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1426~1450件/10712件 を表示

  • ほとんどくの一やんかっ(゚Д゚)!
    けっこう前に原典をレビューして、
    ポイントやセールの兼ね合いでやっときっかけの作品を購入(^_^;)。
    原典で散々惜しんでた雰囲気はかなり描き込まれ、
    一方で命や殺人の業の重さやキャラクター廻しの巧妙さはそのままにと世代を超えての醸成振り。
    原典との絡みも巧くまとめていて、ホントこの作品とパックにしてやっと溜飲を下げたという状態。
    良く出来た作品なんだが、
    まだ若干原作者の悪い趣味が露出してたり、
    主人公は元の身体能力が高いとは言え素人のハズ。
    稼業は達観してるわ無敵ッぷりだわ、お題目でした(-_-;)。
    (下手な忍術モノよりも読んでいけるぐらい)
    • 参考になった 1
    投稿日:2017年08月31日
  • 破戒嬢の支援は辛いよ(T_T)
    世間を騒がす容姿端麗な大和撫子の女学生書家がイキナリ自分の隣席に。
    物腰静やかで美しい彼女を意識すまいと自然体に接してたのが・・・・・
    う、ん、の、つ、き。
    人目を憚って勉強を教える羽目になるや、
    あれもこれもとんでもないダメダメ振り。
    しかも性格はその上乗せに内弁慶にネジけてて主人公は幻滅以上の悪夢を見ることに。
    美貌と名声に眩む世間様を盾にムチャ振りまくりのヒロイン。
    「実は私は」のような秘め事コメディーではあるが、
    一芸(と容姿)以外はとことんクズなヒロインの言動がカブキッ放し。
    もちろんすぐ破綻の危機を迎えるわけでそこをどう凌ぐかのやりとりを描いてる。
    一方でその主題よりは、
    主人公が慕う別の(極フツーのカワイイ)彼女や、主人公が羨ましすぎて妬みまくる旧友との絡みが微笑ましい。
    ちなみに余談、
    ヒロインも彼女も部活姿は袴です。
    部活内容のほうにあまりイレコミは無いですけど(^^ゞ。
    • 参考になった 1
    投稿日:2017年08月31日
  • 80年代オカルトブームの中核
    日本の1980年代後半からのオカルトブームの火付け役となった作品のひとつです。
    連載時に読んでいた方であれば、本作がきっかけで雑誌「ムー」などで前世/生まれ変わり関係の投稿が激増したことを覚えている方も多いでしょう。
    バブル期に浮かれる日本への厭世観、ノストラダムス関連著書に象徴されるような末世感などをあわせて、最終的にオウム真理教や統一教会などのカルト宗教に傾倒を生んだことを忘れてはいけないと思います。
    逆に言えばそれだけの魅力がある作品でもありますが、かつて、その世界観に飲み込まれて現実世界から逃避し、生きることの意味を見失っていった多くの人々がいました。それを知っていただいた上で読むべき本だと思います。
    • 参考になった 1
    投稿日:2017年08月31日
  • 匿名希望
    「丸いキャラ」&「猫」が好きな人なら読む価値がある漫画
    「まん丸な猫」に惹かれた事や、「収納」の問題により電子書籍で購入。基本的にほのぼの日常系で、一部の登場人物のトラウマエピソードが描かれていますが、まん丸な猫が可愛いです。ちなみに、まん丸な猫の他にヤンチャな犬やハムスターも出ます。
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年08月30日
  • 匿名希望
    「わかるようでわからない」、それが須田剛一の作品との共通点
    ぶっちゃけ、竹谷先生のイラスト・漫画を目当てに購入しました。また、あの「須田ゲー」で有名な須田さんが原作者になっている事から、本作の内容が気になって購入しましたが…「うん、よくわからない」この一言に尽きます。この漫画作品に登場する女性は可愛く描かれていますが、ハードな内容です。須田さんが原作を担当しているので(苦笑)。この漫画作品は精神的にもキツイシーンが多く描かれていますが、電子書籍で買った事を後悔していません。竹谷先生の画風が好きなので(笑)。
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年08月30日
  • 匿名希望
    ネタバレあり
    ほわっと
    受験生になった2人の想い...鉄仮面チカが懊悩するところが個人的には萌えました!出てくる人みんなが家族を思い遣ってて、ほんわか〜としました(* ॑꒳ ॑* )
    • 参考になった 1
    投稿日:2017年08月30日
  • ネタバレあり
    人々が薄明かりの中生活する幻想的な世界観
    小さな人口太陽だけが空を照らし多くの人々が薄明かりの中生活する幻想的な世界観の作品です。人の「こころ」をエネルギー元として戦うこともあり、バトルのエフェクト等も少し変わっていて綺麗です。
    序盤はある特殊な力を持った少年配達員が各地に点々と散らばる村々へ手紙を届けていく一話完結のヒューマンドラマですが、中盤頃から国民を欺き搾取し続ける中央政府への疑念や非道な人体実験、クーデターを目論む反政府組織、格差社会などのシリアスなキーワードが話のポイントになってきます。とは言ってもさらっと表面的に触れるだけでほぼ掘り下げられませんし正直ツッコみ所も多いです。少年漫画なのでシリアス部分をそこまで深く掘り下げる必要はありませんが、さすがに一話から描かれていた中央政府についてはもう少しきちんと描いてほしかったと感じました。
    ラストについてもぱっと見は大団円ですが、作中で主人公が今まで目指してきたことや説明と矛盾しすぎていてよく分かりませんでした。
    ストーリーの矛盾は気にしないのであれば幻想的な世界観や可愛らしい絵柄、ベタながら感動的なヒューマンドラマはとても魅力的です。
    • 参考になった 2
    投稿日:2017年08月30日
  • 匿名希望
    絵が嫌いでストーリーが入ってこない
    目が寄っていて女はかわいくない。男はなんでこんなのと恋愛できるんだろうと思うような仕上がり。立ち読みって大事ですね
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年08月29日
  • 匿名希望
    心にズシンと来た
    感動のツボは人それぞれだとは思うのですが、なんて言うか本当に読んでよかったと思った。
    特に『東京少年物語』。題材的にはよくあるものだと思うのだけど、改めて羅川真里茂先生の読ませる力、読者の心を動かす力ってすごいなと思ってしまった。
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年08月29日
  • 匿名希望
    俺TUEEEEE!!!作品
    オーバーロードと初期設定が同じ。
    好きな人には好きな作品
    • 参考になった 2
    投稿日:2017年08月29日
  • 残念
    いつも読んでいますが、今回は癌治療について触れただけで、面白くはなかったです。
    • 参考になった 3
    投稿日:2017年08月28日
  • ネタバレあり
    ドラマ化してもいいんじゃないの~?
    今までにないストーリー展開で、一気に読めちゃいます。
    ただ、気になったのは男性側の感情表現です。ちょっと淡々としすぎていて、私的には、いざってときにはもっとワー、キャー恥ずかしい~ってくらいにしてほしくて
    次回作に期待を込めての☆3つです!
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年08月27日
  • 匿名希望
    みどころは綺麗な作画
    天使だけど中身小悪魔なエニエルと、要領悪すぎて悪魔になりきれないデヴィエラのドッタンバッタンコメディ。気が強い女同士のじゃれあい友情。ほんのり百合要素もあり。
    ストーリー性は低いが、とんがり帽子のアトリエで白浜鴎先生の絵のファンになった方にはオススメ。
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年08月27日
  • SF民族紛争
    連載中の作品なので21巻現在の評価です。
    SF世界での民族紛争や階級社会が巧みに描かれた作品です。序盤の数巻は各民族名や関係性に加え特殊な専門用語が多く、それらを覚えるのがやや大変ですが各民族ごとに外見的特徴が分かりやすく描き分けられている上、ストーリー自体はさほど難しくなく、きちんと整頓されながら進むので大まかにでも一度名称を覚えさえしてしまえば比較的すんなりと読み進められるかと思います。
    民族紛争なのでバトル描写はありますが、どちらかというと戦いに至るまでに登場人物がどのような決断を下したのか、という所に面白味がある作品のように感じます。
    なので戦闘前の作戦会議や登場人物が右往左往しながら模索していくような群像劇が好みでない方にはあまりおすすめできません。
    • 参考になった 2
    投稿日:2017年08月27日
  • 匿名希望
    なんのための合本?
    合本版が8,600円。普通に7冊完結全巻で8,600円…でもってセット購入ポイント5%で430p…何故こっちを買う必要が?
    せめてイーブン損させてどーする。
    • 参考になった 2
    投稿日:2017年08月27日
  • 匿名希望
    初期はこんなに面白かったのに・・・
    初期の金田一こそ、今の若い世代に読んでいただきたい。
    正直、探偵学園Qから原作者が1人抜けてしまってから、くそつまんないものになってしまったんだ。
    絵が変わったのは残念だが、それはどの漫画家にも言えることなのでそこは何も言わない。
    やはり重要なのはトリックと動機。
    今の金田一は動機がクソみたいな動機みたいでスッキリしない。金田一のキャラも変わってしまい、もはや別物。
    なので、初期の金田一、ぜひ読んでください!!!!!!
    • 参考になった 3
    投稿日:2017年08月26日
  • ネタバレあり
    笑いが止まらない!
    主人公の妄想力が半端ないです。
    妄想が面白すぎて、外では絶対に読めません。変な奴だと思われる可能性大なので、危険です(笑)
    ですが一つ残念に思った事が、終わり方が少々あっさりし過ぎというか、私には少し物足りない感じでした。
    テレパスの能力を持つ高台家の三兄弟、メインは長男の光正と木絵の恋物語ですが、真ん中の茂子、末っ子の和正もそれぞれに想いを寄せる人がいるのに、テレパス能力があるため恋に臆病になりつつも、光正と木絵の関係を見て勇気づけられたりして、それぞれに折り合いをつけてまとめた感じにしてあるようですが、何だか不完全燃焼というか、特に茂子が「で、結局どーなった??」という感じで、少し伝わりにくかったように思います。
    最終話の「あれ?これで終わり?」感がなければ、文句なしの5つ星です!!
    • 参考になった 2
    投稿日:2017年08月26日
  • 匿名希望
    学校の話

    学校の問題を教頭先生が解決していく話なんでずが
    かの有名な作品、○TOの教頭版みたいな感じ?
    と連想しましたが、また違う感じです
    グロいシーンがありますが、面白いな〜って面白いました
    読んでると教頭先生の漢気に惚れちゃいそうになる。
    • 参考になった 2
    投稿日:2017年08月26日
  • 匿名希望
    デスゲーム系では第3位
    面白かった。ライアーゲーム、人狼ゲームに続き第3位のポジションだと思う。心理戦、肉体バトル、頭脳戦が組み合わさり、バラエティある展開が楽しめる。人はバンバン死ぬものの、残酷描写はそれ程でもなく、苦手な人には助かる。デスゲームものは、主人公が「このゲームの正体を突き止め、ぶっつぶしてやる!」。。となるのが定石ですが、落とし所が非常に難しい。
    だってゲームのシステムや展開が面白いほど、実際にはありえないわけだし。その点、この作品は上手くまとめたなと思いました。
    • 参考になった 1
    投稿日:2017年08月26日
  • 家主不在中にその人の生活を間借りする「ヒル」たちの物語
    家主不在中にその人の生活を間借りする「ヒル」と呼ばれる人種の物語。独特なルールや感情に惹き込まれ、全5巻と読みやすいので短完結好きの方にはお勧めです。「クロエの流儀」の作者さんだということは書籍購入時に知りました。
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年08月25日
  • めちゃめちゃ面白い!
    少女漫画で吹き出したの初めてです!それくらい面白い。
    高台3兄弟は人の心が読めるテレパス。そんな長男に恋する木絵が主人公なのですが、主人公なのに1巻の表紙にすらならない。そう、1巻の真ん中の女の子じゃありませんよ!あの子は妹ですよ!私も最初だまされました笑
    とにかくおっとりで妄想癖のある木絵が、テレパスで人との関わりに億劫になってる高台家の人々を知らず知らずに癒すお話です。この木絵の妄想がめちゃめちゃぶっ飛んでて面白いです!
    私もここまでではないですが、よくくだらない妄想しちゃうし内向的なので木絵に共感できたりしますー。ここまで優しくいれたら私にも光正さん並みのイケメンが惚れてくれるのかしらー?(妄想乙)
    • 参考になった 1
    投稿日:2017年08月25日
  • 匿名希望
    ネタバレあり
    ラブコメ?
    前の作品のスピンオフだそう
    医者の篠崎と職業不詳の菊川のカップリング
    篠崎も菊川もおたがいに気がありそう
    菊川はサラリーマンじゃないようですね
    モブ?の人の会話と最後のやりとりをみるかぎり...ヤのつく方なのかしら?
    篠崎は少々子供な部分が見えますけれどイケオジ系
    続き楽しみな作品
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年08月25日
  • 本編のみねね視点の話
    人気のあるキャラのようですが、初登場した後はイイ人っぽく書かれていて、言動が一貫していないように思えるので個人的に好きになれません。半分くらいはコメディな話でした。
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年08月25日
  • ネタバレあり
    実質、本編の最終巻です
    本編の最終話に至るまでの話を書いた実質の最終巻です。
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年08月25日
  •  1960年5月19日深夜、衆議院日米安全保障条約等特別委員会で新条約案が強行採決され、翌20日に衆院本会議を通過しました。安倍晋三首相の祖父、岸信介首相(当時)率いる内閣と自民党は右翼団体、博徒、暴力団を公設秘書として国会内に入れ、座り込んだ社会党議員をごぼう抜きにして採決を強行したのです。敗戦から15年、サンフランシスコ平和条約(独立)から9年。戦争、占領時代の影が残っている時代だったとしても、時の首相が「政財界の黒幕」と呼ばれた児玉誉士夫、1976年(昭和51年)にロッキード事件が発覚、ロッキード社の秘密代理人を務めていたことが露呈したが、それまで隠然たる力を誇っていたフィクサーを頼って右翼・暴力団員を国会内に引き入れたというのですから驚きです。岸内閣への抗議として自民党からも石橋湛山、河野一郎、三木武夫、松村謙三といった有力者が翌日の本会議を欠席、あるいは棄権しましたが、強行採決に抗議する国民の声はさらに広がり、30万人を超す市民が連日「安保反対」「岸内閣退陣」を求めて国会を取り囲んだ。

     国論が二分される緊迫した状況が続くなかで、その記事は発表された。6月4日付け図書新聞一面。「民主か独裁か」と題する論稿です。強行採決の5月19日から約2週間たっていましたが、原稿末尾には〈5月31日夕〉と記され、このままでは6月19日に新条約が自然成立してしまうというスケジュールを意識してギリギリのタイミングで発せられた国民への緊急メッセージでした。
     筆者の竹内好(たけうち・よしみ)は、1910年(明治43年)長野県生まれの中国文学者。1931年(昭和6年)東京帝大文学部支那学科に入学。在学中に後に作家となる武田泰淳らと「中国文学研究会」を結成し、「中国文学月報」を創刊。1943年(昭和18年)召集により陸軍二等兵として中国大陸へ出兵。1945年(昭和20年)終戦を中国大陸で迎え、復員。60年安保の時、東京都立大学教授を務めていたが、岸内閣の強行採決に抗議して辞職した。この時発表したのが「民主か独裁か」の記事です。

    〈当面の状況判断〉というサブ見出しの下、筆者自身が〈いかなる個人および集団によって利用されるのもいとわない。この稿に関しては私は著作権を放棄する〉とした「民主か独裁か」は、競合紙「日本読書新聞」を初め、学生新聞などにも続々と掲載されました。そして原稿発表から11日後の6月15日――市民33万人が国会周辺を埋め尽くし、国会への突入を図る全学連と警察が衝突。東大生・樺美智子さんが死んだ。6月19日に新条約は参議院における審議・議決を経ることなく自然成立しますが、6月23日には岸首相がついに退陣を表明。そして7月15日に岸内閣総辞職、池田勇人が首相に就任し、新しい時代が始まりました。
     戦後日本が大きな岐路に立つなかで発表され、岸内閣の政治手法に疑問を感じた多くの国民、市民の強い支持を得た竹内好の「民主か独裁か」。時代を変えた論稿として記憶されることになった、この伝説の記事が復刻され、2017年8月4日、電子書籍『民主か独裁か』の配信が始まりました(イーブックイニシアティブジャパン、無料)。

     岸内閣による強行採決とその直後の政治状況に対する竹内好の判断にぶれはまったくありません。渾身の、そして真っ直ぐな訴えはこうです。
    〈三 民主か独裁か、これが唯一最大の争点である。民主でないものは独裁であり、独裁でないものは民主である。中間はありえない。この唯一の争点に向っての態度決定が必要である。そこに安保問題をからませてはならない。安保に賛成するものと反対するものとが論争することは無益である。論争は、独裁を倒してからやればよい。今は、独裁を倒すために全国民が力を結集すべきである。
    四 安保から独裁制がうまれた。時間の順序はそうである。しかし論理は逆である。この論理は五月十九日が決定した。〉

     5月19日「安保新条約強行採決」を境にすべてが転換したとする認識から出発して、〈民主か独裁か、これが唯一最大の争点である。民主でないものは独裁であり、独裁でないものは民主である。中間はありえない〉と断じ、そうであれば〈安保に賛成するものと反対するものとが論争することは無益である。論争は、独裁を倒してからやればよい〉と説いたのです。
     このあと、〈5月19日の意味転換〉をとらえることに失敗した既成政治勢力――社会党、共産党、総評それぞれに言及した竹内好は、それら既成の政治勢力に頼ることなく、〈民主か独裁か〉を唯一、最大の争点として国民、市民が結集する道筋を示していきます。

     ラジカル(根源的)にして現実的。岸信介の政治を徹底批判して〈民主か独裁か〉を迫った竹内好の言葉が、ほぼ半世紀後の2017年の現在にそのまま通じるように感じるのは、ひとり私だけでしょうか。奇しくも時代は、岸信介の孫、安倍晋三首相の治下にあります。
     2012年12月に2度目の首相の座に返り咲いて以来、“安倍一強”と言われ、強行採決あり審議回避ありの思い通りの政治を行ってきた安倍晋三首相。森友学園、加計学園問題によりそれまで高位安定してきた支持率が30%前後の危機ゾーンまで急落したあげく、7月の都議選で惨敗を喫し、「国民の声に謙虚に耳を傾ける」と表明はしましたが、森友問題をめぐる国会審議で「資料を破棄した」と言い続けた財務官僚を国税庁長官に取り立てた上、慣例となっている長官としての記者会見は開かないというのですから、実際の政治姿勢は変わってはいないと見えます。一事が万事、やりたい放題の“独裁政治”はどこも変わっていないという批判が高まるのも当然でしょう。
     そして――こうした安倍政治を追及する立場の野党がまた、どうにも腰が据わっていないというか、はっきりしないのが2017年現在の政治状況です。例えば野党勢力の中心となる民進党の原発政策はその象徴でしょう。「原発再稼働」を既定路線とする安倍内閣に対して、「原発ゼロ」を前面にだして対立軸を「脱原発か原発依存か」と明確にすべきにもかかわらず、最大の支持母体である連合、その傘下の電力総連に気兼ねして「原発ゼロ」の政策目標をすっきりと打ち立てることが出来ずに右往左往しているのです。2016年10月の新潟県知事選で「原発再稼働を認めない」米山候補支持で一本化できずに「自主投票」に逃げたお粗末さを、竹内好が見たらなんと言うでしょうか。

    「民主か独裁か」の記事は、1980年(昭和55年)に刊行が始まった『竹内好全集』(筑摩書房、全17巻)の『第九巻 不服従の遺産 一九六〇年代』に収められました。第九巻タイトルの「不服従の遺産」は〈父の思いがこもった表題だった〉と故・竹内好氏長女の竹内裕子氏からお聞きしました。しかし全集はすでに絶版で、古書は高価です。竹内裕子氏が若い読者に手に取ってもらえたらと電子書籍制作を快く受け入れてくれた結果、配信が実現しました。全集巻末の飯倉照平氏による解題も竹内裕子氏の協力で本書にも収録されています。

     法政大学の山口二郎教授は、東京新聞の「本音のコラム」に、
    「この一週間の国会審議を見て、日本の議会政治の崩壊は最終段階に入ったと痛感した。一九六〇年安保の時、中国文学者、竹内好は民主か独裁かという戦いだと喝破した。岸信介の孫が議会政治を壊そうとしている今、私は文明か野蛮かの戦いだと訴えたい」
     と書きました(2017年6月11日付朝刊)。
     竹内好が〈民主か独裁か〉と迫り、30万人を超える人々が国会を包囲するなかで、岸信介首相は「国会周辺は騒がしいが、銀座や後楽園球場はいつも通りである。私には『声なき声』が聞こえる」と語った後、退陣に追い込まれました。それから半世紀――先の都議選投票日前日、岸元首相の孫、安倍首相は「こんな人たちに負けるわけにはいかない」と声を張り上げ、批判の嵐の中で支持率が急落、内閣改造で事態の打開を図ろうしています。
     それにしても、「声なき声」の岸信介元首相と「こんな人たち」の安倍晋三首相が重なり合って見えてきます。繰り返しますが、この二人の首相――祖父と孫――を泉下の竹内好はどんな風に見ているのか、聞いてみたい。(2017/8/25)
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    投稿日:2017年08月25日