レビュアー種別
  • レビュアー種別
絞込み条件
  • ジャンル
表示形式
  • 表示件数
  • 表示順

10126~10150件/11039件 を表示

  • 「遠山の金さん」といえば、テレビの時代劇でよく親しまれているキャラクターですが、実在したということもファンの間では有名な話です。『金四郎無頼桜』は、北と南の両町の奉行として活躍した遠山景元…通称・金四郎の若かりし日の物語です。このマンガを読んでいて面白いと思ったのは、女目明しの琴音(ことね)とのコンビで事件を解決していく場面。一本気だけど可愛らしい琴音が必死になって難事件に挑みますが、ピンチになって金四郎が駆けつけるという流れです。時には永井豪持ち前のサービス精神で、あられもない姿を晒してしまい、読者をドキッ!とさせるカットも少なくありません。また、金四郎同様に実在したキャラクターがふんだんに登場するのも見どころです。若き日の剣豪・千葉周作や伝説的な名横綱・雷電為右衛門が事件の手助けをしてくれることがあれば、悪名高い鳥居耀蔵がその片鱗を見せるちょっと不気味な存在として登場します。気風のよい金四郎の活躍ぶりを読んでいると、モヤモヤした気分もすっきりさせてくれるのです。(2011.7.16)
    • 参考になった 1
    投稿日:2011年07月26日
  • 1961年(昭和36年)生まれの作家・島田雅彦は『退廃姉妹』(2005年出版)に次のように書いています。〈1946年1月1日。この日を境に、天皇は自ら現人神であることを否定し、人間になった。まるで、新たに天皇陛下を人間の仲間にお迎えすることを祝うかのような元旦だった。父のいない家で迎える初めての正月を有希子と久美子は、一人一個の目玉焼と塩鮭とズルチンで甘くしたお汁粉で祝った。それが精一杯の贅沢だった。注連飾り(しめかざり)も門松もなく、年賀状も届かなかった〉映画制作会社の重役だった父がアメリカ兵の肉を食べたという戦犯容疑によって占領軍によって連行された後、残された二人の姉妹が東京・目黒の屋敷をアメリカ兵相手の娼館「スプリング・ハウス」と名付けて戦後の混乱期を逞しく生きていくという物語です。戦争を体験した世代による戦後の日本人の変容を描いた作品は、太宰治『斜陽』や田村泰次郎『肉体の門』などが映画化もされてよく知られていますが、『退廃姉妹』は1961年生まれ、戦争を知らない世代による戦争文学として注目される作品です。経済白書が「もはや戦後ではない」と高らかに宣言したのが1956年(昭和31年)ですから、その5年後に生をうけた島田雅彦はいわゆる団塊世代を中心とする戦後生まれの世代より、もう一世代若い作家です。妹の久美子が女学校をやめてアメリカ兵相手の娼婦になることを決意する夜を、島田雅彦は次のように描写しています。〈ベッドが軋む音はそのまま自分の体が軋む音だった。これほどの苦痛に耐えなければ、闇の女として生きていけないものなら、それはあまりに理不尽だった。久美子は遠のく意識の中で、念じていた。みんな通らなければならない道なんだ、処女は死に、新しい久美子が生まれるんだ、と。(中略)これでやっと自分の戦後が始まる〉東京はアメリカ人に占領されたけど、(自分たちは)アメリカ人の心と財布を占領する――心の内で闘争宣言をする久美子ですが、ここにアメリカをどう見るか、戦後世代らしい視点があらわれています。島田雅彦はデビュー作『優しいサヨクのための嬉遊曲』が第89回(1983年上期)芥川賞候補となって以来、第90回、第91回、第93回、第95回、第96回と毎年候補になりながら受賞をはたせず、第144回(2010年下半期)――西村賢太『苦役列車』、朝吹真理子『きことわ』ダブル受賞で話題となったことは記憶に新しい――からは選考委員となった実力派です。敗戦から六十年が経過した2005年、優雅なあばずれ娘たちの祖母となった「退廃姉妹」は何を思うか、はここでは触れないでおきましょう。(2011/7/22)
    • 参考になった 2
    投稿日:2011年07月22日
  • 本作を読むと、小学校のころ、担任の熱血先生にやたら「星新一の小説を読め!」と薦められていたのを思い出します。これ、まさにその漫画版ですからね。一部連作はあるものの10巻すべて珠玉のショート・ショート集。モチーフにしているのは生物学から考古学、物理学に化学、さらには文学から哲学めいたものまで多種多用。幅広く、適度に掘り下げた題材を、サクサクッと料理してくれています。オチもハッピーエンドが多くて、後味も良し。また、著者再編集版ということで、各巻ごとテーマ別に収録されているので、1巻から気合い入れて読み進めるのでなく、パラパラっと目に留まったストーリーだけ読むということができるのもいい。私は、第1話の妙にペーソス感のある話に興味を持って1巻を完読した後は、サスペンスタッチの2巻「犯人は誰だ!?」編、そして7巻の「生物の鼓動」編、という具合に趣味的な順番で飛ばし読みしてしまいました。電車での移動時間や、夜寝る前にちょこちょこっとって感じです。でも結局は、面白いしもったいないので全部読んじゃったんですけどね。(2011/7/8)
    • 参考になった 0
    投稿日:2011年07月22日
  • さて、またまた山田ユギ作品のご紹介です!ほんとに好きですね(笑) 内容はもちろん、特にこちらは表紙もかなり好きな作品です!^^ 学生ものからオヤジまで、コメディからシリアスまで、幅広く収録されたバラエティ豊かな傑作短編集です。「おまけ」を含む全10編を収録し、山田ユギの良さが短い作品の中にギュッと凝縮されていて、かなりお得感がありますよ~。^o^ どの作品もとても面白いのですが、やはりここは表題作「小さなガラスの空」をご紹介します!表題作&表紙は、以前オススメした『太陽の下で笑え。』の主役・壮平とチカの、高校時代からの友人・直樹の物語です。「オカマ」といじめられていた直樹の高校時代の悲惨な話。まさか、今ではあんなに明るく立派なオカマの直樹に、こんなに辛い過去があったとは…。『太陽の下で笑え。』を先に読んでいたので、この作品ではかなりの衝撃を受けました…。高校時代の話なので、壮平と、(ちらっとですがw)チカも出てきます。まだ仲良くなる前ですね。さらに「おまけ」では、現在ホンモノのオカマになった直樹と、壮平とチカも登場。ここでもまさかの衝撃の事実が……!直樹の話はいろいろと辛すぎます。昔これを読んだときは、切なさで本当に胸が詰まりましたね。直樹には心から幸せになって欲しいです!>< …と、実はこの「小さなガラスの空」と「おまけ」の間には、直樹の「別の物語」があるのですが、それはいつかまた別のところで…^ω^ 甘くホロ苦い恋を描く、山田ユギの傑作読み切り短編集。笑って、涙して、萌えてください!ヾ(T∇T)ノ ぜひ『太陽の下で笑え。』と合わせてご覧ください!
    • 参考になった 1
    投稿日:2011年07月22日
  • 以前、省エネルックと称して半そでスーツを着用していた総理大臣がいましたが、この『世直し源さん』の主人公・本田源太郎は首相ながらなんとステテコ姿で国会に登場します。「国会議員性根たたき直し法案」を衆議院議長に提案するくらいですら、型破りの姿は主義主張の表れなのかもしれません。それにしても、「国会議員性根たたき直し」ですよ!! その提案理由は、企業や利益団体のために働くのではなく、「国民の幸福のために働け!」というもので、懲罰付の徹底した法案内容です。前半部分は、このマンガどっちの方向に進むんだろう、とハラハラさせられるほどギャグが多めですが中盤からラストにかけての源さんの主張には圧倒され続けました。そして、読み終えたあとに、前半のギャグも実は布石だったのだ!!と改めて合点がいきました。全体を通して、この国の腐敗のしくみに気づかされ、著者の生半可ではない「思い」がひしひしと伝わってきて、源さんの国会での最終演説から採決までのシーンには魂が揺さぶられました。巻末の「回想とあとがき」によれば、発表当時に何人かの有力国会議員(実名で掲載)が感動のあまり作者との面会を希望したそうです。それほどの「マンガ力」がある作品です。今現在、国会議員にも読んでほしいマンガです。(2011.7.10)
    • 参考になった 1
    投稿日:2011年07月19日
  • ボクシングほど、世界中で観戦者を熱くさせる格闘技はないと思います。テレビで見ているだけでも、そう思わせられるのですから、対戦している選手の心理状態は相当なものなのでしょうね。闘争本能を呼び起こすような脳内物質がたくさん分泌されているのでしょうか。『ライジング・ファイタータケル』の主人公・大場武流(たける)は、理不尽なことで不良達から袋叩きにあって、ボクシングに目覚めます。正確に言うと、非凡な闘争本能を燃やすきっかけとなったのがボクシングというスポーツでした。岡崎つぐお一流のカッコイイ男子なのですが、翳りがあって凄みを感じさせるキャラクターぶりが強烈です。それは、相手を倒して強くなればなるほど、研ぎ澄まされていく闘争本能のようで、チャンプになれる素質を持った人間というのは、こういうタイプの男なのかなと思わされました。実際に、タケルがチャンプになれるかどうかには触れませんが、一人の男の子が比類のない本能に目覚めて獣のような強さを発揮してのぼりあがって行く過程を堪能してください。(2011.7.10)
    • 参考になった 1
    投稿日:2011年07月19日
  • テレビの報道番組で福島県飯舘村の状況が伝えられていました。計画的避難地域に指定されて以来、緑豊かだった村では「田んぼもつくれない、畑もだめ、蛙も鳴かない」と仕事を原発によって奪われた老農夫が嘆いていました。映し出された村の光景は、新緑の季節というにはあまりにも、寒々しいものでした。作物が放置された畑は無残に荒れ放題の姿をさらし、豊かな水をたたえ、緑に染まっているはずだった田んぼは褐色のまま。一角だけ田植えをすませ、稲作りが始まっているところがありましたが、これは放射性物質による汚染とその影響を調査するために特別に作付けが許可された田んぼだという――こうした状況は飯舘村に限られた問題ではありません。3.11フクシマ原発事故後の日本の自然環境をどう再生させていくか、自然とどう付き合っていくのか、ひいては私たちの生き方が問われています。自然との関わり方を見直していく。言うのは簡単ですが、それを実践するのは簡単ではありません。簡単ではありませんが、まずやってみようと、それぞれの場で実践を始め、仲間を増やしていこうと活動を始めたグループがいます。その活動から生まれた本が『おとなの自然塾』です。運動の母体となっているビーネイチャースクール編で、その講師陣が共同執筆しています。この本で特長的なことは、多彩な顔ぶれが揃った筆者たちが皆実践家であることです。たとえばその中の一人、ダグラス・ファーさんはアメリカ・カリフォルニア大学で環境工学を学んだ後、来日して長野県駒ヶ根にツリーハウスを造って暮らしています。ダグラス・ファーさんはこう断言しています。「ツリーハウスとは、周囲の環境に負荷を与えないように、航空力学を応用して樹木の上に造られた軽くて丈夫な家です。ソーラーシステムと風力発電、雨水浄化システムを使っているので、水道、電気は100%自給。自然にやさしい生活というと何かを我慢したり、質素に暮らしたりということをイメージされるかもしれませんが、テクノロジーを駆使すれば、かなり快適にオシャレに住むことができるのです」東京では難しいという人もいると思います。そういう東京人にダグラス・ファーさんから提案――「植物を育ててください。木を植えてください。恩恵を受けてきた地球に借金を返していくことになるからです。その第一歩として、まず自分の家の庭で、あるいはベランダで野菜をつくるのはどうでしょうか」これなら私たちにも明日からやっていけそうです。こうした暮らしを変える具体策が満載です。(2011/7/15)
    • 参考になった 2
    投稿日:2011年07月15日
  • 「漫画を描く場合、自分の世界は抑えて原作者のイメージを膨らませることに腐心している」とのコメントが販売ページにありますが、そう言われると、個人の仕事であるこの画集の世界観は、数ある漫画作品と根本的な部分で違っていることがよくわかります。「人の心の動きを画にしたい」ともあり、描かれているのは快楽主義的で破滅的、欲望と道徳心の間で悶絶する世界。そう、本作に収められているのは、作家・池上遼一の本質はここにある、と言わんばかりの作品の数々なのです。何が素敵かって、エロチシズムを前面に出しているのにまだ何か隠していそう、といったもどかしさ、それと男の目線でしょうか。この画集に登場する美女たちの横に立つのは、漫画の主人公タイプではなく下卑た男のほうが似合う、と思っていたんですが、これってよく考えると願望交じりの男目線で描かれているからで…。まんまと同化させられてしまいました。巻末には短編ストーリーも収録されていますが、もちろんこちらもコンセプトは変わっていませんので、じっくりご堪能ください。(2011/7/15)
    • 参考になった 0
    投稿日:2011年07月15日
  • 「マンガ大賞2009」大賞・「このマンガがすごい!2010」オンナ編第1位・「第35回講談社漫画賞」少女部門受賞…と、各漫画賞総なめの超話題作です!! 漫画界では珍しい、小倉百人一首「競技かるた」を題材とした作品。タイトルの『ちはやふる』は、百人一首で「神」などを導く「勢いの激しいさま」を言う枕詞なんですね。枕詞…懐かしい。学生の頃は勉強したな~..( - -) 「かるた」と言ってもお正月に餅を食べながらのほほん(*´ω`*)とするような生っちょろいものではなく、「競技」かるたなんです。競技かるたの世界が、こんなに熱く激しいものだとは知りませんでした!その気迫たるや、まさに「スポーツ」です!! 試合中は頭脳をフル活用して糖分を消費するので、一日で3キロ体重が落ちるなんてざららしい。「競技かるたダイエット」なんて流行りそうだな~と思いますが、そう簡単にはできないですよね(´ε`;) 記憶力と集中力、反射神経や瞬発力、そして長時間の競技に耐えられる体力が必要です。競技かるたに魅了され、クイーン(競技かるたの女王)を目指す少女・千早を主軸に、家族・友情・仲間の絆などを描く、まぶしいほどに一途な思いが交差する青春ストーリー。全く競技かるたを知らない私が読んでもとてもわかりやすくて、すんなりとその世界にのめりこんでしまいました!物語のテンポも良く、登場人物もみな個性的でステキな人たちばかりです。「かるたでは日本で1番は世界で1番」――その言葉に導かれ、ずば抜けた「才能」を持つ千早の、クイーンを目指す挑戦が始まる!!
    • 参考になった 9
    投稿日:2011年07月15日
  • なに、この最悪な女!? え、この女がヒロインなんですか……!! たいへんな漫画が発売になりました。「サバイバル・ラブ・サスペンス」と銘打たれたこの作品、背筋も凍る怖さにございまする。つかみどころがなく、きな臭く、わけのわからない、美女。この女の正体は、天使か、悪魔か。冒頭のあらすじ→恋にも仕事にもドライな辻一路(つじ・かずみち)は、ある夜コンビニで不思議な雰囲気を持った美しい女を見かけた。すぐ後に、辻は、その女が、踏み切り内で車が動かなくなって立ち往生しているのを見つけ救い出す。その直後、恐怖で震える彼女は他の車に自分の車をぶつけてしまった。やがて警察が事情を訊きにくると「この男がやりました」! い、一体なんなんだよアンタ……。こんなところから話が始まります。天然の振る舞いで男を虜にしつつ、本心がまったく見えない……つまり魔性の女というやつでしょうか。辻は徐々にこの女に惹かれていくのですが、彼女には大きな借金があったり、その理由がまたワケの分からないものだったり、と「この女、信じていいの?信じたらまずいの?」が延々と繰り返されていきます(そのたびに鳥肌の立つ思いをします。恐怖で)。いつまでたっても作者は答えをくれません。一向に真実は明かされないまま、物語は進んでいくのでございます…。やがて二人の関係は、もう一歩さきの新たな段階に移行するのですが、書けるのはここまで。この漫画のおもしろさは、悩ましいことに言えば言うほどネタバレになってしまうのであります(;´Д`) 作者は「家」の漫画家・星里もちる先生。ほかの作品と比べれば異色ともいえる本作を、これまで知らなかったのですが、もっともっと評価されてよいのではございますまいか。今年最大の発掘&おすすめです。戦慄という言葉がこれほどしっくりくる作品は滅多にありません。怖い…。(2011/7/12)
    • 参考になった 0
    投稿日:2011年07月12日
  • だいぶ前の話ですが、中高生の間で、ちょっとした奇食ブームがありました。プリンにしょう油をかけるとウニの味、キュウリにはちみつをかけるとメロンの味、といった「おいおいホンマかいな?」というあの奇食です。でも、舌だって冒険しなければ新しい味覚を発見することもないですからね。その当時を思い出させたのが、この『奇食ハンター』です。作者の山ちゃんとアシスタントのデン子ちゃん、編集者のヤッさんの三人が、日本の奇食を訪ね歩くという、かなり楽しい!?ルポマンガです。そのラインナップたるや、ラーメンがそのまま缶詰になった「ラーメン缶」や甘党絶賛!?の「チョコレートおでん」、「天丼パフェ」「ひつまぶし丼アイス」等など、そのメニュー名だけでも、頭に疑問符が渦巻く強力打線が並びます。このマンガを読んでいて面白いのは、「意に反して、美味しかった」とか「食べてみたら、案外イケてる!!」等の敵前逃亡型ゆるゆるレポートをしていないことで、真正直にマズイものはマズイとはっきり断言してしまうところです。たいていの場合、取材してしまうと、なかなか歯に衣着せぬ物言いは難しくなってしまうので、このスタンスは立派です。読んでいると、その味覚のリアリティが十分伝わってくるのですから。目次から、面白そうなメニューを拾い読みすることもできるので、ぜひご賞味あれ。(2011.7.3)
    • 参考になった 1
    投稿日:2011年07月12日
  • 突然ですが、この本が電子化された時の感想は……「電子書籍化が早い!!!!」 そう、早いんです!これ紙でも発売したの最近ですよね?最近…?(・ω・?)最近、1年が「最近」なのであまりあてにならないですが、私の家の本置き場(本棚ですらないw)の上の方にあったので1年以内のはず!去年『どうしようもないけれど』のオススメで書いた「新刊」ってのが確か『シュガーコード』でした(笑)本当に電子書籍化が進んだな~と感心しちゃいました!嬉しいことです(*^^*)弊社の新書館担当Iさんが「これ新規でお願いします~」って本を持ってきたときに、「え、もう出しちゃっていいんですか!?」って感じでした。そしていざ蓋を開けてみると売れる売れる!みんな待ってたのね!夏目イサクさんを!(´∇`*)私も夏目イサクというだけで無条件に買ってしまう1人です><だって何もかもが私のツボなんだものっ!今回のお話のツボはですね、誰もがひれ伏す絶対的権力の持ち主…そう、ヤクザっすよ。アパート管理人の亮は、街で見知らぬオヤジを助けた大土井の男気に惚れ、行き倒れた彼を家に連れ帰り、大土井はそのまま亮の部屋に居着いてしまう。あの時の勇姿が幻だったかのように、一日中寝てるだけの大土井だが、地上げ屋に狙われピンチに陥っていた亮を救ってくれたのは、やはり大土井だった…。大土井は、実はヤクザだったのです…!はーいっヤクザもの大好物です!!!ヤクザといっても薄暗い雰囲気はなく、優しさが滲み出る爽やか系ヤクザなので楽しく読めました。ヤクザに振り回される受けがとにかく可愛い!!(*´∇`*)普段はダサメガネ、その正体はインテリヤクザの大土井と、純粋素直なアパート管理人・亮の、非日常系お茶の間ロマンス☆絶対的に面白いので、まだ読んでない人は必見ですよ~!
    • 参考になった 1
    投稿日:2011年07月08日
  • 『へうげもの』のリリースが始まったこともあり、久しぶりに山田芳裕のデビュー作を読み返してみました。う~ん、絵はおどろおどろしいですけど、気持ちのいい作品という印象に変わりはありませんね。主人公は大正時代を愛する大学生・平徹。変人で一般人とかなりズレた行動を取りますが、憎めない男で基本、イイ奴。脇には平の下宿先の娘でニコニコ顔の癒し系・由貴ちゃんや、平の隣の住人で典型的遊び人の佐山が控えており、彼らの生活する日常が、ほほえましく描かれています。人物にヘンな裏表はなし。そして一本気な男を肯定する目線がいいんですよね。賄いつきの下宿という設定も絶妙で、下宿のおじさんおばさんを交えた食卓シーンなどは、大正と昭和を融合させた、何とも言えない良い味を出していると思います。最終回も作品全体の雰囲気を凝縮した「平、よかったなあ」というお話。自然に平を応援してしまうと思いますよ。ちなみに3巻へ続くと最終頁にありますが、紙の単行本も出ておらずこの作品はここで完結。もう少し続きを読みたかったかなあ。(2011/7/8)
    • 参考になった 2
    投稿日:2011年07月08日
  • 『日本すみずみ紀行』。川本三郎さんの本は、ひらがなのタイトルが何ともやさしくて心地いい。他にも「ちょっとそこまで」(講談社)という本もあります。「日本隅々紀行」では、一人旅の気ままさが感じられないし、まして「日本辺境紀行」となると、妙に肩に力が入ってしまいます。やっぱり「すみずみ紀行」がぴったりくる。あとがきに月1回、2泊3日の一人旅、観光とは縁のない小さい町を歩く、無為な旅――汽車に乗り、海や田園を眺め、宿で一風呂浴びてビールを飲む、それだけの旅だと川本さんは書き、それを企画して実現させてくれた編集者に感謝しています。ですから気ままなひとり旅に違いないのですが、もちろんそれだけではありません。行く先々の、それこそすみずみの町や村で人との出会いがあります。そこに足を運ばなければ決して出会うことのない人との新たな関わりが人生を豊かなものにしていくのだという確信をたぶん川本さんは持っていて、だから気ままな一人旅にでかけていくのだと思います。川本さんが書く、2泊3日の一人旅は確かにエキサイティングな出来事はありません。記録すべき出来事はないかもしれませんが、しかしそこで出会った人々の暮らしぶりや日々の営為がなぜだか心に残ります。記憶に残る旅なのだと思います。川本さんは本書で北は北海道から南は鹿児島まで列島を歩き続けていますが、なかでも気になったのが、宮城県の牡鹿半島、網地(あじ)島への旅です。いうまでもなく、3、11の東日本大震災で大きな被害をうけた地域です。川本さんが旅をしたのは昭和の最後の時期。タクシーで20分も走ると島を一回りしてしまうような小さい島です。川本さんは漁師の奥さんが切り盛りしている大きな民宿に泊まって島を歩きました。浜で出会った老漁師は暖かい日にはひとりで船を出してカレイやアイナメを釣る。「自分でとった魚を食べるのがいちばんうまい」老いた漁師の一言に川本さんはヘミングウエイの「老人と海」の漁師みたいだったと書いています。大きな被害を受けた島での生活はいま、どうなっているのでしょうか。日本列島のすみずみで静かな暮らしが営まれ、誰もが地に足のついた確かな生活を営んでいたことを川本三郎さんの紀行エッセイは伝えています。それから20年以上の年月が過ぎ去りました。日本のすみずみの風景はどう変わっているのでしょうか。(2011/7/8)
    • 参考になった 2
    投稿日:2011年07月08日
  • コミックスがあっという間に400万部を突破した超話題作がイーブックから発売になりました! 『寄生獣』、『風の谷のナウシカ』、『暁星記』……そんな漫画がストライクゾーンな方はハマります! 『進撃の巨人』は突然出現した謎の巨人群と人類との種の存亡をかけた戦いを描く大スケールのSF作品。人類に襲いかかる巨人の正体はまったく不明。やがて少しずつ謎が明らかになっていくんでしょうね。うーん、楽しみです!! 現在も連載中のこの漫画。現在進行形で読めるのは幸運だと思います。ゆくゆくは前出の作品に並ぶ名作になって欲しいです!(2011/7/5)
    • 参考になった 18
    投稿日:2011年07月05日
  • 時代の変革期には、常に犠牲が出てしまうものなのか。『獣剣伝説』を読んで、まず、そう思いました。物語の舞台は、明治維新後の北海道。刀をクワに持ち替えた士族が、「開拓」の名のもとに過酷な環境に身を費やしていた頃です。やがて、士族……元サムライ達はアイヌの領域を脅かしはじめます。そんな時に人を襲って現れたのが、体長4メートルを越す巨大ヒグマです。士族とは一線を画す旧会津藩士の剣豪檜原東吾は、敢然と対峙しますがあえなく散ります。そして、息子の真之助は遺志をついで、巨大ヒグマを倒すことを夢見て、やがて巨大ヒグマと対決する日が訪れます。その激闘にしびれ、迫力に圧倒され続けました。そして、読了後にいろんなことを考えさせられました。サムライを廃業した士族。士族に圧力をかけられるアイヌ。戊辰戦争に敗れても刀を棄てられない、旧会津藩士。それらは、すべて時代の変革期の犠牲者なのかもしれません。巨大ヒグマの象徴する意味と合わせて、充分に堪能できました。(2011.6.26)
    • 参考になった 0
    投稿日:2011年07月05日
  • 横山まさみちのマンガを初めて読んだ時、「艶笑マンガ」という枕言葉も同時に覚えました。男性の一物をオットセイに擬人化(?)させて、人気となった「やる気まんまん」シリーズをこれ以上的確に言い表した言葉はありません。ストレートに微細に描くマンガもありますが、私は読者の想像力を喚起させる手法が好きです。加えて、横山の描く女性の凛々しさというか、少女マンガに登場しそうな、正当的な目鼻立ちのクッキリした姿をまぶしく感じます。作品に登場する彼女たちの多くは、極めてあっけらかんと営みを行い、全くいやらしさを感じさせません。だけど、艶っぽいという、不思議な画風です。大将!活力低下気味の時に、読むと元気になれる作品ですぜ!(2011.6.26)
    • 参考になった 1
    投稿日:2011年07月05日
  • お高くとまりながらも陰のある花魁が主人公で、彼女を中心に情念渦巻く吉原の人間模様を描く…。そんな内容だと想像していましたが、本作はその先入観とはかなり違う、ずっと小気味の良い作品で、たっぷり堪能させて頂きました。主人公は地獄太夫と呼ばれる橋立花魁。どんな鬼のような花魁かと思うでしょうが、これはその技からついた異名。施虐の芸使い、そう、今でいうSMの女王様なんです(2巻の表紙でろうそく持ってます)。よく言えば客がどうして欲しいかを読み取る才能に長けている、悪く言えば変態専門の橋立花魁は人気も上々。で、この橋立が馴染み客と息の合った攻防?や、成り上がり者と意地の張り合い、はたまたとある武士と真剣勝負を繰り広げる。そのさまは上等な小話や落語を見ているようで、まさに”粋”のひと言。また著者はこの時代の吉原をずいぶん調べたようで、「えっ、これで避妊してたの」なんて薀蓄ネタも拾えます。3巻以降は単行本が存在せず、雑誌からの電子化で少々アラのある造りにはなってますが、野暮なことはいわずに楽しんでもらいたいですね(2011/7/1)
    • 参考になった 0
    投稿日:2011年07月01日
  • 実写映画絶賛上映中の矢沢あいの人気漫画。ファッション誌『Zipper』で連載されてたんですね~全く知らなかった…ほら、ファッション誌とか買わないからさ(^ω^)どおりでオシャレなわけだ。作中でキャラが「私たちが連載されてる『Zipper』よ!」とか言ってて知りましたw「これはダメだよ~」とかキャラが先月号の感想を話してたり、登場回数が少ないとか不満を言ったり、とてもユーモアがあります。実はこの作品自体、今回の映画化のニュースで初めて知って読んでみたのですが、あの有名少女漫画雑誌「りぼん」で昔連載していた『ご近所物語』の続編だったんですね!あの実果子ちゃんが、ツトムくんが…っ!! 私バリバリ『ご近所』世代で、連載中に毎月「りぼん」買ってたので嬉しかったです。まさか続編があったとは…!日曜朝8時半のアニメも見てましたよ~懐かしい…実果子やツトムくんはじめ、懐かしい面々も出てくるのでとても楽しく読めました!今作の主人公は、進学校に通う美人でスタイル抜群な優等生・早坂紫。受験勉強に追われる自分の人生に悩みを抱えていたある日、矢澤芸術学院(通称ヤザガク)服飾科の面々にショーモデルにスカウトされたことから、紫の人生は大きく動き出す。『ご近所』の実果子の妹・実和子も、人気デザイナーになったお姉さんに憧れて、実果子の母校・ヤザガクで頑張ってますが、実和子ちゃんは本当に実果子そっくり!違うのは…マユゲくらい?背も小さくて華奢で可愛くって守ってあげたい!って感じのふわふわ系女の子です。あと、ヒーローのジョージこと小泉譲二はバイなんだそうな!私にはとても美味しい設定です^p^ ヤザガクを舞台にした、ちょっぴり切ない恋とミシンとステージのハッピーストーリー!ぜひご覧ください!
    • 参考になった 2
    投稿日:2011年07月01日
  • 「正義」を代表する存在と自負することにおいて、揺るぎない自信をみなぎらせている二つの組織があります。一つが検察(なかでも特捜部)であり、他の一つが新聞です。言うまでもなく「新聞」は全国紙だけでも朝日・読売・毎日など数紙ありますから正確には「一つ」ではありませんが、新聞ジャーナリズムという意味で一つとして考えても現実とそれほど意味が違ってしまうということもないでしょう。
     とまれ、本田靖春は第6回講談社ノンフィクション賞(1984年)を受賞した本書『不当逮捕』で、スクープ連発の読売新聞社会部のスター記者に対する検索当局による「不当逮捕」の問題を当時、社会部記者として読売内部にいたものだけが知りえた事実も盛り込んで冷静な筆致で検証していきます。
     記者逮捕の理由は、二人の代議士に対する名誉毀損の疑い――売春禁止法の成立を阻止しようとする売春業者から賄賂をもらって法案つぶしに動いたと記事に書かれた国会議員がスクープ記事を書いた読売記者、編集幹部、さらには記者に対して捜査情報を漏らした検事(氏名不詳)などを告訴。それをうけた検察庁は、東京高検を現場担当として記者の逮捕に踏み切ります。狙いは情報源となった検察関係者は誰なのか、を記者に自供させることでした。背景には戦前から続く検察内部の派閥抗争があり、その意味では名誉毀損の容疑では異例の逮捕に追い込まれた読売記者は検察の内部抗争のとばっちりを受けたといえなくもありませんし、現に拘置延長は裁判所によって認められることなく釈放されることになります。
     しかし、読売新聞は問題の発端となったスクープ記事と同じ大きさで「汚職の疑いは間違いだった」という否定記事を出すことでその問題に決着をつける。そして取材源を守り通して釈放になった記者は英雄(ヒーロー)になることなく、閑職に追いやられて記者人生を終えていきます。
    「スクープ記者」の栄光と不幸な最後を通して本田靖春は検索の「不当」をのみ描こうとしているわけではありません。本田靖春はむしろ、自らの記者を守れなかった、本気で守ろうとはしなかった大新聞(読売新聞)の罪をこそ突き詰めていきます。
     いまや検察は正義の体現者の役割を重要事件における検事自らの証拠物改ざんによって放棄してしまいました。第4の権力「新聞(ジャーナリズム)」は今もなお正義の体現者として世に君臨しているかに見えますが、その実態とは何か。内部にあるものだけが知りうることをベースに新聞の有り様を突き詰めていく本田靖春、そのジャーナリストとしての魂の叫びともいうべき事実の記録が本書です。(2011/7/1)
    • 参考になった 2
    投稿日:2011年07月01日
  • 最近、小型犬と散歩する人をよく目にしますが、犬ブームなのでしょうか。犬と人との付き合いの歴史は永いですからね。愛玩犬、番犬、猟犬、闘犬、警察犬、軍用犬…犬は、人間社会と深い関わりを持ちますが、盲導犬ほど人と密着して人のために生きる犬はいないのではないのでしょうか。なにしろ、主人の代わりの目の役割をするのですから、神経の使い方も半端ではないことが、容易に想像できます。通常の犬に比べて、寿命も短いのだそうです。敬意に値する存在です。『盲導犬プロメテウス』は、子犬が盲導犬として訓練されて、目の不自由な飼い主と一緒に生活するまでの過程を描いた作品です。その素質を持った犬として選ばれてから、毎日厳しい訓練を受け、走ったり吠えたりするという犬本来の行動を抑制され、さらに弱点を克服するために過酷なまでに鍛えられる場面も描かれています。犬の名前はプロメテウス。「初めて人間に火を与えたギリシャの神の名前」だそうですが、冷たい暗闇の中に光とぬくもりを与えるために、必死に生きる姿は感動を覚えるはずです。そして、この本を読んで知ったのですが、盲導犬は主人を支えるための存在ではなくて、絆で深く結び合ったパートナーであるということです。盲導犬は寿命が短いと書きましたが、この本の最後にはそれに対する答えが記されていました。あなたも、きっと心を動かされることでしょう。
    • 参考になった 1
    投稿日:2011年06月28日
  • 「え~!? 『海月姫』より、ダンゼン『ひまわりっ』だよっ!! 9巻最高!! 超おもしろいよ!! 9巻読んで! 9巻までたどり着くのって合わない人には長い道かもしれないけど…………4巻ぐらいから超おもしろいよ!! わたし、副主任が人生の目標。『ひまわりっ』って、ところどころに有名な漫画とか大先生のネタが散りばめられていて、西岸良平とか? あとウィング関先生が……(編集部A談)」
    プロの漫画通を熱狂させる大傑作です。 (2011/6/28)
    • 参考になった 1
    投稿日:2011年06月28日
  • 第2次世界大戦が日本の無条件降伏によって終戦となって4年――1949年に日本人として初めてのノーベル賞を受賞、戦争中は原爆の研究にあたっていたが、晩年には平和運動に熱心に取り組んだ・・・・・・物理学者・湯川秀樹博士を知識としては知ってはいましたが、その著書を読んだのは、本書『この地球に生まれあわせて』が初めてです。1975年に初版が講談社から出版されてから36年たって電子書籍で読んだわけですが、しかしその内容は決して色褪せてはいません。1970年から1974年にかけて行った講演や寄稿したエッセイを集めた第一部――「生きがい論」をテーマとする5篇――と外国への旅や海外生活で感じたことを綴った第二部(12篇)の2部構成で、そのいずれもがこの碩学の示唆に富んだ思索に触れることができるものとなっています。一つだけ紹介しておきましょう。ノーベル賞受賞の前年、湯川博士はアメリカの名門大学・プリンストン大学で研究生活を送っていましたが、その時一緒だったアインシュタイン博士について語っているところです。会えばいつも右手をあげてほほえんだというアインシュタイン博士を、湯川秀樹は20世紀の傑出した物理学者の中でも特に好きだったそうです。それも20代、30代で相対性理論という大きな体系をほとんど一人で完成させた、20世紀で最も偉い物理学者であることは疑問の余地がないからという理由からではありません。若くバリバリでやっていたアインシュタイン博士よりも、その後の40年のアインシュタインにより一層の親しみを感じていたと語っているのです。20代、30代に大きな達成を成し遂げた後も、アインシュタインはその延長線上の統一場の理論――湯川博士ら後の世代から見れば明らかに時代遅れで成功はない理論――に30年以上も凝り続け、死ぬまで執着し続けました。湯川博士はそういう人生こそ価値ある人生と言い、自らも実践しています。自らの内側にわざわざ達成できない理想を温存している生き方こそ大事だというわけです。理想と現実の矛盾を生きる糧とする生き方です。本書では湯川博士がこのような人生哲学を持つに至った軌跡の一端としてアメリカの大学での研究生活の印象記も収録されています(第二部)。時代的には第2次世界大戦が終わって間もない頃のことです。場所はニューヨークの隣、ニュージャージー州にあるプリンストン大学。その頃に生をうけた村上春樹が半世紀後のプリンストンで客員教授として暮らし、エッセイ(『やがて哀しき外国語』講談社)を残していますが、本書は時代も感性も異なる気鋭作家の滞在記と重なり合う部分もあって興味はつきません。(2011/6/24)
    • 参考になった 2
    投稿日:2011年06月24日
  • 政治の世界を舞台にした作品は数あれど、この作品ほど今読むのにふさわしい作品はないでしょう。8年も前の作品ですが、現実がほとんど悪い意味で追いついてしまった感じがします。アジアの覇権を巡り、アメリカ、中国、韓国、そして北朝鮮の思惑が入り乱れる近未来。そんな中、日本は危機感のない国として描かれ、なんと国会議事堂を核爆弾で爆破されてしまいます。政治中枢を失った日本は、知事連合がこの事態に対処。しかし背後に中国の姿が見え隠れする統一朝鮮軍に攻め込まれ、九州は彼らの手中に。そんな状況でもアメリカは動かず…と、このところ世間を騒がすリアルな出来事と相まって、その緊迫感は絵空事とは思えないほど。ただ現実と決定的に違うのが主人公の都知事・桜坂満太郎の存在。知事連合をまとめあげ、大国としたたかに渡り合い、必要とあらば最前線に身を投げ出す。当然、人望もある。真に強い指導者で今の日本に必要な人物。こちらの意味で現実が漫画の主人公に追いついて欲しい、誰もがそう願ってしまうと思います。(2011/6/24)
    • 参考になった 0
    投稿日:2011年06月24日
  • いや~遂に出ましたね!高永ひなこさん好きですが、実はこれ、読まず嫌いだったんですよ。6年程前でしょうか…腐友達に「なんかオススメのBLない?」と聞いたところ、「これ面白いよ!」とオススメされたのがこちらの作品。正直、自分だったら買わなかったと思います。なぜって、受けの見た目ですかね…当時の私は攻めっぽい受けってあまり好きじゃなかったような…(今は何でもありですけど!^ω^) そういう事情もありまして、発売してるのは知ってたけど読まず嫌いだったわけです。そこでオススメされて、好みの受けじゃないけど読んでみるかー(・3・)としぶしぶ買ってみたところ、見事に私のツボにクリティカルヒット!!! 簡単に言うとゲイのヘタレ攻め×ゲイ嫌いの暴君受けです。え、なにこの受け超ツンデレじゃん?割合で言うとツンツンツンツンツンデレくらいです!これは美味しい…!そう、私はツンデレが大好物なんだー!! 特に当時ガ○ダムS○EDのイ○ークに狂っていたため、なにこれイ○ークじゃん!と私の脳内でシンクロニシティ!やっぱツンデレ受け好きだわー(´∀`)と再認識しましたね!パッと見、受けと攻めの判断がつきにくいですが、脳内でこいつはツンデレ凶暴受けだ!と認識してしまえばあとは早かったですね。一応『チャレンジャーズ』シリーズなので一緒に読むともっと楽しめます!『チャレンジャーズ』の受けのお兄さんが『恋する暴君』の受けです。あのゲイ嫌いで凶暴なお兄さんが、真性ゲイに押し倒される屈辱…くっ…考えただけでたまりません(´ω`*)ムフッ ヘタレ攻めの森永君はプッツンすると強引で突っ走ってしまう性質です!普段暴君に虐げられて色々と溜まっていたのでしょう…いいぞ、もっとやれ(・ω・*)b こちらはまだまだ続刊出てきますよーお楽しみに!^0^
    • 参考になった 11
    投稿日:2011年06月24日