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851~875件/11039件 を表示

  • 匿名希望
    絵がきれい
    絵がキレイです。
    話の内容としては特に珍しく凝った設定ではないはずなのですが、あまりに絵がうまく登場人物が男女ともにキレイなせいか感情移入してつい応援したくなります。
    こんな事は初めてですw
    ドラマ化されて欲しいですね。
    まだ1話という事でここから盛り上げてくのでしょうし今後に期待できそうです。
    続きを早く読みたいです。
    • 参考になった 0
    投稿日:2018年03月11日
  • 匿名希望
    さすがだなと。
    新装版が出たときはナゼなんだと感じたが、それをすっとばす作品でした。それぞれ絶妙なバランスで保っていて、内容もストンと落ちた。いい作品にであうとゾクゾクしちゃう。もっと読みたい欲にかられる。やはりさすがだなと感じずにはいられないよね。
    • 参考になった 5
    投稿日:2018年03月11日
  • 完結
    読み進めていくうちに十分想定できる結末ではありましたが、それでも、読了後、丸一日、呆けてしまいました。最終刊は配信直後、朝一で読むものではありませんでした。
    全編通じて、時間と共にじっくり消化して、味わう物語です。
    物語とは関係ありませんが、描かれる街並みを見て連想したのは、AsimovのFoundationシリーズで星全体が街で覆われた首都星の様子。あちらは、生産活動をまわりの周囲の星々に委ねて、行政や経営機能を集中した結果、ということでしたが、この星はどうしてこうなったのか、そんなことを考えるのも楽しみの一つではあります。
    • 参考になった 0
    投稿日:2018年03月11日
  • ネタバレあり
    良い
    1話目は病み系というか、好き嫌いが別れる作品かと。私は好きです。自分に自身のある売れっ子の売りせんボーイが傷をおって売れなくなり、前に冷たくあしらった人だけが大事にしてくれ・・・。新人ホストの話は2話目でした。腸内洗浄や潮吹きやなどエロさ充実。読み切り作品が詰まってます。どの話もストーリーが良かった。修正は、モノに薄いトーンが貼ってあるだけで、最近では珍しく形がちゃんと見えます。満足の一冊でした。
    • 参考になった 1
    投稿日:2018年03月11日
  • 匿名希望
    連載再開決定!
    この本編の続きの『スカーレット・オーダー』は一度は打ち切りのように終わってしまったのですが、さらなる続きを『TOブックス』で連載することになったそうです(作者様のツイッターより)。
    バンパイヤ物は世の中にたくさんありますが、今の世相を取り込んだリアルさ、アクションの迫力とセクシーさ、ミナとアキラの絆、敵も味方も魅力的なキャラクター、謎の多い展開…読みどころは多いので、今から読み始めても面白いと思います。
    連載再開を待ちながらも、とりあえずお知らせまで(『スカーレットオーダー』の方には昔、感想を書いちゃってもう更新できないのでこちらに書きました)。
    • 参考になった 0
    投稿日:2018年03月11日
  • 学園物はどうかと思ったけど
    意外に面白かった!主人公受の強がりで負けず嫌いな性格が身を滅ぼす事に繋がる中、何かと助けてくれる攻。どっちが先に好きになったのかは微妙で、どっこいどっこい。別荘での2人は本当に幸せで楽しそう。いつか番外編や続編が出てもおかしくないし、出て欲しい。
    • 参考になった 1
    投稿日:2018年03月11日
  • 匿名希望
    おすすめ!
    イジイジ受け最高!切なさあり、甘々あり、おすすめです。
    • 参考になった 0
    投稿日:2018年03月10日
  • 匿名希望
    よかったです
    お転婆で行動的で、そして素直で可愛らしいヒロインにはとても好感が持てます。ヒーローもそんな彼女にどんどん惹かれていって溺愛するように。ヒロインは何度も危険な目にあってかわいそうですが、持ち前の性格で困難を乗り越える姿にハラハラしたりドキドキしたりしました。ふたりがラブラブなのが微笑ましかったです。
    • 参考になった 2
    投稿日:2018年03月10日
  • 全部好み
    充実の600ページ超えで、ものの数ヶ月の事とは思えない濃い内容です。欲を言えば、もっと挿し絵が電子版にもあればなとゆう気持ちはありますが、ストーリーや設定、キャラクター達がもろ好みで初めから終わりまで楽しく読めました。子狐達の可愛らしさや言葉遣い、攻で男らしさ満載なのに料理も上手くて主夫なのもツボ!読み終わったばっかなのにもう読み返したいです(笑)
    • 参考になった 0
    投稿日:2018年03月10日
  • 匿名希望
    ダークファンタジー&純愛
    ダークファンタジーで、純愛&えっちで好きです!
    絵は少し古いですが、こういうシリアスな展開のえっちな漫画って
    他にないので貴重だと思います。
    続きがあるようなので、ぜひ続きも販売お願いします。
    (続きの方の絵柄は新しいようなので気になってます)
    かわいそうな結末のドウラちゃんですが、続きではお兄さんと結ばれて欲しいなぁ。
    • 参考になった 1
    投稿日:2018年03月09日
  • アイドルはオヤジで成り立っている。
    私は思った。現実に、アイドルを作る殆どの人材は、オヤジとババアだ。可愛い歌も踊りの振りも、あの可愛い一挙一動も、全て実はオヤジが作ってる。
    ならば、この作品の設定である、オヤジが全身整形してアイドルになったらどうなるか?そりゃ売れるだろう。爆笑。
    この漫画の主人公達は、どう仕様もないほど、文句無しに悲惨だけれど、その世知辛く過酷な状況に追い込まれる彼らほど、笑えるものはない。
    人の不幸は蜜の味。の王道といっても過言ではない作品だ。
    オヤジ達に幸あれ!。
    • 参考になった 4
    投稿日:2018年03月09日
  • ファンタジー
    作者は今までもファンタジーだろうなぁ?という作品を出していますが、
    今作もファンタジーだろうなぁ?という感想を持ちました。
    ちいさこという妖精?を中心とした心温まる作品です。
    • 参考になった 0
    投稿日:2018年03月09日
  • 話しの広げ方がスゴイ
    なんて事ない日常のストーリーの中でこれだけ話を広げて、
    それががまた違和感なく収まっていくといういつも不思議な作風の作者ですが、
    今作も間違いなく楽しめる一冊です。
    • 参考になった 0
    投稿日:2018年03月09日
  • くだらない天才
    一話ごとに作者のちょっとしたあとがきが添えてあるのですが、
    それがまたくだらない内容で、この話の元ネタはそれ?
    と思わず呆れてしまいそうになりますが、
    間違いなく面白い作品です。天才ですよ。
    • 参考になった 0
    投稿日:2018年03月09日
  • 百合未満
    作者のコメントで百合未満との事でしたが、
    それがかえって作風に合っていてすんなり読めます。
    • 参考になった 0
    投稿日:2018年03月09日
  • テンポ良く楽しめます
    主人公と周りの人間の心模様を描くのは今も昔も変わりませんが、
    最近の作品に比べて理屈っぽくないので一番好きです。
    20年以上前に読んだのですが今でも楽しめました。
    まだ成田先生の作品を読んだことない人には最初にこれから薦めます。
    • 参考になった 0
    投稿日:2018年03月09日
  • 満足感いっぱい
    短編からお得意の人魚話しや藤子・F・不二雄先生のトリビュート、
    作風が違う昔の作品などとても盛り沢山な内容です。
    短編も味わい深いですしとても満足感いっぱいの作品です。
    • 参考になった 1
    投稿日:2018年03月09日
  • 最高に面白い
    これは本当に面白い
    ほんとに先が気になり過ぎて死にそう
    学園ミステリーなんだけど全く先が予想出来なくて楽しい
    ハッピーエンドであることを願っています
    • 参考になった 0
    投稿日:2018年03月09日
  • 主人公が
    かなりのうじうじ君。気持ちは分かるけど、ずーっと先延ばしにして逃げたり悩みまくり。強引な2人が共謀した事で上手くまとまって良かったけど。こんなに想われて俊は幸せ者ですね。
    • 参考になった 1
    投稿日:2018年03月09日
  • 優男の集合体
    優男ってこういうことか、、、
    って言うくらい優男ばっかりの作品集。
    意地悪ドキドキというよりかは
    甘やかされてドキドキって方があってるかな。
    実際にいたらこんな人らと出会いたい(笑)
    • 参考になった 0
    投稿日:2018年03月09日
  • 読んだきっかけは自分もドラクエⅩを遊んでいたからなんですが…これはみんなにおすすめしたい漫画です!『ゆうべはお楽しみでしたね』はドラクエⅩをきっかけにルームシェアをすることになった2人のお話。たまに一緒に遊んだり、ごはん食べているときの会話のネタがドラクエだったり…一緒に趣味を楽しめている雰囲気が素敵!ドラマチックな展開はなくても、読んでいるとあったかい気持ちになります。お互いに無理せずちょうどいい距離感でいる、そんな関係に癒されます~。(ちなみに一番かわいい種族はプクリポ♀ではなくウェディ♀だと思ってます、私は…)
    • 参考になった 3
    投稿日:2018年03月09日
  •  イーブックジャパンのオフィスから歩いて5分ほど、駿河台の明治大学「阿久悠記念館」に、稀代の作詞家の直筆原稿を見に行った。
     阿久悠が遺した歌詞[うた]は、昭和の記憶とともにある。都はるみ「北の宿から」、沢田研二「勝手にしやがれ」、ピンク・レディー「UFO」、ペドロ&カプリシャス「ジョニィへの伝言」、尾崎紀世彦「また逢う日まで」、八代亜紀「雨の慕情」などが即座に思い浮かぶ。阿久悠は5000曲を越える歌詞を特製の400字詰め原稿用紙に愛用する黒のぺんてるサインペンを使って手書きした。少し右肩上がりの男っぽい文字だ。
     阿久悠生誕80年、没後10年だった2017年11月末に『昭和と歌謡曲と日本人』が出版され、先頃配信が始まった。紙書籍の帯には、「時代を見つめ、人を愛し、言葉を慈しんだ歌謡界の巨星、最後のメッセージ!」とある。2001年から2007年にかけて、東京新聞、スポーツニッポンに連載したコラムを集めたもので、阿久悠の最新作であり、おそらく最後の著作となるエッセイ集だ。

     こんな一節があります。「第三章 愛しい人間の愛しいいとなみ」の「昭和の詩」から引用します。

    〈昭和が見直されている。ブームといってもいい。そして、一口にレトロという感覚で片付けられないものが、このひそやかな復活には含まれている。何かというと、人間がいて物があり、人間が生きるためにシステムがあったという、人間主役の時代が、まさしく、昭和であったからである。(中略)
     昭和といっても戦前ではない。やはり昭和三十年代、ぼく流にいうと最後の楽園の時代のことである。飢餓からの脱出に希望が持て始め、生きることにいくらかの向上心をプラスするようになっていた時である。
     いい生活を夢みているが、それは金満とはほど遠いものであって、身の丈に合った幸福サイズをささやかに描き始めた、愛しい人間の愛しいいとなみが満ちた昭和である。東京でいえば、オリンピックが開かれた昭和三十九年以前のこと、地下鉄はまだ二本だけ、その代わり都内を網の目のように都電が走り、渋滞という言葉は日常ではまだなかった。〉

     東京オリンピックの1964年(昭和39年)以前の時代は、1955年(昭和30年)に大学生となって東京に出た阿久悠が、明治大学を卒業して広告代理店・宣弘社に就職。テレビCMの仕事のかたわら、同僚であり、生涯の友となる上村一夫(後に漫画家、イラストレーターとして活躍)と組んで雑誌に劇画の連載を始め、放送作家として脚本を書き始めた時期にほぼ重なります。ザ・モップス(リードボーカル・鈴木ヒロミツ)「朝まで待てない」を書いて作詞家本格デビューしたのは1967年(昭和42年)です。それは〈豊かな日本〉が幕開けした時代で、風俗や文化が花開き、主張し、女性たちは過去の因襲と決別するかのように大胆なミニスカートで闊歩し、そして、テケテケテケとエレキギターが時代の風のように鳴っていた、と阿久悠は綴る。
     そんな〈豊かな日本〉を作詞家として駆け抜けた阿久悠。〈昭和の貧から富への懸け橋の時代〉を「昭和の詩」のタイトルで描いた。

     昭和の詩
     町には暗がりがあった
     だから家の灯が見えた
     人は港を探す船のように
     迷い迷い家へ帰った
     妻がいて 子らがいて
     いたわり示す言葉が迎えた
     昭和 そんな 人の時代

     人間は健気で、慎ましやかで、品性を大切にし、しかも、自分のことをよく知り、社会の中で上手に存在したいと、懸命に常識を守っていた。いい生活を夢みているが、それは金満とはほど遠いものであって、身の丈に合った幸福サイズをささやかに描き始めた、愛しい人間の愛しいいとなみが満ちた昭和の町には暗がりがあった。だから家の灯が見えたと、阿久悠は書くのだ。

     いま、私たち──日本人に〈家の灯〉は見えているのだろうか。
     時代に吹く風を独特の感性で読みとって言葉を紡いだ阿久悠が遺した次の一文が、胸に刺さります。

    〈さて、ぼくらは一体何をどこで忘れて来たか。それをずっと考えている。ぼくらという書き方をしているが、ぼくの周辺の人たちの意味ではなく、日本人のことである。
     ここ何年間かの社会の不条理に満ちた空気を感じる度に、これはもの凄く大切なものを、実にいいかげんな気持ちで忘れて来てしまったせいだと思っている。
     つまり、日本人が日本人をどこかに忘れて来たということだ。
     今の世、人が人らしくない。心ない人があまりに多過ぎる。かつても悪人がおり、犯罪も数多く起こったが、それらにも痛みを感じた。今はそれがない。おぞましさと不可解さだけを感じる。それはきっと、あるべき姿の共通イメージを失ったことによる。
     かつて貧しく、ささやかで、つつましやかであった時には、やさしさや美しさがあった。転べば手を貸すし、よろめけば抱きかかえもし、順番も譲るし、道もあけるし、そんなことは日常の光景として見られた。
     貧しさがいいと思ったわけではない。豊かになりたいとは思ったが、それは自分の歩幅に合ったスピードでの一歩一歩の前進だった。そこには健気(けなげ)な姿があった。
     ぼくら日本人が忘れたものは、普通の人間の健気さであるかもしれない。一途な思いであるかもしれない。
     健気とか一途とかが普通の人間のエネルギーであることを、何かの催眠術によって忘れさせられたのかもしれない。催眠作用だから、こんなに豊かになっても不機嫌で、エネルギーがないのである。
     いつ、どこで忘れたか。日本人が愛おしく思えてならない時代はどこか。〉

     稀代の作詞家の私たち日本人への最後のメッセージに、向き合っていただきたい。そうして、健気で、一途だった時代を私たちの共通の記憶として思い出してみたいと思う。

     最後に、阿久悠と高校野球の関わりに触れておきます。2018年のプロ野球の注目点のひとつに「怪物松坂大輔投手の復活」があります。米メジャーリーグから日本へ復帰、肩の手術、勝利はおろか登板さえままならない3年間を経て、今シーズン中日に移り、復活できるかどうかに注目が集まっています。阿久悠は1979年から2006年まで夏の高校野球大会の全試合を観戦し、一日一試合を詩に詠んだ。そのすべてをまとめた労作『甲子園の詩 敗れざる君たちへ』(幻戯書房)がイーブックジャパンで2015年10月30日より配信されています。1998年(平成10年)8月22日──決勝のマウンドには、横浜高校・松坂大輔投手がいた。京都成章を相手にノーヒット・ノーランをやってのけた。この日、阿久悠は「怪物の夏」と題して、若者たちを讃えた(一部抜粋)。

     あくまでもやさしい顔をし
     しなやかな体をし
     平凡をよそおいながら
     しかし
     圧倒的な非凡であった
     力もあった 技もあった
     タフネスもあった
     もちろん闘志もあった
     それなのに
     ギラギラと誇示しないのが
     新しい怪物の凄さであった
     横浜高校 松坂大輔投手
     この夏は彼とともにあった
     それは同時に
     彼を信じ彼とともに戦った
     仲間たちとともにあったことであり
     彼を標的にし彼にぶつかった
     対戦相手とともにあったことでもある
     決勝戦は静かだった
     五万五千の大観衆がいながら
     どよめきが固っていた
     そして あろうことか彼は
     ノーヒット・ノーランで幕を閉めた
     怪物の夏であった

     風流をやせがまんの別の呼び方と考えた作詞家は、『昭和と歌謡曲と日本人』に〈わが家の冷房装置を全廃し、タラリと汗をかきながら、高校野球の日々の詩を書いている〉と記しています。「怪物の夏」もそんな中から生まれたのかもしれません。
     とまれ、四季があることの意味を受けとめて、健気に、一途に生きる。そんな生き方を、日本人が取り戻すための、阿久悠からの最後の贈り物だ。(2018/3/9)
    • 参考になった 2
    投稿日:2018年03月09日
  • 国内外で多くの熱烈なファンがいる中村文則さんの、13冊目の本です。2002年に『銃』でデビューして以来、個人の内面を深く深く掘り下げた純文学を書いてきた中村さんは、特に2009年に単行本が発売された『掏摸』以降は、純文学的な深さを追求しつつ、物語としての面白さも積極的に作品に取り入れています。今回ご紹介する『去年の冬、きみと別れ』は、純文学的な深みを持ちながら、様々な仕掛けが施された、超一級のミステリーです。

    母親から見捨てられ、暴力的な父親から逃れ、姉とともに施設で育った写真家の男が犯した殺人事件を巡る謎を、編集者から依頼を受けたライターの男が追います。ここでいう謎とは、事件で何が起こったのか、ということだけでなく、登場人物たちの心の内面の謎も含まれています。文体は、一人称の地の文だけでなく、手記、モノローグなど様々な手法が駆使されており、場面転換も鮮やかで、読み始めたら物語世界にぐいぐい引き込まれていくと思います。そして最後には、とんでもないどんでん返しが待っています。

    この作品は、ミステリーとして読んでも面白いですが、自分とは何か、認識とは何か、自分の奥底に秘められた真の欲望とは何か、といった純文学的なテーマも踏まえられており、これも作品の大きな魅力となっています。
    「……想像してみるといいよ。異様な犯罪を犯した人間の話を、そんな至近距離で、内面の全てを開かされる。……まるできみの中に、僕を入れていくみたいに。」
    冒頭の場面で写真家の男が語ったこの言葉に、私は心をわし掴みにされてしまいました。

    自分はなぜ自分なのだろう、自分は本当は何を望んでいるのだろう、自分がもし同級生のあいつだったらどんな人生を送るのだろう……。子供の頃、私はしばしばそんな想念にかられることもあったのですが、いつしか心の底に封印していました。中村文則さんの小説を読んでいると、そうした封印したはずの想念が、ぐいっと表に引き出される瞬間があって、そのたびに驚かされます。同じように感じている人は、きっと多いと思います。だからこそ、中村さんに熱狂的なファンが多いのでしょう。
    なお、この本作のテーマは、後年に発表された小説『私の消滅』で、さらに深掘りされています。電子書籍化されていないのが残念ですが。

    写真家の男が、内面が空虚な人間として描かれているのも、面白いと思いました。今はデジタルカメラが主流なので想像しにくいかもしれませんが、カメラとはカメラ・オブスクラ(暗い部屋)の略で、フィルムカメラのレンズとフィルムの間には、ただ暗い空間があるだけです。レンズを通過した光が暗い空間の中で反転し、フィルムに焼付けられる。その光の量や像のボケ具合は、絞りとシャッタースピードで調節される。ただそれだけの仕組みなのです。私は学生時代、フィルムカメラをいじりながら、自分の心の空虚さを思っていたこともありました。なんとも暗い人間でしたね。しばらく忘れていましたが、この小説を読んで思い出してしまいました。

    中村さんの小説の紹介文を書くのは恐ろしい行為です。なぜならそれは、自分の内面をさらけ出す行為であり、この紹介文を読んだ人に果たして共感してもらえるのかどうか、ものすごく不安になってしまうからです。
    純文学としての深さと、エンターテインメントとしての面白さを併せ持つ本作は、2015年本屋大賞にノミネートされ、2018年には映画化されました(3月10日公開)。ぜひこの機会に、この恐ろしくもやめられない作品世界を覗いてみてください。
    • 参考になった 0
    投稿日:2018年03月09日
  • 匿名希望
    ネタバレあり
    ほんわかした気持ちで読み終えました。
    タイトル通り、ハッピーエンドです。
    ベタな展開の部分もあるかも知れませんが…、こういうの、好きです。読んでいて、ホッコリした気持ちになりました。
    • 参考になった 2
    投稿日:2018年03月08日
  • 別作品から知る
    ハマっているシリーズの番外編に出てきたキャラ達。作者さんの作品の中から見つけて買いました。これもある種のシンデレラストーリーですね。訳あり子持ちバツイチが本当に良い奥さん的男性で、性格も穏やか。男らしさ抜群のイケメン御曹子との予期せぬ出会いから、お互い好きになるまでも子供を交えてて素敵な家族愛のよう。にしても、元嫁の恐ろしさは同性も驚愕ではないでしょうか。私は色んな意味でかなり怖かったです。凪は彼を大切に思う周りには恵まれて本当に良かった。だからこそ、今回の危機を乗り越えられたと思います。これからもお幸せに!と言いたくなる2人。読み終わって心がほっこりしました。
    • 参考になった 2
    投稿日:2018年03月08日