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  • つだみきよ先生の記念すべきデビュー作! Wingsで連載されていた頃から大好きだった作品です。つだみきよ作品は、世界観の同じシリーズものとなっておりまして、『革命の日』はシリーズものの第一弾と記憶しております。男性として認知されてきた主人公・恵(ケイ)が、実は遺伝的には女性である事が判明し、恵(メグミ)と名前を変え、女性として生活を始める中での日々を描いた学園ラブコメディー。今、多方面で話題となっております、いわば「IS」(この場合は、女性仮性半陰陽)を取り扱った作品ですが、コメディ色が強く、「仕方ないから女の子になってやる!」といった軽いノリで、非常にあっけらかんと描かれています。実際ならものすごい決断だと思うのですが…まあ、この辺はあまり深く考えなくて良いと思いますよ。^^ 15年間男性だったのに、新たに女性として生活を始めるのはとても大変で…おまけに男だった時の友達にまで口説かれて、どうなる!? 恵(メグミ)の学園生活!! 続編では『プリンセス・プリンセス』でお馴染みの実琴くんも登場し、つだみきよワールドを堪能できること間違いナシです☆ 一応『革命の日』はこれで完結となりますので、是非、続編もあわせてご覧になってください!(-^〇^-)
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    投稿日:2010年09月10日
  • 映画化もされたスペリオールの大ヒット作品。小山ゆうの作品はどれも面白いのですが、この「あずみ」は抜群です! 何よりも主人公・あずみのヒロイン性が素晴らしすぎる!命令されるがままに要人暗殺を繰り返す迷える聖少女。なんなんでしょうこの魅力は。小山ゆうお得意の人物描写の妙もあり、脇役たちもとても魅力的に描かれています。 まだ読んでいない方は是非立読みを。刺客として純粋培養された少年少女たちの行く末は!?殺戮の日々のなか、あずみは何を感じどう成長するのか!? 読み始めたら止まらない、大人買い必至のジェットコースター時代劇アクション!超オススメです!!
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    投稿日:2010年09月10日
  • ピアニストを目指す天才少年カイのお話です。始めは小学生、のちに高校生になります。
    神童ものかと思いきやそういう設定でもなく、主人公のカイは社会的に恵まれない環境で生まれ育ちます。
    その中には子供にはお勧めできない露骨な表現もありますが、作品としては勿論必要な部分でもあります。
    私はカイが本格的にピアノを始めるあたりから色々な事が繋がってきて面白いと思いました。
    視点が指導者の阿字野、ライバルの修平やお嬢様、カイのファン達などに変わりながら話が進むので、ドラマをみているような感覚があります。
    コンクールの緊張感やカイ・誉子・修平が弾くピアノの音、といった音楽に関しての内容はもちろん、一人一人のピアノに込める想いだったり、お互いがお互いを高めあっていける関係が、生き生きと伝わってきます。
    漫画は音が聞こえないものですが、何故かカイのピアノは聞こえてきそうな気がします。
    あったかい気持ちに、そして純粋な気持ちになれる作品でオススメです。
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    投稿日:2010年09月10日
  • 『人斬り』の後に続く人名を問われれば、多くの人が「以蔵」と答えるに違いありません。この『人斬り』で描かれる幕末の刺客・岡田以蔵の凄みは、圧巻です。「天誅」と叫びながら斬る!!「岡田以蔵だ!!」とわめきながら斬る!! ここぞ平田劇画の見せどころ、といわんばかりの迫力です。でも、見せ場は、殺陣のシーンだけではありません。以蔵の師匠である武市半平太との複雑な感情のもつれは、後半になるに従って盛り上がりを見せます。以蔵を阿呆者として遠ざけようとする武市と、武市に対して復讐に燃える以蔵…。この、どんどん殺伐としてゆく場面が、平田劇画らしくてたまらないのです。血で血を洗う幕末という時代に、この作品はリアリズムを感じさせるのです。(2010/8/21)
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    投稿日:2010年09月07日
  • 巨匠・永井豪の代表作のひとつ。この作品の最大のポイントは、永井豪作品のオールスター総出演にあります。マジンガーZやグレートマジンガー、あばしり一家にキューティーハニー、けっこう仮面もドロロンえん魔くんも…あれもこれもゾクゾク登場します。物語は「関東地獄地震」で壊滅しかけた関東を舞台に、暴力で支配しようとするスラムキングたち悪の組織とバイオレンスジャックとの闘いがベース。お馴染みのキャラが次々に出てくるので、私も引きずり込まれながら読み進んだことを覚えています。そして、トラウマになってしまった場面に遭遇したことも!! そのカットを最初に見たときに、わが目を疑ったほどです。これから読む人の楽しみを奪うので、詳述は避けますが、ある作品の美男と美女キャラがとんでもないことに!! それにしても豪先生、セルフパロディにも、程度があります(笑)。(2010/8/21)
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    投稿日:2010年09月07日
  • 悪魔の発明、空気爆弾! これが爆発すると、地球上の空気がすべて誘爆してしまう──。あの宮崎駿監督が少年時代に夢中になって読んだという作品です。
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    投稿日:2010年09月07日
  • 昔の女から赤ちゃんを押し付けられた二人の男。どっちの子かも分からないのに、やがて愛情が芽生えはじめて…。男性が父親として育っていく姿が見事に描かれています。
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    投稿日:2010年09月07日
  • これからも多くのすばらしい作品を世に送り出すはずだった人物が、唐突にこの世を去ってしまいました。まだ46歳。かつて、「妄想代理人」というアニメ作品で少しだけPRの手伝いをしたということもあり、他人事とは思えず、言葉もありません。そんな彼が本格的にアニメ制作に進出する前、漫画を描いていた時代の作品が、一作だけeBookにあります。リゾート開発に揺れる海辺の町。その町に住む開発推進派の神主の息子と、神社のご神体である海人の卵を巡る物語です。絵柄は漫画の師である大友克洋に酷似。細部にこだわり、コマを細かく割って大ゴマを極力抑えるタメのある構成は、ムービーカメラを通して見たような立体的雰囲気があります。また彼の作品の多くに見られる日本の風景や風習が丁寧に描写されていて好感。宮崎駿の「風の谷のナウシカ」のように、アニメと並行して漫画を描いても、良い作品が生まれたんじゃないかな、と思います。やっぱり、死ぬには早過ぎですよ…。(2010/9/3)
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    投稿日:2010年09月03日
  • 雑誌連載時から読んでいて、章が変わるごとに、著者の新しい面が見られるのが楽しみでした。3巻あたりまでは、麻雀をきっかけに知り合ったひろゆきと天のヒューマン・ストーリー。泣かせる演出も入れた仕立てで、これは『熱いぜ辺ちゃん』など初期の作品に見られるテイスト。その後、真骨頂である心理戦を中心とした麻雀勝負論が、ヤクザの代理戦である東西戦を舞台にスタートします。強烈な個性のぶつかりあい、息をもつかせぬ駆け引きの数々と、このあたりは『アカギ』などの代表作で確立した作風そのもの。そして最後の3巻は麻雀とかけ離れた、裏の主人公・赤木しげるの死生観について。不治の病に侵され、自ら死を選ぶ赤木と、それを翻意させようとする仲間との人生談義が展開されます。「無頼伝涯」などでも見られた極限の人生論に圧倒されました。今更ながら思うのは、著者のさまざまなタイプの作品のエッセンスは、みんなこの中にあるということ。福本漫画の世界に入門するにはうってつけです。(2010/9/3)
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    投稿日:2010年09月03日
  • 山田風太郎といえば忍法帖、忍法帖といえば山田風太郎、というのが一般常識です。しかし山田風太郎の多彩な創作活動は忍法帖だけにはとどまりません。明治時代を描いた作品では司馬遼太郎がよく知られていますが、じつは山田風太郎もまた、すぐれた明治小説を数多く残しているのです。しかもこの両者が描く「明治」は、陽と陰、対極に位置するものとなっているところが面白い。今回紹介する『警視庁草紙』は、明治6年、征韓論に敗れて郷里鹿児島に帰る西郷隆盛を司法省警保尞(翌7年に警視庁に昇格)大警視・川路利良が部下とともに見送るところから物語が始まります。下野した西郷に対し明治政府の中枢として東京に残った大久保利通、大久保を支える大警視・川路に挑戦する元江戸南町奉行・駒井相模守と配下の八丁堀同心たち。司馬遼太郎は青雲の志をもった人物たちによる希望にあふれた時代として明治期を肯定的に描いています。『坂の上の雲』はその象徴的作品です。こうした司馬遼太郎の姿勢に対して、山田風太郎のとらえ方は180度違ってきます。光の届かない影の部分――時代の変化についていけなかった人々、いわば敗者にフォーカスすることによって正史には描かれない闇の世界に光をあてたのが山田風太郎明治小説です。東京を離れる西郷を見送るとき、お供をするとまで言った大警視・川路が警視庁抜刀隊を率いて西南の役に出陣していくシーンで物語が終わります。時代に押し流されていった人たちの哀切を描くことで、日本の近代化とは何だったのかを問う、山田風太郎明治小説の最高傑作です。表紙画像は文藝春秋版の上巻ですが、ほかに筑摩書房版角川書店版がそれぞれ上下2巻でリリースされています。(2010/9/3)
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    投稿日:2010年09月03日
  • 巻頭に一葉の写真が掲載されています。世界的ベストセラーで映画にもなった『ジャッカルの日』著者フレデリック・フォーサイスと本書著者の佐々淳行氏が並んで立ち、「ウォッチャーより、キャッチャーへ フレデリック・フォーサイス」の直筆サイン。スパイものの作品『第四の核』に実名で登場したのは3人。ブレジネフ・ソ連書記長、サッチャー英国首相、そしてサッサ・アツユキということで、訪日したフォーサイスが当時防衛庁官房長だった佐々氏を訪ねた記念に撮られた一枚だそうです。20年の警察在職期間中、14年あまりを対諜報、国際テロ、スパイ、破壊活動との戦いに携わってきた佐々氏が英国情報機関の間でスパイキャッチャーとして高い評価を得ていたことをうかがわせるエピソードです。いずれにしても佐々氏以上に、日本の外事警察の内実を的確に伝えることのできる人はいません。北朝鮮、金正日の実像がどこまであきらかになっているかは読む人の事前情報量に左右される部分が大きいと思いますが、それ以上に面白く注目すべきは著者が明らかにした大事件勃発時の警察内部の混乱ぶり。第一報が正確かつ十分だったためしは一件もないと佐々氏は断言しています。三島由紀夫事件の第一報は「ミシマという酔っ払いが暴れている」だったし、「三菱重工爆破事件」はなんと「タクシー衝突、プロパンガス爆発、死傷者数名」というものだったそうです。極めつけは「金大中事件」。「神田のホテルグランドパレス第何号室にダンコン!!」です。同音異義語の多い日本語、阿部定事件のほうのダンコンなら警備局の所管じゃない、いったいどっちなんだ、というのが初動でした。その後、弾痕→自動拳銃→弾倉と訂正されていく。しかし、それとは別に国会議員からもたらされた「韓国の金大中先生が行方不明」という情報と「グランドパレスの弾倉」がまったくつながらない。その日が全国の警備公安関係に異動が発令された日だったことが混乱に拍車をかけた。金大中が姿を消したのがグランドパレスだったことがわかってようやく二つの情報が一つの事件だという認識に至った。そして後々まで内部の話題となったのがその日石川県警から異動で赴任してきたある警視。「金大中先生事件発生」という緊急メモを見て、「キンダイのナカ先生?それがどうしたのかな」と思ったそうです。金沢では金沢大学のことをキンダイと呼ぶそうで、ですから警視は「キンダイのナカ先生」と読んでしまったというわけです。佐々氏は危機管理ならぬマネジメントクライシス(管理危機)として戒めていますが、あまり外に出る機会のない外事警察の知られざる一面が活写されています。(2010/9/3)
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    投稿日:2010年09月03日
  • うあ~懐かしいですね~!ヽ(;▽;)ノ ちょうど高校の頃に連載されていて流行っていた少女コミックです。ガングロブームが過ぎ去り、美白ブームになりたての頃でしたかね? 主人公は見た目はガングロ・コギャルだけど、実は純粋でマジメな女子高生・もも。中学では水泳部だったため、日に焼けた黒い肌に塩素で痛んだ赤い髪のせいでコギャル風に見えてしまい、見た目で誤解されやすい。そんなももと同じクラスのさえは、ももとは対照的な色白で小柄な女子高生。ブリっ子を駆使し、友達から男を奪うという小悪魔的でイヤな女の子です。そんなさえに、ももの片想いがバレてしまい…!? 二人の女の戦いと複雑な人間関係を描いた作品です。さえの性格の悪さがこの物語には大変重要で、とてもいい味出してます!(*・∀・)b 毎回「さえ、このやろ~~!」と思うのですが、何故か憎めない(笑) 上田美和さんの画力は抜群で、ストーリーもテンポが良く、物語にぐんぐん引き込まれるので、どんどん読み進められてしまいます。スーパー・ポップなラブ・ハリケーンが巻き起こる!! 大ヒットラブコメディを是非♪
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    投稿日:2010年09月03日
  • 桜賀めい先生のとっっても可愛い☆大人気シリーズが到着です! 弊社でも大変人気のある桜賀めい先生。ちょっぴりツリ目の可愛い絵柄が私好みであります☆ こちらのシリーズは、おバカで天然の不良ぶってるイイコちゃんというありそうでなかった新しいタイプの受ちゃんが主人公。この受がもう…めっっちゃくちゃ可愛いんです…!!!!(*´∇`*) 泣き顔が…ったまらん…っ!!!!!!! おバカで天然ボケな性格が本当に可愛くってツボです>< 興奮しすぎて鼻血が出そうになりますよ!!!( ̄TT ̄) ネタバレすると攻は生徒会長なんですが、これがまた腹黒でして…w 受が可愛すぎるので苛めたくなる攻の気持ちが痛いほどわかります!! 馬鹿なコほど可愛いとはまさにこのことなんですね~ (*^-^*) 生徒会メンバーや不良仲間、受の兄'sなど、たくさんの魅力溢れるキャラが満載でとても楽しめます! 続編『悪いコでもイイ?』も同時リリースですので、是非こちらも合わせてご覧になってください!! 大・満・足&大・興・奮、間違いナッシングです! やっぱ高校生っていいわ~+(0゚・∀・)ビバ!学ラン!!\(≧∇≦)/ 皆さんもこの可愛さに悶えてください!!
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    投稿日:2010年09月03日
  • 掲載作品はすべてポイントアップなど絶賛特集中のビッグコミック・スピリッツ。数ある名作の中でも今回はこの『月下の棋士』をオススメします。将棋という地味なテーマながら人気を博し、テレビドラマ化もされてしまった本作、やはり見事なエンターテイメント。将棋のルールを知らなくても十分に楽しめる作品です。
    著者が『哭きの竜』の能條純一ということで、お得意の勝負哲学盛りだくさんの骨太ストーリー。話ももちろん素晴らしく面白いのですが、この漫画のもう一つの魅力は、主人公・氷室将介の前に立ちはだかる個性的すぎる登場人物たち。これにはモデルとなった実際の棋士がいるのですが、それぞれ独自の考え方や勝負哲学を持っていてカッコいいんですよ。中でもやっぱり将介とその宿命のライバル、滝川のキャラクター対比は見事すぎて、二人の勝負の行方がどうしても気になってしまう。全32巻の長編ですが、一気読み必至の面白さです。将棋のルールを知っている人も知らない人も、このちょっと特殊な「将棋エンターテイメント」を是非楽しんでください!(2010/9/3)
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    投稿日:2010年09月03日
  • 「食べるの大好き!」な私は料理マンガを読んで、美味しいものに思いを馳せのが好きなのですが、そんな料理マンガの中で今回は女板長が主人公のこの作品を紹介させていただきます。 先の板長が亡くなった料亭・藤乃家に、新しくやってきた板長はなんと清水虹子という女性だった……! という感じで物語が始まるのですが、マンガやドラマならばここで登場するのは美人や可愛い女性なのがお約束かと思います、ところがこの主人公・虹子はどうにも美人には見えない。。。果たしてこれで話が盛り上がるのだろうか……と思ったのですが、そこにはちゃんと理由があったのでした。『眼鏡を外したら実は……』というベタなものではありますが、わざわざ美人なことを隠しているところが良いです。そしてバリバリ板場で腕を奮う虹子はカッコいい! さてさて料理マンガといえばもちろん料理ですよね! 料亭・藤乃家を中心にジーンとくる人情話が展開され、それと共に登場してくる料理はどれも美味しそうです。 おもてなしの心に溢れ、繊細に美しく盛り付けれた料理たち……あぁ私も藤乃家に食べに行きたい……。と今日も美味しいものに思いを馳せるのでありました(笑)
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    投稿日:2010年09月03日
  • 惣領冬実サンの作品は、絵が素晴らしく綺麗で、ストーリーや伏線の張り方等がしっかりしていて面白いです。
    それだけでもスゴイのですが、結構前の作品でも絵やストーリーに全く古さを感じないのは流石!の一言です。
    惣領冬実サンの名作『MARS』もオススメなのですが、今回は『MARS』より前に書かれた作品をオススメしたいと思います。

    この作品は本編『彼女がカフェにいる』の番外編で、主人公みちるの縁者や脇役達にスポットを当てた、全6話からなる短編集です。
    みちるの祖父母の馴れ初めから、亮平のGF陽子、みちるの友達で「恋愛は弱肉強食」主義の花耶子、次世代の女の子のお話まであり、どのお話もとても面白かったです。
    本編『彼女がカフェにいる』もそうでしたが、短編集の方も相変わらずほのぼのしており、ハッピーエンドで安心して読めました。
    番外編なので、本編を読んでいれば楽しさ倍増!ですが、話の筋は本編を読んでいない人でも楽しめる作品になっています。
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    投稿日:2010年09月03日
  • ナイスバディーの霊能力者・美神令子は、凄腕の除霊師。今日もアコギに稼ぎます!! 
    アクションあり、笑いあり、涙ありの大長編。エンターテインメントはこうあるべきというお手本のような作品です!
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    投稿日:2010年08月31日
  • 謎の少女・眼球抉子(がんきゅうえぐりこ)と闇の集団「蟲」の戦いを描く学園ファンタジー。気鋭の作家・日日日(あきら)の紡ぐストーリー、世界観に圧倒されます!
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    投稿日:2010年08月31日
  • ギャグを装いながらも、関ヶ原から幕末黎明期までを骨太に史実に沿って描いた歴史マンガがこの『風雲児たち』。当初は、幕末に絞って描く予定だったらしく、出だしでは幕末の英雄が列挙されています。そして、場面は関ヶ原に移り、毛利(長州)、長宗我部(土佐)、島津(薩摩)がいかに徳川幕府に対して、長らくの怨念を積もらせることになったかを克明に描き出します。これが、幕末の動乱へとつながる布石なのです。ところが、この導火線の場面であるはずの関ヶ原の戦いそのものが面白いのです。武将たちの心理と行動にリアリティを感じてしまうのです。もはや、この作品が幕末にこだわることなく、江戸開府から滅亡するまでの“風雲児たち”が登場し、大河作品となることはここで決したようなものでしょう。幕末を読み解くためにも、おすすめの大作なのです。 (2010/8/15)
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    投稿日:2010年08月31日
  • これは、ゲゲゲの水木先生が貸本時代に描いた作品集ですが、時代に淘汰されない質の高さに改めて驚きました。物語には『ゲゲゲの鬼太郎』でお馴染み「ねずみ男」が「根津見さん」として登場します。この根津見さんや忍者たちのキャラクターを動かして、水木先生は幸福論を語ります。一見するとユルい展開ととぼけたセリフのなかに、突然真理が顔を現して読者をハッとさせる、という水木先生ならではの作品です。マンガ草創期の作品らしく、3段組で画一的なコマ割りですが、逆にこれがiPhoneで読むときにちょうど良い構成なのです。しかし、水木先生も貸本用に描いた作品が、iPhoneで読まれるなんて当時は想像してなかったでしょうね。(2010/8/15)
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    投稿日:2010年08月31日
  • 観光ガイドっぽい作りか?などと思ったら、これがかなり読ませてくれる、若者の成長物語でした。就職に失敗した主人公・我如古(がねこ)六郎が母の勧めで沖縄旅行に行き、ひょんなことから地元の弱小新聞社で働くことになるというストーリー。この六郎が少しずつ成長していくきっかけになるのが、沖縄の文化や歴史、住民の気質。文化部の一員として自分で取材し、考えることで、自分の中の何かが変わり、沖縄の本質も見えてくるという筋立てが絶妙です。基地の問題や、離婚率の高さ、仕事の少なさなどに首をつっこんでも、これが沖縄だ、引っ込んでろと言われることも度々。それに対処する六郎の立ち位置も考え抜かれています。また、取り上げる風習も、キジムナーが住むガジュマルに対する地元民の想いだとか、一見ゴミのように見えるけれど魔よけの”さん”だとか、女性の手に入れる”ハジチ”という刺青の意味など、沖縄に精通していないとわからないことばかり。沖縄について知る意味でも、単なるガイド本より、よっぽどこの漫画のほうがためになるんじゃないでしょうか。
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    投稿日:2010年08月27日
  • え~、死神交換イタシマス~、ってちり紙交換のダジャレかよっ、とまずはタイトルでジャブを一発。そしてオチで強烈なストレートがくるかと思いきや、最後までクリンチされて終わるという、そんな短編集。62時間寝ていない漫画家の白昼夢を楽屋落ち風に描いた表題作をはじめ、ナンセンス作品が8連発続きます。エロありSFありと攻め手はさまざま。パワーはなくても小技を効かせたギャグと精緻な絵柄が誘ってくれるのは、ちょっと奇妙で小粋なな小咄。中でも連作となっている「西武沿線異常なし」(このタイトルも秀逸!)のスカし方は極め付けです。内戦状態になった日本を描く作品ですが、出てくるメインキャラはまるで仕事に出かけるように前線に赴くサラリーマンに、育児ノイローゼを兵士を撃つことで解消する主婦といったどこかズレた人たち。指が飛んだり死体がころがったりと戦場のはずが、そんな彼らの行動の範囲は日常の延長に限られてしまうという、この不条理感がたまらない。この手の作品は、予定調和的な結末を求めずに、その世界観にハマった方が勝ち、ですね。
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    投稿日:2010年08月27日
  • BL好きならば恐らく知らない方はいないでしょう。BL界のカリスマ・山田ユギさんの作品がついに登場です!! 狂喜乱舞v(≧∇≦)v 私が山田ユギさんの作品と出会ったのは10年程前でしたか…一気にハマり、当時発売されていた数少ない山田ユギ作品を買い漁った記憶があります。山田ユギさんはまさに私のBL人生において外せない方です。なんたってハズレがない!! それってすごいことだと思います。彼女がカリスマと呼ばれる所以ですかね。山田ユギさんといえば、毎回タイトルのつけ方が独特ということでもお馴染みですね(笑) どの作品もストーリーがしっかりしていて、リアルで生活感のある個性的なキャラがすごく良いんですよね~。こちらの『太陽の下で笑え。』はまだ「山田靫」名義の頃に発売された初期の作品ですが、その中でも傑作です! 高校時代から仲の良い3人、それから10年が経ち、それぞれの道を歩んでいく――25歳、夢を追いかけるには微妙な年齢の主人公が自堕落した生活から、かつての高校時代の夢・プロボクサーの世界へと一歩踏み出すという物語。人情あふれるとてもいい話なんです。ボクシングは8年ブランクがあるので漫画みたいにそう旨くはいかないけど、そこも現実味があってすごくいい。なんだか勇気が貰える作品。そして、主人公に10年前から片思いしていた親友の突然のキスをきっかけに変化していく二人の関係…。友情から恋に発展していく幼馴染もので、BLとしても萌えどころをしっかり押さえた一粒で2度美味しい作品です! 10年程前に初めて読んだのですが、今改めて読むとまた感じ方が違いますね。年齢のせいでしょうか…。青春時代から10年が経ち、大人になりきれないでいる微妙な年齢の彼らの、仕事や夢に対する想いに共感できて、ちょっぴり泣けます。そして陰でずっと見守り、支えてくれていた友達…。人の優しさに触れ、心が温かくなる作品です。BL好きでない方や男性にもぜひ読んでいただきたい!
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    投稿日:2010年08月27日
  • 2週間で、必ずあなたをキレイにしてみせます! 恋にも仕事にも挫折したキャリアウーマンの肌を蘇らせる化粧水&美容液の癒しの力とは……? これ、すごく勉強になります!!∩(´∀`)∩ 漫画というよりは実用書に近いかも? 毎回ケーススタディ形式で化粧品について、とてもわかりやすく説明してくれて、「へ~!なるほど~!そうなんだ~~!」の連続!!o(*'o'*)o これは是非自分でも実践してみようかなと思えます。ストーリー性もあるので、楽しみながら学べるコスメの参考書ですね。数々のエピソードの中で、悩める子羊たちが“コスメの魔法使い”高樹礼子の元を訪れ、2週間で見た目も、そして内面も自分らしくキレイになって、ハッピーを手に入れるという物語が、楽しく実用的に描かれています。私も是非彼女のお目にかかりたい(笑) あなたを“キレイ”に導くコスメコミック! 目からウロコの美容テクニックが満載で、キレイのパワーが貰えます! 全16巻+続編全6巻と、読み応えもたっぷり! 仕事をしている女性や子育てに奮闘している女性に特にオススメしたいです。永遠の美のバイブルを、あなたも是非一度ご覧ください!!
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    投稿日:2010年08月27日
  • 韓国の一級文化人による「日本論」としてロングセラーになった、話題の書です。著者は1989年、盧泰愚大統領のもとで初代文化相を務めた文芸評論家の李御寧(イー・オリョン)。1981年から1982年まで、東京大学比較文学比較文化研究室客員研究員として日本で研究活動を行っており、日本語で執筆された本書が最初に出版されたのも82年です。テーマは一言で言えば、「日本人はなぜ〈小さなもの〉が好きなのか」につきます。一寸法師、桃太郎、牛若丸など日本の昔話には「小さな巨人」たちがたくさん登場しますが、韓国にはそうした例はなく、「拡大」をあらわす言葉はあっても「縮小」を表現する言葉はないそうです。そのほか、俳句、生け花、盆栽などの日本文化から戦後日本の経済復興、高度成長をリードした「トランジスタ」まで、社会や経済活動の様々な分野で「小さきこと」が重要なキーワードとなっていることを例証していきます。欧米と見比べることに終始してきた日本の比較文化論に馴れきった私たち日本人の間に、韓国文化との比較という視点から展開される李御寧の日本論が目からウロコともいうべき、新鮮な印象をもたらしたのは当然だったかもしれません。一つだけ、石川啄木の短歌の解釈を紹介しておきましょう。有名な「東海の小島の磯の白砂にわれ泣きぬれて蟹とたはむる」という歌です。李御寧はこう指摘しています。〈無限大の「東海」が「の」によって「小島」に縮まってくる。「小島」はまた「磯」に、「磯」はさらに「白砂」にぐんぐん縮まり、しまいには一点にすぎない「蟹」の甲羅にまで凝縮されてしまうのです。それがまた「われ泣きぬれて……」ですから、あの広い東海は結局、涙一滴になってしまったのです。啄木の歌はただたんに短い詩ではなく、東海からはじまる広い世界を凝縮したものであり、世界を縮めようとする、その意識の志向が直接言語に現れた形が、三度も「の」を繰り返したあの日本独特の構文法なのです〉ここでは「の」はたんなる所有格をあらわす助詞ではなくて、なにかを収縮しようと意識の動きをあらわす助詞としてしようされていますが、韓国語にはこのような用法はなく、したがって歌として翻訳することは不可能だという。韓国文化というフィルターをとおして日本を、そして日本文化を見直した名著です。(2010/8/27)
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    投稿日:2010年08月27日