの展開から目が離せませんね。なぜお金に執着しているのか、なぜ写真を怖がるのか、2人の日課とは…いやぁ、まだ1話目謎だらけですね(笑)紅白にもきっとなにかあるだろうと思ってます…。
    この1話は『ラピスラズリの約束』からずっと読んできた一読者としては、大神さんがちゃんと更正してて良かったよーーーーー!!というのが1番の感想でした(笑)結くんや草鹿さんも見れて良かったです。
    第2話も楽しみです。
    • 参考になった 3
    投稿日:2017年06月30日
  • 匿名希望
    表情、キャラの描き分けがよいです
    この作者はかっこいい先輩と地味目な後輩との容姿の描き分けが上手く、性格設定に関してもブレがなく一貫して描いているため、キャラに感情移入し易いのがよいです。
    また、性行為の描写では先輩のサド発言や、それを受ける後輩の表情などが群を抜いて素晴らしく、先輩の余裕顔から徐々に快楽にのまれていく表情が素晴らしいです。この作者の他のカップリングもまた、絵が美しく素敵でオススメです。
    • 参考になった 1
    投稿日:2017年06月30日
  •  とりあえず、この文章を読んでいただきたい。血統書つきの2匹の豆柴――ハナ子とコスモのお見合いの顛末についての文です。

    〈二日目の夜半、ハナ子の甲高い鳴き声が響き渡った。急ぎ駆けつけて合体中の二匹のあられもない姿を発見したTさん、おおいに嘆いた。「うちの箱入り娘のハナ子が、あんなはしたないよがり声を出すなんて! 英語でビッチ(めす犬)を『淫(みだ)らなあばずれ』という悪態に使うわけが初めてわかりましたわ」
     一回の交尾から生まれたのは、三匹のサン・オブ・ア・ビッチ(あばずれの息子=くそったれ)。お見合いの立会い人として、そのうちの一匹をわが家で貰い受けることになった。小次郎(こじろう)と名付けた子犬は、生後三ヵ月のとき、目黒(めぐろ)の豪邸から専用戸建住宅(犬小屋)を持参金代わりに持ち、練馬(ねりま)のしもた屋にやって来た。(中略)
     たった一夜の過ちから生まれた小次郎、血統書つきの両親のやんごとない血筋のせいか、年頃になっても一切発情する気配を見せない。高校生のころ飼っていた雑種犬のボッケリーニとは大違いだ。イタリア人の名前を付けたのが災いしたのか、ボッケ(略称)は、発情期に入ると、毎夜近隣に響きわたるかん高い声で遠吠えをしていた。放っておくといつまでも吠え続ける。仕方なく私が眠い目をこすりながら必殺性欲処理人を務めていた。それを思うと、発情しないだけでなく、外で会うメス犬にもまったく関心を示さない小次郎は実にありがたい。
     こうして筋金入りの堅物ぶりを確認して三年目、小次郎に晴れて田丸の姓を与えたと思ったら、入れ替わりにわが家の嫡男(ちゃくなん)が発情期に突入してしまった。
     小次郎とは違い、こちらは正真正銘の雑種。見事に「野生の証明」をしてくれた。本物の「あばずれ」の子は飼い犬ではなく、わが息子だったのだ。〉

     雌犬を指す英語の”bitch”(ビッチ)といえば、わがままな女、みだらな女、さらにはあばずれ、ばいたという具合に女性を蔑むときに使われます。そこから”son of a bitch”(サン・オブ・ア・ビッチ=あばずれの息子)は、げす、ろくでなし、むかつく奴、ならず者、悪党といった男に対する最大級の侮蔑の言葉となっています。そんな俗語を巧みに操り、「野生の照明」をしてくれたわが家の嫡男を本物の「あばずれの息子」と書く。つまりは、「あばずれ」はその母である自分自身ということになるわけで、超正直。ユーモアたっぷり、軽妙な筆致で読ませます。
     高校生時代に飼っていたボッケが発情期に入ると彼の遠吠えの声が毎夜近隣中に響き渡る。それを放っておくわけにもいかず仕方なく必殺性欲処理人を務めた――下ネタをこうまであっけらかんと書くこの文章の作者は、イタリア語会議通訳の田丸公美子さん。ロシア語翻訳者、通訳、作家として多くの著作を残した、親友米原万里さん(故人)から譲られた「シモネッタ(下ネタの女王)」の自称で広く知られるエッセイストでもある。この文章の初出は、2010年から2013年にかけて「小説現代」に連載された「シモネッタの家族情話」。「オール読物」掲載の一編を加えて『シモネッタのどこまでいっても男と女』のタイトルで単行本となって世に出たのが、2014年4月。そして2017年4月に文庫化され、5月12日に電子書籍の配信が始まった。

    『目からハム』(朝日新聞出版、2012年11月24日配信)、『シモネッタのデカメロン イタリア的恋愛のススメ』『パーネ・アモーレ イタリア語通訳奮闘記』(ともに文藝春秋、2013年3月22日配信)、『シモネッタの男と女 イタリア式恋愛力』(文藝春秋、2013年4月12日配信)、『シモネッタの本能三昧 イタリア紀行』(講談社、2014年2月28日配信)――本書には先行した上掲の本とは大きく異なる部分があります。言語や異文化を語り、なが靴の形をした半島に暮らす人々の人間模様を綴ってきたシモネッタが今回書き綴ったのは、自らの半生――ヨーモアが衣まとって人生を歩いてきたような〈自伝まがい〉の本なのだ。著者があとがきにこう記しています。
    〈フォーマルな席に半裸で座っているかのような居心地の悪さばかりが増してくる。〉
    〈自らの生きざまを反省する我が人生の始末書だ。若さゆえの愚行の数々に、読み返すたびに赤面している。〉

     週刊誌、とくに女性週刊誌の世界では、「他人の不幸は蜜の味」という発想が根強い。田丸さんの〈自伝まがい〉が不幸=蜜の味というわけではけっしてありませんが、ユーモラスに語られる“愚行の数々”はやっぱり面白い、抱腹絶倒だ。そもそも田丸さんはなぜ、〈自伝まがい〉を書くに至ったのか。そのいきさつから、本書は始まります。

    〈わが友、米原万里(よねはらまり)の魅力は、群を抜いた明晰(めいせき)な頭脳と歯に衣(きぬ)着せぬ毒舌にあった。彼女は男性には特に厳しく、「あの人頭悪い」と一刀両断に切り捨て、返す刀で私を糾弾(きゅうだん)していた。「あなたは男に甘すぎるのよ!」
     そんな彼女が、ある日私に尋ねてきた。
    「ねえ、シモネッタはなんであんな人と結婚したの?」
     彼女が、「あの人」ではなく「あんな人」と言った意図を即座に理解した私は、やや投げやりに答えた。
    「暑かったからよ」
     ロシアには、なんであんな旦那と一緒になったのかと聞かれた妻が、「寒かったからよ」と答える小咄(こばなし)がある。私の答えはそれをもじったものだったのだが、笑いのつぼを逃さない万里らしく、大笑いしてくれ、それ以上追及はしてこなかった。〉

     ただその理由――「暑かったからよ」が小咄ではなくほぼ事実であるのが、我ながら情けない、こう続けた田丸さんは東京外国語大学を卒業、イタリア語通訳として働き始めた1974年に遡って、「暑さ」と「あんな人との結婚」の関係を明かします。異常な酷暑に見舞われた東京で、風呂もないアパート暮らしの女性に起きた、日本の一般家庭にクーラーが普及する前の出来事。〈私にとって長編悲劇の幕開け〉となった出来事のこれ以上のいきさつはぜひ本書にお進みいただきたい。

     主人公シモネッタの〈長編悲劇〉、笑いのつぼが随所に仕込まれています。例えば、発情期に入ってすぐ23歳で早々と結婚するという息子と嫁、そして姑の結婚前夜のエピソード。
    〈嫁は、一歳上の才色兼備な女性で、どうみても息子より頭が良い。愚息は、そんな彼女からコクられたという果報者なのだが、実はとんでもない危険分子でもある。幼い頃から滅法、美人に弱いのだ。
     相思相愛の女の子がいた三歳のある日、保育園の連絡ノートに次のような記述があった。「今日もゆかりちゃんと仲睦まじく遊んでいるので尋ねました。『ユウタ君は大きくなったらゆかりちゃんと結婚するの?』。彼は即座に答えました。『ううん、この子とは遊ぶだけ。だって結婚すると、他の子とは遊べなくなるでしょ』。先生たち爆笑でした」
     結婚前、皆で食事をしているとき、あの名言が私の脳裏に蘇(よみが)ってきた。改めて披露したあと、寂しさ半分、ため息をついて彼に言った。「お前、わずか三歳であんな分別があったのに、なんでこんなに早く結婚するの?」
     このときも息子より先に、嫁から見事な牽制球が飛んで来た。
    「さすがユウタくんね! 『結婚したら他の女の子と遊んじゃいけない』って、三歳のときからわかってたのね。えらいわ!」
     息子よ、お前がかなう相手ではない。おとなしく尻に敷かれているほうが身のためだ。女は常に男より役者が上なのだ。〉

     シモネッタ自身の「男と女」のエピソードも紹介しておきます。高校時代に飼っていた雄犬の発情期には彼の性欲処理人を仕方なく務めたことについて「イタリア人の名前をつけたのが災いしたのか」とあることは前述の通りです。愛すべきイタリア男の習性を物語る意味深長な言葉なのですが、その思いはこんなところからきているのかもしれません。通訳業を始めて間もない頃の一夜の経験です。

    〈夜八時過ぎ、部屋に戻るためにエレベーターを降りたときだった。人気のない廊下の陰からフランコが出てきて、いきなり私を抱きしめてキスをしてきた。口がふさがれているせいもあるが、あまりのショックで声も出ない。フランコは、早く私の部屋へ行きたいとはやる気持ちを抑え、きちんとシャワーを浴びたのだろう。着替えた体からはほのかなオードトワレの香りも漂ってくる。
     彼の手が私の胸をまさぐったとき、突然我に返った私に強い怒りが湧いてきた。ふくらみを力任せにつかむ手に一切の優しさがなく痛みしか感じない。彼が力で押す自分本位なセックスをすることは、それだけで十分理解できた。私は思い切り彼を突き飛ばすと「やめてください。私にはそんなつもりはありません」と言い、バッグから指輪の包みを取り出し彼に押し付けた。「お返しします」。今度は彼が当惑した。「そんなつもりで贈ったんじゃない」。私も必死で言い返す。「私にはフィアンセもいますし、まだ処女です。既婚のあなたとそんな関係になることはできません」。そのころのイタリアは、離婚法がやっと成立したばかり、離婚のハードルはかなり高い。結婚と処女というご印籠(いんろう)を掲げられると、頭脳明晰(めいせき)な彼も返す言葉もなく、無言で立ちつくしている。
     相手が窮地に陥ると、そこをついて完膚なきまでに打ちのめすということができないのが日本人だ。それに、はっきり「あなたが好きではない」と言えず、処女であることを理由にしたのも一生の不覚だった。だがその理由が奏功したのか、彼は態度を紳士的なものに変え、私に懇願した。「小倉から三日後に帰ってくる。帰国便を遅らせるから、あともう一度君と逢いたい。それだけだ。何もしないって約束するよ。だから君も、もう一度逢うって約束して!」。〉

     経験豊かな38歳のイタリア人と22歳のおぼこの関係は、このあとフランコの妻、娘たちも一緒に過ごすイタリアへの旅、田丸さんの結婚・出産を経て、月に1度の手紙――情熱的なラブレターが届く関係が16年も続くことになります。主導権は最後まで田丸さんが握った――〈一切のハンディが認められない恋のゲームでは、常に愛しているほうが負ける〉のだという。

     最後に付け加えておきたいことが一つあります。本書を〈人生の始末書〉と位置づける田丸さんは、母の多津子(たずこ)さんの被爆体験に正面から向き合っているのです。21歳の誕生日を迎えた1945年8月6日の朝、広島――爆心地から900メートル、秒速440メートルの爆風は木造の歯科医院兼住宅を瞬時に倒壊させた。多津子さんは瓦礫の下から救い出されたが、その朝、爆心から数メートルの戸外で建物疎開作業を行っていた妹の久子さんは行方不明となった。妹の姿を求めて被爆直後の街を巡り歩く多津子さんと母親が見た光景を誇張なく伝える作者の文章――3章 波瀾万丈な父母の人生「八月六日の誕生日プレゼント」は、安倍一強政権が唐突に憲法改正を言い立て、それに向かってやみくもに走り出した今は特に、読むに値する。(2017/6/30)
    • 参考になった 2
    投稿日:2017年06月30日
  • なるほど、こう来るか~!
    このお話に関してはタイトルが全てかな、と。
    うーん、石田さんならではというか、石田さんの漫画に出てくる漫画のキャラならではの流れと結末かと。…きっと苦手な人もいると思うんですよね。実際他のレビューだと評価が分かれていたような?でも石田さんの漫画ファンだったら、なるほどね~!だと思います、よ…?
    理系の漫画なのにちっとも理系ネタ出てこない的意見もありましたけど、石田さんて昔から徹頭徹尾、どんなテーマでも「恋愛中心」なので逆にブレ無しです。
    ただ、「スッキリキッパリハッピーエンド」が好きな人にはお薦め出来ません!(笑)
    • 参考になった 1
    投稿日:2017年06月29日
  • 匿名希望
    どっちつかずなスイーツ()系ガチムチ男子
    受けがガチムチ男子じゃなかったら、凄い叩かれそうな内容の漫画でした。
    3Pは別にいいのですが、結局最後まで受けがどっちつかずの優柔不断な態度で苛々します。
    両方別の意味で大切で大好きだから手放したくない!
    好きな相手と上手くいかないからセフレが間を取り持って欲しい!
    って確実に嫌われるタイプなのに、こんなに高評価なのは単に絵がガチムチだから。
    更にメインカプの攻めもセフレの攻めも薄過ぎて印象に残らない。
    普段シリアスを描かない方が描くとこうなってしまうんだな。といういい見本だと思います。
    高評価だったので期待して買いましたが、買った事を後悔しました。
    • 参考になった 1
    投稿日:2017年06月29日
  • 大人にこそ読んでほしい
    超有名作品なので読む前からメディアで巨人の絵を見たことがある人が多いと思います。かくいう私も読む前に「人体模型のような巨人がでる」「巨人が人を食べる」「作者の絵に賛否両論ある」という偏った前情報を持ってパニックホラー系かと思いながら読み始めましたが、いざ読み始めると当初のイメージとは大きく異なる緻密でメッセージ性の高いストーリーに驚きました。
    確かに衝撃的でややグロテスクなシーンもありますが、インパクトを出す為いたずらにそういうシーンを乱発しているわけではなくストーリー的にも演出的にも意味のあるものとして効果的に使われている印象を受けました。
    絵柄についても確かに初期の頃は人物のバランス等がおかしなシーンも見受けられますが、その初期の頃から巨人の不気味さと迫力がありながら見やすいバトルシーンはずば抜けて素晴らしいですし、ここ一番の見せ所ではハッとさせられるようなシーンも多いです。
    そしてこの作品の一番面白い所は、漫画にはある程度ベタながらも熱い展開になる「お決まりのパターン」というのがありますが、そういった甘ったるいお約束事を一切無視してくる先の読めなさにあると感じました。しかし単に奇をてらった展開という訳でもなく、ストーリーが進めば進むほど序盤の何気ないシーンが意味を持ち始めるようなストーリーの緻密さには驚きを超えて感動すら覚えます。
    • 参考になった 5
    投稿日:2017年06月29日