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  • 『あじさいの唄』は「ビッグコミックオリジナル」連載中の人気シリーズですが、今回ご紹介する『あじさいの唄 夢で会えたらの巻 (15)』(森栗丸)は著者の自薦集。母を失って父と暮らす栗太郎、犬の栗之助が繰り広げる日常生活を描いた心温まるコメディ風時代劇です。貧しくもひょうひょうと生きる父とけなげな栗太郎、愛らしい栗之助とそれぞれのキャラは立っているのですが、私がこの漫画に惹かれるのは、キャラよりも毎回のお話そのもの。ユーモアやギャグを交えながらも、心の琴線に触れるような展開が、わずかなページ数に収められていて、読後には必ず心地よい余韻を残してくれるのです。とくにこの巻は、作者自らの選りすぐりとあって、第一話からイイ話が並びます。田舎から出てきたおばあちゃんが、孫に会いに来るのですが娘に邪険にされて、その後の思わぬ展開に目頭を熱くさせられました。この本の中に、旅芸人の父が息子に、「雨が上がった後に、人を喜ばせたくて現れるのさ」と虹を説明するシーンがありますが、まさにこの本そのものを表すセリフのようです。特に、家族と暮らす方にはぜひ読んでほしい本です。(2012/8/7)
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    投稿日:2012年08月07日
  • この作品の連載が始まったのはバブル絶頂期。そして主人公・高根沢八一は証券会社の営業マン。そんな華やかなりし時代の花形職業という浮ついた設定なのに、話はどんどん陰鬱になっていく。あの時代のサラリーマン漫画にしては異色の作品。しかしながら当時の若者の恋愛観がしっかり描かれていて、そんなところがヤングサラリーマンには人気だったと記憶しています。テーマはタイトル通りの理想の結婚相手探し。八一はさまざまなタイプの女性と付き合うのですが、うまくいかずに破局、の繰り返し。なぜダメなのか、その答えは読者にはよくわかるように描かれていて、逆に劇中の八一はそれに気づかないという、なんとももどかしいストーリーが延々と続きます。八一の恋愛下手っぷり、そして八一に関わる女性たちの行動。恋愛に対する価値観が変わりつつあった時代の中、まわりはそれに乗っかって成長していくのに、八一は変わることができない。いつの時代もこういう人っていますよね。こういう側面だけ見ると人間ってあまり変わっていないのかもなあ。30歳前に結婚で焦る、ってことはさすがになくなってきたけれども。(2012/8/3)
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    投稿日:2012年08月03日
  • 私、中高生の頃、月刊誌「LaLa」を買ってましてね。これはちょうどその時期に連載されていて、とても大好きな作品でした!!鎌倉時代末期を舞台にした伝奇ロマン・ファンタジーです。白狐を母に持つ半人半狐の陰陽師・土御門有匡の元に、火月と名乗る金髪紅眼の美しい少年が現れ、「僕、あなたの子供を産みたいんです」と唐突に告げる。この火月、見た目は完璧男の子なんですが、実は人間と猫の2つの姿を持ち、60年に一度変化期を迎えると、伴侶に併せて雌雄が変化するという両性体です。両性体ですよ…!なんだか素敵な響きですよね!好きなんですよね、こういう設定。BL好きだからかな?この作品でも、火月は一人称「僕」だし、見た目はどう見ても少年だし、ぱっと見BLです(笑)BL好きの友達と盛り上がった記憶があります(●´Д`人´Д`●)俺様気質なツンデレ陰陽師・有匡ですが、幼少期に「狐の子」と蔑まれ、自らもその血を嫌っているため、自分のような子供を増やしてはならないと、火月に惹かれながらも、交わる決意がなかなかできずにいた。前途多難な二人ですが、火月は無事子供を産むことができるのか!? 個人的には火月の幼なじみの琥龍が好きでしたね!エロ大魔人です(*゚ω゚*)また間男なんですがw私間男好きなんですよね~なんでじゃろw他にも琥龍の将来の婚約者(?)禍蛇、有匡を敵対視する坊主の文観、有匡ラブの妹・神官などなど、魅力的なキャラクターが目白押し! 繊細で色気のある絵柄に、妖しくも艶めかしい雰囲気を醸し出すエロス溢れる作品です。特にエロがあるわけじゃないけど、なんか作品全体のムードがエロいですよね~(*^o^*)そこも見どころです☆
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    投稿日:2012年08月03日
  • 〈もうひとつのオヤジとの記憶は「すき焼き」です。お手伝いさんがうちにいて、その人が用意はしてくれるんです。でも食べる段になると母とオヤジが二人で、仲良く作っていました。基本的にはうちの母が味付けはするんですが、オヤジはせっかちだから、脇から手を出して、バーッとお砂糖を入れたり、ジャバジャバッとお醤油を入れるんです。私は横で「あぁあぁ・・・・・・これを食べさせられるのか・・・・・・」と思いながら見ているんですが、食べてみると、案の定私には味が濃すぎて美味しくない。オヤジの味付けは常に濃かった。でも考えてみれば、料理に限らず、何においても「過剰」な人でしたね〉佐藤あつ子著『昭 田中角栄と生きた女』の巻末収録の立花隆との対談で、著者自身がこう語っています。「オヤジ」とは田中角栄、そして「母」は、越山会の女王といわれた佐藤昭、いうまでもありませんが、「私」は田中角栄と佐藤昭、二人の間に生まれた娘、著者の佐藤あつ子です。つまり、この本は、実の娘が身近に見てきた父母の素顔を赤裸々に描いた異色ノンフィクションとして注目を集めています。子供の目に映った田中角栄という人間の「過剰」ぶり。自分の女と娘のいる「家庭」でせっかちな父は、母の味付けを待ちきれずに砂糖をたっぷり入れ、醤油をおかまいなしに注ぎ込む。その過剰なすき焼きを、汗をふきふき平らげていく田中角栄の姿が目に浮かぶようです。佐藤昭の名が広く知られるようになったのは、1974年(昭和49年)10月、雑誌「文藝春秋」11月号に掲載された児玉隆也の「淋しき越山会の女王」がきっかけでした。このレポートは同時に発表された立花隆の「田中角栄研究――その金脈と人脈」とともに、当時の日本社会に大きな衝撃を与え、時の総理・田中角栄は退陣に追い込まれ、表舞台からはひいた形となりますが、裏側では党内最大勢力をほこる田中派を使って政権を操る「闇将軍」として君臨するようになります。闇将軍の金庫番となった越山会の女王のところに田中派代議士が日参するようになっていくのも自然の成り行きでした。そんな父と母を娘はどう見てきたのか――。認知はされないまま、親子鑑定もしていない、その田中角栄を「父」と知らされた頃のことを著者はこう綴っています。〈大井町に住んでいた頃、私の家には鼻の下にチョビ髭を生やしたスーツ姿の「おじちゃん」がよく遊びに来ていた。おじちゃんは私に優しかった。その「おじちゃん」が、ある日、「お父さん」になった。母は私にこう言ったのだ。「これからは『おじちゃん』じゃなくて、『お父さん』と呼びなさい」おじちゃんがお父さんになるというのは、子供心に理解不能だったが、とにかく、おじちゃんはお父さんに変わった。お父さんはその後、どんどん偉くなった。いや、偉くなったかどうかの認識は後からのものであり、世間の見方である。ただ、私はいつも変わらず、満面の笑みを私にくっつけてくるオヤジが大好きだった〉新潟からでて、実業から政治の道に進んだ男と、同じ新潟出身で新橋のキャバレーで働いていたこともある女が歩んだ人生。「なぜ私を生まなければならなかったのか」という問いへの答えを求めて、娘は母と父の足跡をたどり直していきます。手がかりとなったものは、母が遺した数え切れないほどの品々――アルバム、帳簿手帳などが年代順に整理されていたそうです。その中に父からの手紙もあった。田中角栄直筆の手紙です。この手紙に関する著者の文章が「田中角栄の恋文」のタイトルで雑誌「文藝春秋」(2011年11月号)に掲載され、文藝春秋読者賞を受賞。これがきっかけで本書が誕生したわけですから、いうまでもなく角栄直筆手紙が収録されています。著者宛の葉書を紹介しておきます。〈「敦子殿 父より」私の本名が書かれたハガキを見て、突然、懐かしさが胸に込み上げてきた。間違いなくそれは、オヤジ、田中角栄の書いた文字だ。(中略)エアメールの中に、生きたオヤジがいた。「マニラ、マラカニアン宮殿で/マニラは日本の十月頃の陽気であさは涼しい。久しぶりで大統領官邸のゴルフ場で一廻りしました。元気です。出掛けにア子にあいさつ出来なくて失敬。タイに訪問に移ります」〉1974年1月、総理大臣としてASEAN5カ国を歴訪した折に、田中角栄が行く先々で高校生の娘宛にせっせと絵はがきを書き送っていたというのですから「おや、まあ、へー」とうなってしまいます。娘への細やかな心遣いを知れば、いまなお根強い庶民人気があることも頷けます。田中角栄を師とする小沢一郎と越山会の女王が一緒に写った写真も収録されていますが、師・田中角栄にはあって、弟子・小沢一郎にはないものも見えてきます。(2012/8/3)
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    投稿日:2012年08月03日
  • 所十三さんといえば、あの『特攻の拓』などバキバキの硬派漫画の印象が強いですが、実は大の恐竜好きとして知られる漫画家さんでもあります。ギャップ萌え\(^o^)/ 実は私もそっち系が好きで、ネットで生き物系のイベントレポートとかを探してうろうろしていると、先生の名前が出てきたり、ご本人がレポートをアップしていたりします。そんな所先生が描く恐竜漫画ですからそれはもう。専門家顔負けの知識と、硬派漫画で培われた(?)バトル演出が合体!! 最強です^^ 先生の恐竜愛がビシビシ伝わってくる熱い漫画です!! (2012/7/31)
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    投稿日:2012年07月31日
  • よく知られている作品なので、ここで声高に取り上げなくてもと思っていたのですが、意外と若い人には知られていないようですので、ご紹介します。楳図かずおの代表作『漂流教室』です。発表からすでに40年も経つ作品なので若い読者が知らなくても無理はないです。私だって掲載誌をリアルタイムで読んだわけではありません。今回、あらためて読み直して、作品がまったく風化してないことに仰天しました。お話は、ある日、主人公の小学生・高松翔を含めた児童と教師、総勢862名が校舎もとろもに忽然と消えてなくなるという設定です。消えた校舎と人々は砂漠を思わせる異空間に放り出されたように、孤立してしまうのですが、ここで小学生たちが繰り広げるサバイバルストーリーは読み始めたらもう目が離せなくなります。飲食物がないという危機的な状況でありながら異常気象や異形の動植物が迫ってくる大スペクタクルの連続は、こちらの方がノドがカラカラになりそうです。ですが、読んでいて一番恐ろしく感じたのは、人心の変わり様でした。「あのやさしい給食屋のおじさん」が豹変し、小学生を守るべき教師達がその役目を果たさないばかりか…、その一つひとつが現代社会で私達が直面している問題を見越して描かれているようです。もうひとつの見どころは翔の絶望的なピンチに、鋭いカンを持つ母が反応して必死にわが子を救おうとする場面です。わが身を挺して、なりふり構わずなんとかわが子を助け出そうとする母親の姿に胸が熱くなります。そんな絶望と希望の繰り返しが押し寄せる物語を、ラストまでどうぞお楽しみください。ちなみに、各巻ともに、700ページを超える大ボリュームです。(2012/7/31)
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    投稿日:2012年07月31日
  • あの未曾有の大災害から1年半が経とうとしています。この『僕らの漫画』(「僕らの漫画」制作委員会)は、東日本大震災復興支援チャリティーコミックという性質のものである以上に、参加漫画家が全員無償で「本気で読み応えのある読切りを」描き下ろしたという、その思いが詰まった作品集ということで、後世に残ってほしいと思います。ヤマザキマリや信濃川日出雄、さそうあきら等2巻合わせて27名もの執筆者が描いた内容は、渾身の作ばかりで、さながら漫画の玉手箱のようです。とりわけ私が好きな作品は、『Mighty TOPIO』(とり・みき)というショートストーリーです。科学者・メンマ博士が作ったロボットのトピオが震災で山積みとなったガレキや人類最悪の廃棄物の処理を任せられるのですが…。著者お得意のギャグテイストSFなのですが、最後の2ページに胸にグッとこみ上げてくるものがありました。(2012/7/31)
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    投稿日:2012年07月31日
  • 7月20日(金)の朝日新聞夕刊に、その名前を発見して、ロンドンの日本人社会における存在の大きさを改めて思い起こしました。加藤節雄さん。40年の歳月をロンドンで活動してきた報道カメラマンです。「ニッポン人脈記/日英新世紀」と題した朝日新聞夕刊の連載企画の第11回。インパール作戦の生き残りで、戦後英兵との和解活動に生涯をささげた平久保正男さんの活動を紹介する記事に添えられた平久保さんの写真の撮影者として「加藤節雄」の名前が載っているのを見つけて、変わりなくがんばっているんだなぁ、とロンドンにエールを送りたくなるような思いが胸中をよぎりました。じつはちょうど1週間前に、加藤節雄さんの最新著作『大人のロンドン散歩』を電子書籍としてリリースしたばかりというタイミングもあって、気になってもいたところでした。加藤さんとの付き合いは、彼がロンドンに移り住んだすぐ後の頃からですから、かれこれ40年近くになります。当時、週刊誌の編集者だった私が取材でロンドンに行くたびにお世話になった年長の友人です。その加藤さんがロンドンを改めて散歩して書いた「ロンドン・ガイド」ですから、面白くないはずがありません。凡庸な観光ガイドには影さえものらないロンドンのリアルが余すところなく拾い上げられ、ロンドンのThen & Nowを語る一級の文化論になっています。それはなによりも加藤さんが訪問者ではなく、ロンドンで暮らす生活者であるからこそ、可能となったものだと言えるでしょう。生活者としての加藤さんの一面を紹介しましょう。日本からイギリスに来たばかりの、日本人経済学者とケンブリッジ大学の経済学者との対談企画のために、ケンブリッジを訪ねた時のことです。カメラマンとして同行してもらった加藤さんが、ケンブリッジの駅を降りた時に新聞売りに道をたずねました。新聞売りは「新聞を買ってくれたら教えてやるよ」と軽い感じで答え、加藤さんは即座に「それならいいや」と返しました。そして3時間後――対談を終えた私たち3人が駅に行くと、同じ新聞売りがいて「どうだい、ハウスはうまく見つかったかい」と聞いてきました。加藤さんは即座に、新聞売り以上に軽い口調で「新聞をくれたら、教えてやるよ」と言い返し、同時に二人で声をあげて笑い出しました。日本人教授と私は、笑いの意味がよく分からず、その晩、ロンドンに戻って遅い夕食をとりながら、加藤さんからことの顛末を説明してもらってようやく得心したものです。ほんの1,2分程度のやりとりでしたが、そこに「街場のイギリス」を感じたことを今でも懐かしく思い出します。加藤さんにどうやって英語を身につけたのか――おそらく会う人から繰り返し聞かれたであろう質問に加藤さんは、ちょっと考えてからこう答えてくれました。「大学でESSに所属していて多少の自信があったのですが、イギリスに来てまったくといっていいほど英語が聞き取れないことにショックを受けました。で、英語学校に通い始めるのですが、当然、英語が聞こえない日々が続きます。ところが、3ヶ月ほどたったある日、目が覚めたら突然、英語が聞こえ始めたんです。自分の耳に英語が入ってきたのです」若き日々のちょっとした感動の瞬間だったと気恥ずかしそうに語っていたことを覚えています。それから40年――東京で井高洋成氏に師事して陶芸作家になった英国人の夫人、ジルさんと二人のロンドン暮らしを続けてきた加藤さんが生活者の目線でロンドンを紹介している本書。当たり前の観光ガイドに載っている「名所旧跡情報」を期待している人はがっかりするかもしれません。しかし、自分の足で「ロンドン」を歩きまわりたいという人には、これ以上はない本と言えるでしょう。「中心部」「北部」「西部」「南部」「東部」に分けてディープなロンドンが余すところなく描き出されています。かつて、ある日本人作家の取材旅行に同行してカナダに行った折、現地のカナダ人から「セツオ、お前の英語にはどうしてロンドン風のアクセント、なまりがあるんだ?日本人は皆アメリカ英語だろうに」と言われたといっておかしそうに笑っていた加藤節雄さんが住民の目から書いた「マルチ・レーシャル・ソサエティー(多人種社会)」ロンドン・ガイド――加藤さんは現代ロンドンについて「780万人の人間が住み、日常話されている言語は300以上を数えており、この数字はニューヨークよりも多い。街を歩いても地下鉄やバスに乗っても、英語はほとんど聞こえてこない。イギリス人はどこへ行ってしまったのだろうかと思わずにはいられない」(「あとがき」より)と述べています。なお、本職が写真家でしたから、本書には写真もふんだんに入っています。(2012/7/27)
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    投稿日:2012年07月27日
  • そうそう男子たるもの、一生に一度ぐらいはバイクで日本一周!なんて思うよね。それは自分探しの旅だったり、まだ見ぬ日本各地の風景に憧れたり。その旅が終わるころには何か新しいものが待っていて、道中の経験が明日への糧になる、みたいな清々しさがこの手の物語にはあるはずなんですが、ああなのにこの作品はとっても息苦しい。主人公は30代半ばの連載が終了して先のあてがない漫画家。秘かに憧れる女の子に告白するため、強い男になってくると奮起して旅に出る…、などど20代ならともかく、これ実話って言ってしまっていいの?って感じ。で、旅先でもやたら変な人に声かけられるし、風俗にも飛び込めずウジウジするしで、もうイタさオーラ全開。”てめーしっかりしろよ”って突っ込み入れたくなってしまいます。引いてしまう人は多いかもしれません。でもね、ダメ男の日本一周なんてこんなもの、とありのままに見せてくれてるのが潔いとも思うのです。最後はなんだかんだ思っても”頑張ったな”と言いたくなりましたもの。まあ、強くなってはいないぶん小声で、ですけどね。(2012/7/27)
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    投稿日:2012年07月27日
  • 以前ご紹介した『晴れてボクたちは』の続編です!こちらのほうがあまあま度&キュン度&萌え度…すべてにおいてアップしております…!(>艸<○)まさにこのタイトル通りの内容!恋人になったふたりが気持ちを確かめ合うまでのドキドキ恋愛ストーリーです。これ、マジでドキドキ感半端ないす…!(*´∀`*)ひとつ屋根の下、一緒に暮らしている幼馴染みのちひろと圭吾。前作で晴れて恋人になったふたりだけど、キスは一回だけ。つき合ってる実感を持てないちひろは毎日がもどかしくてたまらない!前作は圭吾の片想い傾向が強かったのですが、今回はちひろ本人もびっくりするくらい圭吾を好きになります。同じ家に住んでいて24時間一緒にいるのに、家族にも友達にも誰にも言えない関係に、悶々とした毎日を過ごすちひろ。圭吾はすごくモテるから、自分が隣にいても女の子は構わず告白してくる…自分が圭吾の恋人だと周りに分かってほしい!そんなとき、圭吾に一目惚れしたというゲイのイケメン・桶沢が現れ、圭吾に急接近!!この恋敵・桶沢がまたいいスパイスでしてね~!物語を一気に面白く盛り上げてくれました!あといい味出してるのはちひろのお姉さん。百合カップルもいい!ほんと、山本小鉄子さんの作品はキャラが立ってますね~!ネタバレになりますが、物語終盤、ちひろが泣きながらカムアウトする顔がもう可愛くて可愛くて…!!!自分の中で盛り上がり度MAX!!!そこからラストまでの流れが、やばいー萌え死ぬ!ってくらい萌え度最高潮です!!忠犬気質の圭吾と意地っ張りちひろの甘酸っぱい青春ドキドキ&ズキズキLOVE!! 純情で初々しくてホント可愛いふたりなので絶対読んで!ヽ(*´з`*)ノ
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    投稿日:2012年07月27日
  • 発表から十数年以上の歳月が経ちながら、ロングセラーとして新しい読者を魅了し続ける料理マンガ、それが『孤独のグルメ【新装版】』。谷口ジローが描いたことでも知られていますが、最近話題の『花のズボラ飯』(漫画:水沢悦子)の久住昌之が原作を担った作品ですから、質の高さは推して知るべし。通常の料理マンガと違うのは、料理に対してのうんちくや美味さを表現するための美辞麗句が並ばないということですが、逆に料理マンガとしてその2大チェックポイントが抜けていても面白さが群を抜いているというのは、なんとも不思議なことです。内容は一話読み切りスタイル。主人公の井之頭が、仕事で赴いた土地の店にブラリと入り、「もぐもぐ」と料理を味わい、「うまい」と口にし、さらに淡々と箸を進めるのですが、その描写が本当にうまそう。単調に思われるかもしれませんが、どの店を訪れる時も井之頭はいつもひとり。しかも下町の馴染み客ばかりの店や主婦でにぎわう昼下がりの回転寿司店、ファミリー層で賑わう休日のランチ等にスーツ姿の井之頭がブラリと店へ入るのですから、孤独が際立ちますが井之頭はお構いなし。定食を食っては「もぐもぐ」、「うん!これこれ」…毎度こんな感じのパターンなのにやっぱり美味しそう。気ままに店に入って、気兼ねなく食べたいものをたらふく食う、その繰り返しなんですが、そそられるマンガなんですよね。面白さの隠し味はやはり「孤独」なんでしょうかねえ。(2012/7/24)
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    投稿日:2012年07月24日
  • もうすぐ、ロンドン五輪が開幕。開催期間中は、いろんな競技の記事が百花繚乱のように並ぶことでしょう。『いつかどこかで。』は、屈指のスポーツライターである金子達仁のエッセイ集。著者の名前は主にワールドカップをはじめとしたサッカーの論評等で目にしていましたので、サッカーが専門かと思っていましたが、そのフィールドの広さに驚きました。なにしろ、サッカーを観たくてサッカー専門誌がある出版社に就職した著者ですが、「あまりにもサッカー・クレイジーすぎる」という理由で配属されたのはテニスの専門誌。そして、インターハイの取材をすることになって出会ったのが伊達公子。その伊達についての記事を本人が目にして著者に伝えた一言が、「人間について書くことの喜びを知った」のだそうです。サッカーではなくテニスのアスリートの言葉がなかったら「私はまったく違う人生を送っていたかもしれない」というのはちょっと意外な話です。本書には、プロ野球や日韓野球、大相撲、競馬…多彩なフィールドに渡って「本音」と思しき言葉を目にするページが少なくありません。ある大監督に対しての批判の記事を書いたときなどは、「雑誌が発売されると、私はすべてをほっぽりだして逃げ出したくなった」等、切っ先鋭い記事とは裏腹の著者のおどおどした気持ちが表れています。そして、高校野球がなぜ人の心を惹きつけるのかを書いた稿を目にした瞬間には、ドキリとさせられました。エッセイだからと、読み手が勝手にリラックスしてはいられないあたりが著者の著者たるゆえんなのかもしれません。(2012/7/24)
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    投稿日:2012年07月24日
  • 大川豊興業所属の芸人・阿蘇山大噴火は、知る人ぞ知る「裁判ウオッチャー」。裁判を見るようになったきっかけはオウム裁判を傍聴するから新人は全員、抽選に並べという総裁からの命令だったそうですが、いまでは月曜~金曜の午前9時から午後5時まで定期券を持って裁判所に通う生活を続けていると、ホームページにあります。その阿蘇山大噴火著『裁判狂時代 喜劇の法廷★傍聴記』は、「現場」に足を運んだ人だけが知ることができる裁判の実相を伝える注目書です。しかもここで伝えられる裁判の多くは窃盗や痴漢などの、ごく普通の裁判。裁判ウオッチャーになるきっかけとなったオウム裁判のような大事件も一部収録されてはいますが、ほとんどは無名の被告が登場する裁判の傍聴記で、被告人、裁判官、検事、弁護士たちが法廷で繰り広げる人間ドラマは、誤解を恐れずに言えば「笑いの宝庫」です。芸人である著者によれば笑いの基本は「緊張と緩和」だそうです。緊張した雰囲気のなかにその糸をブチッと切るような行動があった時、笑いが生まれるというわけですが、法廷、とくに「エロ」絡みの法廷は、この「緊張と緩和」そのものだという。筆者が遭遇した「公然わいせつ」の裁判――被告人は35歳の会社員で、事件前夜の夜から翌朝まで居酒屋でずっと酒を飲んで、酒が残っているまま会社に向かったものの、途中女子高の正門前で登校中の女子高生を見ていたらムラムラしてきて、校門の前でオナニーを始めてしまった。駆けつけた警察官によってその場で現行犯逮捕されたという事件です。〈とんでもなくマヌケな事件なんだけど、法廷では笑いながら裁くわけにはいかないから、裁判官も検察官も真面目にやっているわけ。冒頭陳述も「自分のジーパンを膝までおろし自己の陰茎を露出し、自慰行為を始め、女子高生を辱めた」っていう堅苦しい言い方で、逆にいやらしい感じがするんだよ。なんか変でしょ? 笑わせようとしているんじゃないんだよ。これが裁判なんだよ。堅苦しい言い方をするというのが。(中略)「次の資料がですね、オチンチンを出していた時刻を証明する書類です」って検察官が言ったんだよ。それまで「陰茎」と言ってたのに「オチンチン」と。ここで緊張が緩和されたんだよ。ここにオチを持ってきたわけ。検察官は笑いを取ろうと狙ってたんじゃないかと思うんだけどね。しかも「オチンチンを出していた時刻の証明」って、どんな書類なんだろうか。これは見たかったなぁ。検察官の「オチンチン」発言以降、この裁判で「陰茎」という言葉は二度と出てこなかったね。弁護人も、被告人も、検察官も、ずっと「オチンチン、オチンチン」って。そのほうが言いやすかったのか、人前で「オチンチン」って大声で言うことに面白みを感じたのかは分からないんだけど。それなら最初から「オチンチン」で統一すればいいのにね〉筆者はこの章の見出しにベストセラー小説『世界の中心で、愛をさけぶ』をもじって「法廷の中心でエロを叫ぶ」とつけていますが、検事や裁判官によって大真面目に演じられる「緊張と緩和」の法廷ドラマが目に浮かぶようです。正義感あふれる裁判官も「エロ裁判」では調子がくるって笑わせてくれることもあります。未成年者を主役にした無修正アダルトビデオを売っていたという事件で、検察官冒頭陳述によれば、被告人は経営する歌舞伎町のビデオ店にて、『十七歳あゆみのいけない放課後』『巨乳女子高生オッパイ学園』などを販売していた。傍聴記から引用します。〈裁判官が被告人に質問するところで笑わせてくれます。「あなたねぇ、こういうのを身分証明書の提示もなしで売っていたわけでしょ? ていうことは高校生が買っていくこともあるわけですよ。社会にどれだけの悪影響があるかっていうのを考えたことがあるんですかぁ? 私、このビデオちょっと観させてもらいましたけども、ほんとに、エグイ! ものすごくエグイよ、こんなエグイの売っててね、あなた、なんとも思わなかったの?」児童ポルノのビデオを売ってたことよりも、むしろ内容がエグイってことに怒っているんだよ。ピントがズレちゃってるんだよ。じゃあ、内容がソフトだったらよかったんだろうか?〉初公判から、裁判官が問題のビデオを観るチャンスあったのかなぁ、と著者は疑問を呈しています。証拠品を事前には観られないはず、というわけです。お笑い傍聴記の形をとってはいますが、裁判の問題点をさりげなく指摘しているところ、ただ者ではありません。(2012/7/20)
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    投稿日:2012年07月20日
  • 先日、テレビを見ていたら芸人の方が大絶賛していて思い出した作品です。連載時は漠然と「トラック野郎が宇宙飛行士をめざす」という認識しかなかったので、注目はしていなかったのですが、あらためて読んでみて、非常に後悔。いやいや言うだけのことはある、名作ですよ。この著者の描く主人公は喜怒哀楽が激しくて破天荒なタイプが多いのですが、本作品の主人公は控えめなタイプ。その辺りの感情表現を抑えているぶん、「宇宙飛行士になる」という結果を得るための、本人や他の候補生たちのそれぞれのアプローチの仕方や心情が強調され、丹念に描かれています。そこには友情や愛情もあれば打算や策略もある。特殊な状況に置かれた時の個々の判断が一様ではなく、性格付けもはっきり。本来は「火星で消息を絶った宇宙飛行士と謎の物体」と「救助のために編成される飛行士候補生の成長」の物語なのですが、実は打ち切り作品なため前者は未解決。しかし後者がそれを補って余りあるほど。ミステリーとしては未完ですが良くできた人間ドラマになっています。(2012/7/20)
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    投稿日:2012年07月20日
  • 「もっもっ」……社内の一部で大人気のフレーズです(笑)これはなにかといいますと、「きのこいぬ」が食べ物をもぐもぐ食べている時の音なんです。「きのこいぬ」ってなんぞや?と思う方が大半かと思いますが、きのこいぬとは、実は私もよくわかりませんが(笑)おそらく犬の形をしたきのこですかね…?(自信ないw)ますます意味不明ですが、このはっきりと分からない謎の生物・きのこいぬの可愛いこと可愛いこと…!!(*゚∀゚*)きのこだから喋らないし歯もないし、胞子を飛ばしたりするのですが、立って歩いて絵を描いてメロンパン食べてたこ焼き作って食べて…とにかく仕草の一つ一つがとっても愛らしいんです!(*´д`*)嬉しいことがあるとニコっと笑ったり、悔しいとキーっと眉を吊り上げて怒りを露わにしたり、悲しいことがあるとハーっとため息ついて凹んだり、とにかく見てて飽きないwきのこいぬだけ眺めても十分楽しめますwそしてストーリーがまたいいんです!もともとは主人公の絵本作家・ほたるの家に生えていたまピンクの派手なきのこ。両親も祖父も亡くしたほたるは、愛犬・はなこが死んでしまったことで、家で一人きりになってしまう。はなこの死でやる気を失くしたほたるを心配し、犬の形となってほたるの前に現れたのがきのこいぬです。はなこの遺物を燃やしたり、ほたるを蹴っ飛ばして叱咤したり、きのこいぬの慰めは時には愛の鞭のごとく豪快ですが、そんなきのこいぬの存在によって、ほたるの寂しさは少しずつ癒され、本来のやる気を取り戻していく。ちょっぴり哀しくて、切なくて、笑えて、泣けて、癒される。優しい絵本のように、読むとほんわかとした温かい気持ちになります。心が洗われる素敵な作品なので、ぜひ読んでみてください☆…無性にメロンパンとたこ焼きが食べたくなりますw
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    投稿日:2012年07月20日
  • 恋愛方程式
    何の取り得もなくチビで平凡(と自分では思っている)な中一の巡。そんな彼の幼馴染の奏は、最近スラリと背も伸びて優しげなイケメンになってみんなにモテまくり! そして、そんなモテ男にモウレツに愛されてしまった巡なのだが実は超迷惑。なぜなら、巡にとって、奏はいつまでたっても「小さくて泣き虫で女の子のように可愛い弟分」みたいな存在だったから。
    投稿日:2012年07月20日
  • 湯けむりスナイパー
    「銃を捨て、秘境の温泉宿で余生を送らんと決意した元・殺し屋がいた――」。血に汚れた人生をリセットすべく、元・殺し屋の男は秘境の温泉宿・椿屋で従業員“源さん”として働くことに。そこには、いろんな人がやってきて、いろんなことが起きる。様々な出来事や優しくて人間味あふれる従業員たちとふれ合うことを通して、男は少しずつ自身の過去を浄化していくのだった…。読めば読むほどハマっていく「湯けむり」ワールドは漫画家をはじめ多くのクリエイターにファンが多い。マンガ好きを自称する人は、一度は読むべき作品です。ウイッス!
    投稿日:2012年07月20日
  • 書生 葛木信二郎の日常
    時は大正。処は帝都。ヒトには見えないモノが見えてしまう主人公・葛木信二郎は祖母のツテを辿って帝都・東京へ。ところがどっこい、その下宿先というのが、ヒトではないヒトたちの住まう場所。管理人の尋ちゃんとともに、なぜか境界の住人たちとのトラブルに巻き込まれてしまうんです。さて、この作者・倉田さんはコミティアの出張編集部に原稿を持ち込んだのがきっかけで、GX新人賞を経て、この作品で連載デビュー。当初は赤字だらけのネームでしたが、今では赤字も減って……よくぞ、ここまで育ってくれました。お母さん、嬉しいです。そして同時期に『マンけん。』の加瀬大輝くんもコミティアにて発掘。こちらも配信中ですので、フレッシュな新人さんの作品、アナタに元気をくれるはず。
    投稿日:2012年07月20日
  • 夜回り先生
    20年近く前に『俺節』で土田氏を担当しましたが、当時、まだお互い未熟で、不完全燃焼な思いがありました。ベストセラー『夜回り先生』を漫画化したいと思ったときに、その雪辱戦とばかりに、彼に白羽の矢を立てましたが、当初、確信が持てない部分もありました(水谷先生も当初、漫画化には反対でした。「子どもたちとの大切な記録を単なる娯楽で汚されたくない」と)。しかし、彼の描いた最初のエピソード「ブランコ」を見て、その不安は払しょく。先生も絶賛してくれました。それから約8年、彼がこの4月に急逝したときも、最新エピソードの執筆中でした。本作の至るところに、土田世紀の「魂」がこもってます。ぜひその目で。
    投稿日:2012年07月20日
  • 黄金のラフ
    ばか、というものは国境を越えるらしい。いや本当は知性も良識も越えるのではあろうが、ばか、にはかなわない。いや本当に、ばか、なのだ、この漫画の主人公は。そして笑える、そして、何故か感動する。英国の知性と権威の殿堂、大英博物館の日本担当のキュレーター、ニコル・ルーマニエール氏は弊社来訪の折に、ビッグコミックの『黄金のラフ』の熱心な読者であり、はまっている、と語っていた。氏は生粋のケルト人である。いや人種はもはや関係ない。翻訳されれば、世界中で、ばか、が爆笑を拡散させることは疑いないのである。で、内容は? 書くスペースが尽きたので、読んでご確認いただけると幸甚です。
    投稿日:2012年07月20日
  • ゴーストママ捜査線
    小学1年生の少年・原平とんぼは、母親を亡くして以来、泣いてばかり。そんなある日、死んだ母親のメガネを掛けてみてビックリ! なんと母親の幽霊が見えるのだ!しかしそれは、ほかの幽霊も見えるってことで…!? 少年とんぼと幽霊のママが、成仏できない幽霊達のこの世に残した悩みをスッキリ解決する、ファンタジー&サスペンス&ホームコメディ!!
    投稿日:2012年07月20日
  • 幽麗塔
    単行本累計発行部数1000万部を記録した「医龍」の作者・乃木坂太郎氏が挑んだ新作は、大方の予想を覆す本格ミステリ! 実は新人時代からサスペンスホラーは、氏が得意とし、本当に描きたかったジャンル。黒岩涙香の小説「幽霊塔」が元になっているとはいえ、乃木坂氏のオリジナリティーにあふれており、残酷なまでに美しい絵で、ヒトの本性の恐ろしさを描き切っています。次から次へと繰り広げられる謎と危機…まとめて読めばハマること請け合い! 夏の夜の欠かせない逸品です!
    投稿日:2012年07月20日
  • カノジョは嘘を愛しすぎてる
    先ごろ映画化が発表された「カノ嘘」。本作は徹底的な取材を敢行した意欲作となっている。登場人物はメインのアキとリコを中心として、すべてリアルな切れば血が出るキャラばかり。現実の音楽シーンの裏に潜む様々な思惑が余すことなく描かれている、ある意味スキャンダルな漫画だ。音楽を作ることの苦悩と喜び、バンドの友情と軋轢、ファンの羨望と嫉妬……。綺麗なことも汚いことも一切を包み込んで、今日も「カノ嘘」の世界は続く。いま一番切れている漫画作品。
    投稿日:2012年07月20日
  • Piece(ピース)
    「砂時計」で一世を風靡した芦原さんの最新作は緊張感あふれるラブ・サスペンス。若くして亡くなった同級生の過去をたどっていくうちに主人公が見つけてしまう、かつての恋人の闇。ほんの些細なきっかけで今まで見えていた世界が全然違う姿で立ち現われてくる驚きと、1ページも読みとばせない緻密な構成が本当に見事です。連載も後半に向かい、一つ一つの欠片(ピース)がはまっていくのが快感でもあり、恐怖でもあり……。こんな恋愛まんが、見たことない!!
    投稿日:2012年07月20日
  • 夢の雫、黄金の鳥籠
    16世紀初頭、北の寒村・ルテニアからさらわれた少女・アレクサンドラ。遠く海を越え、奴隷として売られることになった少女が出逢ったのはギリシャの商人を名乗るマテウスという青年。マテウスに買われ、彼の屋敷に連れていかれたアレクサンドラ。そして、彼女が彼によって教育を施されて向かった先は大帝国・オスマントルコの中枢、イスタンブル。「ヒュッレム」という名を与えられた彼女が”献上”されたのは、オスマントルコ皇帝・スレイマン1世だった---。「闇のパープル・アイ」「天は赤い河のほとり」の巨匠・篠原千絵が描く、本格ロマンサーガです。
    投稿日:2012年07月20日