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  • ネタバレあり
    カテゴリーはツンデレかな
    かわいい悪魔の続きモノ。
    もの凄く絵柄が綺麗で、受の往生際の悪さがかわいい。ギャグの時のタッチは苦手。
    内容は前作の方が、意外性などから断然上です。
    絵が綺麗過ぎるが故か、なんとなく動いて見えにくいのが残念。攻の顔が好み。
    エロまあまあ強め。キラキラしちゃってて、グロくもなんともないので安心おススメ。
    大学生モノ。お仕置きプレイ。姫受。男前攻。髪型がスゲえ。攻の色気パネエ。
    • 参考になった 4
    投稿日:2014年11月06日
  • ネタバレあり
    エロと心理描写のみ
    アングル、表情、カット割り等が秀逸。
    ほとんどずっと3人でやってるシーンばっかりなのに、まあ飽きさせない驚き。
    関係性が難しく、読む人によっては、不快感だったり消化不良を起こすので注意。
    エロかなり強め。絵柄がグロくないので大丈夫。同級生モノだが社会人と大学生あたり?かな。男前受。スネ毛注意。体格差。1番可愛いのが攻。二輪挿し警告有り。
    • 参考になった 5
    投稿日:2014年11月06日
  • ネタバレあり
    恋愛要素満載
    水着一択があるかと思えば、こんな凄く切ない恋愛モノ書けちゃうんだよね。
    サエコ作品は色々裏切りがあってヤバいです。個人的には★6個でもいいです。
    対人恐怖って大変だろーなー。
    色々あってからの最後に結ばれる感じ?サエコ氏のエロさを知ってるだけに、ドキドキしましたよ(笑)
    後半怒涛の追い上げ。告白の瞬間よかった。
    エロ強め。年下攻。リーマン系。チン子がデカ過ぎる。可愛受。
    舞台が結婚相談所という、あんま見ない感じで新鮮でした。
    • 参考になった 2
    投稿日:2014年11月06日
  • ネタバレあり
    エロ顔ヤバい。
    この人もっとストーリー物書いて欲しい。
    いつも割りと下らないショート系エロだけの話しが多いけど、こういうちゃんと長めの作品良いですよ。うん。
    ちゃんと恋するまでの描写が上手いと思う。
    サエコ作品にしてはエロ少なめ。でも強め。しずる感過多。ムスカが異常にデカイ。年下攻。受のイキ顔がスゲえ。
    • 参考になった 2
    投稿日:2014年11月06日
  • ネタバレあり
    だいぶ好きです。
    たぶん自分が、この人のタッチとか、絵柄やアングルなどが好きなんだと思います。
    学園モノ。エロかなり強め。しずる感満載。局部描写ソフト(初心者に安心)。スネ毛注意。リバ有り。ヤンデレ有り。
    この学校フォモダチ多くない?
    深く考えるのはやめよう。
    太郎とはなこパートが無駄に好きである。
    • 参考になった 5
    投稿日:2014年11月06日
  • ネタバレあり
    絵柄問題
    いさか氏は基本的に好きなのでいいんですけど、年齢差が絵柄から伝わらない難点が。
    ストーリー物の割に、心理描写がいまいち足りない気がします。受の感情ばかりが先行。
    エロ強め。しずる感不足。年上攻。モデルネタ系。攻顔色気有り。
    • 参考になった 6
    投稿日:2014年11月06日
  • ネタバレあり
    結構きゅんきゅん系です。
    初っ端のパスタがぶよんぶよんって台詞がツボでした。
    吹き出しに入ってない言葉がいちいち可愛いし、絵柄がすごく綺麗です。
    エロ強め。姫受系。年下攻。ストーリー重視。身長差萌え。
    • 参考になった 2
    投稿日:2014年11月06日
  • ネタバレあり
    いやいやいやw
    そんなに同じ会社にフォモの人ゴロゴロしてないだろ?っていう突っ込みは無しの方向で。
    スピンオフなんで、最後の方でお楽しみ待ってます。
    後ろの人、知り合い?
    わーーーー!
    • 参考になった 2
    投稿日:2014年11月06日
  • ネタバレあり
    話題になるだけはある
    まあ、大人になると恋とか付き合うとか、考える前に関係が始まったりするよね?
    すごくリアルで、なんかナチュラルでした。
    最後の方で、BL特有の周りがフォモ化するという、オイシイようで短絡的な展開?なってきて、アレ?と思うけど、スピンオフ用の伏線だったよね。ですよねー。
    デスクからタバコを見つけた時の、あの崩れ堕ちる瞬間。グッと来ます。
    • 参考になった 3
    投稿日:2014年11月06日
  • 匿名希望
    購入して良かった一冊です
    大好きな作家さんなので、迷わず購入しました。
    一冊を通してのお話なので、読みごたえがあります。
    読み進めていくなかで、突然の展開にドキドキしながら、読みました。
    早く先を読みたいようなじっくり味わいながら読みたいような素敵な一冊です。
    • 参考になった 1
    投稿日:2014年11月05日
  • 満足の一冊です
    読みごたえあり、胸が締め付けられるような素敵な作品でした。
    買ってよかったと思える一冊です。
    • 参考になった 5
    投稿日:2014年11月05日
  • 匿名希望
    信長が成長しないのがなぁ
    面白くなくはないんだけど、信長が成長しないのがなぁ。
    桶狭間の時は用意周到だけど、現代高校生がそれじゃかえっておかしい。逆に、タイムスリップが信長の結婚直後だとすると、長篠の戦い時点ではそれから20年経ってる。アラフォーのおっさんがいつまでも現代高校生のノリで「なんかよくわからんけど、偶然うまくいった」じゃこれまた変。信長の成功に説得力がイマイチなのよね。
    • 参考になった 5
    投稿日:2014年11月05日
  • 匿名希望
    早く次巻を出して下さい
    おもしろくて、ためになるし、勉強にも成ります。
    自転車が好きになりそうな漫画です。

    どんどん読みたいので、次巻を早く出してほしいです
    • 参考になった 3
    投稿日:2014年11月04日
  • 匿名希望
    捻りなし
    絵は好みなのにストーリーに全く捻り無し…。読んでて先が分かってしまい途中から流し読み状態でした。王道は好きだけど何の工夫もないストーリーはつまらない。
    • 参考になった 0
    投稿日:2014年11月04日
  • マンガ家によるマンガ家インタビューマンガ! 同業同士という気安さからか、出演されているマンガ家さんがかなり赤裸々に作品の創作秘話を語っており、「あの登場人物にはモデルがいたのか!」等々、ファンでなくともマンガ好きであればかなり楽しめる内容です。出演されているのは『ハチクロ』羽海野チカ、『惡の華』押見修造、『アイアムアヒーロー』花沢健吾、『ソラニン』浅野いにおほか全12名! 1話1話のページ数は短いのですが、ネームがかなり詰まっているので満足感は高いかと。…でももっとページ数も増やしてほしいなぁ。
    • 参考になった 0
    投稿日:2014年11月04日
  • ユニークなのに王道
    時間の止まった世界に出入りする力を受け継ぐ一族と、その力を手に入れようとする組織の攻防、というストーリーですが、主人公側が普通の家族のため緊迫した展開の中でも何故かほのぼの感を感じてしまいます。
    「止界」の中で動けるのは、主人公一家と敵対グループのみ、という特異な状況下で物語は進んでいきますが、物語全体が実に上手く構成されています。
    ラスボス倒したらもうページが無い的な作品も多い中、丁寧な終わらせ方にも好感が持て、読後感の良い作品でした。
    • 参考になった 3
    投稿日:2014年11月02日
  • 匿名希望
    ネタバレあり
    深見じゅん好き
    この人の作品は、だいたいパターンが似ているんだけど最後はほのぼのとするものが多いので好き。

    明るくて前向きで、優秀ではないけど奇抜なアイディアが浮かんだりいい出会いに恵まれているまりりんのような人にあこがれる

    悪女 むぅぶ 5秒前 みみっく くるみ SUPER G を読んで、やっぱり一番好きなのは悪女

    パターンとしては

    主人公は冴えない女の子(女性)でも磨くと魅力的になったり人にはない魅力があったりする(少し手を入れると可愛くなったりする)

    主人公が好きになる男性は、最初は主人公が嫌いだが最後にはその魅力に気づき惹かれていく

    主人公のことを最初から好きになる男性はだいたいイケメンで、周囲からは「なんであの人が」というふうに見られてしまう
    でも主人公は別の男性が好きなのがほとんどで、主人公と仲の良い友人と最後は結ばれる

    主人公と出会う性格の悪い女性はだいたい心に傷を負っていたりするが、主人公と付き合ううちに心がほぐれていき、よい関係の友人になる


    たぶん、深見じゅんさんは「この世に悪い人はいない」と本当に思っているのかもしれない
    それが作品に表れているのかも・・・




    • 参考になった 9
    投稿日:2014年11月02日
  • 黄昏流星群
    久しぶりに黄昏流星群を読みました。以前、読んだ時は確か2
    ~30代で何か父親位の代の話だと思っていましたが自分も40代になり改めてこの本を読んでみて物語の深さや面白さを再発見し、また物語の内容に憧れたりする自分がいました。是非全巻読み直したいと思ってます。
    • 参考になった 2
    投稿日:2014年11月02日
  • ネタバレあり
    良い余韻を味わえず
    大根役者の演技を見ているようで、
    読むのが少しつらかった。

    クレシダとオルドリックの恋の行方を知りたくて、
    続きを読んだわけですが、
    読後感が悲惨なことに・・・・・・。
    • 参考になった 1
    投稿日:2014年11月02日
  • ネタバレあり
    内田カヲルらしい作品。
    内田カヲルらしい作品。筋肉隆々で居丈高な方が受け。身体の小さなブサイクが攻め。ストーリーもコミカルで、好きな人は好きだと思う。上下巻はちょっと長かったかも。。
    • 参考になった 4
    投稿日:2014年10月31日
  • ネタバレあり
    色々と破綻している。。
    ストーリー、台詞、画のすべてが素人くさいと言わざるを得ない。ありふれた材料を拾って作ったはずの定食が、想像以上に不味いできになった感じ。頑張ってアウトローな雰囲気を出そうとしたのだと思うが、結局コミカルでもシリアスでもなく、情緒のない作品になっている。これは辛口なコメントを書かざるを得ない。
    • 参考になった 0
    投稿日:2014年10月31日
  • 主人公の右手に宿った寄生生物「ミギー」でお馴染みの『寄生獣』が実写映画化され、話題となっています。『寄生獣』が実写化…すごいです!! 『新装版 骨の音』は『寄生獣』の作者である岩明均の初期短篇集。ちばてつや賞に入選し、デビュー作となった『ゴミの海』はじめ表題作の『骨の音』等全6作が収録されています。いずれもの作が、どうということのない日常を舞台にしているのですが、そこに潜んでいた異形が顕在化することで、ぐいぐいと物語の世界に引き込まれていきます。『寄生獣』を読んでいる時の感覚に近いです。とりわけ不思議なインパクトを受けたのが『和田山』。高校時代の同窓会が開かれるのですが、ひとり和田山だけは呼ばれませんでした。それは高校時代にやらかし続けた和田山の奇行をみんなが敬遠したからです。その奇行がなんであるかはここでは書きません。やがて会に参加していたメンバーは和田山の仕業としか思えない被害に遭ってゆくのです。ひとり、またひとりと…。残虐や痛みを伴うものではなく、むしろ子どものいたずらのような奇行なのですが、度が過ぎるとスリリングで恐いです。巻末には伝説の漫画家・上村一夫のアシスタント時代を描いたおまけ漫画も載っていて、ちょっと得した気分です。(2014/10/31)
    • 参考になった 1
    投稿日:2014年10月31日
  • 『のだめカンタービレ』の二ノ宮知子先生の作品ですが、こちらは是非オススメしたい本です。が、1、2巻はちょっと期待外れに思ってしまうかもしれません。しかしそれは後半に向けての導入部ということで我慢していただきたく!出来れば全巻まとめて読んでいただくのをオススメいたします。後半に向けてぐんぐんと面白くなります!そして読み終わる数ページ前には「ああ、もう少し読みたいです。お願いします!」となります。天才高校生・夏木勝幸は母との二人暮らし。そこに母の再婚相手の父親・荘介とその息子が現れて4人暮らしと突然なります。戸惑う勝幸ですがそこから人生が少しずつ変わっていくのです。勝幸のクラスメートの女の子「永沢」や超天才児「アミィ」、謎の老人林(リン)などなど、サブキャラもかなりいいです。まさに「天才ファミリー」と思いました。。みんな、それぞれが、「天才」です。
    • 参考になった 9
    投稿日:2014年10月31日
  •  ノンフィクション作家・佐野眞一は『あんぽん 孫正義伝』を、こんな言葉で締めくくっています。ソフトバンク・グループを率いる孫正義と正面から向き合い、時に厳しい批判、反問を繰り出しながらも、孫正義とそのルーツである一族を、その在日としての道のりを、きっちり受けとめた佐野眞一の「愛情」が行間から滲み出ています。



    〈豚の糞尿と密造酒の臭いが充満した佐賀県鳥栖駅前の朝鮮部落に生まれ、石を投げられて差別された在日の少年は、いまや日本の命運を握る存在にまでなった。

     だが、ネット上では相も変わらず「在日は早く朝鮮に帰れ」といった差別意識むき出しの罵詈雑言が蔓延している。この国は、孫正義少年を陰で「あんぽん」と呼んで白眼視した時代と何も変わっていないのではないか。

     だから、私はこう言いたい。孫正義よ、頼むから在日でいつづけてくれ。そして物議を醸しつづけてくれ。あなたがいない日本は、閉塞感が漂う退屈なだけの三等国になってしまうからである。

     それは「日本が大好き」というあなたも望まないだろうし、「三・一一」後大きく変わる新生ニッポンの誕生を期待する多くの日本人も望んではいない。〉



     書名となっている「あんぽん」は、1990年(平成2年)9月に帰化した孫正義の帰化前の名前「安本正義」からきています。帰化に先だって、16歳でアメリカの高校へ留学した時から「孫」姓を名乗るようになるのですが、中学生時代の孫正義は旧姓の安本をそのまま音読みして「あんぽん」と言われることをひどく嫌っていたという。「あんぽんたん」という侮蔑的な言葉への連想もさることながら、韓国語に近い「あんぽん」という発音に自らの出自を意識せざるを得なかったのだろう、と佐野眞一は捉えています。

     孫正義の額には子どもの頃、石をぶつけられた傷跡がいまも残っているそうです。佐野眞一は、孫の生い立ちをこう書いています。



    〈孫(旧姓・安本)正義は、昭和三十二(一九五七)年八月十一日、父・孫(安本)三憲、母・李玉子の次男として、佐賀県鳥栖市本鳥栖町無番地で生まれた。兄弟は上から、正明、正義、正憲、泰蔵の四人である。

     鳥栖駅に隣接した朝鮮部落のバラックは、駅に遠い方から上バラック、中バラック、下バラックと呼ばれていた。孫の家は上バラックだった。

     孫家と日本の関わりは三代前まで遡る。孫の祖父の孫鍾慶が朝鮮の大邱近郊から小作農として対馬海峡を渡って日本にやってきたのは、一九三〇年代のことだった。

     間もなく、祖母の李元照が朝鮮の江原道より日本にやってきた。

     孫鍾慶と李元照は昭和九(一九三四)年に結婚し、七人の子を産んだ。上から、友子、清子、三憲、在憲、一憲、雪子、成憲の四男三女である。孫の父親になる長男の三憲が生まれたのは、昭和十一(一九三六)年のことだった。〉



     孫正義は国鉄の線路に沿うように形成された朝鮮部落で少年時代を過ごします。佐野眞一が綴る朝鮮部落の極貧ぶりは、半世紀を隔てたいまなお生々しく、衝撃的です。かつてその朝鮮部落に住んでいたという在日朝鮮人(現在は別の場所で運送店を経営)の証言が紹介されています。



    〈まあ、とんでもないところでしたよ。バラックというか、掘っ立て小屋ですな。粗末な家が軒先を連ねるように並んでいてね。全盛期には数十戸、人数にして三百人くらいの朝鮮人が住んでいましたよ。みんな貧しかったから、豚を飼ったり、鉄屑を拾ったり、密造酒をつくったり、そんな家ばかりでした。線路脇ですから、SLの時代は汽車の音がうるさいだけじゃなく、煤煙が家の中まで入り込んで、壁まで真っ黒になった。とにかく上空まで煤煙で真っ黒になって、〝鳥栖の雀は黒雀〟と言われたほどです〉

    〈差別? それはされました。朝鮮部落の掘っ立て小屋に石を投げられることなんて、当たり前でしたね。地元の子どもたちから『朝鮮人、朝鮮人』って、囃(はや)し立てられることもしょっちゅうだった。

     私の娘も『汚い家に住んでいる』とか『近寄るな』とか、さんざんいじめられました。昔は朝鮮人っていうだけで、就職もできなかった。だから密造酒をつくってでも家族を食わせなければならなかったんです〉

    〈孫正義さんは立派ですよ。こんな環境の中から、世界有数の富豪になったんですからね。まあ、おじいちゃん、おばあちゃん、そしてお父さんもえらかったんでしょうな。あの家はみんな働き者だったし、なによりも、一家そろって頭がよかった。だから早い時期に、朝鮮部落から出ていくこともできた〉



     住所をたよりに在日本大韓民国鳥栖支部を訪ねた著者の佐野眞一は、その住所にあった焼き肉屋に入った。そこで昼食をとった後、店の主人から民団事務所はもうなくなったことを聞かされます。この会話をきっかけに、それとなく孫正義のことを切り出してみたところ、驚いたことに、店の主人は孫正義とは従兄弟同士だという。

     店主の母親は旧姓・安本清子といい、孫の父親の三憲の姉にあたる。足で稼ぐ取材には、しばしばこうした“偶然の成果”があります。だからノンフィクションは面白いといえるのかもしれません。



    〈「焼肉仁」経営者の大竹仁鉄は、突然の訪問にもかかわらず、快く取材に応じてくれた。

    「私は今年還暦を迎えましたから、正義よりも六歳ばかり上です。ええ、私も駅前の朝鮮部落に住んでいました。あそこは、孫の一族、四家族が集まって住んでいた。みんな豚を飼っていてね。それで生活していたんです。

     思い出すのは、朝鮮部落の脇に流れていたドブ川です。そのドブ川が、大雨が降るとあふれ出すんですよ。ええ、洪水です。あっという間に部落全体が水没してしまう。その中に豚がぷかぷか浮かんだりしてね。ついでに豚のウンコまで浮かびあがる。

     それが井戸の中に流れ込む。水道なんてありませんでしたからね。そんなことがあると、しばらくの間、井戸の水が臭いのなんのって。豚のウンコの臭いがするんだから。その水を飲んだり、煮炊きに使ったりしたんだから、よく腹を壊さなかったもんだよ。

     大金持ちになった正義が、いまどんな水を飲んでいるかは知らんが、あいつだって、ウンコ臭い水を飲んで育ったんだ」(中略)

     大竹によれば、孫正義は朝鮮部落のウンコ臭い水があふれる掘っ立て小屋の中で、膝まで水に浸かりながら、必死で勉強していたという。〉



     佐野眞一は、孫の従兄弟にあたるという焼き肉屋店主の話を聞いていて、今村昌平の映画「にあんちゃん」の一シーンを思い出したという。

     朝鮮人炭鉱夫家族が暮らす炭住の共同炊事場にやってきた保健婦が、こんな注意をする場面です。「まったく、なんて不衛生なんでしょう。ここじゃ、ウンチと米を同じ水で洗っているんですからね」

     後に、孫正義にインタビューをする際、佐野眞一は一冊の本を手土産に持っていきます。孫が生まれた翌年の1958年(昭和33年)に光文社から出版され、大ベストセラーとなった『にあんちゃん』の文庫本です。



    〈――この本の著者の安本末子という女性は韓国籍です。生まれも孫さんと同じ佐賀県です。姓も孫さんの旧姓と同じ安本ですから、ひょっとしたら親戚ではないですか。

     そう言いながら、文庫本を手渡すと、孫はそれまでの表情を一変させた。紅潮した顔には、明らかに喜色が浮かんでいる。

    「親戚かどうかわかりませんが、同じ安本姓をつけたくらいですから、関係あるかもしれませんね」

    ――「にあんちゃん」は今村昌平の監督で映画化もされています。まだお読みになっていなければ、私からプレゼントします。

     孫はそれを大事そうに受け取って言った。

    「ありがとうございます。まだ読んでいないので、読んでみます。そうですか、安本ですか。いやあ懐かしいなあ」

     そこには「あんぽん」と揶揄(やゆ)されて傷ついたかつての孫はなかった。〉



     孫正義は「経済白書」が「もはや戦後ではない」と高らかに謳った翌年、鳥栖駅前の朝鮮部落に生まれ、豚の糞尿と密造酒の強烈な臭いの中で育った。日本人が高度経済成長に向かって駆け上がっていったとき、在日の孫は日本の敗戦直後以下の極貧生活からスタートしたのである――佐野眞一はこれまでの孫正義について書かれた、どの本も触れてこなかったその「在日」というルーツをたどり、孫が見つめてきた原風景を自身の目と耳で確かめるようにして本書を書き上げました。孫正義という異端経営者の内面に光をあてると同時に、日本という国、社会の現在をも照射するノンフィクションの最高傑作です。

    (2016年7月1日に文庫版(2014年9月発刊)を底本とする電子書籍に切り替えられました。文庫版には、「神童・孫正義」に対し、「天才・西和彦」と並び称された、元アスキー社長の西和彦氏へのインタビュー【盟友が語る「孫とゲイツとジョブスの若かりし頃】、及び本書取材チームの一人でもあった気鋭ライター・安田浩一氏の解説が収録されています。身近で見てきた「あんぽん論」、「佐野眞一論」が綴られ興味深い内容となっています。(2014/10/31/2016/7/1追記)
    • 参考になった 2
    投稿日:2014年10月31日
  • あなたにもできる!ヒットが次々生まれるアイデア発想四つの技法
    2001年、大阪にオープンしたハリウッド映画のテーマパーク、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)は、テーマパーク世界最速で入場者数1000万人を突破するなど、開業直後から大人気を博した。しかし次第に客足が伸び悩み、2010年頃には窮地に陥る。その頃に入社し、3年間での見事なV字回復の立役者となったのが、本書の著者である森岡氏。次々と革新的なアイデアを編みだしヒットに結びつけ、来場者数を取り戻した。本書では、その数々のアイデアがどのように生み出されたのか、3年間の軌跡を辿りつつ自ら解き明かす。また、著者のアイデア発想法である「イノベーション・フレームワーク」についても理論的に解説を加えている。
    書籍ダイジェストサービス「SERENDIP」詳細はこちら
    投稿日:2014年10月31日