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10101~10125件/11673件 を表示

  • 匿名希望
    ドナドナ
    憧れの舞台に立つために孤児院を出て貴族の屋敷へ養女として招かれ、意気揚々と馬車に揺られていくと、その先に待っているのは地獄だった という舞台設定を元にいくつかのストーリーが描かれている本作。

    同じ世界観の中で、立場別にあるそれぞれの視点からストーリーが作られているのがとてもよくできています。乱暴をされる少女達の視点、乱暴をしている囚人の視点、看守の視点、シンデレラストーリーを成功させた少女の視点、などなど。

    第1話でかなりショッキングな展開ですが、それ移行は絵の直接的な衝撃よりも、じわじわと押し寄せてくるストーリーと行間の想像力から読み解く恐怖が勝ります。それゆえにおもしろい。

    残酷なストーリーや暴力描写、救いようのない話にアンハッピーエンドが嫌いな方にはおすすめできません。
    • 参考になった 6
    投稿日:2013年07月16日
  • 少年コミック誌に連載した巨匠入魂の一作。
    「少年誌を卒業していく読者をつかまえてほしい」---某誌編集長の依頼を受け、巨匠・さいとう・たかをが初めて少年コミック誌に連載した歴史的な作品。悩み、苦しみながらも生きていく剣士・無用ノ介にとことん感情移入し、さいとう・たかをにして「本当に苦労した」と言わしめた入魂の一作です。連載から50年近く経った今も、読者の心を掴んで離しません!!
    投稿日:2013年07月16日
  • コマの運びが“これはおもしろい”と思いました
    私は、私なんかの年ではめずらしいくらい弁士付の無声映画を観てる。映像が好きだったんだよ。映画監督になりたかった。でも、当時、監督、助監督は大卒でないとなれない職業。「中学出たら、すぐに床屋になって働け」と引導を渡されてた私は、もう映画の世界に入れないのはわかってた。私ほどの映画マニアを見過ごした映画界は「大いなる損失をした」と思うで(笑)。そんなとき『新宝島』を見て、紙で映画が作れると思った。特にコマの運び。“これだったら動いているように見せられる”“こういうコマ運びにしたら、映画のような見せ方ができる”とものすごく興味を持った。それで凝りだした。それまでのマンガは『のらくろ』みたいな、まるで舞台を観てるような描き方だった。映画的な手法で描かれた『新宝島』は、まさに私のこの世界への出発点だと思いますね。
    投稿日:2013年07月16日
  • オーソドックスな黒の学ランとネイビーをベースにしたセーラー服。サイト上の新着マンガ一覧に並ぶ書影を見たとき、登場人物たちが来ている制服が、私が通っていた高校のそれにそっくりだなと思いました。地元を歩いていると、私が高校生だったころと同じ制服に身を包んだ、“後輩”を見かけることがあります。日々変化していく街の風景と、あのころと同じ制服。卒業してからほぼ干支一周分の年齢を重ねた自分と、これから年齢を重ねていく“後輩”たち。彼ら彼女らも当時の私と同じように、テストの前に徹夜したり、学校帰りに友達の家に入りびたったり、アルバイトに精を出したり、自転車をパクられたり、きっとそれぞれの現実と向き合っているんだろうなと、おせっかいにも想像してしまいます。本作『氷菓』は、古典部に所属する高校生男女4人が、身の周りの謎や疑問を解き明かしていくという推理ものです。オカルトやサスペンスといった要素はほとんどありませんが、読み応えのある非常に爽やかな物語です。みなさんも高校生のころの自分自身と重ね合せて読んでみてください。男子校や女子校だった方も十分に楽しめると思います。
    • 参考になった 6
    投稿日:2013年07月16日
  • はよ新刊を!
    この作品。というか水上先生が大好きです。
    惑星のさみだれからファンです。

    そして、ここが一番戦国妖狐の新刊を取り扱っているので、利用しています。
    早く新刊が読みたいです。
    あ、レビューじゃないですねすみません。続き読みたいがためにもうすでに意見みたいになってますねすみません。
    早く読みたいです
    新刊!!!!!
    • 参考になった 5
    投稿日:2013年07月15日
  • 匿名希望
    世界の真相を暴く物語(でいいですか…?)
    まだ、実感はあまりわきませんが、少しずつ確実に彼女たちのいる「世界」の真相に迫る冒険が展開されていきます。上村ユウカの奇行(?)に引きつつ、悶えつつ彼女達の向かう先がどこにあるのかとても気になる作品です。(4巻まで読了)
    • 参考になった 2
    投稿日:2013年07月14日
  • 匿名希望
    隠れた名作
    表紙に惹かれて1巻だけ購入。
    読んでみたらハマって全巻購入してしまいました。
    メトセラと呼ばれる不老不死の主人公と、彼を不老不死に変えた男と、主人公の命を狙う賞金稼ぎの少女を中心にしたアクションがすてきな話。
    そして最後はとても泣けます。
    最近号泣しながら読んだ漫画はこの作品だけです。
    絵も素敵だけど、ストーリーも綺麗にまとまってます。
    主人公も他の登場人物も好きな人がいるから、守りたいからどのシーンも感動的なんだと思います。
    皆さんにこの隠れた名作をもっと読んでいただきたいです。
    • 参考になった 4
    投稿日:2013年07月14日
  • ネタバレあり
    スペースオペラ漫画の金字塔
    著者、長谷川裕一の代表作にして出世作。
    宇宙海賊を名乗る女が高校生の十鬼島ゲンを天使の姿をした宇宙船に勾引された事から始まる、“風まく光”の伝説を以って宇宙の全てを手に入れようとする伝承族に立ち向かう為、十鬼島ゲンが銀河を股に翔けるスペースオペラです。

    ちょっと気になった貴方は、このMF文庫版のマップス1巻を読んで欲しい。
    1話完結の短編で、宇宙へ飛び出したゲン少年が銀河に生きる人々と出会い繋がりを作っていく様子が描かれています。
    その中に面白さや興味の引っ掛かりがありましたら、貴方は長谷川裕一作品の虜になるでしょう。
    • 参考になった 0
    投稿日:2013年07月13日
  • 大リーグボール養成ギブスやちゃぶ台返し、車を運転する小学生など、自分が生まれる随分前の作品だというのに『巨人の星』について知っている自分に驚きます。 昨年には野球からクリケットに換骨奪胎した『スーラジ ザ・ライジングスター』の放送がインドで開始され、『巨人の星』という作品の遺伝子は世界にも広がり続けています。この『巨人の星』ももちろん面白いのですが、それよりも私が好きなのは、星飛雄馬のその後を描いた『新巨人の星』です。
     『巨人の星』で描かれていたのは、星一徹の執念によって生まれた星飛雄馬という野球マシーンの誕生と崩壊です。自分の果たせなかった夢を、息子・飛雄馬に叶えさせようとする一徹は、はっきり言って異常です。こどもらしい遊びもできず、ただ野球のために生きる飛雄馬のクライマックスが、父・一徹との対決です。そこで自分の野球人生を犠牲に、ようやく父と野球の呪縛から解き放たれ、関係者の前から姿を消す飛雄馬…というのが『巨人の星』のエピローグ。
     星飛雄馬が消えた数年後から『新巨人の星』ははじまります。結論からいえば、飛雄馬は野球以外のものを見つけることができませんでした。盟友・伴宙太と花形満は、星飛雄馬のいなくなったプロ野球に興味を失い、それぞれ親の会社を継ぎ普通の生活に戻りました。あの星一徹でさえも、花形満と娘・明子の結婚を見守った後は、完全な隠居として野球からは離れています。しかし、左腕が破壊された飛雄馬だけが、まだ“巨人の星”になるという妄執から離れられずにいるのです。いまだ、燃える目の星飛雄馬を目撃した星一徹はひとりごちます。「時代は移り いや終わり わしは老い果てた… もはや戦ってやれんついていけぬ!な なぜやつは…!?」。造物主である一徹の手を離れ、暴走をはじめた飛雄馬の行動は、普通の生活に戻ったはずの伴宙太、花形満、そして星一徹の心にも火を付けてしまいます。
     一度失ったはずの夢を追い始めた漢たちの、頼もしくもどこか物悲しい姿を是非読んで欲しいですね。
    • 参考になった 1
    投稿日:2013年07月12日
  • 「フリーター、家を買う。」「空飛ぶ広報室」「県庁おもてなし課」など数々のベストセラーを生み出す大人気作家、有川浩の代表作がコミックに!2008年にはアニメ化、2012年にはアニメ映画化、そして2013年、実写での映画化となにかと話題になった作品です。舞台は日本ではありますが、別の世界。“表現の自由”が規制され、読みたい本が読めない世界のお話。自伝を出すにあたり、「床屋」と掲載すれば、それは差別用語とみなされ、取締りの対象になり、出版できなくなる。そんな馬鹿な。と思いますが、現実の世界でも、年々、“表現の自由”に対する国の目は昔より厳しくなっているところをみると、いつかこの世界もそうなってしまうのでは?と恐ろしさを感じてしまいます。この作品のハマるところは、読者をそう思わせてしまうほどちゃんと構想を練られてストーリーが作られていることです。ただのフィクションとは考えず、一つの未来の可能性として考えながら読んでみてください。ちなみに、主人公が超ハイテンション爆走女性なので、あまり暗くならず、難しいことが苦手な人でも楽しんで読んでいただけると思います!
    • 参考になった 4
    投稿日:2013年07月12日
  •  門田隆将著『尾根のかなたに 父と息子の日航機墜落事故』は、父や母、夫や妻、兄弟姉妹――最愛の、かけがえのない存在を突然の事故で喪った人たち、家族のその後、四半世紀をたどったノンフィクションの労作です。
     暑い一日が終わろうとしていた夕刻。ジャンボ機が消息を絶ったというニュースをテレビが伝えて、運命の暗転が始まりました。当時、週刊誌の編集をしていた私は、ちょうどお盆休みを控えた変則スケジュールで印刷所の出張校正室に入ったところで、ジャンボ機不明のニュースを知りました。前夜から徹夜で仕上げた記事の多くをジャンボ機墜落事故の記事に差し替える編集作業を編集部員総出で行ったことは忘れられません。
     満席のジャンボ機の乗客・乗員524人のうち520人が還らぬ人となり、奇跡の生存者は4人。
     本書は、
     棺のなかの母と対面した前田慎太郎さん(当時9歳、和歌山県。第二章「ふつう」が幸せ)
     当時40歳の父が事故機に乗り合わせた谷口篤志(あつし)さん(当時13歳、大阪府。第三章 遺書の重荷)
     ディズニーランドからの帰路に父、母、妹が犠牲となった小川領一さん(当時16歳、大阪府。第四章 父が残した機内写真)
     兵庫県歯科医師会の幹部だった父をなくした歯科医・河原忍さん(当時36歳、兵庫県。第五章 検視する側にまわって)
     以上の4人を中心に遺族たちのその後をたどり、父と息子たちの生と死を紡ぎ出していきます。

     たとえば、墜落寸前の機内で走り書きされた遺書が残された谷口篤志さん。事故のあった時、13歳だった篤志さんは2008年に結婚、経営コンサルタントとして働く一児の父親です。ボーイスカウト活動の熱心な指導者だった父と母、弟の4人家族の暮らしはあの8月12日を境に一変しました。
    〈えっ、これ何?
     それは、気分が悪くなった時に使う機内に備え付けの紙袋だった。その紙袋は、何かを入れて巻いてあった。半分は血でべっとりだ。巻かれていたのは免許証だ。
     なんで免許証をこんなところに入れてあるんだろう? そう思った時、眞知子の目が鉛筆で書かれた文字に吸い寄せられた。
    「まち子 子供よろしく 大阪 みのお 谷口正勝 6 30」
     簡潔なその言葉は、紙袋の底に走り書きされていた。その瞬間、眞知子は、
    「遺書やわ!」
     と、叫んでいた。
    「まち子 子供よろしく」――それは、まさしく夫から自分へのメッセージだった。
    「パパや・・・・・・」
     眞知子はこの時、初めてそう思った。この遺体は夫だ。間違いない。夫は死ぬ前に私にメッセージを残したのだ。〉

     すべての面で頼り切っていた夫が突然いなくなって、走り書きの遺書が残された。二人の子どもを託された妻。その日を境にまるで変わった母親に子供たちは戸惑います。何かにあると、母は篤志さんたちこう言ったという。

    〈「パパがこんな遺書を残してるのに、最後まで、あなたたちのことだけ心配してたのに、はずかしくないの!」
     それは絶対的な言葉だった。
     子どもたちにとって、父の遺書以上に大きいものはこの世に存在しなかった。それは、小さな誠にとっても絶対的なことだった。
    「仏壇の前に、連れていかれて、“恥ずかしくないの、お父さんに謝れ”って言われるのは、結構、長い間つづきましたよ」
     と、誠が言う。〉

     優しく、そして絶対的な存在だった「パパ」の死は、谷口家のすべてを狂わせていきます。しかし、兄の篤志さんにとっては辛かったのは、母がすぐ涙をこぼすことだった。

    〈立ち直れない母は、すぐに涙を流した。谷口家の生活自体が「涙が日常」になっていたのである。
    「母が泣くと、もう泣かないでくれ、と言いました。すると今度は、母がトイレで隠れて泣くようになりました」
     しかし、めそめそトイレで母が泣いていることが、やはり誠にはわかってしまったという。
    「それで結局、誠もめそめそ泣くんです。ある時、僕は母がトイレで隠れて泣いているところへ誠を連れていったんです。それで、“ほら、誠がまた泣いとるやん。もう泣かんといてくれ”とトイレの中にいる母に言いました。そうしたら、トイレの中から母が、いきなり“泣いてへんわい!”と、大声で叫んだんです。その“わい!”という部分が大きくて、それがなんとなくおかしかった。それで、思わず誠と二人で大爆笑したんです。泣いていた誠が大笑いしました。母も、トイレから出て来て、泣きながら笑いました。それは事故から一年くらい経った頃ですかねえ。心の底から笑ったのは、事故後、それが初めてでした。家の中は、そこから少しずつ、変わっていったのかもしれません」
     地獄だった家の中がやっと変わり始めたのは、それからのことである。〉

     死を覚悟した時に父が残した「遺書」は、残された家族にとって、大きな励みであると同時に人知れず背負った重荷だったと振りかえることができるようになるまでに、谷口家の3人が乗り越えなければならなかった試練は一言で語り尽くせるものではなかったと思います。
     本書に登場するほかの家族たちも同様です。人にはいえない苦労の数々が行間に埋まっています。極限を見た人間だけが発揮することができる強さと優しさが静かな感動をもたらします。四半世紀を経て、あらためて読み直す価値ある本です。
    (2013/7/12)
    • 参考になった 2
    投稿日:2013年07月12日
  • 70年代生まれの漫画好きのための物語
    70年代のため、と言ってももちろん話がわかる人には超絶に面白い。

    炎の転校生を読んだことがなくてもエヴァンゲリオンは観たことがある人や、
    エヴァンゲリオンは観たことがなくてもあだち充のみゆきを毎週読んでいた人や、
    漫画なんか興味ないけどアニメは大好きだぜとオネアミスの翼からナディア、グレンラガン辺りを観たことがある人なんかにオススメです。

    この物語はフィクションだけどノンフィクションでもあり、ノンフィクションだと思って読んでいくと主人公が誰なのかわかる。
    その本人であろう島本和彦はほんとにこういう感じの人で、現在もツイッターでそんなキャラのままやり取りしているのが見れる。
    今はそういう時代なので漫画家を近くに感じられるが、昔は本当に存在するのかすら確証がないじゃないか!とほんとに思ってたものである。
    それこそこの漫画のホノオくんのように妄想ばかりして生きていた時代を思い出して恥ずかしい。

    一応予備知識がない人にもオススメしたいけど、やっぱりおっさん共にオススメしたい漫画である。
    • 参考になった 10
    投稿日:2013年07月11日
  • 敵の将軍や名も無き兵士までもがかっこいい
    主人公や主要な登場人物がかっこよく描かれているマンガはたくさんあると思いますが、キングダムは主要な登場人物でない味方の将軍、敵の将軍、はては名前さえ出てこない兵士までもがかっこいいんです。特に私がお勧めするのが、12巻から16巻まで描かれている戦いで、数多くの名シーンがあり、必見だと思います。
    • 参考になった 18
    投稿日:2013年07月11日
  • ピアノに育てられた2人の少年の話
    ※ネタバレしてません※

    1巻1巻がとても短く感じるくらい、さくっと読めちゃう本。
    それなのに中身が薄いわけでもなく・・・。
    早く次、次の巻を!と思ってしまうストーリーでした。
    読む前は“芸術系の漫画にはありがちの、努力家と天才による確執とかのストーリー展開かな?”と思いきや、
    ひとりひとりの心情の描き方とか、師との出会い方とかが、
    とても魅力的な演出で、気づくとあっという間に22巻まで読んでしまいました。

    ほんわか雰囲気、葛藤、人間性、表現、夢、ピアノと自分。
    それがこの作品のキーワードです。
    • 参考になった 5
    投稿日:2013年07月10日
  • アシアナ航空にアリスが乗っていれば。
    いよいよ物語も佳境。ラスト前の感としては上々の盛り上がりです。
    • 参考になった 0
    投稿日:2013年07月10日
  • 匿名希望
    アニメ化
    7/11からアニメ放送開始ってことで楽しみです。
    • 参考になった 0
    投稿日:2013年07月10日
  • 匿名希望
    都市伝説もピンきり
    都市伝説を扱ったホラー漫画…と思って低俗霊デイドリームみたいな話かと思って期待したのですが…
    1つのテーマに絞って話が進むのかとおもいきや、複数の都市伝説がいっぺんに出てきてその設定が頭に入ってないとちょっと理解するのが難しかったです。
    じっくり読めばいいんですがネームが多めなのでつい飛ばしがちになり、気づくと話がよくわからなくなってしまってました。読み返しが必要ですね。※推理的な内容はあまりないです
    でも色々な都市伝説を知る事ができるので良いです。
    • 参考になった 1
    投稿日:2013年07月10日
  • 匿名希望
    ニヤニヤがとまらない!
    宮原くんがへんたいでいなければならない理由が実に可愛いらしくて見ているこっちがニヤニヤしっぱなしになります。へんたいとピュアの狭間をいく宮原くんと、かなでちゃんの今後が楽しみです!(1巻のみ読了)
    • 参考になった 2
    投稿日:2013年07月10日
  • 匿名希望
    懐かしい
    ありましたね、この作品
    女性に近づくと白髪になるんですっけ。
    • 参考になった 0
    投稿日:2013年07月10日
  • 匿名希望
    絵が下手だと思っていた
    下手だと思ってたのにそれが味を出して、凄惨な場面や巨人の不気味さが際立っている。
    アニメもクオリティ高いし、純粋に面白いと思う。
    新人で一発目(?)から大当たりする人は最近あまり見なかったので、漫画に対して目が肥えた人でも新鮮さが最大限に活かされている今作は面白いと思えるのではないか。
    • 参考になった 21
    投稿日:2013年07月09日
  • ネタバレあり
    中国風の歴史ロマン!
    世界観は三国志っぽいです。
    少女マンガなハズなのですが、色気もラブ要素が少ないです。
    跡目争いや国土拡大など、少女マンガでは珍しいぐらいの、政治ドラマです。

    亜姫は幼少時代不遇なお姫様でしたが、王としての素晴らしい才覚があったようで、本人の意思とは関係なく、巻が進むごとに歴史の渦に巻き込まれていっています。

    ところどころで登場する女王となった亜姫の回想が後悔している風なので、薄星との間に何か不幸な出来事が起こってしまうのだろうかと気になっています。
    亜姫と薄星には幸せになって欲しいです。

    続きが待ち遠しいです。
    • 参考になった 1
    投稿日:2013年07月09日
  • 刑務所から出所してきた受刑者を、住民にはそうとは言わず、ただ「新住民」として受け入れる――新たな国家プロジェクトのテストケースとなった魚深市。受け入れる「元受刑者」は11人。それぞれが強盗、殺人、放火、強姦、詐欺等々の凶悪犯罪に手を染めてきた人間です。彼らがそうした過去を持つ人間であることを知るのは、市内において市長以下3名のみ、「元受刑者」たちも、それぞれを知ることは無い――。この設定だけでゾクゾクしちゃいますね。原作は『がきデカ』等で知られ、現在は小説家の山上たつひこ。作画は『ぼのぼの』『sink』等、笑いであろうが物語であろうが“不条理”を描かせたら随一のいがらいしみきお。天才2人による夢の共作です。まだ何も起きていないにも関わらず、不穏さだけはこれでもかと伝わってくる1巻。ある伝統行事をきっかけに、その不穏さが形を持ちだす2巻。そして市長さえも知らなかった、本プロジェクトに関わるある事実が明かされる3巻……どの巻も読み終わると「ぶはっ!」と息を吐き出してしまうような、読んでいる間じゅう息を止めてしまうような、そんな緊張感を持つ作品です。
    • 参考になった 6
    投稿日:2013年07月09日
  • 作家、文芸評論家の丸谷才一(2012年没)は本書初版出版直後、「週刊文春」(1989年1月26日号)の書評で「比類ない青春の書」との賛辞を贈っています。「どう見ても愚行と失敗の記録であって、それゆえ文学的だ」という言葉に救われる思いがした、と著者の川本三郎さんは電子書籍の底本となった新装版(平凡社刊)巻末に寄せた「三つの時間 新装版刊行にあたって」に記しています。〈文章を書く生活を始めてから十五年以上になるがその間、私は主語をつねに「僕」ではなく「私」にしてきた。はじめのうちは無意識にそうしていたのだが途中から意識して「私」を使うようになった。「私」と「僕」の区別などたいした違いはないように思えるが、私にとってはなぜか「僕」は使ってはいけない(引用者注:書籍ではこの箇所「使ってはいけない」に傍点がうたれています)言葉に思えてならなかった。そのことをいま説明するのはとても難しい。あえていえば、私は「私」を使うことによって浮いた気分、軽やかな気持を禁止しよう、抑制しようとしてきたのかもしれない。「僕」を使えば言葉がハイ・キーになめらかになるところをあえてロー・キーの「私」を使うことで私は自分に枷をはめよう、自分を窮屈にしようとしてきた。表現者はふつう自分を自由にしようとするのに、私はその逆をしようとした。といってもなにか大仰な文章上のスタイルの変革を試みようとしたのでは決してない。ただ私には「私」を使うしか自分を表現する手だてはないと思い込み続けてきたのだ〉(本書「あとがき」より)1972年1月9日、「朝日ジャーナル」の記者だった川本三郎さんは、前年夏に朝霞基地で発生した自衛官刺殺事件の取材過程で起きた「証拠隠滅」行為によって埼玉県警に逮捕され、容疑事実を認めた段階で、朝日新聞社を解雇されました。東大法学部卒業、1969年4月に入社して「週刊朝日」を経て「朝日ジャーナル」編集部に在籍していた27歳のときでした。9月27日、浦和地裁で懲役10ヵ月、執行猶予2年の判決。控訴はせずに判決が確定した。川本さんが保釈されてから2週間ほどたったとき、決定的な事件が起きました。連合赤軍事件です。本書から引用します。
    〈あさま山荘での派手な銃撃戦で始まったこの事件はやがてリーダーたちの逮捕のあと、組織内部で凄惨な「総括」、殺人があったことが明らかになっていった。群馬県の山のなかから次々に遺体が発見されていった。おそらくこの時代、全共闘運動をはじめとする新左翼運動に何らかの形で関わった者でこの事件に衝撃を受けなかったものはいないだろう。「連帯」や「変革」といった夢の無残な終わりだった。自分たちが夢みたものが泥まみれになって解体していった、そして(おそらくは)誰もそれに対して批判すらできなかった。ただ自分たちの夢みたもの、信じようとした言葉がひとつひとつ死んでゆくのを黙って、呆然として、見つめるしかなかった、沈黙する以外になかった。そこからいつの日か再生できるのかどうか誰にもわからなかった〉川本三郎さんは60年代後半から1972年にかけての自らの「青春」を、十数年をへてようやく見つめ直し、文章化しました。それが本書『マイ・バック・ページ ある60年代の物語』です。再び「あとがき」から引用します。〈私の事件は、ジャーナリズムの歴史のなかで見れば、60年代後半に大学を中心に生まれた新左翼運動が権力によって沈静化されていく過程で起きた、権力によるジャーナリズムへの介入ととらえることができるだろう。ただ私には72年の出来事をそんなふうに客観的にだけ語ることはできなかった。より個人の側に惹きつけてひとつのメモワールとして書きたかった。きわめて政治的な事件を心情的にとらえたかった。出来事というのはつねに個人の身に起こるときには、その個人の内面感情にそって起こるものだから。(中略)あの時代、新左翼運動に共感した企業内ジャーナリストが、過激派と呼ばれる突出した政治組織の行動を取材するとはどういうことだったのか〉〈私は犠牲者のように自分を描くこともできはしなかった。逮捕されたあと友人の名前を権力の前で口に出してしまったのだから。権力に一人で対抗することができなかったのだから。そのことの責めを私は明確に負わなければならないだろう。「もう疲れたから」「闘う気力がなくなっていたから」はエクスキューズにはならないだろう。私が「僕」というイノセントな主語をどうしても使えないひとつの理由はこの「負債」があるためでもある〉「連帯」という言葉が夢とともに声高に語られた時代――1969年1月の東大安田講堂封鎖解除から1970年11月の三島由紀夫割腹自決を経て、1972年の連合赤軍事件へ――死が身近に、たくさんあった「政治の季節」が終わっていきます。その春に大学を卒業して週刊誌編集者になった私も、川本さんのいう「夢みたもの、信じようとした言葉がひとつひとつ死んでゆくのを黙って、呆然として、見つめるしかなかった」一人です。川本さんは、本書のタイトルをボブ・ディランの曲からとったといっています。そのリフレインの詞「あのころの僕はいまより年をとっていた。いまの僕はあのころよりずっと若い」が好きだとも。そんな気持に後押しされた川本さんの「青春の書」。私たち同世代にとってはオンリーイエスタディなのですが、その本が、出来事のあったころにはまだ子どもだったり、まだ生まれていなかった若い世代の編集者や映画人たちによって支えられ、映画化されてきたという。電子書籍化の機会にさらに広範囲の若い世代の方々が手にとって、半世紀近く前の「熱い政治の季節」になにがあったのか、その一端を知っていただけることを願ってやみません。(2013/7/5)
    • 参考になった 2
    投稿日:2013年07月05日
  • 現在「アオハライド」を連載中の著者の前作がこの「ストロボエッジ(全10巻)」です。こちらも連続2度読みしました!面白いです!まず申し上げたいのは主人公の「仁菜子ちゃん」ですが……一言、ズルいです!!!もうね、かわいいんですよ。これは無理です、真似できません。持って生まれたもの。かわいすぎる。まあ天然と言うか一生懸命なんですよ。まったく私にはない要素でかわいくて憧れるというか、母のような気持ちになりました。ということで、本当にカッコイイ学校1人気のある「連くん」を好きになってしまうわけですが、そこから仁菜子ちゃんがどうこの”初恋”を自分なりに成就していくのか!?是非一度読んでみて欲しい作品です。そして間違いなく連くんは萌えれます。
    • 参考になった 5
    投稿日:2013年07月05日
  • 世界文化遺産に登録されてお祝いムード一色の富士山ですが、弾丸登山の危険を指摘する声も聞きます。山小屋等での睡眠をとらずに、夜通し歩き続けて登頂を目指すのだそうですが、高山病や落石発見の遅れなど危ういことばかりのようです。ヒマラヤ山脈の登山を舞台にした『K』の原作は『アストロ球団』で知られる遠崎史朗、作画は谷口ジローです。不可能だと思われる高難度の登山に挑戦する「K」を主人公にした読み切り集なのですが、この漫画の魅力は精緻で圧倒的なリアリスティックな画そのものです。鉄よりも固い氷壁や、逆層と呼ばれる手がかり・足がかりの置き場がまったくない絶壁を這いつくばるシーンを目にすると、まるで読者自身が絶体絶命の状況に置かれたような錯覚に陥り、息を呑んで肝を冷やすばかりです。そんな難攻不落のルートに果敢に挑戦するKですが、大自然の恐れを知らないわけではなく、逆に熟知しているからこそ登山に繰り出せるようです。ここ一番の登山の前には、Kは普段たくわえている髭をきれいにそり落として、家を後にします。その理由は、体を清めて死化粧をすることにあります。無謀とは対極的にある、熟慮を重ねて覚悟を背負った男だけが発する情熱をヒシヒシと感じる物語です。(2013/7/5)
    • 参考になった 0
    投稿日:2013年07月05日