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  • 「みんな見ろっ 広く感じる部屋ができたぞおっ!!」「おおっ──家具などの色を統一しているから部屋と一体化して家具があまりめだたなくスッキリしている!!」 こんなセリフが飛び交う、異色の建築デザインバトル漫画が登場しました。主人公の計建作は、一流の建築デザイナーを目指し上京。入学した日本建築学院で、ライバルたちとデザイン対決を繰り広げます。さらに第二巻では、舞台が無人島へと変わり生徒たちのサバイバル実習がスタート。そして謎の「島の怪人」が出現し…!? 見どころ目白押しです。
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    投稿日:2010年06月01日
  • 毎日廊下に立たされる小学生のチビドンは、実は少年実業家。放課後は「なんでも株式会社」の社長なのです。しかし、その業績はあまりかんばしくないようで、あらゆる仕事をするはめに──。経営の本質に鋭く迫る本格ビジネス漫画…ではなくて純粋なギャグ漫画です。念のため。もしも、ちびっ子が会社を経営したら…、というのは漫画ならではのコメディですが、実際は大人だってチビドンたちのようにドタバタの毎日だったりします。
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    投稿日:2010年06月01日
  • 流麗かつ熱い作画、スケールがデカいのに緻密な原作……池上遼一×武論尊(史村翔)のマンガに外れ無し! その中でも個人的に一番好きなのがこちら。幼少期、共に“地獄”を生き抜いた二人の男が、日本を変えるためそれぞれが政治と極道の世界で闘っていくという骨太な物語で、政治サイド、極道サイドという2つの面で話が進んでいきます。どちらの話も面白いのですが、僕は政治サイドの方が“魑魅魍魎”感に溢れていて好きですね。政治家ってのはこんなにも腐った奴らなのかと思う事必至です(もちろんここに描かれてることを鵜呑みにするわけじゃないですが…)。作中、「今の日本人は目が死んでいる」というセリフがありますが、自分はどうなのかなぁ…なんて思ったりも。政治が混迷しまくっている今だからこそ読んでほしい作品です。
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    投稿日:2010年06月01日
  • 言わずとしれた名作! 藤子不二雄の自伝的作品ですが、マンガとしてめちゃくちゃ面白い! 二人の出会い、手塚治虫との邂逅、デビュー、そして不遇時代…いまや日本国民であれば誰もが知っているであろう“超”ビッグネームにもこんな時代があったわけです。二人の漫画に懸ける情熱はそれはもう凄いもので、「何かを成し遂げたい」と思っている人はジャンル問わず参考になるはず。って言うかもうこれは教科書に載せてもいいんじゃないかと思いますよ僕は。何かに一生懸命になる素晴らしさ、そして人と人との出会いの大切さがしみじみ伝わってきます。もはや叶いませんが、F先生から見た『まんが道』も読んでみたかったなぁ…。
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    投稿日:2010年06月01日
  • この作者の作品をちゃんと読んだのはわりと最近のことです。初めて絵を見たのはドラマの「セクシーボイスアンドロボ」の企画書に載っていたカット。絵のうまいスタッフが描いたのかな、なんて思っていたのですが、これは原作漫画で何かの賞をとっていて、各界の評価が凄く高いらしいと聞いて、読む気になったわけです。それでとりあえず読んだのがこの作品。何でもありというか見てきたような嘘をつくというか、ペテン師だなこの作者は、という印象でした。ありそうでたぶんない、日常っぽくみえる話なんて、まるっきりの嘘より難しいし、またネームが巧みで。まんまと乗せられてしまいました。時々すばらしく切れるフレーズが入ってくるんですよね。それが淡々としているように見える画風とよく合います。評価が高いのも納得。しかし「茄子」をモチーフというのは企画倒れかと。作者もあとがきで書いてはおりますが。その辺気にせずに読んでみてはと思います。
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    投稿日:2010年05月28日
  • 頭ごなしにやっても、いい結果にはならないですね。普天間にしても八ツ場ダムにしても周りは振り回されるだけで、結局残ったのは自然の破壊とやりきれない気持ち。日本人は過去から学ぶことができないのでしょうか。本作では成田空港開港に伴う顛末、いわゆる「成田闘争」が描かれていますけど、これなんかは私が生まれたころの話ですから、ほんの40年ほど前の出来事。空港が建設されることが決まり、長い年月をかけて開墾してきた土地を奪われることになった農民たちの必死の闘争が、限りなく実話に近い形で描かれていて、現代に生きる私でも身につまされます。どこかで聞いたような「決めたから従え」という暴挙の果て…。土地とは何か。国との対立や利権がらみの大人の葛藤など、複雑な環境で育つ子供はどんな夢を見るのか。時代背景も違うしスケールや立場も違うけれど、投げかけられるテーマは今でこそ考えるに値する意味を持っていると思います。
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    投稿日:2010年05月28日
  • 「日本人にとって、ベトナムはヨーロッパ以上に憧れのヨーロッパを感じさせてくれる」――本書執筆陣のまとめ役、友田博道教授(昭和女子大学)は19世紀にベトナム全土統一への協力から植民地化を進めたフランスが植民地の利益を惜しみなく投じて、緑豊かな広いブールバール(街路)にコロニアル建築群を配した「プチパリ」を造りあげたのだという。フランス以上にフランスらしい建造物が残るベトナム。その姿を11人の建築専門家、いわば建築探偵たちが隈無く歩いてまとめたのだから、新書とはいえその記述は詳細を極めています。ところどころに「旅のメモ」として、食べ物のことや建築以外の見ものなどの情報が載っていたりしますが、これはおまけで、とばして読んでもいい(失礼!)。この本の魅力はなんと言っても建築探偵たちが本領発揮する、建造物についての蘊蓄であり、基礎知識が平明な言葉で綴られているところです。さらにわかりやすい設計図風のイラストで補足され、建築家らしい目線で撮られた写真もその魅力を倍加させています。なかでも152ページに載っているホーチミン市(旧サイゴン市)の中央郵便局のガラス張りの大ボールト天井は見事です。鉄骨構造が普及して大胆な構造の建築物が流行っていた、当時のフランスの事情を正確に反映しているそうです。iPadを手にサイゴンを町歩きするのにうってつけの電子本です。(2010/5/28)
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    投稿日:2010年05月28日
  • 映画化され、劇やミュージカルにもなった、吉川英治文学新人賞受賞作品。DVDで見るのもいいですが、やはり文章で一人静かに味わいたい、心の琴線に触れてくる浅田ワールドを代表する小説です。最初に単行本で読み終えたとき、自らの来し方を想う自分がいました。戦後成り上がって財をなした父とは袂をわかって暮らす息子・真次が、タイムスリップして、少年時代の「父」、そして第2次大戦後の焼け跡闇市時代の「父」――自分の知らない父と出会うことで、自身の「現在」を見つめ直していく。父の人生について考えていく。そして、ともに「過去」に行く「愛人・みち子」の真実。人々の運命が交錯していく「地下鉄」をキーに、タイムスリップして現在と過去を行き来させることで、人の心の内の思いを、悲しみや苦しみを描く見事さ。電子書籍になって再読して、改めて感じ入りました。直木賞受賞作「鉄道員(ぽっぽや)」とも共通する、大人のための童話です。(2010/5/28)
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    投稿日:2010年05月28日
  • 永遠の名作がついにリリースです!感無量です! 70年代、少女漫画の黄金期を牽引した、いわゆる「24年組」、一般に萩尾望都、竹宮惠子、大島弓子、山岸凉子の名前がよく挙げられますが、リアルタイムで読むことが出来なかった私が一番最初に接することが出来たのが、叔母が大ファンだった竹宮惠子作品でした。小学2年生くらいだったと思うのですが、その衝撃はいかばかりであったか。大人の漫画を読んでしまった…!という感覚と共に、それまで読んできた漫画と全く違う!という感動を確かに味わったのを覚えています。発表から30年以上の時間が経ちましたが、全く知識の無い方が、今はじめて読んでも、きっと衝撃と感動を覚えるのではないでしょうか。昨今盛況を極めるボーイズラブというジャンルそのものの原点的な作品とも言われる本作、読まずに死ねるか!
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    投稿日:2010年05月28日
  • 危険な書であります。読むと絶対結婚したくなるという意味においてw 連載時から愛読しておりましたが、若い頃と違ってまた今読むと胸に迫るものが…(笑) といっても、全編ノロケ漫画というわけではありません。基本的には日常の出来事を楽しく描いていて、むしろダンナ様が一日中カメラの話しかしない、酒癖が悪い等、ネタにしているのですが、二人がお互いの事を大好きで、楽しく生活しているのが伝わってきます。「三佳へ れいぞうこのイクラすごくうまい。朝メシにたべな。」というダンナ様の置手紙があった話が個人的にツボでした。些細すぎるw でも素敵ですよね!? 女性の皆様、希望の書としてご参考いただきたく!
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    投稿日:2010年05月28日
  • この作者はマンガがうまい。いや、そりゃ当り前だよって思うでしょうが、ホントにそう思うんです。絵がキレイってのももちろんですし、展開、盛り上げ方、キャラクター設定やセリフ回し、次回へのヒキ、そうした「面白いマンガに必要な条件」の水準がとても高い気がします。今回改めて読み返して何度泣きそうになったか(笑)。主人公が少年サッカー→高校サッカー→アルゼンチン留学→J1リーグ(現在のJ2)からのJリーグ入り→代表へ…と順々にステップアップしていく様は少年マンガの王道的な成長物語! 1回読み始めると止まりません。作中の最終目標はフランスW杯なのですが、今とは「W杯出場」への切実さがケタ違い。その切実さを端的に表していて印象的なのが、代表監督のこのセリフ。「2002年大会は開催国特権で自動的に出場できる。フランス大会に出場しなければ、『弱き国・日本は金の力でW杯に初出場した』と世界中から言われるんだぞ!」――連載中にこのセリフが出てきたとき、まだ現実の日本代表はW杯出場を決めていなかったはず(たぶん)。そう考えるとすごいセリフですよね…。ちなみにまだ1度たりとも「開催国・初出場」は無いそうです。当時はそこまで頭が回りませんでしたが危ないところでしたね…。これを読んでしまうと今の代表チームが何だか物足りなくなってしまいますが、とは言えもうすぐW杯、日本がどこまでやれるのかを楽しみにしたいと思います。
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    投稿日:2010年05月25日
  • このタイトルに僕はこう答えますね。「いいっ!」て。かわいいよ妻かわいいよ。作者の福満さんは結構な苦労人でして、マンガ家として花開くまでに結構な時間がかかっています。そんな彼を下積み時代から支えてきたのがこの「妻」! そんな妻と「僕」(作者)の日々の生活を描いたこの作品は、パッと見はいわゆる「ほのぼのエッセイ」マンガ(ただし作者は「こういうほのぼのマンガが一番嫌だったのに…」と作中で語ってます)。しかし作中では「僕」の愚痴や嫉妬がやたら出てきて、正直全然ほのぼのじゃないです。「リア充」に毒を吐き、テレビで芸能人を見ては「この世はコネコネ社会だ!」と喚き、編集さんとのやりとりで愚痴をもらす。何というか…まぁ…はっきり言えばすごいダメな人なんです(笑)。そんな「僕」を優しく諭す妻がもうほんとにかわいい! キュンキュンします。某SNSには「妻」コミュニティがあるんですが1000人くらいメンバーがいますからね。このかわいさを是非見てみてください!
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    投稿日:2010年05月25日
  • 三本ツノが特徴のアトラスオオカブト──生息するのは東南アジア地域で、昔は図鑑でしか見ることのない昆虫でした。その幻の昆虫が、なんと近所のスーパーにズラリと並べて売られてたのです。びっくりしました。調べてると、もう何年も前から輸入・販売が許可されており、やはり外来種の放虫の問題が表面化してきているようです。スーパーの虫カゴの中ならまだしも、街中で見かけたら腰を抜かしそうです。
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    投稿日:2010年05月25日
  • ゴルフ大会の優勝者の点数が、マイナス表記なのはなんで?? その仕組みが分かったのは、つい最近です。ひとつひとつのコースに規定打数というのがあって、うまい人ほど少ない打数で済む。だから点数がマイナスなほど優れていることになるのですね。へえ~~。また、「バーディ」ってよく耳にしますが、これって、まさに鳥(バード)のようにボールがよく飛んでいったことからきているのだとか。へえ~~。規定打数から2打少ないことをイーグル、3打少ないことをアルバトロスといいますが、なるほど、ぜんぶ鳥なんですね…。今週は「ゴルフ」をいろいろ調べてみました。
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    投稿日:2010年05月25日
  • 青森行き寝台特急「ゆうづる」に一人用の個室寝台はない。すべて二人用の個室で、一人旅のイタリアンレストランのオーナー新井修がとまどっていると、二十五、六歳くらいの美しい女性が「私と一緒に、二人用の個室を借りていただけません?」と申し出て、一瞬とまどった新井が「いいんですか」と念を押して、見知らぬ男女の個室二人旅が始まる。まもなく盛岡、夜が明け始めた頃に、新井が目を覚ますと同室の女が背中にナイフが突き刺さった状態で殺されていた。容疑がかかるのを怖れて慌てて東京に戻った新井は新聞を見て愕然とする。殺された女の名前は「浜野みどり」、新井と関係があった銀座のホステスだった……。自分を罠にかけた女を見つけ出そうとする新井と十津川警部の攻防、姿を消した女による復讐劇が行きつく、意外な結末。寝台特急「ゆうづる5号」、および青函連絡船がダイヤから姿を消したのは昭和63年3月12日。今は走っていないブルートレインを舞台に展開される西村鉄道ミステリー。昭和の旅気分も味わえます。 (2010/05/21)
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    投稿日:2010年05月21日
  • 「和漢三才図会」は江戸中期に編纂された日本初の百科事典として名高い。大坂の医師寺島良安が中国・明の「三才図会」にならって、30余年をかけて編纂したもので、全編に配置された挿絵が魅力の一つとなっている。原典は「天」「人」「地」の3テーマに大別され、105部に及ぶ大著ですが、平凡社刊「東洋文庫」におさめられた「和漢三才図会」は全18巻にまとめられています。今回紹介するのは、その第6巻、畜類、獣類など生き物について詳述された一冊。例えば44ページ、獣類の冒頭項目は「麒麟」で、その姿を描いたイラストが配置され、「瑞獣(めでたいけだもの)で、麕(くじか)の身体に牛の尾、馬の蹄をもっている。身体は五彩で腹の下は黄色である。高さは一丈二尺、…王者の政治が仁にかなえば必ず姿をあらわす…」「毛のある動物の数は三百六十あり、麒麟はその長である。牝を麒といい、牡を麟という…」と事典らしい簡潔な文章で具体的に記述されています。次の項目が「獅子」でそこにも「百獣の長…西域に生息する…毛のある動物の長である…」という記述がありますから、おおらかなものです。その時代の人々が万物にどんな知識をもち、どう考えていたのかを知るには、百科事典をひもとくのが最も確かで近道だといわれますが、本書を始め、「和漢三才図会」全18巻はその意味で中国文化と江戸文化を知るための知の宝庫といっていいと思います。 (2010/05/21)
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    投稿日:2010年05月21日
  • 表紙からして怖いです。特に2巻の、目を閉じて口あんぐりの構図。作者が好んで使うこの表情ってなんでこんなに怖いんでしょうか。この作品で描かれている恐怖の形態は、犬神憑きであったり亡霊であったりとさまざま。そして根本には恨みつらみや嫉妬といった明確な悪意があります。あの口あんぐり開け顔は、それに対する恐怖を表すのに最適なのかもしれません。しかし昭和の恐怖漫画はホラーとカタカナで書くより、漢字で怪奇と書いたほうがぴったりきますね。無差別殺戮系より、身近な悪意がねちっこく襲ってくるほうが、やっぱり日本の夏の定番という気がします。私は2巻の「サンタクロースがやってくる」が好きで、題と違って、こちらもものすごく和風テイスト。怪談にもあるネタですがこの手のは直接的でホント怖いです。しかしなにより怖いのはこの作者が「まことちゃん」と同じことなんだよなあ。
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    投稿日:2010年05月21日
  • 我が家には猫が三匹おります。で、彼女たち(すべてメス)を見ていると、こいつら何考えてるんだろう、と思うときがあります。しゃべれたら何を言うかな、などと。ということでこの作品。愛猫家としても知られる作者の作品には、けっこう猫が出てきますね。最も知られている猫キャラはニャロメでしょう。ただしニャロメは脇役。堂々主役を張っているのが、作者が愛してやまなかった愛猫が活躍するこの作品です。オチのコマに本物の菊千代の写真を使ったりして猫バカまるだし?なのがいいんだなあ。お金持ちの猫という設定だけど、ニャロメほど嫌味もなく、ずるくてとぼけたキャラなのも猫らしくて好感。そういえば本物の菊千代も死んだまねが得意でしたしね。作者も菊千代がこんな風にしゃべれて遊べたらいいのに、なんて思いながら描いていたのに違いありません。きっと天国でも仲良くやっていることでしょう。
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    投稿日:2010年05月21日
  • 中学生の頃、カッコいい女友達がいました。スポーツ万能、成績優秀で生徒会長な女の子でした。学芸会でミュージカルの主役をやっていた、憧れの1つ年上の先輩(♀)もいました。ファンレターを渡した記憶があります。女性なら一つや二つそんな思い出もあろうともいうもの(笑) こちらの作品は、「ガールズラブ」というジャンルにくくられていますが、少女時代を思い出すような、少し切なく、でもあたたかい気持ちにさせてくれる短編集です。ファンタジックでかわいらしい雰囲気と、思春期の少し残酷でもある少女たち、そのバランスが絶妙で、ガールズラブ作品を読んだ事が無い人にもオススメです。
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    投稿日:2010年05月21日
  • 2009年にドラマ化もされた話題作の原作コミックです。11歳の少年が7歳の少年を殺してしまった――。その加害者と被害者の家族を描く衝撃作です。ドラマ版は加害者家族の視点から描かれていましたが、原作は、被害者家族と被害者家族、両方の視点から描いています。非常に重いテーマですが、素晴らしい構成で読者を引き込み、二人の母親に感情移入してしまいます。親は最初から親なのではない、一人の人間が悩み苦しみながら、子供を育てていくんだ、という事がリアルに感じられました。レディースコミック調の絵柄で敬遠されている方がいるようでしたら、それはあまりにももったいない、号泣必至の名作です。
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    投稿日:2010年05月21日
  • この作品は小さい頃にも読んだことがあるのですが、今読み直しても怖いです。心霊的な怖さではなくて、人間の心理的な部分で怖いです。全4巻で9つの物語が描かれているのですが、優しかった人が悪魔のような性格に変化していったり、美しい人が醜い姿になってしまったりと、1ページ1ページ読み進めるのにドキドキハラハラします。ちなみにタイトルにもなっている、美少女「おろち」は、この作品の主人公なのですが、どちらかというと物語のナビゲーション的な役回りで、ちょっと謎な雰囲気が魅力的です。そして楳図かずおの描く少女は、本当に美しいなと再認識するのでした。
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    投稿日:2010年05月21日
  • ついでにこちらも。こちらのテーマは姑と嫁。病弱な姑は床に伏せっていて、世話をしてくれる嫁に「すまないね」と優しい言葉をかけます。しかし実際のところ嫁は看病に疲れ果てており、事あるごとに姑を亡きものにしようと実力行使に!(包丁を突き立てようとするetc.)。しかし姑も黙ってやられるわけがなく、迫る包丁を華麗なジャンプでヒラリとかわし、嫁を音も無く投げ飛ばす! この投げるときの姑のシルエットが実に美しい。病弱じゃねぇのかよ! ってツッコミは野暮ってもんでしょう。毎回このようなガチンコの闘いが5pずつ描かれます。嫁姑の戦い怖い! こんな内容ですが「日本漫画家協会賞」を受賞してます。確かにセリフが少ないのに、その分空気感や雰囲気で面白さを演出しているのは凄いですしテーマも深いっちゃ深いですからね…。過去ドラマ化された際は、縦横無尽な嫁と姑の動きをワイヤーアクションを使用して忠実に再現したそう。それも見たい! いろいろ続編もありますので(近々「KATANA」でも書き下ろし連載開始予定!)気に行ったら全部どうぞ。
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    投稿日:2010年05月18日
  • 感動は人に伝えたくなるもの。イーブックジャパンでは、ただいま漫画のレビューを絶賛募集中です。優秀賞3名の方には、話題のiPadをお贈りします。大好きな作品の感想や書評等、奮ってご応募ください! 締切間近!! で、私が投稿するなら、きっとこの作品を選ぶはず。「生命」についての価値観を大きく揺さぶる、思想的な内容を含んでいます。多くの人が一度は読めと絶賛する最高のSFエンタテインメント。一見普通の人間な「獣」たちが、人類襲撃を開始! その静けさが怖ろしい。あなたの隣にいるその人も、実はパラサイトかも…!? (2010.05.18)
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    投稿日:2010年05月18日
  • 『沈黙の艦隊』『ジパング』などで知られる作者が「野球」を描くとどうなるのか!? 答えは「やっぱりおもしろい」でした! 試合中の選手の緻密な心理描写や、プロ野球界の裏側でおこなわれる政治的なかけひきなど、作者らしさが全開。人間ドラマとしても非常におもしろいです。しかし、難アリだったのが、主人公の成長を示す指標を「球速」にしてしまったところです! 終盤では、主人公の球速が超人すぎて、ストーリーの魅力を支えていたリアリティと乖離していきます。これさえなければ…! 最高何キロまで到達したのかは、ぜひ本編でお楽しみください。
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    投稿日:2010年05月18日
  • ニーチェがブームになっている。明治時代に若手知識人として注目された高山樗牛(たかやま・ちょぎゅう)が初めてニーチェを紹介して論争とブームを巻き起こしたのが、日本におけるニーチェ・ブームの始まり。以来繰り返しブームが訪れていて、ここ最近では「超訳 ニーチェの言葉」が発売3か月で39万部突破の勢いだとか。ニーチェの名言的な数行のフレーズが人生訓的に受けとめられているようですが、ニーチェの言葉(思想)の本当の意味をもう少し突っ込んで知りたいという人に最適なのが、本書。「神は死んだ」というテーゼを追究、ニーチェ思想のすべてがもりこまれた「ツァラトゥストラはかく語りき」を難解な言葉を使わずに、わかりやすく、面白い物語にまとめ直した碩学による労作です。ちなみに書名のツァラトゥストラはペルシア拝火教の開祖ゾロアスターの名を借りたもので、内容とはまったく関係ないそうです。また「すべての人のための、そして、だれのためでもない本」という副題も人をくった言い方で、ニーチェの皮肉屋ぶりがよくあらわれていて面白い。訳編の秋山英夫さんによれば、「ツァラトゥストラ」の特色は、形式的に破格で、けっして行儀のいい本ではない、上品な教養主義ではどうにもかたづかない思想のダイナマイトだそうです。あかんべーをしたりとんぼ返りをしたりするニーチェの姿がみえてくれば、ニーチェ通を任じてもいいといえるでしょう。(2010/5/14)
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    投稿日:2010年05月14日