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  • 少女性愛、嗜虐心の強い方はどうぞ
    一度☆1つでレビューを付けたらebjに削除を喰らったので、あえて再投稿。ほぼ同じ意見の☆1つのレビューもあったがそれも同様に削除されているようだ。
    規約違反やガイドライド違反したつもりはないんだが、低評価だからと言って削除するという姿勢はどうなのか?ユーザーが評価をつける以上、素晴らしいと思う作品もあれば、二度と読みたくないと思ってしまう作品もあるのが当然なので、その評価が嫌ならユーザーレビュー機能は一切削除して、本屋スタッフとかの記事だけにすれば良いのに。
    たまたま1巻丸ごと無料になっていた時に試しに購入。
    とにかく酷い内容で、極悪囚人の「お楽しみ会」のために、少女の人権を停止して囚人の好きなようにして良いと監獄の中に放り出される。よっぽどの偏った少女性愛、特に嗜虐心の強い人でないと受け入れがたい残虐な表現が多々。
    少女らが力を合わせて危機をかい潜ろうとするのだが、突然脈絡なくやたらと戦闘能力・サバイバル能力の強い女の子が登場したり、女の子たちの側にも囚人たちの側にも感情移入出来ず。
    冒頭のみ立ち読みではなく1巻丸ごと無料だったおかげで、最初の設定だけで面白いと思って購入に踏み切らなかったという意味では、有意義な1巻丸ごと無料だった。
    • 参考になった 5
    投稿日:2017年02月06日
  • 当時のファンの人ならどうぞ
    設定資料集は各作品のモノクロ線画、artcollectionは当時の商品の表紙絵とOYAKUSOKUが4ページ、supplementは設定資料集のキャラの立絵にマーカーで彩色したものとOYAKUSOKUが8ページ(artcollectionのものにプラス4ページ)です。すべてゲーム画面のそのものの絵は無いです。当時のファンの人なら「こんなのあったなぁ」、ぐらいには楽しめるかと。
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年02月06日
  • 一巻だけなら
    一巻だけならインパクトがあっておもしろいのですが、後が同じようなネタが続きマンネリ化してきます。
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年02月06日
  • ネタバレあり
    「HOLY HOLY」の改題新装版
    旧版との差はパッと見たところ無い様に見えます。あったら、ごめんなさい。描き下ろしもちょっとあるけど予告編みたいな内容です。
    新たに連載を再開したマザーグールの別視点の序章にあたり、あらすじは女子高生たちが乗った客船が沈没、無人島に漂着したが、そこには謎の怪物がいて、これからどうする、といったところで終わってます。
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年02月06日
  • 急にオメガバースが気になりまして…
    急にオメガバースに興味がわきまして、購入した作品。
    よかったです、よかったです。
    オメガバースですけど、2人は本当に純愛です。
    特に攻は一途すぎて、ホントよく頑張った!と言いたい!
    もっとラブラブな2人の後日談を読みたかったです。
    しかし…なるほど、BLにはこんな世界も広がっていたんですね…。
    BLにハマってしばらく経ちますが、まだまだ知らないことがいっぱい。
    勉強になります。
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年02月06日
  • ネタバレあり
    期待以上の作品
    思っていたのとちょっと違ったぁというのはよくありますが
    思っていたよりかなり良かったぁというのはなかなかないもの。
    特に紙と同時発売で、レビューも読めてなくて、感覚だけで買ったのに
    面白かった!というのは、本当にラッキーな気分になるものです。
    薄幸な受を攻が大事にする話です
    受も、ただか弱いわけではなく芯が強くて、攻を呪縛から命がけで救い出します。
    ラストのページを読んだ時には、よかったなぁ…と心から思えるそんな2人でした。
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年02月06日
  • ネタバレあり
    相思相愛でまったく心配なし!
    ラブラブなカップルの作品を読みたいなぁと思って
    買いました。疲れているときに読みたくなるんです。
    途中で出てくる兄ちゃんも、当て馬かしら!?と
    思っても、ほぼかすりもしないわ(笑)なんかいい味出しているし、
    二人がみんなに隠したくない!とラブラブしていても
    誰も今更で驚かない、そんな感じデス(笑)
    絵は好みがあるかなぁ、綺麗だと思いますが。
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年02月06日
  • ネタバレあり
    わたしは大好きな話
    大好きですこの話。
    心理描写がしっかりしていて、切なくて心が震えてくる作品。
    ただただ2人が一生懸命、生きているんです。
    受がゲイであることを隠さない背景にある過去の話も、
    攻が家族のためにゲイであることを隠している辛さも、
    でもお互いに惹かれあってしまうという事実があって、
    そして受が攻のために一歩身をひく切なさも、
    全てが美しい。
    想いが通じ合ってからのお話も好きです。
    何回も読み返しています。
    • 参考になった 1
    投稿日:2017年02月06日
  • ネタバレあり
    作家買い☆あと一押しで☆5つ
    作家買いしました。
    まったく悪くはなくって、嫌いでもない話。
    受を騙す元恋人未満同居人も、誰も彼も悪くは書かれていなくって
    勧善懲悪はこの小説の世界ではなされていないけど、私は正直この世の中って
    そんな曖昧な、そして少し不平等なものだと思っているので
    そこはあまり気にならなかったです
    け・ど
    攻が思いっきりストレートなんですよね
    受と行動を共にするうちに情がわいてくるんだけど…
    ノンケであるというその設定が生きてないかもぉ~と思ってしまった。
    あと少しだけ、攻の心のうつりかわりが分かるような
    記述にページが割かれていたら…きっと私は☆5つにしたかもなぁと思います
    と、多少手厳しいことを書きましたが、
    昨日買ってからすでに3回読み直してます
    好きな作家さんなんです
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年02月06日
  • 亜人(デミ)ちゃんたち可愛すぎ
    50%ポイント増量キャンペーンの対象になっていたのでこの機会に購入。
    題名からてっきり桜井画門氏の「亜人」(あじん)のスピンオフ作品だと思っていたのだが、全然別物の作品で、「亜人(デミ)ちゃんは語りたい」なのね。
    まぁ、見た目は人間に近いけどちょっと人間とは違うところがある“亜人”が主題なのは同じだけど、前者の「亜人」がシリアスで過激な戦闘シーンも多いバトル物なのに対し、こちらはほのぼのとしたギャグテイストの日常系。亜人(デミ)ちゃんたち、可愛すぎです。
    人間とは違う能力?特質?があるけど、それで何か得をするというより、人間社会では不便・苦労もあって、でも健気に生きている亜人(デミ)ちゃんたち。
    自分も主人公の高橋先生のように亜人(デミ)ちゃんたちを愛でたいし応援したい。
    • 参考になった 5
    投稿日:2017年02月06日
  • 中年のおっさんが淡々と食事を楽しむ
    50%ポイント還元キャンペーンの対象になっていたのでこの機会に購入して読んでみた。数年前にドラマ化されたり話題になっていたのは知っていたが、これまで読んだことは無かったので、良い機会だった。
    漫画としては古い作品だし、実際読んでみると昭和臭がプンプン。
    主人公の“孤独”な男が街中のひなびた食堂や回転寿司などに入り、淡々と食事をしながら淡々と感想を思い浮かべる。各話は短く単調で、いつもたまたま出会った食事を美味しい美味しい言っているだけなのだが、妙に惹かれる。本当に美味しそう。
    と言いながら、主人公が中年のおっさんらしく、表情にはその喜びが全然表れていなくて無表情なのに、実は結構喜んでいるという、その表情と心情のギャップがまた「孤独な男の食事」らしくて良い。
    絵も淡々としているけど実は結構描き込まれていて、それも現実感。
    凄くお勧め出来るというほど面白い作品では無いけど、読んでみると妙に惹かれる、そんな作品。
    • 参考になった 4
    投稿日:2017年02月06日
  • ネタバレあり
    時にコミカルに時にシリアスに
    この作品、読んでいてすぐ気がついた。
    視点が受けの由紀ではなく、攻めの眞にあるのだ。
    数は少ないけれど、確かに存在する、攻め視点の物語である。
    (とはいうものの、由紀視点の描写もある。)
    由紀への想いを拗らせた眞の一途すぎる想いが、由紀の過去とリンクし、呪いの魔法を打ち破るお話とでもいったらいいのか。
    作者の筆力不足を感じるシーンもあるにはあったが、それを補ってあまりある、エネルギッシュな勢いがあったように思う。
    ーーーちょっとだけ内容に触れます
    中盤、由紀の眞に対する、言葉攻め、足コキ描写、眞のドMひれ伏しっぷりは、笑いを通り越して快感でした。
    ーーーーー
    様々なキャラクターが眞と由紀に絡んでいて、そのキャラクター達のストーリーも読んでみたいな、とおもったり。
    ラスト、冬の海に向かう由紀の描写がとても美しかった。
    • 参考になった 2
    投稿日:2017年02月06日
  • 押見作品中毒のきっかけとなったマンガです
    何年も前に、初めてこの作品を読んだのは、まさにネットカフェの中。それ以来ネットカフェへ行く度についつい読み返してしまい、後になってからやっぱりどうしても忘れられなくて電子書籍も購入し、今では押見修造作品の虜です。
    他の作家と一線を画す独特なエロス&バイオレンスの描き方は、そのストーリーだけでなく絵柄も相まって異常な中毒性があると思います。それだけにエグみもすごいですので、耐性のない方はお控えください。
    • 参考になった 3
    投稿日:2017年02月05日
  • ファンタジーの皮をかぶったあるあるギャグマンガ
    主人公のどぶろくちゃんをはじめとして甘 酒子にウイスキーおじさんなど、主要キャラはまるっきりファンタジーでぶっ飛んでますが、実態は社会諷刺ネタがピリリと効いたあるあるギャグです。笑えるだけでなく、生活の知恵も身についてしまうところがおそろしい・・・。
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年02月05日
  • 止められないジェットコースター・ホラー
    設定自体はその辺によくある「脱出ゲーム」をテーマにしたマンガと変わりないように思えますが、本作品は小説でありながらそのスピード感、ハラハラさせられるサスペンス成分、与えられた「謎」のクオリティー全てが抜きん出ていて、読み始めたが最後止めることができません。気づいたら、いつの間にか読み終わっている自分に茫然自失します。
    まさに紹介文の「ジェットコースター・ホラー」という評がぴったりの作品だと思います。ふだん小説はあまり読まれない方でもぜひ、試してみてください。
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年02月04日
  • 楽しく読ませていただきましたが
    風緒先生好きなんですがいつもストーリーが物足りなかったんです。が今回はとても良かったです。受け攻め似たもの同士、反発しながら惹かれ合っていきます。絵はとてもきれいで、Hシーンもちゃんとあります。
    ただ損した気分です。麗人unoにこの作品含めて4作品入っていて300円でした。単話購入は120円です。最初にキチンと確認しなかったこともありますが、とてもショックでした。
    unoが断然お得です。
    • 参考になった 5
    投稿日:2017年02月03日
  • 「運転」であればナンでもござれ!
    連載時に徒然読んでいましたが、バトルモノの多いこのコンビの作品で唯一のめり込みました。
    (以前も言いましたが殺戮とかが絡むとチョットねぇ・・・・(-_-;)
    とにかく運転さえさせれば車バイクはもとよりこんなモノまで!と言う主人公。
    普段は現場でさえ頼りのなさげな人格なのに、
    「乗り物の鼓動を訊く(イイ名台詞ありますが敢えて伏せる(^^ゞ)」
    や敵を翻弄してしまう。
    また登場するマシンもウィットが効いていてソレを活かした話の展開をするところはさすがです。
    一つバラすと、鉄道ファンも気になるエピソードも(^_^;)。
    (ネタ採り上げのみならずその素材とか・・・・・)
    一方の展開の方は実はシンプルかつクラッシックで、裏で蠢く敵役組織に恩師がまさかの・・・・と勘の良い読者は読んでるウチに解りそうな事まで・・・・
    そのぶん話はダイナミックなので読んで引き込まれます。
    • 参考になった 2
    投稿日:2017年02月03日
  • ギャンブルコンペを清々しくもスポーツとした作品
    職場で置いていたのを読ませて貰いました。
    基本的にギャンブルというのは私もそうですが潔癖な人には受け付けないモノです。
    (競技場の環境や客層など・・・・(-_-;)近所にもあるからホントイヤなんです)
    競馬漫画でもそう言う背景を濃く描いていたりするモノが多いですが、
    この漫画はスポーツとして爽やかに描いています。
    ギャンブルという要素は客層が厳しくごまかしが利かないという味付けに留め、登場するレーサーはF1やラリーのドライバーのような存在として描いています。
    (しかも整備まで自分持ち)
    また体育会・イヤ軍隊式にも近い縦割り構成に実力主義が絡むと言った人間関係を温かくも描いていて、
    「選手生命」
    と言うキーワードを貫いてます。
    一方で上記したようなドロドロしたところはスッパリ割愛してるとこ、競艇という競技から地域性の偏りはありますが、レースという環境を描いた作品としては逸品です。
    • 参考になった 1
    投稿日:2017年02月03日
  • 匿名希望
    なかなか理系な解説
    今、離れて暮らす義母の性格と離婚を考えている友人について考える所があり、トラブルを起こしやすい人の背景、思考パターンなどを少しでも理解したくて読みました。結論を言うと、冷静になって自己や他人を見ることの重要性を改めて知ること、冷静になれるまでの道のりが勉強になりました。
    著者は、言葉の説明を「例えば」と別の表現を使ったり、グラフにしたり、伝わりにくい内容を分かりやすく伝えようとしています。思考が理系。
    親子関係に悩んでいる人も、心理学に興味がある人、自分が母となりコレで良いのかな?とちょっと疑問や不安がある人に良いと思います。
    • 参考になった 2
    投稿日:2017年02月03日
  • 2017年4月にドラマ化が決定した、「ヒト科ジョシモドキ」なリケジョ3人が「美」を真剣に研究する抱腹微苦笑ビューティー研究ギャグ!今どきのオシャレを研究しようと花柄のパンツをはいたらおばあちゃんみたいになったり、ナチュラル眉研究の回ではいつでも無駄に存在を主張する前田さん(40)のノーズシャドウが、せっかくのナチュラル眉を台無しにしていたり……とにかく空回りっぷりがおもしろいっ!そして研究の成果に喜ぶリケジョ3人を、女子力の塊である総務課女子が悪意なく打ちのめすオチは爆笑必至です!これは電車で読めませんね(ほめてる)。それでもめげずに美の研究に挑んでいく3人にはなんだか勇気をもらえます。
    • 参考になった 4
    投稿日:2017年02月03日
  • 私は声を大にして言いたい。『ヲタクに恋は難しい』というタイトル!「難しい」とか言いつつめっちゃ恋してんじゃ~ん!と。いや、いいんですよ。むしろ控えめに言ってこんなカップルいたら最高(`・ω・´)bという気持ちですよ。宏嵩はかっこいいのに成海の趣味に口を挟まないしむしろオタク(と腐女子の)心をわかってくれるし、なんならイベントにも付き合ってくれるし。こんな彼氏いたら最高ですね。成海も控えめに言って超かわいい!もうみんなメロメロなんじゃないですかね!?そんな宏嵩と成海・2人のやりとりがオタクならではで、あるあるあ…ねーよ!と思いつつも(*´ω`*)bイイ pixivコミックから人気に火が付き、2016年の「このマンガがすごい!」でもオンナ編1位に輝いたこの作品。2人の末永い爆発を祈っております★
    • 参考になった 6
    投稿日:2017年02月03日
  • 高木さんのてのひらで転がされたい男子続出! も~高木さんがほんっっっっっっとうにかわいい!!!! となりの席の西方を、登校中、授業中、掃除中に下校中、そして休日までからかいたおす高木さん。西方も高木さんをからかおうとあの手この手でやり返そうとするんですが、高木さんの方が一枚も二枚も上手で、結局からかわれるのは西方のほう。でも、高木さんのからかいって、バカにしてるとかそういうのじゃなくて、愛のあるからかいなんですよね~!ヒューヒュー それに気づかず(?)ムキになってる西方もほほえましくて、ムズムズするけどそこがたまりません……( *´艸`)
    • 参考になった 10
    投稿日:2017年02月03日
  • 〈「……勉学にもスポーツにも、それからなんだっけ、恋愛か。ホータローがそういうものに前向きだとは、僕には思えない」
    「別に後ろ向きなわけじゃない」
    「そうだろうともさ」
     里志は一層笑(え)みを深くする。
    「ただ単に『省エネ』なんだよね、ホータローは」
     俺は鼻を鳴らすことで肯定を示した。わかっていればいい、俺は別に活力を嫌っているわけではない。ただ単に面倒で、浪費としか思えないからそれらに興味を持たないだけなのだ。至って地球環境に優しい省エネが、俺のスタイル。その合言葉はすなわち、
    「やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことは手短に、だ」〉

     2001年に発表された米澤穂信『氷菓』(角川書店、2013年4月12日配信)第2章。累計205万部突破の青春ミステリ「古典部」シリーズ主人公、”省エネ”キャラを纏(まと)う高校生、折木奉太郎(おれき・ほうたろう)が初めて姿を現したシーン。第1章はインドを旅行中の姉、折木供恵(おれき・ともえ)が高校性になる弟・奉太郎へ宛てた手紙です。その中で姉は――神山(かみやま)高校合格おめでとう、とした上で〈古典部〉に入りなさい、名前を書いておくだけでいい、そんなに悪い部活でもないからと書く。伝統ある〈古典部〉もいまや部員ゼロ、今年入部者がなければ自動的に消滅の危機にある。神山高校OGの姉。所属していた〈古典部〉は青春の場だった、それを守れというわけです。

     インドから舞い込んだ国際郵便を受けとった高1の奉太郎は〈古典部〉に入部。その日の放課後――第2章の冒頭が先のシーンです。陽の落ちた教室で奉太郎と向かい合うのは、福部里志(ふくべ・さとし)。旧友にして好敵手、そして仇敵。男にしては背が低く、高校生になってさえ遠目には女と間違うようなうらなり青瓢箪に見えるが、中身は違う。奉太郎の予想外の入部届を手にした里志が妙に明るい声で、〈「古典部の部員はいないんだよね。なら、古典部の部室はホータローが独り占めじゃないか。結構いいもんだよ、学校の中にプライベートスペースが持てるっていうのも」〉という。

     校内に〈私的空間〉を持つ、悪くない……奉太郎が向かった特別棟4階、地学講義室を流用している古典部部室。無人のはずの部室に、先客があった。

    〈そいつは教室の窓際(まどぎわ)にいて、こっちを見ていた。そこにいたのは女だった。
     俺はこの時まで、楚々(そそ)とか清楚とかいった語彙(ごい)のイメージがどうもつかめないでいたが、その女を形容するのには楚々とか清楚と言えば形容できることはすぐにわかった。黒髪が背まで伸びていて、セーラー服がよく似合っていた。背は女にしては高い方で、多分里志よりも高いだろうと思われた。女で高校生なのだから女子高生だが、くちびるの薄さや頼りない線の細さに、俺はむしろ女学生という古風な肩書を与えたいような気になる。だがそれら全体の印象から離れて瞳(ひとみ)が大きく、それだけが清楚から離れて活発な印象を残していた。
     そして、俺の知らない女だった。
     だがそいつは、俺を見ると微笑(ほほえ)んで言ったのだ。
    「こんにちは。あなたって古典部だったんですか、折木さん」
    「……誰だ?」
     俺は率直に訊(き)いた。俺は確かに人付き合いがいい方ではない。が、知り合っているのに顔を見てもわからないというほど対人関係に薄情ではないつもりだ。俺はこの女を知らないのに、なんでこいつは俺のことを知っているのか。
    「わかりませんか。千反田(ちたんだ)です。千反田える、です」〉

     たった一度音楽の合同授業で一緒だっただけの奉太郎の顔と名前をちゃんと覚えていた千反田える。古典部に入ったので挨拶に来たという。灰色の高校生活の奉太郎が珍しくも女の子と二人で教室にいるのをドアの隙間から覗(のぞ)いていた里志によれば、千反田家は神山市で指折り数える名家の一つだという。
     折木奉太郎、千反田える、福部里志の三人に、次の第3章で登場する伊原摩耶花(いばら・まやか)が加わって、古典部の四人の部員が揃います。伊原と奉太郎は、小学校以来の付き合い、クラスも9年間同じだったから、縁は深い。顔立ちは子どもの頃から整っていたが、その頃のちょっと大人びた童顔のまま高校生にまでなってしまったという感じだ。図書委員で、漫画研究会にも入っている。

     奉太郎、える、里志、摩耶花――神山高校古典部の四人の周囲で生じる「事件」、日常生活の中の「謎」を奉太郎が解き明かしていく。デビュー作『氷菓』に始まり、『愚者のエンドロール』『クドリャフカの順番』『遠まわりする雛』『ふたりの距離の概算』(いずれも角川書店、2013年4月12日配信)と書き継がれた〈古典部〉シリーズは、先述のように累計205万部突破の大ヒットとなった。
     そして昨年(2016年)11月末、6年ぶりに出た第6弾、シリーズ最新作が、今回取り上げる『いまさら翼といわれても』(角川書店、2016年12月2日配信)です。2008年から2016年にかけて「小説 野生時代」「文芸カドカワ」を舞台に書きためた6編を集めた連作短編集。折木奉太郎たちは高校2年になっています。著者の米澤穂信はこの間、『満願』(新潮社、2014年9月12日配信)、『王とサーカス』(東京創元社、2015年7月29日配信)が2年連続してミステリーランキング1位に輝き、人気ミステリ作家の仲間入りを果たしました。
     その米澤穂信の代表作である〈古典部〉シリーズ最新作、とくに注目して欲しい二つの作品があります。
     一つは巻末収録の表題作「いまさら翼といわれても」です。神山市主催の合唱祭当日、ソロパートを任されていた千反田えるが誰にも告げずに姿を消してしまった。一緒のバスで会場まで来たというおばあさんの証言はあるものの、6時の開演時間が迫ってきても千反田は現れない。行方不明のままだ。夏休みで家にいた奉太郎は、摩耶花からの電話で事情を聞いて会場の文化会館へ。
     いったい千反田えるに何があったのか? 夏休みに入る前、えるに何か変わった様子はなかったか? 最終日夕刻、えるが読んでいた本がちらりと目に入った。気のせいでなければ、それはどうやら、進路案内の本のようだった。えるの真意は? 彼女はどこに姿を隠したのか? 奉太郎はえるの謎を解けるのか? そしてえるはソロを歌うのだろうか?

     もう一つの作品は「いまさら翼・・・・・・」の一つ前に収録されている「長い休日」。この2編は見ようによってはセットとして面白く読めるのです。「いまさら翼・・・・・・」で名家の娘・千反田えるが「自由な生き方」に正面から向き合って「大人」に一歩近づいていくのに対し、「長い休日」では奉太郎がなぜ「やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことなら手短に」をモットーに生きるようになったのか、その秘密――奉太郎を変えた、小学生時代のある「事件」が明かされます。
     奉太郎の回想ストーリーはこう始まります。米澤穂信らしさ全開の書き出し、ちょっと長くなりますが、引用します。

    〈その日は朝から何かがおかしかった。
     目が覚めて、枕元の時計を見ると午前七時で、曜日表示は日曜日を示していた。
     浅い眠りが打ち切られたとき特有のぱっちりとした覚醒ではなく、ほのかな眠気が残っているけれど、二度寝をしようとは思わなかった。布団の中でごろりとうつぶせになると、腕立て伏せの要領で起き上がる。
     おかしいと思ったのは、ベッドの端から足を下ろした時のことだ。カーテンの隙間から差し込む朝日を見ながら、茫然と呟いた。
    「調子がいい」
     心身共に、何も欠けている感じがしない。
     普段から体調不良に悩まされることが多いわけではない。だから実際には体調が良いというより、気力が充実していると言った方がいいだろう。こんな日は何か無駄なことをして体力を減らさないとまずいのではないか、と、そんなことまで思った。近来まれなことだ。〉

     日曜日の早朝、目覚めた時「調子がいい」と自覚した奉太郎。ちょっと手の込んだ朝食を姉の分まで作った。掃除と洗濯をした。風呂を洗ってレンジまわりを磨き、昼はうどんを茹でて食べた。時計は1時。一日が長い。久しぶりの晴れ間。

    〈「晴れをもったいないと思うなんてなあ」
     他でもないこの折木奉太郎が、たまの晴れ間に家にいることを惜しむだなんて。福部里志が聞いたら熱がないか測りに来るだろう。〉

     文庫本を1冊、ポケットに入れて散歩に出かけた。向かったのは、ほどよく遠い荒楠(あれくす)神社。100段ほどある階段を上り切って一息ついたところで社務所から出てきた髪の長い女と目が合った。十文字(じゅうもんじ)かほで、「える来てるよ」という。よくわからないままに社務所に案内され、かほの私室に入ると、千反田えるがほんとうにいた――。

     気持ちのいい日曜の午後を神社の境内で文庫本を読んですごそうと考えていた奉太郎。思いがけず、えると二人で過ごすことになった。神社の少し上に稲荷様の祠があり、えるはそこを掃除するために来ていたのですが、奉太郎も一緒に手伝うことになったのだ。箒を動かしながら、えるが奉太郎に訊く。〈折木さんはどうして、それを言うようになったんですか」〉〈あれです。……『やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことなら手短に』」〉

     タイトルの「長い休日」にこめられた意味は何か。小学校6年の頃の記憶をたどりながら、いまの思いをえるに語る奉太郎。奉太郎の回想ストーリーは、姉が小学生だった奉太郎の頭をぐしゃぐしゃとかきまわしながら付け加えた、こんな一言で終わります。

    〈──きっと誰かが、あんたの休日を終わらせるはずだから〉

     そして――そのすぐあとに表題作「いまさら翼といわれても」――合唱祭の日に行方不明となる千反田えるの物語が始まるのです。
     1978年生まれ。30代で話題作連発の米澤穂信渾身のシリーズ最新作。青春ミステリの最高峰を堪能してください。(2017/2/3)
    • 参考になった 2
    投稿日:2017年02月03日
  • 野球観戦が趣味なので、野球を題材にしたマンガを読むのも好きなのですが、『LIAR GAME』の甲斐谷忍先生が描くこちらの作品はかなりの異色作です。

    主人公のピッチャー・渡久地は、仲間と熱く勝利を目指すでも、剛速球で打者をバッタバッタと打ち取っていくでもなく、120キロ中盤くらいのストレートと抜群の制球力、そして勝負師の勘を駆使してプロ野球界を席巻していきます。

    打者との駆け引き、心理戦はまさに痛快のひと言で、初めて読んだときには「おぉっ!!」と思わず声を上げてしまうほどでした! シーズン終了後など、野球ファンとしてはちょっと手持ち無沙汰になってしまうときに、今でもふと読み返したくなります。

    スポーツマンガが好きだけど、いつもと一味違う作品を読みたい時にオススメの一作です!!
    • 参考になった 3
    投稿日:2017年02月03日
  • 話題に困った際におススメのテーマ。それは「『DRAGON BALL』で誰が好き?」である。言わずと知れた国民的少年マンガなので、性別・男女の垣根をこえて盛り上がること間違いなしだし、「『DRAGON BALL』で誰が好き?」かが分かると、その人の人間性も何となく分かるという、まさに一挙両得のテーマ。すばらしい。ちなみに私は、完全にピッコロ派なのだが、一言でピッコロ派といっても、ピッコロ大魔王派なのか、マジュニア派なのか、はたまたネイルと融合後派なのか、どっこい神コロ様派なのか…非常に細分化しているので注意が必要だ。そしてこの会話をした後は『DRAGON BALL』を読み返したくてたまらなくなるので、自宅で、出先で、いつでも読める状況にしておくことをおススメする。何度読んでも面白い、心のバイブルの一つなのである。
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年02月03日