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  • クレイモア=大剣。人間を捕食する「妖魔」を狩る女戦士たちが、一様に大剣を帯びているため、人々は彼女たちをいつしか「クレイモア」と呼ぶようになった。「妖魔」に対抗する力を得るため「妖魔」の血肉をその身に取り込んだ半人半妖である彼女たちは、人々を守る存在であり、同時に人々に忌み嫌われる者たちでもあった。さらに、力を使いすぎると彼女たちもまた妖魔になってしまう──。過酷な宿命を背負った「クレイモア」の戦いを描くファンタジーですが、そうとうえげつないストーリーです。絶望的な状況が絶え間なさすぎて、読む方もしんどいほど! クレアがんばれーって応援しながら読んでますよw 最後はハッピーエンドであってほしい、と願わずにいられない。。超読み応えあることはお約束しますが、気軽に読んでみてーとおススメできる作品ではありません! 重いです! 覚悟してお読みください! (2012/12/18)
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    投稿日:2012年12月18日
  • キン肉マンで忘れられないことがひとつあります。それは学生時代に年賀状配達のアルバイトをしていたときのこと。なんとその年の小学生男子の年賀状のすべてにバッファローマンが描かれていたのです。ちょうど丑年だったからでもありますが、このように私より少し下の世代で爆発的人気を博した作品。かくいう私も超人募集に応募したなあ、なんて思っていたらいつのまにか連載終了から24年もたっていて、途中短編や『キン肉マンⅡ世』を経て、2011年に本編復活!となるのですから、人気作はホント強いです。この続編、「このマンガがすごい!2013」の7位に入っていることからもわかるように、かつての悪魔超人編からの神展開を思わせる内容。『キン肉マンⅡ世』で指摘されていた展開の遅さをまるで感じさせない、往年のスピード感が蘇っています。残念ながらこの新章は2012現在、電子化されていませんが、まあそのうち出ることでしょう。それまではこの36巻までをもう一度読み返して、あのころのワクワク感に浸っておきましょう。思わぬ伏線を見つけることもあるかもしれませんよ。(2012/12/14)
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    投稿日:2012年12月14日
  • いくえみ綾先生といえば私が子供の頃から活躍されてる漫画家さんなので、懐かさと嬉しさで内容も確認せずに思わずダウンロードして一気に読みましたが、これがすごく面白い…!! いつまでも色褪せないどころか、確実に時代に合わせてパワーアップしてるなんて流石です、いくえみ先生。これを機に電子化されてるいくえみ先生の作品を全て読破してしまったw全部面白いよどうしよー!さて、こちらの『潔く柔く』、「いさぎよく」ではなく「きよく」って読むんですね!女子高生を中心とした登場人物それぞれの成長と、日々の恋愛模様を数話完結のオムニバス形式で描いた作品です。全ての話の中で登場人物の関係性が繋がってるんですが、それを理解するのに一苦労でしたwが、理解すると物語に深みが出て一層面白い!! うーん、まさに「人に歴史あり」ですね。人にはそれぞれ過去があって、今がある。生きてきた過程があって出会ってきた人たちがいる。そしてそれはどこかで繋がっている。「人生」ってそういうことですよね。オムニバスなので、毎回「誰か」が主役なんですが、やっぱりカンナとハルタの話が印象的でしたね。ハルタは15歳で死んでしまったけど、カンナは生きてる。遺された方は辛いけど、生きてるからご飯も食べるし寝るし仕事しなきゃいけないし、普通に生活していかないといけない。罪を抱えて一生、生きていく。それでも幸せになる権利は誰にでもあるはずです。みんな幸せになってくれて本当に良かった。作品全体をとおした大作なので、ぜひ一気に読んでください!
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    投稿日:2012年12月14日
  • 昔、「三匹の悪ガキ」と呼ばれていた「三匹のおっさん」――還暦に達したものの「おじいちゃん」扱いされるのは納得がいかない、幼なじみの「おっさん」三人組が「自警団」を結成して、わが町に巣くう「悪いやつ」を、次から次へと懲らしめていく、痛快活劇。一話読む毎に気分爽快、ストレスが発散されます。映画化された『阪急電車』もそうでしたが、有川浩は私たちの身の回りに生起する「悪」にバッサ、バッサと斬りつけていきます。手前勝手で傍若無人な振る舞いを小気味よく退治していく「三匹のおっさん」の痛快活劇を読んだ後――なんだか、体の内が暖(あった)かなものに満たされていくような気になっていくのは私だけでしょうか。まちがいなく、面白い小説です。活劇の主役、アラ還の幼なじみ三人組のキャラクター設定がサイトに表示される紙書籍のカバーや一話から六話までの章トビラのイラストそのまま、それぞれ際立っていて実に巧み。背が高くて痩せているのが、「キヨ」こと清田清一(きよたきよかず)。会社勤めのかたわら、父親が遺した剣道場を守り近所の子どもたちに剣道を教えてきたが、定年退職後に系列会社のゲームセンターの経理をみる嘱託仕事に就いた。ガタイがよくてガニ股、太いまゆげがつながっているのが、「シゲ」と呼ばれる立花重雄。こちらは柔道歴が長く、いつも黒いジャージ姿。赤提灯「酔いどれ鯨」を数年前に息子夫婦に譲って、サブの立場に下がった。そして三人目が有村則夫。脱サラして工場を自営する機械屋のノリさんは奥さんに先だたれて、娘の早苗を一人で育ててきた。武道派の二人に比べれば小柄で弱そうに見えるが、スタンガンの改造や、指向性の強い集音マイクをさらに高度化してスパイ道具に作り替えるなどお手の物という。考えようによっては三人のなかで最も危ない存在であり、かつ“参謀役”でもあるのが則夫です。この「三匹のおっさん」が還暦を過ぎてありあまる時間を有効に使おうと結成したのがボランティア自警団。二人一組になって町内パトロールを始めたキヨの携帯にSOSが入った。〈「――もしもし、ジーサン? みどり公園の前で自転車が倒れている。荷物が散らばっているのに持ち主がいなくて、荷物の中には栄女子高のナイロンバッグがある」それだけ報告して祐希は電話を切った〉祐希はキヨの孫で高校生だ。公園の植え込みの陰に窺えた光景は――制服のブラウスを引き裂かれた女子高生が、黒のジャージの大男に馬乗りになられて組み伏せられていた。花壇の柵に使われていた鉄パイプを手に大男に近づいた祐希が「待てぇっ!」と声をかけた。遠目に分かったが腰は振っていなかった。押し倒された姿勢から見上げてきた女の子の顔が希望に輝いた。間に合った、祐希がそう思った瞬間、「待つのはお前だ」背中から声がかかった。連絡をうけて駆けつけてきた三匹のおっさんだった。〈「加減できずに障害沙汰になるか、その物騒な棒切れを持て余して一方的にやられるかどっちかだ」それでも――あんたたちが来るまでの時間は稼いだろ、不満が表情に出たのだろう、清一は苦笑した。「どっちにしろこの局面はお前の出る幕じゃないんだ。その子を家まで送っとけ」(中略)「よっ・・・・・・くもウチの娘を・・・・・・」怒り心頭に発した則夫の声に、男があからさまに侮る顔になった。そして男が地を蹴った。標的は則夫だ。組むまでもなくタックルで突破できると踏んでか、肩を前に出した姿勢で突っ込む。接触の寸前、則夫の上着が例によって翻(ひるがえ)った。「則夫・エレクトリカルパレ――――――ドッ!」バシッと電流の弾ける光が青く躍った。しかも――則夫が男に叩き込んだのは両手だ。男はそれこそひとたまりもなかった。突っ込んできたままの勢いで地面に突っ込んだ。「成敗ッ!」「お前・・・・・・殺してねえだろな」重雄の呆れた口調に則夫はまだやり足りないような顔で憤然と答えた。「俺がそんな下手な武器を作るもんか。殺さないように一本は威力を下げたスタンガンにしたんだよ〉祐希の機転もあって早苗が危ういところで難を逃れた強姦未遂事件。体格もよく、武道の心得もある犯人は早苗の前までに少なくない被害者を襲っていたという第二話を含め全六話すべて、文句なしに面白い!「悪」を懲らしめていく「三匹のおっさん」の痛快活劇としてだけではなく、アラ還世代、その息子世代、そして高校生の孫世代の三世代による家族の物語として読んでも、面白い。とくにキヨを「ジジイ」「ジーサン」と呼びつつ、父親とは違う形で心を通わす祐希の存在が物語をいっそう豊かなものとしています。「おっさん」世代だけでなく、世代を超えて読んでもらいたい本です。(2012/12/14)
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    投稿日:2012年12月14日
  • この日が来るのを待っていました!! 空前絶後の大ヒット漫画『DRAGON BALL』がついに発売です!!! みなさん十分すぎるほどご存知ですよね。孫悟空の大冒険! 夢いっぱい! 感動いっぱい! そして、あの究極のバトルの数々! もう楽しすぎですよね。わたしは年末年始にとっておいてじっくり読みたいと思います!! みなさんはどうされますか!? (2012/12/11)
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    投稿日:2012年12月11日
  • 総勢20名以上のマンガ家が参加し、共通した世界観のもとにヒーローマンガを創出し、他作家のヒーローとクロスオーバーする…それが「ヒーロークロスライン」。『童子装甲BEE』(おとといきたろう)で描かれているヒーローは野球が大好きな少年・古田翔人(しょうと)がお地蔵さんと合体して変身、悪者ノッカーズを撃退するという物語。当初、お地蔵さんに翔人が見いだされてBEEというヒーローに変身していたため、翔人自身はBEEが善なのか悪なのかがわからず悩みます。物語が進むにつれて、BEEの正体が解き明かされ、『ジエンド』『ギャラクティックマンション』等のヒーローも登場し、ヒーロークロスラインの醍醐味がふんだんに満喫できます。大変残念なことは、この『童子装甲BEE』が電子書籍化されてわずか1週間ほどして、闘病を続けていたおとといきたろう先生が亡くなったことです。ただ、電子化したことによって作品とキャラクターはずっと生き残り、いつの日かヒーロークロスラインの他のマンガ家が、BEEをクロスオーバーさせるのではないでしょうか。おととい先生のご冥福を心からお祈りします。(2012/12/11)
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    投稿日:2012年12月11日
  • 『自動車絶望工場』を初めて書店店頭で手にしたのは、1973年12月。出版間もない時で、当時私は「週刊ポスト」で編集の仕事を始めて1年半がたっていました。初めて目にした「著者・鎌田慧」は、数ページを読み進んだだけで忘れられない名前となりました。

    〈「やってみいんかい」
     きょうは初日だから、ゆっくり見学するはずだったが文句もいえず手袋を受け取った。新しい手袋をもらうのは、なにかうれしい気もした。コンベアの上の、回転式のテーブルに据(す)えられてミッションケースが次から次へと流れてくる。そのケースにさまざまなギアを取り付けて、ボルトで固定するのが、僕に与えられた仕事だ。二十二、三歳の痩(や)せた青年が手際(てぎわ)よく取り付けながら、手順を教えてくれる。名札を付けたかれの帽子のうしろが破(やぶ)れ、針金(はりがね)で結ばれている。ぼくがかれの後任者(こうにんしゃ)になったのだ。
     さっきまで、ゆっくり回っているように見えたベルトのスピードは実際自分でやってみると物凄(ものすご)く速い。ひとつの部品をはめ込まないうちに、もう自分の身体は隣(とな)りの労働者のポジションにまで流されている。あせってもどうにもならない。できないうちに隣りまで流れ込んでも、ベルトは止まってくれない。ぼくの前任者の青年が跳んで来て遅れを取り戻す。とにかく、仕事がなんにもできないうちに、取り付けるべき数多くの部品のひとつだけで手こずっているうちに、新しいケースがもう流れてくる。
     そのうち驚くべきことに気がついた。流れて進むケースをみつめているうちに、それが逆に動いているように見えるのだ。〉

     1972年9月、当時34歳のルポライター鎌田慧さんは、愛知県豊田市のトヨタ自動車のベルトコンベアで働き始めます。8月27日付けの東奥日報に掲載された「従業員募集」の広告を見て応募した鎌田さんは、青森の職安で行われた面接で採用が決まって、9月12日名古屋駅前の集合場所に赴きました。
     季節工として翌年2月までの契約で、上記引用は入社して寮に入った鎌田さんが身体検査という名の「体力検査」──跳んだり、しゃがんだり、片足で立ったり、両手を伸ばして曲げたり、指を動かしたり、足首を上下に動かしたりさせる──を経て初めて本社工場のラインに立った時の様子です。
     募集から2、3週間で集められた季節工は、「体力」に応じて各種の工場に振り分けられて、そのまま現場に投入されるというわけです。季節工8818639となった鎌田さんは9月18日朝5時に起床、工場まで40分歩いて、「ミッション組付コンベア」のラインにつきます。6時に始業。ベルトが動き出すと11時までの5時間、一度も止まることなく、正確に1分20秒ずつ組み立てるべきミッションが流れてきます。
     正確に、というより、冷酷に、というべきだ──として、鎌田さんはこう綴っています。

    〈一一時にラインが止まると、手袋を脱(ぬ)ぎ捨て、みんな待っていたかのように、サアーッと持ち場を離(はな〉れる。手に浸(し)み込んだ油を洗い落とし、それから小走りに便所に寄って、はち切れそうになっている膀胱(ぼうこう)を空(から)にする。そして一〇〇メートルほど離れた食堂まで駆け出す。が、ぼくの方は、五時間の立ちっ放しで足が突っぱっているし、初めて履(は)いた安全靴は重いし、曳(ひ)きずるようにして、ようやく足を互(たが)い違いに前に出せるだけだ。〉

     鎌田さんはトヨタ自動車の季節工になって生産現場に身を置くことによって、世界最高レベルの効率を誇る「トヨタ生産方式」の本当の姿を見事に描き出しました。
     文字通り身を挺した鎌田さんのルポルタージュ手法が結実した本書はけっして「過去の名作」ではありません。そこに描かれた働く人々の「現実」──「自動車工場の記録」は過去の歴史ではなく、すぐれて今日的問題であり続けています。ルポルタージュの金字塔と高く評価されるゆえんです。
    (2012/12/7、2018/2/8補筆)

    『自動車絶望工場』電子書籍リリースに際して、鎌田慧さんに「絶望のむこうに──電子書籍版発行に際して」と題した一文を寄せていただいた。全文を以下に収録します。
             ◆
    「絶望のむこうに──電子書籍版発行に際して」──鎌田慧

     ついこの間までは、農村やブラジルやアジアの国ぐにからやってきた、多くの出稼ぎ者が、日本の自動車生産をささえていたのだが、いまは時代もかわって、定職のない若いフリーターたちの仕事になった。
     出稼ぎ農民、ブラジル人、タイ・ベトナム実習生、フリーター、ハケン労働者、期間工。自動車工場の底辺には、さまざまな階層ができたが、それでも日本車は高品質を誇ってきた。
     しかし、これからは、工場移転がすすみ、アジアのさまざまな国で、自動車がつくられるようになる。それでも、これまでとおなじように、若い労働者を従えるようにして、ベルト・コンベアのうえを、とり澄ました表情で滑るように進んでいく。息つくひまのない、せわしい生産方式にかわりはない。
     自動車は、若い国では希望とおなじ言葉だった。若さ、スピード、可能性、旅、あるいは家族。ところが、それをつくるひとたちには、疲労と絶望しか与えない。
     それは絶対矛盾だ。この本でわたしは独身寮で一緒に暮らした、同郷の二○代、工藤クンのことを書いたが、彼の希望と絶望の物語によくしめされている。トヨタの工場ではたらいていたとき、わたしは三○代、工藤クンは二○代だった。
     この自動車工場の記録の主人公は、わたしであり、工藤クンであり、自動車工場ではたらいたすべてのひとたちである。
     わたしたちは、みなおなじ経験をしている。それは日本ばかりではない、世界中おなじである。それは絶望的な労働の記録だが、希望にむかう記録である。そのために、わたしたちはどうしたらいいのか。
     電子ブック時代の若者たちは、先輩たちの絶望のむこうに、きっと新しい希望をみつけだしてくれる、とわたしは信じている。
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    投稿日:2012年12月07日
  • 『バジリスク~甲賀忍法帖~』『Y十M~柳生忍法帖~』に続く、せがわまさき作画の山田風太郎の忍法帖シリーズで、短編作品の漫画化。単行本一冊に1話収録となっています。しかし…この短編のラインナップ、原作は前2作と比べ、いささか趣が異なるというか、ずばりエロすぎ。漫画化にあたりエンタメ忍術路線から本来の山田風太郎路線によくぞ舵を切ったものだとは思いますが、評価は分かれるかもしれませんね。私は好きですけど。1巻に収められているのは大島山十郎という小姓と上杉家の物語。直江兼続や前田咄然斎(慶次郎)も出てきて賑やかな中、山十郎にまつわる謎が関ヶ原前夜の情勢に関わってくる。発想の飛躍も独創的、忍術も淫靡。幻想的な読後感を与えてくれます。2巻は「剣鬼喇嘛仏」というお話で、宮本武蔵を追う剣豪・長岡与五郎が主人公。秘術にはまりナニがアレを離さなくなってしまい孕むまでその姿で闘うという、コメディ一歩寸前なのですが、ラストにオリジナルエピローグがあり、これが何とも切ない。本編では「小便はどうするのじゃ」なんて言ってたのに…。ちなみに3巻のみ普通の現代劇、と色々な面で不思議な選択です。(2012/12/7)
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    投稿日:2012年12月07日
  • いや~~やっぱり夏目イサクはいいですね~~~(* ̄▽ ̄*) 確実に(私の)萌えポイントを押さえてきます…!(*´σー`) 幼なじみ&極道&ご主人様溺愛ワンコ×クールなご主人様…なんてサイコーの組み合わせじゃないですか…!(*^◇^*) 直樹と龍之介は幼なじみ。龍之介が極道一家の跡取りだったり直樹に惚れていたりしつつもそれが当たり前の毎日を過ごしていた。だが高校卒業間際、龍之介が突然組を継がないと言い出し周囲は大騒ぎ。その理由というのが……? ヤクザものですが重くなく、イサクさんならではの、ほのぼのコメディタッチな作品でテンポよく読めます。攻めの龍之介は健気なヘタレワンコ、受けの直樹は美人ツンデレ☆ 関西が舞台のようでみんな関西弁ですが、違和感なく不思議とすんなり入ってきますね。キャラクターがいい味出してるからかな?(●´ω`●) とにかく二人とも可愛くって、萌え度満点の幼なじみ仁侠ラブです!!(ノ∇≦*)やっぱいいな~幼なじみ☆好きだな~☆ 大人気リーマンシリーズ番外篇「どうしようもないけれどリターンズ」も収録!! なんと二人の関係がパパンにばれちゃて…!? 「どうしようもないけれど」をまだ読んでない><!という方はこちらも是非合わせてご覧ください~!(*≧∇≦*)
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    投稿日:2012年12月07日
  • す、睡眠時間が……! どんどん「ジョジョ」が出てくるのです。そろそろ睡眠不足も限界に差しかかってまいりました。それなのに明け方になるまで読んでしまいます。もう今日の仕事どーでもいいわーとか思っちゃいます。そしてまた次の日、同じことを繰り返すのです。まさにバイツァ・ダスト…! 「ジョジョ」恐るべし。いまになって読み返すと、この漫画にはいろいろとトラウマを与えられていたことがよく分かります。「でも、あーゆートコの『会員』ってのは、どーなんだろうな? 一週間もフロに入ってないヤツが、チン●いじった手で同じダンベル持ち上げたり、プールに入ったりするのかな?」 潔癖症ぎみになってしまったのは、このセリフが原因なのを確信しました。ぼく人生変えられてます。「ジョジョ」恐るべし。それにしても第四部は、男気のあるかっこいいシーンがほんとに多いです。康一や川尻早人が覚悟決める瞬間とか、びしっと描かれます。好きなのがハイウェイ・スターの噴上裕也VSエニグマの場面。絶対自分は戦わないと言ってた噴上が、自分の信条のために命を張ってエニグマに挑み、仗助たちを助け出すシーンです。さらに、噴上に救われた仗助のセリフが「助かったぜー」とかじゃないんですよね。「おめえ……なんか ちょっぴりカッコイイんじゃあねーかよ」…………これですよ>ω< 荒木先生、シビれます…! いやー「ジョジョ」おもしろい…。次は第五部を読まねば! TO BE CONTINUED… (2012/12/4)
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    投稿日:2012年12月04日
  • 『ナオゴーストレート』(山本康人)…タイトルだけ見ると、いったい何の本なのかわかりません。サブタイトルに「盲導犬歩行指導員」とある通り、ヒロインの紺野ナオが仲間たちと切磋琢磨しながら指導員を目指すというマンガです。いやあ、この仕事は中途半端な気持ちでは勤められない職業ですね。「新人はまず60頭の犬の名前を完璧に覚える」ことからスタートするのですが、ちょっとやそっとの犬好きには無理そうですね。一人前の指導員になる前に挫折する人間がいれば、盲導犬には適さないので不適格犬になる犬もいます。そもそも、ナオ自身がずっと周囲から不適格と言われて「自分の居場所を探して」やっと見つけた道なので、少々の事ではへこたれません。盲導犬として訓練しながらも、ナオや仲間たち自身も居場所を確認しながら成長していく姿に惹かれました。「Go Straight!」な気分にさせてくれるマンガなのです。(2012/12/4)
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    投稿日:2012年12月04日
  • やっぱり、ハードボイルドです。大沢在昌の世界は、こうでなければなりません。本書『罪深き海辺』上巻にこんな一節があります。〈駅につづく道に入った男は、右手の「BAR」と看板が掲げられた建物に歩みよった。「BAR」の下に、小さく「伊東」と書かれている、開いた戸口から、白いシャツに蝶ネクタイを締めたバーテンダーの姿が見えた。男と同じ年くらいで、壁にとりつけたテレビに見入っている。「お帰り」バーテンダーは、男が入口をくぐると、テレビから目をそらさず、いった。「ああ、ただいま」男は答え、四つしかないストゥールの一番手前に、よっこらしょとつぶやきながら尻をのせた。バーテンダーはテレビを見ながら、背の高いグラスに氷を数個入れ、国産のウイスキーを垂らした。つづいて背後の冷蔵庫から炭酸水の壜(びん)をとりだすと勢いよくグラスに注ぐ。マドラーで軽く混ぜ、安物の合板のカウンターにおいた。カウンターはそこらじゅうに煙草による焦げ跡があった。「ありがとよ」男はいってハイボールにグラスをひきよせた。なみなみと注がれた酒をこぼさないように、手よりも口をさきにもっていき、すする。「うん、うまい」もちあげてもこぼれないほどグラスの中身が減ると、男は今度はひと息で半分をあけた。「好きだねえ」それを横目で見て、バーテンダーがいった。「安(やす)さんは、ハイボールひと筋だ」「そう。あたしゃぶきっちょでね。何かひとつ覚えるとそればっかりさ。飯も同じオカズばっかり食うと、死んだ女房にもあきれられた〉「安さん」と呼ばれる安河内(やすこうち)は地元警察署の老刑事で、髪の大半が白く、それをオールバックになでつけている。体つきは大きくなく、それでなくとも背を丸めて歩くので、身に着けたくたびれたスーツとも相まって、退職まぢかの老教師といった風情。6年前に癌で妻に先だたれ、ひとり娘もよその土地に嫁いでいるので、安河内はひとり暮らしをしている。仕事帰りに「伊東」で夕食を兼ねた晩酌をするのが日課になっている――不器用に人生をおくる老刑事にハイボール・・・・・・。人物のディテールが何とも絵的で、読者を物語にぐんぐん引きこんでいく力業は見事です。さて、肝心の物語に戻ります。東京から2時間ほどで着くJRの終点のさびれた港町・山岬。その飲み屋街の一角にひっそりとあるBAR伊東のカウンターでいつものようにハイボールをやっている安河内の眼前に、ひとりの大男が現れます。男は「ホシバ」――町に一つしかない家名「干場」――と名乗り、港町の封印されてきた問題を表にだしていくことになります。安河内の言い方を借りれば、「大きな石の下には無数の害虫が隠れている。害虫どもは用心深くて、なかなか石の下から這い出てこない。しかし、その石をどければ、害虫が一斉に、姿を見せる」というわけです。6年前に「殿さま」と呼ばれていた町一番の大地主・干場家の当主が全財産を町に寄付したあとに急死した。その3年前には、干場の祖母が焼死していた。干場家に関わる二人の不審死のうらで何があったのか。刑事として疑惑を感じながらも手を出せずにきた安河内と、干場家の娘を母にアメリカで育って初めて山岬に来た干場功一が出会ったことから事態が動き出します。破綻寸前の港町をめぐる様々な思惑をもってうごめいていた地場企業、ヤクザ、警察、政治家たちの前に突然「遺産相続人」が現れ、過去の出来事を調べ始めた時、新たな死者が相次ぎます。干場は自身が5人目の犠牲者にならないとも限らない状況におかれていながら、安河内とともに、浮かび上がる連続殺人の謎に挑んでいきます。干場は毒虫たちが潜む石を動かす人間だった。いかがわしい地元の土建屋、干場家と並び立つ資産家にして、弁護士の名士、政治家、地元ヤクザ、リゾート開発を掲げて進出してきた広域暴力団のフロント企業・・・・・・欲望と陰謀渦巻く山岬の隠された歴史はどこまで明かされるのか。港町の闇に光はあてられるのか。安河内は、容疑者のアリバイをくずせるのか。干場に思いをよせる、干場家ゆかりの美女は? 『罪深き海辺』はハードボイルドのすべてが凝縮された大沢ワールドの一級品です。上下2巻を一気読みしてください。(2012/11/30)
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    投稿日:2012年11月30日
  • 漫画界の巨匠・水木しげるの自伝漫画。大阪で生まれ鳥取・境港でのんのんばあと過ごした少年時代、南方の第一線に出兵した戦時中、復員後の漫画家生活と大きく3つの構成で綴られる、約80年に亘る波乱万丈の歴史です。説教くさく押しつけがましいところもなく、しかしながら要所では凄まじい妖怪画や泣かせるエピソード、艶笑譚もあって、淡々と読めるのに妙にお腹いっぱいになる。著者独特の引き気味の目線や、リアルかつ幻想的な背景が、ザ・日本(人)という感じで印象に残ります。またこの作品を読むといつも、悲惨な話もありますけど、ちょっとうらやましい人生だよなあ、自分は年とったらこんなに話すことあるかなあ、なんてしみじみ思ってしまいますね。実は意外に漫画家の自伝漫画は少なくて、あっても漫画ではなかったり、立身出世時代だけだったり。なのでこれはありそうでないジャンルの漫画で、著者はそれが作品にできる唯一無二の存在。まさに人生が漫画みたいなものなんですから、水木サンにはいつまでもオモチロク人生を過ごしてもらいたいものです。(2012/11/30)
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    投稿日:2012年11月30日
  • 映画化・アニメ化など、女性たちの間で一大ブームを巻き起こした、矢沢あいの描く有名な大人気作品がついに配信です!東京に住む彼氏と同居するため上京する小松奈々、ミュージシャンとして成功するため上京する大崎ナナ、出身地は異なるが同い年の2人のNANAは新幹線の中で出会い、その後、ひょんなことから同居することになる。さらに、ナナの所属するBLACK STONESとナナの恋人の本城蓮が所属するTRAPNEST、2つのバンドのメンバーたちを交え物語は進んでいく。同じ名前を持つ正反対の2人の少女が繰り広げる、感動の恋のストーリー!恋愛の切なさや夢を必死に追いかける姿は、若い世代の女性なら共感できるはず。妙にリアリティがありますね。私は映画はちゃんと観たことないんですが、そこから派生した音楽などの印象は非常に強く、当時は感銘を受けた記憶があります。その後、アニメ化されてはじめてストーリーを知ったんですが、毎回続きが気になる!って感じで、物語にぐんぐん引き込まれていきました。未来から過去を回想する構成の物語になっていて、毎回シリアスなモノローグが入るのですが、それがバッドエンドを予感させ…。アニメの放送終了後もまだ連載中でしたので、その後どうなるのか、気になって気になって仕方なかったです。そして数年の年月が経ち、ついにeBookで配信開始…!!! すかさずダウンロードし、毎週1冊ずつ発売される毎に読んでは、早く1週間経たないかな~と毎週金曜日を待ち遠しく過ごしていますw作中の男の子はみんなイケメンですが、私はノブが一番好きだ!!異論は認めない!!!!(*^q^*)まだ読んでない!って方はこの機会に是非!!(^∇^)
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    投稿日:2012年11月30日
  • かつて日本中に大旋風を巻き起こした超人気作! 懐かしいですね。なんと25年前。四半世紀というやつです。この漫画の影響力はすさまじいものがありました。保育園児だってロビンマスクとかウォーズマンとかラーメンマンとかお絵描きしてましたからね。次々と登場してくる超人たちや、「キン肉バスター」とか「48の殺人技」とか多種多様な必殺技にワクワクさせられたものです。そして「キン肉マン」といえば、ギャグですよね。「ことばの意味はわからんがとにかくすごい自信だ!」とか「牛丼一筋300年~♪」とかね、もう学校中みんなやってましたねw 漫画はもちろん、アニメ、ファミコンソフト、そしてあの「キン消し」など、グッズに思い出のある人も多いのではないでしょうか。いやー、こうしてみると歴史的な超エンタテインメント作品ですね。「キン肉マン」のおかげで、日本中の子どもたちが、ほんとに楽しい思い出をいっぱいもらったんですよね~。しんみり。(2012/11/20)
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    投稿日:2012年11月27日
  • 昔、バイクに興味があったころ、バイク雑誌を読む楽しみの一つに、読者投稿のツーリングレポートがありました。それを読んでいると、まるで自分もツーリングしているような錯覚というか疑似体験ができて、飽きませんでした。『日本をゆっくり走ってみたよ』は、吉本浩二が250ccのオフロード型バイクにテント等の大荷物をくくりつけて、4ヶ月間かけて日本一周するツーリングレポート風のマンガです。話題作『ブラック・ジャック創作秘話~手塚治虫の仕事場から~』『昭和の中坊』の作画を担った著者だけあって、写実的で親しみやすいカットがツーリングのライブ感を醸しています。そして、このマンガの最大の魅力は、副題にもつけられた「あの娘のために日本一周」というテーマです。あの娘とは宇都宮に住むEさんで、「日本一周して強い男になって、彼女に告白する」というゴールが設けられているのです。そもそもマンガそのものが、Eさんに対しての独白でその日の出来事がつづられ、「もし、Eさんと一緒なら」といった妄想も少なからず登場するので、ゴールにおける恋路の結末が気になって仕方なくなります。果たして著者は、旅の目的を成就させられるのでしょうか。楽しいばかりの旅ではなく、ほろ苦い場面も登場しますが、読後は著者同様に風を切って走りきった満足感に浸れます。(2012/11/27)
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    投稿日:2012年11月27日
  •  2012年12月16日の東京都知事選を控えて、いまや時の人となった猪瀬直樹さんが、ノンフィクション作家としての地位を確立したのは、大宅壮一ノンフィクション賞受賞(1987年)の本書『ミカドの肖像』によってです。
    『天皇の影法師』(中公文庫、2013年7月5日配信)という秀作を発表、一部で注目を集めていた猪瀬さんが「世界史の中で天皇制を考える」という大テーマに挑戦した週刊ポストの長期連載『ミカドの肖像』が単行本になったのが、1986年(昭和61年)の12月。奥付日付は12月20日。当時、週刊ポスト編集部に在籍していて担当編集者だった私にとっては、とにかく12月中に出版しないとその年の大宅賞の対象に入らなくなってしまうという追い込まれた状況でのぎりぎりの編集作業でした。
     翌87年4月、第18回大宅賞受賞の知らせを受けて猪瀬さんの仕事場に駆けつけ、近くのレストランで痛飲した夜のことはいまでもよく覚えていますが、その本が四半世紀を経て電子書籍としてリリースされたのが2012年3月です。
     このイーブックジャパン版にはリフロー版(小学館、2014年10月31日配信)にはない特長があります。文字サイズの変更ができない固定型ですが、電子デバイスに最適化された読みやすい組版に加えて、イラストレーター・石丸千里さんの了解を得て、『ミカドの肖像』に欠かせない、大事な要素であった彼女の挿絵が復刻収録されたのです。リフロー版には石丸さんのイラストは収録されていません。

     とまれ、猪瀬直樹さんの天皇制を問い直す旅は、皇居を見下ろす丸の内の一角に建設が計画された、ある高層ビルをめぐる物語から始まります。
     東京丸の内の一角に東京海上火災保険(現在の東京海上日動火災保険)による東京海上ビルが完成したのは1974年(昭和49年)3月ですが、建築確認申請が東京都に提出されたのは、それよりもずっと早い時期、1966年(昭和41年)10月でした。確認申請から竣工に至るまでに8年もの年月を費やしたわけですが、異常事は時間の経過だけではありませんでした。

    〈当初計画は高さ百二十八メートル、地上三十階建て(地下五階)だった。約三十メートルも高さが削られたこと、さらに、計画から完成までに費やされた不必要な時間の長さのなかに、東京海上ビル建設担当者と設計者の苦悶が堆積されている。
     彼らの忘れられた冒険をいま掘り起こそうというのである。冒険とあえて表現したのは、禁忌(タブー)に挑んだがためだった。計画が難航したのも、ビルの高さが当初の計画より低く押さえられたのも、すべて“空虚な中心”から発する奇怪な電波によって引き起こされた結果であった。そこで、電波の発生源を探し求めて歩くことになるのだが、追い詰めるとその都度、発生源は雲散霧消してしまうという不思議な現象にぶち当たった。
     僕は、それを天皇をめぐる不可視の禁忌と呼ぶことにする。
     当時の東京海上社長山本源左衛門は、ビル建設計画推進の責任者も兼ねていた。その証言は、不可視の禁忌という奇怪な現象を、あますところなく表現してはいまいか。〉

     高さ197.6メートルの新丸ビル、179.2メートルの丸ビルが林立する現在の丸の内からは想像できないかもしれませんが、当時の丸ビル、新丸ビルはどちらもピタリ百尺(約30メートル)でした。その一角に皇居を見下ろすことになる100メートルを超えるビルを建設しようというわけです。不可視の禁忌を巡る著者の冒険──山本社長インタビューの一部を引用します。

    〈いろいろといきさつがあったようですが・・・・・・。
    「ヘリコプターを飛ばしたんですよ。ヘリコプターってのは、そんなに低く飛べませんからね、三百メートルくらいの高さになります。そこから見えるかどうかとね。いろいろな角度から実験してみたんです」
     どちらを?
    「あそこですよ。あ、そ、こ。三百メートルもの高さだって見えやしませんよ。見えたって、御文庫の玄関と車寄せのところがせいぜいですよ。覗こうたって覗けるもんじゃありません。そういう実験をしたんだから、大丈夫という自信があった」
     見えないのなら、あちらの方面が反対する根拠はありませんね。
    「そう、そうなんですよ。それで、当時の宮内庁長官の宇佐美(毅(たけし)、昭和28年~53年まで長官)さんのところに出掛けた。そして、こういうビルをつくるけれど、いっさい見えないから安心してください、と報告しました。するとそういう話は宮内庁では問題にしてません、と言ったんです」
     じゃあ、誰が問題にするんでしょうかねえ。
    「右翼、ということも考えられますから、つてをたどって児玉誉士夫(こだまよしお)さんのところに挨拶に行ったほうがいいんじゃないかと、まあ、そういうことになりまして。児玉さんはこう言ったですよ。“そんなバカなことをね、この時代に言うのが右翼だと短絡するのが困るんだ。天皇さまが、あそこのお庭を歩いているのが見えたりするのも、皇后さまが三越でショッピングできるようになったりするのも、あっていいんだ。そうして国民に親しむのがこれからの皇室のありかたなんですよ”」〉

     自信をもって宮内庁長官に説明をしにいきますが、「そんなことは問題にしない」というばかりで事態は進捗しない。伝手をたよって右翼の児玉誉士夫にも挨拶にいくが、やはりここでも「問題」はない。どこにも「問題」はないのだが、それでも新たな問題が次から次へと発生して、結局8年がかり、高さを30メートル削って、ようやく竣工の日を迎えることができたというわけです。
     東京海上ビル問題への小さな疑問から昭和ニッポンの禁忌(タブー)の存在に行きついた猪瀬さんは、「ミカド」という記号を軸に近代日本の足跡をたどり直したノンフィクションの不朽の名作を世に送り出しました。
     本書に続くシリーズ第2弾『土地の神話』(小学館、2013年4月12日配信)、第3弾(完結編)『欲望のメディア』(小学館、2013年5月3日配信)も併せてお読みください。
    (2012/11/23、2018/2/16追補)
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    投稿日:2012年11月23日
  • ホラー作品が続いたので今回は真面目な作品を。『包丁人味平』など知られるビッグ錠が電気を作る人々に取材を重ねて描いた力作です。この作品で取り上げているのは水力発電の現場で、そこにはダム工事のために働き完成を見ずに去る発破師がいれば、安定して貯水するために各取水口を確認して回る求水師がいる。彼らのような人たちがいなければ文明の火は灯りません。現代は食品や工業製品など、最終生成物は知っていてもその過程はブラックボックスになっていることが多くて、何が原料で加工の現場で何が起こっているかに注意を払うことがない時代。ですがそこには確実に人の手が入っているわけで、その存在の大きさをこの作品はリアルに感じさせてくれます。年末の選挙ではエネルギー問題に対する姿勢がクローズアップされることでしょう。ですが、震災から今日まで、この作品で描かれているような、「電気を各家庭に届ける」人たちのことについて、あまり見聞きしたことがなかった気がします。この時期に読んだのも何かの縁。なので、こういう人たちに触れた演説をする人がいたら、選挙では一票入れようかな。(2012/11/23)
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    投稿日:2012年11月23日
  • 「ちいさな出来事をたくさん共有して 時間がたって ふと自分は幸せだと思ったなら きっとその相手のことを 恋しい人、と呼ぶんだろう」 紺野けい子さんの作品の中でも、個人的に大好きな作品です! 女子社員を片っ端から食いまくりだと噂の須藤星見が、路上で歌っている姿を偶然街で見かけた広川。須藤の意外に不器用な素顔を知り、広川は須藤を好きになる。須藤もまた仕事を通して広川の優しさに触れ、惹かれていく…。広川の告白で二人は付き合い始めるが、須藤はこれまで恋愛で感じなかった不安や嫉妬に初めて傷付いて――。脆さと強さが交差する恋の結末は? まず、この広川さんが大人で落ち着いた雰囲気のステキ☆リーマンでして、本当にいい男なんです!これは男が惚れるのもわかる気がするw 一方須藤は、顔はいいけど、不器用で傷つきやすく、人とうまく関われないタイプの男。そんな須藤が、包容力があって穏やかな広川さんと関わるうち、だんだんと心のわだかまりも溶け、素直な面を取り戻していくという、BLなんですが、人間関係とかメンタルの部分の表現が多い作品です。誰もが人とうまく関われる性格なわけではなく、そういう自分が嫌いで自己嫌悪に陥っている脆い受けと、全てを受け止めてくれる包容力のある優しい攻めの物語。「女を片っ端から食いまくり」という噂からは想像もつかない程、弱くて不器用な内面を持つ須藤。人は見かけや噂だけでは判断できないんだな~と改めて思います。社会人の日常の物語なんですが、その中での小さな出来事が二人の絆を深めて、互いにかけがえのない存在へと変わっていく、ほっこりと心温まる恋愛物語です。(*´ω`*)
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    投稿日:2012年11月23日
  • ジョジョって面白いよね!と聞かれれば迷わず「Exactly(そのとおりでございます)」と答えます、ミヤタです。……ということで、ジョジョで一番有名な主人公・承太郎の登場ですよ! DIOとの戦いで「てめーは おれを怒らせた」につながるシーンは今見てもかっこ良すぎてしびれるッ! そして今ではすっかり馴染みとなった“スタンド”が出てきます。これも当時すごく熱かった……!自分がスタンド使いならやっぱり時間を止められるのがいい!とか一番強いのは何のスタンドだろう?とか友達と論争になったりしたもんです。しかもタロットカードになぞられてスタンド名や能力が表現されているのもなんか不思議な力っぽくてワクワクしますよね。影響を受けてタロットカードを買ったのはいい思い出……(;´∀`) もうあえて説明するまでもなく名キャラクター・名シーン・名セリフの多いこの作品、もう一度読みなおすとまた新しい発見があるハズ! ちなみに私はポルナレフが好きでした!ポルナレフとイギーの話は何度読んでも泣ける(´;ω;`)ウゥ…
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    投稿日:2012年11月23日
  • 『サッチモ』は国民的マンガ『釣りバカ日誌』でお馴染み、やまさき十三と北見けんいちの黄金コンビが描いたプロ野球のちょっと変わった物語。主役はプレイヤーにあらず、監督です。元々スカウトとして全国を転々としていたバンタムズの小川部長は、ある日オーナーに呼び出されて、次の試合からの監督を命じられました。突然の監督就任なんて、夢のような話ですが、シーズン終了間際に最下位の責任を取らされた前監督の代わりとして、残り数試合のワンポイントを任されただけ。いわば、敗戦処理のはずだったのですが、意外にも小川には監督の才があって、ドタバタしながら翌年も続けることになります。このマンガを読んでいて面白いのは、試合に継ぐ試合の一本調子のストーリーではなく、プロ野球ならではの裏表もつぶさに描きこまれていることです。オーナー同士の談合を思わせるような会話やGMの腹黒い思惑、若きエースのスキャンダル等々。私が好きなシーンは、守護神・江波が自分の試合をいったん抜け出して、離婚した女房と暮らす息子の少年野球の試合に駆けつける場面です。主筋は小川監督の戦いぶりなのですが、結末に向かって目が離せなくなります。そして、「偉大なるサッチモ」の名曲「What a wonderful world」が流れてきそうなラストを迎えます。(2012/11/20)
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    投稿日:2012年11月20日
  • 寝不足です。絶賛寝不足です。そうです。「ジョジョ第三部」のせいです。100年の時を経てあのDIOが復活。不死身の吸血鬼に立ち向かうのは、第二部の主人公であるジョセフの孫・空条承太郎!! DIOが復活したことによって、ジョースター家の血筋の者の身体に異変がおこり、ジョセフの娘・ホリィ(=承太郎の母)が危篤の身に。ホリィを救うには、DIO(≒ジョナサン・ジョースターの身体)に発現した新たな能力「スタンド(幽波紋)」を直接ぶっ叩くしかないッ! ということで、ジョジョ一行の長い旅がはじまります。「ジョジョ」はシリーズを通して、単純な肉弾戦だけでなく、トリッキーな頭脳戦がからんでくるところが魅力ですよね。第三部から登場した能力「スタンド」は、人間の精神の強さを具現化するのがテーマだったそうで、そういう着眼点にシビれます。いろんなスタンド、スタンド使いが次々と登場してきて、飽きさせないですよね~。この第三部で、ジョースター家とDIOの長き因縁の戦いは、ついに終局…! まさに大長編ロマン! 扉絵がカッコ良すぎる件など、すみずみまで見どころが盛りだくさん過ぎて、もう出社時間が日ごとにモゴモゴ…。いや、読むのも仕事なんです(`・ω・´)キリッ 扉絵飾りたい。(2012/11/20)
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    投稿日:2012年11月20日
  • 11月8日に始まった中国共産党大会。胡錦濤体制から習近平時代への移行に向けた最終調整――舞台裏でくりひろげられた権力闘争は熾烈をきわめたようです。その帰趨はどうなっていくのか。尖閣諸島をめぐる日本との紛争はどうなっていくのか。反日気運の高まりのなかで日本人暴行事件が相次ぎ、またメイド・イン・ジャパンの自動車の売上げが急減するなど冷え込む一方の日中経済関係はどうなるのか。いまにも「戦争」が始まるかのような夕刊紙や週刊誌の大見出しはいささか行き過ぎにしても、権力構造の変革期にある中国が気になる国ナンバーワンであることは疑いない。本書『いま誰もが気になる中国の大疑問』は、改革開放路線に転じていながらも、肝心なところは「一党独裁」の厚いベールに覆われ不透明な「中国」という社会を、薄皮を一枚一枚はぐようにして裸にしていきます。それも平易な言葉で語ってくれているので、さながら中国入門百科の趣です。6章88の疑問に分けた構成が類書にはない、本書の大きな特長となっています。疑問の一つ一つが読者の知りたいことに沿ったものとなっていて、自分自身の関心や疑問に添い寝してくれているような気に自然となってくるから、面白いものです。たとえば、こんな疑問がたてられています。〈どんな人たちが「富裕層」と呼ばれているのか?〉最近ニュースの中にしばしば登場してくるようになった、この「中国の富裕層」について、日本人の多くがわかったようでわからないという感じを抱いているのではないでしょうか。いったい、どれくらいの収入を得ているのか? 資産はどれくらい持っているのか? 中国社会の中でどれくらいの割合になっているのか? 本書の解説を聞こう。〈改革開放路線による経済発展にともない、中国では豊かな人々が増えている。現在、衣食住に限らず、趣味や子供の教育にそれなりにお金をかけられる中産階級の数は、10~15%に達するとみられる。中国の人口を13億人とすると、1億3000万~2億人近くになるわけで、日本の人口以上の規模である。アメリカの金融機関メリル・リンチの予測では、10年後には3億5000万人にも達するという。(中略) ただし、この中産階級、「先富論」(引用者注=鄧小平が毛沢東の「均富論」に替わるものとして唱えた開放経済の基本理念。「貧しきを憂(うれ)えず、等しからざるを憂う」という考え方を重視した毛沢東が国や人民が豊かになることより、みなが平等であることを第一に考える「均富論」を提唱・実践したのに対し、鄧小平は「条件のよい人や地域から豊かになりなさい。そして、豊かになった者が全体を引き上げればよい」として、改革開放路線のベースに「先富論」をおいた)のもとで成長してきた中国では、一様に増えているわけではない。地域による格差が大きく、中産階級が多いのは、北京、上海、大連(だいれん)、広州(こうしゅう)といった沿岸部の大都市である。また、中産階級よりも、さらに豊かな富裕層と呼ばれる人も、すでに5000万人に達するとみられる(ただし、中国では、不動産、金融資産、現金などの個人資産を1000万円以上もっていれば、富裕層となる)。富裕層を職業別に見ると、とくに多いのは個人企業や国有企業の経営者である。国有企業では、石油や石炭といったエネルギー関連企業に多く存在し、経営者や役員はもちろん、従業員からも富裕層が生まれている。このほか、銀行、証券、保険といった金融関係や不動産関係、さらに最近では、外資系企業の従業員にも増えている〉ちなみに、物価、とりわけ生活必需品の価格が安く安定している中国では、月収5000元(約7万5000円)もあれば、そこそこの暮らしができるそうです。夫婦二人で働くのが一般的な中国ですから、夫と妻がそれぞれ3000元ずつの収入でも、合わせれば6000元になりますから、立派な中産階級の仲間入りができるというわけです。驚くなかれ、日本の人口を上まわる1億3000万から2億人の中産階級がいて、彼らは望めばお手伝いさんを雇うことも可能な経済力を持っているという。そしてさらに1000万円以上の個人資産を持つ「富裕層」が日本の人口の半分近い5000万人に達しているというのです。日本政府による尖閣諸島国有化に端を発した反日騒乱の際に、毛沢東の写真が高々と掲げられていたのが印象的でした。「反日」の根底には深刻化する「経済格差」への不満、怒りが潜在しているとも言われますが、こうした格差の実態を見れば、毛沢東の「均富論」に傾斜する民衆が増えていることも理解できます。とまれ、「政治経済から外交軍事、市民生活まで」と副題にあるとおり、「中国」を全方位から解剖した好著、日中一触即発の2012秋に必読の一冊です。(2012/11/16)
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    投稿日:2012年11月16日
  • かわいい絵柄がミスマッチなホラーエッセイ漫画。わりと硬派な実録系が好みの私にとっては、表紙からして読むのに苦労しそうで気が進まなかったのですが…、いやいやどうして、けっこうイケる。ところどころに幽霊や狐様などのシリアスタッチの絵が挿入されているのですが、これが効果的で洗練された感じがして、なかなかツボにはまりました。そのカットが入ることで場面展開がわかりやすいんですよね。ポップな絵柄の割に一本調子じゃなく演出力もあって、最近人気の漫画家というのもうなずけます。内容も日常のよもやまごとのなかに幽霊やお化けを放り込んだ、食い合わせの悪いカップリングなのに、なぜかなじんでいるという新鮮さ。特に悪霊を祓う訳でもなく、土地の因縁を語る訳でもなく、日常と地続きで幽霊をいてもおかしくないものとして受け流してしまう。強引なオチをつけたりもしない。それでいて適度なアクションがあって食い足りなさがない。軽すぎず重すぎもしない、まさに怪談エッセイといっていい禍々しく楽しい作品。恐れ入りました。やっぱ、食わず嫌いは良くないですね。(2012/11/16)
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    投稿日:2012年11月16日
  • 巷で話題のこちらの作品。水城せとなさんといえば私にとっては『同棲愛』が大変思い出深い作品ですが、水城せとなさんの描かれる少女コミックは今回初めて読みました。長年叶わぬ片想いをする主人公の爽太が、失恋をバネに、ショコラティエとして成長していく物語。高校時代から憧れ続けていたサエコと付き合っている爽太は、バレンタインデーの前日、精魂込めて作ったチョコレートをプレゼントするが、サエコは受け取ってくれなかった。付き合っていると思っていたのは爽太だけだったのだ。傷心の爽太は、なけなしの金と少々の荷物だけを持って、フランスの有名パティスリー・ボネールを訪れ、雇ってほしいと頼み込む。ただチョコレート好きのサエコを振り向かせたい一心で修業に励み、5年後、ボネールの日本進出店を支える若きシェフとなった爽太。しかしサエコは結婚が決まっており、間もなく爽太は独立し、ショコラ専門店「ショコラヴィ」を開店させる…。タイトルから、もっと甘いラブストーリーかと思いきや、結構ドロドロでほろ苦く、ビターな感じ。物語も今までのラブストーリーとは一風変わっていて斬新です。登場人物それぞれの片想いの連鎖で、切なく純粋ながら、恋愛におけるしたたかさや計算高さなども描かれ、とてもタメになる作品です(笑)。特に話題の「サエコ」の恋愛テクニックには目を見張るものがあります!外見はいかにも普通そうな女の子なのに、高校時代は各学年の一番のイケメンをとっかえひっかえだったというサエコ…。うらやま…いやいや(^ω^)小悪魔ってこういう子を言うのね…!納得です。そして心理描写がとにかく繊細で素晴らしい。叶わぬ片想いをする主人公の切ない感情や葛藤、ジレンマがヒシヒシと伝わってきます。なぜか無性に食べたくなる中毒性の高いチョコレートのような作品で、続きが気になります!
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    投稿日:2012年11月16日