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  • 匿名希望
    星5つ
    ヒロインが絵も性格もとにかく可愛くてエロイ。
    一巻完結は非常にもったいない。高評価です。
    • 参考になった 3
    投稿日:2013年09月01日
  • 続巻楽しみにしています。
    無料本って続巻の販売促進を目的にしているって思っていたので、読み終わって続巻を買おうとしたら、1巻のページに飛んで・・・。単体で無料ってのは驚きでした。続巻はちゃんとお金を払って読みますので、佐々木先生頑張ってくださいね。
    • 参考になった 4
    投稿日:2013年08月31日
  • 匿名希望
    ぼったくり
    文庫本にして30ページ程度しかない。100円でも高い!
    • 参考になった 0
    投稿日:2013年08月31日
  • はだしのゲン1
    戦争のことが分かり悲惨さや平和について考えよかった。
    • 参考になった 1
    投稿日:2013年08月30日
  • 〈男は、自分の足もとに倒れている老人の死体を強く蹴り上げた。衝撃で小柄な身体がわずかに持ち上がったが、反応はない。まちがいなく絶命している〉中嶋博行『検察捜査』は、冒頭に殺害直後の犯人を登場させ、そこから物語が展開されていくという異色のミステリーです。日本弁護士連合会(日弁連)次期会長の座をうかがっていた大物弁護士が横浜市の自宅で死体となって発見された。西垣文雄、67歳。法制審議会の委員も務める法曹界の重鎮だ。第一発見者は公用車で迎えに来た内閣法制局の秘書官――。〈部屋に足を踏み入れた瞬間、秘書官はよろめくようにあとずさった。乱雑に散らかった部屋の中央に西垣文雄が仰向(あおむ)けに倒れていた。死んでいることはすぐ分かる。秘書官を震え上がらせたのは死体の形だった。四本の手足は別々の方向にねじれ、首も背中の方にまでまがっている。折れまがった首の上から西垣の顔が秘書官をにらんでいた。その顔は、自分の身体に加えられた理不尽なあつかいから生じる激痛にゆがんでいた〉拷問(ごうもん)の跡が残る大物弁護士の死の裏で何があったのか。『検察捜査』は1994年度江戸川乱歩賞を受賞した、中嶋博行のデビュー作品。著者自身、横浜弁護士会に所属する弁護士だけに、司法界のディテールがしっかり書き込まれた一級のリーガルサスペンスとなっています。最近でこそ、検察官による証拠改竄が露見するなど検察の暴走が社会問題化していますが、検察が揺るぎない威信を誇っていた1990年代半ばに、本書は検察の内情にメスを入れた問題作として注目を集めました。検察不信が高まる今日、読み直してみてその先見性に改めて驚きました。大物弁護士の異様な死に、横浜地検は神奈川県警との合同捜査という異例の態勢で臨みます。その担当に指名されたのが任官して2年の若手検事、岩崎紀美子。〈「死因は何ですか」「首の骨を折られている。それが直接の原因だろう。しかし犯人は、西垣を単に殺せばいいと思っていただけじゃないようだ」「というと」「西垣の死体には拷問(ごうもん)のあとがあるんだ。発見した秘書官はいまでも震え上がっている」「・・・・・・拷問。西垣さんの年齢はいくつとおっしゃいました」「六十七歳だ」「六十七・・・・・・」それを聞いて、岩崎は気分が悪くなった。六十七歳の老人が拷問のあげく、殺害されている。犯人は西垣によほどの恨みを持っているか、気の狂ったサディストにちがいない。(中略)「事件が事件だけに、本来であればベテランの検事を担当にまわしたいところだが・・・・・・。きみも知っているとおり、他の者はたくさんの事件を抱えてぎりぎりの状況でね。とても、この事件に専念するわけにはいかない。その点、きみは修習生を担当していたから、フリーの状態だ。西垣の件は、きみに担当してもらおうと思う」岩崎は思わずむっとした表情になった。主席の言葉は、彼女の担当ではいかにも力不足という言い方だった。(中略)「きみが担当になったことは、私から県警に連絡しておく。向こうでは刑事部捜査二課がこの事件をあつかっている。今後の捜査状況は、どんな細かいことでも逐一、報告を入れてほしい。報告は、直接、私のところにもって来るように」佐伯はそう命じると、自分の執務室から岩崎が立ち去るのを見送った。ドアが閉まり、佐伯は天然のオーク材でつくられた年代物のデスクに戻った。彼は机のはしにある電話をとりあげると外線のボタンを押し、短縮で登録されている番号を呼び出した〉横浜地検のナンバー2、佐伯主席の謎めいた言動は事件の鍵のひとつとなっていきますが、ここではこれ以上触れないでおきます。事件担当を命じられた岩崎検事は、過去一年間、司法修習生のリクルート活動に従事してきたが、獲得ゼロという惨憺たる結果でその任を解かれたばかり。検事の辞職が相次ぎ、人員不足の中でやむを得なかったとはいえ、担当事案ゼロの岩崎紀美子に大物弁護士殺害事件の担当が割り当てられた。岩崎は、在職2年にして横浜地検の伝説のひとつとなった型破りの存在です。〈はじめて担当した事件で、決裁権限を持つ主席検事と起訴の方針をめぐって激しく衝突し、岩崎は当時の主席検事から陰険にやり込められた。新人だった女性検察官の目もとには悔しさで涙がこみあげたが、それでも一歩も引かずに彼女は泣きながら主席を罵倒した。それ以来、岩崎の存在は有名になり、早くも横浜地検の伝説のひとつになっている。その後も、彼女のおそれを知らない態度に変化はなく、フットワークの軽さも相変わらずだった。そして、時々、思いつきで行動して失敗した〉行動力を誇る、美しい女性検事はコンビを組む検察事務官とともに、被害者の西垣弁護士の事務所に乗り込んで、彼が担当した裁判記録を片っ端から調べていきます。復讐を考えるほどの恨みを抱き、憎悪の炎がくすぶり続けている存在はいないか――。西垣がいなくなることで得するのは誰か――。浮上してきた日弁連会長選挙との関わり――。重要なヒントと情報をもたらした第一発見者が直後に殺された。西垣と同じように拷問を受けたような死体だった。真相に一歩一歩近づいていく岩崎に、危険が迫る。戦慄のラストシーン――。秋にふさわしい極上のミステリーです。(2013/8/30)
    • 参考になった 2
    投稿日:2013年08月30日
  • 久々にパンチがある作品でした。ジョージ朝倉作品は実はこれが初めてだったのですが……すみません!素晴らしいですね!全体を通して「純文学」ともとらえられる空気感があります。主人公の夏芽は東京でティーン雑誌のモデルをつとめたりと群を抜いた美少女。両親の仕事の関係でとある田舎に引っ越し、そこで出会う少年「コウちゃん」との出会いからストーリーが始まります。尖ったナイフの様な危うく渡る十代の少年少女の恋愛が、本当に繊細に描かれています。今思うとあの頃の自分たちも大人から見たら本当に危うかったのだなぁと感じることができます。ちょっと大人になって「自分で何でもできる!!」と思い込んでしまう衝動などがズンズンと伝わってくる作品です。ジョージ朝倉作品まだお読みでない方に、是非こちらから読んでいただければ!と思う作品です!
    • 参考になった 8
    投稿日:2013年08月30日
  • 『いねむり先生』は伊集院静の自伝的小説のコミカライズです。作画は麻雀劇画『哭きの竜』で知られる能條純一とあって、期待せずにはいられませんね。 当時、最も光彩を放っていた名女優である妻を失って、憤りと虚脱感が「酒とギャンブルにのめり込ませ」、「人間として失格者だった」と己を振り返らせる時期を書いた作品です。著者自らは「サブロー」の名で登場するのですが、サブローがどん底であえぐような時に漫画家クロさんに紹介されて出会ったのが、「いねむり先生」こと阿佐田哲也、またの名は色川武大です。初めての出会いから、いねむり先生は「同じ匂い」がすると言って競輪と麻雀に誘うわけですが、サブローが先生との出会いを重ねるごとに、次第に再生していく様子が描かれています。歳の離れたサブローを大切な友達として振舞う先生と、先生を自らの師のように接するサブローの物語は、不思議な優しさに満ちているようです。それは、麻雀や競輪を通じた付き合いにも関わらず、ギャンブル特有の尖った感情の起伏とは異なった、大人の流儀の世界なのかもしれません。続巻が楽しみでなりません。(2013/8/30)
    • 参考になった 1
    投稿日:2013年08月30日
  • 匿名希望
    面白い内容だが不思議な事がある
    なんとも不思議な事もあるようで
    このコミックのタイトルを検索すると
    3冊の書籍がヒットする。

    1冊めはこのコミックの原作小説であるが
    2冊めは小説を元にしたコミック、3冊目も
    小説を元にしたコミックである。
    なんでコミック版が2冊もあるのか?

    当事者からの証言ではないのだが、
    角川と講談社がコミック化を希望したところ
    原作者に両方がOKもらったとのこと。

    ここまでは別に構わないのだが、
    読者である自分にとっては混乱する。
    自分が読んでいる方はどっちだっけ?

    新刊をよく確かめもせずに
    誤って異なる方を買ってしまった日には、
    レビュー欄に書き込んでうさを晴らすしかない。

    このレビューを見た方、
    わたしを笑って下さい。
    そしてお気をつけてください。

    ちなみに
    角川版を初めて読みましたが(途中まで)
    角川版のほうがキャラクターの年齢が幼いようにみえます。
    (25歳の主人公は高校生くらいに見えます)
    • 参考になった 4
    投稿日:2013年08月27日
  • ちょっと前のこと。世界で初めて、海底で動くダイオウイカの姿が撮影されました。その様子を取り上げたNHKスペシャルをご覧になった方も多いと思います。以前から、死骸が砂浜に打ち上げられたり、マッコウクジラの胃袋から捕食された体の一部が発見されたりと、その存在は人々に認識されていましたが、なにせ生息域は太陽の光も届かない深い海。おいそれと近づくことはできません。研究チームの試行錯誤が功を奏し、カメラの前に現れた深海の王者は、ライトの光を反射する黄金色に輝いていました。この地球上に人類が訪れたことのない場所があり、まだ見たこともない生物がいるかもしれないと考えると、非常にわくわくしますよね。ダイオウイカを追い続けている国立科学博物館の窪寺恒己教授の活躍に今後も期待したいところです。本作『侵略!イカ娘』は、地上を侵略するために海からやってきた主人公・イカ娘と人々との触れ合いを描いた物語です。侵略の目的はどこへやら、ほのぼのとした日常にほっこりとしてしまいます。結構、中毒性の高いマンガですね。
    • 参考になった 0
    投稿日:2013年08月27日
  • 匿名希望
    面白かった(^_-)-☆
    中学生の頃、セリフを暗記していたほど大好きだった
    作品のサイドストーリーということで、いっきに
    読んでしまいました。
    ずーっと昔から知ってる二人にこんな未来が
    あったんだと知り、嬉しくてちょっと泣きそう
    になりました(笑)

    • 参考になった 9
    投稿日:2013年08月26日
  • 感想になっていないけど・・・。
    本編よりおまけの方を気に入っている私です。すみません、感想になってません(汗)おまけでは主要人物4人のショートストーリーが収録されているのですが(1ページ漫画が数点)4人の性格が一目瞭然で楽しい(笑)4人が同じ対象物に対してそれぞれコメントを言うのですが、それが4コマのようで(笑)本編を読んでいるからこそこのおまけが面白いのはわかっていて、プッシュしてみました(笑)
    一応、本編の感想1巻分のみですが・・・。絵も綺麗でストーリーも王道で安心して(?)読める作品です。キャラがそれぞれちゃんと立っていてわかりやすい。ヒロインの裏表の無い性格が王道でありながらグダグダしないでカラリと展開していくのが好印象でした。4人の心がどう進んでいくのかこの先が楽しみな作品です。
    • 参考になった 7
    投稿日:2013年08月26日
  • 匿名希望
    読むのがだるい
    立読ではいい感じだと思ったけど失敗した。
    だるくて最後まで読めない。途中で閉じた。
    • 参考になった 0
    投稿日:2013年08月25日
  • 匿名希望
    昭和ライダーファンには涙もの
    初代ライダーからZXまで10人のライダーの競演!
    最近の仮面ライダーはこの頃のライダーのイメージから大きくかけ離れ過ぎていてあまりみる気がしないのですが、本作品では昭和ライダーの雰囲気をしっかり持ちつつ、マンガオリジナルの壮大なストーリーに見事に昇華されていると思います。
    むしろ大人向けの新ライダー・ストーリーです。
    • 参考になった 11
    投稿日:2013年08月25日
  • 匿名希望
    絵と物語は秀逸
    ストーリーと絵はすばらしい。
    キャラクターは残念だ。
    主人公はヘタレであたふたしてばかりいる。
    そこに目をつぶれば文句なく買いだ。
    • 参考になった 9
    投稿日:2013年08月24日
  • ネタバレあり
    短編集です
    どのお話もかなり短いのだけど、どれもこれもホンワリと暖かな気持ちにさせてくれます。最後の『drop』は雨の中で繰り広げられるオムニバスだけども、ハッピーエンドに繋がってゆきます。絵は上手いのか下手なのか実のところ判断しかねるのだけど、どちらかと言うと美術系の人なのかなって感じの描き方をされています。特にお勧めは表題の作品もそうだけど、個人的には『勝手な2人』が良かったかなって。何処か好きな人に嫌われたくなくて無理している関係に疲れていて、疲れている事も気付かずに振られてしまって、結果、どうなったかと言うのは書かなくてもわかるだろうけどそう言う事です(笑)私的に、とても買ってよかったと思える漫画でした。
    • 参考になった 2
    投稿日:2013年08月24日
  • ネタバレあり
    幻の名作が降臨!ハニーにはピンチがお似合
    かって携帯のサイトでしか見る事が適わなかった、いわゆる【夢の競演】作品がキューティーハニー生誕40周年に、こうして陽の目を見れた事に、関係者諸氏とebook japanに最大の賛辞を送ります。
    コマ割りに若干の不満はあるものの、拘束具姿のハニーやすぐに捕まるくせに(笑)敵を意外に倒す雪子姫、永井作品の懐かしいメンバーも登場し、非常に楽しめる作品なので、是非ともご一読を。
    何しろ原作、テレビでも一度も相まみえなかった(Fは当然除外します)、例の大ボスとの決着まであるんですから、お買い得ではないでしょうか。
    続編、作ってくれないかなぁ。
    • 参考になった 2
    投稿日:2013年08月23日
  • 良くできた作品だけど・・・。
    評価は満点。でも、大嫌いな作品の一つになった。無垢も度を超すと殺意すら覚えると言う事を、思い知った作品だった。ハッピーエンドだけど、ちっとも心が癒されなかった。むしろ殺伐としていて記憶から消したいのに、嫌過ぎて覚えてしまっている感じが一番当てはまる感想かも。作品としては大変良くできたお話だ。でも個人的にダメだった。「いい気味だ」と言う展開もそんな風に感じなくて痛くて仕方が無かった。誰も幸せになれない。きっとずっとみんなこの先十字架を背負って生きなきゃダメなんだと言う、ある意味とっても現実的な展開なんだと思う。そういった点でもよくできた作品だったのだけれども、個人的にはもっと気持ちよく話を進めて欲しかった。そう、このお話は本当に病んだ二人のきつい恋愛で、大っぴらに表に出さなくても心の中を非常に現実的に表現した作品だ。
    • 参考になった 2
    投稿日:2013年08月23日
  •  男として生まれたからには、堂々と豪快に生きていきたいものだ…。年に一回ほど、発作的にマチズモを発症する私です。おそらく、プランクトン系男子として流されるままに生きている反動がそうさせるのでしょう。
     しかし、豪快であるとは一体どういうことなのか。その答えは「豪快さん物語シリーズ 嵐のカツ丼」に全て書いてありました。ホントです。
     豪快さんはとにかく豪快です。もう説明不要に豪快です。扉から「最近の新人類はなっとらん」と怒りを顕にするほどです。豪快さんが何に対して怒っているかというと、若者がハンバーガーを好む風潮に対して。「男の基本はドンブリ飯だ!!」とこれまた説明不要に断言すると、豪快さんは丼の中の丼、カツ丼を食べに歩き始めます。
     「カツ丼だ!! カツ丼だ! ワシは喰う!カツ丼を!! たとえ誰が何んと言おうとも!」
     そうです。このマンガは豪快さんがカツ丼を食べるという、ただそれだけのマンガなのです。しかし、豪快さんがカツ丼を食べるという行為は、消費するといういことを意味しておりません。カツと卵と玉ねぎの関係性を考えつつ、メシとカツが同じ配分でなくなっていくように計算して芸術的に食べていく。そのうちに自分とカツ丼の存在を見つめながら豪快さんは考えるのです。「ワシがいてカツがある。ワシがいて宇宙がある」
     宇宙の真理を悟った豪快さんは全ての理屈を投げ捨て「ただ豪快に!! ただただ豪快に!! 俺はカツ丼を喰う!」。涙をながす豪快さんの一コマになんともいえない感動が胸に去来します。ただおっさんがカツ丼を喰うだけのマンガなのに。その感動を説明することはできません。豪快であること。それは説明不要であるということなのです。
    • 参考になった 1
    投稿日:2013年08月23日
  • 〈「帰れー!!」ご近所中にとどろく音量で、本日の訪問対象者、東京都世田谷区尾山台在住、下島絵津子(しもじまえつこ)は怒号をあげた。ドアを開けた彼女は、太くたくましい左腕につやつやとした毛並みの小型犬を抱え、顔はまさに憤怒の形相だ。「あ、あの・・・」対するわたしこと鈴宮深樹(すずみやみき)ときたら、あまりの予想外のお出迎えに、ボーゼンと玄関口につったたままである。(塩・・・、撒かれた・・・)厳しい現実に、その場にへたりこみそうになった。お母さん、あなたの娘はいま塩を撒かれました。出会い頭にその辺のナメクジよろしく。あまりのことに、抗議のコメントすらでてこない〉ライトノベルを数多く手がける女性作家・高殿円(たかどのまどか)が早川書房「ミステリマガジン」に連載した一般小説『トッカン 特別国税徴収官』は、読者を一気に高殿ワールドに引きずり込む、国税局の徴収官vs税金滞納者の対決シーンで始まります。〈「か、帰れって言ってるだろう-!!!」突然、相手にパイプ椅子を投げつける女子プロレスラーよろしく、下島絵津子が髪を振り乱して再び雄叫びをあげたのだ。そのものすごい見幕に、わたしは思わずひっと怯んだ。次の瞬間、足下に何かが降ってくる。――べちゃ。(ん? べちゃ?)音がした。なんだか、考えるだに嫌な音である。わたしは恐る恐る自分の足下を見、そして普通は決して地面に転がってはいないその細長い物体と、そこから漂ってくる香ばしい匂いに仰天した。「ぎゃーっ!!」わたしの視覚が確かならば、それはまさしくたくわんだった。しかもご丁寧にぬか味噌(みそ)に覆われた姿のままだ。それが華麗なる放物線を描いてわたしの頭上に降ってきたのである。な、なんでたくわんが!わたしの頭の中は、一瞬でこの異臭を放ち続けるその漬け物のことでいっぱいになった。ここにくるまで何度となくおさらいした捜索の手順など、完全に吹き飛んでもはや跡形もない〉鈴宮深樹は、25歳。京橋税務署の若手徴収官として、この日、直属上司から、お前ももう一人前だから、一人で行ってこいと仕事を任されてやってきた。一人徴収デビューの日だった。その鈴宮に下島絵津子は雨あられとぬか味噌たくわんの雨を降らせてきた。そのたびに、悲鳴をあげてぎゃーぎゃー言いながらタップダンスを踊る鈴宮深樹。〈(いまだ!)わたしはチャンスを感じた。たくわんが補給されるまでの間、いま突入するしかない。「し、失礼します。下島さん、無駄な抵抗はやめて、ここに捜査許可ののサインを・・・」あちこちにたくわんが散らばる玄関先を突破して、わたしは素早く下島絵津子の元へ駆け寄ろうとした。しかし、ぽと。サインをもらうために広げていた差押調書の上に、なにか冷たい塊(かたまり)が降ってきた。わたしは思わず見上げ、そこにありえないものを発見した。(あ)壺の中に手をつっこんでぬか味噌そのものをかき集め、わたしに向かって投げつけようとしている下島絵津子の姿を。「くらえ、税金ドロボー!!」下島絵津子が長年使用していたのだろうぬか床は、みごとにわたしの額から顔面にかけて命中した。自分でもありえない悲鳴をあげて、わたしは仰向けにひっくりかえった。「いゃああああああああああっ」ごん、と音がして、わたしは後頭部をしこたま玄関ポーチのタイルにぶつけた。空が、青かった〉国税局には、警察をはるかにしのぐ強権が与えられています。警察の取り調べに対しては黙秘ができますが、「質問検査権」をもつ税務署にはできません。国税の花形「マルサ」で有名な査察は、裁判所で強制調査の令状をとり、納税者の同意なしに調査することがきますが、その査察の上を行く力をもつのが、徴収部門です。あまり知られていないのですが、国税徴収法は、日本の法律で最高の強権で、その実態は驚くべきものです。なにせ、裁判所の令状など必要とせずに、問答無用でおしかけていって、金を強奪しても滞納者は何の手出しもできません。本書は、特別国税徴収官(略して特官:トッカン)付きの新米徴収官・鈴宮深樹と彼女の直属上司となるトッカン、鏡雅愛(かがみまさちか)――税金を滞納するあらゆる納税者に対して、問答無用で取り立てる、この世で一番嫌われている存在が主人公の物語です。“京橋署の死に神“の異名をもつ鏡がつけた鈴宮の通称は”ぐー子“。言いたいことをうまく言葉にできないで、「ぐ」と呑み込んでしまうことが多いところから鏡がつけたあだ名ですが、本人の意思にかかわらずあっという間に職場全体に拡がって、ほとんどの同僚が「ぐーちゃん」と呼ぶようになっています。鈴宮は34歳の上司・鏡をひそかに「ハスキー犬」と呼んでいます。ハスキー犬を怒らせて飢えさせ、さらに尻尾を踏んづけたような顔で、つまりハスキー犬もびっくりするほど顔が怖いからです。さらに顔がすごく怖いだけでなく、口は悪いし、デリカシーはない。おまけに女性に対する気遣いもない。はっきり言って人好きするような要素は、この男のどこにもない――と内心、思っている。しかし、仕事はできる、情け容赦なく差し押さえする。なにしろ、鈴宮が下島絵津子のぬか味噌たくわん攻撃にさらされて、仰向けにひっくりかえったところに「なにやっとるんだ、お前は」と現れた鏡は、たちどころに下島が所有するフェラーリに徴収票を貼り付け、クローゼットに収められた衣類ブランド品にかたっぱしから徴収票を貼りまくり、壺、絨毯、カーテンまで金目のものなら何でも――血統書付きの犬まで徴収票を貼り付けていく。「「ぎゃあ、やめて! リリコはあたしの家族なのよ」下島絵津子の悲鳴もどこ吹く風、容赦ない。マンガ原作もこなすライトノベル作家だけあって、二人の徴収官のキャラが立っていて、対する税金滞納者も下島マダムのほか、銀座高級クラブのママなどが登場し、トッカンとの駆け引き、攻防がテンポよく綴られていきます。ほかに同一シリーズ『トッカンvs勤労商工会』もあります。(2013/8/23)
    • 参考になった 2
    投稿日:2013年08月23日
  • 自称覆面レスラー×ホスト!!!ルームシェアをすることになったホストのアカル。同居人として現れたのはトラの覆面(!?)を被った自称覆面レスラーだった!…と、解説だけ読めばよくある(?)ボーイズラブコミックなんですが、この作品は作者も仰るとおり「妙なBL」です。覆面レスラーと名乗っている日向の顔は実は覆面ではなく本当の虎だったのです!しかも本物のしっぽも生えております。このしっぽが寡黙な日向の感情を素直に表していてかわいい!そんな日向との生活に馴染んでいくにつれ優しい彼に惹かれていくアカル。でもアカルは日向に対する疑問がつのるばかり。なぜ彼は虎になってしまったのか。どうすれば彼が振り向いてくれるのか、けなげでかわいいアカルに注目です!
    • 参考になった 4
    投稿日:2013年08月23日
  • 匿名希望
    物足りない。
    あの分厚いジョブスの自伝を読むのが面倒で、マンガで読んでみました。525円は高い。。。絵は悪くないけど。やっぱり本を読まないといけないのかな?
    • 参考になった 1
    投稿日:2013年08月22日
  • まずは無料立ち読み
    のリンクがあるにも関わらず、無料立ち読みできません。
    ダメです。
    • 参考になった 1
    投稿日:2013年08月22日
  • 匿名希望
    ネタバレあり
    単行本を持っていた懐かしい作品
    毎回ヒロインが痛い目(酷い目)に遭うのでそういうのが嫌いな方は避けた方がいいかもしれません。
    でも、最後はきちんと報われるのでカタルシスは得られると思います。
    ヒロインの想いは無償の愛ですね。報われて本当によかった。
    • 参考になった 0
    投稿日:2013年08月22日
  • 匿名希望
    ネタバレあり
    期待外れでした。
    原作者様の傾向を良く知らないのですが、なんだか莫大なお金が絡んでくる話ですが、その雰囲気が権力至上主義であるのにそれをあっさりと蹴る健気な人々を演出している雰囲気があって、底が浅いと言うか大きなポイントをバンバン出しているだけで、心情も描かれているけれど何一つ心に入ってこないと言う感想を抱きました。多分私がこういうのが好きじゃないからだと思います。そんな背景があったとしても、もう少し心の動きを重点的に話が進んでいけばよかったなぁと感じています。告白からHまで早すぎるのもきっとページ数の問題なのかもとは思うのですが、このくらいのページ数ならもっとティンポイント的な話にして丁寧に描いて欲しかったと・・・。まぁ、つまりざっくりとお話が進んでいくのだけど重い話にもかかわらずあっさりとしすぎて「つまらなかった」と言う事です。
    • 参考になった 0
    投稿日:2013年08月21日