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  • 気ままな毎日を送る高校生・サブローが、突如、戦国時代へタイムスリップ。そこで出会った信長は、なんとサブローと瓜二つだった! 体が弱い信長はサブローに身代わりになるように告げると、そのまま姿を消してしまう。そして家来に見つかったサブローは、あれよあれよという間に織田家の次期当主となり…!? ユルい…! ユルすぎる…! こんなユル系の信長がかつて存在したでしょうか!? 現代の高校生が、そのまま戦国時代の殿様になっちゃったよ~ん、という大パワーのギャグであり、しかしながら、ただ単に漫画のキャラクターとして逸脱した信長像をつくっている訳ではなく、私たちが知る史実とキッチリ沿うように進んでいくのです。破綻なく歴史を再構築していくこの手腕に触れた瞬間には溜息がでることでしょう。驚き! しかし納得! が連続する快感の物語なのです。大注目!! (2011/9/27)
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    投稿日:2011年09月27日
  • 最近、高校生が優勝を争う全国大会の競技に、○○甲子園と「甲子園」を冠されることがよくあります。クイズやダンス、そうそう「まんが甲子園」もありますね。料理マンガの巨匠・土山しげるの『大食い甲子園』は、タイトル通り「大食い」の高校生たちが全国の覇権を狙います。食の細い人にとっては、「大食い」と聞いただけで胸焼けを起こしそうですが、高校生たちがワシワシ、モフモフと食べまくるシーンが、すこぶる美味しそう!! 考えてみれば、育ち盛りの10代後半は、一生の中で一番食欲旺盛な時期。ラーメンや親子丼を何杯もガツガツと食らうシーンを巨匠が活写するのですから、迫力があって当然。マンガは、廃部寸前の桃太郎高校大食い部に招かれた新任監督の盛山が、部を再建してふたたび優勝旗を狙うという設定です。面白いのは、ストーリー上「大食い」を競技のひとつとして確立していることです。試合形式は武道の試合のように、先鋒から大将までの5人の対戦形式や試合規定等の細々としたルールが決められています。さらには、フードファイターとしてのプロもあったり等、ここでは「大食い」は立派な競技者なのです。読後、食事時についついおかわりをしてしまいましたが、私も感化されてしまったようです。続巻を待ち望みます。(2011.9.27)
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    投稿日:2011年09月27日
  • 東京・上野公園一帯は芸術と知識の宝庫。木立の中には、数々の美術館や博物館があって、いつ足を運んでも興味が尽きることはありません。岡崎二郎が描く『国立博物館物語』に登場する「新東京博物館」も上野のはじっこにあり、これから新しい博物館に建て直そうという設定です。その新博物館の目玉の一つとして研究開発されているのが、「スーパーE」という仮想世界を体感できる機器。体感者の意識を読み取りながら、仮想世界そのものが自立して進化するという優れた機器なのですが、今のところ実際に仮想世界に入り込めたのは森高弥生だけです。ストーリーは各話読み切り形式で、このスーパーEを使って、恐竜の世界を探検するといったわくわくシーンの話も多いのですが、昆虫や海中の生物、植物、そしてクローン動物等多種多様の生命が取り上げられ、いずれもの話にいちいち驚嘆させられるばかりです。その中で一番面白いと思ったのは、森高と少女がスーパーEから出られなくなるという話です。仮想世界から現実の世界に戻れなくなってしまうということで、当人や研究者達は次第に焦り始めます。詳述は避けますが、結局数ある生命の中でも、人間が一番ややこしいなと思わされる話です。数々の未知の世界を垣間見ることが出来て、まるで博物館の中を歩いているような気分にさせられる一冊です。(2011.9.27)
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    投稿日:2011年09月27日
  • 海外で日本人が武装グループ絡みの事件に巻き込まれても、今の日本では武力行使や特殊工作ということはできないそうですね。特殊部隊のようなものはあるらしいですが、これの活動は国内犯罪限定だそうで。じゃあ、国ではなくて民間の部隊で影の組織なら…、というのが本作。リーダー・五条厳の頭文字から名付けられた五人のチーム、オペレーションG.G.。日本人のみで構成された彼ら特殊部隊が海外で拉致された人物を救出するストーリーです。この作品、一話あたりのページ数は約80ページと、かなりのボリューム。かつ、事件のディティールをきちんと説明しているため、セリフも多く、一見”濃い”印象を受けます。ただしよく似た構成の『ゴルゴ13』とは違って、アクションを重視しているために、キャラが動き始めると展開はスピーディ。日本人が主役ということで、そのメンタリティも盛り込まれていて、疑似現実とはいえメリハリの効いた活劇になっています。実在したら…なんてのは野暮。テロの現実を知識として身に付けつつ、スパイ映画ふうに彼らの活躍を楽しむのがいいと思います。(2011/9/22)
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    投稿日:2011年09月23日
  • 2011年は「なでしこジャパン」の年だ。7月にドイツで開催されたワールドカップで初優勝、8月には東日本大地震に打ちのめされた日本人に勇気を与え、爽やかな感動を与えたとして国民栄誉賞、そして9月にアジア最終予選を無敗で勝ち抜きロンドンオリンピック出場を決定。本書『なでしこ力(ぢから)』は、そのなでしこジャパンを率いる佐々木則夫監督が2006年になでしこジャパンのコーチに就任して以来、なでしこ達とともに戦ってきたサッカー戦記です。2007年に監督に昇格して最初の公式大会となる東アジア女子選手権(中国・重慶、2008年)で初優勝。日本女子代表チームとして初めての国際大会優勝を経験したなでしこジャパンはその後、2008年の北京オリンピックでベスト4、2010年5月、ワールドカップ予選を兼ねたアジアカップ(中国・成都)で、オーストラリアに敗れて優勝は逃したものの、ワールドカップへの出場権を獲得、そして2010年11月のアジア大会(中国・広州)で優勝をとげるまでの軌跡を佐々木監督自身の目で描く「なでしこジャパン」の物語――「なでしこ」はいかにして世界から賞賛されるまでになったのか。ここに至るまでのなでしこ達の苦闘、努力の数々は、どれをとっても興味深いのですが、なでしこ力を最もよく示している「いい話」を紹介しておきましょう。〈試合終了の笛が鳴ると、ピッチにへたり込んだ選手の数は、なでしこジャパンのほうが多かった。彼女たちは、信頼しあう仲間とともに、自分を信じて全力を出し尽くしたのだった。(中略)試合後。同点弾を決めた近賀がインタビューを受けた。「苦しい時は、これを見て頑張ろうと思って」広げた手のひらには、マジックで大きく、ある二文字が書かれていた。国際電話で励ましの言葉をくれた守り神「山郷」の名だった〉北京オリンピックベスト4への道を切り開いた同点弾は、初戦で自らのクリアミスによって計算していた勝ち点3を失ってしまったと責任を感じていた近賀選手がたたき出した。その近賀選手が手のひらに書き込んで苦しい時にはその名を見たという「山郷」は長年なでしこのゴールを守ってきたベテランキーパー。選手枠の少ないオリンピックではバックアップメンバーに回り、日本にあってピッチ外で仲間の一人としてともに戦っていた。仲間が心を一つにして戦う――当たり前のこととしてよく言われるが、実践することは簡単に言うほどやさしくはない。激しくポジションを争っている同士でもある選手達が心を一つにして共通の目標に向かって進んでいく。ここになでしこジャパンの強さの源があるわけですが、それは一朝一夕にしてできあがったものではありません。日々の細やかな観察に基づくチームづくりの過程ではぐくまれてきたものです。選手がミーティングに遅刻して来たとき、佐々木監督はその理由を問いません。逆に遅刻せずに集まっていた他の選手に語りかけるそうです。「どうして、話し込んでいて招集の声が耳に入らなかった仲間に対して、ちゃんと聞こえたものが声をかけてあげなかったのか――」ビジネス書、人間関係の指南書としても示唆に富んだ本になっています。(2011/9/22)
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    投稿日:2011年09月23日
  • この頃、妙に気になることがあります。かな4文字で、なにかを略したようなタイトルが、多くなりました。目を引くし、覚えやすいし、おそらくそういう理由で、流行ってるんでしょうね。なんの略なのか気になりますよね。集めてみますね。有名なのは「らき☆すた」。これは、ラッキースター が略されていたんですね。ほかには……「そふてにっ」ソフトテニス の略でした。「あいたま」アイドルの卵 の略でした。「となグラ!」隣暮らし の略でした。「よせ☆あげ」寄せて、上げる の略でした。「アニコイ」アニメみたいな恋がしたい の略でした。「メルカノ。」メール交換からお付き合いが始まった彼女 の略でした。「てんかぶ!」作中に登場するクラブ名“天下布部”がやや強引に略されたようです。「ばくめし!」爆発的にうまいメシ……かと思いきや、博打打ち料理人がつくるメシ の略でした。「ミニぱと」ミニパトロールカー の略でした。「イヌネコ。」犬と猫 でした。「がきデカ」…………「がきデカ」!? なんということでしょう。あの名作もひらがな4文字ではありませんか! もしかして、4文字ブームの元祖はこの漫画なのか…!? 「がきデカTHE BEST」ついに本日発売です。(2011/9/20)
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    投稿日:2011年09月20日
  • 人類が夢みる装置のひとつに、タイムマシーンがあります。柏木ハルコの『地平線でダンス』は、タイムマシーンの開発に情熱を燃やす竜ヶ崎と琴理の物語なのですが…。物語の序盤で、とんでもないことが起こってしまいます。実験中のタイムマシーンが誤作動し、琴理は時空を転移してしまうのです。再び琴理が現れたのは、3年後の世界。しかも、体は存在せずに意識だけがトリップしてしまったのですから大変。琴理自身はそこにいるのに他人からは見えない、いわば幽霊みたいなもの。琴理はさっそく「ぢゅて~む」な竜ヶ崎のアパートに行きますが、そこで、とことん落ちぶれた竜ヶ崎の姿を目にします。竜ヶ崎を再生させようとする琴理。ふたたびタイムマシーンによって、動物の姿で琴理は竜ヶ崎の前に現れますが、竜ヶ崎はカンが鈍くなってしまっていて、全く気づきません。ここでは明かしませんが、可愛らしい動物の姿で懸命に竜ヶ崎のために努力する琴理と無気力な竜ヶ崎。琴理の必死な努力が報われないもどかしさと、ハラハラさせられる展開に思わずのめりこんでしまいます。物語を読んでいると、しっかり開発すれば、ワームホールを使ったタイムマシーンって本当に出来てしまうのかも、と単純に思い込んでしまいました。もし、完成したらあなたは過去か未来、どちらに行きますか? (2011/9/20)
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    投稿日:2011年09月20日
  • もうすぐ食欲の秋。夏バテで衰えた体力は、美味しい料理で回復したいですね。料理マンガの大家・ラズウェル細木が描いた『大江戸 酒道楽』は、江戸時代に庶民が食べていた料理をテーマとした異色作。酒を売り歩く大七とお富久(おふく)夫婦の日々の暮らしで口にする料理にスポットが当てられますが、お富久にとって厄介なことは、大七が大の呑み助であること。だけど、呑み助であるがゆえに、肴や料理に対して舌が肥えています。雪がシンと降る寒い夜に、鍋でやまくじらをぐつぐつぐつと煮て、おちょこ片手に「いやあ、こいつぁ堪えられねえや」…いやあ、読んでいる方もたまらなく一杯飲りたくなります。あっ、やまくじらって猪肉(ししにく)のことです。掘って、すぐでなければ味わえない筍(たけのこ)の刺身や江戸前の蝦蛄(しゃこ)等、他にも食欲を刺激する料理がたくさん登場します。江戸時代の市井の人が、いつもこういった料理を食べていたわけではないのでしょうが、ひょっとしたら現代よりも食文化は豊かだったのではないかと思ってしまうほど。カラー作品だから料理のリアリティも感じられます。秋の夜長に呑んで、じゃなかった読んでみてはいかがでしょう。(2011/9/20)
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    投稿日:2011年09月20日
  • 信頼できる言説とは何か――野田内閣発足からわずか9日目の経産相辞任のニュースを目にして、改めて考えさせられました。フクシマを視察して「死のまち」と語ったこの大臣に生活の場を追われた人たちを思いやる心遣いは微塵も感じられないし、「放射能をつけてやるぞ」との発言に至っては、「児戯に等しい」などと言っては子供たちに失礼だ。大臣辞任で事が済んだと思ってもらっては困ります。議員辞職して当然の所行ではないか・・・・・・3.11以降、原発、放射能を巡って様々な言説が飛び交っています。そうしたなかで真に信頼できるものは何か。誰の言説か。今回紹介する、高木仁三郎さんこそは、その筆頭にあげられるべき人だ。高木さんの最後の著作となった本書『市民科学者として生きる』は、東京大学を卒業して黎明期の原子力産業に研究者として就職、数年を経て東京都立大学に転じ、さらに大学を離れて市民科学者として「反原発」に取り組んだ高木さんの自分史です。原子力の可能性に魅力を感じてその世界に身を投じた若き研究者はなぜ、「反原発」の市民科学者に転じたのか。その過程、その思考の軌跡にこそ、3.11後に生きる私たちが直面している問題への解があるのではないでしょうか。高木仁三郎さんは「原発問題の中にすべてがある」と見出しをつけて、次のように書いています。〈原子力のような中央集権型の巨大技術を国家や大企業がひとたび保有するならば、核兵器の保有とは別に、それ自体がエネルギー市場やエネルギー供給管理のうえで、大きな支配力、従って権力を保障する。風力とかバイオマスとか太陽電池などの地域分散型のテクノロジーを軽視し、ほとんどの政府がまず原子力にとびついた(その段階での商業化の可能性の不確かさは、前述の分散型ないし再生型のエネルギーが現在もつ不確かさより、はるかに大きかった)のは、この中央集権性ないし支配力にあったと思う。その底流には、巨大テクノロジーと民主主義はどこまで相容れるかという、現代に普遍的な問題が関係している〉そして、原発の安全性についてこう指摘するのです。〈巨大科学技術システムが共通に負っている、決してゼロにはできない破局的な事故の可能性、それに絡むヒューマンエラーの可能性の問題が、原子力には凝縮した形で存在している。一度でも起これば、取り返し不可能な影響を全地上の生命に与え得るような事故の可能性に対して、技術によって確率を下げるというだけでは、究極的な安心(心の平和)を人々に与えることはできないだろう〉1999年3月から5月にかけて高木仁三郎さんは病床でこの本を書き上げました。そこで提起された問題は、12年後の2011年3月11日以降、フクシマで現実のものとなってしまいました。そうしたなかにあってなお「成長をやめたら日本は崩壊する」という大合唱はやみません。人々のあきらめを組織的に利用して現状の国家形態・産業形態を基本的に維持していこうとしているのだと喝破した高木さんは、あきらめからの脱出を問いかけます。希望の組織化こそが私たちの未来を切り開くと語りかけます。傾聴に値する言葉です。同じ岩波新書の高木仁三郎著『原発事故はなぜくりかえすのか』もあわせてお読みください。(2011/9/16)
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    投稿日:2011年09月16日
  • 聞いた話ですが、たまに派遣社員でもホントにスーパーマン(ウーマン)っているみたいですね。何でもできちゃう、資格もスゴイの持ってる、でも短期でしか仕事をしない。で、この漫画はそれを地で行くスーパーウーマンが活躍するお話。SEにCADオペレーター、看護助手に選挙プランナーと、異業種を渡り歩き、毎度事件に巻き込まれる。あぁデキる女はツラい、ってなストーリーです。ただ、この主役の蜂矢銀子、切れ者で妙にエロっちいのですけど、オトコに弱くコミカルすぎ。なんかもう台無しって感じですが、なまじ各業種の生々しい部分を題材にしているだけに、これが良い狂言回しになる。息苦しくなくて脱力するのがいいです。主役で息抜きというのもアレですが…。またこの作品、巻末にあとがきがついているのですが、これがまた作画家の人柄がにじみ出てて良い。全6話の取材裏話やちょっとしたネタばらしのほか、キャラへの思い入れについてのくだりもあり、あとがきのおしまいまでいい味出してます。(2011/9/16)
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    投稿日:2011年09月16日
  • 現在テレビドラマ放映中の『バラ色の聖戦』。ごく普通の主婦が“女の生き方”を問うスタイリッシュで痛快なサクセスストーリーです。夫の浮気がきっかけで、絶対キレイになって見返してやる!と、「自分」を求めてキレイになる決意を固めた主婦・真琴が、夫の愛を取り戻すために一念発起し、輝ける主婦モデルを目指す。だが、あこがれのモデルの世界は想像以上に険しく、主婦の甘えた考えを吹き飛ばす過酷で華麗な女同士のバトルが待っていた。社会から長く離れていた主婦の自分にモデルが務まるのか――自問自答を繰り返しながら輝きを手に入れていく姿は、人生に迷う現代女性の共感を呼ぶこと必至です。失われた「キレイ」を求めて――主婦・真琴(30歳)の美への挑戦が始まる! 普段モデルさんが美を保つために気を付けていることなども描かれていて大変勉強になりました! 実はこやまゆかりさんの作品は一時期ハマって一気に読んでました。この方の作品は一度読み出すと止まらないんですよね~もう続きが気になって気になって…夜も眠れません。そしてもうひとつ共通しているのは「悪女」の存在。今まで信頼していた女友達が、突然手のひら返したように悪女になるんです! 『バラ色の聖戦』でもそれは例外ではなく。特に今回のテーマは女だけのモデルの世界。女同士のドロドロした関係に、実際こんなのあったら嫌だな~と思いながらも目が離せないんです! さらにモデルを始めたことで見えてきた夫との溝…例の「悪女」も何か企んでそう…イケメンカメラマンとの進展はあるのか?などなど、今後の展開に大注目です!!
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    投稿日:2011年09月16日
  • むかしの友達とはめっきり連絡も取らなくなりました。みんな今なにしてるんだろう…………オレを通り過ぎて行った男たち\(^o^)/ ……こんなことを思ったのは『坂道のアポロン』を読んだためです。“60年代後半、地方の町を舞台に、ナイーブ男子とバンカラ男が繰り広げる直球青春物語”……読んでみると、年を経て失くしたなにかが、漫画の中でキラキラキラキラ輝いているではありませんか! 二人の友情が、そして初々しい恋模様が、眩しすぎる…!! バンカラこと千太郎(せんたろう)が気のいいナイスガイすぎてホレそうでした。ぜひ、立ち読み版を読んでみてください(*´ω`*) ところで、ふつうに男子生活をやっていると、読まず嫌いという訳でもなく、あんまり女性向けマンガ誌を手に取る機会がないと思います。『坂道のアポロン』は、「このマンガがすごい!2009オンナ編」(宝島社)で第1位に選ばれた作品ですが、男性にはあまり知られていないのではないでしょうか? このあいだ気が付いたのですが、『坂道のアポロン』が載っている月刊誌「フラワーズ」(小学館)がすごいことになっています。前にご紹介した『7SEEDS』をはじめ、男性・女性隔てなく楽しめる漫画がメジロオシ。そのラインナップに、まるで黄金期の「少年ジャンプ」を彷彿とさせる衝撃を感じました! そんなわけで、このごろ少女漫画をご紹介することが多くなっております。「フラワーズ」の作品はこれから次々発売になりますので、どうぞお楽しみに!(2011/9/13)
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    投稿日:2011年09月13日
  • ラクビーのワールドカップが本場ニュージーランドで開催されています。日本代表も出場しているのですが、なぜかサッカーや野球等と比べると、いまひとつ盛り上がらないようでとても残念です。オールブラックスが試合前に行う有名なハカを見ると、これぞ男のスポーツ!!と血が沸き立つ人も少なくないと思うんですが…。『江の島女子高ラグビー部!!』は、なんとタイトル通り女子高のラグビー部がストーリーの舞台。このマンガで初めて知りましたが、実際に女子ラグビーってあるんですね。「男のスポーツ」だなんて言っていられないようです。劇画が似合いそうなハードなスポーツですが、このマンガではコミカルに描かれています。陸上部で400メートルの記録保持者である俊足の本多さやかの「自分を追い越す選手を後ろから倒してしまう」という妙なクセを我満コーチが見出して、さやかをラグビー部に誘うのですが、さやかはラグビーを全く知りません。これで、ラグビー部を勝利に導けるのでしょうか。従来のスポ根マンガとは違って、ギャグが散りばめられた展開ですが、スピードとタックルというラクビーの醍醐味が伝わってきて楽しめます。近い将来、なでしこラガーウーマンの活躍を予感させる!?一冊です。(2011.9.13)
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    投稿日:2011年09月13日
  • 『飛び加藤』は、『子連れ狼』や『オークション・ハウス』等でお馴染みの劇画の巨匠・小池一夫が、ケータイコミック描き下ろしで発表した異色作です。作画の画風やケータイ用にあわせた大きなコマ割り、そして全ページオールカラーと、従来の小池作品とは一味違った仕上がりです。若き日の北条早雲と伝説の忍者・飛び加藤の物語ですが、飛び加藤の繰り出す妖術と自身の変幻といった強烈なキャラクターぶりに目を奪われます。その飛び加藤が早雲に対してこう言うシーンがあります。「棒ほど願えば針ほど叶う と云うではないか」「ほいじゃが針ほど願うて棒ほど叶う事がある」それは「素材による!」と。加藤が早雲の人物を見抜いてほれ込んだ放った一言ですが、小池節は健在のようです。今後の展開が楽しみな作品です。元々ケータイ用に描かれた作品ですから、スマホでも読みやすいので、往年の小池ファンにもおすすめです。(2011.9.13)
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    投稿日:2011年09月13日
  • 庶民の、とくに「強い女」とその女たちにやられっぱなしの男たちのホンネを描かせたら、田辺聖子の右に出るものはいません。今回紹介する短編集『ブス愚痴録』は独特の大阪言葉のリズムで綴られる田辺聖子の世界そのものです。結婚までの身持ちの堅さが唯一の取り柄という理由から「激ブス」と結婚したハンサム男を待っていた結婚生活の現実を描く表題作。「ブス」なる言い方は第2次大戦後の新語で、かつては古式ゆかしく「ヘチャ」と呼んだそうです。この『ブス愚痴録』だけでも、オンナという生き物の強さ、したたかさが伝わってくるのですが、巻末に収録されている『あんたが大将――日本女性解放小史』という、小論文のようなサブタイトルが付いた短編小説は、女がたくましさをどうやって獲得していくのかを余すところなく描き出して秀逸です。しかもユーモアにあふれ笑える話としてまとめられているのですが、男としては笑ってばかりもいられないから複雑な気分です。主人公はローンを払いつつ小さいマンションに住む43歳の普通の庶民。従順な妻と小学生の娘の三人暮らし。兄からは「オマエみたいな亭主関白、今日び、通らへんぜ。ウチなんかオマエ、女房(よめはん)、大将で、オレ家来じゃ。オマエは家で大将でけて、結構やないか。男は外では大将になられへんねんさかい、家でぐらい大将さしてもらわんとの。――これは男の夢と違(ちや)うか」と羨ましがられていた。なにしろ、背も高く、目鼻立ちの整った、そこそこの美人である妻は、何事も夫に聞いてからといって自分では決めない、自分の意思をはっきり言わない。夫のいうことに一切逆らうことのない従順な妻だ。ところがその亭主関白の家庭生活が、ある事をきっかけに一変していく。キャリアウーマンになることを心密かに決意した妻は最初、近所のパン屋で店番の仕事を始めます。パン屋の亭主が親切にすると言って女房が嫉妬し始めたので、妻はパン屋を辞めて大阪駅寄りの大きな駅の駅前にあるブティックの売り子になった。ブティックで働き始めて妻は美しくなっていく。店員割引で服やアクセサリーを買い、流行のドレスで出勤する。見違えるような女っぷりになった。夫は妻の変貌ぶりに転倒(こけ)てしまっている。白いハイヒールをはいた妻の堂々たる長身。高い、なんてものじゃなかった。低いマンションの天井を突き破りそうだった。〈白いピケの半袖スーツ、濃紺のブラウス、化粧もうまくなり、目を惹く美人にみえ、「うらもこうなるとは思わなんだがに・・・・・・」にんまりする妻から、もはやオドオドした自信のなさはすっかり払拭されている〉ブティックから婦人服メーカーに引き抜かれ、あれよあれよという間にステップアップしていく妻と、妻の恐るべきスピードの変貌ぶりを一抹の不安を感じながら見守っている元大将の夫との間で醸し出される男女の機微は田辺聖子にしか書けません。そのタイトルに「あんたが大将」という象徴的な言葉を持ってきて、「女性解放小史」というおよそ小説にはにつかわしくないサブタイトルを組み合わせる。田辺聖子の技というほかありません。(2011/9/9)
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    投稿日:2011年09月09日
  • 東京の空に謎の発光体(=UFO)が出現。これを目撃した11人の少年達はその発行体を追い、高陣山へ向かう…。こんなオーソドックスな導入部にも関わらず、続く話の盛り上げ方の上手さにびっくりしてしまいました。ピクニック気分の探索から場面は一転、どしゃぶりの雨の下に笑い声とともに佇む美少女が…、と、きたらもうこの先が気になって仕方がない。うまく書けなくてもどかしいですが、対比のさせ方と波紋の投げかけ方が絶妙で、ドキドキ感が途切れないんですね。少年達の中にひとりだけ謎の美少女を入れ、冷静沈着なリーダーにはライバルの野性味あふれる少年を絡ませる。そしてそのリーダーにも本能的な面があることを描写。敵は神のようでもあり悪魔のようでもあり、精神的に少年達を追い詰めていく。これらのエピソードを積み重ねることにより、キャラの特徴はどんどん際立ち、サスペンス要素はますます深まっていきます。さすがに名作といわれることはありますね。これを読んだら昨今のパニックSF漫画って、亜流にしか見えなくなってしまうなあ。(2011/9/9)
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    投稿日:2011年09月09日
  • うーーーん懐かしい!!!!ヽ(;▽;)ノ ポリアンナ哉七さんですよ!大好きでした!(*´∀`) 第一印象は、とにかくお名前が個性的ということでしたねw 当時、ポリアンナ哉七さんというお名前だけ聞いて、ハーフの方だと勝手に思い込んでました(笑)。語呂がよくて覚えやすいですよねw これはたしか高校生くらいの時に読んだ記憶があります。そうですよね、もう10年も前の作品なんですもんね…。ほんと懐かしい…><。今読み返してみると、内容的にはそんなにエロくはないのですが、当時はなんだか妙にエロスを感じていたような気がします。。今読んでも、確かにエロティックな雰囲気は醸し出してますが…ん?私のレベルが上がったのか?Ω?…よくわからないですが、なんだかこの方の作品は色っぽいんですよね~。内容はというと…→人気ROCKアーチストの前に現れた美貌のマッサージ師…その指の魔性にとらわれた時から、禁断の快楽世界への扉が静かに開かれた…。センシティブ&インモラルに迫る、男×男のニューウェイブ・コミック!! うむ。。作品解説を見ると、物凄ーいエロ!! \(^o^)/ ってイメージが湧きますが、内容的にはそこまでエロくはなく、どちらかというと雰囲気エロスです。だって普通のマッサージでツボを押されて気持ちいいってだけですから!(たぶん)でもマッサージを受けている受けの表情がとてもエロい。もちろん攻めの指もエロいんだけども。要するにエロいってことです!\(*^o^*)/そういう雰囲気が大事に描かれているので、感情移入しやすいし、もれなく萌えますよ~(*´ω`*)b グッ BL入門編としてもオススメの作品です!
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    投稿日:2011年09月09日
  • 伝説的美女クレオパトラの生涯……その漫画化に挑む意欲作です。驚くべきは、あの『女帝』を生み出した倉科遼がストーリーを担当していること。『女帝』は、ひとりの普通の女の子が、夜の銀座の頂点へと駆け上がっていく姿を描いて大ヒットとなりました。たしかに、どちらも“女帝”なのですが……今回は世界的スケール! 今後の展開が非常に楽しみです。『クレオパトラ』は、先日からリリースが始まった「レジェンドコミック・ゲキデン」シリーズのひとつです。出版社さんが渾身の力を込めて発表したこの新シリーズは、本当に読み応えある力作が揃っています。ぜひご注目を。(2011/9/6)
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    投稿日:2011年09月06日
  • 世界最高峰の陸上競技大会、世界陸上韓国テグ大会盛り上がりましたね!! ウサイン・ボルトは、やっぱり凄かったです。あの爆発的な脚力や瞬発力は、どんな環境で培われてきたのでしょう。『怪人ヒイロ』は、北海道未開の隠れ里で育った超人的運動能力の持ち主ヒイロが陸上競技をはじめ、プロ野球や大相撲等でミラクル旋風を巻き起こす話です。あっ、タイトルの怪人は「カイジン」ではなく、「ミラクル」と読みます。いつもは、破壊的なギャクが持ち味のどおくまん作品ですが、ここではギャグをちりばめながらも血と汗の情熱ストーリーにグイグイのめり込ませます。元々は日本陸上会の山田コーチにその才能を見出されて、陸上競技で活躍したヒイロでしたが、格闘技に転身して、大ケガを負います。再起が絶望視される中、韓国でのオリンピック開催に合わせて最後の怪人ぶりを発揮しようとします。陸上に復帰したヒイロは100メートル走でカルロス・ルイス、ベム・ジョンソンらと同じスタートラインに立てるのでしょうか? いやはや、感動に胸を打たれました。最後の結末はこれまで単行本には未収録でしたが、第20巻として電子書籍版で完結しました。巻末には付録のイラストコレクションも収録されていますので、感動の余韻に浸ってください。陸上競技って、やっぱり素晴らしいですね!! (2011/9/6)
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    投稿日:2011年09月06日
  • 世の中には器用な人が存在して、本業以外の二束のわらじを履いて上手に闊歩する人がいます。漫画家兼サラリーマンの田中圭一も二束のわらじの人で、『ヤング田中K一』は自身のサラリーマン生活を中心とした自伝的マンガです。ヨイトコトーイという玩具メーカーを舞台に、若手営業マンのK一が社内外で「破天荒な日々」を送ります。バブル景気に浮かれていた世の中を背景とした、玩具業界の話ですから、何かにつけて“イケイケどんどん”だったことがひしひしと伝わってきます。強面で迫力のあるおじさんたちが実は問屋のバイヤーで、玩具の新作発表会に集まり、「ミンキーハウス」や「さわやかドレッサー」などの新商品に感嘆をあげるなんて業界話もふんだんです。でも、やはり惹きつけられるのは、画のタッチが漫画の神様・手塚治虫そっくりの点ですね。もはや器用のレベルを超えています!! 後半は怒涛の下ネタ攻勢ですが、あの画のタッチだからか、イヤらしくなくて妙に明るいのは、神様のなせるワザなのでしょうか。全編通して、サラリーマン稼業の気楽さが伝わってきますが、仕事でしくじった時なんかにも、このマンガを読んで笑い飛ばしてしまいましょう!? (2011/9/6)
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    投稿日:2011年09月06日
  • 『ガセネッタ&シモネッタ』は2006年に56歳で亡くなった米原万里さんがロシア語同時通訳業から執筆業に軸足を移し始めた時期のエッセイ集で、国際会議の知られざる舞台裏や外国の賓客の意外な素顔など同時通訳者だけが知り得たハナシ、その悩みや苦労、失敗談・・・・・・の数々が開陳されていて、一種の国際文化論になっています。少し長くなりますが、一例を引用してみます。〈「ここに、つい最近わが研究所が入手した不気味な数字があります。ひとつは、閉鎖都市Kに所在する第××工場から昨年度出荷した核弾道の数を示す出荷伝票の写し。もうひとつは、納入先の極東軍管区○○基地の納品確認伝票の写しです」その道では著名な軍事問題専門家だという壇上のアメリカ人は、かなり興奮した様子で一気にここまでしゃべると、口をつぐんで聴衆の反応を確かめるように会場全体に目を走らせた。それから、ことさらゆっくりと、一つ一つの言葉を噛みしめるように言った。「いいですか。工場の出荷伝票に記された核弾道の数は三六。基地の納品伝票に記された核弾道の数は三二なんです」「三六マイナス三二は四。そうです。四つもの核弾道が、跡形もなく消えているんです!」一九九三年の夏、モスクワで開かれた会議でのことだ。日英通訳が和訳したものをロシア語に転換する必要がなくて、本当によかった。と呑気に構えていたら、「いや、そんなこと、心配するにおよびません」いきなりロシア人研究者がしゃべりだしたのだった。「アメリカや日本の方にとっては、ちょっとわかりにくいかもしれませんが、社会主義計画経済の現実を知るものにとっては、ごく当たり前のことなんです。どの工場も計画達成のノルマってのを課せられてます。達成できないと、減給、左遷処分など嫌な目にあう代わり、超過達成すると、ボーナスや昇給などいいことずくめ。ソ連邦が崩壊して、はや二年となりますが、この計画経済の慣性はまだ続いとるんですなあ」ここで、スピーカーは得意気に先ほどのアメリカ人の方を見やると、結論した。「だから、当然の成り行きとして、わが国では冷蔵庫も、車も、テレビ受像器も、生産工場はどこも出荷数量を水増しして届けるんですよ。核弾道だって、同じことです」〉このアネクドート(小咄)のような、ぞっとするエピソードに、駄洒落好きの米原さんは「空恐ロシヤ!」と見出しをつけています。随所に米原流のユーモアが溢れる、実は大真面目な本。ユーゴ内戦を描いた坂口尚の名作漫画『石の花』に感動した米原さんが20セットほどを買い込んで友人たちに配ったことがきっかけとなって天皇陛下が『石の花』を取り寄せたとか。伝聞で心許ない話と断った上で、良い本が自分で読者を開拓していくいい例として米原さんは紹介しています。同感です。(2011/9/2)
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    投稿日:2011年09月02日
  • サッカーW杯予選を前に、南ア大会のビデオを景気づけに見ていたんですが、今さらながら刺青を入れてる選手が増えてることに気付きました。プロレスならまだしも、接触の多い競技だし、免疫のないお国柄の選手だと威圧されないのか? だったら本物でもいいじゃん、と紹介するのが本作。横浜の利権を賭けてイタリアのマフィアと日本のヤクザがサッカーで対決するというお話です。サッカー通で知られる著者だけに、こんなタイトルでも実は正統派サッカー漫画では、と思ったらとんでもない。ヤクザ側のエースこそ元本職ですが、他はチンピラの寄せ集めチーム。レッドカードをエロ写真にすり替えるなんて序の口、ビー玉で目つぶし、ラインズマンの肩を脱臼させ旗をあげさせなくする、などまともなプレーはほとんどなし。無邪気でえげつなくてハードボイルド、というごった煮感がたまりません。勝つためには何でもする、この強い精神力、まさか日本代表への提言…ではないですよね。ちなみに同著者の作品で『騒世紀』という女子サッカー漫画もありますが、こちらもなでしこにはマネしてほしくないです。(2011/9/2)
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    投稿日:2011年09月02日
  • 現在絶賛ドラマ放映中のこちらの作品。ドラマを観て興味を持ち原作を読んでみましたが、ドラマとはだいぶ印象も内容も違います。ドラマでは観月ありさ主演の四姉妹の次女・竹美が主役ですが、原作は特に誰が主役というわけでもなく、オムニバス形式で四姉妹や母、父の浮気相手など、それぞれの視点で恋愛や人生が描かれていきます。あえていうなら四女・うめが進行役というか出番が多い気がします。華和家は「モテ男」の父と、父にゾッコンの母、そして4人の娘の6人家族。しかしこの4人の娘は男運に恵まれず…。長女・藤子は子供の頃から優秀で、現在はバリバリのキャリアウーマン。4人の中では一番の恋愛体質だが、イケメン好きが災いして、ダメ男に惚れては逃げられるという負のスパイラルを繰り返す。次女・竹美は、数々の男を骨抜きにする「男ゴロシ」。美人でとにかくモテるが、派手な容姿から他人に理解されず、あらぬ噂を立てられることも。結婚しては離婚・出戻りを繰り返し、3人の子を持つ問題児の母親でもある。三女・桜子は専業主婦を夢見る姉妹の中で一番のお嫁さんタイプ。自分磨きのためにとにかく資格を取りまくるが、何一つ活かせず一般職OLとして働く。竹美と年が近いため、子供の頃から密かに敵対心を抱いている。四女・うめは、他の三姉妹とはだいぶ年が離れているため、産まれた時から姉たちの「玩具」として育つ。恋愛経験はゼロで、四姉妹の中では超オクテだが、姉たちの影響か、観察眼には優れているようだ。お笑い芸人を目指す大学生。そんなバラエティ豊かな四姉妹が、幸せの形を探し続ける家族の物語。そして、原作では3巻で登場する桜子の婚約者・益子正三郎。父母の離婚の事実と母の突然の死で家族崩壊を迎えた華和家に、更なる波紋を呼ぶことに…この男が現れたことで四姉妹はどう変わっていくのか?時代を切り取るストーリーテラー・柴門ふみのコメディでありながらシニカルな切れ味と温かい慈愛がいっぱいの作品です。
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    投稿日:2011年09月02日
  • この漫画のテーマはズバリ「老人の恋」という衝撃的なもの。「死」の影を意識せずにはいられない、重たい人間ドラマです。仕事一筋できた銀行マンの挫折、黙々とラーメン屋を営む男に突然訪れた人生の転機、忘れられない事件に決着をつけようと思い立った元・警察官……などなど、作者が描くいくつもの人生に、あなたは何を感じるでしょう。死ぬことは人間が避けられない宿命。その前哨である黄昏タイムもまた、誰にも平等に訪れるものですから、自分はまだまだ…と思っている人にこそオススメします! 往年の売れっ子アイドルとの一夜の恋、京都の割烹の女将との愛人関係…といったファンタジックな恋愛模様はやはり弘兼マジック! あわせてお楽しみください!! (2011.08.30)
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    投稿日:2011年08月30日
  • 世の中、いろんなお仕事がありますが、見た目の華やかさとは裏腹のハードな職業にCA(キャビンアテンダント)があります。絶えず空の安全を考えながら、一流の接客で応じなければならないのですから、ストレスも相当たまると思います。搭乗客にもいろんな人がいるでしょうが、笑顔を絶やさないCA達は本当に立派です。わがままな客にお説教するわけにもいかないし…。ところが、『ぶっちぎりCA』の花園ひなこは、可憐なルックスに反して自分勝手な搭乗客には平気で鉄拳制裁を敢行します。元ヤンキーの花園は、搭乗客の快適な空の旅のためなら手段を選ばない、「天使の笑顔と悪魔の拳を持つ乙女」なのです。乱闘騒ぎを起こす修学旅行生や傍若無人な国会議員にだって、一歩もひるまずに対峙します。ふだんは凛としてふるまう花園が、ぶちきれた時に豹変する表情も見ものです。清楚な顔立ちが、ページをめくると顔中に血管浮き上がらせて「殺すぞ コラ」ですからね。まさに、勧善懲悪の世界。このマンガを読んでいると、すっきりさせられるのと同時に、大和撫子の強さを再認識させられるのです。 (2011.8.21)
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    投稿日:2011年08月30日