レビュアー種別
  • レビュアー種別
表示形式
  • 表示件数
  • 表示順

6576~6600件/9984件 を表示

  • 独特の語釈で知られる「新解さん」、「新明解国語辞典」(三省堂)で「苦界」を引いてみると、こうあります。くがい【苦界】〔苦痛の絶える時の無い世界の意〕〔仏教で〕生まれ変わり、死に変わりして、救いの無い生活を繰り返すものとしての生物一般の境遇。〔身売りした遊女の境遇の意にも用いられる〕『五番町夕霧楼』は、貧しさ故に京・西陣の色町に売られてきた少女と幼馴染みの青年僧との悲恋――最後は二人が自ら生命を絶つことになる、水上勉の代表作です。繰り返し映像化され、苦界に身を沈めた女のあわれが多くの人の涙を誘ったものですが、いまでは「苦界に身を沈める」「苦界に身を落とす」という言い方は“死語”というべきなのかもしれません。2014年夏に発刊されて以来、注目の新書としてロングセラーとなっている『日本の風俗嬢』(新潮新書)で、著者の中村淳彦氏は言い切っています。〈「お金のために腹をくくって裸の世界に飛び込み、涙を流しながら性的サービスを提供している」といったイメージはすでに過去のものである。〉そして中村氏は日本の女性たちに訪れた劇的変化の歴史的経過をこう説明しています。〈九〇年代から性風俗関連の取材を続けてきた私の感覚だと、ブルセラ世代と呼ばれた一九八〇年生まれが二〇歳になった二〇〇〇年あたりから性の売買に抵抗のない女性は急増した。その後、数年間を費やして一〇代~四〇代の多くにその意識が浸透している。この期間に女性たちは性に対してポジティブになった。「肉食女子」などという言葉が生まれたのも、そのあらわれかもしれない。現在のように性風俗関連の仕事をポジティブに捉える女性が本格的に増えたのは、二〇〇八年の世界不況(リーマンショック)で雇用が本格的に壊れてからである。九〇年代までは性を売る行為は転落の象徴であり、大多数はそこまで落ちたくないという意識がまだ根強かったが、その頃と比べて、意識はまったく変わっている。「自分の才能や技術に対して、男性客が安くはないお金を払ってくれている。誰にも頼らずに生きているのだから、私は平均的な女性と比べても勝っている。むしろ上層にいる」という意識すら見られるのだ。二〇〇〇年代以降は友人の紹介だったり、求人サイトで自分の意思で応募をしたり、繁華街でスカウトされたりと、多くの女性が性風俗にポジティブに足を踏み入れている。志願者が増えすぎたその結果、需要と供給のバランスが崩れ、今は以前のように簡単に商品価値が認められなくなった。つまり、女性なら誰でも参入できるビジネスではなくなったのである。〉かつて水上勉などが描いてきた「苦界に身を落とす」という感覚はとうに薄れ、性風俗の仕事が職業選択のひとつとして意識されるに至った結果、著者によれば日本の風俗嬢はおよそ35万人に達すると推測されるという。推計の詳細は本書をご参照いただければと思いますが、いずれにしても「風俗嬢35万人」という数字には驚かされます。ちなみに彼女たちが大量に流れ込んでいるデリバリーヘルスなど無店舗型第一号営業タイプだけでも1万7204店舗の届出があり(2011年警察白書調べ)、これはセブン・イレブンの店舗数1万6450軒(2014年4月末現在)を上回っています。日本の風俗産業の様変わりする実態に初めて光をあてたのが、本書『日本の風俗嬢』です。著者の中村淳彦氏は1972年、東京生まれ。大学卒業後、フリライターとなって、ノンフィクションやルポを執筆。風俗専門誌の編集に関わり、性風俗やアダルトビデオ関連の取材・執筆を手がけてきました。著書に『名前のない女たち』(宝島社新書。本書を原作とする「まんが 名前のない女たち 企画AV女優―凌辱と金」(上・下)がぶんか社より電子化されています)『職業としてのAV女優』(幻冬舎新書)『崩壊する介護現場』(ベスト新書)などがありますが、その気鋭ライターが新潮新書編集部の求めに応ずる形で一冊の本にまとめたのが本書です。内容は――「風俗嬢と売春婦は別物なのか」「誰がいつ逮捕されるのか」「裏風俗とはどんなものか」「デリヘルは儲かっているのか」「暴力団との関係はどうなっているのか」「警察との癒着はあるのか」「一般女性が急増している背景とは?」「女子大生はなぜ風俗嬢を目指すのか」「なぜ介護職員は風俗に転職するのか」「主婦はなぜ一線を越えたのか」「実際にどのくらい稼げるのか」――など多岐にわたります。そのなかで、著者は軽々と一線を越えて風俗産業に参入した一般女性の生の声を拾い上げています。驚くべきことに日本を代表する名門大学の慶應義塾大学、神戸大学、千葉大学大学院、東京大学の現役、卒業生風俗嬢が登場して赤裸々に語っています。その中の一人、神戸大学法学部3年の鈴木梨子さん(20歳・仮名)のケースを紹介しましょう。〈鈴木さんは東北地方にある偏差値七〇台の公立進学校を卒業し、神戸大学に進学している。神戸市の大学近くで家賃四万円のアパートに一人暮らし、二年間の授業は皆勤。二年生の夏休みから三宮にあるファッションヘルス、そして専門課程になった今春から福原のソープランドで働くようになった。「一年生のときは、家庭教師と塾講師と携帯販売の仕事を掛け持ちでしていました。家庭教師も塾講師も時給一五〇〇~一八〇〇円くらい。週五、六回働いても一二万円くらいにしかならなかった。公務員試験を受けようと思っているので授業は最優先、かなり無理をしてもそれくらい稼ぐのが限界ですね。風俗を始めたのは、やっぱり親になにも頼れない環境で大学生をしているから」鈴木さんの家庭は、小学生のときに両親が離婚したため母子家庭で生活保護を受給していた。高校は公立、大学進学に関しては受験料から学費、生活費まで親の援助は一切ない。(中略)「親にまったく頼れなくても、国立大学には授業料免除の制度があるので進学が可能です。実際、必要なお金は免除されない分の授業料と引っ越し代金くらい。合格したら家庭の収入を証明する書類をつけて申請して、大学側が予算に応じて誰にするかを決めていくって制度です。だから親に頼れない私立の学生ほど厳しくないけど、やっぱり普通のアルバイトだけだとギリギリの生活するために仕事に膨大な時間が割かれる。勉強する時間も欲しいし、どうしようって考えて風俗しかないかなって」高校時代は進学校の中でも優等生で、男性経験は二人だけ。性風俗についての知識は皆無に等しかったが、大学に通うためにはこれしか道はないと高収入求人サイトで仕事を探し、三宮にある店舗型ファッションヘルスで、すぐに働くようになった。出勤は週三回、平日は学校が終わった後の遅番、日曜は昼番で出勤していた。四〇分一万三〇〇〇円、雑費を引かれて一人につき六〇〇〇円の収入となった。三年生の春から働いているソープランドは一二〇分総額四万五〇〇〇円の高級店で、一人につき二万円の収入となる。「授業のある平日は二本、土日は三~四本くらいですね。ヘルスのときは月収三〇万~四〇万円、ソープの今はたぶん五〇万円くらいかな。四年生になったら時間を公務員試験の勉強にあてたいから、貯金しようと思って先月から福原のソープに転職した。稼ぐには、単価の高いソープの方が合理的ですから。風俗の仕事はそれなりに楽しいし、全然苦痛じゃないです」〉鈴木さんは笑顔で、大学とソープランドを行き来する日常を語ったという。日本の風俗嬢たちは、現代社会の何を映し出しているのでしょうか。(2015/3/13)
    • 参考になった 2
    投稿日:2015年03月13日
  • 関西弁飛び交うごはんマンガ!主人公は食べることが大好きな美大生の女の子。京都のおいしいごはん屋さんを求めてお店を巡っているのですが、そこで出てくる料理がまた白と黒でしか描かれていない料理のはずなのにじっと見つめていると色がついてきて香りまで漂ってきそうなほどおいしそうで、読んでるだけでお腹がすきます!私が特に行きたくなったのは夏の京都の川床です。毎年鴨川沿いに出てるのを見ては「いつか行ってみたい!」と思っていたのですが、その気持ちがますます大きくなりました。取り上げられたお店で出てきたのが『スチーム野菜のパンナバーニャカウダ』です。パンナコッタのぷわぷわソースはきっとこれまで体験したことのない食感をだしてくれるのだろうと想像してお腹がすきます。京都へ行く際は寄ってみたいお店が満載です
    • 参考になった 4
    投稿日:2015年03月13日
  • 勘違いしてはいけない
    この漫画真のヒロイン、そして萌えキャラは表紙のJKに非ず!
    主人公『四宮大和』とその親友『瀧本成樹』二名の男である!
    いや、妹キャラのまさきちゃんとか愛梨ちゃんとかJKやそれ以外の女キャラもエロくて可愛くて実に良いキャラしてるんですが、
    毎回毎回妹可愛さに馬鹿な真似をやる大和と、それに振り回される成樹の気苦労が実に笑えるんですよ。
    主人公の大和は一応男気も有って喧嘩に強くて純情なんですが、恋愛の対象が妹で、妹に対してパンチラ見ただけでバキバキに勃起する程性欲全開と言う笑えるお兄ちゃんなのですが、その妹可愛さに毎回巻き起こるハプニングに全力の空回りっぷりが実に萌えるのですよwww
    一応男らしい所も有るので結構モテモテなのですが、もうとんでもない妹ラブなので振って振って振りまくると言う、ラブコメ漫画の主人公として稀な一途っぷりです。
    そして親友の成樹君は一応普通の男なのですが、大和の親友なのが運の尽きw巻が進むごとにとんでもない目に有っていきますwww
    現在電子化されている3巻まで一気読みして同情する人も居るかもしれませんが…こんなもんは序章です!もう巻が進むごとにその報われなさと健気さと不幸っぷりが素晴らしすぎて、いつも主人公と一緒にいる事も手伝い、最早彼こそ真のヒロインであると断言せざるを得ませんwww
    一応ちょっとHなドタバタギャグコメディとして、十分エロくて笑えるドタバタしていし、他のキャラもエロかったり可愛かったりするのですが、メインの男キャラ二人の方が正直萌えますwww
    • 参考になった 3
    投稿日:2015年03月12日
  • 匿名希望
    ネタバレあり
    ※フランス書院刊の黒本です
    が、どう考えても美少女文庫とか二次元ドリーム文庫とかで出しても通じるような、高○生の主人公の元に美少女母娘が転がり込むご都合主義のえろえろハーレム官能小説となっておりますw
    タイトルにせよ表紙絵にせよ内容にせよ、これがフランス書院の黒本と聞いて一発で分かる方は超能力者の素質が有るかもしれません。
    ヒロインにしても一方は黒本らしくアラフォーの母キャラなのに、青橋イズムなのかなんとメイドになります、黒本ですがメイドになります。
    もう訳分かりませんwww
    とは言え、娘といちゃつく主人公にヤキモチ焼いたりする熟女ヒロインとかは流石に人気作家だけあって可愛く魅力的に描けてると思いますし、青臭い欲望に身を焦がす少年等、黒本らしさもしっかり有ります。
    しかしそういう内容やエロの優れた点も、これが黒本と言うインパクトがかき消してしまう感が凄く、普段フランス書院をお読みの方程いろんな意味で言葉が出ないかもしれません。
    • 参考になった 0
    投稿日:2015年03月12日
  • 匿名希望
    ネタバレあり
    かなり強烈な熟女エロ漫画です
    まずエロの属性としては熟女、寝取られ属性が非常に強いのですが
    母寝取られの巨匠、山文京伝の影響を受けて描いたと言うだけあり、『堕ちる』心理描写や、最も身近な母親という存在を自分と同じ年の男や自分より巨根の男に『堕とされた』憔悴感、そしてそれにより母を女性として意識してしまう興奮をエロ漫画では異例の6巻完結と言う長さでしっかりと描いており、いわゆるマジカルチンポによるお手軽寝取られ作品とは完全に一線を画しています。
    しかしながら息子の心理描写に比して、最終的に肉欲に溺れながらも母として、女として両面で息子を選んだ母の心理は(私が男性なのも有るかもしれませんが)やや唐突に感じる感も有り、ストーリーは満点とは言い難いのですが、エロとしては退廃的・背徳的なエロスが非常に素晴らしく感じる面も有り、やや評価に迷います。
    絵柄はあまり新しくは有りませんが、だらしなくもエロい熟女の体をしっかりと描けており表紙を見て気に入ったなら十分実用に耐える物であると思いますが、やはり熟女、母、寝取られと言うのはかなり人を選ぶ要素であると思います。
    しかしそれだけ人を選びそうな属性でありながら、この作品なんとエロ漫画としては珍しく実写AV化されてるんですよね、逆に言えばこれらの属性を持つ方にとってはそれだけ需要を満たせるだけのクオリティを持った作品と言う事でしょうか。
    • 参考になった 7
    投稿日:2015年03月12日
  • 匿名希望
    内容が薄い
    主人公は貴族の令嬢という設定なのにしゃべり方がうるさい。相手も設定上がさつなしゃべり方なので入り込めない。
    全体的な内容、設定もなんだか受け入れられず、正直いまいちでした
    • 参考になった 4
    投稿日:2015年03月12日
  • 匿名希望
    和風ロック
    いつもギリギリで、絞り出すような音楽
    ロッケンロールとはこういうことか!
    「ロックンロールを舐めんなよ」の描写がすごくいい
    絶対にアニメ、実写にしないで欲しいな
    読んで損はなし
    今すぐロックンロールだ!!

    • 参考になった 2
    投稿日:2015年03月12日
  • 極端な現実
    私には無縁な世界観ですが、
    きっと何処かに在るギリギリリアルな世界観
    極端な現実はこんなに厳しいんですね
    読んで損は無し
    田西(主人公)よ!負けるな!
    • 参考になった 2
    投稿日:2015年03月12日
  • 知られざる名作
    柔らかいタッチで描いた
    「うしおととら」のもう一つの結末に感じました。
    読んで損は無し
    一人の化け物の苦悩を感じてください
    • 参考になった 1
    投稿日:2015年03月12日
  • 読むべし
    浮世離れしていながらも、何処か猛々しい
    一人の青年の生き様が竹光に象徴されてます
    絵柄とセリフがすごくマッチしていて、
    稀に入る風景の匂いや風を感じることができます
    読んで損無し!
    読むべし読むべし。
    • 参考になった 2
    投稿日:2015年03月12日
  • 匿名希望
    賛否両論の評価が予想される不条理の傑作。
    カルトの帝王と呼ばれたふくしま政美の力作。『女犯坊(原作:滝沢解)』『聖徳太子(原作:滝沢解)』『格闘士ローマの星(原作:梶原一騎)』『聖マッスル(原作:宮崎惇)』などなどの異色作を次々と発表し、誌面を劇画実験場に変えていった才能と度胸は天下一品。小さな枠にとらわれない無限大の感性が素晴らしい。みんなに受けようとするあまりに、縮こまった作品ばかりが目立つ昨今のマンガ界の中にあって、分かる人にしか描かないという、あっぱれな作家魂を持った稀有な劇画家である。話よりビジュアルだ。話なんて分からなくてもいい、劇画というもののスケール感の大きさが分かれば。賛否両論の評価が予想される不条理の傑作。
    • 参考になった 0
    投稿日:2015年03月11日
  • 匿名希望
    画・カマキリでニュー小池一夫を見た!
    とても見やすくて、しかも話が面白い! 小池一夫とカマキリ、まさに奇跡のコラボ! 小池一夫原作といえば、小島剛夕作画の『子連れ狼』、池上遼一作画の『クライングフリーマン』、叶精作作画の『実験人形ダミーオスカー』など、画はほとんどが劇画タッチである。だが、これは萌え系とアニメ系と劇画系を融合させたネオゲキガタッチ。カマキリ画との組み合わせが新鮮で、新しい小池一夫を見た気がした。
    • 参考になった 3
    投稿日:2015年03月11日
  • ピンポン!!
    ドラゴンボール、ワンピースなどではヒーローが存在する。 それは友情、勝利、栄光などが主題と
    なり物語が進行するわけだが、そこには描かれない嫉妬、挫折、努力、才能なども当然あるわけなのである。
    ヒーローになれる側の苦労、なれない側の苦労、重く陰鬱になりがちなテーマだがそこが、何よりも綺麗に
    描かれている。 この作品の登場人物は飽くまで禁欲的に卓球で生きる。 それは一見不毛とも見れるが、まるで
    人生を凝縮したかのように美しい。 競走原理に捕われている、そうでない人にも是非読んでもらいたい。
    • 参考になった 2
    投稿日:2015年03月11日
  • 匿名希望
    朝に読めるのはうれしい
    通勤の電車で買えるのは便利でいいですね。
    • 参考になった 1
    投稿日:2015年03月11日
  • 涙をさそう銀座のドラマ
    私は女帝が大好きです。1巻にかならず泣かされどころが一つあり、それに見事にはまり涙してしまうのです。男と女。銀座という街の魅力。数々のドラマがこの女帝には秘められています。今宵もページを追うのが楽しみです。幾度読んでも涙します。
    • 参考になった 1
    投稿日:2015年03月11日
  • 匿名希望
    レビューを読んでいれば...
    小説自体は面白かったです。
    ただ、日高ショーコ先生の挿絵を楽しみにしていたので、挿絵が一切なかったことはショックでした。
    同じく日高先生の挿絵目当てで購入した『美しいこと』にはちゃんと挿絵があったので、こちらも当然あるとばかり...しっかりレビューまで見てから購入すべきでしたm(__)m
    • 参考になった 7
    投稿日:2015年03月10日
  • 名作
    高久先生の描く作品はどれも、ほのぼの、笑えて楽しいです。
    この作品は高久先生の中でも一番の傑作です。先生らしさ満載です。
    萌もたくさん詰まっています。今後の展開にも期待大。
    • 参考になった 5
    投稿日:2015年03月10日
  • 『バチバチ』『バチバチBURST』から続くシリーズ第3弾にして最終章。『バチバチ』では入門から序二段まで、『バチバチBURST』では幕下と順調に進んできた主人公・鯉太郎ですが、正直この先どう展開するのかと思ってたんですよ。相撲って一場所につき取組は15回、しかも相手もある程度決まってるわけで、他のスポーツものみたいに次々と新ライバル登場! みたいにはいかないじゃないですか。バチバチ~バチバチBURSTで最大のライバルとして描かれ、とてつもない熱さを見せた王虎との戦いも、何度も繰り返したら熱も下がっちゃいますよ。と思ったらまさか『最後の15日』だなんて! 間をすっ飛ばして鯉太郎の最後の場所を描くという大胆かつこっちも盛りあがざるを得ない手法を! これは気を引き締めて読まねば…と思ってページを繰った矢先、冒頭の「序章」でモノローグとともに泣きながら倒れている鯉太郎! 何なんだよ! 何があった! 最終回を先に暗示するアレでしょうか…おおお気になる! ここ数年でも最大級の“熱い”マンガだった本作。その最後をきちんと見届けようと思います。
    • 参考になった 6
    投稿日:2015年03月10日
  • 匿名希望
    丁寧な設定
    丁寧に作りこまれており見ていておもしろい
    • 参考になった 2
    投稿日:2015年03月08日
  • 匿名希望
    ネタバレあり
    うーむ
    爛れて乱れてダイナマイト的展開・・・オチもイマイチ。
    • 参考になった 1
    投稿日:2015年03月08日
  • コボちゃん最高!
    本屋さんでもなかなか売ってないコボちゃん。電子書籍で出会えて嬉しいです!
    • 参考になった 2
    投稿日:2015年03月08日
  • 試合とともに小粋なストーリーが進む
    「走れタカハシ」(村上龍 著)を思い出した。
    野球の試合内容が進むにつれ、本筋のストーリーが進む。
    野球でなくとも成り立つストーリー群だが、野球があることによってストーリーの味わいは増す。
    全ての人の生活の一部に野球があった世代だからこそ描くことのできる作品である。
    • 参考になった 1
    投稿日:2015年03月07日
  • さゆりちゃん カワイイ
    本誌では、連載終了しましたが、毎回楽しみに読んでました。最初、さゆりちゃんナマイキに見えますが、(腫れ物にさわるような扱いウケてるからか?)
    バニーとリコス仲良くなっていく過程で、凄くかわいくなってきます。
    残念なのは、さゆりちゃんのお母さんは出てきたけど、お父さんが出てこなかったことぐらい。
    • 参考になった 0
    投稿日:2015年03月07日
  • 匿名希望
    読むのに疲れる
    登場人物が多く、この本の4分の一くらいはその人物たちの説明でほんと疲れた。
    かと言って必要な描写が少なく残念なことになっている。
    ハーレクイン社で砂漠ものを書くなら、もっと衣装とか舞台の描写を豪華にしてほしい。
    あと、4行も句点がなく、何が言いたいんだ?と疑問になってしまうような文章もある。
    • 参考になった 0
    投稿日:2015年03月06日
  • 〈「平壌のパーマデブはなにをしとんのや」「いままでに三百万人もの同胞を餓死させたんです。何人死のうと知ったことではありません」李ははじめて感情をあらわにした。飢えて死んだのは李と同じ朝鮮族なのだ。「カチ込みや。平壌に攻め込んだれ」「それができなかったから、この国は壊れました。金王朝を倒せる人間はいません。政府の高官も二十四時間、監視されています。高官の電話はみんな盗聴されているし、どこへ行くにも国家安全保衛部や社会安全部のスパイがついてきます」「それやったら、保衛部や安全部の幹部が血判状をまわして、デブをいわしたれ。それぐらいの任侠はあるやろ」「保衛部員や安全員は権力をかさにきて市民の食糧や財産を奪ってきました。暴動や革命が起きたら、真っ先に殺されるのが彼らです」「もうええ。胸くそわるい」「ハンさん、広場には私服の安全員や保衛部員がいて、市民を見張っています。だから、日本語は絶対に喋らないでください」〉前回紹介した直木賞作家・黒川博行著『疫病神』に続くシリーズ第2弾、『国境』(2001年、電子書籍リリースは2015年1月)下巻の一節です。自分たちをはめて大金を搾取した詐欺師を追って北朝鮮に入った“最凶コンビ“――建設コンサルタント・二宮啓之(にのみや・けいすけ)とイケイケのヤクザ、二蝶興業(二蝶会=神戸川坂会の系列)の桑原保彦(くわはら・やすひこ)。漢族の行商人名で偽造した中朝辺境の通行証を手に入れて国境を越え、北朝鮮の経済特区に辿りついた桑原が目の前にある自由市場の現実に思わず怒りを爆発させたのが上記の会話です。「ハンさん」が桑原、李は中国国籍朝鮮族の通訳兼案内役です。「パンチデブ」はいうまでもなく、金王朝の2代目、あの金正日を指すのですが、300万人もの餓死者を出しておきながら……との思いから生まれた、黒川博行の関西弁会話小説ならではの譬(たとえ)。言い得て妙です。桑原の眼に映った北朝鮮の現実とは――。〈自由市場に着いたのは、ちょうど十一時。まわりにフェンスを巡らせた敷地は千坪ほどもあって、こんなにたくさんの人がどこにいたのかと思うほど賑わっていた。男は綿入れの上着か防寒コートにレーニン帽や鳥打ち帽、女は頭にネッカチーフかマフラーを巻きつけ、背中にはカーキ色の布製リュックを背負っている。「ここに来れば、食糧でも日用品でも、欲しいものはなんでも買えますよ」ゲートのそばに立って、李がいう。「子どもがぎょうさんいてますね」小学生くらいだろうか、坊主頭の小さな子どもが何人も敷地の中をうろついている。「あれはコッチェビです」「コッチェビ……?」「浮浪児です。親が餓死した子どもか、親に捨てられた子どもです。彼らは身寄りがありません」市場をうろついて食べ物を拾ったり、物乞いをしたりしているという。そういえば、みんな汚れた顔をし、垢じみた服を着て寒そうに震えている。「コッチェビにお金をやってはいけません。あっというまに囲まれて身動きができなくなります。つきまとわれて、ハンさんやペクさん(引用者注:二宮の偽名)の正体がばれてしまいます」「しかし、なんぞ食わんことには死んでしまうがな」桑原がいう。「だから、コッチェビは市場に集まるんです。ほかのところでは生きていけません」「あんな小さい子どもまでおるやないか」桑原の視線の先に、さっき見た幼稚園児と同じくらいの年格好の子どもがいた。紺のスカートをはいた女の子だ。栄養失調のせいだろう、髪は脱色したような薄茶色で、脚は痩せ細り、靴の代わりに雑巾のような布切れを巻きつけている。女の子はトウモロコシそばの屋台の前にじっとたたずんでいた。「いまにも倒れそうやぞ。あんな子どもに食い物をやろうというやつはおらんのか」「みんな、自分が食べるのに精いっぱいなんですよ。あの子に食べ物をやったら、自分の子どもが飢えてしまいます」〉で、「平壌のパーマデブはなにをしとんのや」となるわけです。巻末に初出誌「小説現代」担当編集者に対する現地取材協力への謝辞があります。黒川博行自身の目で確かめた北朝鮮の崩壊状況とその元凶である「独裁政権」への怒りが秀逸な風刺となって行間から滲み出てくるようです。中国人行商人に偽装したヤクザと経営コンサルの最凶コンビが北朝鮮に越境、行動の自由のない監視社会で逃げる詐欺師を追いかける筋立てですが、日本の常識がまったく通用しない社会を舞台に緊迫シーンが続くスリリングな展開は、掛け値なしに一級のエンタテイメント小説といっていい傑作です。銃撃されながら国境の川を渡る北朝鮮からの脱出行など迫力満点です。しかし、ただ面白いだけが魅力という作品ではありません。権力を握った人間の堕落・腐敗を撃つ強い怒りを秘めた風刺の精神がこの作品のもうひとつの大きな魅力となっています。再び、本書(上巻)から引用します。1泊20元、釜ヶ崎のドヤの5分の1という宿屋で一夜を明かした二宮と桑原が朝になって目覚めたシーンです。〈二宮は便所に行った。寒い。ブースに扉はついているが便器はなく、コンクリート床の真ん中に長方形の穴があいているだけだ。いかにも紙質のわるそうな新聞がインスタントコーヒーの空瓶に丸めて差してあった。部屋にもどって、「総書記の写真が載った新聞で尻を拭いたら、不敬罪ですかね」といったら、「写真は切りとってありますよ」と、李は笑い、「新聞で尻拭くのが、なんで不経済やねん」と、桑原はいった。〉黒川博行のパロディ精神にとんだ体制批判は北朝鮮に対して向けられたものだけではありません。日本の現状を見すえる眼は北朝鮮以上に厳しいかもしれません。桑原と二宮の会話を下巻から引用します。〈「朝鮮半島の地図を見てみい。国境は38度線を挟んで適当に線をひいただけや。それで北朝鮮と韓国は同じ民族でありながら、提灯と釣鐘になってしもた。国境てなもんは地形や民族で決まるもんやない。そのときどきの喧嘩の強さで上にも下にもずれるんや」「朝鮮戦争はアメリカとソ連の代理戦争です」「おまえはやっぱり変わっとる。自分の頭の蠅も追えんくせに、ややこしいこと考えんな」「けど、おれは納得できんのです」「おまえ、ひょっとして、日本のほうがこの国よりマシやと考えてへんか」「いや……」「日本はパーマデブに二十何人という国民をさらわれた。それを分かっていながら、政治屋どもは知らんふりや。国が国であるための根本はなんや。国境を守ることでも法を守ることでもない。国民の命を守ることやないけ。そんなあたりまえのこともできんようなヘタレの国がどこの世界にあるんじゃ。日本はとっくに腐ってる。頭が腐りゃ足の先まで腐るんや。そやからわしは誰の世話にもならんと裸一貫で生きると決めた。おまえもコンサルてなインチキ商売に見切りつけて、もっとまじめに働かんかい」支離滅裂だ。いうだけいって、桑原は横を向いた。〉多少の論理の飛躍は端(はな)から折り込み済み。とにかく実体のない権威、身勝手な権力者、腐敗政治に対する直感的な批判と痛打には思わず“パチパチ”なのです。とまれ出版社をまたいで書き続けられる「疫病神」シリーズ――『暗礁』(2005年、幻冬舎、上・下)、『螻蛄』(2009年、新潮社)、直木賞受賞作『破門』(角川書店)、そして同じシリーズではありませんが、直木賞受賞後に出版された話題作『後妻業』(文藝春秋)などもあわせてお読みください。(2015/3/6)
    • 参考になった 2
    投稿日:2015年03月06日