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  • 人気急上昇中の注目作! 「私の隣の席の関くんは、授業中いつも何かして遊んでいる」 ドミノ、折り紙、避難訓練、そしてネコ(?)と、謎の男子生徒・関くんが授業中に繰り広げる多種多様な遊び。隣の席のマジメ女子・横井さんは、迷惑こうむりながらも関くんがいつ先生に見つかって怒られてしまうのか心配でいつもハラハラしています。これは確かにじわじわ笑いがきます! 関くんが今度はなにを机の上に出してくるのか、動向に目が離せません>< (2012/10/9)
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    投稿日:2012年10月09日
  • 小学館漫画賞も受賞した、ごく平凡な女子高生と、彼女を溺愛する美形で有名な双子のシスコンの兄たちとの恋と兄妹愛、家族愛を描いたラブコメディー作品です。美形で有名な高校生の双子・真宮烈と真宮哲の通称・真宮ブラザーズ 。二人は溺愛する妹・静にしか愛を感じない筋金入りのシスコン。静は容姿も人並みで、兄と比較されてはコンプレックスを抱いてきた。高校生活では兄離れして恋もしたいと思う静だが、溺愛する烈&哲や周囲がそうはさせてくれない。ひとつ屋根の下、弱肉強食の思春期ライフを送る3人だが、「静・養女説」が浮上して…!? これまで兄として見ていた烈と哲から「もし兄でなくなっても、どちらかを彼氏に選べ。」と言われ、戸惑う静。やがて、3人の関係に、少しずつ変化が生じてくる…。この作品、人気ありますよね。以前からずっと気になってました! だって「シスコン」ですよ? シスコンとかブラコンとか、私アブノーマルもの大好きなんですよね…(*^q^*) シリアスなストーリー展開ではありますが、独特のコメディータッチで描かれ、作者特有のギャグセンスが所々にちりばめられています。徐々に明らかになる烈・哲・静、それぞれの出生の秘密…。核心に迫るにつれ、物語から目が離せなくなります。母・涼子と親世代の過去が描かれるサイドストーリーが本当に切なくて悲しいです。最終回の「ただいま」に涼子が涙するシーンが感動的でした。・゚・(*ノД`*)・゚・。影の主役はこの人かもしれないw 母は強しっ!(2012/10/5)
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    投稿日:2012年10月05日
  • 「“おや・まあ・へー”が週刊誌記事になくてはならない大事な要素だ」――駆け出しの週刊誌編集者の頃にたたき込まれた記事作り、企画の基本ですが、今回紹介する『日本地図の面白い読み方』(河出書房新社)は、この“おや・まー・へー”が行間からわき出てくるようなオモシロ本。日本に暮らしていながら、日本列島について実はよく知らない、わかっていないということを教えられました。東京・新宿から小田急線で1時間あまりの神奈川県の丹沢山地。山ガールの間でも人気のエリアですが、この丹沢山地からサンゴ礁が見つかっていたことはまったく知りませんでした。本書によれば、このサンゴ礁のほかにもマングローブ沼であったことを示す化石が各地で発見されており、これらの証拠から日本列島の西半分はかつて熱帯に属していたと推察されるというのですから驚きです。少し長くなりますが引用します。〈・・・・・・ところが、こうした気候(引用者注:四季折々変化する気候)はどうやら日本列島が誕生したときからあったものではないようだ。かつては日本列島の西半分が、なんと熱帯気候だったらしいのである。それを証明しているのがマングローブ沼の存在。マングローブ沼は河口のような汽水(きすい、海水と淡水がまじり合っている塩分濃度の低い水)のところにでき、主に泥が堆積している場合が多い。北西太平洋で分布を調べると、現在では北の端が種子島で、フィリピンやインドネシアなど、赤道に近い東南アジアの各地には大規模なものがあり、熱帯の海の環境の代表的なものなのだ。そのマングローブ沼の貝群集と同じ内容を持った化石(セルギシジミーセンニンガイ群集)が新潟県村上市や能登半島、八尾などで発見されており、広島県の庄原市や東城町、岡山県の大佐(おおさ)町、川上町、新見市、津山市などでも発見。ヒルギの花粉化石も八尾の黒瀬谷層などから見つかっている。さらに、熱帯の海の特徴の一つであるサンゴ礁も見つかった。静岡県の女神(めがみ)石灰岩や神奈川県の丹沢山地の石灰岩などがかつてのサンゴ礁で、これらの発見からも日本列島の西半分はかつては熱帯だったと考えられるのである。こうした証拠から推察すると、どうやら日本列島の半分は今から約1600万年ほど前は熱帯だったということになるのだ〉大むかしの日本列島はサンゴ礁に囲まれ、マングローブが生い茂る沼が点在していた・・・・・・今年の夏の暑さに閉口している現代人ではとてもやっていけなかったかもしれませんが、現在の生態系とはまったく異なる自然環境を想像するだけでも楽しくなりませんか。とまれ、本書が集めた日本地理についての“雑学知”は、地理や歴史の教科書を開いてみても滅多に出てこない「知識」の集積です。以下はそこから抜き出した簡単な“雑学知”テストです。テスト問題の末尾の()内の数字は正解が説明されているページを示しています。(1)富士五湖には冬期に凍る湖と凍らない湖がありますが、わかりますか? 理由は?(正解はP29) (2)同じく富士五湖は流入する川も、逆にそこから流れ出る川もない不思議な湖です。なぜでしょうか?(P141) (3)自然の演出するアートと呼ばれる鳥取砂丘の美しい風紋はなぜできるのでしょうか?(P116) (4)全長わずか200メートルに届かない国道があります。何号線か、わかりますか?(P80) (5)途中になんと、階段のある国道があります。何号線でしょうか?(P81) (6)沖縄本島を貫く国道58号線――本土復帰前のアメリカ施政権下では1号線と呼ばれ、那覇から嘉手納基地のあるコザ(現・沖縄市)を経て沖縄本島の北端にある国頭(くにがみ)村を結ぶ幹線道路だった――は、鹿児島県山下町を起点に種子島、奄美大島を経由して沖縄本島へと続き、終点の那覇市奥竹山町に至る一般国道です。お気づきかと思いますが、この国道は路線の大半が海上ということになっています。なぜ、実際に車が走ることはない「海上の道」を含む国道ができたのでしょうか? (P85)(7)皇居に隣接して、ビルが建ち並ぶ日比谷は昔、海に面した漁村だったそうです。「ひびや」という地名の由来をご存知ですか?(P195) (8)海岸線の長さ日本1の県はどこ?(P44) (9)東京の下町に「島」のつく地名が多い理由(わけ)は?(P188) (10)大阪の玄関口「梅田」がもともとは「埋田」だった理由は?(P198) ――どうでしょうか。ここでは種明かしはしません。正解の該当ページ数を付記しておきましたから、そちらをご覧ください。なお、姉妹編に日本ではなく、世界を舞台に編集された『世界地図の楽しい読み方』もあります。2冊を併せ読めば、地球規模の雑学知で一歩先んじる存在になること疑いなし、です。(2012/10/5)
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    投稿日:2012年10月05日
  • 都市伝説問題処理係を舞台にした「とでんか」から飛び出したスピンオフ作で、こちらは少年・田村くんが主人公。口裂け女や人面犬など都市伝説なんてそもそも子供っぽい話が多いので、むしろこちらのほうがなじむかな、なんて思いましたがなかなかにハードな内容です。ストーリーがカードゲーム仕立てなのはイマドキの子供が主人公だからしょうがないとして、登場する都市伝説の中心は宇宙人関係。ミステリーサークルから始まりキャトルミューティレーションにアブダクトなどのフレーズが次々飛び出します。ロズウェルはともかく、フー・ファイター、フラットウッズ・モンスターにウンモ星人ってどれだけの人がついていけるかは疑問ですけどね。E.T.やMIBなど宇宙人映画ネタもちょこちょこ入っていてオチもあの名作なので、映画ファンも楽しめるのではないでしょうか。まあ、私は鈴木さんが登場していることで満足なんですが。NHKで『バリバラ』なんて番組もある時代ですから大丈夫ですよ、OVAくらいにはできる…かな?(2012/10/5)
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    投稿日:2012年10月05日
  • よい子は見ちゃダメな下ネタ満載ほのぼのコメディ\(^o^)/ バイオテクノロジーによってつくられたバイオ犬カイザーが巻頭から巻末までず~と下ネタを発し続けるという、とってもお下品な漫画ですw 絵が劇画だったら発禁かも!? 問題にならないうちに読みましょう!!\大げさ/ (2012/10/2)
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    投稿日:2012年10月02日
  • 第二次大戦末期の日本では、いくつかの特攻兵器が開発されました。ロケット方式で飛行する「桜花」や人間魚雷の「回天」などですが、どちらも有人操縦によって敵艦に体当たりすることを目的に作られた悲しい兵器です。今回ご紹介する『特攻の島』(佐藤秀峰)は、回天とその搭乗員を描いた連載中の作品です。内容は軍艦マーチが聞こえそうな勇猛果敢な物語ではなく、安直お涙頂戴的なものでもありません。そもそも、この回天自体が実際には操縦することが非常に難しく、「真っ暗闇をブレーキのない車で走り廻れって言ってるような」有人魚雷だったようです。当然、搭乗員の若者たちは苦悩します。これでは、犬死ではないか、と。こんな兵器を一体誰が開発したのだろうと疑問が浮かびますが、開発に関わった実在の人物が史実を織り交ぜながら登場するのもこの漫画の醍醐味のようです。悲しい歴史が二度と繰り返されないように祈ってしまいます。(2012/10/2)
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    投稿日:2012年10月02日
  • あれだけ報道されればいやでも気になってしまう昨今の日中関係。とはいえ中国などいったことはないので実際のところどうなのだろう?なんて思ったりもします。そんなわけで漫画で今の中国がわかるものを…、と探してみると、これが三国志モノばかりなんですね。で、しょうがないよなあ、なにか変わったものないかな、と眺めていたらこんな珍しい作品をみつけました。連環画というそうで、上部に物語の一部が紙芝居ふうに描かれています。そして下部には物語の本文が。詳しい人によると、この手の本は中国人が幼少期に道徳的な意義や価値観を養うために読む本だそうで。確かに、嘘をつく曹操に苦言を呈す許攸だとか、孔明ばかりが重用されてふてくされている関羽と張飛をたしなめる劉備とか、情操教育にぴったりの内容なんです。ただ、じゃあなんで今の中国人はあんなに攻撃的なのよ、とも思うんですけどねー。まあそれはさておき、この絵の情報量はちょっと驚き。細部まで描き込まれた合戦シーンや表情豊かな登場人物たちは、伝統文化的な部分も感じさせてくれて意外に新鮮です。(2012/9/28)
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    投稿日:2012年09月28日
  • ―僕は愛だの恋だのを知らない。知っているのは、あの夏の暑さとロランドの重さ、橘の笑顔、それだけ。― 5つの作品を収録した短編集なんですが、どの話も本当に痛くて、ハッピーエンドではないです。ただ、ものすごくずっしりと重く心に残ります。BLという言葉では片付けられない、壮大なスケールの文学的作品ばかりです。これ、高校の時かな? 「小野塚カホリいいよ~」と友達に薦められて読んでかなりの衝撃を受け、特に表題作の『LOGOS』は、あまりに壮絶なラストに言葉を失いました…。とても思い出深い作品です。『LOGOS』は、70年代の夏を舞台にした、まっすぐな14歳の少年たちが繰り広げるピュアでノスタルジック溢れる物語。主人公・縹(はなだ)の親友の橘は、父を殺して縹とともに、昔約束した地へ逃避行に出る。子供の頃、橘の飼い犬のロランドも連れていつか三人で行こうと約束していた柏崎へ。父の巻き添えでロランドを殺してしまったため、ロランドをトランクに詰めて連れて行くことに。まだ子供でお金がない二人。服や食事は万引きで済ませても、宿代だけは橘が体を売って稼いでいた。それに気付いた縹に対して、「オレはこんなん慣れてんだから」と吐き捨てた橘の台詞から、憶測ですが、父を殺した理由はもしかしてそういうことなのかな、と。まだほんの14歳の子供なのに、大人から辛い傷を負わされてしまった橘。「橘の絶望を描きたかった」という小野塚先生の力量が伺える衝撃のラストは本当に壮絶で、強く心を打たれました…。目的地の柏崎海岸がとても印象的で、これを読んでから柏崎に凄く興味が湧いて、いつか行ってみたいな~と思ってましたが、結局行けず仕舞い>ω<; 暗く重い作品ばかりなのに心に響くのは、小野塚カホリ独特の巧みな心理描写があるからでしょうか。愛に貪欲な、それでいて不器用な「彼ら」の物語の短編集。胸にしみる作品ばかりなので、とにかく一度読んでいただくことをオススメします。
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    投稿日:2012年09月28日
  •  薬師丸ひろ子主演で映画化された『Wの悲劇』で知られる夏樹静子は、女流の第一人者として数多くの犯罪小説、ミステリーの傑作を書き続けています。
     テレビのサスペンスドラマにもしばしばなっていますが、夏木作品で特筆すべきは「犯罪」に走るのは特別な人間ではけっしてないということです。いかにもというような「極悪非道な犯罪者」はでてきません。ごく普通の人々が「犯罪」に走るきっかけ、引き金は何か。夏木ミステリーに一貫しているのは、人間の奥底に潜む “悪意”こそが犯罪を生み出す根源であり、それは誰もが持っているものだという視点です。
     今回紹介する短篇集『乗り遅れた女』収録の「独り旅」の主人公は、渋谷のマンションで独り暮らしするOL。時折出かける独り旅が唯一の楽しみですが、もうひとつ、彼女には秘かな愉しみがあった。行く先々で、わざと忘れ物をして、それが結婚している同僚OLの自宅や、別のOLのフィアンセの元に届くように仕向ける。覚えのないものが届き、中を改めると夫や恋人への不信の念が芽生える・・・・・・年若い同僚OLを相手に「不信の種」を蒔いてくる、独り身の女の密やかな“悪意”。
     しかし、この制御不能な“悪意”から蒔かれた不信の種が思いもよらぬ犯罪を生み出してしまう。それによって“悪意”の矛先とは面識さえもない母子の「希望ある暮らし」があっけなく崩壊してしまう殺人事件が起きる予想外の事態に発展する――“悪意”にちょっとした偶然が重なった時の怖さがいやおうなく迫ってくる一篇ですが、心の奥底で秘かにはぐくまれた意図が綿密な計算の上で実行された犯罪トリックを描いたのが「三分のドラマ」です。
     物語はこう始まります。

    〈「今そこで、人を轢いちゃったんです。すぐ来てください!」若い男の声で一一九番通報がなされたのは、一月二十四日日曜の午後十一時三十八分だった〉

     救急車が現場に到着した時には路上に横たわっている男は既に絶命していた。続いて到着した所轄署の交通課警部補の「事故はどういう状況で起きたんですか」との質問に対し、通報した男は叫ぶような声で説明する。

    〈「寝てたんですよ、あの人が、道路の上に」
    「寝てた?」
    「寝てたのか倒れていたのか、とにかく、道路の上に長々と・・・・・・あんな暗いところに大の男が倒れていたんでは、どうすることもできないですよ」
    「それで轢いてしまった?」
    「葦毛塚に沿ってぐるっと道がカーブしてる格好で、それが終ってすぐのところですからね。あっと思ってブレーキを踏んだ時にはもう間に合わなくて・・・・・・」
    「轢いてしまってから、直ちに一一九番した?」
    「そうです。あそこの電話から」〉

     事故現場で事情確認が行われているところに女が叫びながら駆け寄ってきます。

    〈その時、何かかん高い女の声が聞こえ、コート姿にサンダルをつっかけた女が路上へ駆けだしてきた。
    「ああ、やっぱり事故があったのね・・・・・・ああ、大変・・・・・・」(中略)
    「パパ・・・・・・パパじゃないの・・・・・・」
     女は呆然とした顔で呟き続けている。
    「あなた、この方をご存知ですか」
     係官の問いが耳に入ったのかどうか、女はいきなり地面に膝をついて、無残な遺体にとりすがった。
    「パパ・・・・・・パパ・・・・・・ああ、こんなことになって・・・・・・やっぱり事故に遭っていたのね!」
    「この方は、あなたのご主人ですか」
    「主人ですよ。さっきタバコを買いにいくといって家を出たまま、ちっとも帰ってこないので・・・・・・そのうち救急車のサイレンが聞こえたからまさかと思いながら来てみたら・・・・・・ああ・・・・・・」
    「では、お宅はこの近所ですか」
    「そこを入って、三百メートルくらいのところです」〉

     轢いてしまった若い男と惹かれた男の妻――二人の言い分は真っ向から食い違います。男は「とにかく、死んだように倒れていた」と主張し、被害者の妻は「そんなはずないわ!」「ついさっき元気で家を出た人が、五分もたたずに急病で倒れるなんてはずがないじゃありませんか。嘘ばっかり! あなた、主人を轢き殺しておいて、そんな作り話をして責任を逃れるつもりなのね!」と加害者に詰め寄るようにして叫ぶ――。
     頭部を轢かれている被害者の遺体を解剖した監察医の判断を軸に捜査が進むわけですが、その展開についてはここでは触れません。ただ深夜の交通事故死の深層に実はある意思(悪意といってもいいかもしれません)が存在していて、それが思いもよらぬ結末につながっていくとしておきましょう。
     ここに紹介した2篇、表題作「乗り遅れた女」を初め、収録されている6篇はいずれも秋の夜長に愉しめる夏木ミステリーの秀作です。*新潮社版もあります。(2012/9/28)
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    投稿日:2012年09月28日
  • 月日が経つのは早いもので、大学入試のセンター試験が始まってもう20年以上が経つのだそうです。三田紀房の『ドラゴン桜』は、東大を目指すためのさまざまな受験テクニックを描いたマンガですが、センター試験に役立つ話を抜粋して再編集したのが『ドラゴン桜 特別編集 センター試験対策篇』です。いやあ、私も受験生のときにこのマンガと出遭いたかったです。次から次にセンター試験攻略法が繰り出されるのですが、例えば「歴史は後ろから遡れ」や「センター試験は“もぐら叩き”だ!」など、そのワケがわかれば目からウロコが落ちるようなテクニックが満載。極めつけは、「センターくらいテクニックで解ける試験はない」「テクニックのみでは 本当の学力が身につかないと批判されるが…」「本当の学力なんて誰も知るはずないし」「そんなもん社会が勝手に騒いでいるだけだ」という桜木先生の言葉です。ちなみに、描かれている受験テクニックは言葉を置き換えれば、ビジネス書としても利用できそうな金言ばかりです。(2012/9/25)
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    投稿日:2012年09月25日
  • わ~、すごく懐かしい漫画が発売になりました! 「コミックボンボン」連載のこの漫画、大好きでした。毎月楽しみにしてましたね~。主人公の絵をマネして自作漫画を描いてみたりもしていました。いやー懐かしい。懐かしいなあ…。「コミックボンボン」は今では休刊になってしまいましたが、当時は楽しさがいっぱい詰まってました。ファミコンとかプラモとかラジコンとかプロレスとか、それはもう夢が詰まりまくってましたねえ…。読み返し、当時の思い出に浸ってみたいと思います^^ (2012/9/25)
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    投稿日:2012年09月25日
  • 数年前に実写映画化で話題になりましたね。その時は内容をちゃんと把握してなかったんですが、先月うちで発売される際に、先方から納品されたデータを見て、お!これが有名なデトロイト・メタル・シティか…と、あくまで仕事で中身を確認していたところ、面白くて思わず読み込んでしまい……仕事が進まない\(^o^)/一瞬でデトロイト・メタル・シティの世界に引き込まれてしまいましたwいや~仕事中だったので、笑いをこらえるのが本当に大変でしたよwww 驚異的カリスマ性と過激な歌詞で、音楽インディーズ界において爆発的な人気を誇る悪魔系デスメタルバンド「デトロイト・メタル・シティ」(DMC)。ギターボーカルのクラウザーⅡ世は、作詞・作曲も務める地獄の帝王であり、得意技は「1秒間に10回レイプ発言」。築いた伝説は数知れず。幼い頃に両親を殺した後犯した等、残虐な噂が絶えない。だが実際の素顔は、オシャレなポップ・ミュージックが大好きな青年、根岸崇一(童貞)だった。上京して5年、常々「僕がしたかったのはこんなバンドじゃない!」と思っているのに、ライブになるとついテンションが上がってしまい代表曲“SATSUGAI”を熱唱してしまう…。「SA・TSU・GA・Iせよ!」とクラウザーさんの熱狂的信者と一緒に思わず叫びたくなるね!W 理想と現実のギャップに苦悩する根岸くんが哀れすぎる…w とにかく面白いギャグ漫画なので、まだ読んでないという方は是非…!! 絶対爆笑必至ですので!! あ、下ネタ満載なので苦手な方はご注意を★ 「1秒間に10回レイプ発言」は挑戦した方も多いのではないだろうか(笑)(2012/9/21)
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    投稿日:2012年09月21日
  • 2003年2月に旅行作家・宮脇俊三さんが亡くなってまもなく10年です。時刻表を読むのが何より好きだったという宮脇さんの最後のエッセイ集――『終着駅』が先頃、電子書籍リリースされて読みました。著者の「終着駅」への心情が率直に語られていて、「旅」というものへの思いとともに、「昭和」という時代への懐かしさが甦ってきました。「終着駅」について、宮脇さんはこう書いています。〈私は鉄道の時刻表の愛読者であり、それが昂じて国鉄全線に乗ってしまったような人間なので、約一二〇ほどある終着駅のすべてに一度は降り立ったことがある。その経験から言うと、「終着駅の旅情とは、そこに至るまでの線路と旅客との交情によって生まれる」となる。私なりの貧しい定義だが、そう思っている〉その宮脇さんが「終着駅」の代表格としてあげるのが、北海道の稚内(わっかない)です。日本最北端の駅、さいはて、宗谷海峡、カラフト・・・・・・と旅情たっぷりのキーワードが並びますが、改札口を出ると、せっかくの旅情を冷ましかねない町があるという。稚内はじつは道北第一の活気ある漁業都市で、「さいはての町」のイメージとはちょっと違った雰囲気だ――宮脇さんはこう続けます。〈けれども、稚内を終着駅とする宗谷本線は別の顔を持っている。とくに幌延(ほろのべ)から稚内までの車窓は、日本にもこんな寂寞としたところがあるのかと思わせる。おすすめしたいのは、札幌発21時20分の急行「利尻」で、四月から九月までなら、幌延に着くまでに夜が明ける。急行ではあるが、古風な客車列車で、鈍行なみの速度で走ってくれるのもよい。午前五時すぎ、左窓にサロベツ原野が広がりはじめる。牧場と湿原だけの淋しすぎるような原野である。サロベツ原野が終り、六時ごろ抜海(ばっかい)という駅をゆっくり通過する。蒸気機関車の撮影場所として名高かった駅である。クマ笹と這松のような形をしたミズナラだけの無人の丘陵の間から突然崖の上に出ると、窓の下に海、そして朝日を浴びた利尻富士の全景が見える。(中略)抜海から一五分、にわかに赤や青の金属屋根が続々と現れて南稚内に停車、そして6時22分、「利尻」は、さいはてらしくない活気ある終着駅稚内に着く〉残念なことに、この急行「利尻」は2003年3月のダイヤ改正で急行から特急となり、さらに2006年3月には特急も廃止されました。ですから、いまは宮脇さんがこれぞ終着駅への旅として紹介しているような、夜行列車で夜明けの大地を行く旅は残念ながら味わえないようです。そのような意味での「昭和の旅」はもはや望むべくもないのかもしれません。高速化による時間短縮、便利さの追求の一方で、ゆったりした時間の流れや生活のリズムが失われてきました。長い道のりの果てにたどり着く終着駅だからこそ、人々の様々な思いが交錯し、ドラマが生まれてきたのですが、目的地に一直線に向かう飛行機の旅は、おそらくまったく異なる感性をつくりだしていくのではないでしょうか。宮脇俊三さんが歩いた終着駅への旅は、そのまま「昭和への旅」となっています。稚内を例に紹介してきましたが、終着駅はいうまでもなく稚内だけではありません。日本全体では約120あるそうです(もっとも宮脇さんが本書を書いた昭和時代の話ですから、現在では少し変わっているかもしれません)。遠隔地ばかりではなく、例えば、東京駅も大阪駅も終着駅ですが、線路とホームの形状が「終着駅」らしくありません。「通過式停車場」という形式で、線路がホームによって遮られずに先へ延びています。これに対して、映画「終着駅」の舞台になったローマ中央駅(テルミニ)は列車が三方をホームに囲まれた袋小路に突っ込んで停まり、正面に駅舎がある形式です。これが終着駅の原型といわれる「頭端式停車場」で、ロンドンでもパリでも、ニューヨークでも皆この形式です。日本でも明治期の駅は、新橋でも上野でも「頭端式」でした。それが効率化のために通過式もしくは併設型に改造されてきたのですが、大阪の片町駅は原型の頭端式のままとなっている珍しいケースだそうです。最後に都会にある意外な終着駅を一つだけ紹介しておきましょう。宮脇さんによれば「磯の香りのする終着駅」。鶴見線の海芝浦です。ホームの鉄柵の下を覗き込むと、真下に海があるそうです。東京駅から小1時間、横浜駅から20分余り。京浜工業地帯の外れ、どん詰まりの、意外にいい光景です。(2012/9/21)
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    投稿日:2012年09月21日
  • こんなふうに描かれると、榎木津って漫画チックなキャラということがよくわかりますね。原作は京極堂が活躍する「百鬼夜行シリーズ」のスピンオフで、名探偵・榎木津が主役の短編シリーズ。「百鬼夜行」がどっしりとした本格推理ドラマなのに対し、こちらはライトテイスト。そしてこの漫画版はさらにコミカル度がパワーアップしていて肩ひじ張らずに楽しめます。元子爵の父親からの依頼で砧青磁を探すことに…ということで、瓶や壺の分類など小難しい話もあるにはありますが、メインキャラの個性が思っていた以上に強調されていて、それを見ていると細かい話はどうでもよくなります。しょっぱなから「このぐぶぐぶ魔人!!」と言い放ってる榎木津をはじめ、へらへらしている益田君、眼を合わせたら殴られそうな木場刑事、まるで置きものみたいな古物商の今川。そして京極堂は額にしわを寄せて口をひん曲げ、不機嫌さを絵に描いたような感じ。そんな連中がわいわいと事件を片づける。名探偵とその下僕による「これぞ探偵活劇」という雰囲気がたまらないです。(2012/9/21)
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    投稿日:2012年09月21日
  • 最近、無人島の話題を見聞きします。もし、無人島にたった一人取り残されたら、あなたどうします? 『孤島の冒険者』は、『白い戦士ヤマト』や『銀河伝説ウィード』など、犬を主人公にしたマンガの第一人者である高橋よしひろの作品ですが、この本の主役は野原家の少年兄弟二人です。野原一家は、自給自足のライフスタイルを本にするなどの本格アウトドア志向の家族なのですが、天災に遭って兄弟二人が無人島に漂着してしまうというお話です。兄の広が父親譲りの活発でたくましい少年なのに対して、弟の大(まそる)はヘタレ…いえいえ心根優しい男の子。この兄弟が無人島でサバイバルを繰り広げるのですが、読んでいるこちらも一緒に冒険気分を味わえるほどの臨場感にあふれます。二人は、島でいろんな恐ろしい目に遭遇します。そして、少年の力になってくれるのが、やはり高橋よしひろの画には欠かせない、あの動物です。いやあ、こんなに身の危険を感じる無人島にはいきたくないものです。(2012/9/18)
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    投稿日:2012年09月18日
  • 鳥漫画界にあらたな仲間が加わりました。主人公のアヒル(家禽)が野生の世界でがんばります! 舞台は、とある「島」。スズメやハトなど身近な野鳥のほかに、熱帯の鳥や寒帯の鳥たちがボーダレスで棲んでいる夢の島。。。空に国境はないからいいんです(ゝω・) ほんわか漫画に見えますが、予想を超え中身けっこうパンチきいてて、本格的な笑い要素が! これはオススメです~(*゚θ゚)ピヨピヨ (2012/9/18)
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    投稿日:2012年09月18日
  • 遂に出ましたね…!!!\(^O^)/以前、続きが気になって死ねない大洋図書の作品があるとお話ししましたが(2回目)、こちらが最後の一つです!むしろ大☆本☆命です…!!! 月曜日、一番最初に告白してきた人と必ず付き合い、週末に必ず別れると噂されている芹生冬至。高校三年の篠 弓弦は、月曜日の朝、弓道部の後輩である芹生と校門で出逢い、好奇心から「俺とつきあってよ」と口にする…そこから、篠と芹生の一週間限定の恋が始まる――。『セブンデイズ』のタイトル通り、月曜日から日曜日までの一週間の出来事を綴ったお話です。1話がほぼ一日のペースで進んでまして、1巻が月曜~木曜まで、2巻が金曜から日曜までの世にも長~い一週間のお話ですwこれまた2巻発売までに約2年の月日が流れ……\(^O^)/最終回は待ちきれずに雑誌を読んでしまいましたwだって2巻の発売は雑誌の最終回から約半年後なんですもの…(ノ∀`)待てないよ><弓弦は綺麗な外見ばかりに好意を抱かれ、女の子に告白されて付き合うものの、見た目と中身のギャップに失望されて振られ続けてきた。一方、芹生は、中学の頃、兄の彼女を好きになり、それ以上の存在を見つけるために、好きになれる期待をして告白されたらとりあえず一週間付き合い、自分の気持ちが動かなければ見切りをつけるというスタンスを繰り返してきた。普通に考えれば一週間って気持ちが動くには短い期間だと思いますが、設定の斬新さと、透明感溢れる物語の雰囲気に魅せられ、気づいたら作品の世界にどっぷりのめり込んでました。すれ違いながらも日ごとに恋に落ちていく二人の心の変化が丁寧にじっくりゆっくりとドラマチックに描かれ、全体を通したドキドキ感が半端ないです…!Hシーンが一切ないですが、そんなことどうでもよくなるくらい胸がキュンとする、とってもピュアで甘酸っぱいときめき溢れるラブロマンスです。自信を持ってオススメできる作品なので、二人の長くてキラキラした一週間の出来事を、全2巻、合わせてじっくりお楽しみください☆
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    投稿日:2012年09月14日
  • 日常生活の中で当たり前に使っている言葉、言い回しでも、その言葉の由来、語源となると曖昧な知識しか持っていないことが多いものです。つまり、その言葉がどうして、そのような意味となり、使い方がされるようになったのかは、実は知らずに使っているということになります。そうした具体例を集めて、それぞれの言葉、成句、慣用句の語源や由来を簡潔に解説した面白い本が出ました。書名はずばり『この言葉の語源を言えますか?』前置きはこのくらいにして、興味津々の語源探しを始めましょう。本書から抜き出した以下の10のテスト問題――語源や由来を説明できる言葉はいくつありますか? (1)「非常に簡単」という意味で使われる「へのかっぱ」、漢字で書けば「屁の河童」ですが、どうして「非常に簡単」ということを表す時に使われるようになったのでしょうか? (2)「嘘をつけ!証拠はあがっているんだッ」刑事ドラマの取調室で刑事が容疑者を追い詰めていく時の常套文句になっていますが、「嘘言うんじゃない」という気持を表すのにどうして「嘘をつけ」となるのか、由来を説明できますか? (3)「あいつは上司や先輩社員に対してもタメ口だからね」と使われる「ため口」。自分と同世代、同等の人に対する口のきき方というほどの意味ですが、いつ、どういう人たちが使い始めたのでしょうか? (4)「本日は晴天なり、本日は晴天なり」マイクテストの時の言葉です(最近、若い人はあまり使わなくなっているかもしれませんが)。このマイクテストの言葉はどこで生まれたのか、ご存知ですか? (5)想像もしなかったことから、思わぬ場面が展開することを「ひょんなことから」と言います。「棚からぼたもち」や「ひょうたんから駒」も同じような意味です。不幸な事態になってしまった時には「ひょんなことから」と表現するのは適切ではありません。語源・由来に関係するのですが、理由がわかりますか? (6) 未熟な人やとるにたりない者をののしる表現に「へなちょこ」があります。時代劇の中で、江戸の町人が「このへなちょこ野郎ッ!」と顔を真っ赤にしてののしる場面がよくありますが、実はこれ、時代考証的には「×」だそうです。なぜ「×」なのか、分かりますか? (7) 宴席に誰かが遅れてくると、「駆けつけ三杯」と言って、たて続けに酒を飲ませることがあります。みんなが気持ちよく酔っ払っている宴席に、素面(シラフ)の人が交じると、場がしらけてしまいますから、とにかく酒を三杯くらい一気に飲ませて、メンバー間の温度差を急いで揃えるのが正解、という理由(わけ)です。理屈に合いそうな説明になっていますが、この理解で間違いありませんか? (8)素性がわからず、付き合うに値しない人のことをたとえて言う時に「馬の骨」という言い方をします。「どこの馬の骨だか分からない男に大事な一人娘をやれるものか」という具合です。「馬の骨」というたとえはどこからきたのでしょうか? (9)「今度、真珠のネックレス買ってよ」「豚に真珠だろ」男女間などでよく冗談めかして使われる成句に「豚に真珠」があります。「価値の分からない輩(やから)には、貴重なものも役に立たない」という意味ですが、出典は意外なところにあります。分かりますか?   (10)「腐っても鯛」皆さんも一度は使ったことがある言い回しだと思います。「もともと値打ちの高いものは、多少条件が悪くなっても、その価値を失わない」という意味で、絶頂期を過ぎて輝きを失い始めていたベテラン選手が、代打逆転サヨナラホームランを打った時などに「腐っても鯛!」と言ったりします。意味は分かっている人でも、言葉の由来はどうでしょうか。ご存知ですか? ――いかがでしたか。気になる正解は、解説が実に面白く、簡潔にまとめられていますから、ぜひ本書をひもといてみてください。ここでは(1)の「へのかっぱ」だけ、答えを引用しておきます。〈「へのかっぱ」とは、いったい何のことだろうか? 文字通り、河童のおならのことなのだろうか? たしかに、「へのかっぱ」を漢字で書けば、「屁の河童」となる。しかし、こう書くのは、言葉がなまってからの当て字で、もともとは「木端(こっぱ)の火」といったのだ。「木端」とは、木の端くれのことで、「木端役人」「木端武士」などという言葉があるように、何の役にも立たないという意味がる。そして小さいだけに、簡単に火がつく。つまり「木端の火」とは、「木端に火をつけるように簡単だ」というところから、現在のような意味が生まれた。そしてそれがなまって、河童の屁→屁の河童となったのである〉本書を熟読すれば、あなたは今日から「日本語博士」。雑学を競う人気テレビ番組の「インテリ芸能人」と比べても遜色ないどころか、「月とすっぽん」と言えるかもしれません。(2012/9/14)
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    投稿日:2012年09月14日
  • かつては憧れましたよ、ゲーム業界。実は私、憧れただけじゃなくて初めて就職したのは大手ゲーム会社だったのです。ただ、オリエン時に「新しいゲームセンター」というお題で、「海上を移動する島状施設」というのを考え、移動は島を大巨人が頭に乗っけて行う、というのを絵付きでプレゼンしてしまうような輩がごろごろしていた世代で…。で私はドロップアウトしてしまったわけですが、今でもゲーム業界ものを読むといろいろと思うことがあります。この作品でもそうですけど、モノを作っている人たちにはある種の”熱”がある。困難にぶつかっても安易に流れず、理想を求める気質がある。本作の主人公的存在の天川は、前作よりそんな青臭い部分は控えめだけど、魂のある仕事っぷりはあいかわらず。つい、昔のあいつらはまだこんな気持ちをもち続けてるかなあなんて思ったりしてしまいました。また、一般サラリーマンにも当てはまることも多く描かれているので、こういうことはどんな仕事してても忘れちゃいけねえなあ、と自分にも言い聞かせてみたり。少し元気が出る作品です。(2012/9/14)
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    投稿日:2012年09月14日
  • まるで、お笑いの幕の内弁当のような本、それがこの『俺に血まなこ』(おおひなたごう)です。まず、書名からしてただならぬ気配を放っているのですが、有名人や漫画家、漫画作品のパロディがあるかと思えば、ユーモアやエスプリあるいはサイケデリックを効かせたり、と次々に飛び出すびっくり箱のようです。一過性として大笑いするよりも、プッと吹き出してにやけた表情のまま読み続けさせられる、そんな中毒性のある本です。(2012/9/11)
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    投稿日:2012年09月11日
  • 「鳩よ、お前はおれの生き甲斐、青春──」 こんなマンガがあったなんて…! 伝書鳩のレースを描く超マニアックな作品なのですが、連載時は鳩レースのブームの発端になったとのこと。鳩の飼育や生態などすごく本格的に描かれています。途中から鳩たちにセリフがつくようになるのですが、そうすると一層おもしろくなりますね~。そこは『銀牙』と一緒です! レースのシーンでは、海を渡ったり、ワシやフクロウなどといった猛禽類に襲われたりと、なかなかハードな内容でございます。あまりに珍しい漫画だったので、ご紹介させていただきました! (2012/9/11)
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    投稿日:2012年09月11日
  • 作品冒頭に出てくる「レエ……オグロアラダ……ロゴ……」という言葉。何のことやら意味不明で、響きといいとらえどころのなさといい、何とも言えない不安感をあおられませんか。ミステリーの導入としては秀逸だと思います。実際、私はその意味を知って安心したいがために、ページをクリックするマウスを止められませんでしたよ。で、読んでも読んでもどんどん不安感は増していくばかり。いやあまんまと術中にはまってしまった訳です。白峠村を訪れた作家の道尾秀介は児童の神隠し事件を知り、遺体が見つかった場所で奇妙な声を聞く。帰京した道尾は友人の霊現象を探求する真備庄介に相談。偶然にも真備の元には、自殺する前にとられた複数の写真に写る眼についての相談が舞い込んでいた。ここまでは1巻の時点でわかっていることなんですけど、これが霊現象なのかは明らかにされないのがミソなんだよなあ。原作は直木賞作家のデビュー作。で私の大学・学部の後輩ということをこれを書いた後に知って、期せずして前回と大学つながりになっちゃいました。う~ん、ミステリー。(2012/9/7)
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    投稿日:2012年09月07日
  • 人工衛星の打ち上げと称してミサイル発射の実験を行い(見事に失敗してしまいましたが、それはそれで恐いことです)、なにより、多くの日本人を勝手に連れ去っておきながら、「拉致問題は解決済み」と主張する国――北朝鮮はいま、大方の日本人の目には好感度最低、わけのわからない困った国と映っているのではないでしょうか。中断していた日本と北朝鮮の交渉・協議が8月29日から3日間にわたって北京で行われたということで、拉致問題の解決に道が開けるのかに注目が集まっていますが、外務省実務レベルの話し合いを伝えるマスコミ報道もどこか醒めているように見受けられるのも、北朝鮮に対する日本人の意識が反映しているのかもしれません。しかし、本書『「金正恩の北朝鮮」と日本 「北を取り込む」という発想』は、私たちの「北朝鮮観」――国交なき、不可思議な国に対する「日本人の常識」を打破する見方、考え方を提示しています。著者の辺真一さんは1980年代以降、朝鮮半島情勢を分析する情報誌「コリア・レポート」を主宰する一方、テレビなどマスメディアにおいても積極的な発言を繰り広げているコリアウオッチャーです。評論家の高野孟さんや歳川隆雄さんらと議論を重ねることで鍛えられてきた情勢分析力、情報ネットワークを備えた朝鮮半島問題の第一人者として、いま最も気になる「新しい金正恩時代」をどう見ているのか。辺さんの指摘は多岐にわたりますが、そうだったのかと目からウロコの思いがしたポイントを二つだけ紹介しましょう。一つ目は、金正恩は8歳の時、兄の金正哲とともに日本を訪れ、ディズニーランドに行ったという事実です。金正日の長男で、金正恩の異母兄の金正男が2001年5月に妻子らとともに偽造パスポートで日本に入国しようとして露見。一時身柄を拘束された金正男は「ディズニーランドを見物する予定だった」と供述したことは記憶に新しいが、金正日の後継者となった金正恩はそれよりも10年も前の1991年5月に密かに来日して、ディズニーランドに行っていたというわけです。その時、金正恩はブラジル人「ジョセフ パク」名の偽造パスポートを使っていたことが明らかになっているそうです。5月12日から22日まで11日間滞在し、1960年頃に北朝鮮に帰った母・高英姫(大阪生まれの在日朝鮮人)が途中で合流して、新幹線で母の出身地である大阪にも行ったということですが、小学生の金正恩の目に、日本はどんな風に映ったのでしょうか。目からウロコの第二は、北朝鮮は困窮の極にあり、中国の支援があるのでかろうじて崩壊をまぬがれており、その意味で中国は北朝鮮にとって絶対的な存在だという「常識」が必ずしも正しくはないという点です。辺さんはこう書いています。〈ウィキリークスが暴露した米外交文書によれば、金正日は2009年8月に訪朝した現代(ヒュンデ)グループの女性オーナーである玄貞恩(ヒョンジョンウン)会長に「中国は信用が置けない」と洩らしていたと言う。このことを、玄貞恩会長から聞いた米国のキャスリン・スチーブンソン駐韓大使(当時)が、本国に打電していたことで明らかになった。金正日が対中不信を口外したのは一度や二度ではない。(中略)日本のマスコミがよく書いているほど、中国と北朝鮮が強い絆で結ばれているわけではないのである。例えば、これは日本が北朝鮮を唯一評価しても良さそうなものだが、北朝鮮はこれまで中国に基地を貸すこともなければ、中国軍を駐屯させることもなかった。もし、そんなことになっていたら、日本の安全保障は極めて重大な局面に向かうことになっていたに違いない〉竹島をめぐって日本と韓国が対立し、尖閣諸島をめぐって日本と中国の主張がぶつかり合い、日本とロシアの間では北方領土問題に解決の兆しすら見えません。この混沌状況下で、北朝鮮と日本の間には領土問題がありません。中国にとって北朝鮮の港は日本海への出口として喉から手が出るほどほしい戦略拠点ですが、北朝鮮はこれまでそれを中国に対して提供してきませんでした。世襲とはいえ権力構造が大きく変わる過程にある北朝鮮にどう向き合っていくべきか。拉致問題の解決にはどうすればいいのか――本書は次第に明らかになってきた「金正恩体制」のキーマンを示して、新たなアプローチを示唆しています。偏狭なナショナリズムに酔うことなく、極東アジアの地政学を冷静に見極めてこそ、日本の活路が開けるということを痛感させられました。(2012/9/7)
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    投稿日:2012年09月07日
  • 修羅に生きる最強の野球チームとして、純粋培養された少年たちがいた…! そう、これは少年版『あずみ』なのです。衝撃なんだぜ(゚∀゚) 1979年から少年誌で連載された、巨匠・小山ゆう先生の伝説の野球コミックです。物心つかない頃からボールを与えられ、山中で祖父の特訓を受けながら育った少年・武蔵三郎。そんな彼の前に若狭潮という少女が現れ、三郎と同じように史上最強のナインとなるべく育てられた少年たちが日本各地に散らばっていることを知らされ…!? いわゆる一昔前の、少年向けの「魔球モノ」ですが、小山先生です。やっぱり一気読みしてしまいました^^ 「魔球モノ」については、こちらでもご案内しておりますのでご覧ください~→「野球漫画特集」  (2012/9/4)
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    投稿日:2012年09月04日
  • かつて、日本にも「島流し」という刑罰がありました。逃げ場のない絶海の孤島に罪人たちが集められるのですから、考えただけでぞっとしますね。『天獄の島』(落合裕介)は、近未来の日本で死刑廃止の替わりに島流しが復活して、「天獄島」が物語の舞台となります。主人公の御子柴鋭(みこしば・えい)が、家族を惨殺した旧友の榊を追ってこの島にやってきます。流刑地なので、罪人でなければこの島には入れません。御子柴はあえて罪を犯して、島流しとなります。「天獄島」…意味深なネーミングです。冒頭から重々しく暗い場面で進みますが、途中から、この物語が単なる復讐劇ではなく、壮大な背景に裏打ちされたサスペンスであることがわかり、一気に読み終えました。世の中にはいろんな島がありますが、こんな島には行きたくないものですね。 (2012/9/4)
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    投稿日:2012年09月04日