レビュアー種別
  • レビュアー種別
絞込み条件
  • ジャンル
表示形式
  • 表示件数
  • 表示順

9151~9175件/10533件 を表示

  • かつての漫画や特撮ヒーローの二世もの作品が、一時期に急増したことがありました。そしてこれが私ぐらいの年の世代にドンピシャなもので、予告が出るたびにわくわくしていました。しかしながら親のすねをかじった?だけで残念な結末に終わったものも多くて、なかなか偉大なる先代を超えるのは難しいものだなとも思っていました。それがひと段落したころに出てきた本作。これはそれらの作品とは一味違います。もちろん元ネタはあの特撮「ウルトラマン」ですが、その後の「セブン」や「エース」などのシリーズの流れには乗っていなくて、まったく違うレールの上を走っている作品。主人公の進次郎はハヤタの息子で、父からウルトラ因子を受け継ぎ、強化服「ウルトラスーツ」を装着して宇宙人と闘うといういう内容です。特撮から漫画化するにあたっての飛躍が秀逸なんですね。イデやモロボシダンなどの懐かしのキャラや、あの怪獣の名前と同じ宇宙人の登場と、オヤジ世代をくすぐりながらも、別次元のSF作品として立派に成立している。こんな形での「ウルトラマン」の復活ならもちろん大歓迎です。(2012/10/26)
    • 参考になった 7
    投稿日:2012年10月26日
  • おお~、これはおもしろそう! 『孤独のグルメ』を世に送り出した黄金コンビによるエッセイ風コミックだそうです。あの淡々とした空気感がいいですよね! では読んでみましょう。……うむ、やはり超淡々です\(^o^)/ 都内に暮らす、ごく普通のサラリーマンを主人公に、彼が散歩中に見たもの、思ったことが、特にがーっと盛り上げられたりすることもなく飄々と描かれていきます。あとがきによると、この漫画は「通販生活」という雑誌で連載されていたのだそうで、そのため、漫画雑誌に掲載されるものとは趣が異なります。漫画家さんにとっては、特殊なお仕事の部類に入るものではないでしょうか。この作品の雰囲気、ぜひお楽しみください。 (2012/10/23)
    • 参考になった 0
    投稿日:2012年10月23日
  • ステテコ姿で事件現場にさっそうと(!?)登場する刑事、その名は源さん。業田良家の『源さん刑事』は総理大臣の『世直し源さん』の続編的な作品です。続編といっても、ストーリーのつながりはほとんどないのですが、奥さんがたくさんいるという舞台設定は変わりません。「源さん てーへんだ」と源さんに駆け寄る相棒のハチ兵衛を従えて、難事件(珍事件!?)を解決します。あまりの名刑事ぶりに全国の警官からの憧れの的なのですが、なんと源さん本人は本物の警官ではありませんでした。その後の活躍で本物の刑事となった源さんは、さらに敏腕ぶりを発揮します。ギャグも織り交ぜてコミカルに描かれていますが、このマンガの面白みは徹底した勧善懲悪の爽快感だと思います。バッサ、バッサと悪事を斬る小気味良さがなんともいえません。物語の後半では、許し難い悪を追い詰めるために検察を目指します。そして、怒涛のようにクライマックスへ突入していきます。いやあ、スッキリ、スッキリ!! (2012/10/23)
    • 参考になった 0
    投稿日:2012年10月23日
  • 「負け組への応援歌」との自負をもって、野球の世界を中心にノンフィクションを書いてきた気鋭の作家・澤宮優による、もっとも「澤宮優」らしいテーマ、対象にとことん密着して空間を共有して書くという、「澤宮優」らしい作品――『ドラフト1位―九人の光と影』が河出書房新社から刊行されたのは2008年12月。2011年の文庫化を経て2012年5月に電子書籍になりました。澤宮優は本書あとがきにこう書いています。〈私は好むにしろ好まざるにしろ、「ドラフト1位」という栄光を与えられた選手たちが、この十字架を負いながらどのように自分独自の人生を築き上げてきたのか記してみたいと思った。ドラフト1位は、栄光でもあり、見方を変えれば修羅にもなる。彼らは十代や二十代初めで、その十字架を背負った。そこで入団するか、拒否するか、人生の最大の選択もしなければならなかった。それが吉と出るか凶と出るかは、その後の彼らの野球人生が証明している。ただどういう結果が出ようと、彼らは死ぬまで、「ドラフト1位」という称号を背負いながら生きてゆかなければならない。それを宿業と捉えるか、発奮の材料とするか、人によって異なる。そんな彼らの人生を追い続けることは、平成不況の現代に大いに意味のあることだと考えた。野球の世界に限らず、誰もが、それぞれ固有の修羅を背負って生きているから、彼らの生き方は大きな参考になると思ったのである〉2012年のドラフト会議は10月25日に予定されています。注目の1位候補として週刊誌、スポーツ新聞などのメディアを賑わせている大阪桐蔭の藤波晋太郎投手、亜細亜大学の東浜巨投手、花巻東の大谷翔平投手たちを待っているのはどんな展開でしょうか。彼らは10月25日のドラマを経て、その後どのような野球人生を歩んでいくことになるのでしょうか。かつて彼らと同じようにこの運命の日をふるえる思いで迎え、そこで「1位指名」という十字架を背負うことになった9人の男たち。澤宮優は彼らのその後の軌跡を追い、九つの人生を淡々と、しかし温かく見つめて描きました。九つの人生――「1位指名」という栄光へのスタートラインに立った男たちは、しかしまったく異なる軌跡をたどることになります。そこには深い絶望感、挫折もあれば、苦渋の選択の末の再起の物語さえ生まれています。1968年(昭和43年)に巨人軍から1位指名された島野修は、高校時代に神奈川県の予選でノーヒット・ノーランを達成、甲子園でも活躍をして巨人に入団。将来を嘱望された投手でしたが、プロ選手としては実績が上がらず、阪急に移籍後、引退。その彼が、1981年(昭和56年)阪急が初めて作った球団マスコット「ブレービー」を被ることになります。「巨人のドラフト1位投手が恥ずかしくないのか!」といった心ないヤジも飛んでくる中、1998年(平成10年)まで1175試合、1試合も休むことなく、島野修はグランドに着ぐるみ姿で立ってファンサービスに徹しました。2010年5月に59歳の若さで亡くなった島野修は生前、著者のインタビューに応えて自らの人生を一言一言噛みしめるように語ってくれたそうです。続く8人は、「未完の大砲からスカウトになった慶應義塾大学・大森剛内野手」、「阪急を解雇され台湾で復活、日本復帰後悲願の1勝をあげた中京高校・野中徹博投手」、「ホーナーの打撃投手になった崇徳高校・黒田真二投手」、「西の福留、東の澤井と言われた銚子商業高校・澤井良輔内野手」、「1番、走れる捕手、慶應義塾大学・高木大成捕手」、「暴漢と“三角トレード”の早稲田大学・荒川堯内野手」、「巨人の1位指名を拒否した唯一の男、愛知学院大学・小林秀一投手」、そして「幻のドラフト1位? 慶應義塾大学・志村亮投手」です。最後の志村亮は、高校時代の神奈川県予選、甲子園、六大学野球の神宮球場でのクレバーな投球を記憶しています。1988年(昭和63年)のドラフト会議の超目玉だった志村がドラフト指名を断って普通に就職したことはニュースで知ってはいましたが、それが大手不動産会社、三井不動産で、そこでどんなサラリーマン人生を送ってきたのかは知るよしもありませんでした。入社が平成元年(1989年)ですから、もう24年の経験をもつ中堅ビジネスマン。余裕が出てきたからなのか、数年前にアマチュアのクラブチームで野球を始めて、いま休日は野球三昧だとか。とまれ、「ドラフト1位指名の男」たちを描いた「負け組への応援歌」ですが、描かれた9人、それぞれの「野球人生」は「負け組」ではありません。人生の「勝ち組」として心の内に誇りをもって生きているのだということが伝わってきて胸をうちます。イイ話です。(2012/10/19)
    • 参考になった 2
    投稿日:2012年10月19日
  • 突然舞い込んだ、高校時代のクラスメイトの訃報。遺族の願いを叶えるため、姿の見えぬ「元・恋人」探しを請け負うことになった水帆。3年前の高校時代と、大学生になった現在。二つの時代を交互に描きながら、主人公の恋愛と成長を多層的に追いかけていく、この秋ドラマ化の話題作です。謎解きと ラブ線が交互に織りなされ、主人公や登場人物たちの心理描写がとても丁寧に繊細に描かれており、時折登場人物たちと一緒に過去にタイムスリップしたような不思議な感覚に陥ります。謎解き要素も、毎回新たな人物と出会い、パズルのピースが埋まっていくようでいて、実は謎が謎を呼び、膨れ上がり続けるという構成になっていて、どんどん物語に引き込まれます。「知りたい」「近づきたい」「でも怖い」。このワードは謎解きをあらわしてるようで、人と人との繋がりそのものに言えるもの。私も主人公の水帆同様、人に関心がなく、どこか頭で冷静に考えて、損得勘定で動いているところがあります。人が好きな人は、人に関心を持てる人。知りたいという欲求を持って、自分と違うところを理解しようとしなければ信頼関係なんて生まれない。この作品は、そういった人の感情の深いところまで潜り込んでいく作品です。亡くなったはるかはクラスでは地味で目立たない存在。でも、はるかの過去を探っていくうちに色んな人と出会い、様々な繋がりがあることを知って、自分が今まではるかの一部分しか見えてなくて、心の奥深くまで踏み込まないと見えない部分が沢山あると学ぶことになります。人それぞれにその人を取り巻く環境があって、誰にだって悩みがあって、感情があって。そういう人の深い部分を理解できる人になりたい。水帆同様、自分自身を見つめ直すいいきっかけになりました。今後どのような人物が関わり、どのようにピースが埋まっていくのか、大変興味深い作品です。
    • 参考になった 7
    投稿日:2012年10月19日
  • 私が少年のころ、まわりはオカルトに満ちていたように感じます。「オーメン」「ゾンビ」「エクソシスト」「サスペリア」「マニトウ」という映画を劇場で見た記憶がありますし、江戸川乱歩や横溝正史の小説が手に届くところにありました。また、テレビでは夏になると「あなたの知らない世界」を昼間から放送していましたし、漫画も日野日出志楳図かずおつのだじろう古賀新一のホラー作品をよく読んだものです。こうして挙げてみると壮観ですね。ただ、本作はここにあげた中でも別格。恐怖というより得体のしれない未知の世界を教えてくれた存在でもあるのです。主人公は女子中学生。この黒井ミサという主人公が魔女という噂通りの魔性を備えた女。気に入らないものには容赦なく、死かそれと同等のことで罪を償うことになるという妖しげなダークヒロイン。加えて魔術や呪文、黒ミサなど世界の闇を教えてくれる訳ですから、思春期の精神には蠱惑的でした。今読んでもそのころの刺激的な出会いを思い出してしまう貴重な作品です。(2012/10/19)
    • 参考になった 2
    投稿日:2012年10月19日
  • 文藝春秋創設者であり、芥川賞、直木賞を設立するなど、日本の出版史に大きな足跡を残した菊池寛。第二次世界大戦後の1948年(昭和23年)に死去するまでに、作家として『父帰る』『恩讐の彼方に』『忠直卿行状記』『真珠夫人』などの小説を数多く残し、「昭和の文豪」の一人に数えられています。本書『貞操問答』は、読みやすい通俗小説の形をとってはいますが、東京山の手に暮らす「南條家」を通して昭和初期の世相、人々の生活感覚や価値観がジャーナリストでもあった菊池寛らしい感性で巧みに描かれていて興味は尽きません。とくに時代が大きく変わっているようであっても、人の営みというものは実はあまり変わることなく続いているのだということが行間から浮かび上がってくるところが時代を超えて多くの人に読み継がれている理由ではないでしょうか。その意味で、この読みものはけっして古くなってはいません。いまの時代、私たちの生活感、琴線に重なり、共鳴するものがしっかりあるのです。ストーリーは南條家の美人3姉妹と軽井沢に別荘をもつ資産家の前川夫妻との関わりを軸に展開していきます。父が亡くなった後、母と3人の姉妹は経済的な問題に直面しているが、その状況をちゃんと認識しているのは次女の新子だけで、新子は一家の生活の安定をはかろうと知人の紹介で前川家の家庭教師の職を得て、夏休みに入った前川家の軽井沢の別荘に赴きます。しかし、教え子である二人の子ども以上にその父親である前川準之助に気に入られた新子は、逆に高慢な前川夫人には嫌われ、さらには夫との仲を疑われて東京に帰されてしまいます。この事件が物語の始まりになるわけですが、菊池寛の独特な言い回しが随所に出てきます。その一つが「権女」という言葉です。出てくるのは一箇所だけ。こんな具合です。〈妻が、やかましい権女(けんじょ)であればあるほど、その眼を忍んで、含みのある青い色のうすものに、絹麻の名古屋帯を結んだスラリと伸びた、しかし、どことなく頼りなげな新子と、二尺と離れず歩いていることが・・・・・・準之助氏にとって、何か恐ろしい何かすばらしい冒険のような気がして悲調を帯びた彼の恋心を深めるのであった〉ここで使われている「権女」――ケンジョ。実は日本最大の国語辞典である『日本国語大辞典』にも載っていません。見出し語として収録されていないばかりか、主だった国語辞典、百科事典を全文検索で探しても出てきません。昭和初期の辞典にはあったという可能性はゼロではありませんが、おそらく菊池寛の造語、現代風(いまふう)に言えば、「感字」ではないでしょうか。数行前に「病的にわがままな夫人」という言い方で夫人を形容していますが、前川家において夫人がどんな立場にあるのか、また夫との関係がどうなっているのか、「権女」の一言で小気味よくズバリ言い尽くしています。もう一つ、思わず笑ってしまった言い回しがあります。自らが「すぐに出ていけ」とばかりに軽井沢から追い立てた新子を夫が助けているという疑いをもった夫人が新子のいる銀座のバーを突然訪ねた時のことです。〈来てみるまでは、夫人もかほどまでに、新子に対する良人(おっと)の心づかいが、行き届いているとは思っていなかった。階下を見て驚き、二階に上がってみて、新子の私室(プライヴエト)らしい小部屋を見て、驚いた。すべては、小ぢんまりとしていたが、季節の飯蛸(いいだこ)のように、充実している。階段を上がるときに電話が引かれているのも見逃さなかった〉夫が隠してきた「女」のところに妻が乗り込んでいくという修羅場なのですが、そこで「すべては、小ぢんまりとしていたが、季節の飯蛸(いいだこ)のように、充実している」です。大蛸をそのまま小さくしたようなミニチュア版の飯蛸――どこかユーモラスな、その姿形を思い起こしてしまいました。緊張の中の“笑い”ですが、この“笑い”を誘う表現はこんなにまで夫の世話を受けていては、どんなに面詰しようとも、相手はグウの音も出まいと思って心が躍っていく権女の秘めた思いを表しているかのようです。書名の「貞操問答」を引き起こすのは、二組の男女の間で交わされる「接吻」です。昭和初期の性文化を率直に映しているわけですが、それを演じる男と女、その人間模様はそのまま、現代(いま)に通じています。電子書籍になって復活した昭和の文豪を愉しんでください。(2012/10/12)
    • 参考になった 2
    投稿日:2012年10月12日
  • 『進撃の巨人』の超巨人や『ハカイジュウ』の怪生物など、漫画界は最近やたらクリ―チャ―流行り。人気になる理由のひとつになっています。けれど、そんな存在感ある怪物ではなくて、この作品に出てくる何をするわけでもない名もなき怪物のほうが、私は「おおっ」と思ってしまうから困ったもんだ。この作品、怪物目当てで読む人は少数派だとは思いますけど…。舞台は金やんと高木さんという漫才コンビのような女子高生が暮らす近未来。とはいっても私たちの住む世界とは微妙に違っている世界のよう。便利な道具もあれば、かなり強引な食べ物、一風変わった建造物など、まるで「不思議の国のアリス」の未来版といったふうです。で、なぜか時々この世界には怪物が現れるのですが、これが内容と相まって非常にツボにはまる。第2話に出てくる怪物なんかデザインの秀逸さといい、目的意識の希薄さといい素敵すぎます。本作の内容はゆるゆるのファンタジー。ハードなSFに疲れた人はちょいとつまんでみてはいかがですか。(2012/10/12)
    • 参考になった 2
    投稿日:2012年10月12日
  • 私の大好きな山本小鉄子先生の描く、一風変わったドタバタラブコメです☆ 不幸体質(?)の可愛い佐藤さんと付き合い始めた妻夫木だけど、佐藤と付き合う恋人には次々と災いが降りかかるようで…!? どうやら佐藤さんは生まれつき災難に見舞われる体質らしく、恋人と付き合うと、災難が相手に移って自分は怪我をしたりしなくて済むらしい。顔がいいだけに今まで男女ともに告白されては付き合ってきた佐藤さんだけど、怪我の連続に、一週間ともたずに告白してきたほうから別れを切り出されることの繰り返しだとか。実は不幸体質は佐藤さんのお母さんの遺伝らしく、お父さんがすでに亡くなっているのを知り、ぞっとする妻夫木くん…。このままだといつか本当に死んでしまう…!と恐怖を覚える妻夫木ですが、佐藤さんへの愛はこんなもんじゃ揺るがない! たとえ死んだとしても、佐藤さんのために死ねたなら本望! 愛する佐藤さんのために、妻夫木くんはいつも満身創痍です(笑) うん、不幸体質はアレルギーってことらしいです(^○^)w でもちょっとオカルト入ってますかね…いまいち腑に落ちないというかなんというかw でもギャグコメディとして楽しめますよ!W この不幸体質の解決策は見つからなそうですが、今後二人は傷だらけになりながらも幸せに愛し合っていくのでしょう。とてもかわいくて微笑ましい不幸カップルです(*´∇`*)
    • 参考になった 1
    投稿日:2012年10月12日
  • 『アドルフに告ぐ』は手塚治虫の作品で、当時は一般週刊誌に連載した事でも有名なマンガです。私も学生のときに単行本を夢中で読みましたが、懐かしい思いで読み始めたら、またまた最後までむさぼるように読み尽くしてしまいました。「アドルフ」といえば、最も有名な人物はヒトラーなのですが、このマンガは、ヒトラーとナチスのアドルフ・カウフマン、ユダヤ人のアドルフ・カミルの三人のアドルフの人生の流転を描いた名作です。物語の主軸はヒトラーの出生の秘密にあります。時は第二次大戦直前。ユダヤ人への迫害で恐れられたヒトラーなのですが、幼友達のカウフマンとカミルは「総統はユダヤ人」という秘密を知ってしまいます。その秘密の鍵を握る文書をめぐって、物語はゲシュタポや特高警察も絡みサスペンス風にダイナミックに展開します。私の好きなキャラクターは、狂言回しとして登場する新聞記者の峠草平です。戦時下ということもあり、登場するほとんどの人物が過酷な体験を強いられ、大事なものを失ってしまいます。そして、戦争に突き進むこととなった、それぞれの「正義」の正体がおぼろげながら見え隠れするようです。ぜひ、後世に読み継がれてほしい物語です。(2012/10/9)
    • 参考になった 6
    投稿日:2012年10月09日
  • 人気急上昇中の注目作! 「私の隣の席の関くんは、授業中いつも何かして遊んでいる」 ドミノ、折り紙、避難訓練、そしてネコ(?)と、謎の男子生徒・関くんが授業中に繰り広げる多種多様な遊び。隣の席のマジメ女子・横井さんは、迷惑こうむりながらも関くんがいつ先生に見つかって怒られてしまうのか心配でいつもハラハラしています。これは確かにじわじわ笑いがきます! 関くんが今度はなにを机の上に出してくるのか、動向に目が離せません>< (2012/10/9)
    • 参考になった 4
    投稿日:2012年10月09日
  • 「“おや・まあ・へー”が週刊誌記事になくてはならない大事な要素だ」――駆け出しの週刊誌編集者の頃にたたき込まれた記事作り、企画の基本ですが、今回紹介する『日本地図の面白い読み方』(河出書房新社)は、この“おや・まー・へー”が行間からわき出てくるようなオモシロ本。日本に暮らしていながら、日本列島について実はよく知らない、わかっていないということを教えられました。東京・新宿から小田急線で1時間あまりの神奈川県の丹沢山地。山ガールの間でも人気のエリアですが、この丹沢山地からサンゴ礁が見つかっていたことはまったく知りませんでした。本書によれば、このサンゴ礁のほかにもマングローブ沼であったことを示す化石が各地で発見されており、これらの証拠から日本列島の西半分はかつて熱帯に属していたと推察されるというのですから驚きです。少し長くなりますが引用します。〈・・・・・・ところが、こうした気候(引用者注:四季折々変化する気候)はどうやら日本列島が誕生したときからあったものではないようだ。かつては日本列島の西半分が、なんと熱帯気候だったらしいのである。それを証明しているのがマングローブ沼の存在。マングローブ沼は河口のような汽水(きすい、海水と淡水がまじり合っている塩分濃度の低い水)のところにでき、主に泥が堆積している場合が多い。北西太平洋で分布を調べると、現在では北の端が種子島で、フィリピンやインドネシアなど、赤道に近い東南アジアの各地には大規模なものがあり、熱帯の海の環境の代表的なものなのだ。そのマングローブ沼の貝群集と同じ内容を持った化石(セルギシジミーセンニンガイ群集)が新潟県村上市や能登半島、八尾などで発見されており、広島県の庄原市や東城町、岡山県の大佐(おおさ)町、川上町、新見市、津山市などでも発見。ヒルギの花粉化石も八尾の黒瀬谷層などから見つかっている。さらに、熱帯の海の特徴の一つであるサンゴ礁も見つかった。静岡県の女神(めがみ)石灰岩や神奈川県の丹沢山地の石灰岩などがかつてのサンゴ礁で、これらの発見からも日本列島の西半分はかつては熱帯だったと考えられるのである。こうした証拠から推察すると、どうやら日本列島の半分は今から約1600万年ほど前は熱帯だったということになるのだ〉大むかしの日本列島はサンゴ礁に囲まれ、マングローブが生い茂る沼が点在していた・・・・・・今年の夏の暑さに閉口している現代人ではとてもやっていけなかったかもしれませんが、現在の生態系とはまったく異なる自然環境を想像するだけでも楽しくなりませんか。とまれ、本書が集めた日本地理についての“雑学知”は、地理や歴史の教科書を開いてみても滅多に出てこない「知識」の集積です。以下はそこから抜き出した簡単な“雑学知”テストです。テスト問題の末尾の()内の数字は正解が説明されているページを示しています。(1)富士五湖には冬期に凍る湖と凍らない湖がありますが、わかりますか? 理由は?(正解はP29) (2)同じく富士五湖は流入する川も、逆にそこから流れ出る川もない不思議な湖です。なぜでしょうか?(P141) (3)自然の演出するアートと呼ばれる鳥取砂丘の美しい風紋はなぜできるのでしょうか?(P116) (4)全長わずか200メートルに届かない国道があります。何号線か、わかりますか?(P80) (5)途中になんと、階段のある国道があります。何号線でしょうか?(P81) (6)沖縄本島を貫く国道58号線――本土復帰前のアメリカ施政権下では1号線と呼ばれ、那覇から嘉手納基地のあるコザ(現・沖縄市)を経て沖縄本島の北端にある国頭(くにがみ)村を結ぶ幹線道路だった――は、鹿児島県山下町を起点に種子島、奄美大島を経由して沖縄本島へと続き、終点の那覇市奥竹山町に至る一般国道です。お気づきかと思いますが、この国道は路線の大半が海上ということになっています。なぜ、実際に車が走ることはない「海上の道」を含む国道ができたのでしょうか? (P85)(7)皇居に隣接して、ビルが建ち並ぶ日比谷は昔、海に面した漁村だったそうです。「ひびや」という地名の由来をご存知ですか?(P195) (8)海岸線の長さ日本1の県はどこ?(P44) (9)東京の下町に「島」のつく地名が多い理由(わけ)は?(P188) (10)大阪の玄関口「梅田」がもともとは「埋田」だった理由は?(P198) ――どうでしょうか。ここでは種明かしはしません。正解の該当ページ数を付記しておきましたから、そちらをご覧ください。なお、姉妹編に日本ではなく、世界を舞台に編集された『世界地図の楽しい読み方』もあります。2冊を併せ読めば、地球規模の雑学知で一歩先んじる存在になること疑いなし、です。(2012/10/5)
    • 参考になった 2
    投稿日:2012年10月05日
  • 都市伝説問題処理係を舞台にした「とでんか」から飛び出したスピンオフ作で、こちらは少年・田村くんが主人公。口裂け女や人面犬など都市伝説なんてそもそも子供っぽい話が多いので、むしろこちらのほうがなじむかな、なんて思いましたがなかなかにハードな内容です。ストーリーがカードゲーム仕立てなのはイマドキの子供が主人公だからしょうがないとして、登場する都市伝説の中心は宇宙人関係。ミステリーサークルから始まりキャトルミューティレーションにアブダクトなどのフレーズが次々飛び出します。ロズウェルはともかく、フー・ファイター、フラットウッズ・モンスターにウンモ星人ってどれだけの人がついていけるかは疑問ですけどね。E.T.やMIBなど宇宙人映画ネタもちょこちょこ入っていてオチもあの名作なので、映画ファンも楽しめるのではないでしょうか。まあ、私は鈴木さんが登場していることで満足なんですが。NHKで『バリバラ』なんて番組もある時代ですから大丈夫ですよ、OVAくらいにはできる…かな?(2012/10/5)
    • 参考になった 0
    投稿日:2012年10月05日
  • 小学館漫画賞も受賞した、ごく平凡な女子高生と、彼女を溺愛する美形で有名な双子のシスコンの兄たちとの恋と兄妹愛、家族愛を描いたラブコメディー作品です。美形で有名な高校生の双子・真宮烈と真宮哲の通称・真宮ブラザーズ 。二人は溺愛する妹・静にしか愛を感じない筋金入りのシスコン。静は容姿も人並みで、兄と比較されてはコンプレックスを抱いてきた。高校生活では兄離れして恋もしたいと思う静だが、溺愛する烈&哲や周囲がそうはさせてくれない。ひとつ屋根の下、弱肉強食の思春期ライフを送る3人だが、「静・養女説」が浮上して…!? これまで兄として見ていた烈と哲から「もし兄でなくなっても、どちらかを彼氏に選べ。」と言われ、戸惑う静。やがて、3人の関係に、少しずつ変化が生じてくる…。この作品、人気ありますよね。以前からずっと気になってました! だって「シスコン」ですよ? シスコンとかブラコンとか、私アブノーマルもの大好きなんですよね…(*^q^*) シリアスなストーリー展開ではありますが、独特のコメディータッチで描かれ、作者特有のギャグセンスが所々にちりばめられています。徐々に明らかになる烈・哲・静、それぞれの出生の秘密…。核心に迫るにつれ、物語から目が離せなくなります。母・涼子と親世代の過去が描かれるサイドストーリーが本当に切なくて悲しいです。最終回の「ただいま」に涼子が涙するシーンが感動的でした。・゚・(*ノД`*)・゚・。影の主役はこの人かもしれないw 母は強しっ!(2012/10/5)
    • 参考になった 3
    投稿日:2012年10月05日
  • 第二次大戦末期の日本では、いくつかの特攻兵器が開発されました。ロケット方式で飛行する「桜花」や人間魚雷の「回天」などですが、どちらも有人操縦によって敵艦に体当たりすることを目的に作られた悲しい兵器です。今回ご紹介する『特攻の島』(佐藤秀峰)は、回天とその搭乗員を描いた連載中の作品です。内容は軍艦マーチが聞こえそうな勇猛果敢な物語ではなく、安直お涙頂戴的なものでもありません。そもそも、この回天自体が実際には操縦することが非常に難しく、「真っ暗闇をブレーキのない車で走り廻れって言ってるような」有人魚雷だったようです。当然、搭乗員の若者たちは苦悩します。これでは、犬死ではないか、と。こんな兵器を一体誰が開発したのだろうと疑問が浮かびますが、開発に関わった実在の人物が史実を織り交ぜながら登場するのもこの漫画の醍醐味のようです。悲しい歴史が二度と繰り返されないように祈ってしまいます。(2012/10/2)
    • 参考になった 20
    投稿日:2012年10月02日
  • よい子は見ちゃダメな下ネタ満載ほのぼのコメディ\(^o^)/ バイオテクノロジーによってつくられたバイオ犬カイザーが巻頭から巻末までず~と下ネタを発し続けるという、とってもお下品な漫画ですw 絵が劇画だったら発禁かも!? 問題にならないうちに読みましょう!!\大げさ/ (2012/10/2)
    • 参考になった 0
    投稿日:2012年10月02日
  • あれだけ報道されればいやでも気になってしまう昨今の日中関係。とはいえ中国などいったことはないので実際のところどうなのだろう?なんて思ったりもします。そんなわけで漫画で今の中国がわかるものを…、と探してみると、これが三国志モノばかりなんですね。で、しょうがないよなあ、なにか変わったものないかな、と眺めていたらこんな珍しい作品をみつけました。連環画というそうで、上部に物語の一部が紙芝居ふうに描かれています。そして下部には物語の本文が。詳しい人によると、この手の本は中国人が幼少期に道徳的な意義や価値観を養うために読む本だそうで。確かに、嘘をつく曹操に苦言を呈す許攸だとか、孔明ばかりが重用されてふてくされている関羽と張飛をたしなめる劉備とか、情操教育にぴったりの内容なんです。ただ、じゃあなんで今の中国人はあんなに攻撃的なのよ、とも思うんですけどねー。まあそれはさておき、この絵の情報量はちょっと驚き。細部まで描き込まれた合戦シーンや表情豊かな登場人物たちは、伝統文化的な部分も感じさせてくれて意外に新鮮です。(2012/9/28)
    • 参考になった 0
    投稿日:2012年09月28日
  • ―僕は愛だの恋だのを知らない。知っているのは、あの夏の暑さとロランドの重さ、橘の笑顔、それだけ。― 5つの作品を収録した短編集なんですが、どの話も本当に痛くて、ハッピーエンドではないです。ただ、ものすごくずっしりと重く心に残ります。BLという言葉では片付けられない、壮大なスケールの文学的作品ばかりです。これ、高校の時かな? 「小野塚カホリいいよ~」と友達に薦められて読んでかなりの衝撃を受け、特に表題作の『LOGOS』は、あまりに壮絶なラストに言葉を失いました…。とても思い出深い作品です。『LOGOS』は、70年代の夏を舞台にした、まっすぐな14歳の少年たちが繰り広げるピュアでノスタルジック溢れる物語。主人公・縹(はなだ)の親友の橘は、父を殺して縹とともに、昔約束した地へ逃避行に出る。子供の頃、橘の飼い犬のロランドも連れていつか三人で行こうと約束していた柏崎へ。父の巻き添えでロランドを殺してしまったため、ロランドをトランクに詰めて連れて行くことに。まだ子供でお金がない二人。服や食事は万引きで済ませても、宿代だけは橘が体を売って稼いでいた。それに気付いた縹に対して、「オレはこんなん慣れてんだから」と吐き捨てた橘の台詞から、憶測ですが、父を殺した理由はもしかしてそういうことなのかな、と。まだほんの14歳の子供なのに、大人から辛い傷を負わされてしまった橘。「橘の絶望を描きたかった」という小野塚先生の力量が伺える衝撃のラストは本当に壮絶で、強く心を打たれました…。目的地の柏崎海岸がとても印象的で、これを読んでから柏崎に凄く興味が湧いて、いつか行ってみたいな~と思ってましたが、結局行けず仕舞い>ω<; 暗く重い作品ばかりなのに心に響くのは、小野塚カホリ独特の巧みな心理描写があるからでしょうか。愛に貪欲な、それでいて不器用な「彼ら」の物語の短編集。胸にしみる作品ばかりなので、とにかく一度読んでいただくことをオススメします。
    • 参考になった 1
    投稿日:2012年09月28日
  •  薬師丸ひろ子主演で映画化された『Wの悲劇』で知られる夏樹静子は、女流の第一人者として数多くの犯罪小説、ミステリーの傑作を書き続けています。
     テレビのサスペンスドラマにもしばしばなっていますが、夏木作品で特筆すべきは「犯罪」に走るのは特別な人間ではけっしてないということです。いかにもというような「極悪非道な犯罪者」はでてきません。ごく普通の人々が「犯罪」に走るきっかけ、引き金は何か。夏木ミステリーに一貫しているのは、人間の奥底に潜む “悪意”こそが犯罪を生み出す根源であり、それは誰もが持っているものだという視点です。
     今回紹介する短篇集『乗り遅れた女』収録の「独り旅」の主人公は、渋谷のマンションで独り暮らしするOL。時折出かける独り旅が唯一の楽しみですが、もうひとつ、彼女には秘かな愉しみがあった。行く先々で、わざと忘れ物をして、それが結婚している同僚OLの自宅や、別のOLのフィアンセの元に届くように仕向ける。覚えのないものが届き、中を改めると夫や恋人への不信の念が芽生える・・・・・・年若い同僚OLを相手に「不信の種」を蒔いてくる、独り身の女の密やかな“悪意”。
     しかし、この制御不能な“悪意”から蒔かれた不信の種が思いもよらぬ犯罪を生み出してしまう。それによって“悪意”の矛先とは面識さえもない母子の「希望ある暮らし」があっけなく崩壊してしまう殺人事件が起きる予想外の事態に発展する――“悪意”にちょっとした偶然が重なった時の怖さがいやおうなく迫ってくる一篇ですが、心の奥底で秘かにはぐくまれた意図が綿密な計算の上で実行された犯罪トリックを描いたのが「三分のドラマ」です。
     物語はこう始まります。

    〈「今そこで、人を轢いちゃったんです。すぐ来てください!」若い男の声で一一九番通報がなされたのは、一月二十四日日曜の午後十一時三十八分だった〉

     救急車が現場に到着した時には路上に横たわっている男は既に絶命していた。続いて到着した所轄署の交通課警部補の「事故はどういう状況で起きたんですか」との質問に対し、通報した男は叫ぶような声で説明する。

    〈「寝てたんですよ、あの人が、道路の上に」
    「寝てた?」
    「寝てたのか倒れていたのか、とにかく、道路の上に長々と・・・・・・あんな暗いところに大の男が倒れていたんでは、どうすることもできないですよ」
    「それで轢いてしまった?」
    「葦毛塚に沿ってぐるっと道がカーブしてる格好で、それが終ってすぐのところですからね。あっと思ってブレーキを踏んだ時にはもう間に合わなくて・・・・・・」
    「轢いてしまってから、直ちに一一九番した?」
    「そうです。あそこの電話から」〉

     事故現場で事情確認が行われているところに女が叫びながら駆け寄ってきます。

    〈その時、何かかん高い女の声が聞こえ、コート姿にサンダルをつっかけた女が路上へ駆けだしてきた。
    「ああ、やっぱり事故があったのね・・・・・・ああ、大変・・・・・・」(中略)
    「パパ・・・・・・パパじゃないの・・・・・・」
     女は呆然とした顔で呟き続けている。
    「あなた、この方をご存知ですか」
     係官の問いが耳に入ったのかどうか、女はいきなり地面に膝をついて、無残な遺体にとりすがった。
    「パパ・・・・・・パパ・・・・・・ああ、こんなことになって・・・・・・やっぱり事故に遭っていたのね!」
    「この方は、あなたのご主人ですか」
    「主人ですよ。さっきタバコを買いにいくといって家を出たまま、ちっとも帰ってこないので・・・・・・そのうち救急車のサイレンが聞こえたからまさかと思いながら来てみたら・・・・・・ああ・・・・・・」
    「では、お宅はこの近所ですか」
    「そこを入って、三百メートルくらいのところです」〉

     轢いてしまった若い男と惹かれた男の妻――二人の言い分は真っ向から食い違います。男は「とにかく、死んだように倒れていた」と主張し、被害者の妻は「そんなはずないわ!」「ついさっき元気で家を出た人が、五分もたたずに急病で倒れるなんてはずがないじゃありませんか。嘘ばっかり! あなた、主人を轢き殺しておいて、そんな作り話をして責任を逃れるつもりなのね!」と加害者に詰め寄るようにして叫ぶ――。
     頭部を轢かれている被害者の遺体を解剖した監察医の判断を軸に捜査が進むわけですが、その展開についてはここでは触れません。ただ深夜の交通事故死の深層に実はある意思(悪意といってもいいかもしれません)が存在していて、それが思いもよらぬ結末につながっていくとしておきましょう。
     ここに紹介した2篇、表題作「乗り遅れた女」を初め、収録されている6篇はいずれも秋の夜長に愉しめる夏木ミステリーの秀作です。*新潮社版もあります。(2012/9/28)
    • 参考になった 2
    投稿日:2012年09月28日
  • わ~、すごく懐かしい漫画が発売になりました! 「コミックボンボン」連載のこの漫画、大好きでした。毎月楽しみにしてましたね~。主人公の絵をマネして自作漫画を描いてみたりもしていました。いやー懐かしい。懐かしいなあ…。「コミックボンボン」は今では休刊になってしまいましたが、当時は楽しさがいっぱい詰まってました。ファミコンとかプラモとかラジコンとかプロレスとか、それはもう夢が詰まりまくってましたねえ…。読み返し、当時の思い出に浸ってみたいと思います^^ (2012/9/25)
    • 参考になった 0
    投稿日:2012年09月25日
  • 月日が経つのは早いもので、大学入試のセンター試験が始まってもう20年以上が経つのだそうです。三田紀房の『ドラゴン桜』は、東大を目指すためのさまざまな受験テクニックを描いたマンガですが、センター試験に役立つ話を抜粋して再編集したのが『ドラゴン桜 特別編集 センター試験対策篇』です。いやあ、私も受験生のときにこのマンガと出遭いたかったです。次から次にセンター試験攻略法が繰り出されるのですが、例えば「歴史は後ろから遡れ」や「センター試験は“もぐら叩き”だ!」など、そのワケがわかれば目からウロコが落ちるようなテクニックが満載。極めつけは、「センターくらいテクニックで解ける試験はない」「テクニックのみでは 本当の学力が身につかないと批判されるが…」「本当の学力なんて誰も知るはずないし」「そんなもん社会が勝手に騒いでいるだけだ」という桜木先生の言葉です。ちなみに、描かれている受験テクニックは言葉を置き換えれば、ビジネス書としても利用できそうな金言ばかりです。(2012/9/25)
    • 参考になった 0
    投稿日:2012年09月25日
  • 2003年2月に旅行作家・宮脇俊三さんが亡くなってまもなく10年です。時刻表を読むのが何より好きだったという宮脇さんの最後のエッセイ集――『終着駅』が先頃、電子書籍リリースされて読みました。著者の「終着駅」への心情が率直に語られていて、「旅」というものへの思いとともに、「昭和」という時代への懐かしさが甦ってきました。「終着駅」について、宮脇さんはこう書いています。〈私は鉄道の時刻表の愛読者であり、それが昂じて国鉄全線に乗ってしまったような人間なので、約一二〇ほどある終着駅のすべてに一度は降り立ったことがある。その経験から言うと、「終着駅の旅情とは、そこに至るまでの線路と旅客との交情によって生まれる」となる。私なりの貧しい定義だが、そう思っている〉その宮脇さんが「終着駅」の代表格としてあげるのが、北海道の稚内(わっかない)です。日本最北端の駅、さいはて、宗谷海峡、カラフト・・・・・・と旅情たっぷりのキーワードが並びますが、改札口を出ると、せっかくの旅情を冷ましかねない町があるという。稚内はじつは道北第一の活気ある漁業都市で、「さいはての町」のイメージとはちょっと違った雰囲気だ――宮脇さんはこう続けます。〈けれども、稚内を終着駅とする宗谷本線は別の顔を持っている。とくに幌延(ほろのべ)から稚内までの車窓は、日本にもこんな寂寞としたところがあるのかと思わせる。おすすめしたいのは、札幌発21時20分の急行「利尻」で、四月から九月までなら、幌延に着くまでに夜が明ける。急行ではあるが、古風な客車列車で、鈍行なみの速度で走ってくれるのもよい。午前五時すぎ、左窓にサロベツ原野が広がりはじめる。牧場と湿原だけの淋しすぎるような原野である。サロベツ原野が終り、六時ごろ抜海(ばっかい)という駅をゆっくり通過する。蒸気機関車の撮影場所として名高かった駅である。クマ笹と這松のような形をしたミズナラだけの無人の丘陵の間から突然崖の上に出ると、窓の下に海、そして朝日を浴びた利尻富士の全景が見える。(中略)抜海から一五分、にわかに赤や青の金属屋根が続々と現れて南稚内に停車、そして6時22分、「利尻」は、さいはてらしくない活気ある終着駅稚内に着く〉残念なことに、この急行「利尻」は2003年3月のダイヤ改正で急行から特急となり、さらに2006年3月には特急も廃止されました。ですから、いまは宮脇さんがこれぞ終着駅への旅として紹介しているような、夜行列車で夜明けの大地を行く旅は残念ながら味わえないようです。そのような意味での「昭和の旅」はもはや望むべくもないのかもしれません。高速化による時間短縮、便利さの追求の一方で、ゆったりした時間の流れや生活のリズムが失われてきました。長い道のりの果てにたどり着く終着駅だからこそ、人々の様々な思いが交錯し、ドラマが生まれてきたのですが、目的地に一直線に向かう飛行機の旅は、おそらくまったく異なる感性をつくりだしていくのではないでしょうか。宮脇俊三さんが歩いた終着駅への旅は、そのまま「昭和への旅」となっています。稚内を例に紹介してきましたが、終着駅はいうまでもなく稚内だけではありません。日本全体では約120あるそうです(もっとも宮脇さんが本書を書いた昭和時代の話ですから、現在では少し変わっているかもしれません)。遠隔地ばかりではなく、例えば、東京駅も大阪駅も終着駅ですが、線路とホームの形状が「終着駅」らしくありません。「通過式停車場」という形式で、線路がホームによって遮られずに先へ延びています。これに対して、映画「終着駅」の舞台になったローマ中央駅(テルミニ)は列車が三方をホームに囲まれた袋小路に突っ込んで停まり、正面に駅舎がある形式です。これが終着駅の原型といわれる「頭端式停車場」で、ロンドンでもパリでも、ニューヨークでも皆この形式です。日本でも明治期の駅は、新橋でも上野でも「頭端式」でした。それが効率化のために通過式もしくは併設型に改造されてきたのですが、大阪の片町駅は原型の頭端式のままとなっている珍しいケースだそうです。最後に都会にある意外な終着駅を一つだけ紹介しておきましょう。宮脇さんによれば「磯の香りのする終着駅」。鶴見線の海芝浦です。ホームの鉄柵の下を覗き込むと、真下に海があるそうです。東京駅から小1時間、横浜駅から20分余り。京浜工業地帯の外れ、どん詰まりの、意外にいい光景です。(2012/9/21)
    • 参考になった 2
    投稿日:2012年09月21日
  • こんなふうに描かれると、榎木津って漫画チックなキャラということがよくわかりますね。原作は京極堂が活躍する「百鬼夜行シリーズ」のスピンオフで、名探偵・榎木津が主役の短編シリーズ。「百鬼夜行」がどっしりとした本格推理ドラマなのに対し、こちらはライトテイスト。そしてこの漫画版はさらにコミカル度がパワーアップしていて肩ひじ張らずに楽しめます。元子爵の父親からの依頼で砧青磁を探すことに…ということで、瓶や壺の分類など小難しい話もあるにはありますが、メインキャラの個性が思っていた以上に強調されていて、それを見ていると細かい話はどうでもよくなります。しょっぱなから「このぐぶぐぶ魔人!!」と言い放ってる榎木津をはじめ、へらへらしている益田君、眼を合わせたら殴られそうな木場刑事、まるで置きものみたいな古物商の今川。そして京極堂は額にしわを寄せて口をひん曲げ、不機嫌さを絵に描いたような感じ。そんな連中がわいわいと事件を片づける。名探偵とその下僕による「これぞ探偵活劇」という雰囲気がたまらないです。(2012/9/21)
    • 参考になった 0
    投稿日:2012年09月21日
  • 数年前に実写映画化で話題になりましたね。その時は内容をちゃんと把握してなかったんですが、先月うちで発売される際に、先方から納品されたデータを見て、お!これが有名なデトロイト・メタル・シティか…と、あくまで仕事で中身を確認していたところ、面白くて思わず読み込んでしまい……仕事が進まない\(^o^)/一瞬でデトロイト・メタル・シティの世界に引き込まれてしまいましたwいや~仕事中だったので、笑いをこらえるのが本当に大変でしたよwww 驚異的カリスマ性と過激な歌詞で、音楽インディーズ界において爆発的な人気を誇る悪魔系デスメタルバンド「デトロイト・メタル・シティ」(DMC)。ギターボーカルのクラウザーⅡ世は、作詞・作曲も務める地獄の帝王であり、得意技は「1秒間に10回レイプ発言」。築いた伝説は数知れず。幼い頃に両親を殺した後犯した等、残虐な噂が絶えない。だが実際の素顔は、オシャレなポップ・ミュージックが大好きな青年、根岸崇一(童貞)だった。上京して5年、常々「僕がしたかったのはこんなバンドじゃない!」と思っているのに、ライブになるとついテンションが上がってしまい代表曲“SATSUGAI”を熱唱してしまう…。「SA・TSU・GA・Iせよ!」とクラウザーさんの熱狂的信者と一緒に思わず叫びたくなるね!W 理想と現実のギャップに苦悩する根岸くんが哀れすぎる…w とにかく面白いギャグ漫画なので、まだ読んでないという方は是非…!! 絶対爆笑必至ですので!! あ、下ネタ満載なので苦手な方はご注意を★ 「1秒間に10回レイプ発言」は挑戦した方も多いのではないだろうか(笑)(2012/9/21)
    • 参考になった 3
    投稿日:2012年09月21日
  • 鳥漫画界にあらたな仲間が加わりました。主人公のアヒル(家禽)が野生の世界でがんばります! 舞台は、とある「島」。スズメやハトなど身近な野鳥のほかに、熱帯の鳥や寒帯の鳥たちがボーダレスで棲んでいる夢の島。。。空に国境はないからいいんです(ゝω・) ほんわか漫画に見えますが、予想を超え中身けっこうパンチきいてて、本格的な笑い要素が! これはオススメです~(*゚θ゚)ピヨピヨ (2012/9/18)
    • 参考になった 0
    投稿日:2012年09月18日