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  • 久々に素敵な作品に出会ったという感じです。先生と生徒の恋愛モノは沢山あるけど、ぜひ読んでみてください。読んでみて損はナシ!って作品だと思います。

    ただHなだけではなく、先生の愛情や覚悟の深さ、蜜香の一途さにのめり込んで読んでしまいました。
    恋をした蜜香は全て先生が中心で、先生はそんな蜜香を心配しながら、気持ちを受け止めたり、時には先生の気持ちの方が大きくなってしまって戸惑ったり…。
    先生と生徒という壁に悩みながらそれでも二人で乗り越えていくのは愛が成せる技なのでしょうね。
    加賀先生と蜜香がお互いだんだんと惹かれていく様子、気持ちが丁寧に描かれていて、話の中に入り込めます。
    徐々に見えてくる先生の優しさ、大人さ、カッコ良さ、彼女を包みこむ大きさ、それに、お互いに惹かれ合う二人の愛に羨ましさがつのりました。
    蜜香が先生との出会いによって本当の愛を知り、強く綺麗になっていくのは同じ女性として羨ましく思いました。
    こんなにも真剣に一人の人を想い、その人と共に歩んでいけるのはとても幸せな事ですよね。

    ストーリー、画的にも文句ナシです。エロだけに走らずしっかり作りこんであるので好感が持てます。
    ティーンズだけじゃなく、大人の女性でも純愛にキュンとでき、ストーリーもしっかりしているのでオススメです!
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    投稿日:2010年04月09日
  • 筆者は清水徳川家の老臣・村尾嘉陵。江戸城に近い九段に居をかまえ、文化4年(1807年)から天保5年(1835年)にかけて江戸近郊を歩き回って書き残した記録をまとめたのが本書「江戸近郊道しるべ」。西郷隆盛(1828年生)、福沢諭吉(1835年生)、岩崎弥太郎(1935年)らが生まれた19世紀前半の江戸の近郊風景がリアルに描かれていて興味がつきません。江戸城を中心に東西南北、方向別に編集されているのですが、大学を卒業するまで目白近辺で暮らした私はとくにその西郊の章には落合(新宿区上・中・下落合)、恵古田村(中野区江古田)など馴染みの地名が数多く出てきて一気に読みました。一節にこうあります。「椎名町(豊島区南長崎)の入口一豪家あり、慶徳屋と名づく、この地に久しきもの也とて、穀物をあきなふ、この外椎名町商人の家に貧しきはみへず・・・・・・」このあたり、時代小説に出てくることも少なく、はずれもはずれと思っていたのですが、意外にも立派な商家があった様子、目からウロコの思いでした。そんな驚きや感動が随所にあります。本書を入れたiPhone(iPodtouch)を手に東京をめぐる歴史探訪――ゴールデンウィークの街歩きはいかがでしょうか。(2010/4/9)
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    投稿日:2010年04月09日
  • 1782年12月、伊勢・白子の浦から江戸に向かった神昌丸が嵐にあって、8か月後、アリューシャン列島に漂着した。船が大破し、日本へ帰る手段を失って漂流民となった船長・大黒屋光太夫以下16名の船員たちはロシアの過酷な環境の中で一人、二人と命を落としていくが、生き残った光太夫は10年の年月を経て、日本への帰還を果たす。井上靖は、光太夫が、異国の言葉を覚え、倒れていった部下たちを異国の地に葬り、日本への帰還を諦めロシアに留まった仲間に別れを告げ、ペテルブルグで女帝エカチェリーナ二世に謁見して、ついに日本へ帰還するまでの苦難の10年を壮大な物語として組み上げた。巻末371ページにその足跡を記した18世紀のロシア地図が掲載されています。アリューシャン列島からカムチャッカ半島、シベリア、イルクーツク、モスクワを経て、当時の首都・ペテルブルグに至る道のりが太く黒い線で示されています。ユーラシア大陸を東の端から西端の少し手前までの、想像を絶する道程です。200年以上も前に奇跡の体験を経て鎖国のただ中にあった祖国に帰還した日本人を描いた長編記録文学の金字塔です。(2010/4/9)
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    投稿日:2010年04月09日
  • 登場人物のモデルは政治家。小泉ジュンイチローが、外交手段として身体を張って麻雀を打ち、各国首脳と闘牌を繰り広げるというのがこの作品の基本のストーリーです。しかしこの作品、そんじょそこらの荒唐無稽な麻雀漫画とは訳が違う。そこには手作りの妙だとか意外なアガリとかの麻雀的要素はまるでなし。勝つときは役マンでどーんとアガり、役の名前も国士無双=ライジング・サンになってしまう。うーん、これがウケてしまうというのは、モデルの小泉サンに近年まれな存在感があって、みんな覚えているからでしょう。小泉サンのほか、いつも監禁されている情け無いタイゾー、バンカラな麻生外務大臣など何人かの政治家が登場していますが、みなさん”らしく”て、まったく違和感なし。小泉政権とは”小泉劇場”と揶揄された通り、キャラの宝庫だったのですよ。ほか敵方にもブッシュ親子、北の金将軍、元KGB長官プーチン、鉄の女サッチャーなどなど、強烈なキャラが勢ぞろい。何も麻雀でなくてもという声もありますがそれは置いといて、私はこの突き抜けた痛快さに、”感動した”です。
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    投稿日:2010年04月09日
  • 先日、スポーツ紙の記事で、新日本プロレスの中邑真輔選手がPCに”ジョー”をダウンロードして持っているということを知りました。もしかしてイーブックで?だったらうれしいなあ、などと思いつつ、これはよく考えると凄いことだと思いませんか。だって彼はまだ30歳そこそこですよ。この作品の連載がスタートしたのは40年も前です。連載時に生まれてもいなかった世代に、時代を超えて影響を与えているということですから。中邑選手はどうも相当なファンのようで、年頭のインタビューでも、ジョーにちなんだ発言をしています。東京ドームで対戦する高山善廣を指して「ジョーにとっての力石のような存在」と。要は自分が超えなければいけない存在、ということを伝えたかったようです。こんな発言をするとは、相当はまっているとみました。原作者の方と新日本は関係も深いので、何ならノーガード戦法とか肘打ちとか試合でやってくれると面白いのになどと思ったり。すいません、ジョーの話のつもりがプロレスに興味ない人はまったくわからない話になってしまいました。
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    投稿日:2010年04月09日
  • 少女漫画もスタートはやはりマンガの神様・手塚治虫でした。それまでにも「サザエさん」などのコマ漫画はありましたが、本格的なストーリー漫画のスタイルは、手塚治虫が「リボンの騎士」で持ち込んだのがはじまりでした。女性の心を持ちながら、男装をし、自ら剣を持ち、運命に立ち向かうヒロイン・サファイヤは、少女漫画に文字通り革命をもたらしました。オスカルも岡ひろみも、セーラームーンもウテナも、運命と戦う少女たちは皆、サファイヤの末裔なのかもしれません。
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    投稿日:2010年04月09日
  • 一度読み出したら止まらない! これぞ漫画の醍醐味、続きが気になって夜も眠れなくなる作品です。主人公のひかると恋人の新堂の間に割り込んでくる奈津子。奈津子はいわゆる悪女で、読んでいると本当に腹だたしいのですが、奈津子のキャラクターが物語の吸引力になっていることは間違いありません。そのあっぱれな悪女っぷりはお見事。ひかるは奈津子によって人生をメチャクチャにされてしまいますが、その後自分の足で立ち上がり、人生を取り戻して行きます。受付嬢から玉の輿という人生のコースからはずれてしまったひかるが、たくましく成長する姿に、少女漫画の戦うヒロインを見ました。
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    投稿日:2010年04月09日
  • 医者を主役にしたマンガと言えば『ブラックジャック』や『スーパードクターK』等いろいろありますが、その多くは主人公が“外科医”。神業のようなメスさばきや命を前にした人間ドラマは読む人の胸を熱くします。しかし! 医者は外科医ばかりじゃないわけで。そこでこちらの作品をば。泌尿器科医…興味はあれどもなかなかその内実は知れないもの。そもそも罹った人もあんまり口外しないですからね。このあたりの着眼点は、さすが「コンプレックスマンガ」を描かせたら天下一品の高倉あつこ。泌尿器科医を訪れる人々や医師の気苦労には、胸は熱くなりませんが何だか股間が熱くなります。いろいろな意味で読んでおいて損はない?マンガですよ。
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    投稿日:2010年04月06日
  • 映画公開中ということでこちらを。作者の浅野いにおは“ゼロ年代最重要マンガ家!”みたいなアオリと共にオシャレ・サブカル雑誌で特集されてるのをよく見かけます。作品内容も実際オシャレで、小田急線(というか下北沢)とか吉祥寺といった若者が好きな街を舞台に、最近の若者の抱いている虚無感や、その虚無感から抜け出すために足掻くさまを繊細な筆致で描いていく…というようなもの。ある意味ステレオタイプっちゃステレオタイプなんですが、それでも読ませてしまうというのはオシャレとかそんなのは関係なく、単純に物語として面白いから。自分が自分であるためにはどうしたらいいのか、自分は何をしたいのか、主人公の種田と芽依子を見ていると、そんなことをついつい考えてしまいます。蛇足ですが映画の宮崎あおいは芽依子を演じるにはかわいすぎてちょっと違うような気がします。
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    投稿日:2010年04月06日
  • パニックものマニアのみなさま、お待たせいたしました。新たな名作が入荷しています。
    以前、自衛隊と20億の鼠軍団の戦いを描いた『滅びの笛』をご紹介しましたが、今度の相手は巨大昆虫です。対テロ特殊部隊と昆虫とどのような戦いが繰り広げられるのか必見です! ところで、暖かい地域ほど虫が大きくなると聞いたことがあるのですが、 実際どうなのでしょうか。ご存知の方がいたら教えてください。
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    投稿日:2010年04月06日
  • 「金とは何か!?」「どうして自分は生まれてきたのか!?」と自らに問いながらも、金を得るために悪行を続ける“銭ゲバ”こと蒲郡風太郎の物語。
    人間の善悪や幸福の意味を問う傑作です。描かれたのは今から40年前で、若い方にはあまり知られていない作品だろうと思います。このような名作がイーブックジャパンにはたくさんありますので、スタッフのおすすめをぜひ漫画選びのご参考にどうぞ!
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    投稿日:2010年04月06日
  • 競馬が他のギャンブルと違うのは横の広がりと奥の深さがあるということ。競走馬が出走するまでには牧場があり育成場があり、厩舎、騎手、馬主と多くの人が関わる。そして、3頭の始祖からなる血統の歴史。この側面があるために、少年誌で漫画の題材となることが可能になるわけです。競馬を知らずともノンフィクション風の人間ドラマと捉えることができるわけですね。本作品は「風のシルフィード」の続編ですが、主役の位置づけが逆転していて、シルフィードの末裔は、主役・マルスのライバルに。シルフィードに乗っていた谷健はマルス陣営の調教師になっています。現実にありそう。卑劣な調教師や、ワケありの騎手、案外いるかも。双子の馬に、種牡馬入り後に復活、いやいやこれはない。などと知識が入るとぶつぶつ言ってしまいますが、こんなに様々な思惑が入り乱れるギャンブルもそうそうないでしょう。物言わぬ馬も意思があるかのように描かれて、感情移入もできる。現実にマルスがいたら単勝に突っ込みますよ…って、あ、高松宮杯で2万円負けた…。
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    投稿日:2010年04月02日
  • 私が定期的にこの作品を読み始めてもう10年以上経ちますが、この手のオカルトっぽい作品が長く続くというのは、ほんとに珍しいのではないでしょうか。それは、恐怖報告という副題がついているにもかかわらず、怖がらせることに重点を置いていないからなのではと思います。著者である山本まゆりと友人で霊能力者の寺尾玲子が出会った奇妙な現象や、玲子の元に寄せられる心霊相談を受けての話を漫画化した構成。山本まゆりは他雑誌で霊能力者もののオリジナルを執筆していますが、本作では実録ということもあり、エンタメ要素を極力排除して怪異の核心を突くように描いています。で、読後に感じるのは、世の中不思議なことがあるもんだな、ということと、こういうことをするとこんな良くないことが起こるんだ、ということ。怪談落語や昔話にも通じる訓話めいた味わいがいいのですね。もちろん、魔を祓うという部分でのカタルシスもたっぷり。ひょっとしたら漫画にできないような失敗も…、なんて思わせない玲子のスーパーウーマンぷりがカッコいいです。
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    投稿日:2010年04月02日
  • 東海林さだおさんが食べることへの徹底的な執着心、率直の塊のような好奇心を発揮しまくってものにしたエッセイです。抱腹絶倒、です。もともとは「ビールから熱かんへ」の季節に書き始めたものなので、本の冒頭からではなく、「味付け海苔の陰謀」の章から読み始めるのがオススメです。大連休を間近に控えたこの季節にふさわしいテーマというだけでなく、知っておいて損のない、いや知っておかないと大変なことになりかねない「和風旅館の陰謀」をたった一袋、朝食の膳の後ろのほうに控えめに置いてある味付け海苔から解き明かしていくのです。東海林流の観察と分析・推理が冴えわたります。さらに文章を補ってあまりある、一こまマンガが3点も入っています。高級料亭が客の食べ残した刺身を他の客に出していて社会問題化したことがありましたが、わが東海林さだおはもう何年も前に味付け海苔をめぐる和風旅館の陰謀を見抜いて、それに対してどう対処するかを大まじめに考え、悩んでいたことがわかります(まさか、と思う人はぜひご一読を)。もうひとつ、人間ドックから解放された直後に何を食べるべきかを思い描いて町に出た東海林さんが胃にドシンとくるものを求めて辿りついた「ドックあがりのトンカツ」が秀逸です。本当にうまそうなトンカツ、生ビールでした。(2010/4/2)
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    投稿日:2010年04月02日
  • 様々な職業を転々としながら小説を書き続け、芥川賞候補(1967年、「マイ・カアニヴァル」)、直木賞候補(1969年、「花を掲げて」)となったものの受賞を逃した勝目梓が娯楽小説に転じて出版した5冊目の単行本が本書「獣たちの熱い眠り」で、1978年の大ベストセラーとなった、記念碑的作品です。その後、中間小説雑誌を中心にバイオレンス官能小説を量産していくことになるのですが、その支えとなったのは若い頃からの同人誌活動で培ってきた文章の巧みさ。書き出しにその巧みさが表れています。〈どれくらい眠っていたのか――。服を脱がされる気配で三村は目を覚ました。〉巧妙に仕掛けられた罠によってスキャンダルに巻き込まれ選手生命を失ってしまったトッププロテニスプレーヤー三村浩司が謎を解き明かし復讐を遂げるまでを描くエロス&バイオレンス・ストーリー。男と女の欲望、性愛をときに激しくときに妖しく描く技巧がなにより本書の特徴ですが、じつはそれ以上に魅力的なのは罠を仕掛けた側の裏の顔が明かされていく社会派的な展開力で、それがバイオレンス小説としての迫力を感じさせます。勝目梓は2006年に私小説ともいえる「小説家」、2007年に「老醜の記」を相次いで出版し、純文学を諦めて通俗小説へと転じて今日に至った内面を明らかにして注目を集めていますが、そうした作家としての葛藤の中から生まれた作品でもあり、その意味でも勝目梓の代表作としてお薦めしたい小説です。(2010/4/2)
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    投稿日:2010年04月02日
  • 子供の頃、クラス中でホラー漫画が流行していました。私ももちろん、怖がりながら愛読していました。大人になるにつれ、ホラー漫画そのものをあまり読まなくなってしまいましたが、伊藤潤二だけは今も新刊を楽しみにしています。端正な美男美女が登場し、とっつきやすい絵柄なのですが、「その突飛な設定は一体何!?」という発想力は、ホラーに興味が無い人も虜にする引力があります。代表作「富江」もオススメですが、ホラーな子供を描いた「双一の楽しい日記」シリーズは、怪奇な雰囲気を作りながら、ギャグも描くことに成功していて、より一層独特の空気感が楽しめてオススメです!
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    投稿日:2010年04月02日
  • 軽く読み始めてみたところ、衝撃を受けた作品です。たった1冊の作品なのに、大長編作品を読んだかのような読後感です。それだけ、内容が濃いです。レディース誌で連載された異色のボーイズラブ作品、恋愛の深み、とでも言いましょうか、恋愛関係における人間の業みたいなものが、痛々しいほどよく描かれています。少女漫画には珍しいことですが、この作品では、主人公のサラリーマン・恭一の性格上の欠点がかなり丁寧に描かれています。そうすることによって、今ヶ瀬の「貴方の欠点も含めて愛する」という言葉がよりリアリティを持って心に残りました。
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    投稿日:2010年04月02日
  • 極道ギャグにハマリました。

    昼間は下着会社の冴えないサラリーマンで上司にこきつかわれ、夜は国内1・2を争うほどの大組織を束ねるヤクザの親分でめちゃくちゃ強い。
    2つの顔を持つ主人公が繰り広げるストーリーは展開が早く、面白いです。
    本心はヤクザなんてしたくない。しかし、浮き世のしがらみがそれを許さず、逆にヤクザ社会でなぜかうまくいき、ヤクザを束ねる能力が開花していく主人公に笑えます。
    主人公は最終的には、ヤクザ人間になるのか? 平凡な社会人になれるのか?

    話の展開に飽きを感じない意外性ある作品で、一度読むと最後まで読みたくなると思います!
    何よりキャラクターが皆個性的で、主役と同じくらい脇役たちに愛情さえ感じてしまいます。
    エピソードが短く区切られているので読みやすく、恋あり、闘いあり、人情あり、笑いありで、男女問わず後を引く面白さはオススメです!
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    投稿日:2010年04月02日
  • 春のセンバツまっさかり。そして、プロ野球も開幕。今年も野球のシーズンが始まりました。野球関連の漫画で
    おすすめなのが、この『鉄腕ガール』。終戦後の混乱の中、強く生きるひとりの女性・加納トメの生涯が描かれ
    ています。作者は高橋ツトムさん。この人の描くキャラクターは、ほんとにカッコイイです。デビュー作、『地雷震』も大人気発売中です。
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    投稿日:2010年03月30日
  • 伝説のギャグマンガ『まことちゃん』がついに発売です。それにちなんで、ちびっ子モノをひとつご紹介します。『よいこの星!』は小学校が舞台。この作品は、かわいらしい絵とはうらはらな、衝撃のサスペンス・ドラマです。小学生たちが繰り広げる、大人顔負けの壮絶な駆け引き。感情のゆらぎや変化、いじめが生まれる瞬間など、実に生々しく描かれています。作者の人間観察力が光る作品です。
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    投稿日:2010年03月30日
  • “よるきしものがたり”ではなく“ナイトナイトストーリー”と読みます。このセンスにまず脱帽ですね。女に恨まれて殺されたホストの父とは違う生き方をするため、「女性を幸せにしてやろう」と自らもホストになった主人公・心。誠心誠意で女性を幸せにし、店のNo.1を守っていたが、そこに心とは真逆の考え方(つまり、「女は喰い物」という考え)を持ったホスト・流華が現れ、激しい売上の戦いが…というのが物語の基本線。「父と違う生き方」のために同じホストを選ぶのかが個人的にはなんでだよって感じです。それにしてもホントに別世界ですね。1本2500万円の酒って僕の給料何年分ですか? こういう世界に全く興味のない僕にとっては正直全員「アホか」としか思えません。いや、フィクションの物語として読めば面白いんですけど。現実でも夜な夜なこういうことが起きてる(らしい)わけですからね。すごいすごい。この話がどれくらいリアリティを持っているのか、詳しい人に聞いてみたいです。
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    投稿日:2010年03月30日
  • 思えば僕が最初にリビドーを感じたのは清酒「黄桜」のCMに出ている小島功の“カッパ”だったような気が。素っ裸のカッパの絵に、なんだかドキドキしていたもんです。そういう意味では深層心理に深く食い込んでいる小島功。この『ヒゲとボイン』は連載30年を超える超・長寿連載。毎度毎度変わらない、サラリーマンやOLのちょっとした艶っぽい“イタズラ”とそれに対する“オチ”。これはもはや職人芸ですね。特に何が面白い、何が凄い、ってわけではありませんが、たま~に読んでクスっとする作品。のんびり読むのはいかがでしょうか?
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    投稿日:2010年03月30日
  • 『蝉しぐれ』などの長編もいいが、藤沢周平の時代短編には長編とはまた違う味わいがあって、読む者を引きずり込んでしまう力があります。江戸時代を舞台にしてはいますが、そこで描かれる人間の営みはそのまま現代の私たちをとりまく人間模様に通底しています。表題作「雪明かり」では、密かに想ってきた義妹のために、武士が全てのしがらみから跳んで家との絶縁、許婚者との破約を決意するまでの葛藤がテンポのいい文体で描かれています。また「恐喝」では、たった一度の恩義を受けた娘が博打の借金のかたとして売り飛ばされようとするところを命がけで逃がしてやるやくざな男が胸を揺さぶります。一度は捨てた娘を救うために人を斬り、喜んで縄を受ける父が描かれる「入墨」。かけがえのない女のために命を投げ出す男たち、そしてその思いを受けとめる女たちの心情。一人静かに読みたい大人のための物語です。(2010/3/26)
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    投稿日:2010年03月26日
  • 携帯電話を常用し始めて何年になるか。とにかく電話番号を記憶することがなくなった。かつては数件の番号は覚えていて、手帳などをみることなくかけることができました。ところが、今はケータイの便利さが暗記を必要のないものにしてしまい、まったく電話番号を覚えない――と思っていたのですが、はたして必要がないから覚えないのか?もしかしたら、覚えられないのではないか・・・・・・。そんな思いから、本書「もの忘れ外来」を開きました。京都大学付属病院で外来診察・治療に携わった医師たちが執筆した新書で、「痴呆」や「アルツハイマー」について素人にもわかりやすく解説されています。その中で診察のごく初期に使われる簡易テストが紹介されています。たとえば、「言われた3つの数字を逆からいう」とか「3つの言葉(植物・動物・乗り物)を示されて、数分後にそれらの名前をいう」というような具合です。9項目のテスト内容が並んでいますが、文字で見ている限りでは問題なくできそうですが、口頭試問で試されたらどうか、ちょっと難しいかなと思うものもあります。「老人ボケ」についての俗説や誤った情報に踊らされないためにも、一度目を通しておいて損はない一冊です。(2010/3/26)
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    投稿日:2010年03月26日
  • なんとか、格好がつくくらいならテニスはできます。しかし体力の続く限りガンガン打ち込むだけなので、相手に「テニスをしてない」と言われる始末…。で、そんなときに思い出すのがこの作品。一応テニス漫画ですが、作者自ら「あの漫画はテニスなどいやっていない」といっている、そのまんまの内容です。生き別れた父と再会するため、勝ち続ける事を宿命づけられた主人公・狭間武偉。彼はルールも知らずにテニスを始め、インターハイ、そして4大大会で頂点を目指す。なんて書くのもばかばかしいほどで、実際にやっていることといえば、ダブルスを一人で戦ったり、ストリート・テニスなるもので日銭を稼いだり、あげく必殺技は相手の体を狙う技…。テニス漫画として読んではいけません。でも、テニスに格闘(熱血では無い)要素を取り入れて、笑いも涙も盛り込むなんて、凄いことだと思いません? 後の『逆境ナイン』や『無謀キャプテン』などより、テニスというスポーツを突き抜けているこちらのほうが全然いい。最近、作者のこの手の作品はないようなので、ライバル・赤十字の息子編とか描いてくれると、また燃えるんだけどなあ。
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    投稿日:2010年03月26日