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1226~1250件/11380件 を表示

  • 匿名希望
    物足りない。。。かな
    吉原先生の漫画は大好きで、全て読ませて頂いてます。ただ今回の作品は何か物足りず。。。吉原先生こんな感じでしたっけ?と少々拍子抜けでした。コメディさは健在なものの、絵のタッチも前より雑な感じを覚えました。正直私個人的には残念です。
    吉原先生の他の作品が大好きなので、今回の短編ものに物足りなさを覚えたのかもしれません。サラッと爽やかなラブコメを読みたい方にはオススメかと思います。
    • 参考になった 1
    投稿日:2018年03月06日
  • 匿名希望
    この漫画に出会えて良かった
    この本に出会えたことに感謝したい。繰り返し繰り返し読み返しているが、毎回違うシーンが心の琴線に触れる。特に最終巻付近の各エピソードは筆舌に尽くしがたい。
    • 参考になった 1
    投稿日:2018年03月06日
  • 強敵も陰謀も脅威も無い異世界系作品!?
    こういう異世界系作品をもしかしたら求めていたのかもしれません。
    最近流行っている異世界系作品は、死んで生き返ったら異世界、超強力なチート能力を持っている、モテモテで複数の女の子を侍らす・・・
    といったものが多いですよね。私もそういう作品大好きです。
    でも、とにかく多い!大体同じ展開!・・・好きだから全然良いんですがたまには違った感じの作品が読みたいんですよ。
    で、今回のこの作品、とても優しい癒やし系でのどかでのんびりしているんですよ。
    主人公の健康な肉体と農業がしたいという願いを神様が聞き入れ異世界に転生します。
    そして異世界で森を開拓し畑を耕し住居を作り、犬や巨大な蜘蛛を飼い、迷い込んできたエルフの女の子を助け・・・
    と住処がどんどん規模が大きくなって村になり、主人公は村長に。。。
    でも敵が攻めてくるわけでもなく、政治的な駆け引きや陰謀があるわけでもなく、
    のんびりと女の子たちや動物たちと共に農業をしつつ村を育てていきます。
    このまったりのんびり感がとても良いんです!
    今の時代、疲れている社会人、癒やしが足りない社会人、若干病んでる社会人たる私にとってかなり救いになる作品になっています。
    ぜひぜひ読んでみてください!
    • 参考になった 6
    投稿日:2018年03月06日
  • シリーズ化希望!
    好きなシリーズの番外編に登場し、気になったのを機に本作を探しました。買った甲斐あり!全員キャラが濃くて、それぞれの個性が素敵な大家族。歩に至っては暗い過去が嘘のように立派な逞しい小さいお兄ちゃん。ワチャワチャして目まぐるしい日々そうだけど、楽しそうです。物語重視。あーこれもシリーズ化して欲しい!!是非!
    • 参考になった 1
    投稿日:2018年03月06日
  • 好きな作者さん
    好きなシリーズの番外編に登場した人達。気になって探して購入しました。こうゆう流れだったんですね。後半まで次男が問題児で長男が不憫でしたが、なるほど納得な捻くれぶり。最終ハッピーエンドだけど、途中はどうなる事やらハラハラしました。とんだツンツン野郎だわ(笑)にしても弟達にモテモテだな、お兄さん。
    • 参考になった 0
    投稿日:2018年03月06日
  • 主人公達の成長
    普通の人には見えない設定の狼耳と尻尾とゆうのが新鮮。主人公は初めどちらも各々問題ありな性格で、それが少しずつ変わっていくのと、気持ちが変わっていくのと読み応えありました。ハッピーエンドだし最後に分かる番の印も良かった!続編出て欲しい作品かな。
    • 参考になった 0
    投稿日:2018年03月06日
  • 泣き笑い
    三十路のむさい男とピュアな女子中学生の恋愛譚です。
    私も結構な中年男ですが、なんていうか主人公の考え方とか行動がいちいち刺さるんです。恋愛に対することだけじゃなくて、毎日のように思い悩むこととか、そう、そうだよなって。
    作者は女性のようで、なんでこんなにおっさん思考が分かるのか、ちょっとびっくりです。
    こんな都合のいい世界ないよなーなんて思いつつ、泣き笑いで読み終えました。
    オススメです。
    • 参考になった 2
    投稿日:2018年03月05日
  • 匿名希望
    ムズムズ気になる
    バサラからずっとファンですが、これまでのお話とまた全然違う感じです。
    まだストーリーに劇的な山はなく、淡々と事件一つ一つ解決されて行く感じですが、主人公の視点や人の良さ、などなど魅力的です。
    続きがムズムズ気になるお話です。
    早く次巻読みたいです!
    • 参考になった 4
    投稿日:2018年03月05日
  • 匿名希望
    4巻で終わりなのがもったいない!
    バイオレンス+ギャグ+ちょいエロの、テンポのいい作品です。
    一気に読み終わってしまいました。
    キャラも好きだし、すごく好みの作品なんですが、惜しむらくは4巻で終わっていること!
    4巻の中盤からラスト辺りの詳細が……読みたい……。全10巻くらいにして描いて欲しい。
    もっと読みたい!って気持ちにはなるけど、ストーリーはちゃんとまとめてくれてるし、読みやすい長さなので、サクッといい少年マンガ読みたいなーって人にオススメです。
    • 参考になった 0
    投稿日:2018年03月05日
  • 匿名希望
    作品は良いのに・・・
    画質がイマイチで残念。掲載紙で楽しみに読んでいたので電子書籍を買ったものの・・・
    • 参考になった 0
    投稿日:2018年03月04日
  • 匿名希望
    今までのジャンプ作品で最高の漫画
    最初はなんだか暗そうで面白くなさそうな漫画だなと思っていたけど、とんでもない!!シリアスとギャグとアクションと日常がテンポよく混ざっており、展開もキャラクターも今までの漫画にない個性を持っている。後にも先にもこんな漫画に出会ったことがない。描写が独特で説明しにくいけどともかく泣けて笑える。
    • 参考になった 2
    投稿日:2018年03月04日
  • 匿名希望
    ネタバレあり
    いい意味でZの頃のアニメのDB感を引き継いでいる感じ
    5巻の感想です。昔のアニメ(特にZのフリーザ編=DBの格闘が一番面白かった頃)のテンポの良さや間の取り方、あの逆転感、あの絶望感を、漫画版でもいい意味で引き継いでいる感じがしました。
    漫画版でもあのゴクウブラックたちにはまともには勝てなくて、全王様頼みだったわけですが、アニメ(超)でのドタバタと幕を引いた感じがなく、受け手側の納得感は数段上。全王様の善も悪もない純粋さもアニメより伝わる感じが。とよたろうさんはドラゴンボールの作画家さんとして、脂が乗ってきた感じがしますね。いよいよ『力の大会』がこの5巻のラストから始まります。
    • 参考になった 5
    投稿日:2018年03月04日
  • 匿名希望
    ネタバレあり
    後宮の精一杯の恋の話
    基本的にドロドロ裏切り暗殺が横行しそうな皇帝や後宮を題材にしてここまで恋愛を精一杯頑張る純愛主人公は珍しい。高校生であった本当にふつーの平凡女子が主人公。ただまっすぐに精一杯恋をして恋する相手の隣に立ちたいと悩む姿も必死で走り回る姿は好感がもてる。むしろこの程度できることの少ない主人公の方がいい。皇帝が溺愛してるからこその力の求め方が漫画の主人公でありながら現実的で成長も伺えて好ましい。
    というわけで私は大変好んで読んでいる。
    後宮はなしやタイムスリップものは結構読んでいるがしっかり話もしてるし絵も綺麗。第1部はタイムスリップ恋話。第2部から後宮中心。成長著しい後半の方が面白いと思うので序盤で嫌な人は5巻から読んで見ても悪くはないかと。
    好みの問題はあるけどふつーに面白いです。人ってそんなに汚れてばかりじゃないと信じさせて欲しいときに。
    • 参考になった 7
    投稿日:2018年03月03日
  • 恋愛モノのように見えて実は
    17歳の女の子あきら(ファミレスでアルバイト)が45歳のバツイチのおじさん(ファミレス店長)に恋をするというお話。
    と聞くと親子程の年齢差から嫌悪感を持つ人がいると思いますが、物語の主眼は挫折からの再生です。
    二人はそれぞれが元の歩んでいた道からドロップアウトしていますが、心を通わす内に…続きは本書で!
    • 参考になった 8
    投稿日:2018年03月03日
  • うーん
    概要は嫌いでは無いのですが、
    理解しずらい思考や行動、設定に説明台詞を押し込んでいるのでストーリーに入り込めない。Hばかりで内容も相当淡白。
    絵も構図も見ずらい。
    • 参考になった 0
    投稿日:2018年03月02日
  • 匿名希望
    ネタバレあり
    NTRがあります。
    絵もいいし女の子も皆可愛い。
    ただいちゃラブと書いてあったから買ったのにNTRがあって萎えた。
    NTR嫌いの人は注意した方がいいです。
    • 参考になった 2
    投稿日:2018年03月02日
  • 匿名希望
    やはり昔から・・・
    古い作品なんですから作風が違うのは当たり前です。私は素晴らしいと思いました。超短編も叙事詩のようで、不思議で少し不気味で、やはり優しい。漆原さんの感性が味わえる素晴らしい短編集だと思います。
    • 参考になった 0
    投稿日:2018年03月02日
  • 可愛くてエロくて
    きっかけがあって作画の方を知り、この作品に出会いました。最初は、何か古くさい部分があるなーと思いながら読み進めていましたが、好きなタイプの古臭さと好きな感じのキャラクターたちが織り成していく話に、段々と面白味を感じハマっていきました。ラブコメ、になるのかな?メリハリがあって最後まで楽しめました。自分も古い人間。最後のセオリーな終わり方も楽しく拝見出来ました。めでたしめでたしですね♪
    • 参考になった 0
    投稿日:2018年03月02日
  • 匿名希望
    ネタバレあり
    最初は良かった
    1巻読んでみて面白そう!
    と思って次々購入しましたw
    ユウショウマルとのエピソードや何で結婚?と
    モヤモヤ、ワクワクしながらの展開で楽しく読んでいました♡
    だがしかし!!!
    6巻(最終巻)最後の完結までのエピソードが、
    一瞬過ぎて、あっという間で、
    えっ⁇
    あれ ページ飛ばして読んじゃった⁇
    って気分になるくらいアッサリ終わってしまった…
    楽しく読んでいた分、残念です
    • 参考になった 0
    投稿日:2018年03月02日
  •  第44回(1998年)江戸川乱歩賞を受賞した池井戸潤の作家デビュー作品である。受賞に際して池井戸潤は、
    「私がかつて勤めていた銀行で本当にあった倒産とそれに関する様々な出来事をモチーフにした金融ミステリーです。実際に事件とかかわった身としては、書きたくて書いたというより、どうしても書かなければならなかったと言ったほうがしっくりくる、因縁の作品。本当は忘れてしまいたいような出来事なのに、忘れられない。心の中でしこっていたものをなんとか整理するために書いた小説」
     と、この作品の意味合いを語った。

     そして、「銀行を退職して三年になりますが、いまようやく自分の選択が正しかったと心から思えるようになりました。作家になるのは私の夢(Vision)です。今回の受賞で、私はその夢を実現させるための挑戦権を得たに過ぎません」と続けた池井戸潤は、その後の10年あまりの間に、吉川英治文学賞新人賞受賞作『鉄の骨』(講談社、2014年3月14日配信)、直木賞候補作『空飛ぶタイヤ』(講談社、上・下、2014年3月14日配信)、主人公の決めぜりふ「倍返しだ!」が流行語となって話題沸騰のTVドラマ原作「半沢直樹」シリーズなどを続々と発表。2011年に『下町ロケット』(小学館、2015年8月14日配信)でついに直木賞を射止め、いまや時代を代表する人気作家となった。

     そのデビュー作『果つる底なき』に、こんな一節があります。

    〈そして悲しみは怒りに変わる。しっかりとした方向性を持った怒りだ。
     私は閉じた瞼(まぶた)の裏側で、……に対峙する。
     形もなく、概念もないもの。あるのはただ、醜い思念のみ。まさに暗渠だ。魂の深淵、果つる底なき暗澹(あんたん)たるもの。それは単に価値観などという尺度で説明しうる範囲を超越している。始まりも終わりもなく、きっかけすらつかめない狂気。これ以上、こいつを生かしてはおけない。〉

    「果つる底なき暗澹たるもの」。書名はここから来ているわけですが、この狂気に対する怒りこそ、池井戸作品に通底する根なのではないか。その意味で、デビュー作品『果つる底なき』は、「金融ミステリー」から出発して企業社会のさまざまなテーマに幅を広げてきた池井戸潤の作家としての原点だ。「果つる底なき暗澹たるもの」に対する怒りこそは、池井戸作品に共通する“根”なのだ。

     物語は、二都(にと)銀行渋谷支店の中堅行員が急死して始まります。死因は蜂に刺されたことによるアレルギーの過剰反応──アナフィラキシー・ショックだった。
     その日の朝、渋谷支店融資担当課長代理の伊木遥(いぎ・はるか)は、業務用車両駐車場に向かう途中、同期入行で債権回収担当課長代理の坂本健司と偶然一緒になり短い会話を交わした。

    〈「回収か」
    「ああ。でかいぞ」
     いったん立ち止まり、また歩き出す。横顔に緊張感が見て取れ、普段なら飛び出してくる冗談のひとつもない。
    「今日はどこ?」
     坂本は答えの替わりに、にやりと笑った。
    「なあ、伊木──」
     歩きながら私の肩に腕をまわし、急に悪戯(いたずら)っぽい目でこちらを覗(のぞ)き込む。
    「これは貸しだからな」
     妙なことを言った。
    「貸し?」
    「いまにわかる」〉

     その後、坂本は代々木公園脇に停めた車の中でぐったりしているところを発見され、救急車で病院に運ばれたが、既に意識不明で午後1時過ぎに息を引き取る。
     死の数時間前に坂本が残した「これは貸しだからな」との言葉の意味するところは、いったい何なのか?「いまにわかる」と言い残した坂本だったが、翌日──事務部が坂本のオペレーティング記録をチェックしていてとんでもないことが判明する。坂本が顧客口座から3000万円を他行の坂本健司名義の口座に送金していたらしいのだ。一か月ほど前のことだった。

     坂本と言葉を交わした最後の人間となった伊木は、坂本の妻曜子と結婚前に付き合っていたこともあって、所轄署の刑事から疑惑の目を向けられ、夜帰宅したところで二人の刑事の訪問を受けます。坂本のアレルギー体質を知っていたのではないか、そして朝、坂本と言葉を交わしてからどこに行ったのかアリバイ確認が目的のようだったが、最後に3000万円が振り込まれた坂本名義の口座から現金を引き出した男の映る監視カメラ映像を見せられた。知らない男だったが、坂本の死は単なる事故ではなく、事件性があるのか。

     坂本にいったい何があったのか。坂本の業務を引き継いだ伊木は、そういうことをする男ではないとの直観を胸に、担当企業のクレジットファイルや使用していたPCを調べ始めます。
     そんな伊木の周囲で連続して“事件”が発生します。一人目の被害者は、伊木の直属上司である課長の古河。仕事を終えて伊木と二人で新宿に出て、「事件」そして「銀行」のことを語らいながら飲んだ。夜が更けて歌舞伎町の外れの淋しい通りを千鳥足でゆく古河。

    〈「坂本のこと、残念だったなあ」
     古河はふらついた足取りで私の横を歩いている。雨は止んでいた。疲れ、そして酔いも手伝って、油断していた。私はどこからか近づいてきた足音にまったく注意を払わなかった。空を見上げた。星はないな、そんなことを思った。どんよりした鈍色(にびいろ)の雲が都会のネオンの反射を受け止めているだけだ。じっとりと湿気を含んだ空気が肌にはりつく。
     足音が、すぐ背中で聞こえた。古河が振り返った。
    「おい!」
     古河が鋭い声をあげた。振り返ろうとした私に古河が体をぶつける。左腕からアスファルトに倒れ込む。痛みが走った。上体を起こし見上げた視界の中で古河と黒い塊が一つになっていた。一瞬の間だった。黒い塊が身を離す。遠い街灯の弱い輝きがかすかにその横顔を照らした。サングラス。そして、疾走する狂気を湛(たた)えた目。満たされたように唇がめくれあがり、喉仏が動いた。
     あの男だ。
     男がさっと体を反転させ、駆け出す。その手の中で何かが揺れた。ナイフだ。きらりと不気味な光を放った。
    「課長──!」〉

     刑事が持ってきた防犯テープに映っていた男だった。
     腹部を刺された古河は緊急手術で一命を取り留めた。
     前夜、伊木のマンションの郵便受けのなかで、アシナガバチが尻から毒針を出したまま、翅(はね)を毟(むし)られた無惨な姿で這い回っていた。昨夜は警告。そして今夜は、仕掛けてきた。古河は、身を挺して私を守ろうとし、伊木の身代わりになったのだ。伊木の鞄がなくなっていた。
     二人目は、副支店長の北川睦夫。
     ベッドサイドで執拗に鳴り続ける音。連日の疲れから深い眠りについていた伊木が電話の子機をつかむ。
    〈闇のなか、デジタル時計は午前五時。
    「──はい」
    「伊木君か」
     声の主を特定するのに時間がかかった。相手がわかったとき、向こうが告げた。
    「高畠だ」驚いて、私は体を起こした。
    「支店長。どうしたんです、こんな時間に」
    「──北川君が事故で亡くなった」〉

     晴海埠頭(はるみふとう)で車ごと海に転落しているのが見つかったという。
     北川副支店長と課長代理の伊木は、もともとそりが合わない。伊木が担当していた企業が不渡りを出した時、債権確保のためには深夜零時過ぎでも平気で社長宅に押しかけたのが北川副支店長だ。午後5時以降の督促は違法。サラ金が禁じられていることを、銀行がやっていいわけがない。非常識な行為だった。
     その企業──東京シリコンは結局、倒産に追い込まれ、社長は相模湖畔に停めたメルセデスのなかで命を絶った。坂本は倒産した東京シリコンを伊木から引き継いで、債権回収に動いていたが、なにか掴んでいたらしい。その痕跡をたどる伊木が深夜、支店の地下2階の書庫である振込依頼書を探し始めて1時間ほど経過した時──。

    〈「何をしている」
     そのとき、突如、太い声が室内に響きわたり、私ははじかれるように顔を上げた。
     北川が立っていた。入り口で仁王立ちになり、猜疑心(さいぎしん)に満ちた目で私を凝視している。
    「調べものです」
     私は綴りを箱の中へ戻した。
    「書庫の管理者は君じゃないだろう」
     北川は私のところまで来ると、足元に転がっていた鍵に目をとめ、咎(とが)めた。
    「調べものがあったので、宮下代理に借りたのですが」
    「管理者を任命するのは私だ、伊木」
     北川は私の足元にある振込依頼書の箱を見下ろした。「何を調べていた」
    「取引先から振り込みの確認を受けたものですから。でも、もう終わりました」
     適当にいい繕(つくろ)って立ち上がった。北川は動かなかった。そのため、通路の出口を塞いだような格好になっている。
    「前場所(ぜんばしょ)からの申し送り通りだな、伊木。お前、まだ企画部での失敗に懲りてないのか。勝手なことばかりすると次も期待できない。そう覚悟しておいたほうがいい」
     北川は下卑(げび)た笑いを唇の端に浮かべて、踵(きびす)を返した。その姿が入り口の向こう側に見えなくなってから、私はもう一度振込依頼書の綴りを手にとった。
     綴りは、端を揃えてドリルで穴を開け、プラスチック製の芯で留められている。支店に備えつけられた機械で簡易的に処理されたものだ。
     仔細に調べると、芯になっているプラスチック部分に小さな紙片が挟まっているのを見つけた。それが何を意味しているか考えるまでもなかった。
     誰かが持ち去ったのだ。〉

     不審なことはそれだけではなかった。伊木の机の上に置かれた資料が席を離れていた僅かな時間になくなっていた。また、坂本のパソコンの中のデータが坂本の通夜の夜に更新されていた。いったい、行内のだれが?
     休日の夕刻。支店内を常時映している防犯ビデオ入手に動いた伊木の自宅マンションを、北川副支店長が訪れた。思いもかけない訪問に伊木の頭の中で警報が鳴る。

    〈「何を調べている」
    北川はくってかかるように言った。
    「なんのことかわかりませんが」
    「とぼけるな。お前が防犯カメラのテープを持ってることぐらいお見通しだ」
    「さあ、なんのことですかね。そんなことを聞くためにわざわざ休日にいらっしゃったわけですか」
     組んでいた指を拳にし、右の膝の上を叩いた。
    「ふざけるのもいい加減にしろ。これは支店にとって重大な問題なんだ!」
    「支店にとって、ではなく、あなたにとってじゃないんですか」
    「きっ、さまぁ!」
     北川は立ち上がり、私の胸ぐらを掴んだ。Tシャツが伸び、北川の拳に巻きついている。「出せっ! どこだっ、出せっ!」
    「なにをそんなに怯えているんです」
    「うるさいっ!」(中略)
    「ひとつだけ忠告してやる。いい気になってちょっかい出してるといまに吠(ほ)え面(づら)さらすぞ、伊木。この件から手を引け。いつまでも突っ張って生きていられると思ったら大間違いだ」〉

     北川副支店長の顔面から血の気が失せていた。いままで浮かべていた怒りの表情と絶望が混在し、奇妙な具合に表情が歪んでいた──それでも精一杯の捨て台詞を残して伊木の部屋を出て行って数時間後、北川副支店長は晴海埠頭で転落死した。伊木には、事故だとはとうてい思えなかった。まして、自殺のはずはない──。

     いったい銀行の暗闇でなにが行われているのか。伊木が後を託した東京シリコンのために奔走していた坂本は、なぜ死ななければならなかったのか。〈これは貸しだからな〉の意味を求めて銀行の内部腐敗に挑む伊木の孤独な闘い──果つる底なき暗澹たるものに対する池井戸潤の挑戦は、ここから始まります。(2018/3/2)
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    投稿日:2018年03月02日
  • 匿名希望
    可愛くて楽しい!
    これ主人公めちゃくちゃ可愛い!
    そしてまわりの男どもヒドイ…w w頑張れ!って言いたくなる(笑)
    さっとテンポよく読めて笑えるから好きです!
    • 参考になった 2
    投稿日:2018年03月01日
  • 下宿先の奥さんや娘やそのお友達と・・・
    主人公は浪人生。でもお金がなかったので母親の親友の家に居候することに。
    そんな居候先には美人でスタイルの良い奥さん、可愛くてHな娘、さらには色々誘惑してくる娘のお友達などなどHな雰囲気満載!
    結局奥さんには後ろから抱きつかれ豊満な胸を押し付けられ「おっぱいいつもチラチラ観てるの知ってるんだぞ」と言われて襲われやっちゃったり、
    娘のお友達とは過去にいろいろエロエロなことをしたことがある仲ということもあり部屋に来られてHしちゃうんです。
    当然娘とは良い点数を取ったご褒美ということでデートしたあと部屋でやっぱりしっぽりH!
    オールカラーだし女の子はみんな可愛いしHだし、結構オススメです!
    • 参考になった 2
    投稿日:2018年03月01日
  • 結構好きな雑誌です
    雑誌が電子で読めるって良いですね。特にフラッパーは結構読んでる作品が多いので助かります。
    無職転生やちおちゃんの通学路、ガールズ&パンツァー、は毎回読んでます。
    また、特に好きな作品は「初情事まであと1時間」「純潔のS子ちゃん」。
    初情事~はじれったい二人の関係が1時間で徐々に進展していくというもどかしさがたまりません。
    純潔のS子ちゃんは、ギャグだけどちょっと?いやそこそこエロい沙織(S子ちゃん)が最高です。
    アニメ化したくまみこも面白いし、新作も結構楽しいし、、、個人的にはかなり好きな雑誌です。
    • 参考になった 2
    投稿日:2018年03月01日
  • 初めて読んだライトノベル
    2018年3月現在、ライトノベルは「異世界系」「チート系」で溢れかえっています。
    個人的にはそういうジャンルが大好きなので喜ばしことではあるんですが、いかんせん似たようなストーリーが多すぎて
    たまには違ったジャンルを読みたいなって思うこともあります。
    で、「フォーチュン・クエスト」ですよ。私が中学生くらいのときに読んだ初めてのライトノベル。
    王道ファンタジー冒険活劇っていうんでしょうか?お世辞にも強いとはいえないメンバーたちでパーティを組み
    ダンジョンに潜ってはぼろぼろになり、迷宮に入ってはぼろぼろになり・・・
    でもそんな状況なんだけど頑張って努力して前向きに冒険者をやってるパステルたちの冒険がとにかく面白いんですよ。
    主人公は強くないというかむしろ弱い。さらにマッパー(ダンジョンで地図を作る人)という
    あまり冒険者向きではない職業になってしまう二重苦。
    さらに剣士や盗賊のパーティメンバーも家柄?という意味では結構有名なんだけど決して強くはない。
    そんな強くない面々が集まって苦労しながら冒険したり生活したりするほのぼのとした雰囲気も魅力ですね。
    異世界やチートに溢れた今のライトノベルにちょっと飽きちゃったら、王道ファンタジー人気作品の「フォーチュン・クエスト」を私はかなりオススメしたいです。
    • 参考になった 2
    投稿日:2018年03月01日
  • 匿名希望
    ネタバレあり
    胸が苦しい
    有岡君の一生懸命さ、真剣さがとても伝わってきました。これで完結かと思って購入したんですが・・・。続くんですね。早く先が読みたいです。
    • 参考になった 0
    投稿日:2018年03月01日