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6701~6725件/11701件 を表示

  • 彼は影の立役者である。
    ひとは、社会人でなくとも、さまざまな事情でお金を稼いでいます。
    ただ仕事だから。やりたいことをやりたいから。
    本を買いたいから。遊ぶお金が欲しいから。
    でも、自分に向いている仕事を見つけたり、出会ったりすることが
    そう簡単ではないことはみなさんご存知でしょう。
    この漫画に出てくる口入屋(仕事を斡旋する人)がいたら
    どれだけの人が幸せになれるだろう・・・。
    思わずそんなことを考えてしまいます。

    口入屋の兇次は「仕事を探している人」に、仕事を紹介するだけの影のような存在。
    話の肝はあくまでも紹介された人なので、
    主人公はむしろ兇次に仕事を紹介された人のようにも感じます。
    自分の適正を的確に見抜いた兇次から紹介された仕事で生き生きと働き出す彼ら。
    良かった。彼は報われた。いい仕事を紹介されてよかったな!お幸せに!
    で、終わってしまう漫画だったらこうも惚れなかったでしょう。

    先にも書きましたが、人には働く理由があります。
    それは、本当にさまざまです。
    この人は、そうまでして何故働きたいのだろう――
    そう考えながら読むと、ハッと気づくような場面もありました。
    その証拠に、1巻に収録されている第一集では思わず涙ぐんでしまうところが。

    まだ1巻しか発売されていませんので、今後の展開がどうなるかはわかりませんが、
    いつかでいいです。
    いつか、主人公たちにもスポットが当てられることを願います。

    この話のキーワードは・・・まだ1巻しか読んでないのでちょっと難しいなあ。
    仕事とは 就職 人生 人情 
    かなあ。
    いつかこの続編が発売されて、レビューに修正機能がつくことがあれば書き直したいです。
    • 参考になった 1
    投稿日:2016年03月14日
  • 匿名希望
    分かります!!
    腐女子的な萌えポイントが流石はBL出身の方。バッチリです!
    男子の腹斜金のチラ見えの描写も素敵です!
    何より、腐女子にリアル乙女ゲーな展開が面白いです〜。
    ヒロインのコレクションの守備範囲が広いのも吹きました。
    • 参考になった 2
    投稿日:2016年03月14日
  • 匿名希望
    ネタバレあり
    あまり面白くなかったです
    表紙とあらすじを見て購入しました。

    読んでみて……つらっと読めてしまい、またあまり面白くありませんでした。
    色々ツッコミ所が多すぎ、またただひたすら最初から最後までキャッキャうふふガツガツうおーてな感じでした。

    例えば。

    ヒーローが天上騎士(騎士の中の騎士、唯一人の。ほとんど軍のトップに近い)に対して、ヒロインは羊飼いの身分差カップルなんですが。
    出会って結婚式まで3日以内という超スピードスケジュール。
    しかも数多の貴族令嬢と見合いした経験をもち、全て相手からフラれるというヒーローですが、結構(影では)人気者。
    この令嬢達の存在(ヒーローが無表情すぎて恐がれるも憧れあり)が丸っと無視。
    しかも国あげての結婚式で、王室とも昵懇深いヒーローなのに、相手が羊飼い? でもオッケーみたいな流れ。

    ええ? もう少しドラマがあるんじゃいの? ヒロインに対する令嬢達の嫉妬ややっかみとか。

    ヒーローって貴族なの? 平民上がりなの? でもヒーローの元々の身分は関係ないし!(他の騎士達の憧れとか嫉妬などの他のキャラの感情全くなし!)

    ヒロインの、ヒーローに対する身分差の悩みとか、全くなし!

    結婚して新居を構えるのですが、騎士で王宮勤めなのに、え、郊外に構えるの!? てなびっくり。

    最後の方に少しだけドラマがあるのですが、結局これと言ったドラマではありませんでした。ある一領主の立てこもりの為に軍のトップ直々に動くの! 見たいな。

    ……どちらかというと、商業誌で販売しなかった方が良かったかも。
    • 参考になった 2
    投稿日:2016年03月14日
  • 匿名希望
    ファンタジーは専らキャラ側
    以前言ったようにこの会社の単行本は高いので半額セールから一巻を(^^ゞ。
    構成からファンタジーを連想されようが、話運びは実にリアル。と言うかシビア。

    化け猫の駅長と、メイドまで着くお嬢様の物語だが、話の内容そのものはほぼ必要以上にリアルであり、3-11(後述)やそれに伴う再婚が背景とけっこう話が重い。
    また舞台はこちらでは廃線したJR線(後述)だったりとけっこう現実に即した話運び。

    話においては長閑にボケボケに運んで読みやすくはなってるが、題名や画風に惑わされると面白くないかも。

    モチーフにありがちな題材(本題では敢えてボカしてますが)で内容はけっこう直線で、ファンタジーとしてみるとピンを外すこと請け合いです。

    逆に鉄分の濃い人には意外に細かくお勧めかも。
    • 参考になった 0
    投稿日:2016年03月13日
  • ネタバレあり
    ワクワク感がとまらない
    魔法を使う魔導士たちのハチャメチャだけどそれぞれに辛い過去を経験しでも仲間たちと依頼など一緒に生活をするうちに明るく楽しい生活もあれば、闇ギルドを操る魔導士と正式な魔導士たちの戦いもあります。
    そして、新たに闘い始まり、わくわくドキドキ感がとまらない。そしてナツのこと滅竜魔導士たちのなぞも明かされつつ、進展下にわくわくがとまりません。楽しみな作品です。
    • 参考になった 0
    投稿日:2016年03月13日
  • ネタバレあり
    面白い
    シリアスな展開もありギャグな展開もあって、面白い。
    当初の予知夢とは、まぁネタバレですが皆本が薫を・・・という夢は回避され、まだ問題あるブラックファントムはまだいますけど、無事解決し、新たなる学校生活とエスパーとしての仕事など展開がますます楽しみ。
    キャラクターのパンドラたちと薫、葵、志穂の3人も高校生になり、成長していきますし、当初のエスパーとして過去に辛い出来事があって、皆本に出会い、内面も成長していくのがすごく面白いです。
    • 参考になった 1
    投稿日:2016年03月13日
  • ネタバレあり
    爆笑もの
    私的には見た瞬間、爆笑した作品です。
    漫画家さんと男子学生中心とした物語なのですが、
    キャラクターが個性豊かでそして面白い作品です。
    • 参考になった 7
    投稿日:2016年03月13日
  • ネタバレあり
    不思議に面白い
    地獄が舞台ですが、不思議と面白い。
    閻魔様より側近の鬼灯(主人公)が強くて容赦ないけどどこかぬけていて面白い。そして、何気に昔話とか神さまとか日本の御伽草子とかキャラクターで出てきて、思わず、どんな話と思い調べてしまいます。
    • 参考になった 0
    投稿日:2016年03月13日
  • ネタバレあり
    面白い
    エレンたち104期生たちの成長と巨人やエレンの父親グリシャの過去となぞ、そして、巨人の正体、王政の人間関係のなぞ、クリスタの過去となぞが次々と明らかになり、新たなるサルの巨人も出てきて、ライナーとベルトルトとの戦いとユミルのことも気になる。さらにドキドキ感があり面白い作品
    • 参考になった 1
    投稿日:2016年03月13日
  • 匿名希望
    打ち切り作品
    主人公生い立ちが語られた後、最後の戦いの前までで終わってます。
    • 参考になった 2
    投稿日:2016年03月13日
  • 匿名希望
    テーマはあほエロ
    表題作は犯人×刑事もの。手錠をかけたはいいものの、離島で船が来ずいちゃいちゃ。
    それ以外の2作品は執事受けと高校生もの。どれもあほでエロでとてもかわいかったです。
    癒されました。
    • 参考になった 3
    投稿日:2016年03月12日
  • ネタバレあり
    王道ラブコメのひとつ
    根暗で地味ですべてを後ろ向きに考えてしまう主人公がもてまくりの男の子のニセモノの彼女として抜擢され、そのうちお互いを知るようになって本当の彼氏彼女に成長する一方で、持てまくりの男子と彼氏になってしまったために同姓の友達ができていないことに気がつきいろんな紆余曲折がありながら同姓の友達もできるようになりました。根暗で後ろ向きにしか物事が考えられない女の子が自身も周りに影響を与え、また周りの影響を受けて自身も次第に変わっていく姿を追った、学園ラブコメです。時折鬱的な描写もありますが、基本的にはそんなに極悪人は登場しません。

    絵がらも見やすい絵柄ですし、飽きがこない絵柄です。

    内容的にもハードすぎる内容はあまり見られません。
    日常にごくありがちな話で、自分も主人公や彼氏に感情移入して読みやすいんじゃないでしょうか。

    個人的には動物園で大雨にあったり、バーベキュー大会で川にはまって流されたり、初デートで気張りすぎて八方美人の女の子をしらけさせてしまって途中で飽きられるところなどは自分のリアルな実体験の話がてんこもりにでてくるため、本当に親近感が沸いてしまいます。

    ああ、こんなことあるあったあなどと昔を思い返して中高年の大人が読むと意外と面白いしハマるかもしれません。私は何気に手にとって読んでハマりました。
    • 参考になった 3
    投稿日:2016年03月12日
  • 匿名希望
    暗い話ではなかった
    表紙が暗そうだったのですが、重くもなく読みやすい適度にエロいお話。年下ワンコ責めの体格差カップル。
    • 参考になった 1
    投稿日:2016年03月12日
  • 匿名希望
    絵が綺麗でかわいい
    好きな作家さんの新刊です。ちょっとワンコ受けっぽいところがたまらなく可愛い!これからどうなっちゃうのか次も楽しみ♩
    • 参考になった 3
    投稿日:2016年03月11日
  • 安心感溢れる主人公の強さ
    腑抜けの臆病者かと思ったら、実はすごい能力を持っていた・・・
    という主人公強い系のライトノベルです。

    最近よくある展開だと思いましたが、主人公が自分の秘めた能力を周りに気づかれないように
    こっそり召喚されてしまった世界の現状や召喚のメカニズム等々を調べたり、
    敵対してきた宮殿の魔術師をあっさり倒してしまったりと
    主人公の能力の高さがよくわかる爽快なストーリーですね。

    1巻ではほぼ無敵、2巻以降は少し手こずる場面も出てくるけど結局は優位に立つという
    安心感溢れる主人公の強さ。こういう展開が好きな方はぜひ読んでみてください!
    • 参考になった 1
    投稿日:2016年03月11日
  • つぶ(れそうな)クリ(ニック)からの。
    コミュ障イケメン研修生の森澤くんと天然男前、羽仁先生のつぶれそうな歯科クリニックを舞台にしたお話。絵はなかなかに雑っぽいですが妙な品があります。会話のテンポも上手く、かなりの率で笑えます。歯医者なのに羽仁(ハニー・蜂蜜)ってつけちゃう辺り、作者のセンスが光ってます。うはクリ(儲かってる歯科医院)にしようとズレつつも奮闘努力するハニー先生。こんな人の側にいたら森澤くんじゃなくても惚れちゃうな。
    • 参考になった 4
    投稿日:2016年03月11日
  • 美がここにある
    池田重子先生の惜しまれながらの急逝に心から哀悼の意を表します。
    池田コレクションは散逸することなくご家族の方が守って行かれるということで安心いたしました。

    私の着物の世界、和の世界の美への扉を開いてくれたきっかけの一つが本書です。

    「帯留」も電子化是非お願いします!(もうしてる…?)
    • 参考になった 2
    投稿日:2016年03月11日
  • 女上杉謙信
    この作者さんの歴史物かつ、上杉謙信が女だったらという設定にまず惹かれました。
    沖田総司が女という設定の話は有名ですが、また違ったアプローチな感じです。
    私は横山三国史ですとか時代小説だと藤沢周平氏の文体ですとか、少女漫画の中華モノ宮廷物なんかは大好きですが、かなり歴史オンチです。そんな人でも十分楽しめます。
    物語としてはまだ主人公は女であることを秘して男として本格的に武将デビューした段階で、まだまだこれからこれからよ、というところではありますが、バリキャリの女性の方とかはむしろ女謙信に共感できたりするのかも。
    武田信玄も登場し、しっかり主人公女謙信の生涯のライバルとして躍動しそうな感じです。期待大。
    • 参考になった 10
    投稿日:2016年03月11日
  •  10万人ともいわれる福島県内外の「原発避難者」が消滅しようとしています。
     2011年3月11日に東日本を襲った大震災・大津波、そして原発爆発によるフクシマの放射線災害から5年の時が過ぎたいま、この国の政府は避難者に対して、事故前に住んでいた自宅に戻るのか、故郷を離れた新天地で生きるのかをはっきり選ぶように迫っているのです。
     2015年春から夏にかけて、安倍政権が「復興加速化」「自立」を前面に、「原発避難」の終了を迫る政策を打ち出して迎えた5年目の3.11――置き去りにされる「避難者」たちの5年間を追跡した調査報道ドキュメント『原発棄民 フクシマ5年後の真実』(日野行介著、毎日新聞出版)が紙版・電子版同時に発売されました。著者の日野行介氏は、毎日新聞特別報道グループ記者。連夜の張り込み取材をともにした同僚の特別報道グループ・町田徳丈記者(現・社会部)と力をあわせて放射線災害問題に切り込んだ特報(スクープ)を連発し、それらを一冊の本にまとめたのが本書です。いま、この国でいったい何が進行しているのかを明らかにする地道な調査報道の記録です。
     日野記者が「まえがき」に書く、次の指摘は重要です。

    〈(政府は)最も線量の高い「帰還困難区域」(年間50ミリシーベルト超 事故後6年を過ぎても年間20ミリシーベルトを下回らないおそれのある地域)を除いて、2017 年3月末までに避難指示を解除し、その1年後までに月10万円の精神的損害賠償を打ち切る方針を決めた。
     そして福島県も同じ2017年3月末までに、自主避難者や解除後の区域からの避難者への住宅提供を打ち切る方針を示した。
     さらに自主避難者の支援を目的とした「子ども・被災者生活支援法」についても、放射線量が下がったとして、支援を「撤廃・縮小」する方向性を打ち出した。
     原発避難を規定する外枠は、「避難指示(解除)」「住宅」「賠償」という3つの制度だ。被ばくを避けるため避難した人々は住宅と収入がなければ生活できない。原発事故は自然災害とは異なり、原因者(加害者)が存在する人的災害である。避難生活を支える住宅と収入を提供する責任があることに異論はあるまい。
     そもそも事故前の被ばく限度は年間1ミリシーベルトだ。事故後に年間20ミリシーベルトを緊急時の避難指示基準と設定。収束宣言を経て緊急時は終わったはずなのに年間20ミリシーベルトのままだ。いつの間にか引き上げられた基準から漏れた人々は今も納得していない。
     為政者たちによる原発被害の矮小化(わいしょうか)は「空間」から「時間」の段階に移り、避難自体を終わらせる段階に入った。しかし原発事故で放出された放射性物質の半減期は核種によって様々だ。甲状腺がんの原因とされるヨウ素131のように8日と短いものもあるが、しばしば報道されるセシウム137は30年に及ぶ。自然災害と異なる原発災害の特徴は、ほとんど人生と重なるほどの長期間にわたる影響にある。
     果たして政府が一方的に事故後6年での避難終了を決めるのは適切と言えるのか。そもそも帰還を求められた自宅周辺には放射性物質が残り、事故前とまったく同じ土地とは言えない。何より国に生殺与奪(せいさつよだつ)の権を握られ、「自立」などと言いつつ、一方的に決められることに被災者は納得できていない。「勝手に決めるな」と叫びたい気持ちを抱えている。
     一方的に避難を打ち切られた人々の多くはこれからも漂流していくだろう。慣れ親しんだはずの土地に戻らないか、仮に戻っても納得できずに心の安寧を得られない人もいる。たとえ口には出さなくとも。〉

     書名の「棄民」という言葉について、異色の語釈で知られる『新明解国語辞典』(三省堂、第七版)には、「国家や為政者の保護の対象外とされた(及ばなくなった)人びと」とあります。そして用例として「幕末期、農村の――が相次いだ/残留孤児を生んだ――政策」の二つがあげられています。
     震災後の日本の変質を描いた直木賞作家・桐野夏生の最新刊『バラカ』(集英社。この本については稿を改めて紹介したいと思います)にこんな一節があります。〈「バラカは俺たち震災履歴を持つ、棄民の象徴だからだ」 きみんのしょうちょう。 薔薇香は口の中で繰り返した。難しい言葉だけれども、棄民の意味はわかっていた。棄てられ、忘れ去られる民のことだ〉社会の深層を感じ取る作家の想像力と調査報道にこだわってきたジャーナリストの問題意識が重なったのは、偶然ではないでしょう。
    『原発棄民』という書名には、避難指示の解除と支援の撤廃・縮小は現代の棄民政策に他ならないという著者の強い思いがこめられているのです。
     避難指示が初めて解除されたのは、郡山市から約20キロ、中通りの最東端に位置する田村市都路(みやこじ)で、原発事故のわずか3年後、2014年4月1日のことです。解除前の2014年2月に住民説明会が開かれましたが、復興庁の浜田昌良副復興相とともに出席した熊谷敬統括官(経産省出身)は、憲法22条の「居住の自由」を持ち出して、「避難指示は居住の自由を阻む例外的な規制。帰れる方の権利を守りたい」といって、住民の反対の声を押し切ったそうです。
     しかし著者は数多くの避難者の声を背に「ちょっと待ってほしい」と訴えます。いまや「復興」「自立」の時だといいたてて、双葉、大熊の両町など帰還困難とされる地域を除いて次々と避難指示を解除していったころで、放射性物質の数値が下がるわけではありません。除染などとうていできない山林を中心に放射性物質は残ったままです。そもそも、「年間20ミリシーベルト」が「避難指示解除」の実質的な基準となっていること自体、おかしいではないか――と、こう指摘しています。

    〈福島第1原発事故後、政府は一般人の被ばく限度を年間20ミリシーベルト(毎時3・8マイクロシーベルト)に引き上げた。「緊急時だから引き上げた」という理屈にもかかわらず、2011年12月16日の「収束宣言」後も年間20ミリシーベルトという基準は据え置かれ、いつの間にか避難指示解除の基準にすり替わった。事故以前の年間1ミリシーベルト(毎時0・23マイクロシーベルト)の被ばく限度は事実上「ないこと」になった。〉

     政府・行政当局者の都合に合わせて、基準値を恣意的かつなし崩し的に変更してしまう。まるで〝後出しじゃんけん〟です。政府と官僚たちの深い闇のなかで国民の命に関わる重要な問題が決められていく。その闇の中でのみ語ることが許される〝ホンネ〟を、たまたま公の場できわめて率直に語ってしまったのが、丸川珠代環境相だったのではないでしょうか。基準となる年間被ばく量を1ミリシーベルトとしている点について、「『反放射能派』と言うと変ですが、どれだけ下げても心配だと言う人は世の中にいる。そういう人たちが騒いだ中で、何の科学的根拠もなく時の環境大臣が決めた」とずばり、ホンネを語ってしまったのですから、本来なら「大臣辞任」です。「避難終了」に進む大事な時期に争点化を避けたい一心で安倍総理が「発言撤回」で幕引きとしたとみてはうがちすぎでしょうか。
     とまれ、本書終章「終わりになるのか」の扉ウラに、著者の日野記者は米国の社会学者カイ・エリクソンの言葉をおいています。
    「放射線災害の始まりは明確だが、被害者にとって終わりはない。完全なクリア(汚染除去)は考えられない」

     本書には、多くの避難民の声が収録されています。そのなかの一人、星野素子さんの例を紹介しましょう。

    〈2015年12月18日、都心から1時間ほど電車に乗り、首都圏のベッドタウンを訪ねた。10年以上にわたり福島の地方紙で働いていた星野素子さん(43、仮名)が改札口で待っていてくれた。
     星野さんは約4年前、新聞記者のキャリアを捨てて母子避難に踏み切った。(中略)
     星野さんは事故当時、福島市南東部の新興住宅地で夫と長男(当時2歳)の3人で暮らしていた。この地域は特に放射線量の上昇が著しく、一時は毎時20マイクロシーベルトを記録した。
     事故から数カ月経っても線量は思ったほど下がらない一方、まるで事故などなかったように、「復興」の言葉だけがこだましていた。「元通りに戻るわけがないのに、子どもを守る手立ては何もなされない。危険が1%でもあると言うなら、『もう自分で守るしかない』と思った」と振り返る。
     長男を連れて東京都内の雇用促進住宅(みなし仮設住宅)に入居した。当初は「後ろめたいことは何もない」と、避難者であることを周囲に明かしていた。しかし周囲の目は冷たくなるばかりだった。「ああ、偏った考えの、頭がおかしい人だって思われているんだなと思った。こんなに冷たい国だったんだって、少数派になって初めて分かったんです」と苦笑する。
     そして東京を離れた。福島県外でのみなし仮設の住み替えは認められておらず、家賃は自己負担だ。夫からの仕送りと自らの貯金を取り崩して生活している。避難した当初はすぐに線量も下がり、長男が幼稚園に上がるころには福島に帰ろうと思っていた。でも何も変わらなかった。
     星野さんは「私たちは持ち家がなくて、少し貯金があった。自主避難に踏み切ったかどうかって、そのぐらいの違いしかないでしょう。今だって避難したい人はいる」と話した。自分たちは偏った考えの頭がおかしい人間ではない、そう訴えているようにも聞こえた。そして、おそらく自らの発言の中にあった矛盾に気づいたのだろう。最後にこんな疑問を口にした。「私たちって本当に少数派なのでしょうか」〉

     原発が次々と再稼働される中で迎えた5年目の3.11。「原発棄民」政策をこのまま続けていいのか――本書の問いかけは、重い。(2016/3/11)
    • 参考になった 2
    投稿日:2016年03月11日
  • 完結してるし万人にオススメだけど本宮先生らしくない作品?
    本作品は同じく本宮ひろ志先生の「天地を喰らう」の三国時代からさかのぼること400年あまりの中国を舞台に、漢王朝を建国する劉邦とそのライバルの項羽を中心にした物語です。

    序盤の劉邦とその仲間たちの描写を見て本宮先生の誇張と思う人もいるでしょうが、史実もおおむねあんな人達だったようです。

    本宮先生の歴史作品は極端なアレンジや味付けをされることが多いのは有名です。
    「天地を喰らう」はゲーム化されるほど一部から熱狂的支持を受けました。
    しかしそれがたたったのか物語序盤で連載が終了してしまいました。
    (実は本作もゲーム化されてます。かなりマイナーですが)

    一方本作品ではある1点を除いてはほぼ史実通りに物語が展開しており、物足りないと感じる本宮先生ファンもいるでしょう。しかし史実と創作のバランスがうまくとれており、多くの人に読みやすい作品になっていると思います。

    長さも全9巻と比較的コンパクトにまとまっていて、初めてこの時代を描いた作品を読まれる方や、三国志ファンの方が劉備の祖先や漢王朝の成立を知るには丁度よいのではないでしょうか。

    ただ残念なことに、物語が後半へさしかかると何故かテンポが急に早くなり、特に壮大に描けるはず最終決戦の結末は大変あっさりとしたものになっています。なぜそうなったかはよく分かりませんが、そのため星1個減らして星4つとしました。




    • 参考になった 5
    投稿日:2016年03月10日
  • ネタバレあり
    林トモアキ先生の真骨頂なるか!?
    精霊サーガ最新作!ついに来た!!

    と、そんなテンションだったんですけどね。
    読了すると、タイトルに「上巻」という字がないかを確認してしまいました。
    先生の作品は、「きた」「きたきた」「キター♪───O(≧∇≦)O────♪」という山場があるのですが、本作ではやm、イヤ「丘」が4つくらいですかね。という具合のさっぱりさ。
    「スッタァアトォオオ!!!」→「勝った」くらいのさっぱりさ。

    もしかしたら次巻が出た時に一気読みした方がいいかも・・・。
    あ、先生もしかしてそういう戦略ですか?やだなー。もう、この商売上手。
    というわけで「次巻はよ」
    • 参考になった 0
    投稿日:2016年03月10日
  • 匿名希望
    い女、昔から近寄りがたい人いわれてたわ。話したら気さくやし。
    かっこええ!PRIDE高い高嶺の華や。
    お嬢さんやのに、ええとこどり!おもろいし!
    • 参考になった 4
    投稿日:2016年03月10日
  • 匿名希望
    表紙は苦手だったけど
    この方の表紙の絵が私にはちょっとインパクトが強いといいますか、唇の色の感じとか好みに合わなくて敬遠していたのですが、機会があったので初めて読んでみました。
    中身は(色がないからか)好みの絵でした。
    受けが女の子みたいなのは苦手なのですが、表紙の印象ほど女の子っぽくはなく、気にならずに読めました。
    このシリーズの他の作品も読んでみようかな。
    • 参考になった 0
    投稿日:2016年03月10日
  • 匿名希望
    ネタバレあり
    自分には合いませんでした。
    評判が良かったので見ましたが自分には合いませんでした。主人公が文字通り山に命を掛けているのは良いと思うのですが、それだけしか考えておらず身勝手な男に思えます。
    • 参考になった 1
    投稿日:2016年03月10日
  • 匿名希望
    泣きました
    日高先生とのことを後から思い返して語るシーンが何度もありましたがその度に胸がきゅうってなり切なかったです。一冊の中で何度も笑ったり泣いたり、感情がぐちゃぐちゃになりました。すごく惹きこまれます。
    • 参考になった 8
    投稿日:2016年03月09日