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  • 柴門ふみの漫画、特にこの作品はとってもイタい。いや、悪い意味ではなくて、結構身につまされるというか、心当たりがあるというか。別にこんなドラマチックな人生を歩んではいないのですけどね。じゃあなぜそう思うのだろう、と私なりに考えると…。誰しもが、どこかで見たり聞いたり、そして体験したりした恋愛観を、キャラクターが少しずつ持っていて具現化しているからなのかな、と。だから、どこかで共感できるお話になっているのだと思います。欲望に任せ暴走する若者や金にモノを言わせる権力者、聞いたことないですか。優柔不断な男やずる賢い女、周りにいませんか。この作品の主要人物である、なるみや掛居、取手の特徴的な部分は、かなりの確率で世間一般の人にあてはまりそう。恋に一途になり、裏切りに傷つき成長し、別れと出会いがあって、また絆が深まる。そんな、人の分かりやすい行動を描写するのが、この漫画はめちゃくちゃうまいというのが結
    論。しかし、漫画とはいえ、人の恋愛を覗きみるのは楽しいな~、なんて事を思っちゃう自分も相当イタいな。
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    投稿日:2010年03月05日
  • 何度読み返しても、涙がボロボロ出ます。
    好きだの嫌いだののチャラチャラした少女漫画とは違い、テーマは「心」。
    支えになる教えや言葉がいっぱい詰まった作品です。

    その肩に、たくさんの人々の「自由」と「平和」への祈りを背負った運命の子供、タタラ。討たれた兄タタラとして生きる事を決意したが、同時に普通の女の子として人を愛し信じ、弱さと脆さを持った少女、更紗(さらさ)。
    人を統べる恐ろしいくらいの才を持ち、野心に溢れた皇子、赤の王。人を惹きつける魅力を持ち、たくさんの仲間に支えられ真の国の姿を見つけていく青年、朱里(しゅり)。
    タタラ(更紗)は赤の王(朱里)を倒さなければならず、赤の王(朱里)はタタラ(更紗)を倒さなければならない。新しい国と、自分についてきてくれる仲間のために。
    けれど更紗は朱里を、朱里は更紗を愛していた。

    敵も味方も、守るべきものがあって、信念があって。
    一方では正しいことも、一度視点を変えると180度変わるという事が端的に描かれている作品です。
    ストーリーの壮大さも、一人一人のキャラの個性がしっかりとあり、作者の作り込みが非常にしかっりしていて、本当に実在する人物のように生き生きと描かれていて、感情移入せずにはいられませんでした。
    皆さんにぜひ読んで欲しいと思う作品です。
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    投稿日:2010年03月05日
  • 「全人類必読!」のキャッチも効いている、アフタヌーン掲載の歴史的怪作。
    ある日地球に舞い降りた寄生生物と人類の戦いというSFの王道のような設定ながら、執拗なほどリアルな描写で身に迫ってくる危機感は相当なものです。SFというか、サスペンスといっていいかも?新一をはじめ、田村玲子、後藤など各登場人物の個性や価値観の差別化も完璧で、その価値観に沿った頭脳的な戦術は今読んでもほんと感服してしまいます。
    ちなみにこの作品はそのテーマやスケールの大きさからか"Parasite"として翻訳され、一時はハリウッド映画化の話もあったほど海外で人気だったそう。おしゃれ度は最低ランクですが漫画界屈指のホラーエンターテインメント!全人類必読!!
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    投稿日:2010年03月05日
  • 登場人物がことごとくダメ人間すぎて愛おしくなります。母が死に、義父に家を追い出された兄弟と、シンナー中毒の孤児。ホームレス同然でさまよっていたこの3人が、親切な床屋のオジさんとその娘(女子高生)に拾われるのですが、手伝いをするわけでもなくダラダラグダグダ……。若年ホームレスという設定がそもそもヘビーなので、本来は物凄く“影”を背負った物語だと思うのですが、ギャグを基調にすることでその“影”を感じさせないのは見事。ただ、時折その“影”がストーリーそのものやちょっとしたセリフに顔を出すので油断できません。また、本当にギャグで通すのであればずっと「居候の状態」を維持するものですが、この作品は終盤で「床屋の経営が逼迫し、もう全員を養うのは厳しい」と急にリアルな話が出てくるのが印象的。それによって彼らは再び家なしになるのですが……最終回も救いがあるんだかないんだか。個人的には救いの無い終わり方だと思ってます。
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    投稿日:2010年03月02日
  • あまりにも有名タイトルすぎて今まで読まずにいたのですが、これはもっと早くに読んでおくべきでした! 主人公・矢島金太郎は自分の信念を曲げることなく、愚直に行動することで周りの人間を巻き込み、それが全て物事を良い方向へと運んでいく……憧れるわー。自分もいちサラリーマンとして働いているわけですが、こうは出来ません。出来ないってことを認めるのも癪ですが。誰もが金太郎のように動けるわけではありませんが、自分も頑張らないとな、と強く思わせてくれる作品です!
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    投稿日:2010年03月02日
  • なつかしいですね。メーテル。その昔一世を風靡した女性像で今でも根強い人気がありますね。
    僕はこの漫画の世代ではないですが、最初は再放送のアニメで見たような記憶があります。その後何度がこの原作漫画を手に取った記憶もあるのですが、一気に全巻を読んだのは初めてかもしれません。・・・これ、本当に感動しますよ!大人になった今こそこの漫画の偉大さがよくわかります。一にも二にもメーテル。彼女の言葉のひとつひとつやそのミステリアスな存在感がどれほど男の冒険心に火をつけることか。あまりに魅力的で危険すぎる女性です。ご一読あれ。
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    投稿日:2010年03月02日
  • 主人公の結城光は、日本有数の大コンツェルングループの後継者候補の立場を蹴って、短距離走選手の道へ。そして才能を開花させる光は、世界の頂点、人類の限界へと近づいていきます。人類がはじめて到達するスピードの中、光が目にする世界とは!? 天才だけがみることのできる光景を、巨匠・小山ゆうがどう描いたのか!? 見どころです。
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    投稿日:2010年03月02日
  • 住宅ローンで苦しむ私にとって、何か参考になるのではと思ってましたが、いい意味で裏切られたのがこの作品です。時代背景は、昭和と平成の境目あたり。上京して8年目の主人公・耕助は、特に定職につくわけでもなく、ビンボーな生活を送っている。今風にいえば、典型的な負け組。古新聞を机代わりにし、パンの耳をかじり、自転車やフライパンなどは隣の学生から借りる。この部分だけを取り上げると、彼が日々をいかに生き抜くか、という話のようですが、これが受ける印象はまったく違うのですね。耕助は意外に快適に暮らしているのです。そう、ビンボーを満喫しているとでもいいましょうか。そこに悲壮感はまったく無し。我慢はするが必要なときにはお金を使うし、人徳はあるからしょっちゅうバイトの引きはあるし。そうなんですよね、ちょっと工夫するだけで、お金なんかそれほどなくても楽しく暮らせるものなのですよ。ひと昔前に「銭形金太郎」というビンボー生活を紹介する番組がありました。あの手の漫画かな?と思って読んだら大間違いです。
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    投稿日:2010年02月26日
  • 史実ってまるで信用してません。大体が誰かのねつ造と思ってます。また、小説やドラマが人気になるとそれが真実ぽくなってしまうのも気にくわない。2010年のいまなら「竜馬伝」などがそうでしょう。なので、この番組で岩崎弥太郎にヘンなイメージがつくのがイヤなのですよ。この人、天下の財閥・三菱の創始者。ですから、へそ曲がりな私なぞは逆にこの本宮漫画くらいのスケールの大きさがあっていいのではないかと思うわけで。”男”の語り部・本宮ひろ志が目をつけるだけの人物だということにしてほしいです。若いころは野望を抱き果敢に挑戦を繰り返すも失敗だらけ。成長するにつれ思慮深くなりながらも大胆に行動するようになり、自身が陣頭指揮をとって動く。そりゃあ人望も厚くなるし、人材も集まってくるでしょう。海運権を抑えるための値下げ合戦などは、やりすぎな気もしますが、資金はなくても夢はちゃんと社員に見せる。経営者の見本みたいなものです。というわけで、大河ドラマの扱いに不満がある方、そして三菱関係者の方にはこの漫画をぜひ読んでもらいたい。スッキリしますよ。
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    投稿日:2010年02月26日
  • 美しい悪魔・デイモスと悪魔に魅入られてしまった少女・美奈子。美奈子の周囲で、次々と不思議な事件が起こり始める…。人間の弱さや業の深さを描き、悪魔と人間の恋を描いた名作ホラーです。大人になって読み返してみても、時代を越えた名作である事に、疑いの余地はありません。が、美しくて、残酷で、人間には冷たいのに、美奈子だけは愛しちゃってるデイモスのキャラクターが、改めて良かった。元祖ツンデレ王子? 悪魔だけどw デイモスと美奈子の恋は決着がつかず、未完の大作となっていた本作ですが、2007年から突如連載が再開し、なかば完結を諦めていたファンを驚愕させました。私も最終章を見守るファンの一人ですが、まだ物語の完結までは長そうな気配です。本作を読み返しつつ、恋の行方を見守りたいです。
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    投稿日:2010年02月26日
  • 罪な単語ですよねw つい手にとってしまう私です。著者が実際に実行した婚活体験を描く爆笑エッセイコミック。悩める女子や崖っぷちな人生を笑い飛ばしたい人、必読です! TVのドキュメンタリーで見かける婚活は、皆一生懸命。到底自分には真似できね~、と思ってしまいますが、この作品では、失敗しても、落ち込んでも、ネタにして笑い飛ばしている所がいいです。私もちょっとやってみようかな?という気持ちになります。「群衆めがけてガラスの靴をぶん投げろ!」って名言ですねw 果たしてガラスの靴を拾う人が現れ、結婚できたのか!? それは、本編でお楽しみ下さい。
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    投稿日:2010年02月26日
  • 14巻ある山田風太郎忍法帖シリーズの第1作が本書「甲賀忍法帖」で、初出は「面白倶楽部」(光文社)1958年12月号から1959年11月号まで12回にわたる連載。それ以降、忍法帖シリーズは映画化、ビデオ化などで人気シリーズとなっていくのですが、なによりも山田風太郎はこのシリーズで二つのチームによる対決というストーリー展開を初めて小説化して、その後の漫画作品にも大きな影響を与えました。作家の夢枕獏氏は「山田風太郎という作家が漫画界に与えた影響は計り知れない」と評しているほどです。「甲賀忍法帖」は、伊賀と甲賀という宿命の二族の子と娘が生涯をかけた愛を心中に隠して決戦の場に臨んでいくという結末に至るまでの、秘術を尽くした死闘を描く物語です。その戦いの背景には三代将軍の座に誰が就くのかという大命題があり、徳川家康、服部半蔵の思惑があります。シェークスピアの「ロミオとジュリエット」を彷彿とさせる悲恋物語という縦糸に、忍者一族を代表する20人の秘術と死闘という横糸を織りなした、一級のエンタテイメントです。「甲賀忍法帖」を原作とする漫画作品に「バジリスク~甲賀忍法帖」(全5巻)があります。(2010/2/26)
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    投稿日:2010年02月26日
  • 1972年2月28日、長野県警・東京警視庁機動隊が「あさま山荘」に強行突入して立てこもっていた連合赤軍5人を逮捕、人質となっていた管理人の妻を無事救出した。本書は、後藤田正晴警察庁長官の特命をうけた佐々淳行警視正を中心に警察庁幕僚団が緊急編成されて現地に派遣されるところから始まります。最前線にあって陣頭指揮をとった佐々氏でなければ書けなかった内部ドキュメント、戦記物です。連合赤軍立てこもり犯からの銃撃が続き殉職者をだしながらも、それを乗り越えて人質救出、犯人検挙に向かう警察内部の葛藤、怒り、そして悲哀が率直に綴られています。当時、日本中が実況するテレビの前に釘付けとなった大事件でしたが、その知られざる内幕、テレビには映し出されなかった警察内部の詳細な動きがあますところなく明かされています。それから38年――いまは鳩山内閣の強面大臣として歯に衣着せぬ発言を繰り返す亀井静香・金融郵政担当相が、許可なく最前線の山荘に向かおうとして佐々警視正の誰何(すいか)を受ける場面があります(第七章 凱歌)。亀井大臣、当時は警察庁警視で幕僚団の一員。「何してる?」「はあ、後の捜査の参考に、ちょっと状況を・・・・・・」「君の今日の配置、ここじゃないだろ。早く出ろ」「佐々先輩、私は先輩を見損なっていました。才気走った“口舌の徒”だと思うとりました。だが、なかなかやるもんですなぁ」佐々氏は〈同じ東大出のキャリアにもとんでもない後輩がいたもんである〉と書き留めているが、持ち場お構いなしにどこへでも首を突っ込む亀井大臣の変わらぬ姿。人にはそれぞれの歴史があるんだ、と改めて思います。(2010/2/26)
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    投稿日:2010年02月26日
  • ちょうど高校時代、僕の身の回りにはこれを読んでいない高校生はいませんでした。ヤングマガジンに掲載された言わずと知れた超メジャーギャグマンガ。
    前野と井沢のB級でとてつもなくくだらない絡み、田辺、田中等のC級脇役、そして健全な男子であれば誰もが持っている、ちょっといやらしく相当恥ずかしい妄想をものの見事にとらえて思春期の僕らの思考を完璧にジャックしたのがこの漫画です。当時だからあんなに笑えたのかな、と思い久しぶりに読んでみたのですが・・・いやー、いまだに全然笑えますよ。全然いけます。もうこれは僕らの世代の笑いのルールブックといっても過言ではありません。超名作!!
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    投稿日:2010年02月26日
  • 主人公達が医者という漫画は数多くあるけど肛門科の先生同士のお話っていうのはかなり珍しい設定でとても新鮮でした。大人の恋愛の設定なのに即エッチな安易な展開じゃなく、すぐには二人が結ばれたりしないところも良いです。

    肛門科の敏腕イケメン医師(ツンデレ?)とドジだけど一生懸命な女医さんのラブストーリーです。

    キャラがそれぞれ個性的でとても魅力的です。武童先生は患者さんを大切に、自分の立場に責任を持ち、ただのイケメンではありません。本当にいろんな意味でアナどれませんw 麻子先生の頑張りっぷりも可愛いです。

    話の構成もしっかりしているし、恋愛の進行も自然で引き込まれるし、笑いも誘われるし、次から次へと続きが読みたくなるお話でした。
    お尻にまつわる笑える要素が散りばめられており、医療部分もきちんと取材してあってリアルな感じもあって面白かったです。

    麻子先生は特別可愛いわけではないけど一途で嫌味がなく共感できる部分があると思うし、もっと仕事も恋も頑張ろうって気にさせてくれます。
    コメディタッチですが、恋愛・仕事について真剣に描かれているので、読み応えがありオススメです!
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    投稿日:2010年02月26日
  • 『ミスター味っ子』で思い出されるのは、やっぱりアニメ版の味皇ビームでしょうか。「う・ま・い・ぞー!」と同時に口から目から耳から放たれるあの光線です。強烈な演出でした。当時は創作グルメマンガブームというようなものがあって、大抵の漫画誌で一本はなにかしらその手の作品が連載されていた記憶があります。それを読んでるとやっぱり作って食べてみたくなるんですね。で、作るとやはりというか、まずいんですよね。残り物の行き先は、おじいちゃんだったりおばあちゃんだったりして、、、あのときはすみませんでした。
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    投稿日:2010年02月23日
  • クラスメイトから借りたのがきっかけで、高校生のときは、もうず~っと読んでました。1限から5限まで、教科書で隠しながらずーっと読んでました(ちなみに早弁にもチャレンジしたことがありますが、あれを先生にばれずにやり遂げることは不可能だと思いました)。事件が起こってドキドキして解決して、それでおしまい。読みつくしても特に心になにも残らないけど、途中でやめられない、ミステりーの魔力を教えてくれた作品です。
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    投稿日:2010年02月23日
  • 江川卓と言えば冷静かつ飄々とし、小憎たらしいイメージの人物。そんな人物を“熱い漢”を描かせたら日本一の巨匠・本宮ひろ志が描く、というのは何だか水と油のような気がして、興味を惹かれました。実際に当時江川と対峙した人間からの聞き込みや、江川自身の言葉を用いながら描かれる“怪物の真実”。読み終えた後は本宮×江川という異色のコンビもむべなるかな、といった思いでした(どうやら二人はプライベートでも仲が良いようですが)。そもそも実録ものでこれだけのボリュームの作品というのはそうそう見当たらないもの。そこからもいかに江川の野球人生がドラマチックだったか、そして本宮ひろ志が江川にのめり込んだか、がわかると思います。僕は江川の高校時代~空白の一日~現役時代を知りませんが、本っっ当にあらゆる意味で凄かったんですね……。一人の人物がこれだけ世の中を動かすことなんてもう今後はないんじゃないでしょうか。リアルタイムで見てみたかった!
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    投稿日:2010年02月23日
  • “企画モノ”と呼ばれるアダルトビデオに出演している著者の仕事やプライベートを描いたコミックエッセイ。コミックエッセイといえば“ほのぼの~”“ゆるゆる~”としたものが多いのですが、これは……そんな呑気な擬音使えませんわ。殺伐。エグすぎる。家庭環境(旦那・子供有り)も、仕事内容も、いわゆる世間一般の「ふつう」とはかけ離れていて、正直読んでいて引いてしまう箇所も。世の中にはいろんな人がいるんですね……。
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    投稿日:2010年02月23日
  • 佐木隆三さん自身の手による年譜が巻末にあって、それが興味深いものとなっています。朝鮮半島で生を受け、北九州で小説を書き始めて、本土復帰前の沖縄で暮らし、東京に戻って「復讐するは我にあり」を書き上げて直木賞を受賞。そして1999年に北九州へ戻った作家が「初心」に立ち返ってつくった作品集が本書。その軌跡のところどころに、かつて編集者として関わった作品が顔を覗かせていて感慨深いものがあります。個人的な想いはともかく、電子書籍化された本書で再読した「ジャンケンポン協定」は、1960年安保時当時の日本共産党の有り様を戯画化した小説ですが、その風刺の視点は今日にもそのまま通じるものでけっして古くなってはいません。ルポルタージュ風の作品が多くなる前の、佐木隆三さんの原形を色濃く感じさせてくれる、私の好きな佐木作品の一つです。(2010/2/19)
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    投稿日:2010年02月19日
  • 著者の寺田寅彦氏は、物理学者として多くの業績をあげる一方、名文家としても広く知られています。熊本の第五高等学校で英語教師だった夏目漱石と出会い、以降親交を深め夏目漱石も一目置いていたというからただの理系人間ではありません、実際、随筆家として数多くの著作を残しているのですが、その語り口はあくまでも物静かで、現象に惑わされることなくことの理をまっすぐに見つめています。〈三原山の投身者の記事が今日新聞紙上に跡を絶たない。よく聞いてみると、浅間山にもかなり多数の投身者があるそうであるが、このほうは新聞に出ない。ジャーナリズムという現象の一例である〉。一過性的な過剰報道が繰り返される現代にそのまま当てはまるジャーナリズム論です。もう一つ、これはどう考えればいいのでしょうか。〈眼は、いつでも思った時にすぐ閉じることができるようにできている。しかし、耳のほうは、自分では自分を閉じることができないようにできている。なぜだろう〉じっくり時間をかけて悩んでみてください。(2010/2/19)
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    投稿日:2010年02月19日
  • がんを題材にした漫画はあまり積極的に読まないようにしています。結局のところ、「治った」という結末にはならないから。私は伯父と叔母をがんで亡くしておりまして、あの時のなんともいえない喪失感を掘り起こしたくないのです。なのでこの作品は読むのを躊躇してました。でも読んだらなんだか少しほっとしましたね。まさに美女と野獣カップルであるジューイチと出水。お互い暗い過去を持ちながらも二人は明るい家庭を築こうとしていた。そして出水は妊娠。幸せの絶頂にあったそんな二人を突然の悲劇が襲う。心を射抜くような感情の連続です。引き込まれまくった挙句には予想通りの結末。そして最後の数ページで重く苦しい感情を昇華させるべくエピローグが入る。ここのセリフが一番言いたかったこと、というわけではないでしょう。でもその言葉の意味をかみしめると、そう思うのがいいんだな、と優しい気持ちになれる気がします。生きていくこと死んでいくことに対してのベクトルがこの漫画にあってきたのかな? 人生を達観した気分です。
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    投稿日:2010年02月19日
  • 最近「歴女」と呼ばれる歴史好きな女子を中心に、歴史物の人気が急上昇中なことはご存知の方も多いかと思います。日本の長い歴史の中でも特に戦国時代の人気は高いのですが、その戦国時代を舞台にした四コマギャグ漫画「殿といっしょ」が今熱い!! 誰でも知っているあの武将やこの武将はもちろん、ちょっとマイナーな武将まで沢山の武将が登場します。そしてその武将たちは性格がとんでもないことになっているのです。とんでもない性格なのに、どこか納得してしまうキャラクターについつい笑いを誘われるのは私だけではないハズ! 個人的にこのマンガの中では、妻であるお市と義理の兄である織田信長との間で心が揺れ動きまくる浅井長政がお気に入りです。どの武将も本当かなり極端にキャラが描かれているので、憧れの武将がいる人は注意して読むべし!!!
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    投稿日:2010年02月19日
  • これは私が漫画にハマるきっかけになった作品で、強引だけどクールで大人な小田切さんと、純血種でパワフルな麻衣が大好きでした。

    この話は、主人公の尾崎倫子がある日突然豹に変身し、それから周りの環境が急変していきます。
    幼馴染で恋人の水島慎也、倫子を学会で発表しようとする高校教師の曽根原薫子、倫子と同じく豹に変身する小田切貢たちとの関わりの中で、倫子は大切なものを失ったり得たりしていきます。
    普通の女子高生倫子がある日突然豹に変身してしまうというあり得ない設定なのですが、登場人物の心理描写が細かく丁寧に描かれているので、作品の世界に引き込まれ、どっぷりはまれます。
    途中、主人公が倫子から娘の麻衣に代わり、親子二代にわたるのですが、スリリングかつスピーディーなストーリー展開なので、中ゆるみすることなく最後まで一気に読んでしまうこと間違いなし!

    見所はやはり、悲劇に更に追い打ちをかける恐くて冷酷なヤバい女、曽根原薫子でしょう。もう完全にイッちゃってます。
    倫子だけじゃなく、倫子の家族や慎也、小田切など様々な人を苦しめていきます。
    この女にもし出会わなければ…2人は幸せに暮らせたのだろうか? そう思うと悔しくなります。
    あと、慎也のとても深い愛情も見所です!
    慎也、倫子や各登場人物の壮絶な最期には息を飲みます。泣けますよ~。久しぶりに漫画を読んで号泣しました。

    本当に古い話なのに、いつ読んでも全く色褪せることなく、いつの時代にも通じる不朽の名作だと思います。
    何年経っても何度でも読み返したくなる、本当に素晴らしい作品です!
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    投稿日:2010年02月19日
  • 私が唯一楽しみにチェックしているブログが「うちの3姉妹」です。もう何年も愛読しているので、3姉妹の成長を見守っているかのような気分ですw 子供にあまり興味がなく、子育てと縁遠い生活を送っている私ですが、読んでいると、子育てってこんなに楽しく、幸せなもなのかな、と思えます。多分、少子化対策の何かに使えそうです。教科書に載せると良いかもw 子育てコミック雑誌「すくすくパラダイス」では、ブログでは読めない「うちの3姉妹」が連載中、他にも人気漫画家の子育て体験がたっぷり楽しめて、子育て中の方にも、縁遠い方にも、オススメです!
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    投稿日:2010年02月19日