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  • 何気ない毎日を送っていたある日、突然異世界へ飛ばされてしまった……ときの主人公というのは、普通、特にこれとったとりえのない、内気な少年であることがデフォルトですが、この人は違いました。暴走族のヘッドでした。筋金入りのヤンキーが、剣や魔法のファンタジー世界にいったら、いったいどうなるの!? なんと、強大なドラゴンと素手でバトルです。尋常ならない強さの主人公・山口ですが、あくまで人間ですから、この設定でどこまでいくのか!? 進化しないで、人間を貫いてほしい…! 「ヤンクエ」、すごく注目しています!! (2011/10/25)
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    投稿日:2011年10月25日
  • かつては、正義のシンボルだった検察ですが、残念ながらその権威が落ちているのは、誰の目から見ても明らかのようです。『ざこ検(潮)』の主人公、潮貞志(うしお・ただし)は、「雑魚(ざこ)」のような小さな事件ばかり担当する若い検事の物語。高田靖彦の作品には、情熱をほとばしらせる真っ直ぐな男が時々登場しますが、マルチョウこと潮も持ち前の正義感で、表立っては浮かび上がらない真実を突き詰めようとします。ある事件で、「たかが痴漢って思えばそれで済んじゃうことかもしれないけど。そう思った瞬間、俺自身、終わっちゃう気がすんだよなぁ」というセリフにもあるように、「検察のエース」と言われるような巨悪と対峙するエリート街道とは縁がない生き方をしています。エースといえば、この潮は学生時代からピッチャーをしていたのですが、ある悲劇を通じて検察の道を歩むようになりました。深みのあるサイドストーリーで、自分を戒めることができる人間だから、上っ面だけの正義漢ではないことがよく伝わってきます。時には「俺は自分が検事って仕事に向いている人間なのかどうか…ひとつひとつ確かめていきたいんだ」なんて、弱音というか本音を吐くのも魅力のひとつです。現実の検察にもこういう検事がいるのかな、などと考えさせられました。(2011/10/25)
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    投稿日:2011年10月25日
  • 1975年5月、梶山季之(かじやま・としゆき)は取材中の香港で客死した。45歳、社会派、産業小説では当時、松本清張よりも梶山季之といわれた大流行作家だった。1950年代後半に始まる出版社系週刊誌の創刊ラッシュのなかで、トップ屋と呼ばれて数々のスクープ記事を飛ばしたのが梶山季之で、その経験を土台に産業スパイを題材とする娯楽小説を量産した。『影の凶器』は初版が1964年。10月1日に東海道新幹線が開通し、10日に東京オリンピック開幕――日本経済は高度成長時代に突き進み、昨日より今日、今日より明日が豊かになるという確信を日本人が持ち始めた時代だ。『影の凶器』も「特急〈第一こだま〉は、午前七時に東京駅を発車する。朝早いせいか、あまり混ではいなかった。だが、横浜、熱海、静岡と停車していくたびに、九分通り満員となるのは不思議である。それは〈第一こだま〉がビジネス特急として、重宝がられている証拠かもしれなかった」と書き出されている。社会の新しい潮流を巧みに取り入れながら、梶山は企業社会の裏舞台に登場してきた「産業スパイ」を見事に描き出していきます。発端は極秘開発してきたカラーテレビの青写真を鞄にいれて大阪工場に出張する技術研究所の部長がその重要書類を何者かに盗まれてしまう事件。当日の夜半、役員が揃って対策を協議している場に、謎の男から電話が入る。ライバル会社が盗み出した青写真を取り返して手元にあると告げた男は、社長と1対1で話がしたいと要求。その場所として極秘としていて秘書と運転手しか知らないはずの赤坂の愛人宅を指定してきた。その日の夜、指定通り愛人宅に現れた男を見て、愛人は立ちすくむ。髭は濃く、剃り跡が青々としている。暑いのに、きちんと蝶ネクタイをつけていた。服の仕立てもいい。目はさすがに鋭かったが、どことなく女性的な感じが漂っていて、その濃い剃り痕と、ちぐはぐな感じもした。鼻筋がきれいに通っていて、どことなく素性の正しい人物のような気品があった。唇だけが、朱(あか)かった。男は旧陸軍中将を父に持つ片桐七郎と名乗った。大阪出張の部長の鞄から青写真を盗み取ったのはライバル会社の産業スパイだと説明して片桐が大型の書類袋から取り出したものは、まぎれもなく社の命運をかけたカラーテレビの青写真だった。それにしてもどこで、どうして盗まれ、この男はどうやってそれを奪い返すことが出来たのか、そしてそれをもって今晩ここに来た目的は・・・・・・。社長の不安なまなざしをよそに片桐は産業スパイとして契約をしないかと持ちかける。秘密事項の数々をずばり指摘して、自分の手腕を誇示するその表情は自信に満ちている。それもそのはず、すべては周到な準備を重ねた片桐による策略だったのだ。片桐の狙いは「産業スパイ」として契約すること。彼の工作・策略のキーとなっているのは「女」だ。大阪出張も同行したバーの女から詳細を聞き出していたし、妾宅の内情も事前に情報を入手していた。青写真盗難事件は物語のほんの始まり。「産業スパイ」として契約を取り付けた片桐がどんな仕掛け、策略をめぐらすか、面白いのはそこからです。梶山季之は工作対象の女性秘書との情事の時、さりげなく、フランスの詩人・作家にして映画監督ジャン・コクトーの言葉を忍び込ませています。「暗い方がいい。政治と恋愛は暗闇を好むものだからね」 並の娯楽小説ではありません。(2011/10/21)
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    投稿日:2011年10月21日
  • 「LOVE☆フェスティバル」開催中!! ということで、ピュアなラブがぎっしり詰まったこちらの作品をご紹介☆ 恋愛シュミレーションゲームが趣味の梶ことりは、現実の男の子とはほとんど話したことがなく、男に免疫がない内気な女の子。高校入学前のある日、ゲームの中の男の子キャラに振られてしまったところを、生身の男の子に目撃されてしまう。そして入学した高校で、その男の子・梶雪斗と同じクラスに! さらに自分と同じ名字で席も前後の雪斗は、やたらとことりに突っかかってきて!? 男の子との接し方が分からず、些細なことでドギマギして戸惑ってしまうウブなことりと、遊び慣れてる風の元ヤンと噂の雪斗。真剣なのかふざけてるのかわからない雪斗に振り回されっぱなしのことりですが、少しずつ会話もできるようになり、だんだんと距離が近づいていく…正反対な二人が織りなす純粋なラブストーリー。青春時代の甘酸っぱい恋愛、いいですね(*´ω`*)心が洗われるようです。これは意外と展開が早く、2巻では両想いになり、お付き合いがスタートします。冒頭の「恋をして知った、自分のズルさと欲の深さ」というキャッチから察するに、恋人になってからの話がメインなのかと思います。ことりにとって初めての経験。ゲームや想像とは違う、制御不能な想いを胸に、未知の世界へと踏み出したことり。雪斗も女慣れしてるのかと思えば、意外とヘタレだったりしてギャップがいいですねw 宮坂先生は絵がとても綺麗で、女の子もキラキラしててとっても可愛いのですが、特に先生の描く男の子は華があり、色っぽくて素敵です!! ことりと中学時代に何かあったらしい雪斗の親友の登場や、謎の美少女の出現でますます広がりを見せる王道青春ラブストーリー! ことりと雪斗の進展が気になるところです☆
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    投稿日:2011年10月21日
  • 表紙を見て何が描いてあるのかさっぱりわかりませんでした。さらにページをめくって数ページ読んでも何が何やらわからない。こりゃとんだ一杯食わせもんか、と思っていたら…、さすがマンガ大賞ノミネート作だけのことはあります。ストーリーが進む中での静から動、動から静への転換があまりにも劇的で息を飲んでしまいましたよ。失業中の佑河樹里と父・貴文と兄・翼、そしてじいさん。序盤はこの家族のちょっといや~な日常でスタート。そこに甥・真が加わり、ある事件が起こります。そして佑河家に代々伝わる術の使い手であるじいさんは、その危機から脱すため力を使うのですが、ここでの間のタメが実に見事。一瞬何が起こったのかよくわからない、とはまさにこのこと。そして表紙に描かれていた異形の存在・管理人の出現。このあたり、人がたくさん出てきてよくわからなくなってきた場面でしたが、そこにピシッと楔を入れられた感じ。止まった時の中が舞台だけに、このメリハリのつけ方は効いたなあ。これで序盤(現時点)ですからね。今後もまだまだ目を釘付けにしてくれそうです。(2011/10/28)
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    投稿日:2011年10月21日
  • 愛する子どもが、もし、血のつながらない他人の子だと分かったら? そして、本当の親から「返せ」と言われたら……? 子どもが生まれて間もなく夫を亡くしたゆう子。残された子どもの笑顔が救いだった。やがて息子の翔太が、小学生になったばかりのある日のこと、突然、訪ねてきた弁護士に、翔太は病院で取り違えられた他人の子なのだと知らされる。そして、翔太の実の親もまた、辛い過去を抱えていることを知ったゆう子。どっちが子どもにとってよいことなのか? 苦しみの末に、ゆう子がたどり着く答えは…!? 表題作「空への約束」に涙ボロボロです。。。親子の絆に胸が熱くなる珠玉の作品。「あなただったらどうする?」という問いを突き付けられるようで、ほんとうに切なくなります。(2011/10/18)
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    投稿日:2011年10月18日
  • ちょっと耳慣れない言葉ですが、「サキュバス」は女の悪魔の一種で、男性が睡眠しているときに、淫猥な夢で現れ男性を誘って精を奪い尽くすのだそうです。厄介なのが、自分の好みの女性像で現れるため、誘惑を断ち切れないということです。禁断の快楽、といったところでしょうか。作者の岡崎つぐおは『ジャスティ』『ただいま授業中!』など多くの著書で、魅力的なヒロインを登場させました。『サキュバスⅠ』には、磨かれた妖艶の美を放つ「夢魔」が描かれていて、思わず息を飲み込んでしまうほどです。こんな女性が本当に現れたら……うーん、くわばらくわばらです。実は、うれしいお話があります。今後、岡崎先生に『サキュバス』の新作をwebマガジンKATANAで連載で発表していただけます!! 話数がたまりましたら、もちろん電子書籍にもなりますので、こちらもお楽しみに!! (2011/10/18)
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    投稿日:2011年10月18日
  • 発展著しい中国。少し前にこの国を訪れたことがある人なら、あまりの変貌ぶりに目を見張るかもしれません。森優子の『旅くらげ ゆらゆら』には1980年代後半に中国を訪れたときのルポが描かれていて、当時流行ったバックパッカーにはとても懐かしく、中国を旅したことがない人をも惹きつけるネタが満載です。例えば、日本と中国を結ぶフェリー『鑑真号』のお話。当時は航空運賃が高嶺の花で、お金のない若者が海外に行こうとする場合に目をつけるのが、この格安の船旅です。どんな船旅なのかは、本書をご覧いただくとして、思わず声を出して笑ってしまったのが、上海で見かけたTシャツの話です。かつて、私も実際に上海でこのTシャツを着て歩いていたおじさんを見かけましたが、目にした瞬間に思考回路が一瞬停止しました。Tシャツには、日本語のある文字がプリントされていたのですが、興味がありましたらやはり本書をご覧ください。でも、日本を訪れる欧米人からも、同様に思われているのかもしれませんね。いろんな意味で、ガイドブックも兼ねた楽しい本なのです。(2011/10/18)
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    投稿日:2011年10月18日
  • 10月9日、北京の人民大会堂で辛亥革命100周年の記念式典が開かれ、「死亡説」が流れていた江沢民前国家主席が出席して健在ぶりを示したことが大きな話題となっています。古代から続いてきた中国の王朝制に終止符をうち共和制への移行を実現した辛亥革命から100年――いまや中国は世界経済のプレイヤーとして極めて重要な立場にあることは言うまでもありません。現代中国が王朝制から共和制へと移行した重要な出来事が辛亥革命です。この革命を主導した孫文は日本とも関係の深いリーダーでした。現在、日本では遠い歴史上の出来事として関心が薄れてきているようですが、現代中国を理解するうえで極めて重要な出来事であり、人物です。その辛亥革命の時代に中国にあって事態の進行をつぶさに見聞きしたフランス人社会学者が一冊の見聞記を遺しました。『辛亥革命見聞記』(東洋文庫所収)です。当時アジアにおけるフランスの拠点となっていたインドシナに接する雲南省から中国に入り、2年間にわたって東奔西走。中国における共和制への移行過程、中国革命の真相を一歩一歩、追っていった労作です。著者ファルジュネルは中国革命の始まりをこう書いています。〈それから一〇日後、恐るべき爆発がロシア租界をゆり動かす。秘密工場で製造されていた爆弾が、不手際のために爆発したのである。この際に、闘争にそなえていた革命派の巣窟が発見される。総督は二人の革命派の首を斬らせ、その首を持って町を歩かせる。疑わしい多数の兵士もまた逮捕され、将校たちの切願にもかかわらず斬首される。しかし、これらの厳しい手段は、死刑にされた人々の同志である兵士たちをおびえさせはしない。反対に、彼らは立ち上がり、町のすべての満州人を虐殺する。武昌は彼らの手中に落ちる。この日、一九一一年一〇月一〇日、大革命がはじまったのである〉武昌は現在の湖北省武漢。「革命」は銃口から生まれる――毛沢東の言葉を彷彿とさせる光景です。この町でおきた蜂起が上海その他に次々と拡がっていきます。そして清王朝は崩壊に向かい、ついにはアメリカから上海に帰着した孫文を臨時大総統とする中華民国が成立。古代から25の王朝が君臨してきた中国の国家体制が共和制へと歴史的な大転換をとげていきます。ファルジュネルは自国の国会議員の求めに応じてこの歴史的大転換の真相を報告しますが、その叙述内容を元にまとめられたのが本書です。日本とも関係の深い孫文(孫逸仙)が果たした歴史的役割とは何か。犬養毅ら孫文と深く関わった日本の政治家たちは何を考えていたのか。そして中国大陸への野望を抱いた日本の軍部はどう立ち回ったのか。フランス、ヨーロッパ列強は日本をどう見ていたのか。アジア現代史の謎を解く、多くの視点や事実がこの本には盛り込まれています。世界、とりわけアジアにおける現代中国のプレゼンスを考えると、この本の今日的価値ははかりしれません。その意味で辛亥革命に関する日本人の関心の低さは気になります。訳者たちがこの本の翻訳を思い立った理由もそこにあります。あとがきに訳者が書いています。二人でテレビを見ていた時のことだそうです。〈いちおう名の知られている解説者が、話の途中で「シンイ革命」と言った。私たち二人は、あっけに取られて言葉もなく顔を見合わせたものである。(中略)なるほど、辛亥革命の亥は、十二支の最後のイであり、イの刻だのイ年だのとは、よく言われている。しかしシンイ革命とは!いっそのこと、カライ革命と言ったらどうだ!〉(2011/10/14)
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    投稿日:2011年10月14日
  • 同著者の『闇金ウシジマくん』よりもさらに息苦しく感じますね。何もかもに意味を見いだせず、イラついてばかりの青年が主人公のSF。暴力表現は『闇金』の現実的描写に対して、SF作品であるためにより過激。心理面でもそれに比例して深い部分までえぐらざるおえない。では、重く過ぎてつまらないのかというとそうではないのですね。ストーリーはむしろ好きな部類であるロードムービーふう。無為な日々をすごすシロウ。空から降ってくる少女。ルーシーと名乗る少女との生活と突然の終焉。謎の敵とシロウの消された過去。そしてかつての仲間を探す旅…、と矢継ぎ早でテンポ良い。キャラも個性的でぶっ飛んでいる。じゃあなんで息苦しいんだろう?と考えて見つけた答えは、過激描写のせいではなくて、短いページでシロウの救いのない閉塞感を感じてしまった、これじゃないかと。この辺のシロウの心中を素直に受け止められると、エピローグの全員寝そべるシーンが心に染みてくる思うんですが、どうでしょうか。う~ん、この作品もやっぱり『闇金』同様、読む人を選んでしまうかな。(2011/10/14)
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    投稿日:2011年10月14日
  • 奴隷王…すごいタイトルですが、その名の通り!奴隷から這い上がった蛮族の常勝将軍ジェマル×奴隷に堕ちた修道騎士の中世十字軍レオナールの道ならぬ恋。ジェマルはかなり強引です。「仲間を逃がす事を条件に、自分を捕虜にしろ」と交渉にきた初対面のレオナールに、「そのまま下半身を脱いで裸になれ」とか言い出して、観客の前でいきなりショーの始まりですよ!わお!\(^o^)/観衆の目前で無理矢理凌辱される聖職者とかたまらないわーFu~!その後囚われの身となり、ジェマルの愛人となって昼夜をとわず抱かれる日々を過ごすレオナール。ジェマルのレオナールへの執着は凄まじく、敵同士でありながらも互いに惹かれる二人だったが!? 小笠原宇紀さんのBLは唐突ですw気づいたら脱いでるんです!シンボルはまるで初めからそこに存在したかのようなアクセサリー感覚で、気づいたら露出しててなぜかおっぱじめてるのに、画面上はすごく自然なんですよね…不思議ですマジックです。あれ、さっきまで戦ってたはずなのに気づいたらやってる!と、異次元にいきなり飛ばされたようで目を疑いますw乱交なんて当たり前~な小笠原ワールド炸裂!! ジェマルが召使いたちの前で恥ずかしげもなくストリップショーを始めたときは笑いましたwwwレオナールもそんな状況で興奮するなって!w本気なのかギャグなのかわかりづらいwでもジェマルの肉体美は最高でしたゴチソウサマデス(゚∀゚)大半が気づいたらやってる状態なのに、あまりにも自然でフリーダム過ぎて、不思議とエロさを感じない爽やかでコミカルな作品。設定はオスマントルコと十字軍がモデルの時代劇ファンタジーで、その中にシリアスとコメディとエロが絶妙に織り交ざっています。初版は2007年に発売され、巻末に新章の予告が載っているのですが、その後早4年の月日が流れ…、続きが出なくてモヤモヤしていたのですが、今年やっと完結しました!!!見届けられて本当に良かったです!
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    投稿日:2011年10月14日
  • 「あの頃はよかった」という人もいれば、「そうでもなかった」という人もいます。どっちがホントなんでしょう。“豊かではなかったけど、夢だけはたっぷりあった”昭和30年代。東京の下町を舞台に描かれる、高校生・竜之助くんの普通の毎日。背伸びしてリーゼントにしてみたり、初恋の彼女と海にいったり…と、なんだかすごく楽しそう。落ち込んだときには、父親が焼き鳥屋に連れて行ってくれたり(笑) うちの子がもう少し大きくなったらマネしてみたいと思います(第八話「ここに幸あり」は名作だと思います!)。読んでいると当時ならではの常識がいろいろでてきて、カルチャーショックもたまにありました。その頃の下町は、カギなんてかけない家ばかりだったそうで。。窮屈な現代より、ざっくりしたその頃のほうが過ごしやすそう…とか思ってしまう私は後ろ向きでしょうか?? また、作者の北見けんいちさんが撮った写真がいくつか収録されているのですが、これが、ぐっときます。総トビラの写真とかすごく素敵ですよ。……こうしてみると、盛りだくさんな一冊ですね。ちょっと甘酸っぱい、ほのぼの青春期。どうぞごゆっくりお楽しみください^^
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    投稿日:2011年10月11日
  • 語呂合わせの記念日って結構あります。11月22日は「いい夫婦の日」なんだそうです。『働きマン』ほか話題作多数を描き続ける安野モヨコの『監督不行届』は夫である庵野秀明との夫婦生活を題材に描いたマンガ。本書には『新世紀エヴァンゲリオン』をはじめ、アニメ映画の監督としてカリスマ的な存在、庵野の日々のオタクぶりと、それに少しだけ戸惑いながらも「オタ嫁」として楽しんでいる(!?)安野の夫婦生活が活写されています。巻末15ページにも及ぶ脚注が、見事にオタクの本領を発揮していますが、フツーに『仮面ライダー』や『ウルトラマン』『機動戦士ガンダム』を知っていれば、アニメや特撮に詳しくなくても十分楽しめます。私が最も興味を惹かれたのは、大阪芸大時代に撮影したという自主制作映画の『帰ってきたウルトラマン』について触れているエピソード。大学時代の同級生でもある漫画家・島本和彦の『アオイホノオ』にも登場する話です。安野はクリスマスプレゼントの話に結び付けていますが、その徹底したオタクっぷりのオチには笑ってしまいました。まさに絵に描いたような「いい夫婦」満載の一冊です。(2011.10.11)
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    投稿日:2011年10月11日
  • 「東陽片岡」というちょっと変ったペンネームですが、一度このマンガ家の作品を目にしたら、忘れることの出来ない強烈なインパクトを受けるに違いありません。それは、「これでもか!」とばかりに徹底して描きこむ背景画と几帳面な描き文字と、「昭和」や「四畳半」「アングラ」といったキーワードを醸し出す画風から受ける印象だと思います。スクリーントーンを一切使わず、ベタ塗りも必要最小限の作風…だって、畳の目ひとつひとつが描かれているのですから、真似しようと思っても出来ない職人芸の領域です。『お三十路の町』では、冬でもふんどし一丁のおじいさんが「グチ聞き」として登場する回が多く、職場や家庭など、いろんなところであぶれてしまった男女の身の上話を引き出します。お世辞にもお上品なネタはなく、人によっては眉をしかめそうなオチだったりしますが、なぜかページをめくってしまう不思議なマンガです。それは、読んでいるときに画から伝わってくるぬくもりや居心地の良さなのかもしれませんが、うまく説明できません。シンと冷え込むような晩におすすめしたい(!?)マンガです。(2011.10.11)
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    投稿日:2011年10月11日
  • 中島らも著『寝ずの番』の表題作を読み始めて、思わず芸達者たちが演じる同名映画のあるシーンが目に浮かんで思い出し笑いをしてしまいました。このシーン、原作ではこうなっています。〈「では師匠いきますよ」女房は病床の上に上がると、相撲取りのように股(また)を割った。そのまま師匠の顔のあたりまでにじり寄ると、顔に向けてスカートをまくり上げた。早々と、家を出るときにノーパンになっていたのだ。その女房の股間を、師匠はじっと見ていた。どれくらいその状態が続いたのか、おれにはわからない。七、八秒かもしれないし、二十秒くらいかもしれない。とにかく女房は役目を終えてそそをしまうとベッドを降りた。橋次兄さんが師匠の耳元までいって、「どうでした。師匠、そそをお見せしましたが」師匠は弱々しく首を振って、「そそやない。そとが見たいと言うたんや」それから三分後に師匠は亡くなった。〉師匠役に長門裕之、大事な役目を果たした女房・茂子役は木村佳乃、その亭主で弟子の橋太役に中井貴一、「そと」を「そそ」と聞き間違えた兄弟子・橋次役に笹野高史といった芸達者を揃えた映画は映画としての面白さがあるのですが、上方落語の重鎮、六代目笑福亭松鶴をモデルにした原作小説は、その文章の小気味よさ、言葉遊びの含蓄、上方噺家独特の人情の機微を捉えた中島らもの感性が凝縮された見事な出来映えです。なにしろ、映画は文部科学省認定作品でありながら、原作に忠実で猥語が頻出。それを理由にR15指定を受けているのですが、猥語頻出の語り口がとにかく面白い。前出の「そそ」についてはこうあります。〈「そそ」とは女性器の呼び名、もしくは性行為のことを指す。関西圏では普通、「おめこ」というが、京都あたりになると、はんなりと「おそそ」と呼ぶことが多い。九州では「ぼぼ」、東北では「べっちょ」、沖縄では「ほーみー」と、いろんな呼び名がある。(中略)誰が作ったのか知らないがこういう唄がある。 ♪えらいこっちゃえらいこっちゃえらいこっちゃ、/吉原あたりが大火事じゃ/おそそで建てた家じゃもの/ぼぼ~燃えるのは当たり前♪/というわけで、「おそそ」「そそ」は女性器および性行為をさす言葉だ。だからその言葉の通用する京都あたりでは「そそとした美人」だの、ましてや「そそくさと立ち去る」などの表現はタブーなのである〉ことのついでに言えば、落語会で「お茶子」といえば噺家と噺家の間に座布団を裏返すのが役割ですが、淡路島では女性器および性行為のことを「ちゃこ」と呼ぶそうです。〈ある日、橋鶴事務所に一人面接の女の子がきた。ブルドッグ顔で面接に出たのがうちの師匠だった。「あの、どんな仕事をすればいいんでしょうか」女の子が尋ねた。橋鶴師匠は耳の穴をほじりながら、「そうやなあ。とりあえずお茶子でもしてもろうて」「・・・・・・。私、帰らせていただきますっ」女の子はすっ飛んで逃げたそうだ〉ともあれ「そそ」と聞き間違える一波乱があったあとの通夜。師匠の前で弟子たちが「寝ずの番」で酒を呑みつつ、師匠を語り、最後には「死人のカンカン踊り」で夜を明かす。ただ単に猥語がとびかうだけではありません。ヒトの営みの最もプリミティブな性を徹底的に明るく、面白おかしく語っていく、その先には関西の人間社会の濃密さが見えてきます。iPadの画面上に上方芸人の生き様が浮かび上がってくるようです。(2011/10/7)
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    投稿日:2011年10月07日
  • まさかの展開に驚き。最初は『寄生獣』か『鉄腕バーディー』、はたまたウルトラマンか、と思ったわけです。飛来した謎の発行体により、死亡した女子高生のヒカル。やがてその発行体=宇宙生命体のテンガイと同化し復活したヒカルは、テンガイが追っていた邪悪な存在であるメイルシュトロームを、寄生している人類の中から探し出し倒すことになる。『20億の針』というSF小説の下敷きもあり、オーソドックスなSFという印象でした。他人との関わりを排除している引きこもりふうイマドキ女子高生が、いかに人と交わり、人類を救うために成長していくのか、という点のみ興味あるかな、という程度。ところが! 全4巻のこの作品、なんと1巻で宿願を果たしてしまうのです。さらにはその後、漫才のような展開が! そこからやや駆け足になった感はありますが、心の成長物語をぎっしり詰め込んだ上で、よくもこの設定を盛り込んだもんだ、と感心。光るものがありますね。次回作『エスニシティ ゼロワン』が面白いのも納得。加工前のダイヤの原石を見たような、そんな気がする作品です。(2011/10/7)
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    投稿日:2011年10月07日
  • 小学館少女まんが「LOVE☆フェスティバル」開催!! 10/7~11/3の期間、なんと小学館の少女まんが作品がすべてポイント20倍です!! さらに全巻セットは30倍なので、まとめ買いがとってもお得ですよ~!この機会をお見逃しなくっ(^O^)イケメン♂盛りだくさんで目の保養です(*´∀`*)♪さてさて、その中から今回ご紹介するのは、小学館漫画賞も受賞している話題作!主人公がなんと「天狗」の娘なんです!天狗を信仰する町でうわさになっている天狗の神様の一人娘、秋姫。天狗と人間の間に生まれたハーフの秋姫は、幼なじみの瞬ちゃんから天狗になるための修行をするようにいわれるが…。秋姫は見た目は本当にフツーの女の子。思春期の女の子らしく、友達と遊んだり、恋をしたり、悩みながら毎日を生きてます。ほかの子と違うところは、並外れた大食いと桁外れの怪力くらい?そんな秋姫が恋したのは同級生のタケル君。優しい性格でのほほんとした雰囲気を持つタケル君は、老若男女問わず、さらには妖にまでモテモテでライバル多し!人当りのいいタケル君とは対照的に、幼なじみの瞬ちゃんはツンデレ男子。無愛想で怖そうに見えるけど、面倒見が良く、女子からの人気も高い。ええと…私の腐ィルターが発動しました…\(^o^)/掛け算はデフォルトなので許してください><もちろん腐れ目線じゃなく、男子として二人ともすごく魅力的です♪秋姫のまわりの脇役たちは人情味に溢れ、天狗や妖が自然に溶け込んだこの町は、まるで童話の世界を漫画化したような、優しくて、なんだか懐かしい印象を受けます。独特の世界観で、読んでいると自分も物語の一員になったような不思議な錯覚に陥ります。天狗にまつわる事も楽しく知れて、少女漫画だけど甘ったるくないので、男性でも絶対ハマります。ほのぼのとした心温まる作品です。
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    投稿日:2011年10月07日
  • 今週も「ゲッサン」作品です! 本作は、中国四大奇書の一つ、『水滸伝』を大胆にアレンジしたもの。原典での梁山泊はご存じのとおり、圧政を敷く国に立ち向かう義賊ですが、『月の蛇 水滸伝異聞』では、その108人の豪傑が、なんと悪人。衝撃的な逆転の構図です! いわれてみれば、たしかに梁山泊は「山賊」ですもの…。そんなわけでキャラクターたちが非常に新鮮です。固定化された「好漢たち」のイメージを破壊してくれます。さて、あのキャラはどのようにアレンジされて登場してくるんだろう…。非常に楽しみ(*´ω`*) 『水滸伝』ファンにはたまらない作品です。
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    投稿日:2011年10月04日
  • 読んでいる最中、ずっと口元がゆるゆるとにやけてしまうので、電車の中で読むときにはちょっと注意が必要なマンガ、それが『プー一族』です。売れないマンガ家・宮本とフリーターや無職の若者5人が織り成す、黒光りするような退屈な日常を描いたギャグマンガです。どうでもよさそうなことから社会風刺にいたるまでのネタを機知とユーモアに描き、まるでお笑いの玉手箱のようです。5人それぞれのキャラが起っていますが、私が好きなのは、裸の大将を彷彿させる松田と宮本のボケとツッコミが繰り出すトークです。天然ボケの松田が辞書を引いていて、「例文 みつごのかたまり百まで」というセリフを口にするまでのシーンには思わず吹いてしまいました。4コマ形式で、それぞれにタイトルがついていますが、1話6ページでひとつのネタをオチに至るまでを完結させる流れも少なくありません。見開きで上から下へタテ4コマにそれぞれオチを作り、最初の1コマだけ右から左へヨコに4コママンガの流れとオチを成立させるという手法も取り入れたりしていて、読み飽きることがありません。作者の大橋ツヨシは、きっと落語や漫才でも一流の仲間入りをするんだろうな、そう思わせるほど人を笑わせるセンスが光っています。笑いの積み重ねで油断しながら最終話までたどり着くと、意外な展開で胸にグっときました。(2011.10.4)
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    投稿日:2011年10月04日
  • 料理マンガですが、食事前に読むのはおすすめできないマンガです。だって、タイトルに『蟲喰』(ちゅうしょく)とあるように、テーマが昆虫料理ですから。地方によっては、貴重なタンパク源として口にされてきた昆虫料理ですが、虫そのものもあまり目にしなくなった都会暮らしの人にとっては、卒倒してしまうような本かもしれません。昆虫食に興味を抱く漫画家たちが集まり、昆虫料理の試食会などへ出向くのですが、食材が登場する段階で阿鼻叫喚です。平気で料理を口にする漫画家もいますが…。読者も、ああマンガでよかったと安心は出来ません。話の終わりには、食材やら調理風景やらの写真が目に飛び込んできますから!! 私、iPadで読んでいて、画像をよく見てみようと指で拡大して、うわああああああああああああああああああああああっ!! とのけぞりました。そこには、ジャイアントミルワームという小型ムカデのような虫が鍋にぎっしりおさまって…!!!!  「バナナみたいな香りがしておいしいんですよ」というのは、何の料理だと思います? タガメです!!!! しかも「タガメは外殻が硬いので 中身だけほぐして スープに入れます」だって!!!! でも、田舎育ちの私もイナゴの佃煮やハチの子の炒め物は平気で食べていたんですが、あれも人によっては卒倒されるような料理なんでしょうか…。話のネタとしてもご一読をおすすめします。(2011/10/4)
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    投稿日:2011年10月04日
  • 国民総幸福感(GNH:Gross National Happiness)という指標を知っていますか?GNP(国民総生産)が国の経済力を測る物差しとしてよく知られていますが、経済規模が必ずしも、国民の豊かさ、ひいては幸福度をもたらす絶対的なものではない、という考え方から生まれ、ブータンが提唱してきた新しい概念です。提唱国のブータンが8位に入り、EU周辺国が上位を占めるのに対し、日本は178カ国中90位――実は日本人は自分たちが思っているほど幸せではないという驚くべき実情を紹介しているのが『和の万華鏡―「和」の魅力を考える―』。JTB取締役、JTBアメリカ副社長、国際観光振興機構/日本政府観光局理事などを歴任してきた著者(安田彰・亜細亜大学教授)が再生のきっかけをつかめず自信喪失状態の日本が今後進むべき道を探った好著です。〈21世紀の理想はいわば「江戸時代の再現」だ。環境・有機・循環・ゆとりといった「非文明」が文明を呑みこむ逆説の世紀となるだろう。いよいよ日本の出番である〉安田教授は世界を虜にする「クールジャパン」の可能性を、弁当の文化的発展や世界一短い詩、短歌・俳句・川柳の隆盛に探っていきます。弁当箱はたんなるLunch Boxにあらず、というわけです。ランチボックスはピクニックや旅行の時などレストランで食事できない「非日常」の匂いを放つのに対して、日本の弁当は「非日常」「日常」を問わず、生活のあらゆるシーンに入り込んでいます。それも簡素なものから手の込んだものまで多様かつ融通無碍です。アメリカの国際会議場で昼食に大きなラップにくるんだ七面鳥のサンドイッチを連日出されて辟易とした経験を持つ著者は、どこからこのような違いが出てきたのかが大事だとして、古来の旅の携行食「乾飯(かれいい)」「干し飯(ほしいい)」の歴史をたどり、「破籠(わりご)」を「土佐日記」に発見して折り詰め弁当の淵源に思いをはせます。そして、日本の弁当文化の極め付きとして重箱、幕の内、松花堂に話は及んでいきます。これらがいつ始まり、どう発展してきたのか、実はよく知りませんでしたが、なるほど他の国や文化にはない、日本ならではのもので、しかもいまもなお、私たちの生活のなかで日々発展・変容を続けているのだということがよくわかってきます。コンビニの棚に並んでいる多種多様な弁当をなんとなく眺めてきましたが、そこにも「クールジャパン」の息遣いが潜んでいたのですね。それはともかく、著者の提唱する「江戸時代の再現こそ21世紀の理想」という逆転の発想に耳を傾けてみてください。各章の扉ページなどに配されている著者自身による切り絵もクールで楽しめます。(2011/9/30)
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    投稿日:2011年09月30日
  • 日本人なら誰でも、給食にさまざまな思い出があることでしょう。学期末のケーキが楽しみだったり、嫌いな食べ物とにらめっこして休み時間をつぶしてしまったり、なぜか腐った夏ミカンが机の中からでてきたり。そんな馴染み深い給食をテーマにとりあげた、少々変わったグルメ作がこれ。奇をてらっているのではなく、子供の”食”に関わる問題に真正面から向き合っていることに好感がもてます。主役は元名ランナーで栄養教論の坂上裕二と元レディースで学校警備員の稲島今日子で、このふたりのコンビが絶妙。栄養学の知識はあるものの料理はからきしの坂上と、粗暴だが料理はプロ級の今日子。坂上が生臭くないレバーの料理法で悩めば今日子がささっと作り、かと思えば坂上の熱血家庭訪問に今日子が無理やり付き合わされるなんてことも。人間ドラマの隠し味も程よく効いていて、バランスが非常にいい。栄養学、調理法、子供の精神面、そして社会問題などを盛り込んで、いろいろと考えさせられる内容になっています。私にとって最も気になったのは「油脂分の取り過ぎ」のくだり。あぁでもこれは手遅れか…。(2011/9/30)
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    投稿日:2011年09月30日
  • 大注目(私の中でw)の山中ヒコがお贈りする、高校生同士のもどかしい恋を集めたデビュー・コミックス!! この作品を読んで、一気に山中ヒコが気になり出した私…久しぶりに新人の作家さんで面白い!と思えて興味を抱きました。絵柄は描きこみが少なく非常にシンプルですが、切ない心理描写がピリピリと伝わってきます。特に表題作は久々のヒットでした!! 主人公の春日部は何でもできるモテ男だけど、初めて本気で恋をしたのは、なんと男! 今まで片思いなんてしたことのないモテ男が、人を好きになることに戸惑い、妄想する様子に胸がきゅんきゅんでした。実際にしゃべってみて幻滅しようとしたのに、それは新たな妄想材料を産むだけ…仲良くなるにつれ、高まっていく思い。無理に告白して今の「感じ」が壊れるよりこのまま友達の方がいい。でも現状維持はいつでも淋しい。そんな片思いの切なくて苦しくて、でも甘い葛藤がギュッと詰まっています! 「嬉しい……!! オレの好きな男が女子共に嫌われていく…!!」とぞくぞくしながらうっとりしている春日部が私的にツボでしたw 実際にはエロは少ないんだけど、妄想がエロいです*>ω<* 雰囲気エロスですね。そして描き下ろしは二人のお初! これ萌えた~~~なんだ、杉山くんもしっかり好きなのね!って。これぞBLの醍醐味ですよ(^^)b 普通の男の子がBLマジックによって可愛く変身していく…山中ヒコさんの作品は受けの子もしっかり男の子なので、そこも魅力です! 70%と言わず100%オススメなので是非ご覧ください!!ヽ(^◇^*)/
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    投稿日:2011年09月30日
  • 気ままな毎日を送る高校生・サブローが、突如、戦国時代へタイムスリップ。そこで出会った信長は、なんとサブローと瓜二つだった! 体が弱い信長はサブローに身代わりになるように告げると、そのまま姿を消してしまう。そして家来に見つかったサブローは、あれよあれよという間に織田家の次期当主となり…!? ユルい…! ユルすぎる…! こんなユル系の信長がかつて存在したでしょうか!? 現代の高校生が、そのまま戦国時代の殿様になっちゃったよ~ん、という大パワーのギャグであり、しかしながら、ただ単に漫画のキャラクターとして逸脱した信長像をつくっている訳ではなく、私たちが知る史実とキッチリ沿うように進んでいくのです。破綻なく歴史を再構築していくこの手腕に触れた瞬間には溜息がでることでしょう。驚き! しかし納得! が連続する快感の物語なのです。大注目!! (2011/9/27)
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    投稿日:2011年09月27日