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  • タイガーマスクこと伊達直人が日本中で話題になっています。息苦しいことばかりが目立つ昨今、おもいやりの輪が広がっていくというあたたかいニュースをみて、なんだか安心感を覚えてしまいました。で、プロレスの話ですが、この作品が描かれたのは1980年代。当時はゴールデンタイムでジャイアント馬場やジャンボ鶴田が活躍してましたね! 本作は4編のオムニバス。プロレスにかけるヒーロー像が熱く描かれています!
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    投稿日:2011年02月08日
  • サブカルギャグの第一人者・泉昌之の傑作選です。生まれたときの第一声は「おぎゃあ」ではなく「だァーッ」、会社に勤めれば4兆円の契約をまとめ、飲んだら車を押して帰る……そんな大文字虎男の「豪快」の一言につきる生き様を描いた「豪快さん物語」ほか、超々巨大怪獣との戦い「スーパーウルトラヂャイヤントキングG」、この世の中に物申す!「日本が危ない」など、珠玉の迷(?)作が盛りだくさん!
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    投稿日:2011年02月08日
  • ケータイをはじめとしたモバイルの普及で、ゲームコンテンツがどんどん進化しています。数年後には、驚くような体感型ゲームが登場するといったことも耳にします。『エイリアン・クラッシュ』はSFマンガの大家・板橋しゅうほうが描いた、ハードアクションSFの傑作集。タイトルにも用いられた『エイリアン・クラッシュ』は近未来のゲーム開発者のお話。開発中のゲームのプレイヤーとなるのは、平和に飼いならされることを嫌った大佐と軍曹。実戦の感覚を味わいたくて、対戦型ゲームの世界に飛び込みます。ゲームの仮想空間で次々と襲ってくるエイリアンを迎え撃つのですが、あまりにもリアリティにあふれて、二人はのめり込みます。実は、この二人のゲームに対しての潜在意識の高まりが、とんでもないことを引き起こします。近い将来、現実にこんなことが起こらなければいいな、と思ってしまいました。(2011.1.29)
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    投稿日:2011年02月08日
  • 第二次世界大戦中に旧日本軍が開発して、敵国を驚かせた兵器として「桜花」と「回天」があります。桜花は有人型ロケットエンジンの特攻機で、回天も同じく有人型の特攻魚雷。搭乗者の死を前提とした兵器、開発者はどんな思いで作り上げたのでしょう…。航空マンガの第一人者であるたなかてつおの『REVENGER』には、B29迎撃用に開発された実在の戦闘機「震電」が描かれています。私もこのマンガで初めて震電を知ったのですが、この飛行機はかなり変わっています。だって、プロペラが最後部にあるんですから。簡単に説明しますと、ゼロ戦が前後逆になって飛ぶのをイメージしてください。姿は美しいのですが、プロペラ=前(または、主翼)、という先入観があるので、やはり不思議な感じがします。この震電が実際にどうだったかはさておき、物語ではB29の迎撃に単機でさっそうと飛び立っていきます。ハイライトシーンにかつ目してください!!(2011.1.29)
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    投稿日:2011年02月08日
  • 夕陽に向かって砂浜を走る……そんな青春ドラマ大好き人間が学習塾を開いて、「青春」のDNAを子どもたちに伝え、親に伝えてきました。今回紹介する『もっと元気だそうよ』は、青春ドラマ大好きの下川高士さんが詩と絵によって、語りかける詩画集。カラーというより「天然色」といいたくなる色づかい。力強く、ユーモラスな絵は時に私たちを勇気づけ、時に癒やしてくれます。下川さんの絵と詩には不思議な力があります。変哲もない、まっとうすぎるほどまっとうな言葉なのですが、そうだからこそ私たちの琴線に触れるものがあります。そうした詩のひとつから――〈旅に出てみませんか/思いきって休みをとって 自分探しの旅に/古びた駅 赤いポスト/こせこせ暮らす もう一人の自分に/手紙を出してみましょうよ 楽しみですよ/「私はその手紙 どう読むんだろう」って/旅に出てみませんか/しばらく逢っていないふるさとに/幼い自分と逢えるかも/懐かしい川にかかった 大橋と鉄橋/そこに沈む夕日を見にいきましょうよ/菜の花畑の真ん中で/大声をだして 叫びましょうよ/不思議な気持ちですよ/ふるさとが力をつけてくれますよ〉この詩の隣ページには、山に夕日が沈んでいき、水面には夕日が映っている、ふるさとの情景を描いた絵、そして「旅でてみませんか きれいな夕日をみに」の手書きの文字。下川高士さんが紡ぎ出す言葉は、彼が中学生の時からつけ続けてきた日記が原点となっているようです。子供も大人も悩むことは一緒という信念もそこから生まれている確かなものです。立ち止まることのない下川さんの「元気」に触れてみませんか。本書の他に、第1弾となる『元気だそうよ』、姉妹編というべき『何度でもやり直せる』『大切な人に贈りたい本』があります。(2011/2/4)
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    投稿日:2011年02月04日
  • 2011年1月30日の深夜。カタール・ドーハで行われた日本vsオーストラリアのアジアカップ決勝。延長戦に決着をつけた左足ボレー。イギリス・プレミアリーグでプレーするゴールキーパーが一歩も動けずに見送った。決めたのは在日韓国人4世で、2007年に日本国籍を取得して日本代表初選出の李忠成。そのワールドクラスのファインゴールに多くの人が鳥肌が立つような興奮を覚えたのではないでしょうか。サムライブルーのユニフォームに「LEE」の名を背負う日本代表選手の存在、そしてその見事なゴールによって日本はアジアカップを手にしました。親戚中が帰化に反対するなかで、母親は「親戚から縁を切られても私たちはいい。自分の思うようにしなさい」と背中を押してくれたという。「在日」をめぐる状況に思いをはせるとき、思い起こすのが李恢成の芥川賞受賞作『砧をうつ女』です。戦中の樺太で暮らす在日の母と少年の物語で、「砧をうつ」とは洗濯した衣類の皺をのばすために棒状の道具で叩くことを意味します。作品の一節にこうあります。〈・・・・・・重ねた衣服類に布地をかぶせて、砧で気長にうつのである。毎日のように見る光景であった。見飽きているはずなのに母がトントン、トントンとやっているのを眺めるのは楽しみであった。故郷の川辺で見かけた白衣の女達をぼんやりと思い出し、遠くへ惹き入れられていく気持になっていく。砧をうちながら、母は何を考えていたのだろう。〉李恢成は、父との諍いのなかで母が諦めたような口調で「流れてきたのよ。故郷を出てきたときからなんだ。ヒュー。そうなのよ。望みも体もすりへらしてさ」と暗い眼差しでじいっと考えこんだと描写しています。故郷を離れ流れてきた人々の心情、異境で生きていくことの意味を問う、在日文学の到達点を示す傑作です。李恢成は1998年、金大中政権が発足した機会に、韓国国籍を取得しています。(2011/2/4)
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    投稿日:2011年02月04日
  • 出身地に近いひいき目かもしれませんが、名古屋は日本で最も食品系名産品が多い都市だと思ってます。古いところだと、ういろ(う)に味噌カツ、きしめん。新しいところだとコメダ珈琲のシロノワールとか。そんな美味しくもあり、微妙でもある名古屋メシの数々を紹介するのがこの作品です。私にとっては懐かしいものばかり。有名な手羽先やひつまぶしは日本全国で食べられますけど、最初に紹介している「スガキヤ」のラーメンなんかは全国的には無名なので、ぜひ現地で食べてほしいと思う逸品です。描いてある通り安いし、ショッピングセンター内に多いので見つけやすいし、「ヘビでダシをとっている」という都市伝説も話のタネになるし。高校生のころ学校を抜け出してよく食べていた、鉄板スバゲティの「イタリアン」なんてのも青春の味ですね。などなど、紹介されている名古屋メシは地元に住む著者が選んでいるようなので、名古屋圏出身者の体験ともピタリと重なるよくできたラインナップです。地元を離れてしまった人に読んでもらいたいなあ。(2011/2/4)
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    投稿日:2011年02月04日
  • 最近、よくテレビで見かけるのはカタールやエジプトの話題。そういえば昔エジプト人留学生と同じ研究室だったなとか、弊社現社長はサウジに一時期いたんだよな、とか次々連想してきて、何かイスラムな漫画はないものかと探して行きついたのがこの作品です。ちょっと違うかもしれませんが…。これはサッシーというインド人と結婚した女性漫画家のインドでの体験をつづったルポ漫画。で、この作品、絵も内容も密度が非常に濃い。ヒジラというインドのオカマが子供の生まれた家で踊り狂う鬼気迫るシーンや、ガンガーを流れる水死体を見世物にするおじいさんの描写など、とにかく人物の表情が豊か。さらに話題も幅広くて、衣食住はもとより政治風習、動物、観光客、買い物、遭難、怪談、結婚式となんでもあり。作者がインドをふらふらしていた十年以上前の経験が中心で、情報としては少し古いかもしれませんが、それでも行かなくてはわからないインドの何たるかは十分伝わってきます。だから糞便の話がやたら多いくてリアルなのも許します。(2011/2/4)
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    投稿日:2011年02月04日
  • 過去の恋に傷ついたエリカの前に現れた2人の男…妖しい魅力を放つ七彩(かずさ)と、男らしくまっすぐな享輔(きょうすけ)。もう誰にも触れられたくないと思っていたのに、2人の激しい愛に身体が疼いて…!? いっけん七彩(男)→エリカ(女)←享輔(男)で女を巡った三角関係ものっぽいですが、いえいえ違います!なんと七彩(男)→享輔(男)→エリカ(女)→七彩(男)の一方通行トライアングル・ラブ!絵もとても繊細で可愛くて綺麗です!まあ、言わずもがな【七彩(男)→享輔(男)】ってところに私の腐った目(●ω●)は釘づけでしたけどね…しかも体の関係あるって…ウハ!(>∀<*) 正直興奮して仕事にならなかったよっ!(笑) こういう普通の少女マンガなのに実はBL要素があるっていうのが個人的に一番ツボです!ごちそうさまでした!(>∀<)ノ
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    投稿日:2011年02月04日
  • うお~盲点だった…(´Д`;)日々仕事でBL本を右から左へ受け流していますが、最近すごく多いのは、実は家にも同じBL本があった!というパターン。こちらはまさにそれ。BL図書館開こうかと本気で思いましたw買った本の管理しないとね…。ええと、こちらは先日2巻が出ましたね!まさか続いていたとは…これもBLによくあるパターン(笑) 転校生のこだまは、みんなに恐れられている不良のるったと同室になり、ある日好きだと告白されて…?というまさにBL王道ものなんですが、やっぱ王道はいいですね (*゜∀゜)=3!!「男同士なのに」とか使い古された言葉のはずなのに、なんだか久しぶりに聞いた気がするよ!逆に新鮮だよっ!!(*^o^*)  ドキがムネムネ(*´ω`* )確実のときめき溢れる青春学園ピュアラブ物語☆ いや~可愛いわ!るったぁん・・・!!(*´ρ`*)
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    投稿日:2011年02月04日
  • 誰しも一度は妄想し怖れたであろう状況を漫画にしたのが、この『サトラレ』。人の心が読める超能力者の話はよくありますが、これはその逆で、他人に自分の心の内が聞こえてしまう「サトラレ」たちの物語。彼らの悲劇の代償に、神様はサトラレたちになにかしらのジャンルで飛び抜けた力を授けています。しかし、天才的な能力とは莫大な利をもたらしうる財産でもあり、サトラレたちを守るため、周囲の人間は国家をあげて本人に事実を気付かせないようにする。このジレンマがミソなのでしょう。もしも、自分の心がまわりに筒抜けだったら? そして、自分だけがそのことを知らなかったら…? 想像するだけで冷や汗が。
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    投稿日:2011年02月01日
  • 「うちの3姉妹」シリーズで大ブレイクした松本ぷりっつさんが描く投稿ネタ四コマがたまりません! あの真っ黒おめめは反則です(*´∀`*) 喜びも悲しみも全力でアピール、子どもたちのかわいらしさが炸裂しています!! この投稿モノは単行本化されていないようで(欲しくて探しました)貴重でもあります! 立ち読み版でもちょっとだけ読めますので是非おためしを。「ぶはーっ」となること必至です。
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    投稿日:2011年02月01日
  • 近年、山に生息するはずの動物が市街地に下りてくるという話題が目立ちます。小動物ならいざ知らず、町で猿や猪、そして熊などといった大型の動物とフイに出くわしたら、さぞかしたまげることでしょう。『マタギ』は奥羽山脈で、熊を狩猟するレッチュウと呼ばれる狩猟隊の男たちの物語です。作者の矢口高雄は、『釣りキチ三平』『ふるさと』など日本の原風景を描いた作品が有名ですが、この物語は、生死をかけて熊を仕留める男たちの迫真の描写が目を引きます。最も印象に残ったのは、凶暴な熊が村に現れたエピソードの中で、「調和」について語られている場面です。そこには、「お互いに大自然を共有」し「生きとし生けるものすべてが大自然」であると説かれています。大自然の中で、人間様は調和のバランスを崩していないか気になりますね。(2011.1.23)
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    投稿日:2011年02月01日
  • 受験シーズン到来です。さて、最も難関の試験とは何でしょう。宇宙パイロットの選抜試験が筆頭だと思いますが、どうでしょう。萩尾望都の名作SF『11人いる!』は宇宙大学の最終試験で、宇宙船に乗り組んだ11人の受験生たちの緊迫した物語。本来は定員が10人であるはずなのに、一人多いことに気づき、パニックになりかけてお互いに疑心暗鬼のまなざしを向けます。宇宙船という閉鎖空間の中でトラブルが続出し、試験放棄を意味するSOSを出すかどうかで悩む受験生たちのギリギリの緊張感が伝わってきます。そして、最後まで読んで、実は11人は必然的な人数であったことに、この物語の面白みをあらためて噛み締めました。最も難関は宇宙パイロットと前述しましたが、受験生にとってはこれからチャレンジする試験こそが、最難関ですね。がんばった、すべての受験生がサクラサクといいですね。息抜きや気分転換には、手軽に読書が楽しめるイーブックをどうぞ。(2011.1.23)
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    投稿日:2011年02月01日
  • 田辺聖子が紡ぐ物語には、「いやな奴」が登場しません。田辺聖子は好きな作家の一人ですが、彼女の小説をすべて読破したわけではもちろんありません。また「いやな奴」は見る人によっては「いい人」になってしまうことがまったくないとは言えませんから、これはあくまでも私の独断によれば、の話です。表題作の「もと夫婦」はなによりも「いやな奴」がでてこない、田辺聖子の世界を象徴する恋愛小説です。「愛」だ「恋」だといった、らしい言葉はまったくといっていいほどでてきません。三十路過ぎのオンナが、別れた年下のもと夫にわがままのし放題、言いたい放題で、もと夫はもと妻の身勝手な言い分、リクエストについつい応じて助けてしまう人の良さ。なにしろ、新聞記者の妻がフリーになって評論家として仕事がまわりはじめたとたん、炊事・洗濯・食事の世話と主夫化していた夫に離婚をもちかけます。夫はあっさり受け入れるのですが、この離婚から愛すべき二人の「恋愛」が始まります。その第一歩が端で見ている友人たちにとっては(読者にも)仰天の出来事――夫をアパートに残してマンションに移るもと妻の引越をもと夫が手伝うのです。その後ももと妻の勝手なふるまいは続き、もと夫の人の良さもエスカレートしていきます。そしてなにより、この愛すべきもと夫婦の「恋愛劇」をいい味にしているのが、二人がかわすネイティブ大阪弁です。この大阪弁のやりとりが、人をなんだかいい気持ちにさせてくれます。人間っていいなぁ、としみじみ思ってしまうから、不思議です。1964年に『感傷旅行』で芥川賞を受賞した6年後の1970年、脂ののった時期に「小説セブン」に発表されたのが「もと夫婦」で、その他8編の短編が収録されています。田辺聖子の世界を堪能してください。(2011/1/28)
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    投稿日:2011年01月28日
  • 『しぶ~い木造機関庫をつくる』という書名から想像したのは、こだわりの男がマニアックな趣味の世界にひたりきった幸せな物語でした。そのこだわりは尋常のものではなく、確かに想像通りの手作りの、濃厚な男の世界がそこには確かにあったのですが、本を読み進めていくうちにどうも男の余暇、レジャーで終わる単純な話ではないようだと気がつきます。著者の芳賀一洋さんは団塊の世代で、パルコなどにショップをだすアパレル経営者でしたが、1990年代半ば、バブル崩壊とともに商売の先行きが悪化。住宅リフォームへの転進を模索したものの、うまくいかない。暗い毎日をすごしていた時に、ほんの手なぐさみのつもりでつくった「小屋」が、その後芳賀さんを造形作家への道に導くことになるのですから、人生の転機とはいつ、どんな形でやってくるのか、わからないものです。一言で「小屋」と芳賀さんは言っていますが、この「小屋」が尋常のこだわりではありません。実物の八〇分の一の精巧さ、使用する木材のほとんどは素材の段階でオイル・ステインの原液(プロのペンキ職人から分けてもらったもの)を染み込ませるようにして筆塗りをしたそうです。ミリ単位の精巧な機関庫完成後の微妙な色合いはこうして用意されたわけですが、これはほんの一例です。本書は素材の用意から「小屋」完成に至るまでの詳細な記録です。写真、パーツの設計資料などの図も多数収録されています。ここまでのこだわりがあったからこそ、芳賀さんの八〇分の一モデルが評判を呼んだのだと実感できる一冊です。実際、芳賀さんには栃木県真岡市から「昭和初期の真岡駅」の制作依頼がきます。さらに宮城県石巻市からの注文で、若き石ノ森章太郎が暮らしたマンガ家アパート「トキワ荘」を制作。これらの作品は真岡駅コンコースや石巻市の石ノ森萬画館に陳列されているそうです。(2011/1/28)
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    投稿日:2011年01月28日
  • 魂をもった自律胴人形・ヴァンデミエール。背中に翼をはやし容姿は天使のようだが、その翼で空を飛ぶことはできない。そんな彼女たちが自由を手に入れようとする8つのストーリー。救いがあるのかどうかよくわからない、そんな話です。ヴァンデミエールは見せものだったり慰みものだったりで、創造主に気に入らないことがあれば壊される存在。そして人間としても機械としても、ましてや天使としても偽物でしかない。そんなまがいものとしての哀しさを自覚しながらも、各エピソードにおいて、心に傷をもつ少年や青年たちとともに、自由への扉を開けようとする。その行動には自立とか自我とかの暗示が散りばめられていて、各物語の結末は心にグサリと突き刺さります。単行本用には最終話として描き下ろされた「ヴァンデミエールの滑走」というストーリーがあり、これなどは特に意味深。読後しばらくして、滑走とは飛び立つ前の助走だよなと気付き、結構切ない気分になりました。(2011/1/28)
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    投稿日:2011年01月28日
  • 乙一の小説を「NHKへようこそ!」の大岩ケンヂがコミカライズした作品。ちょっと意外な組み合わせですが、端正な画風が暗く冷たい物語にはまっていて、見ごたえある作品に仕上がっています。異常殺人に興味を抱く「僕」と謎めいた黒髪の美少女・森野。2人が猟奇事件に遭遇し、巻き込まれた森野を「僕」が救出する、というのが基本の構造。しかしホラーの旗手・乙一が原作ですからありきたりのヒーロー活劇にはならない。やれ切断した手を集めるだの、生きたまま人間を埋めるだの、死体損壊だの…。そんな原作のグロ・イメージをクールに止め絵にして挿入。主人公たちには無理ない程度に現実感を追加し、全編に紅葉が舞うといった漫画ならでの演出もさらりと見せてしまう。乙一ファンの私にとって惜しいのは、原作にあった「犬」が漫画化されてないことですが、それを差し引いても合格点です。しかし「エース」の漫画ってこんなの多いですね。誰の趣味なんでしょうか。(2011/1/28)
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    投稿日:2011年01月28日
  • 「三寸金蓮」とは小さな小さな足を愛でた言葉。その小足は「纏足(てんそく)」と呼ばれ、女性の足は小さければ小さいほど良いという価値観から生まれたかつての中国の奇習です。纏足ってきいたことはありましたが、このマンガを読んではじめてその実体を知り、あまりのおぞましさに背筋が凍りました…。ガクガク((((;゚Д゚))))ブルブル まさかこんな恐ろしい方法で纏足にするとは…っ!!!(llllll゚Д゚)ヒィィィィ 「足を縛っておけば成長が止まって小さい足になる」なんて、そんな安易なものではありません…! 私だったらこんな痛い思いは絶対に耐えられないので、その時代の中国に産まれなくて本当に良かったと思いました…。ただ私は個人的には……第3話の纏足された美青年に……不謹慎ながら……ちょっと萌えました…!ごめんなさい…(*>ω<`*) ちなみに私はバカの大足です!\(^o^)/
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    投稿日:2011年01月28日
  • パパたん、エロいよ…!(*>ω<*) 「最近パパのピンクの乳首にムラムラする玉緒。20歳の誕生日、パパに「オレ達は本当の親子じゃない」と告げられ…もうヤるしかない!?」(あらすじより) うん、もうヤるしかないと思うよ!(`・ω・´メ)キリ 元・暴走族の総長だったパパさん。その姿はまるで肉食獣の様に気高くセクシーで数々の男を虜にし、“伝説の魔性”として語り継がれるのだった…。こんなエロくて可愛いパパたんがいつも側にいたんじゃ、そりゃ年頃の息子さんには我慢なんてできるわけありませんよね!無意識の誘い受ですもんね!誘い受、万歳!ビバ☆歩く18禁!!(´Д`*) 圧倒的な画力と絶妙な色気で大人気☆あじあたんのセンス溢れるラブ★セレクション!! 思わず胸がキュンッとする切なさと可愛らしさも魅力です。甘くてエロくてアホっぽくて面白い!年の差かぽーのラブをご覧あれ♪
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    投稿日:2011年01月28日
  • 野球の人気が落ちたといわれるようになって久しいですが、最近はハンカチ王子・斎藤佑樹選手のプロ入りで大いに賑わっていますね! 野球漫画も昔のほうが、勢いはあったかもしれないですね。野球漫画といえば、『巨人の星』に代表されるような魔球でしょう!魔球をメインにした数ある作品の中でも、この『ほえろ!闘志』は、もっとも描写の激しいものではないでしょうか!? 主人公・闘志の投球がド迫力で描かれます!
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    投稿日:2011年01月25日
  • 一見地味な女子高生・小島かほり。しかし、その正体は、代打ちもこなす高レート雀士! 夜な夜な鉄火場に繰り出し、数々の伝説をつくりあげる!!「命、賭けてますから…」。ギャップに爆笑必死のシュールギャグです。
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    投稿日:2011年01月25日
  • 伊達直人が大きな話題となっています。『タイガーマスク』はまさに不滅のキャラクターです。タイガーマスクで、プロレスの黄金ブームを思い出しました。『四角いジャングル』は梶原一騎原作の格闘技マンガで、フィクションからはじまり後半はノンフィクションで描かれ、「世紀の試合」へ至るまでヒートアップしていきます。世紀の試合とは、全盛期のアントニオ猪木対極真カラテのウィリー・ウィリアムスとのガチンコファイトのことです。極真を破門されながらも猪木戦にかけたウィリーと「プロレスが最強の格闘技」を標榜する猪木、その二人の熱い闘争心が余すところなく描かれ、舞台裏までも見せてくれます。原作者が試合の立会人であったことからも、当時の状況は生々しいくらいに伝わってくるのです。今回のタイガーマスクのニュースで、プロレスブームを思い出した人も多いと思います。当時を懐かしがるファンにも、そして近年の格闘技ブームに盛り上がる若いファンにもおすすめの作品です。(2011.1.16)
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    投稿日:2011年01月25日
  • 不景気な世の中ですが、いつまで続くのでしょうか。若い人たちの就職に対しての意識も、安定を求めたものに変化しているそうです。『ザ・プライザー』は大学生の主人公である中郎(あたろう)が父の死をきっかけに、就職もアルバイトもやめて、懸賞などの賞金を稼いで暮らしていくという物語。一見、ギャンブルのようですが、中郎は「運の流れ」に頼るのではなく、賞を獲得するために惜しみない努力を費やします。「だったら、ちゃんと働けば」というツッコミが入りそうですが、読み進むうちになぜ中郎がザ・プライザーという賞金稼ぎの魅力に憑かれたかがわかるはずです。ちなみに、原作者の末田雄一郎はこの作品がデビュー作で、作品が出来上がる背景が巻末に載っていますので、こちらも合わせてお楽しみください。(2011.1.16)
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    投稿日:2011年01月25日
  • 「近頃、世を挙げて蕎麦麺(めんるい)を嗜み、大根汁の極めて辛いものが喜ばれている。それで各家では、争って甚だ辛いものを植えている」という一節が、『本朝食鑑』にあります。『本朝食鑑』は江戸中期、1695年(元禄8年)に出版された日本食についての百科事典です。辛み大根で味わう蕎麦のルーツは、いまからおよそ300年前に大流行して、今日に至ることが読み取れます。うった蕎麦をゆでた茹で湯(そば湯)をそばを食べたあとに飲むという習慣についても、この本朝食鑑で初めて言及されています。このように、現在もなお同じような食べ方が連綿として続いていることもあれば、逆に途絶えてしまって、いまではそのレシピさえ残っていないものもありますが、いずれにしても、江戸中期の先人たちが中国に伝わる医食同源思想に基づく食療本草の研究成果を結集して編纂されたのが『本朝食鑑』で、理に適った食物の正しい食べ方が掘り下げられていて、現代の私たちにとっても極めて参考になる知識が満載です。その一例として、最近、話題となっているのが、その名もずばり、「本朝食鑑」という梅酒(八木酒造)。本朝食鑑にある通りの昔ながらの方法で梅酒をつくり、初回蔵出し限定100本という希少性を押し出して話題のヒット商品化に成功しているとか。まさに食をめぐる知識の宝庫というべき『本朝食鑑』。原本は国会図書館所蔵の貴重書です。それが「電子書籍版・東洋文庫」では全5巻にまとめられており、パソコンのみならず、電子書籍を読むための端末として急速な拡がりを見せているiPadやAndroidなどのニュー・デバイスでも自由自在に読書を楽しめます。(2011/1/21)
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    投稿日:2011年01月21日