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  • ある小犬を助けたことがきっかけになり、目標のなかったヤンキー高校生・鉄生は獣医になることを決意する。彼は「絶対音感」を持ち、音で動物の病気を見つけることができるのだ! 犬・猫といった身近ないきもの以外にも、北極グマやサメなど、世界中を舞台にあらゆる動物の治療に挑む鉄生を待つものは…!? 小学館漫画賞を受賞した、本格的な情報が詰まった獣医アクション・ドラマです!
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    投稿日:2010年11月30日
  • すべての鬼を切り殺せば、人間になれる──名前を持たない少年=鬼が伝説の太刀・鬼切丸を手に、世に巣食う鬼に立ち向かう! 秀麗なタッチで描かれる伝奇アクションです。ホラー部分が、おまけでなく、意外にも本気で怖かったりします。…果たして物語の結末は!?
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    投稿日:2010年11月30日
  • 書店店頭に司馬遼太郎「坂の上の雲」をフィーチャーした雑誌やムックが並んで、「明治時代」がちょっとしたブームとなっています。いうまでもなくNHKの大作ドラマ「坂の上の雲」第2部放映がきっかけとなってのことですが、国家の建設という目標=夢の実現に向かって、坂の上の雲を見上げながら一歩一歩登っていくかのような登場人物たちの魅力もさることながら、日本人が今日よりは明日、明日よりは明後日が必ずよくなるという確信をもって生きていた時代への憧憬が「明治ブーム」の底にはあるような気がします。その到達点の一つである日露戦争の勝利(1905年=明治38年)から5年たった明治43年(1910年)が日本の歴史的な転回点だったとして、その意味を追跡したのが本書『明治四十三年の転轍(てんてつ)』(河田宏著)です。作家・森鴎外は『坂の上の雲』の秋山兄弟、正岡子規らと同時代を生きた軍医でもあるのですが、著者は鴎外の作品をひいて、次のように述べています。〈森鴎外が明治四十三年六月に書いた『普請中』という十枚ほどの掌編がある。ドイツからウラジオストックを経由して日本に渡って来た別れた女と、普請中のレストランで再会する話である。かつて愛し合い、いまはそれぞれの生活をしている男女の心の機微がこころにくいまでに、さらっと描かれている。とりとめのない会話のなかで、彼女がこれからアメリカへ行くというと、「それは好い。ロシアの次はアメリカが好かろう。日本はまだそんなに進んでいないからなあ。日本はまだ普請中だ」という表現がある。(中略)これは明治四十三年ごろの日本に対する鴎外の実感だったのであろう。彼は体制側の人である。優れた文学者ではあるが、山県(有朋)のブレーンであり、軍事国家建設の一翼を担っていた〉日露戦争に勝利したものの、その膨大な戦費の償還に追われた結果、経済的沈滞は極限に達して農村が疲弊、国民生活は困窮しました。そうした社会状況を著者は「大逆と殉死のあいだ」という副題で表しています。「大逆」は幸徳秋水的なものを、「殉死」は乃木希典的なものを代表しています。司馬遼太郎とはまた違った目で「明治という社会」をとらえた名著です。(2010/11/26)
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    投稿日:2010年11月26日
  • 〈銀狐のように白さを点綴したかくしげに包まれたその暗赤色の開口部は異様に猛々しかった〉――主人公の画家が六十歳を過ぎた歌人と性関係に入っての感想はじつに赤裸々です。そして、若い頃童貞をささげた女性・前山夫人と老年になって再会するシーンは性の深淵を正面から描いて衝撃的です。〈生きてゆく人間にとって、ある種の記憶は消えることがない。二十何年か前の羞らいが、共犯者の男性の前で、五十歳の女性の顔にのぼるのを、私は見ていた。五十歳という年齢の女の中で欲望が生きているのを私は感じた〉岩波文庫(近現代の日本文学を示す緑帯)所収ですが、単行本として刊行されたのは1968年、作者が64歳の時でした。画家という芸術に関わる職業をもつ主人公は作者・伊藤整自身を投影した存在で、その主人公が一人称で語る形で物語が進行していくのですが、驚くべきは、そこに描かれている六十歳前後の老人の激しく貪欲な性の行為の実態です。巻末の解説を書いている中村真一郎の言葉をかりれば「女性が六十歳を過ぎても充分に性的に活発であり、男性は老年になってもなお、年上の女性に魅力を感じるという一般の社会常識では考えられない恐るべき事実は、耳元でシンバルを鳴らされたような、脳の中枢に響く激動であった」という。高齢社会が現実のものとなり、老人ホームにおける老人たちの性の問題が週刊誌を賑わせている時代ですが、伊藤整は40年以上も前に日本社会の性意識の変化を嗅ぎとり、それを社会的現実として私たちの眼前に提出してみせたのです。〈彼女の肉体の接触感が私の腕に残った。昔のあの前山夫人は生きて、ふしぎに花やいだ老女の身体を持って私のすぐそばにいる。私の年齢が、自分に近い年齢の女の身体の実在を感じさせるのだ。やがてこの身体を持った彼女も私も死ぬだろう。しかし今触れたその肩は、彼女が生きてふたたび私のそばにいることの、焔のような証明であった〉再会した後、主人公が思いを寄せた前山夫人が病に倒れ突然の死を迎えることで、物語は終わります。己の欲望のままに生きること、それこそが正しい生であり、人間的なのだと訴えているようです。(2010/11/26)
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    投稿日:2010年11月26日
  • そんじょそこらの企画物の合作とは訳が違います。本作の著者は水野英子、石森章太郎(当時)、赤塚不二夫の3人。頭文字のイニシャルを取って、ペンネームはU.マイア。内容は「死神の目」というダイヤにまつわる事件に巻き込まれた少女チコが、愛犬クロとネズミのシロ、そして家族とともに謎を解き明かすミステリーです。幻の作品といわれるだけあり、発表は昭和30年代初頭。さすがに絵柄や設定(パパが警察官、兄が新聞記者)に古臭さを感じるのはしょうがないところですが、テンポよく読めて3人で描いていることを全く感じさせません。これは絵が似ているということではなく、しっかり構成をして、それぞれの長所を生かして漫画にしているということ。秀作になるのは当然です。また何となくですが、楽しみながら描いているふうにも見えるんですよね。冒頭の事件の概略説明パートにチラッとU.マイア先生の自画像を描いているところとかも。これは誰のアイデアなんだろうw 巨匠の3人には失礼ですが、ちょっとほほえましく思います。(2010/11/26)
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    投稿日:2010年11月26日
  • 本格小説のコミカライズはたいていがっかりさせられます。なので本作を読むにあたっては少々慎重になりました。なにせ京極夏彦の傑作が原作。どうなることやらと思っていましたが…意外とうまくはまりました。事故で重傷を負い治療中の少女が忽然と消えた。事件の背後に絡みつく憑き物を落とすため、京極堂こと中禅寺秋彦が重い腰を上げる…と、端折ればこんな話ですが、本来は相当入り組んだストーリー。これを、ひと目見ればわかる漫画の利点を生かして、うまくまとめています。また描写で感心したのが、探偵・榎木津礼二郎の容姿。原作では超のつく美男子で、いまひとつイメージしにくかったのですが、なるほど少女漫画的なアプローチだとしっくりくるなぁと目からうろこでした。さらに思い切りの良さにびっくりしたのが、全5巻の3巻で犯人をばらしてしまうこと。で、残りの2巻はまるまる憑きもの落とし。読者の興味を冷ますことなく、ちゃんと見せ場へ導いてしかも枚数かけている。単純な推理小説じゃないこと、わかっておりますな。(2010/11/26)
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    投稿日:2010年11月26日
  • 以前ご紹介した『星の瞳のシルエット』の番外編です。高校を卒業し、大学に進学した香澄と久住くんのその後。といっても、このお話は香澄に想いを寄せる同じ大学の遠野行の視点で描かれています。タイトルの「ENGAGE」は香澄の左手の薬指の金の指輪。もちろん久住くんからのプレゼント。その指輪が気になって仕方ない遠野くん。遠距離恋愛中の香澄にアプローチするが…?「ENGAGE2」は香澄と同じ大学に進学した啓子と遠野の関係を描いたお話。こちらも主人公は遠野くん。この二人に恋は芽生えるのか!? …しかし香澄はモテるなあ!やっぱりおしとやかで女の子らしい性格だからですかね?そして自分の将来をしっかりと持っている芯の強さ…でも私は遠野くんの方がずっと人間らしい性格だなと共感します。面倒くさがりで無気力で適当に生きている…。一生懸命目標に向かって生きている人は尊敬しますが、劣等感感じてちょっと疲れたりしませんか?私は遠野くんのように迷いながらもとりあえず頑張って生きている人ってたくさんいるんじゃないかなって思います。(私を含めw)そんな遠野くんの新たなスタートが描かれている感動作!是非読んでみてください!
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    投稿日:2010年11月26日
  • 『きみが恋に堕ちる』の礼一郎編。時系列的にはかぶっている時期もあるので、続編というよりは礼一郎視点のお話でもあります。かつての親友と再会し恋愛感情を覚えた礼一郎は陣内に相談を持ちかけるが、それをきっかけに陣内は恋を自覚し…!? 陣内によって変えられていく礼一郎の恋の行方は?…必見です!ネタバレしてしまうと、礼一郎が……受けですw礼一郎ってこんな性格だったの!と、『きみが恋に堕ちる』ではわからない一面が次から次へと出てきて、そのギャップに萌えます(*´∀`*)。実は天然ボケで可愛い性格なんですね。そして攻めの陣内は強引ですw強引攻め×天然受けなんて最高ですね!ヽ(`∇´ヽ) そして私のお気に入りは鬼島さん!私こういう色男好きなんですよね~。典型的な間男!W高永ひなこ先生の作品は本当、攻めに攻められる攻めが多いですねw攻×攻好きな私としては、主役を差し置いてもうくっついちゃえよ!とか思ったりしてしまいますwおっとΣ(゚∀゚ノ)ノ
    これ以上はネタバレになってしまうので、是非とも実際に読んでみてくださいな♪『きみが恋に堕ちる』より高永ひなこ色が強いというか、コメディタッチな作品で軽い気持ちで楽しく読めますよ!^^
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    投稿日:2010年11月26日
  • 様々な分野のスペシャリストを集めた国際的人材派遣会社「ASE」に所属する高校生・斑鳩悟(いかるがさとる)。彼の能力は、あらゆる乗物を完璧に乗りこなすこと!『スプリガン』、『ARMS』の皆川亮二が描く、痛快ドライビングアクションです。
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    投稿日:2010年11月23日
  • ジュブナイル小説の金字塔『時をかける少女』が、新たなヒロインを迎え21世紀によみがえった! 大ヒットとなった映画のコミック版です。鮮やかにアレンジされた本作も、ぜひお楽しみください!!
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    投稿日:2010年11月23日
  • 裁判員制度がスタートして、半年が経ちました。裁判のたびに、ニュースでもよく報じられています。判決によっては、「えっ?」とたくさんの疑問符が頭の中を渦巻くこともあるのではないでしょうか。裁判員に選ばれた方の感想をニュースで聞くと、なかなか大変らしいです。裁判員制度ってなんだろう…。『サマヨイザクラ』はサブタイトルにもあるように、裁判員制度の光と闇をあぶり出した作品です。確率からいうと、裁判員にはなかなか選ばれないでしょうし、守秘義務もあって詳細な体験談は聞けません。この作品は、一人ひとりの裁判員の考え方や判決に至るまでの過程が丁寧に描かれ、リアリティが迫ってきます。この紹介の仕方だと、まるでこの制度の広報になってしまいますが、本質的な面白さは人間の持つ「悪」が何であるかを描いていることではないかと思います。ストーリーでは、どんでん返しが用意されていて、読了間際には、実は一級のミステリーかサスペンス作品を堪能していたのだと気づかされるはずです。それにしても、裁判員制度に選ばれたら、いろんなことを深く考えさせられるのでしょうね。(2010.11.7)
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    投稿日:2010年11月23日
  • 山登りがブームなのだそうです。知り合いの編集者の奥様も山登りに目覚めて、お金を貯めては百名山巡りをしているのだとか。ところで、世界で一番の遭難者を数える山はどこか、ご存知ですか? アルプスやヒマラヤの山ではなく、正解は日本の谷川岳だそうです。2000メートルに満たない山ですが、統計で分かっているだけでも800人近い死者が出ているそうです。紅葉の写真で有名な一ノ倉沢なんかは、素人が見てもその急峻に目を見張りますからね。前置きが長くなりましたが、小西政継という日本を代表する登山家のノンフィクションコミックがこの『氷壁の達人』です。この小西が登山家になるきっかけが、一ノ倉沢の大岸壁に魅了されたことからです。クライマーの憧れでもあるこの岩場に、初心者にして挑み始めたのを皮切りに、果敢にロッククライミングにチャレンジして山岳同士会を牽引(けんいん)するのです。作中、墜落の大怪我や厳冬のビバークなど、数々の修羅場が描かれています。門外漢には、どうしてこんな危険なことにチャレンジするのか、不思議に思えてくるほどですが、その答えもきちんと描かれています。私ももう少し若かったら、山登りに目覚めていたかも、と思わせる作品でした。(2010.11.7)
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    投稿日:2010年11月23日
  • あるがままの自然を被写体として、地球と向き合って活動してきた写真家・水越武。穂高に始まった水越の山行きは、20年間に12回、ヒマラヤと日本を往復してつくりあげた『HIMALAYA』に結実しました。1995年講談社出版文化賞に輝いた『HIMALAYA』がそれから15年の年月を経て電子書籍版になって甦りました。79枚のモノクロ、銀塩写真から新たに編集された電子写真集。昨今のデジタル写真の、一見豊かなカラーの世界に見えながら、じつは平板で奥行きを感じさせない色調に慣れた目には、微妙な光と影がおりなすモノトーンの世界はかえって新鮮な驚きをもたらしてくれるようです。日曜日の昼下がり、iPadを手に、76枚のヒマラヤの世界を1ページ、1ページ、ゆっくり愉しませてもらいました。著者は、これらの写真を撮影するために、繰り返し繰り返しヒマラヤを旅し、頂きに立ってきました。ヒマラヤはいうまでもなく、ホテルに泊まったり、乗り物に頼って旅ができるところではありません。テント、食糧、燃料などすべて自分たちで携帯する必要があり、それをポーターに運んでもらうわけですが、そのポーターが逃げだすことさえあったというヒマラヤの山行き・撮影行です。4ヶ月の間、緑を目にすることなく、雪や氷の上に寝て、四つの高い峠と五つの大きな氷河を旅した――と著者も述懐しています。そうした積み重ねの結晶としての写真集。かつて賞を得た紙版は書店店頭からはすでに姿を消し、アマゾンのマーケットプレイスでは定価14、563円(税抜き)の本に25、000円という価格がついています。新たに編集された電子書籍版によって、価値ある出版物が再生された好例といえると思います。(2010/11/19)
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    投稿日:2010年11月19日
  • プロ野球の人気凋落が叫ばれて久しいですが、あれはエンタメとしての職業野球がダメになってきているだけで、やっぱり野球は日本人の生活に根ざしたスポーツだと思います。高校野球の人気は不動だし、学校の授業や部活でもまだまだ廃れてはいないはず。漫画だってまだまだ少年誌にはいくつも連載されているのですから。で、少年野球漫画がなぜ廃れないかといえば、ひたむきに打ちこむ姿に青春を見るからではないでしょうか。この作品もそうです。のっけから廃部の危機にある稲葉中野球部。試合をすれば1点もとれずにコールド負けがあたりまえのへたっぴ集団が最後の試合に臨む。勝てなくてもいいからせめて笑われない試合をしようと思っても、やはり下手は下手。けれど泥まみれになりながら歯を食いしばってうまくなろうとする彼らの姿がここにはあります。この辺の感覚は自分も幼いころに味わったもの。ひたすらにひとつのことに没頭できる時代、うまくなることだけを考えた少年の日を描ききった良作だと思います。(2010/11/19)
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    投稿日:2010年11月19日
  • 私、そばは大好きです。ですのでこの作品はおさえねばと勢い込んで読んだら、旗本のセカンドライフなんて想像すらしませんでした。かといって期待外れかというとそんなことはありません。そば好きが高じて担ぎ屋台の親爺になってしまった、牧野玄太郎という旗本の若隠居で元勘定方が主人公。彼がこの屋台・幻庵に顔を出す人の困りごとを解決するためにひと肌脱ぐという人情時代劇で、時代物にありがちな説教くささもなく、登場人物がわいわい楽しみながら人助けをしているのがいい。元役人だと遠山の金さんみたいな展開になりそうですが、玄太郎は見栄は気っても大暴れするようなタイプではなく、肝心なところは元同僚や後輩にお任せ。お願いするときのお土産はもちろんそば。権力乱用?もあったりして適度に力が抜けたところが良い味出してます。表紙にも描かれているそばばっかり食ってる芸奴は濃厚な玉子、端正な顔立ちの息子はほろ苦い薬味、といった風情。シンプルな話で後味よく、いつでもどこでも味わえる品。一度ご賞味ください。(2010/11/19)
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    投稿日:2010年11月19日
  • まだ本当の「恋」を知らない女子高に通う17歳のメガネっ娘・花梨と近隣のイケテル男子校生・桐矢の甘く切ない初恋の物語。男子が苦手で女子校を選んだが、女子は女子で何かと煩わしいことが多い…。ある日通学バスの中で、近くの男子校に通う桐矢達に「メガネでおさげ髪」の地味な姿を揶揄され、二度と会いたくないと思っていた花梨だが、クラスメイトに安全パイとして無理やり参加させられた合コンで桐矢と再会してしまう。馬鹿にされて自棄になった花梨は酒を飲んで倒れ、目を覚ましたらなぜか桐矢の部屋に…。そして桐矢は眼鏡を外し髪を下ろした花梨に一目惚れしてしまい!? メガネで地味な女子高生が、実はメガネを外すと超美少女だった!というベタな展開ですが、やはり定番ものは面白いですね!W 女の子の恋する微妙な気持ちが丁寧に上手に描かれています。恋をして、地味な自分から卒業して綺麗になりたいという変身願望は、女の子なら誰もが持っているのでは? 夢に向かって迷いながらも成長していく等身大の二人の高校生の姿に、恋って素敵だな~(*´ω`*)と素直に思える、ときめき溢れる作品です!
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    投稿日:2010年11月19日
  • 今回おすすめのBL作品は、ホームラン・拳先生の「ソウル・キッス」。斬新なペンネーム(笑)と『仲神家の一族』(ビーボーイコミックス)の印象から、「ギャグ漫画家」というイメージが強かったのですが、これを読んでそのイメージは一新しました。「この人シリアスも描けたんだ!Σ(゚Д゚)」と(笑)。しかもただのシリアスじゃなくて本格的な天界ファンタジーもの。人間×天使という許されない愛に挑むミステリアス・ラブロマン! 単巻ものですが、ぐんぐんとその世界に引き込まれ、まるで映画を観ているかのような臨場感があります。出だしからショッキングな展開にぐっと心を掴まれ、前半は影はあるものの、わりとほのぼのモードで平和な生活が進むんですが、だんだんと物語の核心に迫るにつれ、後半は切なすぎる展開に…。まさかあんな衝撃の真実が待っているとは…!これも運命なんですね。。胸がぎゅっと締め付けられ、ラストは泣けました。(´;ω;`) とにかく絵柄がキレイで登場人物がみんな魅力的です。本当におすすめの天界ファンタジー感動大作なので、是非ぜひ読んでみてください! あ、ホームラン・拳先生、私もイーが大好きです!^^w 
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    投稿日:2010年11月19日
  • サラリーマンと忍者…言うまでもなくその生き方は、あまりにも対比的。比べるどころか、両者が同時代に存在するわけがない。いや、そう思うのは、早計かもしれない。たまたま、誰も見たことがないだけで、実は忍術を伝承する里があって、忍術によって一般社会から隠れて…なんてことがあったら楽しいかも。『忍者パパ』の主人公、祭のぶ夫は小太り若はげ団子鼻という冴えない風貌で、会社でもパッとしないサラリーマン…というのは表の顔。実は、七狗留(なくる)忍流の伝承者だった抜け忍。組織を抜けたワケは、運命の人との出会い、妻そして子を愛して守ってやりたいという、忍者らしからぬ望みを抱いたから。家族には笑顔を絶やさない優しいパパが、いざ理不尽な牙が家族に襲いかかると、最強の忍者となって相手をやっつける!! 気分爽快です。この作品を読んで、のぶ夫のように強かったら、と思うお父さんもいるでしょう。まずは、他人を愛することが第一歩のようですね。
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    投稿日:2010年11月16日
  • いま、最もチェックしておきたい漫画家のひとり、今日マチ子さんの作品。ほぼ毎日、新作をブログで公開する『センネン画報』で知られ、近著の『COCOON』(秋田書店)が話題になっています。みずみずしいタッチで透明感あふれる彩色の『あしたの恋の空もよう 百葉箱』は、絵柄を眺めているだけでも、気持ちが癒されるよう。内容は各話読み切りで、タイトルにも使われている「恋」に関連した作品も多いが、私ごときのおじさんが読んでも好感を抱けるさわやかな話ばかり。老夫婦や幼い兄弟も登場し、一見して何気ない日常が綴られているのですが、読み進むごとに魂が浄化されていくようです。ムシャクシャしている時や、気分が晴れない時にもぜひ読んでください。
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    投稿日:2010年11月16日
  • 黄金期といわれた時代の「少年ジャンプ」漫画はやっぱり断然おもしろいです。現在の雑誌からはあまり感じられない、独特の熱気を帯びています。『銀牙』は黄金期を彩る作品のひとつですが、その魅力はキャラの多彩さでしょう。熱は30年を経て今だ冷めず。犬たちの生き様のかっこいいことといったらありません。冷静沈着にして多彩な技を誇る忍犬・赤目。強敵・モサに一騎打ちを挑み、沼に血の花を咲かせた紅桜。そして、甲斐の三兄弟・赤虎。死を覚悟した赤虎の、最期の雄姿を見よ! 読む者の血を滾らせる傑作です!!
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    投稿日:2010年11月16日
  • 中国歴史モノといえば『三国志』と『水滸伝』。それを題材に多くの漫画家が作品を描いていておなじみですね。この『墨攻』は酒見賢一の歴史小説が原案で、舞台は春秋戦国時代。新鮮です! 劉備や曹操らの英傑が活躍した三国時代を、さらに400年以上さかのぼった時代の戦が描かれます。はるかな時間を飛び越えてよみがえる壮大なロマン、ぜひご一読を。
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    投稿日:2010年11月16日
  • 楽天やユニクロが英語を社内公用語にするというので、ビジネスマンの間で賛否の声が飛び交い、ネット上でも大きな話題となっています。毎日の仕事を英語でやろうというわけですから、英語ができない多くの日本人にとっては大変な世の中、大変な企業が出現したものです。そんな強迫観念にさいなまれている私たちが英語をやり直すのに格好の本が、今回紹介する『こんな英語ありですか?謎解き・英語の法則』です。筆者の鈴木寛次氏は東京理科大で英語を教えている比較言語学の研究者。「英語は数学だ」というのがその主張で、この本を書いた動機だそうです。つまり一定量の語彙・句・節が頭の中にインプットされれば、その後は数学の公理・定理と同じように機能するというわけです。例外が多くてそのすべてを覚えなきゃと思っただけで英語を遠ざけてきた身としては、目からウロコの思いがしました。
    その一例を引用しておきましょう。アメリカを代表する新聞、ワシントンポスト紙に掲載された記事の一節です。The United States does not make clear that it is prepared to lead at Geneva.(合衆国はジュネーブの交渉で主導権を握る覚悟を明確にしていない)。ところがこれが、私たちが習ってきた高校英語の文法にしたがえば、The United States does not make it clear that it is prepared to lead at Geneva.となります。ワシントンポストのmake clear thatにはないitが日本の学校文法では入ってくるというわけです。ですから学校文法で習得した規則に頼りすぎると不思議さに度肝をぬかれることになってします。この難解さ、だから英語は・・・・・・と投げ出す前に、著者の鈴木氏の言葉に耳を傾けてみてください。「英語は数学」の精神でひもとくと、こうした例外的英語表現にもちゃーんと理屈があったことがわかってきます。日本の学校文法にむしろ問題を感じます。(2010/11/12)
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    投稿日:2010年11月12日
  • 尖閣諸島沖で日本の巡視船に体当たりする中国漁船の行動を記録したビデオがインターネットに流出して、日中関係に衝撃を与えています。この問題が発生して以来、中国各地では反日デモが頻発し、外交も行き違いが多くなってきているようですが、それ以上に気になるのは、どうも中国自体に知られざる危機が押し寄せていてのではないか、そうした事態に備えてというか、中国民衆のエネルギーの劇的な噴出を避けるために「日本問題」を利用しようという動きが中国政府内にあるのではないか、ということ。中国の民衆叛乱が歴史上に何を残してきたのかを見れば、そうした見方が決して突飛な考えではないことは明らかです。本書『中国民衆反乱史』は中国2000年の歴史を民衆の叛乱という視点から捉え直した貴重な文献です。なかでも注目しておくべきことは、民衆の叛乱が紀元前221年秦王政下で起きた「陳勝・呉広の乱」――中国史上初の農民叛乱――から清帝国滅亡に至るまで、各時代に一貫して見られる現象だということです。民衆叛乱はいうまでもなく専制支配の圧迫と収奪に対する抵抗運動として起こります。そして大事なのはその叛乱が直接間接に新たな専制権力を生みだすという時代の連続性です。秦朝打倒のさきがけをなした陳勝・呉広は前漢帝国のために道をひらき、またその創建者劉邦自身が民衆叛乱の一指導者であった――と筆者は指摘し、そうした例は中国の歴史においては別に珍しいことではなく、むしろごく普通のことだとも言っています。中国はいま、沿岸部の目覚ましい経済成長とそれに取り残された内陸部の疲弊という格差現象に象徴される、国家体制に忍び寄る亀裂に直面しています。民族問題も頭をもたげてきています。こうした体制への不満がはけ口を求めてエネルギーをため込んでいる状況にあります。「民衆の叛乱」という視点こそ中国とはなにか、中国の今後を考える上での最も重要な鍵であるというのが筆者のメッセージです。(2010/11/12)
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    投稿日:2010年11月12日
  • うわあ、これは読む人をえらんじゃうなあ。タイトル通り、全編に死体がゴロゴロ。バラバラ死体やミイラはまだいいとしても、ウジ付き腐乱死体や臓器を抜かれたツギハギ死体、生首ご一行様に耳人間(?)…。スレスレですね…。しかしながらこれがちゃんと漫画として成立しているのは、登場人物がそんな死体を特別なものだと思ってないから。生きている人や単なる物質と変わらない接し方をしているのです。また、設定も寺の跡継ぎではない仏教大学の学生が特技を生かして起業する、とい今ふうで、湿っぽいところがない。さらにその特技もハッキングやチャネリング、エンバーミングにダウジングと横文字でなんともクール。主人公・唐津だけは日本古来の降霊術・イタコなんですけどね。そんな彼が死者の声を聞き、望む場所へ死体を運ぶことで、さまざまな人間ドラマが生まれるという寸法。唐津に憑く謎の霊など先への伏線あり、ニヤリとするサプライズあり、シャレの効いたオチもありと乗せ方もうまい。なので先入観なしに読んでほしいなあ。(2010/11/12)
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    投稿日:2010年11月12日
  • 中野晴行氏のメルマガ(総合図書大目録にも掲載中)でもとりあげている、著者の実体験をもとにした「漫画家漫画」。突然仕事がなくなった漫画家が、再び机の前に戻るまでを描いた作品です。主人公のモデルは著者自身。彼がアルバイトとして選んだ遺跡発掘作業の現場にはいろんな人物がいて…。と、人物観察や特殊な仕事という面を描くだけでもお話にはなりますが、この漫画は漫画家漫画、そこに主眼はありません。まるで旅をするかのように遺跡発掘の現場を通り過ぎていく人たちを自分と重ねることで、迷走する自分の寄り立つ場所を確認し、そこに戻っていく物語。人気がなくなった漫画家の事情をリアルに表わしていてちょっと切ないですが、何もかもさらけ出してるところに好感が持てます。この作品には”ダメ人間”といわれてる人がたくさん出てきますが、きっと彼らも「もうひと旗」と思って頑張ってる。そう感じたからこそ、著者はこの漫画を描けたのでしょうね。最後の章に描かれた、そんな人たちのその後の姿が妙に後を引きます。(2010/11/12)
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    投稿日:2010年11月12日