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  • 佐高信といえば、歯に衣着せぬ企業批判で知られる評論家。松下幸之助に対しては世襲を理由に低い評価を、逆に本田宗一郎に対しては同じ観点から高評価を与えるという姿勢が基本にあります。本書で佐高信はそうした考えに基づいて、戦後日本の企業事件を素材に「経営者」の有り様を問い直しています。古くは終戦から間もない1948年におきた大疑獄事件「昭和電工事件」、1970年の「富士銀行19億円不正融資事件」から、バブル期に住友銀行・磯田会長が絡んだイトマン事件(1991年)やリクルート事件、長銀事件までを概観して、佐高信はため息混じりに「一流企業の経営トップともあろうものが……」とは決して言いません。「日本の一流企業の社長だからこその問題」だと言い切ります。日本の社長はお粗末なのが普通で、まともなのが例外なのだと強調するのが、佐高流です。数少ない、まともな例として佐高信が紹介している社長がいます。役員会で自分に反対の意見が出なくなった時に、危険な兆候だとして社長を辞めたという住友金属鉱山の藤崎章社長で、次のような発言をしています。〈社長を永くやると、当たり前ですが、まず年をとる。年をとればボケてきます。(中略)社長業を永い間楽しんでやる人がいるとすれば、それは働いていない証拠です。そんな人の率いる会社が左前になっても不思議はありません〉佐高信は自身の取材の他、高杉良や城山三郎の経済小説・企業小説に例をとりながら本書をまとめています。同じ講談社電子文庫の「濁流」(上・下、高杉良著)を併せてお読み下さい。(2010/8/20)
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    投稿日:2010年08月20日
  • ある日、テレビを観ていたら都市伝説系の番組で「悪魔に魂を売ったミュージシャン」といった内容をやってました。出るかな、と思ってましたがやっぱり出ましたね、ロバート・ジョンソンの名前。彼が十字路で魂を悪魔に売り、引き換えに超人的技術を身に付けたという通説はその筋ではわりと有名。で、この話に興味を持った方にはこちらをどうぞ。この「クロスロード伝説」が真実だったら、という視点で描かれたのが本作。モノローグから入り、主人公のRJをブルーズの悪魔が迎えにいくまでの冒頭部が意味深。タイトルにもなっている「Me And The Devil Blues」の歌詞をひっくり返したような展開(歌詞は悪魔に「出かけよう」と声をかける)で、これは意識的にやっているのかな? 農夫・RJの性格も小心者として描かれ、R・ジョンソンとはイメージが違う印象。そして彼は悪魔と白人と旅に出る、というのですからあえて通説を変えていこうとしているのでしょう。著者は「アゴなしゲンとオレ物語」で有名。様々な意味で著者の違う一面が見られます。完結していないのが残念ですが…。
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    投稿日:2010年08月20日
  • 日本最後の清流・四万十川とそこにすむ魚との物語で、第一章は幻の魚と言われるアカメ編。高知支店に配属された釣り好きの新人新聞記者が、地元の釣り名人たちとともに、何年かぶりに姿を現した巨大な片目のアカメ・ドンを追うというお話です。いつも思うんですよね。魚が出てくる漫画って、なぜこんなに魚をカッコよく描けるのか。もちろんこの作品でもそうで、川面から跳ね飛ぶ躍動感ある姿や、水中にたたずむ不気味な姿など、その描写はなかなかのもの。しばらく釣りはしていませんが、こんな大物が餌に食いついたらそのヒキはどれくらいのものなんだろう、などとつい想像してしまいました。第二章はアユ編で、通常一年で死ぬはずが支流のどこかで越冬するアユがいる、という話。こちらは越冬アユという着眼点がいいですよね。何年か前に四万十川には行きましたが、あの圧倒的な手つかずの自然の姿を思い出すと、本当にこんな幻の魚にまつわる話があっても不思議ではないなと思います。暑い夏の夜には、涼しげで頭をからっぽにできるこんな作品はいかがでしょうか。
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    投稿日:2010年08月20日
  • ご存知『B.B.joker』で大人気を博した「にざかな」の「にざ」(原作)と、絵師「ちく.」(作画)がタッグを組んだ、その名も「タマちく.」による面白さ120%の殺し屋4コマ漫画! 「ちく.」の描く美麗な絵に「にざ」のちょっと鬼畜(?)&下ネタな内容というギャップも人気の秘訣ですね。当時、一人暮らしするときに「絶対にこれだけは持って行く!」リストに入っていた『B.B.joker』…(あ、いきなり自分語りでしたねwすみません) これを読むと、腹の底から突き上げてくる笑いで寂しさなんて吹き飛んでしまいますよね! 必ず笑えて元気になれる!(≧∇≦) 一人でほくそ笑むには最適な作品ですね(笑) その面白さは、『殺し屋さん』でもまったく変わりません! というか、「殺し屋」という職業縛りで描かれているので、ネタの濃さはさらにパワーアップしているかもしれません!! とにかく絶対オススメのギャグ漫画です! ぜひご一読を!! あなたも殺し屋さんの虜になること間違いなし☆( ・_<)┏ バキューン!!
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    投稿日:2010年08月20日
  • またまた村上左知さんの作品のご紹介です! 新刊が出るとつい買ってしまう作家さんの一人。それだけハズレが少ないということですね(*´ω`*) こちらもネコ同士(受×受)のお話。私の趣味が偏っているのがよくわかりますね! 違うんです、別にネコ同士が特別好きというわけではなく、この方の描くネコ同士がツボという、ただそれだけのことです…。まあ許容範囲が昔より広くなったのは明確ですが(笑) もう何でも来いって感じです(´ー`)ノ  さて本題に入りますと、以前ご紹介した『ルールそのいち 完全版』は高校生同士のウブな甘酸っぱい青春ラブなのですが、こちらは大人同士のアダルトでちょっと切ないトライアングル・ラブ。片思いの連鎖(?)に胸がキュンキュンです!! ゲイバー勤務の世話好き?ネコ×小動物系ひ弱っ子リーマン。健気でツンデレなネコちゃん(受)が、本っ当に可愛いんです…!! まさにネコも落としてしまうくらい(笑) 受同士が苦手な方も読んで絶対に損はない作品! むしろ新しい世界に出会えるかも!? 愛にポジションは関係ないんですね!(゚∀゚*)
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    投稿日:2010年08月20日
  • 最初はちょいエロの漫画だとしか思っていませんでしたけど、良い意味で期待を裏切られた感じです。序盤での独特な二人の関係にかなり引き気味でしたが、6巻以降、終盤に進んで行くに連れてどんどん引き込まれ、最終章を読んでいる時には涙がとまりませんでした。脇キャラに笑わされ、最初はダメダメだった主人公・相羽君の成長に感動し、胡桃ちゃんと一緒に涙がこぼれてしまいました。二人の著しく歪曲した愛情表現が儚さや切なさを表現しており、見る者に同情にも似た感情が芽生え、知らずと二人の世界に見入ってしまう面白さが他の恋愛漫画とは違うと感じました。胡桃ちゃんを想う相羽君の気持ちは「純愛」で、ラストまでぜひ読んでみてほしい作品です。下ネタ満載だけど、ただエロいだけではなく厚みのあるストーリーで、女性にもエロ漫画に興味ない方にもオススメ!です。
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    投稿日:2010年08月20日
  • “嵐を呼ぶ幼稚園児”、野原しんのすけ! あのおバカは永遠に止まらない!? なんと連載開始から今年で20周年。今や国民的スターとなった、永遠の5歳児・しんちゃんのパワーはとどまることを知りません!!
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    投稿日:2010年08月10日
  • 実話をもとにした多くのドキュメンタリー作品を手がける三枝義浩さんの作品。日本で初めての盲導犬(=アイメイト)を作った男の苦闘を描く表題作のほか、沙漠緑化に生涯をかけた親子の物語を同時収録しています。夏休みに読もう!
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    投稿日:2010年08月10日
  • 毎年、全国4000以上の参加高校が甲子園出場を目指し、各地で熱い闘いを繰り広げますが、必ずしも上昇志向のチームばかりとは限りません。この作品では、「ギリギリのピンチをしのいで勝った時の天にも登るような気持ち」や「負けて歯ぎしりして一睡もできない夜を過ごすほどの悔しさ」とは無縁のやる気のない野球部を主軸に描かれています。ここに、強豪校からの転校生ピッチャー・大田原が入部するのですが、実は彼も元のチームでは落ちこぼれ。大田原の素質を見抜いた女性部長の綿谷しほのが、“もう一度、甲子園へ”の夢をかなえるため、野球部を再建させようとして、球児たちが「男の子らしい顔になって」いきます。その過程をぜひご覧ください。続巻のリリースにもご期待ください。(2010/7/31)
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    投稿日:2010年08月10日
  • アクション劇画のパイオニアとして知られる篠原とおるの本格時代劇作品。『さそり』や『ワニ分署』『あんこう』など、映像化してもヒットする作品を手がける著者だが、時代劇は以外にも珍しい。佐渡からの島抜けの船の中で地獄絵図のような惨劇を体験した少女・トキが、後年、両親の復讐のために敵を探し出すという物語。緻密なペンの入れ方を見ると、満を持して時代劇を描いたのかな、などと当時の状況を勝手に推測してしまいます。むしろ、この作品の読後には、どうして時代劇作品をもっとたくさん描かなかったのか不思議でなりません。劇画の隆盛期には、“東の上村(一夫)、西の篠原”と称された絵師としてのこだわりがひしひしと伝わってくる作品なのです。(2010/7/31)
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    投稿日:2010年08月10日
  • 映画やミュージカルで広く知られる『オペラ座の怪人』の著者ガストン・ルルーが1907年にフランスの新聞紙上に連載小説として発表したのが、本書『黄色い部屋の謎』。エドガー・アラン・ポーやコナン・ドイルの作品に触発されたフランス人作家・ルルーによる密室ミステリーの名作中の名作です(ポーの『モルグ街の殺人』、ドイルの『まだらの紐』についてややネタバレ風の言及があるところからも影響をうけていることがうかがわれます)。ともあれ、完全なる密室――後にキューリー夫人のラジウム発見を導き出すことになるレントゲン写真の研究で世の関心を集めていたスタンガースン博士の邸(グランディエの城)にある、黄色い壁で囲まれた部屋で惨劇が起きる。その〈黄色い部屋〉から銃声と博士の令嬢の悲鳴が聞こえて駆けつけた博士らが目にしたのは、血だらけで倒れている令嬢の姿だった・・・・・・。〈黄色い部屋〉は内側から鍵がかかり、おまけに閂まで。そして一つだけある窓には鉄格子があって人の出入りはできないようになっています。博士は使用人の手も借りてドアを壊してようやく〈黄色い部屋〉に入ったのです。紛れもない密室に侵入して令嬢を襲い、重傷を負わせた犯人はどこへ消えたのか。この謎を解いていくのが、弱冠18歳の新聞記者ジョゼフ・ルールタビーユ。知的で論理的な推理を展開するルールタビーユと豊富な経験と証拠主義を前面に押し出すパリ警視庁の名探偵・フレデリック・ラルサンの推理対決も見所の一つとなっています。(2010/8/6)
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    投稿日:2010年08月06日
  • 川本三郎さんが2年前に逝った夫人の川本恵子さんとの暮らしを回想する追想記『いまも、君を想う』(新潮社刊)がちょうど文庫版が同じ新潮社からでたばかりの城山三郎さんの『そうか、もう君はいないのか』と並んでいま話題となっています。二人の三郎さんが愛妻に先立たれた思いを綴った本を出して揃って話題になっている。たまたまの偶然なのか、版元である新潮社のある意図に基づいて実現したことなのかはともかく、その川本三郎さんが旅や街歩きのことを綴った旅行エッセイ『ちょっとそこまで』の電子書籍版が最近、リリースされたのを機会に読んでみました。小旅行あり、温泉巡りあり、遠くブタペストやインド洋に浮かぶニアス島など異邦への旅もあります。どれもいかにも川本三郎さんらしい、気分のおもむくままの、のんびりした旅で、すぐに駆け足になってしまう私にはうらやましいかぎりなのですが、そのどれよりも、らしくて、いいなぁ、今度の夏休みにはやってやろうと思ったのが、川本さんの以下のような趣向の街歩き。川本さんはこう書いています。〈私には妙な趣味があって、散歩の途中、見知らぬ町の見知らぬ銭湯に入ってひと風呂浴びるのが好きだ〉こうした銭湯巡りはなんといっても東京の下町がいちばんだと川本さんはいっています。iPhoneやiPad、Android端末に入れて携行すれば、下町散歩や夏の旅行がいっそう楽しいものとなることうけあいです。(2010/8/6)
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    投稿日:2010年08月06日
  • ただいまドラマ第二期絶賛放送中!! 「干物女」でお馴染みの『ホタルノヒカリ』です。恋愛するより家で寝てタイ…え、これどこの私!? と思ってしまいましたw 私は干物な上に腐ってるのでもう手に負えませんが…orz なにやら主人公の蛍とは同年代らしく、どうも他人事とは思えません…。ちなみに我がサイトでは「干物度」なるものもチェックできますので、皆様もどうぞお試しになってみてください! ちなみに私は12個でした…人生終わってますね!\(^o^)/ しかしこの蛍ちゃんは、「オン」ではちゃんと化けれていてすごいな~('0'*)と感心します。ファッションはOL雑誌丸写し…って、なにそのスキル!高っ! 雑誌すら読まなくなった私はどうすれば…!!く("0")> 蛍ちゃんの服装とか髪型はとっても可愛くて勉強になりますよ~(*^o^*) そういった意味では(ちょっぴり切ない)オシャレ漫画なのかも。共感しつつ教訓にもなるので、干物な方はもちろん、干物じゃない方にもオススメの作品です♪
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    投稿日:2010年08月06日
  • 「長男に跡継ぎの男子が授かった時は、次男以下は男と結婚しなければならない」という家のしきたりによって男同士で結婚させられることになった可哀想な(?)次男のお話。男の花嫁さんって…! これは萌えるに決まっているじゃありませんか! 前回も書いた気がしますが、私は結婚ネタ大好物なんです!!(あ、もちろん男同士で) しかもこちらの花嫁さんは一途で健気で、ほんとおおお~~~にっ!かわいいんです!!!!! ノンケなのに落ちてしまう旦那様の気持ちがわかりすぎる程わかります!! そして大好きな星野リリィさん。これは胸キュンせずにはいられませんって! さらに第2巻に入っている「花婿さん」…旦那様が受けで年下嫁が攻めという立場逆転型なのですが、こちらも例に漏れず 萌 え ま す!! どちらかと言うと私はこちらのほうがより好みで、この後どうなるのかとても気になっていたので、続刊が出たときには狂喜乱舞しました!!┗(^0^)┓(弊社でも8/27に発売されます!! 是非是非チェックしてくださいね☆)ちょっぴり切なくてあま~い新婚生活を一緒に覗いてみませんか(*/∇\*) キャ
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    投稿日:2010年08月06日
  • 「ご当地漫画家列島」企画の愛知県編その1は、表題作の作画・大橋薫。もうかれこれ30年近く前、アマチュア時代から知っている漫画家で、少女漫画的なホラーが得意な人という印象でした。ところがこの作品はちょいとテイストが違っていて、ホラーというよりは奇妙な話。アーティストの大槻ケンヂの短編小説を原作にし、少女漫画ではまず見ない、怪しい方向にベクトルを向けています。なにせタイトルからして「くるぐる」使い、ですもんね…。これ即ち狂人のことです。くるぐるにされた特殊能力をもつ少女と、その少女を見世物にするくるぐる使いとの間に起こった悲劇を、老人が語るという構成。かたや人為的に精神を破壊され、かたや望んで人の道を外れた二人の末路は相当に哀れ。ですが、その二人が失くしたもの、失くしてはいなかったもの、そして失くして知ったものを本当に丹念に描いており、いい意味で先入観をひっくり返されました。アングラ仕立てにも関わらず感動的ですらあるので、心して読んでください。
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    投稿日:2010年08月06日
  • 「ご当地漫画家列島」企画の愛知県編その2はちょっとズルをしまして、その1で取り上げた大橋薫の双子の妹・楠桂を。姉とは違い「サンデー」系での活躍が印象深く、その中から選んだのがこの作品。鬼の屍から生まれた純血の鬼が鬼を斬れば人間になれると信じ、唯一鬼を斬ることのできる刀・鬼切丸を手に人の世にはびこる鬼を斬るまくる、ハードな伝奇アクションです。描かれた当時は小説でも漫画でも伝奇作品が流行っていたころで、骨太な作品が多い中、女性漫画家の少年誌連載作品ということで気に入って読んでいたと記憶しています。鬼に憑かれた人間の救いのない結末、人間になるため鬼が同族の鬼を斬る終わらない矛盾。これらをうまく使って哀しい人間ドラマを作る、女性ならではの目線が当時印象的でした。『八神くんの家庭の事情』をはじめ、コメディーも得意とする著者ですが、私としては伝奇的な作品のほうが好み。漫画家としての本質も絶対こっち側にある、という想いもこめてこの作品を推したいです。
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    投稿日:2010年08月06日
  • 火の山にすむという不死鳥――火の鳥!! その生き血を飲んだ者は、永遠の命を得られるという……!! 人間の生と死という問題に真っ向から取り組んだ手塚治虫のライフワーク。必読の書です。
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    投稿日:2010年08月03日
  • 戦略、技巧、チームの舞台裏全てリアルに楽しめる本格サッカーまんが!! 全34巻の中には鳥肌モノのおもしろさが凝縮。一気読み必至のサッカー漫画の大傑作です!
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    投稿日:2010年08月03日
  • こんな妻と一緒に暮らせたら楽しいな、と思わせるほどカワイイ妻が登場…いえいえ、人妻に興味があるわけじゃないです。これは、作者自らが述べているように、「うちの妻はカワイイでしょう?」という見せ方で描いているから当然といえばそうですが、主人公“僕”の“妻”に対してのあふれんばかりの愛情という隠し味があるから一層そう思えるのです。激怒して“僕”が口汚くののしられても、「コブができるほどの攻撃」を受けても、読者は少しも“妻”を憎く思えない、そればかりかそれも含めて“妻”をカワイイと思ってしまう。まさに、作者の思うツボといったところでしょうか。ネタとしていろんな描かれ方をされる“妻”ですが、基本的に現実的で“僕”をきちんと叱咤激励する、しっかり奥さんのようです。「夫婦の楽しさ」が伝わってくる作品でもあるので、ご自分たちの関係が冷め始めたと感じてる方にもおすすめです。
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    投稿日:2010年08月03日
  • 高校野球はいつ見ても、熱い。その熱い戦いを“炎のマンガ家”島本が闘魂込めて描いた作品、それがこの『逆境ナイン』。全力学園の廃部寸前の野球部キャプテン・不屈闘志が、甲子園優勝を目標として、度重なる逆境をバネに突き進むという内容。その逆境たるや、大事な試合の前日に不屈が腕を脱臼したり、別の試合では出場メンバーが4人しか揃わなかったり、最強の相手には100点以上の大差をつけられ…と、とんでもない試練の連続。そんな、究極の場面で「(逆境は)男の成長に必要不可欠」「それはそれ! これはこれ!」といった明快なネームが飛び出してくるところが味わいなのです。超現実とギャグの乱れ打ちに、“言霊”(ことだま)がうまく乗っかったヒット作です。蛇足ですが、作中登場する「透明ランナー制」というルール、本気で調べてしまいました。
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    投稿日:2010年08月03日
  • アニメ化もされて人気の作品。予備知識なしで読んだんですが、今流行り(?)の百合だったのですね! 百合は普段読まないのですが、こちらはストーリーがしっかりしていてすごく面白かったです! 同級生の女の子に恋をしてしまった女の子の片想いを描いたラブコメディ。多感な時期に女の子に恋をする女の子の、切なくて優しい繊細な恋心が描かれています。色々と勘違いしてすれ違っている二人がじれったいです!(>_<) BLの醍醐味も「禁断の愛」によるこの切なさにあるのですが、百合がこんなに切なくてドキドキして面白いとは…ちょっと目覚めそうになりました!(笑)何に!?) 切ないんだけど、作品の雰囲気は全体を通してほのぼのとしていて、女の子が可愛くて微笑ましく、読むと自然とほんわかした優しい気持ちになれます(*´ω`*) 続きが凄く気になります! 早く二人が幸せになれますように…。最近(でもないけど)気づいたのですが、どうやら私はBLとか百合とか近親相姦とか、アブノーマルが好きらしいです。つまり変態ってことですね、わかります(^ω^)
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    投稿日:2010年07月30日
  • 金曜日の夜に開かれた忘年会のビンゴゲームであたった景品の「手錠」によって、勤勉で実直な愛妻家の三十代課長と出会いパーティで知り合って結婚した真面目な妻の穏やかな結婚生活に訪れた、非日常的な週末。土曜日の午前中、悪戯(いたずら)心から夫が妻に手錠をかけるところから、平凡な夫婦が始めて経験する禁断の物語が始まります。手錠はSM雑誌御用達の玩具のふれ込みで、それをかけられて自由を奪われた時、男も女も突然スイッチが入ったかのように、しまい込んできた「欲望」が解き放されて露わになっていきます。〈妻は、もう、「やめて」とは言いませんでした。セーターをさらにたくし上げて顔を覗くと、大きな瞳はうっすらと赤く潤んでいました。閉じきっていない唇の端から、よだれが一筋、顎のほうに伝い落ちていました。悦んでくれていたのです、このひとも。〉土曜日の午前がこうして終わり、夜には手錠をしたままの妻は全裸に。もう手錠をはずしてとはいわない・・・・・・。『ビタミンF』で2000年下半期の直木賞を受賞した重松清が小説現代編集長の求めに応ずる形で、性の問題に正面から取り組んだのが表題作の「愛妻物語」。直木賞作家が描く官能小説として「直木三十六」の名で、小説現代2002年1月号(講談社)に発表されました。その後、2002年5月号「ほホワイトルーム」、9月号「童心」、翌2003年1月号「煙が目にしみる」、5月号「饗宴」、9月号「ソースの小壜」と計6編が書き継がれ、2003年12月に加筆・改題のうえ「重松清」の名で単行本出版。夫婦や家族の問題を主テーマとしている以上、セックスは避けては通れないという覚悟の上での執筆でしたが、それまでの重松ファンには大きな驚きを持って迎えられたのもある意味では当然だったかもしれません。抗議の声も少なくなかったようです。しかし、人間の営みとしての性を、たんなる社会風俗としてではなく、夫婦のありよう、男と女のありようとして描こうという試みとして評価されていいように思います。電子版は1ページあたり27字×11行=297字の電子デバイスに最適化した、大きく読みやすい文字組です。もちろんiPhone利用可です。(2010/07/30)
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    投稿日:2010年07月30日
  • サッカーワールドカップ南アフリカ大会では海抜1000メートル、2000メートルの「高地」が話題となりましたが、アンデス・インカの末裔は4200メートル前後の山中で暮らしています。南米最南端から人類最古の足跡の化石が発見された中央アフリカまで5万キロを踏破した冒険家・関野吉晴のグレートジャーニーから生まれた本書は、6月年に一度の祭礼に南米アンデス山中の村々から集まった人々を追い、彼らの暮らしを記録した写真集です。富士山よりも高く、酸素の薄いアンデス山中に生きるインカの末裔たちの生活環境は、私たちには信じられないほどに厳しい。しかし、大人も子どもたちも、その目は澄んで輝いています。5000メートルの氷河の上に立てた十字架に祈りをささげる巡礼者のなかには感極まって涙するものが少なくないという。もうすぐ三歳になる女の子、ファナーチャはまだ母乳を飲んでいるけれど、もう仕事を与えられています。彼女の仕事は子豚の世話だ。70ページに掲載されている、7匹の子豚を世話している彼女の写真がじつにいい。少女がおんぶしていた赤ちゃんが肺炎で亡くなり、布で包まれて埋められようとしているシーンは、彼らがすぐそこにある死と隣り合わせに生きているという現実をはっきりと示しています(74ページ&76ページ)。感傷に流されない、関野吉晴の視線は視えない世界をも見通そうとしているかのようです。収録された100枚の写真からインカの末裔が暮らすアンデス山中の暮らしに思いをはせてみてください。(2010/07/30)
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    投稿日:2010年07月30日
  • これはBLではありません。ギャグマンガです…! と思わせるほど内容は作品全体を通してコメディ色が強く、とにかく笑えて面白い! 相変わらずの新也ワールドでツッコミどころ満載ですが、あえて突っ込まずに爆笑に身を任せて楽しんでください!W(‐^▽^‐)  笑えるのに萌えもたっぷりと詰まっているという…一粒で二度おいしい!(?) 嫁が欲しいと思っていた矢先に突然やってきた「嫁」は、なぜか男だった! 可愛いお嫁さんが欲しいと思っている受と、可愛いお嫁さんになるのが小さい頃からの夢という攻(!)の物語です。押しかけ女房のデカい「嫁」が「攻」(※ポイント)です!!!!! 結婚もののBLは大大大好物です!(*´ェ`*)ポッ
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    投稿日:2010年07月30日
  • 昔、といっても1990年代あたりまでは、おいどんみたいな学生ってけっこういたものです。大学時代の私の周りにもそんな人たちが集まっていました。無芸大食人畜無害。キノコが生えそうな湿度の高い部屋に住んでいたり、人がよくてすぐだまされたり、曲がったことが嫌いで馬鹿を見たり…。まったく同じではないですが、みんなおいどんの一部をもっていたんですよ。だからかもしれません。大学生のとき、初めて最終巻まで読んだあとは喪失感でいっぱいになりました。おいどんのことをもう他人とは思えなくなっていたんですね。劇中の下宿館のバーサンみたいにしんみりしてしまいました。今ではあのラストについてはこう思っています。おいどんも私の友人たちのように、進むべき道をみつけたからあんな行動に出たのだ、と。きっとどこかであのサルマタの怪人は元気に暮らしているのでしょう。でもやっぱり、何度読んでも古い写真を見返しているようで、少し寂しくなるのは変わらないんですけどね。
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    投稿日:2010年07月30日