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  • 尖閣諸島沖で日本の巡視船に体当たりする中国漁船の行動を記録したビデオがインターネットに流出して、日中関係に衝撃を与えています。この問題が発生して以来、中国各地では反日デモが頻発し、外交も行き違いが多くなってきているようですが、それ以上に気になるのは、どうも中国自体に知られざる危機が押し寄せていてのではないか、そうした事態に備えてというか、中国民衆のエネルギーの劇的な噴出を避けるために「日本問題」を利用しようという動きが中国政府内にあるのではないか、ということ。中国の民衆叛乱が歴史上に何を残してきたのかを見れば、そうした見方が決して突飛な考えではないことは明らかです。本書『中国民衆反乱史』は中国2000年の歴史を民衆の叛乱という視点から捉え直した貴重な文献です。なかでも注目しておくべきことは、民衆の叛乱が紀元前221年秦王政下で起きた「陳勝・呉広の乱」――中国史上初の農民叛乱――から清帝国滅亡に至るまで、各時代に一貫して見られる現象だということです。民衆叛乱はいうまでもなく専制支配の圧迫と収奪に対する抵抗運動として起こります。そして大事なのはその叛乱が直接間接に新たな専制権力を生みだすという時代の連続性です。秦朝打倒のさきがけをなした陳勝・呉広は前漢帝国のために道をひらき、またその創建者劉邦自身が民衆叛乱の一指導者であった――と筆者は指摘し、そうした例は中国の歴史においては別に珍しいことではなく、むしろごく普通のことだとも言っています。中国はいま、沿岸部の目覚ましい経済成長とそれに取り残された内陸部の疲弊という格差現象に象徴される、国家体制に忍び寄る亀裂に直面しています。民族問題も頭をもたげてきています。こうした体制への不満がはけ口を求めてエネルギーをため込んでいる状況にあります。「民衆の叛乱」という視点こそ中国とはなにか、中国の今後を考える上での最も重要な鍵であるというのが筆者のメッセージです。(2010/11/12)
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    投稿日:2010年11月12日
  • うわあ、これは読む人をえらんじゃうなあ。タイトル通り、全編に死体がゴロゴロ。バラバラ死体やミイラはまだいいとしても、ウジ付き腐乱死体や臓器を抜かれたツギハギ死体、生首ご一行様に耳人間(?)…。スレスレですね…。しかしながらこれがちゃんと漫画として成立しているのは、登場人物がそんな死体を特別なものだと思ってないから。生きている人や単なる物質と変わらない接し方をしているのです。また、設定も寺の跡継ぎではない仏教大学の学生が特技を生かして起業する、とい今ふうで、湿っぽいところがない。さらにその特技もハッキングやチャネリング、エンバーミングにダウジングと横文字でなんともクール。主人公・唐津だけは日本古来の降霊術・イタコなんですけどね。そんな彼が死者の声を聞き、望む場所へ死体を運ぶことで、さまざまな人間ドラマが生まれるという寸法。唐津に憑く謎の霊など先への伏線あり、ニヤリとするサプライズあり、シャレの効いたオチもありと乗せ方もうまい。なので先入観なしに読んでほしいなあ。(2010/11/12)
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    投稿日:2010年11月12日
  • 中野晴行氏のメルマガ(総合図書大目録にも掲載中)でもとりあげている、著者の実体験をもとにした「漫画家漫画」。突然仕事がなくなった漫画家が、再び机の前に戻るまでを描いた作品です。主人公のモデルは著者自身。彼がアルバイトとして選んだ遺跡発掘作業の現場にはいろんな人物がいて…。と、人物観察や特殊な仕事という面を描くだけでもお話にはなりますが、この漫画は漫画家漫画、そこに主眼はありません。まるで旅をするかのように遺跡発掘の現場を通り過ぎていく人たちを自分と重ねることで、迷走する自分の寄り立つ場所を確認し、そこに戻っていく物語。人気がなくなった漫画家の事情をリアルに表わしていてちょっと切ないですが、何もかもさらけ出してるところに好感が持てます。この作品には”ダメ人間”といわれてる人がたくさん出てきますが、きっと彼らも「もうひと旗」と思って頑張ってる。そう感じたからこそ、著者はこの漫画を描けたのでしょうね。最後の章に描かれた、そんな人たちのその後の姿が妙に後を引きます。(2010/11/12)
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    投稿日:2010年11月12日
  • 幼馴染みのセンシティブ・ストーリーや小説家と編集者の微妙な関係、凸凹女子、義姉妹、アイドルでライバルのふたり、中学生の寮生活、元気高校生のスクールライフ、トライアングル…などなど、女の子ふたりの甘くてかわいい物語がたくさん詰まった、ピュア百合アンソロジー!胸が切なくなるような女の子同士の友情と、ほんのちょっぴり恋の物語。ひらり、というその名のとおり、ふわふわ~っと飛んでいってしまいそうな、砂糖菓子のようにふんわり甘くてピュアなしっとり系アンソロジーです。女の子同士って可愛いですね。そしてシリアスで切なさ全開な話が多いです。男同士は即物的な感じがしますが、女の子同士は心と心で通じ合うというか、BLとはまた違った胸が締め付けられるようなキュンキュン感があります。物語もどれも百合というよりは、女の子に恋して、でも報われずに女の子同士の友情で終わるような感じ。そして絵がとても綺麗で、雰囲気のある作品が多いです!BL作家も起用し、レベルの高さを感じるアンソロジーに仕上がっています。新たな世界に足を踏み入れてみませんか?
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    投稿日:2010年11月12日
  • 祝・「麗人」創刊15周年記念企画☆第2弾☆!! 「麗人」本誌に特別企画として掲載された、単行本未収録作品を特別配信いたします!しかもオールカラー!まさに永久保存版の激レアものです!『PRETZ』は、麗人の表紙を創刊から15年間飾り続ける、かの有名なイラストレーター・笠井あゆみさん渾身の作品です!繊細で耽美な世界観は幅広い読者に支持され、コレクターもいるほどの大人気イラストレーターさんです。その笠井あゆみさんが、なんとフルカラーでBL作品を描いてくれちゃってます!これはまさに、全ページが芸術作品といえるほどの素晴らしい出来です!! 16ページながら胸キュンなストーリー展開には恐れ入ります。超美麗な笠井あゆみさんのフルカラー作品、買って損はありません!芸術作品をコレクトしちゃってください☆是非ごらんあれ♪(2010/11/12)
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    投稿日:2010年11月12日
  • 祝・「麗人」創刊15周年記念企画☆第2弾☆!! 「麗人」本誌に特別企画として掲載された、単行本未収録作品を特別配信いたします!しかもオールカラー!まさに永久保存版の激レアものです!『だから僕らは恋をする』は、あの有名な東城麻美先生の描く本格フルカラーBL作品!何がすごいって、この 肌 色 率 の高さ…!!!!(´д`*)ハアハア そしてモザイク!!! 絵も相変わらずお美しい~~~~(>ω<)本当に良いフォルム(ボディ)ですな!!(´¬`*)ジュルリ 16ページながら、この萌えと汁(とモザイクw)がみなぎるエロスMAXな展開はもう「神」としかw!! 東城麻美の美麗でエロスな世界をフルカラーで是非ご堪能く・だ・さ・い♪(2010/11/12)
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    投稿日:2010年11月12日
  • 祝・「麗人」創刊15周年記念企画☆第2弾☆!! 「麗人」本誌に特別企画として掲載された、単行本未収録作品を特別配信いたします!しかもオールカラー!まさに永久保存版の激レアものです!『ブル再び!2001』は、あの有名な名(迷?)犬・ブルが主役(!?)の「ブルと歩けば…」の番外編です!アホエロ作品とはまさにこの作品のことを言います・・・!(>ω<*) 16ページですが、ギャグあり・エロは激しくガッツリと!!(まさに動物並み!W)で、もう読み応えたっぷりです!!! 萌えて笑える最高の作品☆ これ本当にオススメですw肌色と汁とアホ(とモザイクと流血!?)で贈る、鹿乃しうこのフルカラー作品!是非是非ご賞味あれ♪(2010/11/12)
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    投稿日:2010年11月12日
  • 九州を異国へ売り払おうとする徳川幕府の暴挙を止めるため、それぞれの特技を持つ「鬼籍刺客人」が、たった8人で倒幕に挑む! 少ない人数で、強大な敵といかに戦うのか…。『水滸伝』のような痛快な任侠・サムライアクションです。
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    投稿日:2010年11月09日
  • 未知のウイルスが日本で発生! その時人々は…!? 国内でのアウトブレイクを描いたパニック・サスペンスです。2巻までの短い作品ですが、スリリングな展開が凝縮されています。好きな人はハマるはず!
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    投稿日:2010年11月09日
  • 今年の夏は、連日35度を超える猛暑で、体にこたえましたね。季節は変わっても竜巻や大雨…異常気象が続いていますが、大丈夫なんですかね。さて、大災害を扱った作品といえば、さいとう・たかをの『サバイバル』が有名ですが、小惑星が地球に激突した後の世界を描いた『ブレイクダウン』も手に汗握るカオス的サスペンス作品です。『サバイバル』では、大震災後の自然を舞台に少年がたくましく生き残るスベを身に着けていくのに対して、『ブレイクダウン』の舞台は東京。壊滅的な大都市で青年が目にしたものは、悲惨な光景ばかり。絶望的な状況で、人々の行動は常軌(じょうき)を逸し、略奪や暴力が横行していたのです。大災害で物が壊されたり、食糧不足に怯えるのは怖いですが、人が人の心を失うことほど恐ろしいことはないかもしれません。その辺りのリアリティが圧倒的な画力で描かれた作品です。詳述は避けますが、きちんと感動させられる場面もあるので、安心して(?)最後まで読んでください。それにしても、やっぱり平和は一番。大災害が起こらないように祈るばかりです。(2010.10.30)
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    投稿日:2010年11月09日
  • 季節外れの台風襲来や異国で頻発する大地震。やはり、自然界は何かのバランスが崩れているんでしょうか。バランスは大切です。日常のバランスが崩れたときの恐怖を描いた作品といえば、『Sink』です。普段の日常と何かが違う、その説明できない何かが毎日積もり積もっていくとしたら…そんな怖さが迫ってきます。冒頭に、電柱に自転車がぶら下っている場面が登場します。誰が何のためにしたのかわからない…不気味な光景です。やがて、主人公の周囲で、不条理な惨劇が多発し始めるのですが、不条理に思えた現象には、実は原因があって…。あなたも、逃れられない恐怖に追い詰められていく感覚を味わうに違いありません。私達は、ひょっとしたら奇跡的にバランスの取れた世界に住んでいるのかもしれません。自然との均衡(きんこう)もうまくしないと、大きなしっぺ返しがくるかも!? (2010.10.30)
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    投稿日:2010年11月09日
  • 左ページに一枚の絵、右ページに文という構成の画文集で、おおかたは東京の地名に由来することが描かれています。1914年(大正3年)1月、当時文芸書を手がける一方で『赤門生活』や『早稲田生活』といった楽しめる本もだしていた南北社から出版された東京案内書は絵と文ともに詩情に富んでいて、大正初期の穏やかな感じが色濃く、100年後のいま読んでも愉しめる本です。もっとも筆者の本間國男は江戸の風情が薄れてきていることを嘆いているのですが、それでもそのころの東京には川端や谷など水辺がちゃんとありました。そして本間圀男の絵と文はそのような「水辺」が人々の暮らしに潤いをもたらしていることを伝えています。現在の東京に「橋」とつく地名は数多く残っていますが、川にかかっていることを感じさせるものは多くはありません。数寄屋橋などその痕跡すらなくなってしまっている地名もあります。この100年あまりの間に喪ってしまったものの大きさを痛感させられます。というわけで、本書をいれたiPadかiPhoneを手に東京巡りをしてみたいと思っているところです。伊皿子(現在の港区三田、高輪一帯。間近に東京湾を眺めることができた高台の町として知られていた)、日本橋、両国、お茶の水、目白台、鶴巻町・・・・・・何が残り、どこまで変わっているのか、興味はつきません。この本を見ながら、ゆっくり見てみたいのが東京駅です。「中央ステーション」と題し工事中の東京駅の絵に添えた一文は辛辣です。〈見給え、中央ステーションを・・・・・・実に不快な建物ではないか・・・・・・矢鱈(やたら)と技巧を弄(ろう)した屋根、非美術的な丸柱、瓦(かわら)と石との醜悪(しゅうお)なる色調――そうだ、牢獄(ろうごく)――囚人の吐息つく、暗い暗い牢獄そっくり〉本書出版の2か月後、1914年(大正3年)3月に辰野金吾らの設計による東京中央停車場(現在の東京駅)が完成しました。(2010/11/5)
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    投稿日:2010年11月05日
  • 「池波正太郎未刊行エッセイ集」は池波正太郎が書きためた雑文を5冊に編纂した作品集で、それぞれに「おおげさがきらい」(第1巻)、「わたしの旅」(第2巻)、「わが家の夕めし」(第3巻)、「新しいもの古いもの」(第4巻)、「作家の四季」(第5巻)というタイトルが付けられてはいるが、中身がそれによって区切られているわけではありません。どの巻もいわば生身の池波正太郎がそのまま、読者の眼前で食べ、飲み、感動し、悔しがったり懐かしがったりしているかのようです。どれもごく短い文章です。しかも一つずつが独立した話となっていて、1ページあたり文字数を少なくした電子書籍組版とあいまって実に読みやすい本となっています。
     ここでは第2巻「わたしの旅」から、その一端を紹介しましょう(「現代新婚図」より)。池波正太郎の若い友人は新婚3か月。晩ご飯を一緒に食べることになって「何がいい? 鰻か、天ぷらか・・・・・・」と聞く池波に新婚の友人がリクエストしたのは〈ナスの味噌汁と、たっぷりネギとカラシをそえた納豆と、焼海苔〉。
    〈お安い御用だが、そんなもの、毎日食ってるんだろ。第一、そりや朝メシのメニウだ〉といぶかる池波に、新婚男は味噌汁、納豆、焼海苔をどうあっても食べたいと懇願する。池波の奥さんが用意してくれた夕食を食べ終えて男は〈ああ、うまい。生き返った。ほんとに生き返った。ありがとう、奥さん……〉の一言。そして〈結婚以来食べていないのです。生き返りました〉と付け加えた。両眼は心なしか、うるんでいた。。
    〈彼の新妻は朝から晩まで、彼女が習得したとかいうフランス料理の一点張りで、アパートの台所(兼)食堂には、朝からナイフとフォークが並ぶといった寸法・・・・・・〉
     体によくないから白米の配給もうけないという事情を聞いた池波正太郎は、単純明快なアドバイスを与えます。
    〈めしの膳を引っくり返すんだ。こんなものは食えんと叫ぶんだ〉
     池波正太郎自身、結婚第一夜にやったんだといって太鼓判を押したのですが、8日後に悄然として池波家に立ち寄った新婚男は「殴りました」と一言。そうか、えらいと池波。友人はさらに一言。
    〈いえ、ワイフがぼくを殴りました。食卓の上の、花瓶で。ぼく、二日も会社を休みました。ここのところが腫れあがって、熱が出てしまったもんで……〉
     草食男子のはしりでしょうか。
    (2010/11/5)
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    投稿日:2010年11月05日
  • 会社の人間が就業中に読んでいて(いい会社だなあ)、読んでみた作品。作者のゲーム体験を通して描かれた青春記で、作者の暗くて毒のある絵柄が、黎明期当時まだまだ反社会的イメージのあったゲームにマッチしていて、明日のことをまるで考えていなかったバカな自分の少年時代を思い出してしまいました。ゲームの内容を深く掘り下げず、体験談をもとにしているのがいいんですよね。私はおそらく著者と5~6年は年が離れているかな? でもゲームのブームという現象ならば、不良の巣窟インベーダーハウスがゲームセンターであっても、携帯ゲーム機ゲーム&ウオッチがゲームボーイであっても、似たような体験をしているので、すんなり”ああそうだ”と思ってしまう。革命的なことばかりだった80年代。あの時代の空気を体験した人にとってゲーム用語は共通言語。酒場のネタにはもってこいの漫画です。30~40代、50歳未満まではイケる作品じゃないかな?(2010/11/5)
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    投稿日:2010年11月05日
  • NHKの番組をコミカライズした新幹線誕生物語。3人の老人の再会からお話は始まります。その3人とは新幹線の車両を設計した三木忠直、速度を自動制御するATCシステムの開発者・河邉一、振動問題を克服することに情熱を傾けた松平精。彼らが過去を振り返ることでストーリーは進んでいきます。最初はもっと地味な人間ドラマかと思ったんです。技術開発に心血を注いだ人々の話とか。ところが、さすが作画・六田登。ドラマチックに夢の実現過程を漫画にし、技術の説明をフォローしながら、哲学的な面も組み込んで読み物として感動的に読ませてくれます。重要な場面の人々の表情、要所ではいる台詞が効いてるんですね。三木が言ったという「美しいものを作れ!そうすれば速く走る」っていい言葉だと思いませんか。リニアの登場で長距離移動手段の主役を譲ることになった新幹線ですが、この作品を読んだ後だと見る目がずいぶん変わると思います。(2010/11/5)
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    投稿日:2010年11月05日
  • 男まさりの美しい王女エルミニアが愛したのは、身分差のある貧しい少女フィオナだった! ・・・!?(@ω@) そのまま解釈すると女同士ということになりますが…このキャッチに惹かれて読んでみたところ、まさにそのとおりの内容なんですが、この作品、一見「百合」と捉えられそうですが、王女エルミニアは「性同一性障害」ですよね? まだこの「性同一性障害」、この場合、FtMトランスジェンダー(生物学的性別が女性で、性の自己意識が男性である事例)が世間で認知されていなかった時代の作品ですから、百合というテーマで描かれているのでしょうか…しかしこのエルミニア、完全に男です。生物学的には同性愛ですが、この場合異性愛でしょうか。また、エルミニアのことを子供の頃から慕うユリアス(男)という幼馴染がいるのですが、これまた複雑ですね。生物学的には異性でありながらエルミニアからすれば同性愛なわけですから…。絶対に振り向いてくれない人を命懸けで愛するユリアスのひたむきさに胸を撃たれます。あの有名な栗本薫さんのヒロイック・ファンタジー小説『グイン・サーガ』の世界の数千年前の過去を舞台とした物語です。原作が栗本薫さん、作画がいがらしゆみこ先生という超ビッグなお二人による豪華な作品! 作中には『キャンディ・キャンディ』や『ジョージィ!』のキャラクターがさりげなく登場するなど、いがらしゆみこ先生の遊び心溢れるファンサービスなんかも描かれていますので、是非探してみてください☆
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    投稿日:2010年11月05日
  • 桜城やや先生、なんか好きなんですよね。本作はこれぞボーイズラブ!といった内容。蓮根(茶道家元跡継ぎ)×徳丸(体育会系ワンコ)の高校生コンビのお話です。二人とも男らしくて、特に徳丸は、受け特有のナヨナヨした女っぽい感じが一切なく、等身大の元気いっぱい男子高校生で好感が持てます。でもちょっとした仕草や、蓮根に迫られて赤くなっちゃうところなんかはとても可愛らしいんですよね。かと思えば、ヨーシ!バッチコーイ!てな感じで妙に男らしかったり…。だが、それがいい。単純ワンコですごくいい子ですよ。蓮根も冷静で大人っぽくて余裕ぶっこいてる…かと思えば、独占欲丸出しで嫉妬して悩んでみたり(*^^*)。ガタイはいいけれど、お互い歳相応の男子高校生で、そんな二人がとても微笑ましいです。(*´ω`*) 『コイ茶のお作法』というタイトルどおり、本作は茶道がテーマのお話です。「コイ」は濃いと恋をかけてますねw 魅力的で濃~い登場人物もたくさん出てきます! ちょっとお茶でも習ってみようかな~なんて興味も出てきます^^ ケンカしたり、恋愛したり、進路について悩んだり…などなど、忙しい高校生活を送り、感動の卒業までが描かれている全4巻! 改めて、青春ってイイナ~(*^ー^*)という感情を湧き上がらせてくれる作品です。是非是非ごらんあれ!
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    投稿日:2010年11月05日
  • 『ゴルゴ13』の巨匠さいとう・たかを氏のもうひとつのライフワークでもあるのが本作。意外にも女性読者が多いのだそうです。そういえば、女優の夏川結衣さんも、このマンガ版のファンだとテレビで語っていました。渋い!
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    投稿日:2010年11月02日
  • 経営者のための『ドラゴン桜』! このごろビジネス書で大活躍の三田紀房氏が描く経営奥義伝授コミックです。ボクシングの元世界チャンプ・花岡がビジネスの世界に挑みのし上がっていくのですが、そこにはさまざまな難題が次々と…。破天荒な内容ですが、パワーをもらえる作品です!
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    投稿日:2010年11月02日
  • 今年は富士山へ登山する人が空前の数だったとか。テレビの映像でも流れましたが、山頂目指しての数珠つなぎの列…すごい人でしたね。登山がブームのようです。事故には気をつけてください。ここで、例えばの話ですが、殺人犯と二人きり、山小屋で数日間過ごさなければならなくなったとしたら、あなたはどうしますか? 緊迫した状況ですね。この『告白~コンフェッション~』は、極度にスリリングな心地を最後まで味わわせてくれます。登場人物は浅井と石倉の二人の登山者。猛吹雪が二人を襲いますが、足を痛めた石倉は身動きがとれず、死を悟って過去に殺人を犯したことを浅井に告白します。ところが、一時的に吹雪がおさまり、二人は山小屋に逃れて助かります。告白を後悔する石倉と、自分の命が狙われることを想像して緊張がピークに達し続ける浅井。外はふたたび猛吹雪が続きます。ここから先は、ぜひ、手に汗握りながら最後まで一気に読みふけってください。私も読了時には、山登りしたかのような汗をかいていました。それはちょっと大げさかな。(2010.10.23)
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    投稿日:2010年11月02日
  • ここ数年、「漫画家マンガ」作品がちょっとしたブームを起こしている。この『漫画家残酷物語』は、自伝ではないがそのジャンルの元祖的な作品。作者の永島慎二は、トキワ荘に訪れていたことが縁で、手塚治虫のアシスタントもしていた。この作品のヒットを足がかりに永島は作品を発表し、手塚に「若者の教祖」と言わしめるほど当時の若者の心をつかんだらしい。伝説的な漫画家なのです。作品は噛み砕いたタイトルを裏切ることなく、重たい内容です。各話読みきり形式で、主人公はたいてい売れないマンガ家。あまりにも作品が売れなくて自殺を図るマンガ家がいれば、売れるマンガと自分が描きたいマンガの狭間で悩むマンガ家がいます。子供が最初に接する書物はマンガだからと、子供にとっての良作のマンガについて思い悩むマンガ家も登場します。先人が半世紀も前に世に投げかけた、「究極の漫画家マンガ」としておすすめの一冊です。 (2010.10.23)
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    投稿日:2010年11月02日
  •  アメリカ南部の大学町でパリ帰りの絵描きと共同生活をする日本人商社マン「私」が、友人に誘われたパーティで知り合ったシャーロットと恋におち、やがて別離の時を迎えるまでの悩み、葛藤を若き小田実が描いた小説です。
     二人の間には1950年代から60年代にかけてアメリカ社会、ひいては世界が直面していた様々な問題が影を落としています。その一つが、「私」が南部の町で暮らし始めてしばしば面と向かって投げつけられたり、耳に入ってきたりする「ジャップ」という言葉であり、「ニッガー」(くろんぼ)という言葉に表れる人種差別の問題です。
    「私」は「ジャパニーズといえよ」と言い返すのですが、まだまだちゃんとには受けとめてもらえない時代でした。初刊は1962年。その翌年1963年に故マーチン・ルーサー・キング牧師の「I have a dream」(私には夢がある)という名演説で知られるワシントン大行進(奴隷解放宣言から100年目にあたる1963年8月28日に行われ、黒人公民権運動の頂点となった)が行われていることからもおわかりのように、黒人差別が普通に行われていた時代でした。
     作品中にも「白人用待合室」や「白人用トイレット」「白人用スーパーマーケット」の存在が語られ、「黒人用公園」があったという話もでてきます。いま史上初のアフリカ系大統領をいただく「自由と民主主義の国アメリカ」の、それが現実だったのはわずか半世紀前のことなのです。
     そうした時代のアメリカで出会った日本人男性とアメリカ人女性の生き方を左右する様々な問題――アメリカ(人)と日本(人)、ナチス、戦争、空襲、人種差別、ベトナム戦争――を正面からとらえて世界文学に通ずる小田文学の巨編です。
    (2010/10/29)
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    投稿日:2010年10月29日
  • 「かの長明は、日野山方丈の庵にこもり、安元治承の世の乱れうちながめ、流れに浮かぶうたかたと観じて、無情転変を嘆きぬ。されど乱世は方丈の内にあり、大火大風飢饉に地震など、天変地異をまたずして、乱れ易きは人の心、そのもといすべて色に出づ、これ有情転変と申すべきか」――野坂昭如が鴨長明「方丈記」になぞらえた書き出しで始まる本書表題作「四畳半色の濡衣」を発表したのは1972年(昭和47年)、『オール読物』9月号でした。野坂昭如は当時編集長を務めていた雑誌『面白半分』に永井荷風作といわれる『四畳半襖の下張』を掲載。これが刑法175条のわいせつ文書販売の罪に当たるとされ、起訴されていた。この裁判は最高裁まで争われ結局野坂昭如は敗訴することになりますが、「四畳半」をキーワードにした連作は、「猥褻(わいせつ)とは何か」「ひとにとって性のいとなみとは?」をつきつめていった野坂昭如の存在を賭した作品群といっていいと思います。その頃、駆け出しの週刊誌編集者として働き始めていたこともあって、小説雑誌に発表されるごとに読んだのですが、幾つの作品は見落としていたものもあり、今回、電子書籍となってリリースされたのを機会に読み直して、まるで音読しているような感覚の野坂昭如の文体を久しぶりに堪能しました。あとがきにあたる「猥褻記」に野坂昭如はこう書いています。〈ぼく自身は、ポルノ解禁とか、あるいは厳禁とかに、まったく興味はない。お上の意向によって、左右されるほど、器用な物書きでもないから、自分の性意識に忠実にふるまうだけのことだが、猥褻感という、まったく個人の感情について、お上がいちいちお節介をやくとなると、これはやはり只ごとではない。猥褻感は、生きているしるしみたいなものではないか、何かに触発されて、味な気分を起すから、この世は楽しいのである、そしてそれは、クラシック音楽によってひき起こされる場合もあれば、漫画が刺戟になることもあり、杓子定規に、因果関係を設定できるものではない。できもしないことを、社会秩序の名のもとに、できるが如く装って、世間に押しつけてはいけないと思う〉性表現についての規制強化が声高に論じられている今、読み直すべきは野坂昭如です。(2010/10/29)
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    投稿日:2010年10月29日
  • 今ならウケると思うんだけどなあ。時はロッキード事件で日本が揺れていた1980年代初頭。漫画家・本宮ひろ志本人がなんと参議院選挙に打って出て、その過程をルポ漫画として描くという意欲作。ですが、一般人にはわかりにくい政治の実態を漫画に、という面ではこの発表形態では失敗だった、と思います。なにせ掲載が少年ジャンプ。子供向けではないし、文字も多く詰め込み過ぎてこのページ数では読みづらい。ただ、大人になってから読むと違和感はそれほどでもない。政治家に真正面から斬り込む姿勢に好感を持てるし、むしろ漫画として深い内容になっていると感じます。一般誌で時間を割いて、というのが一番でしょうが、それができる時代ではなかったのでしょうね。30年早かったか。田中角栄との会談や、編集部とのやりとりなど内幕暴露話として面白い部分もあって、見るべきところは多いだけにもったいない(あと若き日の菅直人も)。当時の少年は一度読んでみるといいですよ。また後の『大いなる完』『実録たかされ』にこの経験は生かされているので、そんな面から見るのも一興です。(2010/10/29)
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    投稿日:2010年10月29日
  • もうすぐ日本シリーズ!! プロ野球、盛り上がってますね♪ イーブックでは日本シリーズと同じくらい熱い「燃えろ!野球特集2010」開催中です!! 是非ご覧ください!!(・Ω・)ノ さて、今回のオススメは、少女コミック誌発の野球マンガ『I.Q [アイキュー] 』です! アイドル命のフリーター・可憐(腐女子)と、イケメン球児たちのラブコメディー!! 弟の所属する野球部を廃部の危機から救うために売り出したイケメン野球部員のヌードカレンダーが大ヒット! 弟も巻き込んで、可憐の「アイドル球児プロジェクト」始動です♪ まさにイ・ケ・メ・ン☆パラダイス! 野球そのものではなく、球児のヌードに着目した新しいタイプの野球マンガですね!(笑) これは実に美味しい少女マンガでした!(*´ω`*) イケメンの裸なんて 最 高 じゃないですか…!☆-ヽ(*´∀`) 滴る汗…こんがり焼けた肉体…泥にまみれたユニフォーム…やっぱり高校球児はいいですな~!青春の輝き!ムハ~ッ!(゚Д゚ *)…言ってて自分が気持ち悪くなってきました orz が、主人公も私と同じように腐った脳の持ち主なので、とても共感して楽しく読めましたよ!(^ω^)ポジティブシンキング♪ イケメンの裸にウハウハヾ(´ρ`)ノなこと間違いなしなので、ぜひぜひご覧になってみてくださいな☆
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    投稿日:2010年10月29日