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  • 2014年7月にドラマ化、10月には山下智久主演で実写映画化が決定している、超ハイテンションラブコメディです。成績優秀で学年首席の枢木ゆには「氷点下ガール」と呼ばれるほど無表情な女の子。でも彼女の周りには感情豊かな濃い人たちがどんどん集まってきます。彼女自身も思考はすごくぶっ飛んでいて、おもしろいです。時々シリアスなシーンもありますが基本的には不思議女子校生とその教師の秘密の恋愛事情。○○と天才は紙一重といいますが、まさにその通りだなぁと思わせる、くすっと笑える、楽しいラブストーリーを求めているときにオススメしたい作品です。
    • 参考になった 10
    投稿日:2014年09月26日
  • 匿名希望
    作家買い
    夏目イサク先生はほんと大好きなんだけど今回はなんだか作品のマンネリ化のようなものが…個性も薄いような個人的に萌える場面もありませんでした。ほんと大好きな作家さんなので期待しすぎたのかも。デビルズハニーの菅谷と吉野は相変わらずラブラブでショートストーリーもめちゃくちゃ萌えました!このカップル可愛すぎますー!大好き!表題作でもほぼ絡んでるしショートストーリーもなかなかページ数多いのでデビルズハニーカップルが好きな方は是非おすすめします^^
    • 参考になった 2
    投稿日:2014年09月25日
  • 匿名希望
    紙の本より安いが、別冊付録はなし
    紙書籍版よりも300円以上安く、置き場所も取らないというのは、電子書籍版ならでは。しかし、別冊付録の冊子までは電子化されていません。価格がもう少し高くなっても良いので、トランピンの魅力・別冊付録も電子化して欲しいです。
    • 参考になった 4
    投稿日:2014年09月24日
  • 匿名希望
    パワー落ちないわー
    ヒロシねたがこんなにおもしろいとは!
    教頭から乗り換えようかなーー
    • 参考になった 0
    投稿日:2014年09月23日
  • 匿名希望
    ネタバレあり
    日本最高峰のダーク・ファンタジー、しかし
    私見ですが日本最高峰のダーク・ファンタジーだと思っています。特にその世界観には圧倒されます。画力も超一流ですし、大人の鑑賞にも十分堪えうる傑作です。しかし、この作品も未完に終わる可能性が非常に高いです。新刊も1年に1巻くらいしか出ませんし、また結末が全く見えません。このままでは後、20年かかっても終わらないのではと思います。特にまぼろしのあの話(単行本未収録のグリフィスが神と対話する話)を読んだ後は、こんなもの相手にしてガッツが勝てるイメージが全くわかない上に、どう決着つけるのか全く予想もつきません。現段階では、ガッツがグリフィスに勝つのは不可能ですし、どうするんだこの話と作者に聞きたくなります。
    • 参考になった 9
    投稿日:2014年09月23日
  • 匿名希望
    ネタバレあり
    画力は日本一か世界一、ただ未完の可能性大
    画力は、日本一か、もしかしたら世界一くらいのレベルにあり一読する価値は十分にあります。しかし、話が途中から変な方向に流れており(天使と悪魔の登場あたりから)、大風呂敷を広げすぎてこれどうやって完結させるの、完結できるのと不安になります。第一連載開始から、20年以上も経っているのにこのペースでは話になりません(1年に1巻でるかどうか)。90%以上の確率で作者死亡により未完となると思っています。
    • 参考になった 9
    投稿日:2014年09月23日
  • 匿名希望
    ネタバレあり
    本能寺の変をどう描くか
    現在の評価は5ですが、本能寺の変をどう描くかによって評価が変わる可能性があります。特に作者がタイムスリップについてどれくらい深く考察しているかが問題です。ただおもしろいからなんとなくやったというような浅い考えでタイムスリップをやったとすれば、結末はひどいものになるでしょう。私の予想としては、本能寺の変で終わるのか、終わらないのかの二つに一つです。本能寺の変で終わるという結末も一応ありです。SF的な考えでいうならタイムトラベラーが過去で何をしても、その行動はすでに歴史に組み込まれており歴史は変えられないというパターンで筋も通っています。ただ、個人的にはこれはないんじゃないかと思います。それではあまりにも作風に合いませんし、第一サブローは本能寺の変で信長が討たれることを知っています。それなのに本能寺の変でサブローが死ぬのは変です。そのため、私は本能寺の変で終わらないと思っています。サブローは信長が天下をとると信じていますので、天下をとるまでやりきるのが筋です。また、SF的な考えでいうならいわゆるパラレルワールドものとすることで筋を通すこともできます。そして、サブローが天下を統一し、尾張幕府の征夷大将軍になって大団円となればまさしく傑作となることでしょう。ただ、作者がこう描くかどうかは不明ですし、他の結末になる可能性も十分ありますので、今後が楽しみな作品です。
    • 参考になった 0
    投稿日:2014年09月23日
  • “電子工作”好きの女子大生があんなものやこんなものを作って身の回りのアレコレを解決していくという超ニッチ設定なギャグマンガ。作中の工作も「ツイッターで全世界の“ぼっち”ツイートを検索して集計、世界地図上でその分布が見られる」ものや、ゴキブリが出現するとアラームが鳴る監視マシーン(駆除はしないので家の中にゴキブリがいることがわかりイヤな気分になるだけ)など役に立たないものばかり。しかしどの工作も“ワクワク感”には満ち溢れており、まるでド●えもんの道具のよう。しかもこれらは実際に作成も可能なわけですから。こういう作品を読むとド文系な人生を歩んできたことに少し後悔してしまいますね。
    • 参考になった 4
    投稿日:2014年09月23日
  • 匿名希望
    結構いいかも。
    この先のストーリー次第ですが、2巻終了時点でこの先期待が持てます。
    「星刻の竜騎士」に近い感じですが、超えてもらいたいですね。
    • 参考になった 2
    投稿日:2014年09月22日
  • 匿名希望
    ネタバレあり
    個人的には
    タイトルとあらすじに惹かれて購入しました。
    自分的には年上受けに年下攻めは好きで、キャラクターも世界観も好きなのですが、終盤があっさりしすぎなように感じました。
    1つ1つ丁寧に説明などもしてくれているので難しい事もなくさらっと読むことが出来ました。
    ただ、攻めの正体が分かった後、まあ緊急事態だったのですぐに今までの事とか詳しい説明が出来なかったのは分かりますが………全てがおさまって再開した時にえ?受けそれでいいの?許しちゃうの?と思ってしまいました。
    自分的にはかなり序盤から裏切られた形だったのに、けど好きです、信じてください。と言われただけではい、分かりました。って言うのは少し?でした。せめて攻めの視点で書かれているものがあればまだ攻めの気持ちが分かりやすかったです。
    再開してから何事もなかったように攻めと受けがいちゃいちゃするのはなんだかもやもやしました。事件に内容を置きすぎて攻めの感情は分かりにくく、受けが優しすぎると言えば聞こえはいいですが、いいように流されてる感じがして…。
    もやもやが残り多分また読みたいとは思わなかったので星1つにしました。

    • 参考になった 2
    投稿日:2014年09月22日
  • となりの高木さん
    二人だけの世界でのからかいは嫌がらせではなく遠回しな告白である

    いつも西山くんの隣にいる高木さんは、何かにつけて西山くんをからかう
    西山くんは今度こそ高木さんへからかい返しをしようと策を練り
    そして結局高木さんにからかわれ策を弄する

    いつも高木さんは西山くんよりも上手
    それは誰よりも西山くんのことを知ってるからに他ならない
    そんな高木さんがかわいく、西山くんがああ憐れな子だなぁと思えてきたら
    きっとこの作品の虜になっているはずです
    • 参考になった 8
    投稿日:2014年09月21日
  • 匿名希望
    BLではないですが
    立ち読みですでにBLじゃないことを察しましたがやっぱりBLじゃないです。ただ、えんぴつちゃんが可愛くて可愛くて…
    • 参考になった 0
    投稿日:2014年09月20日
  • 匿名希望
    面白い!
    独特な世界観、引き込まれます。次も期待してます!!
    • 参考になった 1
    投稿日:2014年09月20日
  • いつでもどこでも名作が
    電子書籍化まってました!
    以降も早く出して下さい。
    • 参考になった 3
    投稿日:2014年09月19日
  • タイトルからマドンナを連想するかもしれないが、本書は、1972年にレコード会社のヴァージン・レコード、84年にヴァージン・アトランティック航空を創業、その後、ヴァージン・ブランドを活用した事業多角化を進め、鉄道、金融、携帯電話、宇宙旅行などの分野に進出し、いまや世界34ヵ国で事業を展開、従業員5万人を抱えるヴァージン・グループを創りあげた会長が語る「革新経営論」である。どうすれば、ヴァージンのような革新的な経営ができるのか? 新しい事業の立ち上げ方から古い事業をやめる方法、人材を一番に考えた経営方法など、ユニークなエピソードを交えながら、創業者の視点からヴァージン流の革新経営について紹介している。
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    投稿日:2014年09月19日
  • 「あの人の言動からは知性が感じられる」などのように、我々はしばしば「知性」を、人格上の長所を表わす言葉として使用する。単に高学歴であったり、知識が豊富なだけの人を「知性がある」とは言わないことが多い。本書は、その「知性」とは何かを定義するとともに、問題を解決し現実を変革する「スーパージェネラリスト」になるための考え方と方法論を解説している。「スーパージェネラリスト」とは、「思想」「ビジョン」「志」「戦略」「戦術」「技術」「人間力」という七つの思考を垂直統合した「知性」を備えた人物のことである。著者は多摩大学大学院教授でシンクタンク・ソフィアバンク代表。原子力工学の博士号を有し、2011年、福島原発事故発生に伴い内閣官房参与に就任した。2013年に「変革の知性」を学ぶ「田坂塾」を開塾。
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    投稿日:2014年09月19日
  • 「センス」という言葉は、芸術やデザインの分野でしばしば使われ、その良し悪しは論理では説明できない“感覚”的
    なものとして捉えられることが多い。「経営のセンス」のように使われる場合も同様である。“感覚”であるがゆえに、センスはもって生まれた特別な才能のように一般的には考えられている。しかし、第一線のクリエイティブディレクターである本書の著者は、「センス」は誰もが持っているものであり、鍛えることで身につけることが可能であると主張する。その第一歩は「知識」を身につけること。本書では、著者の経験をもとに、センスの正体に迫るともに、「知識」をもとにセンスを磨くためのヒントを提供している。著者は、good design company代表取締役、慶應義塾大学特別招聘准教授。これまでに、NTTドコモ「iD」、熊本県公式キャラクター「くまモン」など多数のヒットブランドの制作に携わっている。
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    投稿日:2014年09月19日
  • 日本人の多くは、国家間の情報戦というと、CIAやM15といった情報機関が水面下で暗躍し、「極秘情報」をいかに入手するか、といった戦いをイメージするかもしれない。しかし、メディアが高度に発達した現代では、情報はむしろ「出す」ものというのが世界の常識となっている。重要な情報こそ外部に発信し、少しでも多くの人の目と耳に届け、人々の心を揺り動かして世論を形作る「武器」とする。それが国際社会を生き残る上で不可欠な「情報戦」なのだ。本書は、メディアの力を利用してグローバルな世論を味方につけ、世界を動かしてきたプロたちの手法を、国際的な事件や紛争などの実例を通して解説、日本人に欠けている「国際メディア情報戦」の視点からニュースを見ることの重要性を伝えている。著者はNHKのディレクターとして『民族浄化~ユーゴ・情報戦の内幕~』など数々の大型ドキュメンタリー番組を手掛けてきたほか、著書では講談社ノンフィクション賞や大宅壮一ノンフィクション賞などを受賞している。
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    投稿日:2014年09月19日
  • 人に何かをお願いする、報告をする、何かを勧める、情報を知らせるなど、言葉によって自分以外の人に「伝える」機会は、ビジネスでも、日常生活においてもきわめて頻繁にある。しかし、同じ内容を伝えたとしても、そのときの言葉の選び方によって、良い返事が得られなかったり、相手の前向きな行動に結びつかなかったりする。本書は、プレイステーションやアジエンス等のCMコピーで国内外51もの賞を受賞したコピーライターが、良い結果を得る確率を高めるための言葉の選び方、すなわち「伝え方」の実践テクニックを解説したもの。例えば「お願い」に対して「イエス」の返事を得るため、あるいは人の心を動かすために意識的に行うべき、料理でいう“レシピ”にあたるノウハウを惜しみなく公開している。
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    投稿日:2014年09月19日
  • エネルギーの枯渇、地球温暖化、食料・栄養不足など、人類に解決が迫られる問題を一挙に解決するものとして、いま注目を集めつつあるのが「ミドリムシ(学名:ユーグレナ)」である。培養が難しいために実用化に至らなかったミドリムシだが、2005年に創業した日本のバイオベンチャー・株式会社ユーグレナが、同年世界で初めて大量培養に成功する。本書では、ミドリムシのビジネス化に成功し、2012年12月に東証マザーズへの上場を果たした同社の創業者・代表取締役社長が、成功までの経緯を振り返り、ミドリムシの可能性と事業の展望、起業から学んだことなどを語り尽くしている。著者は2012年、Japan Venture Awardsで大賞にあたる「経済産業大臣賞」を受賞、同年世界経済フォーラム(通称ダボス会議)が選出する「ヤング・グローバル・リーダーズ2012」に選出されている。ユーグレナは現在食品や化粧品などで事業化を果たしており、ミドリムシを原料とした航空機のジェット燃料の開発にも取り組んでいる。
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    投稿日:2014年09月19日
  • 「ゴーマンかましてよかですか?」のキメゼリフで自身の主張をオチに使って、かつて一世を風靡した『ゴーマニズム宣言』…略して「ゴー宣」。『東大一直線』や『おぼっちゃまくん』で名を馳せた小林よしのりの代表作ですが、ギャグ漫画が持ち味と思っていたので、連載当初は少なからず違和感を抱いたように覚えています。連載が回を重ねるごとに、ますます舌鋒が鋭くなり、取り上げるテーマも社会問題やマスコミが触れたがらないようなタブー視されるものまで扱い、自らも渦中に飛び込むような作風が話題を呼びました。それは、金権政治や差別、エイズ問題や表現の自由と自主規制、極めつけは連載当時に社会を震撼させたオウム真理教との全面対決等なのですが、最も目を引いたのがこれも当時話題となっていたマスコミによる「やらせ問題」です。著者自身がテレビ出演したときのことについて、実はヤラセであって自らもやらせに加担していたとギャグ混じりに告白を描いた話です。内容は時事ネタがほとんどの作品なので、今あらためて読んでみると、90年代の時代の空気がそのまま蘇ってくるのですが、何よりも著者の圧倒的なパワーに感嘆させられるばかりです。(2014/9/19)
    • 参考になった 0
    投稿日:2014年09月19日
  •  これまでに誰も書いたことがない、新しい警察小説が生み出された。多くのミステリファンの注目を集める新シリーズの誕生を予感させる文庫書き下ろし作品、堂場瞬一著『壊れる心』(講談社)です。副題に「警視庁犯罪被害者支援課」とあるように、主人公の村野秋生(むらの・あきお)は刑事の経験はありますが、いまは犯罪捜査を行う刑事ではありません。捜査一課時代に膝を負傷する“出来事”があり、それをきっかけに自ら希望して犯罪被害者支援課へ異動して4年。犯罪被害者の家族たちに寄り添うのが、村野の仕事です。ショックの大きい事件直後や深夜の事情聴取など犯罪被害者の家族に負担を強いるような刑事の行動があれば、捜査の流れをぶった切ってやめさせることさえあります。刑事たちの言葉遣いや態度をただすことも支援課の仕事だと村野は考えています。村野たち支援課は警視庁内の「嫌われ者」となっています。〈「おはようございます」「おはよう」子どもたちが挨拶しながら脇を駆け抜ける。釣られてこちらも思わず返事をしてしまう元気のよさだ。この辺の子どもたちは、きちんと挨拶してくれるから好きだな──大住茉奈は、ランドセルにすっかり隠れてしまいそうな小さな後ろ姿を見やりながら、自然に頬が緩んでくるのを意識した。七か月のお腹が重く、通勤は段々苦痛になってきていたが、毎朝ここで子どもたちの姿を見るのは楽しい。(中略)最初の子を授かるまで、結構苦労したんだから。不妊治療を受けようかと思っていた矢先に妊娠が分かった時の高揚感は、今でも忘れられない。今は、この子を無事に産むことだけ考えていればいい。いつの間にか、お腹に手を当てていた。このところ、これがすっかり癖になっている。いつだって、命の息吹を感じていたい。さあ、急がないと。出産は出産、仕事は仕事。ぎりぎりまで続ける気で、周りにもそれを宣言しているし、遅刻は許されない。茉奈は少しだけ歩くスピードを上げた。「危ない!」誰かが叫んだ。〉命の息吹を感じていたくてお腹に手を当てることがすっかり癖になっていた、出産を間近にひかえた女性を襲った突然の暗転――物語はここから始まります。月曜日午前中、毎週恒例のミーティングが開かれていた警視庁犯罪被害者支援課の電話が鳴った。〈「江東署交通課、逢沢です」「支援課、村野です」交通事故、それも深刻な事故だと判断して、私はスピーカーフォンのボタンを押した。支援課のスタッフは、全部で二十七人。スピーカーフォンのボリュームを最大にしたところで、全員がはっきりと聞き取れるわけではないが、これが習慣になっている。「事故です」逢沢の報告は簡潔だった。「江東署管内で交通事故ですね?」言ってしまってから、言わずもがなだった、と反省する。無駄に念押ししてしまうのが私の悪い癖である。「通学の子どもの列に、車が突っこみまして……」その瞬間、椅子を蹴る複数の音が不協和音のように響いた。早くも何人ものスタッフが立ち上がって、部屋を飛び出して行く。電話を取らなければ自分もいち早くスタートできたのに、と悔やみながら、私は逢沢とやり取りを続けた。優里(引用者注:松木優里=まつき・ゆり。村野の大学時代からの友人。支援課では先輩にあたる)が隣の席で手帳を広げ、メモを取っている。「現場は?」「有楽町線豊洲駅前……都道三一九号線です。小学校のすぐ近く」「被害は?」「現状、登校中の子どもが三人、心肺停止状態」私は、鼓動が一気に早まるのを意識した。逢沢の次の一言が、さらに私にダメージを与える。「詳細不明ですが、通勤途中のサラリーマン二人もはねられ、意識不明の重体です」「クソ!」思わず荒っぽく吐き出してしまった。〉松木優里とともに事故現場に急行した村野は、様子を見た瞬間、息を呑み、唇を引き結んだ。事故を起こした車があり得ない格好でひっくり返っている。潰れたボンネットが道路の方を向いている。歩道のガードレールに衝突して、縦に180度回転したかのようだ。トランク部分も潰れていたが、これは歩道脇にあるマンションに激突したからだと一見して分かる。壁のタイルが剥がれ落ちている……車は、フロントからガードレールに突っこみ、その勢いで、前転する格好でトランク部分からマンションに衝突したらしい。村野はズボンのポケットに手を突っこんだまま、その場に立ち尽くします。警察官になって13年、交通事故をいやというほど見てきた村野にしても、ここまでひどい現場は初めてだった。死亡5名――児童3名、成人2名。2名の成人の1人は、大住茉奈、妊娠7か月でした。そして、事故を起こした男はその場から逃げ去った……。〈「医者は!」ようやくまともな台詞が聞き取れたが、私はそこに危険な香りを嗅ぎ取った。この男がおそらく、大住茉奈の夫なのだろう。三十代前半、細いストライプのスーツに白いワイシャツ、シルバーをベースにしたストライプのネクタイという、ごく普通のビジネスマンの格好である。左手に黒いブリーフケース、右手にスマートフォンというのも、街を歩くサラリーマンの集団に埋もれそうな感じだ。ただし、表情は凶悪そのものである。「医者は!」もう一度叫ぶ。声はかすれていた。「どこだ!」意を決したように、照屋(引用者注:大住茉奈を処置した江東中央病院の医師)が前に出る。白衣の男を見て、夫がいきなり走り出した。まずい──私は咄嗟の判断で、照屋の前に立ちはだかった。同時に、パンチが飛んでくるのが見える。腕が伸び切る前にパンチを受けるため一歩を踏み出し、顔を少し下げて衝撃に備えた。拳が額にぶつかり、激しい痛みが突き抜ける。しかし向こうは、もっとひどい痛みを味わったかもしれない。殴りかかってきた時の様子からすると、格闘技にも喧嘩にも慣れていない、素人丸出しのフォームである。しかも拳は、私の顔ではなく硬い頭にヒットした──力は自らに跳ね返り、手を痛めた可能性もある。(中略)「何だ、あんたは!」男が息巻く。私は額の痛みを堪えるのに精一杯で、何も言えなかった。廊下の端にいた梓(引用者注:江東署刑事・安藤梓。村野と組む。初期支援員として初仕事)が遠慮がちにバッジを示し、「警察です」と告げる。「警察?」男が梓とバッジ、それに私の顔を交互に見た。何とか事情は呑みこめた様子だが、それで医者への怒りが収まったわけでもなさそうだ。「警察が何で……」「犯罪被害者支援課です」ずきずきする痛みに耐えながら、私は何とか説明した。素人パンチだと舐めていたのだが、それなりのダメージは受けている。「ああ」ようやく男が我を取り戻したようだった。それと同時に顔を歪め、自分の右手首を左手できつく掴む。やはり指を折ったのかもしれない。「失礼ですが、大住茉奈さんのご主人ですか?」「そうです。茉奈は?」男の目は、照屋を見据えていた。この時点ではまだ、警察ではなく医師を頼りたいようだ。「残念ですが……」照屋が蒼褪めた表情のままで言った。「子どもは!」男が叫ぶ。「申し訳ありません」照屋が頭を下げた。「手遅れでした」「そんな……」男が膝から廊下に崩れ落ちる。痛めた右手を拳に握り、床に叩きつけた。泣き声は聞こえない。骨折の痛みを自分に負担させることで、涙をこらえているのかもしれない。その姿を見ながら、彼に対するケアは相当厄介なことになるだろう、私は覚悟した。彼は、まるで床が敵であるかのように、拳を叩きつけ続けている。〉梓から「どうして黙って殴られたのか」と問われた村野は「医者を殴らせるわけにはいかなかった。あそこで抑えたら、ご主人の怒りは行き場を失ってしまう。少しぐらい爆発して、発散させた方がいいんだ」と答えています。百の事件には、百通りの被害者の哀しみがある――を信条とする村野と妻と生まれてくるはずだった娘を一瞬にして喪った男の間に何が起きるのか。“6人の命”を奪った「暴走」は本当に過失によるものだったのか。膠着状態の捜査線上に思いもかけない疑惑が浮かび上がり、衝撃のラストシーンへ。村野と梓が歩きながら短い会話を交わす。〈俺は人に二度も命を救ってもらった。だから、この恩は必ず還元するつもりなんだ〉村野秋生が再登場する第2弾を待ち望む気分が一気に高まるエンディングが秀逸です。(2014/9/19)
    • 参考になった 2
    投稿日:2014年09月19日
  • ヤマザキマリ先生にハマっている最中です。こちらはエッセイ漫画ではないのですが、ご自身の経験を元に描かれた物語になっています。本当にヤマザキマリ先生の生き方自体が素晴らしいなぁ~と勇気をもらえる作品ばかりです。こちらは隠れた名作!と言えると思います。北海道を舞台に「ルミとマヤ」の姉妹を取り巻く人々の物語です。お母さんがバイオリニストで家を空け気味なんですね。でもそのお母さんの生き方もまたイキな感じなのです。「昔、こんなことあったな~」とか「こんな子、学校にいたな」とか誰もが何かしら自分の思いを重ね合わせることができるのではないでしょうか。私は近所に住むおばあちゃんのエピソードが大大大好きです。思わずウルっときました。人の素朴なあたたかさにホンワカ気持ちがします。そして、ルミとマヤが本当にかわいい…。名作です。
    • 参考になった 0
    投稿日:2014年09月19日
  • ネタバレあり
    昔読み取れなかった謎が・・・
    懐かしい作品です。掲載されていた雑誌を兄から借りて読んでいました。
    シングルマザーであるメインヒロインと主人公の恋愛ものなのですが、メインヒロインよりもサブヒロインの方が人気があって、私もサブヒロインの方が好きでした。
    女子受けしそうな設定だったのに、なぜかメインヒロインが好きになれず、主人公がなぜ彼女を好きなのかさっぱり理解できなくて・・・この物語のハッピーエンドは、当時女子中学生だったか高校生だったかの私に、おおいなる不満と深い謎を残す結果となりました。

    そして大人になって改めて読んで、昔よりもメインヒロインが嫌いになりました。
    けれどもようやく、主人公が彼女を選んだ理由の一端が分かったような気がします。主人公は彼女とその息子のそばにいることで、心の中にいる孤独な子供だった自分を慰めていたのだと。

    読む年齢によって出てくる感想が違うというのは、非常に面白いです。昔の本を気軽に読める電子書籍ならではですね。
    絵に古さを感じるのはいたし方ないですが、今みても画面が安定していて、たった一コマの絵ですっと状況を伝たりなど、漫画が本当に上手な作家さんだと思います。
    私のように、不満と謎を残している昔の読者さんがいらしたら、ぜひ読んでみることをお勧めします。
    • 参考になった 1
    投稿日:2014年09月17日
  • 匿名希望
    設定に無理ありすぎ
    そもそも、高校生一人で住んでる家にその日知り合ったばかりの大人が居候するという設定が、不自然すぎる。しかもすぐ隣に同僚が住んでいるにも関わらず、です。
    どうしても居候しなければならない理由があるのならば、普通は隣の同僚の家に居候するでしょう。
    まして、危険を伴うような仕事に就いているのならば、無関係の高校生に危害が及ぶのを避けるため、そこに居候なとしないはず。
    あと、キャラ同士の会話が、作者のキャラ愛出まくりでキモい。
    どうでもいいような内容をムキになって言い合いしてる様とか、鳥肌が出て読んでいられない。
    お子様が書いたご都合主義小説のようでした。
    • 参考になった 2
    投稿日:2014年09月16日