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1401~1425件/11514件 を表示

  • 絵がエロい
    ずっと一緒のなんとも思っていない幼馴染みが
    あることをきっかけに男に豹変して
    どんどん主人公が女に開発されていく。
    話の展開が早すぎて、
    思ったよりどんどん進んで、
    あっっっっという間に終わった(笑)
    気になることは
    途中であの女は必要だったのかな?とか、
    あんまり奥まで話を掘り下げないせいか
    読み終えたあとに印象的なシーン(話)が残らない。
    絵はすごく上手で、
    エロくてもキモく見えない為
    女の人が読むにはいい作品。
    普通に面白かった!
    • 参考になった 2
    投稿日:2018年02月26日
  • 匿名希望
    祝完結!
    以前からウテナなどさいとう先生の作品の存在は知ってましたが、とりかえ・ばやをきっかけにさいとう先生の作品にどっぷりハマりました。
    背景までびっしり書かれた細かい描写はまるで制作費のかかった映画やドラマを見ているよう...
    また、重要なシーンで度々出てくる大スペクタクルな見開きページの美しさと言ったら...
    とまあ、こんな風にさいとう先生の美意識がびっしりと詰め込まれた作品にうっとりとしてしまうこと請け合いです!
    個人的には3巻を読み終えたあたりから面白い!と思ったので、少なくとも3巻までは読んで見てほしいです!是非!!
    • 参考になった 0
    投稿日:2018年02月25日
  • 匿名希望
    素晴らしい
    これは、アニメ第1話の1年前、ミチルがターミナルサービスに入社したところから始まるお話。アニメのサイドストーリーになっていて、ミチル視点、ときどきザック視点で進んでいく。2~3巻はアニメとリンクしており、アニメで描かれなかった裏話が登場する。
    アニメのファンなら必見だが、逆に言うとアニメを全話観ていない人には何が何だか分からない。タイトルも「Say to good-bye」が付いている以外アニメと同じで、僕も原作と勘違いして買ったクチ。
    でも、こんなに良く出来ているコミカライズは珍しいと思う。このアニメは絵の美しさが魅力だが、祐佑先生の絵はアニメそのもので、白黒ページでもカラーのキャラが動いている錯覚さえ覚える。ラブライブ!とかガルパンとかコミカライズの作画が残念過ぎる作品が少なくない中、これは自信を持ってお勧めできる。
    • 参考になった 0
    投稿日:2018年02月25日
  • ネタバレあり
    まりと先生の牧場物は好きです。
    h/hの掛け合いが楽しい。特にヒーローの返しが笑える。後半、ヒロインが逢って直ぐの元カノの言葉を、嫉妬があったにしても、元カノの人柄を見抜いてたのに簡単に信じて、ヒーローの方を疑ってイギリスに帰った時は ヒロインその程度の愛だったのかと思ったよ。ヒーロー よく信じてくれなかったヒロインの謝罪の手紙1つで許したよね。まぁでも可愛いh/hだからお幸せに。
    • 参考になった 1
    投稿日:2018年02月25日
  • 割引されてたから
    3巻まで無料で微妙に続きが気になったから買ってみた。結果、ストーリーは好きなんだけど、場面切替とかついていきにくい所があったり、戦闘場面では表現が上手い所分かりにくい所があったり。あくまでも個人的意見だけど、まぁまぁかなとゆう作品。男性キャラが皆カッコ良くてそれぞれ個性的な魅力はあるものの、終盤主人公の神子や八葉キャラにイライラした。予想外なハッピーエンド。
    • 参考になった 0
    投稿日:2018年02月24日
  • 匿名希望
    さすが室山まゆみワールド!
    あさりちゃんで有名な作者らしい、明るく、笑えて、ちょっぴり感動するお話です。
    私が思うに、やはりこの作者は硬派です。ギャグ漫画にあるちょっぴり暴力的な表現で隠れたりしますが、根底に真面目な部分があるからこそ成り立つ面白さと感動があります。
    猫派の自分も、柴子みたいな犬を飼いたいなと思うほど魅力に溢れています。あさりちゃんが好きな人はもちろん、犬好きの人も猫好きの人にも勧めたい一冊です。
    • 参考になった 1
    投稿日:2018年02月24日
  • ネタバレあり
    涙あり笑いあり感動ありでした
    以前から読んでいましたが単行本が出たら絶対購入しようと思っていました。訳ありなおじさまと売れ残りの猫ちゃんのお話です。私も猫を飼っていますが、共感できる内容ばかりだし
    何よりもふくまるがとても健気で、可愛いです。
    登場人物は悪い人は出てきません。おじさまの親友や職場の人達も素敵な方ばかりです。そしておじさまが一番素敵です❢
    詳しい内容はまだないですがおじさまがひとりぼっちになってしまった理由もとても気になる所です
    早く続きが読みたいです
    • 参考になった 6
    投稿日:2018年02月24日
  • 13巻まで一気読み
    3巻まで試し読みした後、続きが気になって最終巻まで大人買いし、一気読みしました。
    絵はあんまり好きな感じではなかったのですが、ストーリーが面白いです。
    古典の物語を元に作者の方がストーリーを考えているとのことで、古典にありがちな意味不明な慣習や行事もわかりやすく解説したり、あるいは省いたりしながら上手く話が進んでおり、時代物が苦手な方でも読むことができると思います。
    • 参考になった 0
    投稿日:2018年02月24日
  • 匿名希望
    大事な気持ち
    素朴なストーリーなのに、心の深いところまで届く「何か」に泣かされる。
    「ちいさこ」とは人にとって色んな意味を持つ存在なのだと思うと、何度読んでも新しい発見がある。
    個人的には2話目の木陰を表現するトーンの素晴らしさを誰かと共有したいぐらい感動した!!!読みたくなったでしょ?迷ってるなら絶対買いです!
    • 参考になった 0
    投稿日:2018年02月24日
  • 後引く美味しさ
    間が独特です。会話の流れ、コマの流れ、絵の描き方、どれも少しズラした感覚が、この作者さん独特のもので、慣れないうちは、読了感がモヤに包まれたような気分でしたが、読み返して馴染むほど味わい深くなります。某お菓子メーカーのフレーズのように『やめられない とまらない』です。
    • 参考になった 0
    投稿日:2018年02月23日
  • 匿名希望
    ネタバレあり
    名作
    何度かリクエストさせていただきました。
    幼い頃、大好きだった漫画です。大人買いしました!
    改めて読み返して、シロの誕生、見守ってくれる仲間たちの温かさ、長老やパパの懐古シーンの切なさなど、涙なしでは読めませんでした。名作です!!!!!
    • 参考になった 1
    投稿日:2018年02月23日
  • 救いはあるのか・・・?
    とにかく暗くて陰湿な作品です。また救いがないというか見ていられないというか、
    ずっと続くイジメ描写は壮絶。大人も教師にも救世主はいない、そんな状況の中で
    延々と続く明るさ皆無の物語。。。精神的に結構クるお話ですね。
    でもなぜかページをめくる手は止められない。。。続きが気になる、そして復讐編があるなら早く読みたいんですよ。
    ここまでの異色作、多くの方にぜひ読んでほしいです。
    • 参考になった 2
    投稿日:2018年02月23日
  • 涙が美味しそう
    前作の恋と粗相がツボだったので迷わず購入。前の時もですが、さらっと変態(フェチズム)出すの上手いですよねwそれが強烈な印象に繋がるんですよね。
    この人の絵って独特の柔らかさがあって、特に手が男性というより女性の柔らかい手みたいなのですが絵柄とマッチングしているせいか妙に美味しそうに見えます(褒めてます)。後は目の描き方が好き。
    表題作+短編2編。話が変わっても同じ様な見た目の人物が出てくるので、もう少しキャラの幅が出たらもっと良いのかも?と思います。(しかし私の好みど真ん中のキャラなので変化出過ぎても残念な気がするけど)最後の話は…悲しいー!!泣く!
    • 参考になった 2
    投稿日:2018年02月23日
  • 匿名希望
    ネタバレあり
    全然面白くない…
    こういう漫画最近多すぎです
    その中でも最低の部類に入るんじゃないでしょうか
    ストーリーテーマの割に サイドキャラの性格背景が軽すぎるんですよね
    あとこの画力で変なキャラ増やすのはやめてほしいです
    似たり寄ったりのキャラが多すぎて 誰が誰やらわからなくなる
    • 参考になった 3
    投稿日:2018年02月23日
  • 落語マンガの傑作
     いわゆる前座噺から大ネタ、人情ものから怪談まで、多岐に渡る演目を描ききる滝田さんの技量はさすがの一言。
     下町に育ち、落語の舞台や文化に詳しい作者ならではの知識と、あたたかい筆致があいまって落語への理解が深まります。
     私は単行本(文庫)版も持っていますが、何度読み返しても飽きません。
     落語好きにも、落語に興味はあるけど寄席には行きづらい、あるいはラジオなどの音だけの落語ではいまひとつイメージがわかない、という若い人にもお勧めできます。
    • 参考になった 1
    投稿日:2018年02月23日
  • キュンキュン&美しい!!
    絵も物語も全てが美しいです!!
    BLというジャンル関係なく、1つの作品としてとても素敵です。物語もしっかりしていて登場人物皆のキャラクターが良くて、そしてとにかくキュンキュンします^ ^。
    蓉一の表情がどんどん変わっていくところは必見です。
    恋っていいな〜と微笑ましくなります。
    読んで損は絶対ないです。
    • 参考になった 3
    投稿日:2018年02月23日
  • 匿名希望
    本格ミステリBLです!
    回を追うごとにミステリ色も小林君と速水さんの関係も濃くなってドキドキが止まりません!
    沙槻先生の乱歩作品に対する愛情が本当に溢れていて、素晴らしいオマージュになっています。
    BL好きでミステリ好きには次の更新が待ち遠しいです。
    • 参考になった 3
    投稿日:2018年02月23日
  • 「明治維新150年」が称揚されています。明治維新よって日本は近代化に舵を切り豊かな国となったとして明治以降の150年を日本が誇るべき時代だとする一方で、それ以前の近世──江戸時代は遅れた封建制の社会であり、鎖国によって世界から取り残されていったと負の側面をことさら強調する。
     そんな歴史観に一石を投じた歴史小説があります。浅田次郎『黒書院の六兵衛(上・下)』(日本経済新聞出版社、2014年12月19日配信)です。
     江戸最晩年、慶応年間の江戸城明け渡しに際して、城中に座り続けながら、黙して語ることのない謎の武士を巡る悲喜こもごもの物語。書名にある「黒書院」とは、将軍が常日ごろ政(まつりごと)を行う御座敷のことで、総檜造りの御殿の中では唯一、赤松の材が用いられており、黒書院の名は、しっとりと沈んだその色合いにちなむという。
     殿中に座り続け、最後には黒書院──御殿の奥深い高貴な座敷に端座したのが、的矢六兵衛(まとや・ろくべい)という名の御書院番士。戦時には主君の御馬廻りに近侍する騎士であり、平時においては御身辺の警護をするのが役割だ。
     この時期──旗本中の旗本である御書院番士といえば、ある者は鳥羽伏見の戦で討死し、ある者は脱走して奥州の戦に奔り、またある者は上野の彰義隊に加わった。10組500人の番士は今やちりぢりで、すでに軍隊の体容はない。そもそも、いないはずの勤番士が殿中にいる、ということそれ自体がどう見ても奇怪──。
     鼻梁の通った浅黒い顔には何の感情も窺えません。的矢六兵衛は、なぜそこにいるのか? なぜ、石仏に化身して座り続けるのか?

     時代変わりの真っ只中、先の見えない不安が江戸の町に重くのしかかっている。ミステリーめいた物語は、こう始まります。

    〈その日の江戸は鼠色(ねずみいろ)の糠雨(ぬかあめ)にまみれていた。
     濠端柳の若葉も土手に萌え立つ草も春の緑とは見えず、空は涯(はて)もない鈍色(にびいろ)である。風は生温(ぬる)く腐っている。
     生まれ育った江戸の景色が、なぜかきょうばかりは見知らぬ町に思えて、加倉井隼人(かくらいはやと)はしばしば馬を止めた。
     隊長が止まれば隊列が止まる。しかし三十人のどの顔にもさほど不審のいろはない。やはりおのれひとりの思い過ごしかと思うて、隼人はふたたび駒を進めた。めざすは外桜田の御門である。
     夢か現(うつつ)かと思えるほど急な話であった。まだ暗いうちに宿直(とのい)の御小姓が門長屋にやってきて、隼人を叩き起こした。表御殿の御用人部屋に急ぎ参れという。〉

     加倉井隼人は、御三家筆頭、尾張徳川家江戸定府の御徒組頭(おかちぐみがしら)にすぎません。藩主はじめ家来のあらかたは国元に帰っていましたが、いかに手不足とはいえ留守居の御用人から、直に急用を申し付けられるはずはない・・・・・・そんな疑問を感じながら向かった市ヶ谷の尾張徳川家上屋敷。御用人部屋で待ち受けていたのは、西洋軍服を着た見も知らぬ侍たちだった

    〈官軍の先鋒が尾張屋敷に入ったという噂は耳にしていたが、置行灯(あんどん)ひとつの薄暗い小座敷で取り囲まれれば、何か思わぬ濡れ衣でも着せられたか、さもなくば狐狸妖怪の仕業かと疑うた。
     官軍の軍監と称する土佐の侍は、一揃いの西洋軍服と羅紗(らしゃ)地の陣羽織を隼人に勧め、さらには赤熊(しゃぐま)の冠り物まで押しつけた。
     曰(いわ)くところはこうである。
     東海道と中山道を下った官軍はすでに品川と板橋に宿陣し、来たる三月十五日の江戸総攻めを待つばかりであったが、このたび勝安房守殿の談判により不戦開城と決した。ついては、まもなく勅使御差遣のうえ江戸城明け渡しの運びとなるところ、まずは御三家筆頭たる御尊家に物見(ものみ)の先手(さきて)を務めていただきたい。聞けばそこもとは父子代々江戸定府(じょうふ)との由、知己も多く勝手もわかっておろうゆえ、この大役は余人をもって代えがたい──。
     要するに加倉井隼人は、江戸城明け渡しに先んずる官軍の、俄(にわ)か隊長を命ぜられたのである。〉

     官軍が入城するに先立っての露払いというわけで、まず命などいくつあっても足るまい、と肚を括った加倉井隼人は、すわ何ごとぞと青ざめる女房を宥(なだ)め、赤児もろとも抱きしめて金輪際の別れみたような真似もして、あわただしく出発した。付き従う配下の徒士たちは、やにわに軍服を着せられ鉄砲を持たされて俄か官兵となったのですから、まるで夢見ごこちの様子。日頃の勤めといえば市ヶ谷屋敷と戸山御殿の門番で、得物は六尺棒と限っているのだ。
     命をはかなむごとく糠雨のそぼ降る朝。とまどいながらも、相手が誰であろうと、けっして頭は下げるな謙(へりくだ)るなと思い定めた加倉井隼人率いる一隊を、外桜田門で黒い蝙蝠(こうもり)傘をさした一団の武士が待っていた。西の丸目付と使番(つかいばん)。どちらも千石取りの大身です。

     すこし横道にそれますが、浅田次郎は外桜田門について、こんなふうに書いています。
    〈江戸城の総構えのうち、どこが最も美しいかと問えば、多くの人は「三宅坂から望む外桜田門」と答えるであろう。
     しかし八年前の申(さる)の年に御大老暗殺という大騒動が起きて以来、その風景は紗を掛けたように翳(かげ)って見える。美しいがゆえになおさらである。〉
     そして、その外桜田門で〈黒い蝙蝠傘をさした一団の武士〉がにわか官軍の先遣隊を待っていたとし、
    〈旧幕臣の間には、この黒木綿の西洋傘が流行している。権威を奪われた侍たちが、雨降りにも日盛りにも、黒羽織に蝙蝠傘をさして歩む姿は暗鬱(あんうつ)きわまりなかった。そのうえ彼らは、おしなべて寡黙である。〉
     と続けるのです。旧幕臣の間で黒木綿の西洋傘が流行していたというのも耳新しいエピソードで、それをさりげなく小道具にもってくるところがうまい。8年前に大老暗殺があって今もなお翳って見える外桜田門にて糠雨の中、にわか官軍の一隊を待つ黒い蝙蝠傘の武士の姿──何が起きているのか、どんな時代状況なのか、絵的ですっと入ってくる浅田次郎らしい文章表現に引き込まれていきます。

     話を元に戻します。江戸城内に入った加倉井隼人、西の丸留守居役、内藤筑前(ないとう・ちくぜん)守に案内されたのは、勝安房守の部屋。西郷隆盛と江戸城不戦開城の談判をした勝海舟です。〈ちと、話がある〉と切り出した勝安房守。やっかいな相談事を持ちかけてきます。

    〈「・・・・・・実はこの西の丸御殿の中に、どうしても了簡できぬ侍がひとりだけおる」
     背筋にひやりと悪寒を覚えた。いくつもの門を潜り、畳廊下をいくたびも折れてたどってきたこの広い御殿のどこかしらに、勝安房守の説得に応じぬひとりの侍がある。想像のしようがないだけに、その「ひとり」が人間ではない何ものかに思えたのだった。
     江戸を戦場にせぬという談判の成果は、そもそも御城内にある侍たちの悲願であったにちがいない。だからこそみながみな、整斉と勝安房守の差配に服(まつろ)うているのである。しかし、応じぬ者がひとりだけいる。
    「のう、加倉井さん。そうと聞いては帰るわけにもいかぬだろう。どうだね、会うてみるか」
     はたして御城が引き渡しの勅使を迎えられるかどうか、つまるところ命がけのおのれの使命はそれに尽きるのである。よもやこれをなおざりにして帰れるはずはあるまい。
     饒舌な勝安房守は、茶を喫しおえる間、なぜか一言もしゃべらなかった。
    「では、参ろうか」
     ほの暗い畳廊下に出た。〉

     勝安房守と西郷隆盛との間で成立した「不戦開城」の合意にどうしても従わない侍が江戸城内にひとりだけいる。そのままでは城引き渡しの勅使を迎えることはできません。それこそが官軍の俄(にわ)か隊長にされた加倉井隼人の使命というわけです。隼人を男が端座する御書院番の宿直(とのい)部屋に伴い、〈西郷さんとの約束だ。力ずくではのうて、何とか説得しなければならぬ〉と託す勝安房守の横顔は悲しげだった・・・・・・物語は、御禄百五十俵の御徒組頭、加倉井隼人を視点人物に進みます。

     江戸城総攻めを待つばかりとなっていた春、3月に始まり、明治天皇を江戸城に迎えるまでの10か月もの間、江戸城内に座り続ける謎の旗本、的矢六兵衛とその六兵衛を立ち去らせることにのみ腐心した官軍俄か隊長、加倉井隼人。六兵衛とはいったい何者なのか。なぜ、城内に留まり続けるのか。その思いはどこにあるのか。黒書院を繞(めぐ)って立ちすくみ、あるいはひれ伏す人々の間を這いずり回った加倉井隼人がついに悟るものは何か。

     時代が大きく変わってゆく幕末の時の移ろいを、浅田次郎は多様な「雨」を使い分けて描いています。加倉井隼人が初めて江戸城に入る日──〈江戸は鼠色(ねずみいろ)の糠雨(ぬかあめ)にまみれていた〉と書き出しにあり、ここから物語が始まることは先述の通りです。
     下谷稲荷町に広大な屋敷を構える的矢家に “異変”が起きた日のことを、人相のよからぬ奴(やっこ)が〈おととしの秋、慶応二年寅の歳の秋でござんす。ちょうどきょうみてえに、長雨がしとしとと降る日のことでござんした〉と語ります。長雨が続くなか、両替屋の看板を隠れ蓑にあこぎな商売をする高利貸しが屋敷に乗り込んできた目的とは何だったのか。
     東征大総督有栖川宮熾仁(ありすがわのみやたるひと)親王が到着し、官軍の本営となった江戸城に、尾張の徳川慶勝公が乗り込み、的屋六兵衛と対面した日は、〈慶応四年五月。江戸は欝々(うつうつ)たる霖雨(りんう)にくるまれて〉いた。
    「お頭はどこじゃ! お出会いめされよ、六兵衛が六兵衛が!」の声。〈折しも御中庭には時を怪しむ黒雲がかかって、稲光が閃いた。沛然(はいぜん)たる雨が降り始め〉るなかを「腹を切ってはならぬぞ、六兵衛!」と急いだ加倉井隼人。稲光に照らされる六兵衛の膝前には硯箱(すずりばこ)と一葉の半紙──「自反而縮雖千万人吾往矣──。」(みずからかえりみてなおくんばせんまんにんといえどもわれゆかん)みごとな筆跡に目を瞠(みは)った。
     明治天皇が江戸城に入り、旧幕臣が城を去る日。幼き天皇が六兵衛に会うため黒書院に出向くとむずかる一大事の報。「六兵衛に対面なされるは叡慮(えいりょ)。誰がお諫めできましょうや」と隼人──〈非常を告ぐる御太鼓が叩き出された。すると、にわかに雲が湧いて秋空をかき消し、時ならぬ雷鳴とともに驟雨(しゅうう)が白沙を叩き始めた〉

     日本語には、「雨」のさまざまな姿を表す美しい言葉が数多くあります。雨づくしの1200語を集めた『雨のことば辞典』(講談社学術文庫、2014年9月26日配信)の説明を借ります。
    ・糠雨(ぬかあめ):ごく細かい雨。霧雨。「糠雨(ぬかさめ)」「糠雨(こうう)」とも。糠のように細かい。しっとりと降り、情緒がある。
    ・霖雨(りんう):何日も降りつづく長雨のことをいう。「霖霪(りんいん)」「雨霖」とも。春の長雨が「春霖雨」、秋の長雨が「秋霖雨」。霖は、三日以上降りつづく雨。
    ・驟雨(しゅうう):夏のにわか雨。『日本大歳時記』は、夕立とほぼ同じだが、「最近、夕立とは別に驟雨として詠まれることも多くなった。木々の青葉をたたき、大地にしぶきを上げて急にふってくる驟雨は、いさぎよく、また涼を呼んで、いかにも夏の感じがある」(森澄雄)といっている。夕立と類義だが、夕立が庶民的なのに対して、驟雨には文芸的な語感がある。暑い昼下がりざあっと降ってあとに涼を残していくので、人々に喜ばれる。

     西の丸下の広場に佇(たたず)み、主人を待ちわびる奥方とご隠居夫婦と二人の男子、そのうしろに控える若党、中間奴(ちゅうげんやっこ)。馬が引かれ、槍が立てられ、最後の旗本が江戸城を去ってゆく感動のラスト。〈その日の江戸は鼠色の糠雨にまみれていた〉の書き出しで始まった物語は、徳川三百年の終焉と重なるような江戸の夕景を描く一文で終わります。

    〈秋空ははや墨色に染まり、名残の茜(あかね)はしめやかに退いていた。昏(く)れなずむほどに大名小路の甍(いらか)と白壁が際立った。
     供連れは翳(かげ)りの中をしずしずと去ってゆく。漆黒と純白のみを彩(あや)と信ずる江戸の夕景は、そのうしろかげにこそふさわしい。〉

     江戸から明治へと時代が移っていくなかで失われていくものへの想いを見つめる浅田次郎の時代長編。もの言わぬ武士の秘めた希(のぞ)み、そして移ろいゆく時代の情景を陰翳(いんえい)深く美しいことばで描く。名手の繊細なことばづかいを堪能してください。(2018/2/23)
    • 参考になった 3
    投稿日:2018年02月23日
  • 確かに難解だがこういう漫画もあって良い
    どなたかが難解で、とおっしゃっているようです。確かに。でも私は好き。何回も読み返して歴史もじっくり調べながら、もうほんとに何回も読み返しています。ですから全巻買ってしまいました。読み返すたび新しい発見があるのです。作者が随所に散りばめたピースの謎解きが面白くて、飽きることがありません。
    また、主人公の菊乃や清十郎の激動の時代を生き抜いていく葛藤は、現代の自分に置き換えることもできるので、そんな思考を働かせながら楽しんでいます。
    最近の漫画には無い面白さがありますが、万人ウケはしないでしょう(笑)
    おかげさまで幕末明治初期の歴史に異常に詳しくなっています。もともとこの時代が好きなので、そういう意味では、この時代が好きなコアな方には良いかもしれません。
    • 参考になった 3
    投稿日:2018年02月22日
  • 全キャラが個性的で楽しいです
    安心しながら読めて、次回の展開も気になるという運び方は、嫌味がなくて毎回清々しい読了感です。キャラクターの個性が際立ち、各々に関するストーリー展開があるので飽きません。今回(8巻)の、みんなの気持ちが妙に昂ぶる場面と、S中の衝撃の表情は、90年代の漫画のユルいギャグを彷彿とさせてくれて面白かったです。絵も上手くなっていってるので、キャラの魅力も増していってます。
    • 参考になった 3
    投稿日:2018年02月22日
  • 大好き
    水城せとな先生の大ファンですが、
    この作品は本当に面白い。
    1回目読んだ後と、
    2回目読み終えたあとの満足度が変わらない。
    ストーリーがしっかりしていて、
    読み終えたあとに
    あれはあの為のコマふりだったのか!!!
    と納得する。
    人間の黒に近いグレーのモヤモヤした部分を
    上手に描いてある作品だと思います。
    • 参考になった 0
    投稿日:2018年02月22日
  • 匿名希望
    ネタバレあり
    新しいBL!
    春田先生の絵が好きで作家買いをしました。
    ある条件の男の子が魔法使いになってしまって、任務としてたくさんの◯液を集めるように言われます。
    モブとえっち、複数プレイ、リバの描写などいろいろ盛りだくさんで驚きました…攻めたなぁ…
    でも春田先生の絵が綺麗だし、えっちシーンも見応えがあって満足でした!
    ただ、サブのカップルの謎が私の中では解決できずに残ったままで気になる…ということで4つにしました。
    • 参考になった 2
    投稿日:2018年02月21日
  • ネタバレあり
    健気受けが可愛い
    試し読みでメガネ受けだと確認して読んだら、どストライクすぎて何回も読み返してます…!!
    檀野先輩かわいい…でも、大事な?メガネは途中で外してコンタクト使用者になってます…その部分は要注意です。まあまあ序盤からコンタクト使用者になってます。
    檀野先輩(受け)は過去の経験から相手特にノンケを好きになることにトラウマがあり、自信がなくて相手の要望を全て受け入れることでしか関係は続けられないと考えてしまうようなネガティブくんです。でも気持ちいいことは大好きでそっちは素直になってしまうという…そこから部活の後輩の木下との関係が続いていきます。
    えっちシーンの檀野先輩が可愛いので、メガネ受け目当てに読んだけどメガネなくても全然萌えました。
    黒髪の育ちの良さそうな健気な子が好きな人にはオススメです。
    • 参考になった 0
    投稿日:2018年02月21日
  • じれったいじれったい
    電子書籍デビューするきっかけになった作品。
    青春漫画のじれったさと違って
    激しい駆け引きがややこしさと
    じれったさを増していく。
    続きが気になる作品。
    • 参考になった 3
    投稿日:2018年02月21日
  • 面白かった
    ずっと笑いながら読み切りました、二人の関係は好きです。
    ギャグの方が多いのです、何回読むでも笑える。重いな話ではなく、結構楽しいです。
    絵の描き方がなんか少年向けを思い出した、個性的な新鮮たと思う、好きです。エロイの方も満足でした、体が代わったので、いつもと違うな感じがしますねw
    受けはナルシストで、入れ替わったら、自分の顔がめちゃくちゃすきのところがかわいいっと思う。ちょっとバカっぽいけど(笑)、そういうとこもかわいいなあ。攻めはちょっと無口けど優しいなところもあります。
    日本語を書くのがうまくできません、必死でレビューを書きましたが。ちゃんと伝わってたのかしら…参考にできるなら嬉しいです。
    • 参考になった 0
    投稿日:2018年02月21日