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  • 海を汚す人類を懲らしめようと、海の底から恐ろしい侵略者がやって来た。その名はイカ娘。一見、頭髪のように見える10本の触手は、自在に動かすことができるうえ、攻撃に使えば、家の壁をぶち破るほどのパワーを発揮する。しかし、60億を超える人類を支配するには、戦闘力がいまひとつだった。地上侵略の足がかりにすべく、手始めに近所の「海の家」を占拠しようとするも至らず、そこの人間にもてあそばれる日々が始まってしまった……。征服されるのはいやだけど、イカ娘がんばって! (2011/12/20)
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    投稿日:2011年12月20日
  • 澄んだ夜空に星がきらめく季節となりました。銀河を舞台にしたSFコミックをご紹介します。宇宙最強のエスパーであるジャスティ・カイザードが主人公の『ジャスティ ~ESPERS LEGEND~』(岡崎つぐお)です。コズモポリス所属のジャスティは、超能力を使って重罪を犯すクリミナル・エスパーを「処分」するのが仕事。こう書くと、重たげな内容に思われそうですが、『ただいま授業中!』などラブコメディの作品も得意な作者ですから、魅力的なヒロインも登場します。第一話では、ジャスティが捜査のために日本を訪れ、女子高生の立花美子と出会います。キュートでおちゃめに描かれた立花のキャラクターぶりがエスパーの戦慄的な戦いに、絶妙な調和となって冒頭から読者を惹きつけます。また、ジャスティが処分したクリミナル・エスパーを父に持つアスタリス・ベガという少女は、当初ジャスティを激しく恨みますが、やがてジャスティの真意を知って心変わりしていきます。物語はやがて、アンドロメダ反乱軍とコズモポリスとの戦いである銀河系大戦が描かれます。ジャスティと最愛の義理の姉であるジェルナも参戦するのですが、圧巻シーンの連続です。電子書籍には、ここまでのストーリーと「特別編」が収録されています。加えて、webマガジンKATANAでは、新作続編を連載中ですので、こちらもご期待ください!! (2011/12/20)
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    投稿日:2011年12月20日
  • 漫画の神様・手塚治虫の創作秘話を描いたマンガが話題です。今回、ご紹介する『赤塚不二夫のことを書いたのだ!!』(武居俊樹)は、ギャグ漫画の天才・赤塚不二夫を長年担当していた敏腕編集者の目で記した読み物です。赤塚はTVや週刊誌等でも何度も取り上げられているので、大勢の人の頭には「酒におぼれた漫画家」としてのイメージがあるようですが、ここには知られざる天才・赤塚の素顔が描かれています。数々の代表作が生まれた舞台裏も、惜しげもなく明かされているのですが、その際の赤塚と著者や周囲とのやりとりが、まるで昨日の出来事のように克明に描かれていて臨場感たっぷりです。例えば、こんな話。武井が「週刊少年サンデー」で『おそ松くん』を担当していた時にライバル誌「週刊少年マガジン」で『天才バカボン』の連載が始まりますが、『天才バカボン』の衝撃的なヒットを目にした武井は、あろうことか『天才バカボン』を「週刊少年サンデー」に移籍させてしまいます。この時の、赤塚と武井、そして編集部の当事者たちが口にする言葉の数々には、ど肝を抜かれます。豪気な男達なのです。他にも数々の破天荒なエピソードがてんこ盛りのように描かれていますが、天才も老いには勝てません。終盤には、漫画を描きたくても全盛期のように創作できない哀しみがにじみ出ています。そして、この天才がいかに多くの人に愛され、多くの著名な漫画家をデビューさせたかを再認識させられます。年末年始は、この本を読むことに賛成なのだ!!(2012/12/20)
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    投稿日:2011年12月20日
  • 溝口敦さんは、創価学会追及や山口組本を数多く執筆してきたジャーナリスト、ノンフィクションライターで、1990年に東京都新宿区高田馬場の仕事場玄関前で左背中を刺されて重傷を負っています。山口組関係の著書が背景にあっての襲撃事件と見られましたが、犯人逮捕には至らず、時効が成立。さらに2006年に東京三鷹市の路上で溝口さんの長男が山口系元組員に太ももを刺されて重傷を負うという事件が発生。この襲撃事件では実行犯2人と直接の依頼者が逮捕され、溝口さんと長男は元組員と上部団体の山建組組長らを相手に損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こしました(2008年に和解)。一連の襲撃事件によって、溝口さんの山口組の実態や今後の動向などに対する分析、予測がいかに正鵠をえているものであったか、暗に示されたと言っても過言ではないでしょう。本書『ドキュメント 五代目山口組』はそうした反社会的組織の知られざる内幕をまさしくインサイドから寄せられた匿名情報の真偽を丁寧に確認しながら事実を積み上げていくという、溝口さんらしい一冊になっています。とくに暴力団はこわいもの、といった旧来のステレオタイプ的な暴力団像が急速に変化していて、すぐそこにいる隣人のような顔をした存在になってきているという指摘には、それこそ目からウロコのような驚きがあります。いわゆる暴力団対策法(暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律)以降、私たち一般市民も暴力団など反社会的組織との接点をなくすことを強く求められるようになっています。そのような世の中の変貌は当然ながら山口組のシノギにも大きな影響を与えています。なんでも肥大化した山口組所属の暴力団員は2万2000人で、全国の暴力団員の4人に1人が山口組系という計算になるそうです。ここまで突出した山口組でさえ、溝口さんによれば、合理化時代にあって「盃の契りよりカネ」の精神色濃く、かつての任侠映画とは全く違う有り様となってきているという。山口組系の中堅組員の証言を引用します。〈わし喧嘩はようしません。その力もないし。今いちばん、考えていることは素人の人に可愛がってもらういうことだけですわ。実際わしらの仕事いうたら、顔を知ってもらって可愛がってもらう、これで七割いくのとちゃいます?〉具体的には中小規模の建設業や風俗産業、不動産業や金融業などを含む社長や店長といった者のお近付きを得、債権-債務の関係などのもめごとの際、解決を任されるということだろう。ほとんど出入りの業者の雰囲気さえ漂う――溝口さんは現場の声を拾い上げて、平和主義、経済主義にカジを切った山口組の今後をこのように指し示しています。これはとりもなおさず、私たちにとっては、「仕事の相手、気がついてみたら暴力団関係者」という時代が始まっているということです。その意味で、1990年に出版され、2002年に文庫化された本書がいま、電子書籍となって改めて読むことができるようになったのはうれしい限りです。反社会的組織「暴力団」に対する旧来の先入観をこの際捨て去って、新たな気持で目を通しておくべき必読書です。(2011/12/16)
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    投稿日:2011年12月16日
  • 少し前に小劇場の舞台を観に行きました。その舞台中、「結婚を迫られてるだけど役者を辞めて定職に就けと言われた。でも役者って長くやってある程度年とっちゃうとやめられねえんだよ!」みたいなセリフがあって、うなずくことしきり。演出なのか楽屋オチなのかわかりませんが、確かにクリエイターとかアーティストとかこんな人ばっかりなんですよねえ。…などと長い前置きをして紹介するこの作品、主人公はミュージシャン。サックスで身を立てようとする青年のお話です。主人公を含めた音楽に携わる者たちの置かれた状況をうまくとらえて、彼らの音楽に対するスタンスの違いでストーリーを構成。うまいだけのスタジオミュージシャン、最後のチャンスに賭けるベーシスト、親の七光りのアイドル…。埋もれるのかのし上がるのか、それは技術だけじゃないし心意気だけでもない。自分の才能を信じて道を進むその悲喜こもごもが伝わってきます。それで、夢の途中というより苦労の途中、で終わってしまうのが何とも切ない。このラスト、決してHAPPYじゃないと思うのですが…。苦労してる知り合いを見ているせいで、深読みしすぎてますかね。(2011/12/16)
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    投稿日:2011年12月16日
  • 「このマンガがすごい!2012」で、見事オンナ編1位を獲得した『花のズボラ飯』が登場です!読んだ人から「お腹減るよ」って聞いて、本当かな!?と、ためしに読んでみたところ…生唾出そうな勢いでした(σ¬'`*)) 花ちゃんの食べっぷりとリアクションがいいですねw 「ズボラ飯」ってそういうことだったのね!とw とりあえず、基本の卵かけごはん(醤油注ぐの失敗したけどw)と、これ読んで鮭フレークは買いに行きましたよ!W そしてさっそくマヨネーズと混ぜてパンに塗って焼いて食いました!鮭の焼ける匂いといい、ちょっと焦げたマヨネーズや鮭フレークの香ばしさとトーストのサクサク感といい、たまらないですね~!! 何枚でもいけました!でもその後の、キャベツ切ってチーズ乗せて~ってのはさすがにやらなかったw なぜかって?それは包丁使うのめんどくさかったからだよ~~~~~^ω^ω^ω^ω^ω^ω^ω^あと洗い物増えるしね!本当のズボラとはこういうことを言うのだ!実はズボラな中にも花ちゃんの食に対するものすごい拘りを感じますよねw 料理しない人には到底辿り着けないズボラ感だと思います…ミョウガなんて普通に持ってないよ!家にミョウガやしば漬けやかんずりなど、材料や調味料が揃っていて、普段から簡単な調理をしている人だからこそのズボラ飯かな!という感じがしました。まあなにはともあれ、色々勉強になりました(*`▽´*) 材料が手に入れば作れそうなものばかりなので、他にも気合を入れて(!)色々試してみたいと思います~p(*^-^*)q
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    投稿日:2011年12月16日
  • 原田壮、38歳、ベストセラー作家。気ままな独身生活を送っていた彼のもとに、続々と過去の恋人たちとの間にできた子供たちが大集合! 気が付けば、6人の子供達の父親になってしまい──。なんじゃそりゃ( ゚д゚)とスタートで一瞬思わせながら、内容はとってもイイ話が満載です。主人公の壮は、オトナなのか無責任なのかわかりませんが、子供たちの悩みに真剣に向き合い、またいい具合に助けたり、いい父親をやっています。個人的に、山崎さやかさんの作品で中でいちばん好きです!! (2011/12/13)
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    投稿日:2011年12月13日
  • 今年の夏、SFの巨匠・小松左京が亡くなりました。SFファンにとってはまさに巨星墜つ、という衝撃的なニュースでした。多作な小説家ですが、『日本沈没』は代表作として、あまねく知られています。さいとう・たかを率いるさいとう・プロが描いたコミカライズ版でも、小説の持つ細やかな設定や科学的な論拠が活きています。エキセントリックなタイトルに思われがちですが、地殻(大地)は海水に浮かぶ氷山のようにマントルに浮いていることを描写した場面などは、地上の生命がまさに奇跡的なバランスの元に生きていることが良くわかります。大地震や大噴火などのショッキングなシーンも登場しますが、この作品が面白いと思うのは、日本が無くなるという時に日本人を世界各国が、どのように受け入れるかを描いた場面です。1億1千万人という膨大な数の人間です。国連ではさまざまな案が出ますが、日本民族の行いとは無関係に自然災害によるものなのだから、という理由で温かい眼差しが向けられ始めます。読み終えて少し怖く思ったことは、祖国を去らなければならないという舞台設定が荒唐無稽でも空想の物語でもなくなってしまった、ということです。(2011/12/13)
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    投稿日:2011年12月13日
  • えんま大王の娘にして、地獄の世界を家出してあこがれの地上にやって来た女の子・サラミが主人公、それが『地獄のサラミちゃん』です。作者はイラストレーターとしても活躍する朝倉世界一。キュートなカットを描きますが、男性です。サラミの頭は三つ編みに見えますが、実は髪の毛ではなくてヘビ。サラミの心情を代弁するように表情をめまぐるしく変えます。お話は、サラミちゃんがぴょん子のステーキハウスでアルバイトして暮らす非日常な日々をゆるく描いています。かなりの脱力系のマンガですが、読み始めるとサラミちゃんの魅力に引き込まれてズルズルと読みふけってしまいます。お姫様ゆえにわがままな性格ですが、大好きなビリーを目の前にすると素直になれないで、つい心にもないことを口走ってしまう女の子です。なにより、マンガから今にも飛び出してきそうな、サラミちゃんのパワフルな元気さがこの漫画の魅力のようです。(2011/12/13)
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    投稿日:2011年12月13日
  • やっぱり、オールドファンとしては同じようなタイトルが並んでいたら、こっちを取ってしまいますね。あの『聖闘士星矢』の正当なる続編の登場。そう、まさしく続きの作品。少し前に『リングにかけろ』が〝2〟として復活しましたが、こちらは世代変わりしていて、徐々に先代の偉大が重荷になり、オリジナルとは違うカタルシスのないラストになってしまいました。でも、こっちは続きなんですから世界観もそのまま、主人公は変わりましたが瞬も一輝もあの時のまま登場。変な気負いも感じることなく、安心して読めます。また、ストーリーの引っ張り方もあの時のままで「次、こうなるだろうな」わかっていても先が気になって読み続けてしまう。昨今、緻密ですばらしくきれいな作画をされる漫画家は多いですが、この読ませてしまう圧倒的な漫画力は漫画黄金期のトップを張っていた漫画家じゃないと出せないものだとつくづく思います。新しい要素としてはこの作品は全編カラーに。できればCGじゃなく、〝ブーメラン・テリオス〟ばりの色塗りを見たいですが、それはぜいたくかな。(2011/12/9)
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    投稿日:2011年12月09日
  • 立野真琴さんの描く、超人気のヒーローものです!キタ(゚∀゚)コレ 立野真琴さんは少女漫画出身ということもあってか、いわゆる「やおい」(山なし・落ちなし・意味なし)ではなく、本筋のストーリーがちゃんとあり、しっかりした設定の作品が多いです。この作品は、子供向け特撮番組を舞台としたちょっと特殊なジャンルのボーイズラブ。子供向け特撮番組とはつまり日曜の朝8時頃にやっている戦隊ヒーローものを想定していると思うのですが、本格的なヒーローのコスチュームやアクションシーンなども見どころです!へ~特撮ってこんな風に作ってるんだ!という撮影の裏側なんかも見られたりして、大変興味深く楽しく読めます。子供向けだとバカにしていたヒーロー番組の主役に抜擢された若手俳優の南波は、敵役の共演者・澤田の迫力ある演技に魅せられていく。だがある日、澤田が男とキスしているところを目撃し、動揺しつつも、南波は澤田への想いを自覚してゆくが…。ヒーロー(主役)とヒール(悪役)の切なくて、胸が痛むラブストーリーです。爽やかなヒーロー番組にもかかわらず、演じる中の人たちの関係はドロッドロです!W元カレや間男なんかも絡んできて、朝の特撮番組のはずなのに、昼メロよろしくメンバー間の泥沼な恋愛ドラマが繰り広げられています。(※もちろん全員男です!W)個人的には2巻から絡んでくる年下攻めの片桐がイイ奴で大好きです☆(´ε`*)間男好きなんですよね…応援したくなってしまう(´p・ω・q`)ガンバ♪連載中からいったいどんな結末になるんだ!?とハラハラドキドキな展開で、続きが物凄く気になってました!特撮ヒーローたちの傷だらけの1年間を是非ご覧ください!!
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    投稿日:2011年12月09日
  • ありとあらゆる金と欲望がストレートに集まってくる場所。そのニューヨーク国際金融市場が、一週間の死闘を終え、つかのまの眠りにつこうとしている金曜日午後4時16分――幸田真音『傷 邦銀崩壊』は、一日の、そして一週間の緊張がとけようとする瞬間を待っていたかのような突然の巨額取引から物語が始まります。冒頭シーンから引用します。〈ルーク・サイモンの思惑は見え透いていた。「臆病者!」吐き捨てるようにそう言って、州波はすぐに受話器の保留ボタンを解除(オフ)にした。(中略)州波は電話の相手にルークの売り値を告げた。ルークに対するのとは対照的な柔らかい声で、しかし明確に、あくまで毅然とした言葉遣いである。即座に州波は客の了解を得た。「オーケイ。取引成立(ダン)! ルークの売り、ミスター・ハニーフの買い。102の11/32で十億ドルの指標銘柄(カレント)の長期国債(ロング・ボンド)よ。いいわね」州波は再びルークに向かって叫ぶ。たったいま客との十億ドルの取引が成立したことを確認するためである。インターコムの向こうで、ルークが悪態をついたのが聞こえた。いや、悲鳴をあげたと言うほうが正しかった〉有吉州波(すなみ)は、世界のトップを競うモーリス・トンプソン証券で、国際営業部門のトップ・セールスとして実績を築き、日本人女性でありながら37歳の若さで取締役に取り立てられた。しかも類い稀な美貌の持ち主。その凄腕に巨額な投資資金を託す投資家たちの存在(「1本が100万ドル」を意味する世界で、一瞬にして1000本を売り買いする!)、そして彼らの欲望と思惑が交錯して行き詰まるようなディーリングの実態・・・・・・幸田真音のスピード感に溢れるテンポのいい文章によって読者は国際金融の世界、その舞台裏へと一気に引きずり込まれていきます。プロローグにみなぎるドキドキするような切迫感はいうまでもなく、かつて米国系銀行の債券ディーラーとして国際金融取引の現場を身をもって体験した幸田真音だからこそ書けるものです。ちなみに、筆名の「真音」は、「まいん」と読み、「買い」を意味する取引用語「mine」(マイン)からつけられたそうです。本書は1998年の出版時のタイトル『傷』が文庫化の際に『傷 邦銀崩壊』と改題されたことからもわかるように、バブル崩壊によって大打撃をうけた邦銀「康和銀行」内部で進行していく巨額損失隠しの策謀、そこにつけ込んで巨利をむさぼる外銀や外国証券会社の思惑を横軸に、そして縦軸には康和銀行ニューヨーク支店課長だった恋人・明石哲彦の死の真相を明らかにしようと動く有吉州波の仕掛けと復讐をおいて物語は展開されていきます。そして最後に待ち受けている思いも寄らぬ結末・・・・・・20世紀末の国際金融戦争の舞台裏――欲望の凄まじさとマネーをめぐる暗闘に傷ついていく男と女の哀しさを幸田真音は見事に描ききりました。新聞紙上を「ユーロ危機」「ドル不安」などの活字が踊るとき、その陰では「有吉州波」が静かに動き始めている。そんな思いがしてくる時代性をもつ力作です。(2011/12/9)
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    投稿日:2011年12月09日
  • なにかと理由をつけては酒を飲み、飲み屋に繰り出しては管を巻く! 日々、酒で笑い酒に泣く! 生産性ゼロ! …なんて素晴らしい酒飲みライフ!(゚∀゚) 酒飲みの真のバイブル『平成よっぱらい研究所』の二ノ宮知子が贈る、本格派酔っ払いビジネスストーリー!! 社内No1の業績を叩き出す営業二課は、ただ飲みに行くためだけに仕事をする!! 職場のノリは就業中から居酒屋そのもの!! もう、むっちゃくちゃで笑えます!!! うんちくとかどうでもいいもーん、ただ飲みたいだけだもーん派なあなたなら、きっと楽しくなってしょうがない爽快で豪快な傑作!(2011/12/6)
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    投稿日:2011年12月06日
  • かつて、野球とベースボールは違うといわれましたが、メジャーで活躍する日本人選手が増えるにつれて、あまり耳にしなくなった気がします。ただ、野球場とボールパークは異質のようです。『ボールパークへようこそ』(高田靖彦)に登場するビール会社の会長・鳥塚は「ひとつのチームの絶対的な強さじゃなく、高いレベルでのせめぎ合い」を求めてファルコンズを買い取り、仙台に天然芝の「仙台野球園」を作ります。あとは肝心の人材なのですが、メジャーリーグで大活躍する矢畑を獲得し、甲子園のかつての優勝投手・門前(もんぜん)をスタッフとして招きます。でも、従来からの負けグセがついた最弱球団はそんなに簡単に強くなりません。このマンガを読んで面白いと思ったのは、主人公・門前の野球に対してのひたむきさ、というかじたばたぶりです。かつて人気球団にドラフト1位で入団した門前は、故障によりプロ球界を離れます。そして、今度はファルコンズの裏方スタッフとして、ボールパークのように選手と観客が一体になって楽しめる球団作りを支えようとしますが、困難ばかりが待ち受けます。かつてのヒーローが挫折ばかり味わっても野球から離れられない、その情熱に胸を打たれます。どこかの球団のオーナーにも読んでほしいな、と思いました。 (2011/12/6)
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    投稿日:2011年12月06日
  • 「私 甘子 28歳 独身 エロまんが家」の切り口上ではじまるコンビニのマンガが、この『甘子 28歳 独身!ぷちムカ・コンビニ』(フカザワ ナオコ)です。タイトル通り、コンビニに対してちょっとだけ物申したいネタが並びます。「いらっしゃいませ」のひとことも言わない無愛想な店員やお弁当の売り切れ、カップラーメンに入れるためのお湯切れなど、ぷちムカのストーリーが綴られているのですが、途中で笑ってしまいました。ある日突然、甘子が「コンビニのレジの中にいます」と、今度は店員の目で描き始められるからです。甘子が連載している出版社が倒産して収入が厳しくなり、コンビニでバイトしなければならなくなったからです。驚いたのは、コンビニでひそかに利用されているという「裏マニュアル」です。朝、行列が出来そうなときに運用されるらしく、本当にあるかどうかは知りませんが、これには笑わされました。ほかにも、立ち読みニート君やバカップルへの対応など、コンビニで巻き起こる笑えるドラマが満載です。(2011/12/6)
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    投稿日:2011年12月06日
  • いわずと知れたCLAMPの代表作!各方面で大ブームを巻き起こしたこちらの作品。私がこの作品に出会ったのは、昔衛星アニメ劇場で放送されていたアニメを見たのがきっかけです。魔法少女・さくらちゃんがコスプレをしてクロウカード集めに奮闘するという、夢と希望と勇気、そして愛が溢れたファンタジー作品。さくらちゃんのコスプレが毎回の見どころでして、とにかくコスチュームの可愛いこと可愛いこと!なぜコスプレをしているかというと、これには「さくらちゃん命」の親友・知世ちゃんが起因しています。知世ちゃんは自分が作ったバトルコスチュームをさくらちゃんに着せて動画を撮りまくって応援し、「さくらの勇姿は1秒たりとも逃さない」という信条を持つ変態じみた小学生です。まあ私はどちらかというとさくらちゃより知世ちゃん派だったんですが。うん、…でも本当は雪兎さん派だった!というか雪兎さんと桃矢のカップリングが大好きだった!え?だって公式でしょ?違うの??(^ω^)いつも発信される微妙な電波を敏感に感知しながら萌え萌えしておりました…。もちろん小狼くんもツンデレで好きだけどね!この作品のすごいところは、百合もホモもショタもロリもすべてが凝縮されていることです!!ターゲット層広すぎっ!!\(^o^)/でも連載は少女漫画誌「なかよし」というw確かにコスチュームや魔法など子供が好きそうなものが沢山盛り込まれていますが、大人でも十分楽しめる内容です。(色々な意味でw)ストーリー展開や伏線の張り方が見事で、雪兎さんやお父さんの正体には皆さん驚かされたのでは?この辺の緻密な計算とシナリオの鋭さはさすがCLAMP!って感じで歪みないです。いつもいい意味で裏切られます。そして何よりキャラクターが魅力的です!ひとりひとりに愛情を持って描かれているのが伝わってきます。まだ読まれていない方がいらっしゃったら、是非一度ご覧になってください!レリーズ!!
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    投稿日:2011年12月02日
  • すぐそこにある人生の哀感。藤沢周平が遺した唯一の現代小説『早春』は、妻子を守って懸命に生きてきた56歳のサラリーマン・岡村が主人公。5年前に妻に先立たれ、長男の雄一は地方の大学を卒業してそこで就職。入り婿の形で地元の素封家の娘と結婚して、年に二、三回電話があるだけ。娘の華江は勤め先の妻子ある上司と不倫の関係にあり、上司が離婚するのを待って一緒に生活を始める準備をしている。しかも単身赴任中の5年前に病弱の妻の看護を理由に本社への復帰を願い出て、その時から窓際族となって、以来なすべき仕事はない。日がな一日資料を整理するだけの毎日で、息子、娘が巣立っていって、一人になっていく日々をおくる岡村の孤独感が迫ってきます。その寂寥感が胸をしめつけ、岡村の人生をすごく身近なものに感じさせます。時代小説の名手といわれる藤沢周平ですが、現代小説は平板で時代小説ほどにうまくはないとする評価も少なくありません。しかし、あえてストリー展開を抑制して平々凡々たる窓際族のもの静かな晩年を描いたところに藤沢周平晩年の思いがあったような気がします。藤沢周平の素の部分が晩年になって現れたのが、本書表題作『早春』といえるのではないでしょうか。藤沢周平は岡村の胸中をこう書いています。〈膝を入れるほどの小さな家でいいから自分の家が欲しいと、焦がれるように思いつづけたことも、頭金のつごうがついてローンを組みおわったときの喜びも、いまは夢かと思うばかりに気持から遠かった。家というものに抱いたそのころの欲望のはげしさを、岡村は理解しがたいもののように思い返すことがある。そしてそんなふうに家に対する愛着がうすれた理由についても、岡村はぼんやりと思いあたるところがあった。家を欲しがったのは、自分のためというよりは自分をその中にふくめた家族というもののためだったろう。だが繭の中の蛹(さなぎ)のようにその家でまどろんだ時間はほんのいっときで、家族はいま四散を目前にしていた。家は御役ご免になったのだ〉〈子供や家に対するあの熱くてはげしい感情は何だったのだろう。こんなふうに何も残らずにきえるもののために、あくせくと働いたのだろうか。窓の光はいつの間にか消えて、考えに沈んでいる岡村を冷えたうす闇の中に取り残した〉文学青年の残り火ともいうべき藤沢周平の現代小説は、あくまでも物語性を排して晩年にさしかかった男の哀感を色濃くにじませて、読むものの胸を撃ちます。救いのなさ故の共感といったらいいでしょうか。本書にはこの現代小説とは対極をなす時代小説2篇――『深い霧』『野菊守り』が収録されています。いずれも平成の作品で、晩年の藤沢周平らしい人に対する温かみが溢れる名品です。さらに、時代小説への取り組みや、司馬遼太郎への思いを綴ったエッセイなど4篇(『小説の中の事実』『遠くて近い人』『ただ一度のアーサー・ケネディ』『碑が建つ話』)も収録。編集上の工夫があり、編集力が十分に発揮されて、これまでとは違った「藤沢周平」を味わえる短編集となっています。(2011/12/2)
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    投稿日:2011年12月02日
  • 『弁護士のくず』小学館漫画賞を受賞した井浦秀夫のホラー・コメディ。『弁護士~』が異色弁護士の活躍する、ためになる系ドラマであるのに対し、こちらはタイトル通り、なんとも気の抜けた感のある作品です。妻を亡くして5年がたち、新しい恋人との結婚を考えはじめた漫画編集者。そこに死んだ妻・美保が幽霊になって現れて起こるひと騒動。古典怪談をなぞっているかのようなストーリー、昭和チックな絵柄と、『弁護士のくず』よりはるか以前に描かれたことがうかがえてその差に驚いてしまいました。ですが、読み進めてやっぱり同じ作者なのだなあと思うところも。人間の描き方なんですよね。主人公優作は美保の幽霊と恋人の間でふらふらして
    、それはダメだろうと思わせる描写でコミカルを演出しながらも、妙に説得力のある正論をかましてどっちがいいのかわからない問題を納得させる。基本構造はよく似てるじゃないかなあ。『弁護士~』には思い入れがあるので、作者の基本姿勢ぽいところが垣間見れたのがうれしかった。まあ、そんな見方をする人は少数派でしょうが…。(2011/12/1)
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    投稿日:2011年12月02日
  • 今回も「フラワーズ」から…;^^ おもしろい漫画がほんとに多いのです。『雨無村役場産業課兼観光係』は、小学館漫画賞受賞作『町でうわさの天狗の子』の岩本ナオさんの作品。東京の大学を卒業し、華やかな都会暮らしに未練を残しつつも、故郷の村役場に就職することにした主人公の銀一郎。田舎に帰った彼を待っていたのは、若者は自分を入れて、幼なじみのメグミ、コンビニのバイト店員・澄緒のたった3人だけという、ちょっぴりさびしい現実…! この少ないメンツでいったいどんなドラマをやろうというのか!? と、一瞬思いますが、ゆるーい雰囲気がツボ。天然で超美形な澄緒というキャラがいい味出しています。そして、その澄緒が、気が付いたらびっくり仰天なことになっていたり…! ぜひご一読を。(2011/11/29)
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    投稿日:2011年11月29日
  • 日本シリーズと明治神宮野球大会が閉幕し、今年も野球のシーズンが終わってしまいました。ここ数年、プロ野球人気はすっかり低迷してしまいましたが、野球マンガはいろんな魅力的な作品が生まれています。『バッテリー』(かわぐちかいじ)は、高校野球でバッテリーを組んでいた、投手・海部(かいふ)と捕手・武藤の本格ストーリー。何が本格かというと、野球ファンをうならせる細かい描写までこだわっている点です。例えば、捕手が塁間約3秒の走者を刺すための脇の使い方や、投手が投球する時のかかとへの力の入れ方など、「フォーム」という言葉で大ざっぱにまとめない点です。加えて、このマンガの一番の醍醐味は海部の非凡さと、プロで対戦することとなる武藤のライバル心です。武藤は海部の投手としての怪物ぶりを知り抜いているがゆえに、敵対心としての炎も大きく燃えます。敵となっても相手のことがいつも頭から離れない、これが本物のバッテリーなのかもしれません。冬のストーブリーグは、野球マンガで熱くなりましょう!! (2011/11/29)
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    投稿日:2011年11月29日
  • 2009年に異例の4社合同フェアでデビューした漫画家なので、作品を読んだことがなくても河内遥(かわち・はるか)の名前を耳にした人は少なくないはずです。いろんなジャンルで描き分ける漫画家で、私は時代劇作品が好みですが、この『縁側ごはん』も素敵でした。「ばーちゃんのかたみ」の平屋に住むキー坊が主人公で、今風に言うと草食系のこの青年の作る料理を中心に描いています。淡々とした日常のなかで、時々訪れる姉と一緒に「ばーちゃんが教えてくれた」揚げ菓子や土佐煮を作るのですが、これがすこぶる美味しそう。ぐつぐつと、おでんを煮立てるシーンなんて、読んでいるほうも熱燗を用意したくなるほどです。食を通した歳時記としても、楽しめる作品です。ばーちゃんは回想としても登場しませんが、孫にとってのばーちゃん…縁側の日向の匂いが伝わってきそうな心を暖かくしてくれる作品です。(2011/11/29)
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    投稿日:2011年11月29日
  • 「三十七年、四谷へ妻を迎えた、妻はそれまで、宝塚で一人住いだったから、後生大事に米穀通帳を所持し、これを登録しなければならないと、おごそかにいった、ところが、ぼくは都内を転々とするうち、どこかへ置き忘れてしまい、やがて食い物も豊かになって、通帳の世話になることがない、早い話、四谷には新潟から、うまい米がトラックで運ばれてくる。その道理をいいきかせたが、妻は納得しない」――昭和25年から37年まで、東京の町を転々としながら暮らした野坂昭如は、その土地との関わりを綴った本書『東京十二契』で、結婚をして東京で妻と暮らし始めた頃のことをこう書いています。米穀通帳は日米開戦の翌年、1942年(昭和17年)に始まる食糧管理制度のもとで米の配給を受けるために必要とされた通帳で、引っ越しをするときには必ず新しい住所に変更しておかなければならなかった。身分証明の代わりにもなった大事なものだったが、米の流通が自由化されていくのにともなって、徐々に必要性が薄れていった。最終的には1981年6月に食糧管理法が改正されて米穀通帳は廃止となったが、1960年代前半(昭和30年代後半)は確かに必要で、これなしにはアパートを借りるのもままならない時代でした。「お米の通帳のない家なんてありません」世帯主なんだから、あなたを筆頭者とし、つづいて妻ナニコと記した通帳がいる、妻はそう主張して譲らない。小滝橋、戸塚2丁目、野方、沼袋、鍋横、参宮橋、梅ヶ丘、文京区柳町と遠い記憶をたどって思い出しはしたものの、ほとんど夜逃げ同然、不義理を重ねたあげくで、今更、配給の転出証明などいい出せない・・・・・・。それでも断固として探してくるよう命ずる妻。錦松梅を手に出かけていった野坂昭如、首尾よく通帳を手に入れてきたものの、今度は米屋がどこにあるのかわからない。妻は「お米屋さんを知らないで、どうやって食べてたの」と不思議そうだったとありますが、野坂昭如、米を買う金があれば飲んでしまっていて、東京で米屋に行ったことがなかったと、正直に書いています。今は妻に支えられてリハビリに励む日々と聞きますが、本書で語られる若き野坂昭如と妻との間の出来事からは、無頼派といわれてきた野坂昭如のもうひとつの顔が見えてきます。二人はこの後、昭和41年5月に練馬に転入します。そして転入の日から5日後、代表作『エロ事師たち』の出版記念会がホテルニューオータニで盛大に開かれます。無頼派作家への道を歩んだ時代、過ぎし日への旅立ちで野坂昭如は何を見、何を思ったのか。あとがきに、こうあります――「オリンピック前後を境に、東京の街は面目を一新し、もし以前のままであれば、街角のたたずまいや、見覚えのある看板に、いちいち胸ふたがれ、うなだれてそそくさと立去って当然のところ、幸いにしてというべきか、わが不真面目の痕跡は片鱗も残さず、消え去ってしまっていた。今浦島というよりは、定跡通り戻ってみたものの、犯行現場がすっかり変ってしまっていて、血の色も臭いもなく、とまどっている犯人の心境。だから十二契はまた、俺はここで、たしかに人を殺した、誰だ俺の死体を盗んだ奴はと、さけんでいるようなものだ」感傷を超えて変貌をとげた東京への、そして時代のうつろいに思いを馳せる時を過ごしました。(2011/11/25)
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    投稿日:2011年11月25日
  • 自宅から駅に向かう道の途中に小学校があり、その外壁に卒業制作のプレートが掛けられています。木の板に、卒業にあたってなのかな?、思い思いの言葉と絵が描かれており、これがなかなかに興味深い。「いつまでも友だち」と子供らしいのものや、漢字を使いたかったのか「弱肉強食」、妙に気合の入った「やればできる」、果ては「流れにまかせて」なんて疲れたサラリーマンみたいなものまで。子供の発想ってほんと自由でいいよなあ、と毎朝思いながら斜め見しています。そしてこの写真集。こちらの写真も主役は子供たちで、被災地の子供たちが撮った写真とコメントで構成されたシンプルなもの。子供の写真ですから芸術的価値はありませんし、被災後の復興ルポでもないので、けっして感心や感動を誘う作りではありません。けれど被災地の子供たちは、もうおびえずに前を向いて歩いてるのだな、普通に子供らしく生活しているのだな、ということが見てとれるのがうれしい限り。背伸びしたり、将来を語ったり。その辺の子供たちと変わらなくて安心できる、被災地のいまがここにあります。(2011/11/25)
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    投稿日:2011年11月25日
  • 鈴木ツタ先生を知ったのはデビューコミックスである『hand which』が初めでしたが、当時、現代ものを描かれるのが多かった中、『この世 異聞』は人外ファンタジーもので、BE×BOYで連載が開始された時は非常に新鮮だった覚えがあります。人外の守り神・セツ×病弱な人間・昭雄の物語。山根昭雄の血筋は代々早死にしてしまい、親戚からは呪われた家系と忌み嫌われていた。そんなある日、昭雄が発病してしまう。思わず守り神を召喚した昭雄の前に現れたのは、耳と尻尾の生えた全裸男。「名前を付けろ」という全裸男に「セツ」と名付けた昭雄。セツは祟られた昭雄の家系を代々護ってきた人外で、「病気を治したい」という昭雄の願いを叶えるため、身体にはびこった病魔を食べて病の元を外に出してくれることになるが、まずい病魔を食べるついでに、昭雄も一緒に食べられてしまって!? …という、和風ファンタジーBL。昭雄にとってセツは、病魔は食べてくれるけど、ついでにいやらしいことをする嫌な奴という認識しかなかったのですが、一緒に過ごすうち、だんだんと心情に変化が現れていき、1巻でなんとか丸く収まる感じに。2巻ではセツの昔の話も描かれ、なぜセツが獣人になったのか、なぜ昭雄の一族を守るのかが明らかになります。過去話はシリアスな内容で、時代設定やストーリーがしっかりと練られており、ただのBLでは終わらないというツタさんの筆力が感じられます。そして犬の交尾ネタはb-Boy Phoenix「擬人化特集」に入ってましたよねリブレさんwBE×BOYの著者欄?に犬のアレの話ですみたいなことが書いてあって発売をすごい楽しみにしてた記憶がwええw犬のアレの話でしたw詳細は描かれていないので、犬のアレについては予備知識が必要ですが、そこは想像力を働かせて、存分に楽しませていただきました!(*´∀`*)あと、個人的に好きだったのが鳩木くん×館長さんのお話!年下攻めのオヤジ受けですよ!このオヤジが憎いくらい可愛らしいwほのぼのカップルで癒されます(*´ω`*)
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    投稿日:2011年11月25日
  • 藤井八雲の名において命ず! 出でよ土爪!!!(ノ゚∀゚)ノ ズバーン 出でよ光牙!!!(ノ゚∀゚)ノ ドカーン  あぁ…獣魔が欲しいっ!!! 三只眼吽迦羅(さんじやんうんから)のパイと、もくもくしたケムリ(?)をあげ、何度も何度も死の淵から甦っていく藤井八雲。二人をつなぐのが「不老不死の法」。パイが死ねば自分も死ぬ。しかし彼女が生きている限り、不老不死どころか粉々になっても復活しちゃう!! 連載当時、圧倒的なおもしろさで、みんな夢中でした。日本、中国、チベット…世界を舞台に大スケールで描いた伝奇アクションは、10年以上に渡って連載され、全40巻という大大長編に。八雲はパイを守り通すことができるのか!? そしてパイは人間になれるのか、果たして結末は…!? 今週も少年時代へGo!! (2011/11/22)
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    投稿日:2011年11月22日