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  • 少女マンガのバイブル、
    「250万乙女のバイブル」のキャッチフレーズが付けられるほどの人気作だった少女マンガの名作。自分も、妹が買っていた「りぼん」中でこの作品だけは欠かさずに読んでいたな~。懐かしい。スタジオジブリの恋愛アニメ映画「耳をすませば」やファンタジーアニメ映画「猫の恩返し」の作者でもある柊あおいさんの代表作。
    大好きだった作品なんだけど、自分がすっかりおっさんになってから読み返してみたら、う~む、主人公の沢渡香澄も久住智史も、いろいろ面倒くさい。自分にこの恋物語を楽しめるピュアさが無くなっちゃったかな~というちょっと懐古感。作中でラジオを録音するのにカセットテープを使っている辺りも、昔懐かしい描写だな~。
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    投稿日:2017年03月11日
  • ネコたちがアホ可愛いコメディーファンタジー
    「耳をすませば」のスピンオフ作品であり、スタジオジブリのアニメ映画「猫の恩返し」の原作漫画。「耳をすませば」では原作漫画でもスタジオジブリのアニメ映画でも主人公の月島雫が「バロン~猫の男爵」を主人公にした物語を描くのだが、その物語の内容については詳細に描かれていない。それを受けて書かれた事実上の続編である、月島雫が書いた物語としてのこの作品。
    「耳をすませば」がわりとシリアスなラブストーリーだったのに対し、本作は終始コメディーテイストなファンタジー。気楽に笑いながら読める。主役?のバロンも格好良いが、むしろムタやら他の猫たちやらが面白すぎ可愛すぎ。
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    投稿日:2017年03月11日
  • 可愛い青春ラブストーリー
    ジブリのアニメ映画にもなった原作。
    アニメ映画版ではいろいろエピソードが追加されていてより話が壮大に膨らんでいるけど、原作漫画版はよりシンプルでストレートな青春ラブストーリー。主人公の月島雫も、友人の夕子も、天沢聖司君や杉村君も、登場人物みんな率直で真剣な恋心が良いなぁ。柊あおいさんの柔らかい絵の雰囲気も良く合っている。
    アニメ映画を見たことがある人は、是非この原作も読んでみて欲しい。
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    投稿日:2017年03月11日
  • 懐かしき名作 でもVHSビデオって今となっては旧時代の産物か
    子供の頃に良く読んだ、というか「お世話になった」なぁ~、この漫画。
    ラブストーリーとしても要所要所でシリアスなストーリーが秀逸だし、桂正和の描く女の子たちがみんな個性的で可愛いし時にエロいし、それぞれがそれぞれの想いを募らせて交差する恋心が素敵。
    今改めて読んでみると、特に序盤などは時代を感じさせる絵の古臭さとかわざとらしさを感じてしまうけど、読み進めていくと話の世界に取り込まれて気にならなくなってくる。
    ところで、この漫画の一番核になるのがビデオ(VHS)で、ビデオカセットをビデオデッキに挿入して再生するとか、巻き戻すとか、停止するとかが象徴的な場面で出てくるけど、今となっては自宅でVHSデッキを持っていない世代も多いだろうから、こういう場面も時代遅れな描写になってしまっていくんだろうな。今だったらバッテリーで動くポータブルDVDとかBlu-rayとかあるから、この話の根幹が崩れそうだ(笑)
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    投稿日:2017年03月11日
  • 設定が残念
    桂正和の描く女の子は可愛くて好きなんだけど、この作品は設定が残念すぎて、ストーリー全体が何だかなぁ。
    DNAを打ち込んだら急に頭が良くなったり能力が手に入ったり性格が変わったり。漫画に科学的な突っ込みをするのもヤボなんだけど、DNAってそういうものではないよ・・・。SFとして未来に作られた凄い薬だとでもしておけば素直に楽しめただろうが、なまじ実際に存在するDNAを操作するうんぬん言うから、序盤から拒否反応が出てしまった。
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    投稿日:2017年03月11日
  • 自分の両親に投影
    日文100円セールで見かけて、つい購入。
    あぁ~良いな~。
    別に何か傑作というわけではないんだけど、のんびりほのぼの孫と戯れる老後。
    こんな心穏やかに暮らせる老夫婦って憧れる。
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    投稿日:2017年03月11日
  • ネタバレあり
    早く続きを読ませて!
    うぎゃー!!
    これまたなんというところで続くんだー!!
    9月まで続きが読めないなんて(つω・`)
    それにしても、どんどん面白くなってきたね♪
    「この間まで父親と娘みたいだったのに
     今度は母親と子供みたいだ」
    ルツが、エリアスとチセ二人見てをそう感じています。
    二人の心が通い合って、どんどん近づいて親密になり、
    絆が刻々と深まっているのがよくわかります♪
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    投稿日:2017年03月11日
  • 一巻表紙の爽やかさとは裏腹に
    主人公のシイナが夏休みに祖父母の家のある離島で不思議な生き物と出会うところからストーリーが始まります。簡単なあらすじだけ読むと不思議生物とのほんわかとした話のように感じてしまいますが、決して爽やかなお話ではありません。一部では「鬱漫画」として有名で、かくいう自分もそれを知った上で読み始めました。
    物語冒頭からの伏線も多数あり、よく練られていると感じるストーリーですが、個人的には一部の伏線を回収したために物語の根幹部分の謎が気になってしまいました。
    登場人物についてはこの作家さんの特徴でもあると思いますが、良くも悪くも中高生辺りの傲慢なのにデリケートな独特の雰囲気を描くのが非常に上手いです。
    また、直接的ではなくぼかしてはいるものの一部暴力的な表現や、グロ系の表現、生理現象を描いているシーンあり。苦手な人は要注意です。
    結末についてはかなり好みが別れるかと思います。
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    投稿日:2017年03月11日
  • 記憶喪失の女性サイボーグが戦うSF格闘物
    コミック1巻が91年に発売された作品ながら独特の世界観で2017年の現在でもさほど古臭さを感じさせない作品です。
    「クズ鉄町」と呼ばれる退廃的な街並みを中心にその頭上に浮かぶ「ザレム」と呼ばれる空中都市の謎が物語全体に大きく関わってきますが、大きく分けて「ハンターウォリアー編」「モーターボール編」「TUNED編」のそれぞれで主人公である女性サイボーグのガリィを取り巻く環境や雰囲気がガラッと変わります。
    ちなみに銃夢という作品名ですが主人公が銃を使い始めるのは5巻から。5巻以降も銃撃戦はメインではなく格闘術がメインです。
    この作品内では人とロボット(サイボーグ)の境目は曖昧で、例えば人体が大きく損傷しても脳さえ無事であれば、脳を核に他の身体部分をサイボーグ化して生きのびられます。従って、脳がその人物の生死に大きく関わってくる為、脳みその描写が非常に多いです。苦手な人は要注意かもしれません。
    また、表紙についてですが、旧紙コミックでは95年以降に出版されたコミック8~9巻はバーコード印字の関係で裏表紙が無くなり、元々表紙と裏表紙合わせて一枚絵だった1~7巻も95年以降に刷られたものは裏表紙が省略されてしまっていましたが、こちらの電子版では1~7巻の表紙を表裏合わせた一枚絵のまま縮小して表紙として収録されています。
    • 参考になった 1
    投稿日:2017年03月10日
  • うーん…そっかぁ…
    面白いかといわれると…普通です。エピソードは面白いし、一般家庭とは違うお家ってこんな感じなんだなーとは思いましたが…エッセイっぽいやつってどうしてこうエピソードを散発的にちりばめていくのか……わかりにくいし、AエピソードとBエピソードの間って結局何があったの?って気になるから時系列順に見たかった。けど・・・エッセイ漫画とか好きな人はきっと気にならないんだと思う。
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    投稿日:2017年03月10日
  • 数学がわからなくても楽しめました。
    久しぶりに全巻読み終えた後に感動し、妻にも「これ読んでみて。」と推奨したのですが・・・、妻は少し読んで「ふ〜ん。」と言った程度で1巻しか読んでくれませんでした。
    私としては非常に感動したのですが、読む人によるようです。
    私は数学の点数は赤点レベルですが、嫌いではありません。
    このマンガとは関係ない話題ですが
    「1足す2足す3足す・・・と1万まで足した場合の数式を考えてみて」と言われた時に、半日かけて、わくわくしながら考えた事があるので、
    ・数学や天文学は理解してなくても良いが、その話は好き。
    ・囲碁も少し好き
    な人がハマるのかもしれません。
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    投稿日:2017年03月10日
  • 匿名希望
    作家買い決定。
    これが初コミックなんて驚異です。コメディセンス、そつなく無理なくしかも面白いストーリー構成、それを十分表現できる画力。それに見かけは完璧だけど中身は天然のいい人しか出て来ないので(モブ含めて)嫌な気分になりません。妄想エチからいよいろ3巻は…?読まないとソンしますよ~ww
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年03月10日
  • 匿名希望
    ネタバレあり
    花の性格が悪すぎる
    ゴミ溜めの部屋で生活してますが、単身赴任の旦那の前ではいい子ぶってるみたいですね。ズボラ通り越してゴミ屋敷です。
    隣のカップルを貶して変な呼び方してる割には貰うもんは愛想よく貰う。面倒なものはバイト先の店長に押し付ける。
    とにかく陰で人に毒づいてる。やって貰う事には感謝って感覚がない人間。いるよな。店長からも物を貰うときだけは必死。
    合コン荒らしだったみたいだし、男の前では「イイコチャン」な可愛さで騙せる女。客でも店員でも電車の中でも男には態度がいい。そんな女が描かれてる。
    肝心の食事シーンは、チーズトースト食べるだけでほおを赤らめて「んっ、あーっ!」。チーズを口から垂らしながら「んむっ、んむっ」
    ステーキ食べるだけで恍惚の顔で「んっ、んっ、んーっく!」
    …この漫画家何考えてるの?
    元はエロ漫画家らしいですね、最低。
    • 参考になった 6
    投稿日:2017年03月10日
  • 萌えではなく癒やしパワー全開!
    女の子がキャンプ場に行って大自然に囲まれながら過ごす、、、それだけのマンガです。
    でも、それが良いんです!
    松ぼっくりを燃やして火をおこしたり、壮大な風景に驚いたり、鍋を作って食べながらまったりしたり・・・
    なんというかゆるーく時間が過ぎていく感じを楽しめる作品ですね。
    また、結構料理が出てくるのも魅力。鍋だったら坦々餃子鍋やすき焼き、ボルシチ、
    そしてカップラーメンですら美味しそうに感じます。
    きららだけど萌えとはまた違った癒やしを感じられるこの作品、おすすめです。
    • 参考になった 3
    投稿日:2017年03月10日
  • 花はいっくんにベタ惚れですよ
    正直、男の娘は好きではありません。でも花はとてもいっくんに一途で本当にカワイイです。ダサ眼鏡のいっくんとは「花にくちづけ」でくっつき「花といっくん」ではケンカしながらも、アマアマのエロエロです。当て馬の中坊が可愛くなかったですが、花の男らしさも見えて面白かったです。そして関西弁のツッコミが萌えます。さすが阿部先生です
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年03月10日
  • 男の夢爆発
    いやはや、なんちゅ~エロさ。絵もストーリーも良すぎ。
    これ、一般誌で売っちゃいかんでしょ。
    • 参考になった 1
    投稿日:2017年03月10日
  • 中学生のころイジメてきた張本人と大人になってお見合いの席で再会した巴。この機会に復讐を決意するのですがカッコよく育った彼に気持ちも傾いてしまいます…。それを素直に白状してしまう巴に「騙した罰だよ」と彼の手が伸びてきて…!行為の最中はドSな彼ですが実は内に秘めた想いがあって、そこがまたきゅんきゅんきます。恋愛漫画としてのストーリーもきちんとしていて、何よりエッチシーンが濃厚!ころめ先生の描かれる男性は別の作品、『お前のおクチを塞(ふさ)がないとな?~彼に教わるMの品格~』でも描かれているように結構Sっ気が強く、女性との絡みも丁寧に描かれていたりするのでHな漫画を求めていらっしゃる男性でも読める作品だと思います!
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    投稿日:2017年03月10日
  • BLコミックでも大人気の相葉キョウコ先生のTL作品★ネットの広告で掲載されるようになるや否や瞬く間に人気作品となったこの作品は下着会社に働くデザイナー・美咲(♂)とその部下・恵(♀)の二人のお話です。オネエ言葉の男性が登場するTLコミックに出会ったことがなかったので、ベッドシーンってどうなっちゃうんだろう?と変なところを気にしながら読み進めていたのですがベッドの上ではキレイな体を見せてくれました。先にも言いましたがBLコミックでも大活躍されている先生ですがBL作家さんにありがちな女性のカラダのラインが残念…などは全くなく、豊満な胸にきゅっと引き締まったくびれがうらやましいです!
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    投稿日:2017年03月10日
  • 表紙から想像する、静かで重苦しいようなストーリーではありません。テーマとしては、幼い頃の記憶のせいで悪夢にうなされ眠れない会社員・一紫が、ある日、同僚の和深の声を聞くだけで眠れることが分かり、彼と同居することに。和深との生活のなかで少しずつトラウマと向き合うようになっていく…という重めのお話なのですが、ときどき出てくる一紫の可愛い仕草や表情にそこまでシリアスなお話ならではの重苦しさを感じることは少なかったです。それどころかところどころほろりとくる場面も……。1冊まるまるこの二人のお話なのですが、この二人がこれからどう歩んでいくのかな、もっともっと幸せな二人がみたいな~と思えるような作品です。読み終わったらもう一度読み返してみたくなるはず!幸せハッピーエンドが好きな方はぜひ!
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    投稿日:2017年03月10日
  •  高校生の色葉は母親の再婚で、再婚相手の息子兄弟と同居することに。イケメン兄弟の兄のほうは同じ高校に通う学年イチのモテ男・神木蒼一郎。頭も良くて「神サマ」と呼ばれる人気者だけど、性格がかなりイジワルで…!?
     どうですかこの王道設定。私は王道の話も大好きなので読み始めたんですが、神木くん(兄)がとにかくかっこいい&かわいい…! 普段クールな神木くんの照れ顔最高です。最初はすごく冷たいけど、色葉と付き合いだしてからはすごく優しいし色葉のこと大切にしていることが伝わる…。こっそり色葉のベッドの匂いをかいでしまうというちょっと変態なところもたまらないです(4巻のオススメシーンです)。
     『別冊フレンド』で連載中(2017年3月現在)で、人気上昇中の『神木兄弟おことわり』、胸キュンしたい方にはオススメです! 初々しいこのカップルが今後どうなっていくのか、とても楽しみ♪(個人的には当て馬的な男子キャラが出てきて神木くんがやきもきするといいと思ってます)
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    投稿日:2017年03月10日
  • 河原和音先生と言えば、『先生!』『高校デビュー』『青空エール』など別冊マーガレットを代表する作品を次々と生み出す人気少女漫画家。そんな河原和音先生の新作は、カウントダウンイルミネーションを彼氏と見に行くことが小さい頃の夢だったという女の子・ののかが主人公。なんか小さい頃って、中学生になったら/高校生になったら/大学生になったら…自動的に彼氏ができるもんだと思いがちじゃないですか。私もそうだったんですが、ののかもそんな風に思い込んでいた女の子の1人。しかし高校1年の冬になっても彼氏ができなかったののかは、カウントダウンイルミネーションを一緒に見に行く彼氏を探そうと一念発起! そんなののかに「カレシできなそう」と言い放った桐山くんですが、なんだかんだ構ってくれちゃってなんかニクいというか、上手だなというか…かっこいい……。正直とても好みです。「素敵な彼氏」の獲得に向かって頑張る主人公と、そんな主人公を見守る(?)ちょっと上手で読めない男の子。『高校デビュー』が好きだったという方にはぜひぜひ読んでいただきたい1冊です。
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    投稿日:2017年03月10日
  • これは万人にはおすすめできない…でもとってもお気に入りな漫画です。大学時代に主人公・キョドコ(挙動不審なことから名付けられる)の心を傷つけ支配していた男・星名さんに職場で再会。一度は他の人を好きになれたはずなのに、キョドコの心を占めるのはやっぱり星名さんで―!? 心をえぐる展開の数々に「キョドコ、逃げて!!!!!!」って気持ちでいっぱいに。でも星名さんもうまいというか、キョドコの心を支配して、いいように扱っているというかなんというか…これがモラハラってやつかと……。仕事でも冷酷な仕打ちを重ねる星名さんには震えるばかりですが、星名さんも星名さんでどうやら暗い過去があるようで…? キョドコは漫画編集者・吉崎さんと出会い、少しずつ変わろうとしているのですが、その度に立ちふさがる星名さん。とにかくハラハラする展開つづきで、吉崎さんの活躍(?)を祈りつつ、掲載誌の「FEEL YOUNG」の配信日を心待ちにしている次第でございます。吉崎さん、お願いだからキョドコを救って(´;ω;`)  ちなみに『きみが心に棲みついた』が前編となっておりますのでそちらもあわせてお読みいただくことをおすすめいたします。
    • 参考になった 5
    投稿日:2017年03月10日
  •  まるで釘を使わない日本の伝統建築のような作品だ。周到な仕掛けが隅々にまで埋め込まれたミステリー。終盤になってその全貌が見えてきた時、予想もしなかった犯罪実行者に驚きの声も出ず、ページを遡って埋め込まれている布石・痕跡を探し読み返していた。そして、精緻に組み上げられたストーリーに納得していった。
     個性的でトリッキーな仕掛けに定評ある貫井徳郎、初めての直木賞候補作『愚行録』(東京創元社、2012年11月24日配信)。単行本刊行は2006年3月、3年後の2009年4月に文庫化され、つい先日2月18日に映画が公開された話題作です。昨年4月に書店で買い求めいま手元にある文庫本は2013年12月2日6版でしたが、2017年3月初旬、書店に平積みされている、妻夫木聡や満島ひかりなど出演俳優の顔が並んだダブルカバーの奥付には2017年2月17日20版とあって、この1年の間に急ピッチで売れ行きが伸びたことがうかがえます。

     物語は、幼児の死亡と母親の逮捕を報じる新聞記事スタイルのプロローグで始まります。

    〈3歳女児衰弱死
      母親逮捕、育児放棄の疑い〉
     見出しの後に以下の記事本文が続きます。
    〈3歳の女児を衰弱死させたとして、警視庁は24日、母親の田中光子容疑者(35)を保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕した。母親には虐待の一つであるネグレクト(養育の怠慢・拒否)の疑いがある。死亡時の女児の体重は1歳児並みだった。警視庁は虐待が長期にわたっていたとみて調べている。(34面に関係記事)〉

     プロローグに続く第1章は、こんな風に書き出されます。
    〈ええ、はい。
     あの事件のことでしょ? えっ? どうしてわかるのかって? そりゃあ、わかりますよ。だってあの事件が起きてからの一年間、訪ねてくる人来る人みんな同じことを訊くんですから。最初は警察と新聞記者でしょ。次にはテレビ局の人と週刊誌の記者。それが落ち着いたら、その次はルポライターよ。やっぱりこんな派手な事件だと、ライターさんたちも書く意欲を掻き立てられるんでしょう。それこそ何人ものライターさんに会ったから、もう見ただけで何やってる人かわかるようになっちゃったわよ。で、当たりでしょ。あなたもライターさんでしょ。
     やっぱりあの事件について本を書きたいの? ふうん、みんな考えることは同じなのね。〉

    「あの事件」から1年が過ぎて話を聞きに来た「ライター」を前に語られる“証言”。アンカーシステムをとる週刊誌では取材内容を話し手のニュアンスが正確に伝わるように語り言葉をそのまま再現するデータ原稿にまとめます。何人もの取材記者がまとめたデータ原稿を読み込んだアンカーが最終稿にまとめるわけですが、ちょうどそのデータ原稿のように話し手の言ったままが再現されていく「あの事件」はしかし、プロローグの「育児放棄事件」ではありません。
     1年前の深夜に起きた一家4人惨殺事件。池袋から4駅とはいえ、木が鬱蒼と繁り畑も多く残る土地に建つ新築住宅に入居してまもない、大手不動産会社に勤務する早稲田出のエリートサラリーマンの夫、慶応出身、清楚で非の打ち所のない美人の妻、小学校に入ったばかり、7歳の長男、物怖じしない母親似のかわいい妹の4人――彼らの「幸福な生活」がなにものかによって突然、理不尽に奪われた。
     一家皆殺しの惨劇に遭遇して1年――ある種マスコミ慣れして語る一人目の証言者は、少し離れた隣家というか、一番近い家に住む主婦。惨劇の様子をなまなましく再現してみせます。

    〈カーテンの血は旦那さんのだったらしいわよ。旦那さんは窓際で倒れてたから。正面から刃物でめった刺しだって。心臓をまともに刺してるから、刃物を引き抜いたときにブシューっと血が噴き出したんでしょう。たぶんその一撃で死んでるのに、その後も何度も何度も刺してたっていうんだから、酷いわよねぇ。犯人は全身血塗れだったはずよ。
     かわいそうなのは子供よ。七歳になる上の男の子は、たぶんテレビを見ててそのまま寝ちゃったんでしょうね。リビングのソファで寝てたらしいのよ。でも、そんなところで寝てたせいで、どうも二番目に死ぬことになっちゃったみたい。旦那さんを刺しすぎて使えなくなった包丁を犯人は捨てて──、あ、凶器が包丁だってのは知ってるわよね。それは犯人が自分で持ってきた物らしいわよ。で、それが使えなくなっちゃったもんだから、子供のことはテーブルの上にあったガラス製の灰皿で殴り殺したんだって。それも、何度も何度も頭を殴ったようなのよ。ああもう、想像しただけで震えてきちゃう。(中略)
     で、家の中の話ね。次に殺されたのは奥さんと下の女の子がほぼ同時だったらしいわ。ふたりは二階にある夫婦の寝室で死んでたんだって。今度の凶器はまた包丁なんだけど、台所にもともとあった物を使ったって聞いてるわ。ひとりを殺しただけでもう使い物にならなくなると学習したらしくて、二階に上がる前に二本持っていったみたい。一本で奥さんをめった刺しにして、もう一本で女の子を──。ああ、話してて気持ち悪くなってきちゃった。おんなじことは何度も話してるのに、酷い話にはとても慣れることなんてできないわねえ。
     かわいそうなのはね、奥さんは自分の体の下に女の子を庇(かば)うようにしていた痕跡があったんだって。奥さんはほとんど、背中しか刺されていないのよ。でも結局そんな努力も空しく、奥さんが息絶えた後に女の子は引きずり出されて、犯人に……。ああ、想像するのもいや。〉

     惨殺事件の概要を語る近所の主婦に続いて、長男の同級生の母親、入社同期の夫の友人、妻と慶応でグループだった外部生の女性、夫と早稲田のスキーサークルで一緒だった女性、慶応時代に妻と交際のあった慶応内部生の男性――6人の“証言”が積み重ねられ、一見何の問題もない夫婦に、他人には見えない、もうひとつの顔があったことが浮き彫りになっていくのですが、「ライター」によって聞き書きされた“証言”の合間に、兄を相手に自らの生い立ちを語る妹のモノローグ(独白)が挟み込まれています。つまり、惨劇の被害者一家を語る友人たちの“証言”とモノローグが交互に綴られていく構成です。
     1年たっても未解決のままの一家4人惨殺事件を取材する「ライター」の名前はおろか、“証言者”が言い直す質問、問いかけ以外、その姿、表情や声が描かれることはありません。そこに映像表現とは異なる貫井ワールドの魅力が隠されているのです(映画より先に小説を読むことをおすすめします)。
     一方、自らの悲惨きわまりない生い立ちをどこか乾いた視線で見つめ語るモノローグは、惨劇と直接の関わりがあるようには見えませんが、実は重要な意味をもっていたことが徐々に明らかとなっていきます。
    〈お兄ちゃん〉という呼びかけで始まる書き出しの一文を以下に列記しておきます。

    モノローグ1
    〈お兄ちゃん。
     秘密って楽しいよね。
     あたし、秘密って大好き。〉

    モノローグ2
    〈お兄ちゃん。
     お父さんとお母さんの馴(な)れ初(そ)め、聞いたことある? ないか。あたしは知ってるんだ。お父さんから聞いたから。お父さんね、けっこうあたしにはいろいろ喋ってるんだよ。〉

    モノローグ3
    〈ねえ、お兄ちゃん。
     お母さんがいつ頃から浮気してたか、見当つく? ううん、そんな後のことじゃないよ。お兄ちゃんが二歳くらいのときから、もう他に男を作ってたんだって。早いよねー。まだあたしが生まれる前じゃん。そうそう、だからあたしの本当の父親はお父さんじゃなくてもおかしくない〉

    モノローグ4
    〈お兄ちゃん。
     じゃあさ、お父さんがあたしに手を出したのがいつ頃だか、見当つく? ううん、大丈夫。ぜんぜん辛くないよ。だって、大したことないもん。あの頃はいやでいやでしょうがなかったけど、誰でもすることだしね。それに、誰としてもおんなじだし。いい男でもそうじゃなくても、うまくても下手でも、〉

    モノローグ5
    〈 お兄ちゃん。
     お母さんはどうして、あたしとお父さんのことに気づいたんだろうね? お父さんはもちろんのこと、あたしもなんとなくこれはまずいと思ったのでバレないように気をつけてたのにさ。〉

    モノローグ6
    〈それにさ、お兄ちゃん。
     お父さんが家を出ていったのは、あたしたちにとってすごくいいことだったじゃない。あたしにとってはもちろんだけど、お兄ちゃんにとってもね。だって、お父さんがいなくなったお蔭で、またおじいちゃんと一緒に暮らせるようになったんだから。すごく嬉しかったな。〉

     自らの生い立ちを順を追って淡々と語る妹の独白には、〈親の自覚のない〉父と母のもとで生きてきた兄と妹の哀しさが漂っています。〈お父さんがあたしに手を出したのがいつ頃だか、見当つく?〉と兄に問いかけた妹は、こんなふうに自答するのです。〈中学の頃だって? 残念、外れ。もっと早い。五年生? まだまだ。正解言ってあげようか。三年生のとき〉

     慶応特有の幼稚舎(小学校)、中学、高校からの内部進学者と大学で入った外部生との間にある歴然とした“差別”構造の中を外部生ながら清楚な美しさを武器に巧みに泳ぎ「幸せ」を手に入れた被害者。一緒に惨殺された夫もまた、早稲田を出たエリートサラリーマンだが、徹底した合理主義者として他人(ひと)を利用、踏み台にすることを厭わずに生きてきた。その末に手にした「幸せ」とは何だったのか?
    「ライター」の求めに応じて二人の被害者との関わりをとうとうと語った証言者たち。彼らは、被害者のもうひとつの顔以上に、自らの愚かさをこそ語っていたのではないか。
     そして――悲惨きわまる境遇のなかで生きてきた女が「恵まれた生活」を夢見た。兄は、その妹を最後の最後まで庇(かば)いつづける・・・・・・。

    『愚行録』――英語タイトル“A CATALOG OF FOLLIES”の「カタログ」という言葉に、著者の意図がより鮮明にこめられているように思えます。(2017/3/10)
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    投稿日:2017年03月10日
  • 小説すばる新人賞を受賞した、青春群像劇です。著者の青羽悠さんは16歳の高校生。同賞の史上最年少受賞でした。先日の単行本発売とタイミングを合わせて、TV番組『王様のブランチ』で紹介され、大変話題になっています。

    町の科学館に併設された図書館で、毎年一緒に夏休みの宿題をやっていた幼馴染4人。館長がにこやかに語ってくれる宇宙の話は、祐人、理奈、薫、春樹の好奇心を刺激しました。宇宙は、みんなの夢でした。同じ高校に進学した4人でしたが、3年生になると、祐人は文系クラスを選択し、宇宙への夢を諦めます。理奈はそれが許せず、4人の関係はギクシャクしてしまいます。それぞれの道を歩んだ4人が再会したのは、高校卒業から5年ほど経った年の夏、突然亡くなった館長の通夜の日でした。

    久々にともに時間を過ごす4人。やがて明らかになる館長の過去。館長の孫で高校生の直哉と同級生の河村が直面している現実。夢とはなにか、夢というものをどう捉え、どのように生きていけばよいのか。三世代の人生が交錯し、物語は進んでいきます。

    高校生ぐらいの時期は、子ども時代が終わりを告げ、否が応でも「大人の社会」というものが押し寄せてくる時期でしょう。自分が心惹かれる、ただそれだけで価値があるわけではない。大人の社会の基準というものがあって、それが圧倒的な力を持ち始める。社会で「自立」していくために、競争してよいポジションをとっていかなければならない。そういったなかで、自分の夢を貫くというのは、どういうことなのか。

    16歳が書いた青春小説というと、二の足を踏んでしまう大人の読者もいるかもしれません。しかし、この作品は、高校生が書いたとは思えないほどリアルでテンポのよい会話でストーリーが展開していき、切実な思いが溢れていても十分に抑制された文体で描かれているため、どんどん読み進めることができます。青春期のモヤモヤを何とか自分の言葉で表現しようとする著者の奮闘や、悩むことや失敗することを肯定する著者の度量の広さを、ぜひ感じてほしいと思います。

    この作品には、著者が高校生という時期だからこそ描けた世界があります。逆に、大人の視点で記憶のなかにある青春時代を描いた、山下澄人さんの芥川受賞作『しんせかい』と読み比べてみるのも、面白いと思います。この作家が、成長とともに、どのような作品を書いていくのか。早くも次作を読みたい気持ちになりました。非凡な才能を持った超若手作家のデビュー作を、ぜひお読みください。
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    投稿日:2017年03月10日
  • 朝っぱらからホームベーカリーを引っ張り出して5時間かけてパンを焼く…そんな日もあれば、冷ご飯を適当に炒め、出来上がったそれをフライパンのまま木べらで喰い、そして片付けもせずに寝る…そんな日もある。有り余る時間を使って究極の美食に挑むニートのにぃ子(主人公)。自分にも覚えがあるなあ、こんなかんじの生活…。20時間ほど寝通し、狂おしいほどの空腹で目覚め、起き抜けに食べる駄菓子の美味さ。ラーメンを食べたいがばかりに、豚骨スープを煮出したあの日。突如襲う自己嫌悪…でも楽しかった(ような気がする)。そんなこんなで、良いかんじに記憶が呼び起こされる作品です。とりあえず、何の変哲もないクリームシチューを最大限楽しむテクニックは、ぜひ一度試してみたいなと。
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    投稿日:2017年03月10日