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  • ついに!BL出版界の大御所・リブレ出版の作品が配信開始!! いや~…感無量です。思えば14年前、私がBLにハマったことを知った母が買ってきた雑誌が「BE×BOY」と「Dear+(創刊号)」でした。はじめは「コレは私の☆」と「BE×BOY」を胸に抱きしめていた母でしたが、いつの間にか家族みんなで読む雑誌ということで、毎月最新号が棚に並べられていました…英才教育を受けた結果が私と妹です。どんな親だw さて、そんな思い出深いリブレ出版の第一弾作品11冊の中から、今回ご紹介するのはこちら! 色男達の意外にオトメな独占欲シリーズ! ええと、確かはじめに本誌に掲載されたのは読みきりの「ひとり占めセオリー」佐倉×立花。その後、同じ大学の友達二人・高尾×若宮の「恋落ちルール」と続編「蜜月ルール」がそれぞれ読みきりで登場し、その他のお話も加わって単行本化されたのが、こちらの『ひとり占めセオリー』。ちゃっかり若宮と高尾が表紙になっちゃってますw 確かに私もこれを本誌で読んだ時は、高尾×若宮が断然好みでしたね…!!本屋で単行本の表紙を見たときは絶叫しました(心の中で)。若宮が可愛いったら!高尾が甘いったらもうっ!攻めが激甘でとろけちゃいます!!(Ψ∀Ψ*)たまらんムッハー(*´Д`*)もう子供産めばいいよ!もちろん佐倉×立花も切なくて甘くて最高です♪是非ご覧ください~!
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    投稿日:2010年12月24日
  • とっても良かったですよ~。どれもバスが関係してくる高校生達の可愛い恋の短編集。最初ははっきりとしたKissシーンさえ出てこなくて、ハラハラどきどき、ほんわか淡い恋愛の始まりのお話ばかりです。最近は、同じ高校生でも、カラダから始まる恋愛が当たり前のようなお話ばかりだったので(それはそれでHな気分になるにはアリなんですが)、こちらの短編集はどれも、爽やかで可愛らしくて、キュンとしたり、恥ずかしくなって苦笑いしたり、読んでいてほんわかした気分になれて、精神的にとっても良かったです。あるお話で脇役だった子が別のお話で主役になったり、スピンオフって言うんでしょうか、そういうのも楽しめました。ここで描かれるのは恋愛モノによくある、2人だけの独りよがりの話じゃない。お互いを思いやるピュアな気持ち。そして、恋愛を通じて自分の弱さと向き合い乗り越えてゆく強さ。若い彼らの、純粋で真っ直ぐな瞳が印象的。切なくキューンとしつつ、心がほんわかするような作品集です。
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    投稿日:2010年12月24日
  • こちらの作品は吉原由起先生にハマるきっかけになった作品で、めっちゃ好き。没落名家の元お嬢様・蝶子と元使用人の息子・雅之の強烈ラブコメ。仕事では上司で、プライベートは下僕で恋人。あるようで無かったストーリー展開が面白かったです。
    蝶子は純で可愛い処女。この作者さんの主人公にしてはおとなしめで安心して見れます。そのかわり職場の上司にして下僕の恋人雅之がスゴ過ぎ!ツンデレ鬼畜Sかと思えば人目もはばからないお嬢様激ラブの一途な恋人。そしてデリカシーゼロのセクハラ親父だったりもする…。彼の壊れっぷりが豪快でおかしかったです。
    執事、下僕、ドS課長、自衛隊、ヲタ…などなどいろんな魅力満載の雅之さん。吉原作品で一番好きな男性キャラかも。お嬢さま一途の恋する下僕モードもドSなオレ様課長モードも素敵。何か起こるたびに蝶子お嬢様に対する愛の深さが伝わって、こんな風に愛されるのうらやましい!と思いました。
    笑えるし泣けるし、優しい気持ちになれる作品です。サイドキャラもなかなかだし、ときめきが沢山あるのに笑いも多くて素晴らしい作品です。
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    投稿日:2010年12月24日
  • 第二次世界大戦中にヨーロッパの中立国に駐在していた一等書記官・野上顕一郎がスイスの病院で病死した。日本の敗戦の1年前でした。戦後、外交官の姪が奈良の古寺で亡くなったはずの叔父の筆跡によく似た署名を見たところから、物語が始まります。未亡人の孝子も遺児である長女・久美子もまさかといってとりあわないが、長女の恋人である新聞記者・添田彰一が興味を抱き、休暇をとって奈良に出向く。寺の芳名録をあけたところ、あるべき署名がない、そのページだけがきれいに切り取られていた・・・・・・。いったい、誰が何のために? 疑問を抱きながら帰京した添田は、ある日新聞の社会面に絞殺死体の身元判明の記事に驚きの声をあげた。野上顕一郎が生前勤務していた公使館に同じ時期に駐在武官として赴任していた元陸軍中佐・伊東忠介の名前がそこにあったのだ。続いて特派員として派遣されていた新聞記者の知人で、久美子をモデルにデッサンをしていた画家が死体で発見された。その近くには空っぽとなった睡眠薬の大瓶が残されおり、久美子を描いた絵が1枚を残してアトリエから消えていた。さらに、野上の遺骨を日本に持ち帰った外交官補・村尾芳生(外務書課長)が京都のホテルで何者かに銃撃された。幸い命に別状はなかったものの、犯人が逃走した窓際に「裏切者」と走り書きされた紙片が落ちていた・・・・・・「偶然が幾つも重なれば必然と感じられてくるのです」松本清張は久美子の口をかりてそう指摘していますが、偶然を積み重ねていく文章は極めて絵画的で、繰り返し映画化、TVドラマ化されていることもうなずけます。昭和30年代半ばの東京や京都の風景が今となっては懐かしくもあり、楽しめます。上下2巻。(2010/12/24)
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    投稿日:2010年12月24日
  • 事典出版社の事典編集者が担当すると、「ハワイ本」もここまでちがってくるのだな、と感じ入った本です。平凡社から出版されて高い評価を得てきた『ハワイアン・ガーデン』が電子書籍になってリリースされたのは、2010年12月3日。「楽園ハワイの植物図鑑」のサブタイトルをもつ本書には、約400種におよぶハワイ諸島で見られる花や木が満載されています。その多くが美しいカラー写真で、しかも的確な解説が、こちらこそ主役という趣で掲載されているところが、事典風でうれしい。なにしろ、学名、ハワイ名、英名、和名から原産地、さらには絶滅危惧種までがきちんと紹介されていて、しかも巻末にはそれぞれに整理された索引までついているのですから、どこにでもある「ハワイ本」とは一線を画しているといっても決して言いすぎではありません。たとえば34ページにカラー写真つきで紹介されている「アブチロン・ピクツム」の場合、〈【学名】Abution pictum cv.(A.striatum) 【ハワイ名】Pele(花) 【英名】Variegated Flowering Maple 【和名】ショウジョウカ 【原産地】熱帯アメリカ(ブラジル、ウルグアイ、アルゼンチン)〉といった具合で、充実した解説が続きます。そして、第3章として20ページにわたってハワイ諸島の植物園が網羅されています。年末年始が日本人にとってのハワイツアーのハイシーズンだそうです。冬のホリデイシーズンを常夏の島で過ごそうという人は今回紹介のこだわりのハワイ本をぜひともiPadに入れてもっていってください。ゆっくり家で過ごそうという「家中派」はカウチでiPadのハワイ本をお楽しみください。(2010/12/24)
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    投稿日:2010年12月24日
  • サラリーマンの加勢のもとに「いま幸せですか?」と突然現れたのは少女の幽霊。彼女の正体は…? 星里先生の作品でいちばん切ないのがこの『夢かもしんない』ではないでしょうか。大事ななにかを忘れて過ごしているような気がする…と思ったことがある人は、ぜひ読んでみてください。とにかくラストは号泣です!
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    投稿日:2010年12月21日
  • 2010年、もっとも印象的だった作品です。「これは売れる!」と発売前から誰もがそう思っていましたが、ふたをあけてみると、当初の予想のさらに上をいく人気ぶりで、チーム全員が興奮しました! 「エリア88」以外にも、新谷かおる作品は絶好調の売れ行き。作者の根強い人気を見せつけられました!
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    投稿日:2010年12月21日
  • 金星探査機「あかつき」が失敗したそうです。残念。でも、金星ってどんな星なんでしょう。地球よりも太陽に近いのだから、熱いのでしょうか。想像がつきません。森雅之の『惑星物語』は専門誌「天文ファン」に連載された、月や水星・金星など太陽系の星のショートショート集。それぞれの星の住人である子供が、毎晩主人公の「ぼく」の家に、遊びにやってくるのです。金星の子供が言うには、金星の空気は雲だそうで、そこで泳いで遊んでいるのだそう。読み進めると、それぞれの星のイメージがなんとなく湧いてくるような、そして何よりも穏やかな気持ちにさせてくれる、癒しの本なのです。オールカラーで絵本風のタッチだから、子供に添い寝しながらiPadで読み聞かせしてあげるのもいいかもしれません。空気が冴え渡る、しんとした冬の夜も心が暖まりますよ。(2010.12.12)
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    投稿日:2010年12月21日
  • マンガが好きな方なら、トラウマになりそうなほどに衝撃を受けた作品の一つや二つはあるはず。『そらトびタマシイ』は画力の高さや繊細なタッチで評価の高い、五十嵐大介の短編集。この本に収録されているいくつかの作品は、強烈なインパクトを感じさせるものばかりです。例えば、表題作でもある『そらトびタマシイ』は、フクロウの雛(ひな)を踏み潰した少女・厨戸真貴(くりと・まき)の物語。非日常的な場面に遭遇しながらも、淡々としている厨戸のそのギャップがなんともいえません。ある朝、厨戸は頭がムズムズして自分の髪の生え際からフクロウの羽が生えてきたのを発見します。さして、驚きもしない厨戸は、ブチブチと羽を毟(むし)るのですが…。私、このシーンを目にしただけでも、思わずのけぞって体中を掻き毟りたくなりました。また、父親が焼け死んだときの厨戸のモノローグにも思わず目を見開いたほどです。読者の心をこれほど揺さぶるマンガという表現に対して、無限の可能性を感じざるをえないのです。(2010.12.12)
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    投稿日:2010年12月21日
  • 「海老蔵暴行事件容疑者逮捕」を報じるニュースキャスターの声を聞きながら、「酒」にまつわる出来事に思いを馳せた人も多いのではないでしょうか。酒好きなら酒席での恥ずかしい思いや、失敗の一つや二つ、経験してきていることと思います。今回の事件、「被害者」の海老蔵と逮捕された加害者の主張が食い違っているという報道もありますから、どういう決着がつけられるのかわかりませんが、はっきりしていることは、海老蔵の酒ぐせというか、酒の飲み方が悪いということのようです。ご本人は記者会見で「奢りがあった」と語っていましたが、酒に呑まれてしまうタイプなのではないか。自戒の念もこめて、本書『格言の花束』に収録されている古今東西の識者が残した「酒」についての名言をいくつか、拾い出してみました。文豪シェイクスピアはこう言っています。「おのれ、目に見えない酒の精め、汝に、まだ名がないなら、これからは汝を悪魔と呼ぶぞ」思わず事件後の海老蔵の心境を想像してしまいましたが、人気役者としてはもっと厳しい状況にあるのかもしれません。イタリアの愛国者ガルバルジーの至言「バッカス(酒神)はネプチューン(海神)よりもずっとよけいに人間を溺死させた」を読めば、海老蔵の再浮上はもはやかなわないのではないかと心配になります。結局、忘年会・新年会の季節――江戸時代の儒学者・貝原益軒の教えを紹介して締めくくりとします。「酒を少しく飲めば益多く、多く飲めば損多し」(2010/12/17)
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    投稿日:2010年12月17日
  • しりあがり寿、と言えばシュールなギャグが持ち味。しかしこの作品はシュールはシュールですが、意図したギャグは一切なし。水の中に全てのもやもやしたことをぶち込んで世界は終わるのだ、といわんばかりの哲学的な終末を淡々と描き切っています。発端はやまない雨。歯みがき会社の方舟による世界一周キャンペーンが大ヒットする中、人々の生活は少しずつ壊れ始めます。この雨、というファクターは、物語を語る上で非常に重要なパーツ。群集心理によって起こる暴動の喧騒は雨音にかき消され、死体は雨に流され、たまった水に世の中の雑多な物は沈んでいく。そして残るは島影ひとつ見えない大海原。作品に”静かな”というイメージを与えるのにこれほど効果的な使い方はないと思います。この作品が描かれたのは西暦2000年。いわゆる世紀末。あとがきには著者による「輝ける未来」が創造できなくなった趣旨のコメントがあります。それから10年経ちましたが、この世界よりも、もっと閉塞感のある氷の時代になってしまったように感じるのは気のせいでしょうか。(2010/12/17)
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    投稿日:2010年12月17日
  • 私の甥っ子はいま小学校の低学年。帰省した折に見ていると、イマドキの子らしくゲームをしてたりはするんですが、急に走りだしたり、興味を持つと周りが見えなくなったり、新しい遊びに貪欲だったりと、とはつらつと動き回っています。まさに子供、という感じ。そんな”少年”の本質の部分を漫画として描き出すことが、この著者は本当に上手。この短編集はそんな子供たちのちょっとした冒険をモチーフにしていて、読む者の心を少年の日に戻してくれます。私のお気に入りは、「独立祭の夜」。大道芸の綱渡りの手押し車に乗る役に選ばれた少年が、いざその舞台に立つ、という小編です。これが少年の心理を見事に捉えている。前日はドキドキして眠れない。最初はこわごわ、慣れた途端に大胆に。しかしアクシデントがあった途端に自分の運命は大人に委ねられていることがわかり、応援するしかない存在であることを知る。当然、私自信にも子供の時代があっただけに、主人公に同化しやすく、読んでいて思わずハラハラしてしまいました。うまいなあ。少年漫画のお手本ですね。(2010/12/17)
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    投稿日:2010年12月17日
  • ♪も~い~くつ寝~る~と~クリスマス♪あと一週間でクリスマス!(2010年12月17現在)街のイルミネーションも赤と緑に彩られ、すっかりクリスマスムードですね。特に何もないけど、クリスマス前ってなんだかウキウキしますね☆ さて、そんなクリスマスにピッタリの作品はこちら! 「半年間だけなら、あなたとつきあってあげる」和哉がナンパした相手・美緒は、そんな条件を出してきた。ゲームのつもりだったのに、次第に本気になってしまう和哉。やがて美緒が「若年性アルツハイマー」という病気であることを知り……という、胸に響く感動ストーリーです!本当に切ない…やるせないです。だんだん自分のことを忘れていってしまう相手とずっと一緒にいるという決意は、相当な勇気がいることだと思います。それでもお互いを諦められない…涙が止まらない世界でいちばん切ないラブストーリーを貴女に!! ☆クリスマス☆聖なる夜の恋愛作品特集もオススメです♪
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    投稿日:2010年12月17日
  • 以前ご紹介した『花嫁くん』第2巻に入っている「花婿さん」の続編が、こちらの『花ムコさん』ですw文章で書くとわかり辛いですね>< 漢字で「婿」だと「嫁」と区別が付きにくいということで、今回「ムコ」をカタカナにされたそうです。確かにわかりやすいw 「長男に跡継ぎの男子が授かった時は、次男以下は男と結婚しなければならない」という家の厳しいしきたりにより男同士の夫婦になった公一郎と律。『花嫁さん』とは立場が逆で、旦那様が受けで嫁が攻めです。個人的にはこちらのほうが萌えましたね~(*゚∀゚人) ずっと続きが気になっていたので単行本で出たときは嬉しかったです!!(●´v`人) 年下攻めなのですが、お嫁さん(攻)が一途で健気でとても素敵なんですよ~!そりゃ、あんな優しくて甘い瞳で見つめられたらね~クラクラ~(*´艸`*)ときちゃいますよね!旦那様一筋で料理も上手だし、まさに理想の「嫁」です!! 初心で不器用な二人の胸キュン新婚ライフに、酸欠で萌え死にしそうになりました。(*´Д`*) 最終話は萌えすぎてマジで涎出ましたよ…っ(゜ー、゜*) キュンキュン切ないもうひとつの片恋婚姻ラブストーリーを是非ごらんください!
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    投稿日:2010年12月17日
  • エンマキさんの作品は絵が綺麗なのでこの作品も絵に惹かれて購入し、どっぷりとハマりました!
    お話の設定は実際にはあり得ないけど、ごく一般の日本人である都(みやこ)が日本に留学に来ていた王子のウィルと出逢い、
    最後には彼女がプリンセスになるという正に夢のようなストーリーに心酔いしれました!
    読んでいてにやけてしまう、そんなほのぼのラブコメディー。

    都は最初はウィルの曾祖母であるリツコに関する資料欲しさに近付いたし、
    ウィルの方は外見の美しさとは違って傲慢で巨乳好きのS系キャラで、
    2人の出逢いは最悪なパターンでしたけど…。

    王子は王子としての綺麗な表の顔もあるけど、怒ったり嫉妬したりと綺麗なだけじゃない
    人間らしい姿がちゃんとあるし、都もメガネに服装も地味な外見だけど、
    ありがちな「メガネを外すと美女」みたいな王道パターンでもないし、
    夢をしっかり持っていてまっすぐ生きているところとかがすごく好感が持てました。
    あと脇役も良いです。千里子は、一人はいてほしいと思えるほど友達としていい人だし、
    何より 忘れてはならないのが何事にも常に冷静で従順なロバートさん…。素敵です。

    様々なストーリーの展開がありましたけど、充分読み応えがあり作品の完成度も高くオススメです!
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    投稿日:2010年12月17日
  •  阿刀田高『奇妙な昼さがり』はストーリー作りの名手による軽妙洒脱な小品ながら、それでいて人間の複雑な心理のうつろいを深いところでとらえた言葉のちからを感じさせるショートショートの傑作です。
     あとがきによれば、5冊目のショートショート集ということで、円熟の味わいともいえるのかもしれません。一言で状況を180度転換してみせるショートショートの面白さが随所にでてくるのですが、私の一押しは、「別れの朝」(巻頭収録の「夜の歌」の章の第2篇)。那須高原に日帰りで行ってこようと待ち合わせした駅に遅刻してきた女。新幹線のホームに急ぐ男が言った一言が、女には別の同音異義語に聞こえて、表情が変わった――この瞬間に、ふたりの男と女の関係が一変する。中間色を好むやさしい女と思っていた男に女が一瞬見せた本性(ほんしょう)。男は新幹線が那須塩原に止まるかどうかを確認するといったのが、女の耳には「泊まる」と聞こえてしまった。「いやよ、絶対に」女は新幹線に乗ることなくデパートへ。女がかいまみせた表情は般若に似ていた。そう感じた男は「いいんだよ。いやなら行かなくても」と屈託なく言って、一人で那須高原へ。ほんの5分か10分ほどの「日帰りの旅に出ようとした男と女が一言をきっかけに一転して別れていく物語」ですが、その鮮やかな展開に脱帽です。
     この「別れの朝」の初出は「JR中吊小説」と知れば妙に納得してしまいます。他に「小説新潮」「小説現代」や「太陽」などさまざまな雑誌の求めに応じて書きためた珠玉の小品を31編収録した、蔵書しておいて損のない一冊です。(2010/12/17)
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    投稿日:2010年12月17日
  • 大河ドラマの影響で、今年は坂本竜馬が再ブームになりました。竜馬ものの傑作といえば、この小山ゆう『お~い!竜馬』でしょう! 軽快でコミカルなキャラが魅力的な一方で、きわめて淡白に死に様を描く。これがゾクゾク…。『あずみ』にも通じるものがありますね
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    投稿日:2010年12月14日
  • 新しいアイデアは、モノとモノをくっつけることで生まれる。。。ということで、「川柳」と「同心」が合体しました! 五七五郎のスローライフをのんびりとお楽しみください。
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    投稿日:2010年12月14日
  • 2010年はいろんなことがありました。チリの鉱山事故で地下700メートルから、33人が奇跡的に救出されたのは感動的なニュースでしたね。もし、タイムマシーンができて、原始時代を訪れている最中に機械が壊れてしまい、一方的に救助を待たなければならないとしたら、あなたどうしますか? 星野之宣の『ブルー・ワールド』はブルー・ホールというタイムトンネルを通じてジュラ紀を探査していた英米国の軍隊と研究者達が、タイムトンネルがふさがったことでジュラ紀に取り残されるという話。救出される方法はひとつだけ。現代からの救出隊の出現を信じて、別のタイムトンネルがある場所まで移動することのみ。しかし、その場所は数千キロのかなた!! アロサウルスはじめ肉食恐竜がわんさといる大密林の大踏破、それを調査隊は余儀なくされるのです。ここまでの舞台設定作りに対し、作中に散りばめられた理論には驚かされるばかりです。そして、たびたび襲ってくる恐竜や原始世界のスペクタクルに目が離せなくなるでしょう。感動的な結末ですが、やはり救出が必要な状況に遭遇するのは勘弁願いたいと思わされました。(2010.12.5)
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    投稿日:2010年12月14日
  • 大手出版社を定年退職した知人から退職後の「毎日が日曜日」の便りが届きました。きっかけには触れていないのでわかりませんが、とにかく「自転車」にはまって、ヘルメット姿で風を切って走りまくっているそうです。そういえば、私より少し年若の編集者は、吉祥寺の自宅から銀座にあった職場まで毎日、自転車で通勤していました。若い人たちばかりか、団塊世代にまで「自転車ブーム」が浸透してきているようです。本書著者の疋田智さんは、いわばその先駆け的な存在です。1990年代後半に自宅のある東京・荒川区から勤務先のTBS(東京・赤坂)まで自転車通勤を始め(後に江戸川区へ移転)、以来「自転車ツーキニスト(通勤人)」を名乗っています。ここでいう、「自転車ツーキニスト」とは、最寄り駅まで自転車で行って、そこから電車を利用する一般的なケースとは異なり、自宅から職場まで、ドア・トゥ・ドアを自転車で往復する人たちを指すそうです。つまり、そうした自転車生活実践派によって、自転車再入門書としてまとめられたのが本書です。内容はいうまでもなく、実践派が身をもって味わった経験に基づいていて、子供時代から30年ぶり、40年ぶりに「自転車のある生活」を取り戻してみようと考え始めた人たちにとって必要最小限な知恵だけがきっちり整理されています。効用は多々あります。ここでは、当たり前と言えば当たり前なのですが、著者自身の身体に現れた驚異的なダイエット効果、健康上のメリットを紹介しておきます。「一番ひどいときには八四㎏あった体重が、半年で六七㎏までに激減した。現在は少し戻って七〇㎏というところだが、それにしてもこの劇的なダイエット効果には注目せざるを得ない。同時に健康診断での中性脂肪値、コレステロール値などがすべてC判定からA判定へと覆(くつがえ)った。内臓脂肪の大幅な低減がこれを実現させたのだと思う。血圧は上下幅が拡がりながら落ちたし、心肺機能は明らかに向上した」(2010/12/10)
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    投稿日:2010年12月10日
  • 平安時代の代表的歌人の一人で、美人の代名詞となっている小野小町が滋賀県大津市の逢坂山の山かげ深い庵で零落の晩年を過ごしたという伝説があることをご存知でしょうか。少し長くなりますが、武田静澄著『日本伝説集』から引用します。〈老いさらばえた姿のどこかに、なおつややかな匂いをただよわせているこの老女こそ、一世の佳人小野小町のなれの果てであったという。(中略)天下に艶名をうたわれた美女も、いまは大津八丁の街道筋に、みるかげもない老醜の身をさらして、上り下りの旅人によびかけ、その注文にこたえて、得意の歌をさらさらと書き、わずかな喜捨をうけるという、かわりはてた身の上となった。小野小町が身をよせた関寺は、現在の長安寺の寺内で、ここの草庵に数奇にとんだ一生を終わったというのである〉関寺の近くにある月心寺には百歳堂といって百歳の小野小町をうつしたと言い伝えられる醜怪な木像が安置されているそうです。もっとも小野小町伝説は大津だけでなく全国各地に拡がっていて、小野小町複数説もあるということですから、伝説はやっぱり面白い。『日本伝説集』は日本の各地に残る伝説、昔話70編あまりを収集編纂した貴重な文献ですが、私たち一般の人間にとってありがたいのは、きわめてわかりやすい現代語に「翻訳」されていること。そして、テーマ別に分類・整理されている点も、伝承の世界に初めて接する読者には、うれしい編集上の配慮です。「第一章 幽霊・妖怪にまつわる伝説」、「第二章 人畜・獣をめぐる伝説」、「第三章 神通力にまつわる伝説」、「第四章 親子の愛をめぐる伝説」、 「第五章 男女の愛をめぐる伝説」、「第六章 人生の流転を語る伝説」という章立てで、興味のあるところから自由に選んで読み進めることができるようになっています。伝説が言い伝えられてきた町の名前やゆかりの神社仏閣名が必ず付記されていますから、冬休みの旅行の際に立ち寄ってみるのも一興ではないでしょうか。(2010/12/10)
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    投稿日:2010年12月10日
  • 漫画を読むのに耳は使いませんよね。だから音楽を題材に漫画を描くのは難しいことだと思います。しかし、そんな漫画として取り扱うのに不利な分野にも関わらず、いまや音楽漫画はひとつのジャンルとして確立してしまっている。日本の漫画って本当に凄い。で、そのパイオニア的存在がこの作品だと私は思っています。劇中では歌詞の類は文字としていっさい出てきません。歌っている時の表情や動きで音楽性を表現しているのです。これが主人公・藤井冬威のロックな設定に見事にハマる。また、描かれた時代も良かった。当時はアイドル歌手にアーティストの要素が求められてきた時代で、読者もこのスタイリッシュな表現を受け入れやすかったのではないでしょうか。昨今、音の出る漫画なんてありますが、仮にこの作品に音をつけるとしてもこのカッコよさは出せないし、誰に歌わせてもこの作品にはそぐわないでしょう。漫画の音楽は読者の想像力の中にのみ存在する。いまやメジャーになったこの手法、よくぞ形にしてくれたものです。(2010/12/10)
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    投稿日:2010年12月10日
  • NASAがやらかしてくれました。朝まで会見を待っていた私は何だったのか。それはともかく、その間にこの作品を読み返していまして、会見が終わってちょっとさみしく思ってしまいました。宇宙人は出てこなくてもいいです。だけど人類の手の届く宇宙はまだこんなものなのか、じゃあこの作品の世界は私が死ぬまでにはこないだろうなあ、と…。この作品の主人公・ハチマキは自分の宇宙船を持つことを夢見ながら、宇宙のゴミである「デブリ」を回収する毎日。若者らしく今の自分が置かれている状況に悩み、自分を見失い、やがて孤独の意味を知ることになるのですが、地球で暮らす人々と違うのは、ハチマキは果てしない宇宙を知った結果、そうなったということ。ある著名な漫画家が言っていました。「地球を宇宙から眺められるなら全財産投げ打ってもいい」と。私もそう思います。実際、宇宙に出たらハチマキみたいな気持ちになるんだろうかと考えたり。この作品の設定は2070年代。あと60年かぁ、やっぱり無理。年齢的にも。(2010/12/10)
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    投稿日:2010年12月10日
  • 許されるはずのない愛の行く先は…!? 実の姉弟同士で愛し合うという近親相姦を描いた少女漫画です。アブノーマルです。私好きなんですよね、アブノーマル!近親相姦とか大好きです!! …最近自分は変態なんじゃないかと思い始めているキチk…じゃなかった、キクチです(^o^)どうもこんにちは(。・ω・)ノ さてさて、こちらですが、当時大変話題になりました作品ですね。友達がめちゃくちゃハマっていまして、その友達も近親相姦が好きだって言って貸してくれました。結構好きな人いるんじゃないですかね?もちろん第三者として楽しんでいるだけなのですがね!(^ω^)  しかしこちらの作品は、少女漫画の王道ラブストーリーで、非常に完成度が高く、ドラマティックに物語が展開していきます。様々な障害が2人を襲いますが、それでも2人は互いを愛し続ける道を選び…特に最終巻は、本当に見ごたえあります!! 号泣です。。読み終わった後は感無量でした! 全18巻、是非一気にごらんになってください~!!(^-^*)/
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    投稿日:2010年12月10日
  • 大人気「ワルイコトシタイ」シリーズ、生徒会副会長・幸村ことユキちゃんのラブストーリーです!お相手は、永遠の不良仲間・東雲!アイツ色っぽくていいですよね~不良で遊び人なんて非常に萌えます!! 桜賀めい様の攻めキャラは皆さん色っぽくてカッコイイですけどね!流し目ツリ目がもうウハーーーー!ヽ(*´д`*)ノ もちろん受けはその100倍上を行く可愛さ&色っぽさ…いやー・・・本当に萌えます・・・!D(ゝ∇・) 私、お馬鹿受けって大好物なんですけど、今回の主人公・ユキちゃんはツンツンツンデレ受けで・・・メガネ……そして絶世の美少年!!で小さい頃から誘拐とかストーカーで大変な目にあってきたらしいじゃないですか!!!なんですかその萌えスペックの高 さ はーーーっっ!!!!!(≧∇≦*) 涙出てきてしまいますね!!そしてなんとユキちゃんは中学時代グレ…おっと誰か来たようだ。とにかく!!とにかくこれは絶っ対読んでください!!!120%の萌えを保証します!女王様受け×年下ワンコ攻め!!あ~もう好きすぎる!!(*゚∀゚*)
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    投稿日:2010年12月10日