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  • 匿名希望
    ネタバレあり
    手抜きもいいとこ
    中身もストーリー性もほとんどない話でした…シリアスっぽいあらすじだけみて惹かれて買ったのにとちゅうでギャグに転じてそのまま終わり。好きな作者さんだったのでかなりショック。
    • 参考になった 5
    投稿日:2015年09月19日
  • 衝撃的によかった。
    長い間に購入するかどうか迷いました。割引があったからようやく購入した。すごくよかったです。
    • 参考になった 12
    投稿日:2015年09月18日
  • 匿名希望
    ネタバレあり
    何事もない日常的なおはなしですが
    ゲイのクロとノンケの赤松くん。一緒にいるのが楽しくて
    いつの間にか好きだということを自覚して、告白。戸惑う赤松くんですがこれまたいつの間にか、というお話。
    想いが通じたあと初Hに至るまでのお互いの微妙なズレが丁寧に書かれています。ノンケに対するゲイの引け目?みたいなものと、好きになったからただ触れ合いたいと思うノンケ
    赤松くんの方言もなかなか面白くて、えっ?ナニ?って思う箇所もいくつか。
    穏やかで、頑張れって思うストーリーでした。
    • 参考になった 2
    投稿日:2015年09月18日
  • 〈私はあなたに生前お世話になりながら、一言もお礼を言ったことがありません。それは肉親以上の関係であるあなたとの間に、お礼を言う時に漂う他人行儀な雰囲気がたまらなかったのです。あなたも同じ考えだということを、他人を通じて知りました。しかし、いま、お礼を言わさせていただきます。赤塚先生、本当にお世話になりました。ありがとうございました。私もあなたの数多くの作品の一つです〉

     2008年8月7日、東京都中野区中央の宝仙寺。タモリは赤塚不二夫を送る弔辞を「私もあなたの数多くの作品の一つです」と締めくくりました。赤塚不二夫に対するオマージュ(賛辞)として、これ以上のものはないでしょう。

     1945年(昭和20年)8月15日、昭和天皇による「ポツダム宣言受諾」の玉音放送――終戦のちょうど1週間後の8月22日に生まれたタモリの足跡を通して戦後ニッポンを振り返る好著『タモリと戦後ニッポン』を著した1976年生まれのライター・近藤正高はこの弔辞を紹介した上で、こう続けています。
    〈居候・タモリが家主・赤塚不二夫に初めてお礼を言った瞬間だった〉

     タモリは、早稲田大学第一文学部哲学科を除籍になった後も、モダンジャズ研究会の公演の司会などメンバーとして活動を続けますが、1970年に郷里の福岡博多に帰ります。そして1972年、山下洋輔トリオと出会い、持ち前の密室芸で山下らを魅了し、1975年の夏に山下らの熱心な誘いに応じる形で再上京。山下らの行きつけだった東京・新宿歌舞伎町のスナック「ジャックの豆の木」で、赤塚不二夫に出会います。
     二度目の東京行きを果たしたとき、タモリは30歳。3月に博多-東京間が全通していた新幹線の切符代8,710円を山下らがカンパしてくれての上京でした。
     戦後30年目の節目の年であった1975年は、戦後生まれが人口の49.4%に達し、それを反映して若い戦後世代がさまざまな分野で台頭していきます。〈井上陽水、小室等、吉田拓郎、泉谷しげるがレコード会社「フーライフ・レコード」を設立し、若手ミュージシャンが自分たちの手でレコードを制作し流通させる試みとして注目を集めた〉〈マンガ批評集団「迷宮」の実質的な主催により第一回コミックマーケットが三〇あまりのサークルを集めて開催されたのもこの年のこと〉と、同書にあります。
     仲間内で芸を披露することから出発したタモリが、やがて表舞台に引っ張り出されていったのもそうした流れのなかのことでしたが、その詳細な過程は本書『タモリと戦後ニッポン』をお読みください。ここでは、タモリと赤塚不二夫の運命的出会いの瞬間、そしてタモリの衝撃のテレビデビューの顛末を紹介しておきます。
     まず「ジャックの豆の木」で開かれた独演会です。この日は、タモリの噂を聞きつけた作家・筒井康隆も神戸から駆けつけていました。

    〈独演会当日、店内には山下洋輔をはじめ、詩人の奥成達、マンガ家の上村一夫や高信太郎、それから長谷(引用者注:マンガ家で、赤塚不二夫のブレーンやマネジメントを担当していた)に同伴して赤塚不二夫も顔をそろえていた。赤塚は当初、長谷からタモリについて聞いても「そんな芸達者だったら、とっくにプロになっているはずだろう」と信じようとしなかったという。しかしとにかく行こうと長谷にうながされ、いやいやついてきたのだった。
     会が進行するうちに筒井から、中国人のターザンをやってくれとのリクエストも飛び出し、タモリはこれに見事に応じてみせた。しかし筒井の要望はとどまることを知らない。さらに「大河内伝次郎(映画俳優)の中国人ターザンが、宇宙船のなかで酸素漏れに苦しんでいるところをやってくれ」とむちゃくちゃな設定が与えられる。だがこれにもタモリは一瞬たじろぎながらも挑んでみせ、《「およ。うよ。すうしほ。ごよごよごよ」などと言いながらノドをカキムシリ、苦悶の表情物凄く、それでも必死に操作盤(コンソール)を手さぐりしようとする》その演技は客人たちを圧倒する(『ピアノ弾き翔んだ』)。こうしてリクエストに応えるがままに即興で演じるなかから、「四ヵ国語麻雀」など、のちに「密室芸」と呼ばれることになる初期タモリのレパートリーができあがっていったという。その様子を目の当たりにして、店に来るまでは渋っていた赤塚もいつしか惹きこまれていた。
     すっかりタモリに惚れこんだ赤塚不二夫は、目白にある自分のマンションの部屋に泊まっていけと申し出た。カーサ目白というそのマンションは、妻との離婚時に土地も自宅も譲ってしまった赤塚のため、事務所側が探してきたものだった。しかし淋しがり屋の彼は一人暮らしが苦手なうえ、仕事も忙しくてほとんど帰っていなかった。ようするに空家も同然だったわけで、まるでタモリのために用意されていたのではないかとさえ思わせる。〉

     1975年当時の家賃が月17万円――目白の高級マンションでタモリ自身が「日本史上、最後の居候」といった、デビュー前夜の助走生活が始まります。福岡から妻を呼び寄せ、赤塚のベンツを自由に乗り回し、金がなくなれば、都度3万円くらいの小遣いが手渡される。何から何まで赤塚不二夫によって支えられた居候暮らしが始まり、夜な夜な、新宿の「ジャックの豆の木」に現れては密室芸を披露するタモリ。
     そのタモリがテレビという表舞台に衝撃のデビューを果たします。1975年8月の最終土曜日正午からの「土曜ショー」という1時間番組。そこで「マンガ大行進!赤塚不二夫ショー」という企画が組まれており、長谷はこの番組の冒頭でタモリを出してしまうことにしたという。同書によれば、赤塚マンガの人気キャラクターを使ってデタラメな場面を七、八枚描き、それを紙芝居仕立てで、完全なアドリブで演じる、というのがタモリの役回りでした。赤塚もこれに同意します。出演時には牧師に扮装してもらおうということで、テレビ局の衣装部に発注した。引用します。

    〈番組は生放送、しかもリハーサルなしのぶっつけ本番。だがタモリは真骨頂であるアドリブを発揮し、その紙芝居口演にスタッフ一同はすっかり聴き惚れ、司会の高島(引用者注:忠夫、俳優)にも驚きが走った。
     高島はタモリを高く評価し、当初流す予定だった赤塚のアシスタント総出演のVTRを自らの判断でとりやめ、タモリにほかにも芸を演ってみせてほしいと頼んだ。進行の変更は、CM中に赤塚とタモリから了承を得て、カメラにも高島から指示を出す。
     こうして番組内容は赤塚マンガの話題から離れ、タモリにスポットが当てられた。タモリはカメラを前に、「ジャックの豆の木」でやっていたネタを視聴する層に合わせて短縮しつつ、四人の外国人がゲームを繰り広げる芸(「四ヵ国語麻雀」をアレンジしたものか)などをここぞとばかりに演じてみせた。スタジオは爆笑の渦に包まれ、エンディングで出演者全員が並ぶシーンでも高島はタモリに芸をやらせながら番組を終えるよう指示を出し続けたという。〉

     反響は番組終了と同時に返ってきました。黒柳徹子です。再び、引用します。
    〈テレビでタモリの芸を初めて見たタレントの黒柳徹子が、すぐさまテレビ局の受付に電話をかけて赤塚を呼び出し「あの人は誰!?」と訊ねたという話は、彼女が司会する『徹子の部屋』(テレビ朝日)でもたびたび語られている。黒柳が見たのがまさに『土曜ショー』のこの回だった。
     黒柳と赤塚不二夫は六〇年代後半、NETの『まんが海賊クイズ』という番組でそれぞれ司会者と回答者として共演して以来のつきあいだった。わざわざテレビ局まで「あの牧師さんは、スゴイ!」と電話をかけてきた黒柳に、赤塚は「あれがいつも話していた九州のモリタだよ。面白かった? 伝えるよ。喜ぶよ。初テレビで、本職の芸能人からほめられてさ。黒柳さんが最初だよ!」と我がことのように喜んでいたという(『赤塚不二夫のおコトバ』)〉

     電話してきた黒柳に対して赤塚が「あれが九州のモリタ」と言っているように、30歳になったばかりの森田一義はこのテレビデビューをきっかけに姓をひっくり返した「タモリ」への道を歩み始めました。しかし、タモリの居候生活は、このあと東京12チャンネル(現・テレビ東京)の『空飛ぶモンティ・パイソン』への出演――タモリ初のレギュラー番組出演が決まる翌1976年4月まで1年近く続くことになります。赤塚にさんざん世話になりながらも、けっして礼をいうことのなかったタモリ、そして礼をいわれることを嫌がった赤塚不二夫。二人の真情は、葬儀の席上タモリの弔辞によって初めて明らかにされたことはすでに述べた通りです。

     タモリは30年以上にわたって『笑っていいとも!』――日本の昼の番組の顔としてテレビの世界で並外れた存在感を保ってきました。その芸、人的交流、足跡は、戦後ニッポンという時代をそのまま表現しているようです。
     昨年秋に始まった『ヨルタモリ』が日曜夜の秘かな愉しみになっています。湯島辺りにあるというバー「ホワイトレインボー」で繰り広げられる初期タモリを彷彿させる「密室芸」。ママの宮沢りえやリリー・フランキー、高橋幸宏、福山雅治などの客(ゲスト)とトーク、即興のセッションなどで盛り上がるタモリの番組です。篠山紀信が『サンタフェ』に載せなかった宮沢りえの未公開写真をもって登場したときは、思わず乗り出して見入りました。もっとも『ヨルタモリ』は9月で終了。タモリの「密室芸」もしばらく見られなくなると思うとすこし残念なのですが、そのルーツ、変転・発展の歴史、そして「タモリ」という存在を日本の戦後史と重ね合わせながら検証する本書は、戦後70年を迎えたいま、特に興味深い一冊です。
     タモリの70年はどこを切り取ってもほんとうに興味深いのですが、早稲田時代のタモリの一面を紹介して終わりとします――タモリは1965年春に早稲田の文学部に入学しますが、女優の吉永小百合も同じ年に早稲田の第二文学部に入ります。中学の時に週刊誌で写真を見たのをきっかけに吉永小百合の熱烈ファンとなったタモリにとって、吉永小百合は映画スターという次元を超えた「いてくださればいい」という存在だったそうです。
    〈その憧れの人が自分と同じ大学に進んだことを知ったのは入学直後だったという。(中略)学生食堂でラーメンを食べていたところ、たまたま前の席に吉永が座り、トーストを食べ残して立ち去った。それを持って帰ろうか迷っているうちに食堂のおばさんが片づけてしまった〉

     吉永小百合の食べ残したトーストをじっと見つめ、息を詰めるタモリ青年の姿が目に浮かびます。本書で知ったタモリの青春の断面です。(2015/9/18)
    • 参考になった 2
    投稿日:2015年09月18日
  • かつて、タモリが埼玉県のことを「○サイタマ」(○に入る文字、わかりますよね!?)と言ってからかった頃から、とかくネタにされがちな埼玉県。『埼玉最強伝説』…書名からして、なんだか期待してしまいますねぇ。その期待に違わぬ内容なのですが、犬木加奈子が描いた!という点にこの本の絶妙さが現れています。代表作『不思議のたたりちゃん』『不気田くん』で知られるホラー界の女王が、埼玉をどう描くのか! 恐る恐るページをめくるのですが、読み始めは違和感を拭えませんでした。描いている内容はギャグなのですが、登場人物の絵のタッチがあの背筋ゾクゾクの犬木ワールド! いつ目玉が飛び出たり、脳が割れるんだろう…この女は実は口裂け女なのか…てなことを頭の片隅に置きながら読み進めるんですが、ご安心あれ!? この本に恐怖シーンは登場しませんでした。埼玉在住の犬木が郷土自慢と卑下を繰り返すのですが、面白いのはライバル千葉や憧れの神奈川、東京との対比の場面です。また、埼玉県内の各市の擬人化にも笑わされます。読後、私も素敵な埼玉の虜になってしまった、と埼玉県まで徒歩1分以内の住人は感じたのでした。
    • 参考になった 13
    投稿日:2015年09月18日
  • 「世界最高の職場」グーグルの人事・福利厚生の仕組み
    世界でいちばん多くの人が日常的に使うインターネットの検索エンジンを開発し、今ではメガネ型のウェアラブル端末や、自動運転車など、独創的で最先端の製品やサービスを提供する、最強のクリエイティブ企業、グーグル。40カ国に70以上のオフィスを置き、約6万人の従業員を擁する同社は、米国をはじめ、さまざまな国で「最も働きたい会社」に指名されてきた。本書では、そんな“憧れの会社”であるグーグルの人事トップが、同社の採用、育成、評価、福利厚生などの仕組みを惜しみなく紹介している。どのような理念のもと人材を選び、それぞれの社員にどんなチャンスを与えているのか、同社ならではのノウハウを学びながら、経営のあり方や働き方を考えるヒントを得ることができる。
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    投稿日:2015年09月18日
  • 会社を継ぐ人、子どもに継がせたい経営者、必読!
    規模の大小、業種を問わず、企業を永続させていくためには、事業承継をスムーズに行うことが欠かせない。二代目、三代目といった「後継者」の手腕が、企業の持続的成長や存立そのものの鍵になることは間違いない。本書は、あらゆる企業に共通する「後継者」にスポットを当てる。先代(中小企業では肉親であることが多い)が経験からつくりあげてきたものをいかに継承し、発展させていくか。先代や古参の社員たちとどのように接するべきか。経営者としての資質をいかにして高めていくか。「事業発展計画書」作成など具体的な手法も含め、後継者が“なすべきこと”“考えておくべきこと”を指南。その内容は、後継者以外にも応用できる優れたリーダーシップ論にもなっている。
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    投稿日:2015年09月18日
  • 匿名希望
    ネタバレあり
    最後の落ちがない
    テーマは、ブラックジャックのような天才医師ではない研修医がひたすら治療法のない病気に感情任せに立ち向かう話です。医者と言うより、正義の見方とか救世主の類いかな。
    私も、病気持ちなので、知っていますが、医者が治せる、いや、有効な治療手段のある病気は想像以上にあまりありません。
    私の感覚的には、たぶん半分もない。歯科医、眼科、外科とかは治療法がある。内科は半分はまじないレベルで、自然治癒の補助だけ。精神科は、効果的な対処薬があるが、根本治療薬はない。一番ひどいのは耳鼻科で原因はおろか聴覚から発信されている電気信号ではなく、患者が感じている聴力でしか病状把握できない。つまり、全く何が起こっているかわからず、あてずっぽうの治療をしているイメージ。当然、難聴の原因も不明だし、治療法は全く無し。まあ、人工ないじくらいかな。
    病気の多くはどちらかというと、医者にかかっていると安心というだけの場合が多い。
    その現実を主人公はひたすら行動で変えようとします。答は、今現在の医学では回答のないものばかり。つまり、善意の押し付けすれすれです。回答がないテーマなので、当然漫画の落ちがありません。
    漫画のせりふにもありますが、たぶん救いは宗教とか哲学とか、、いや、まじないとか、占いとかの類い、いや、愛とか、家族とか友情とか医学の外にしか回答がないと思います。
    • 参考になった 3
    投稿日:2015年09月17日
  • 匿名希望
    ピンチョンの解説はついていません。
    内容は星五つです。
    旧訳版既読の方は気をつけてください。
    • 参考になった 2
    投稿日:2015年09月17日
  • 匿名希望
    nezシリーズ
    どうなの?この二人
    初対面は最悪で、気が合わなそうなのに、息ぴったりって
    息が合うことにお互いムカついたりして
    面白すぎる〜〜
    次の展開もどうなるのか楽しみで仕方ない
    でもなかなか電子化しないから、、、、電子化まで待てるかなぁ
    • 参考になった 9
    投稿日:2015年09月16日
  • 表と裏と…
    性格に表と裏のある人間は割りといる。かなりの差があってもバレなきゃ世の中、上手く渡れる。…そういう男が、御人好し気味のEDになっちゃってる上司を手に入れようとする話。うわッ、どっかで現在進行形な感じが(笑)切なさはありません。兎に角、手に入れようとする過程がオモシロイ本。
    • 参考になった 6
    投稿日:2015年09月16日
  • エロ度控えめです。
    アイドルグループ『ru2sh』のメンバーヒナタとユウのお話。最近の作品『between the sheets』『BlueMoon,Blue』よりはエロ度は低めで読みやすいと思います(←エロくても読みやすいけどな!)。

    メンバーは5人で他にリョウちゃんの恋のお話を取り上げた『s rush!!』というスピンオフ作品もありますが(これもいい。ちょっと大人っぽい)あとのメンバーのふたごくんにほとんど触れてないので、ちと残念。振りみたいなセリフはあるんだけどなあ。
    可愛い男子がわちゃわちゃしてるのが読みたいときにはお薦めですよ!

    同時収録の『触れてみたいの』もかわいい歳の差ラブ。訳あり風の豪邸着物男と夏休みでおじいちゃんの家に遊びに来ていた高校生が出会います。
    ブサカワのワンコが可愛い!

    橋本さんはエロ控えめでも私は好きです(←いえ、エロくても好きですけどっ)。
    絵がきれいだし、ほのぼのする内容が安心するし。
    エロ描写が高評価されていますが、こういうのも素敵ですよっていうオススメでしたー。

    • 参考になった 4
    投稿日:2015年09月16日
  • これはもうBLではない
    読み終えて、何とも言えなく胸が苦しかった。絶望という言葉さえもわからなくなるくらいのいままでの攻めの人生に、初めての自分という存在に気づいてくれた受けのトレーナーに、戸惑うという感情も知らなかったその無垢な精神が出逢います。
    BLという枠には収めきれない内容でした。 
    今まで購読しようかずーっと悩んでいましたが今回割引だったので、購読しました。本当に良かったです。読みながらこれ以上攻めの心を壊さないでと願いながら感情移入してしまいました。
    • 参考になった 2
    投稿日:2015年09月15日
  • 匿名希望
    着眼点は良かったけど
    結論から言うと2巻で終わる内容だったかなぁと。
    目の着けどころとキャラ立ては良かったが煮込み不足が各所で散見。

    生殖が主題なのでスケベに走る展開なんだが程ほど破廉恥で終わる描写が多い。
    そっちはちょうどいいと思ったけどせーしせーしと生々しい。そこが鼻に衝く。
    なまじキャラが純情でお人好しに描いてるのでそのギャップがどうにも。

    キャラの「ねじの外れ加減」もちょっと痛くて、手加減するならやめときゃいいのにと言う感じが。
    (コレはこの会社の作品におしなべて言えそう)

    某特撮作品のオマージュがちりばめられてクスッと出来るとこもあるが愉しむ域には。

    真面目もスケベもチョット突き詰め不足、やる気ならもうちょっと填め外してもよかったような。
    • 参考になった 1
    投稿日:2015年09月14日
  • 匿名希望
    美少女格闘モノ・・・・・・かな?
    実はこの作品、2作を並べて次席になっちゃったモノです。けっきょく買いましたが。
    結論から言うと趣味と演出凝りコリの作者ワールドです。
    ですがそれでも面白かったです。

    一つはキャラの生い立ちからもバトルものの様相の筈なのに、かなり生活感がある。
    主人格の生活もひとクセあってそれがヒロイン達の動向にもかなり影響する。

    またキャラの演出が容赦なくそこはずいぶん笑わせてくれた。
    もうヒロインが容赦なくズッコケる。作者が注釈を付けるぐらい。
    しかもいい話で終わったなと思ったらこのヒロインが最後に・・・・ってものも数話。

    残念なのはどうしてもと言うか掲載雑誌の兼ね合いで中断した模様でそれが話運びの根本を宙ぶらりんにしている。
    折角それらしい裏付けがあったと思ったらひとシーンでころっと否定していたり。
    演出に凝ってて設定がへし折れてる感じもあり、物語的にどうかと言うところは読みづらい。
    まぁそれが面白いって人も居るんだろうけど。

    ノリとキレでは期待を裏切らないのでそこは楽しめます。
    • 参考になった 3
    投稿日:2015年09月14日
  • 匿名希望
    画質が…
    作品はとても面白いです。大好きです。
    ただ、画質がとてもよろしく無く、拡大しても読み辛い文字や絵が多いです。

    鬱々としているのですが、誰でも少しは心当たりのあることが多いのではないでしょうか。
    「あー、人の本音ってこんなだよなぁー」と思う話ばかりでした。正直すぎていっそ清々しかったです。

    紙の本を買えば良かったかなぁ…。好きなだけに残念です。
    • 参考になった 1
    投稿日:2015年09月14日
  • 匿名希望
    絶妙なキャラ建て
     一応6巻までの書籍版から内容の感想。
     このコミックが引き込まれるのが「動物の擬人化」をしっかり筋立てしてるところ。
     動物の生態まで見事擬人化しきってます。

     如何にイケメンや可憐なキャラに仕立ててもそこは動物、しょうもない間抜けや本能の暴走もあられなく。
     そこを素っ裸とか(主人公の幼児にして)セクハラとか人間が見て解らない年齢差とか、なかなかのギャグに仕立ててます。

     8巻前後でキャラの裏技に走ったり同じネタの使い回し(キャラの組み合わせで話の展開が同じになる)などネタにくたびれた感がしたので書籍の購買を辞めたのですが、その後にキャラ同士の展開を変えて何とか「倦怠期」は克服してるようなので、まだまだ展開はがんばれそうです。

     あと4コマにしてはクオリティーの高い描画も魅力で、ギャグのギャップを冴えさせてます。

     ただ、竹書房さん、この作品はまだいいのですがおしなべて金額が高めなのでなかなか新発売で買えません。
     買いたい作品も幾つかあるのですが。
    • 参考になった 2
    投稿日:2015年09月13日
  • 匿名希望
    はらだ色少なめ
    良くも悪くも普通のBLって感じで面白くなかった。
    はらださんじゃなくても描けそう。他の作者だったら絶対買ってなかった。
    いつもの独特なはらだワールドが感じられない…今まではらださんの作品はハズレが無かったのでなんかショック…
    なんというか、連載なのに主役二人になんの愛着もわかなかった。これは個人の趣味にもよるけど。
    受の序盤の傲慢さも攻の後半からの傲慢さも、見ててただ不快に感じた。そこに萌がない。
    丸々ほぼこのCPの話だから読むのつらかった…読み切りもそこまで面白くなかった。
    やたもも、やじるし、変愛が名作過ぎたのかもしれない。はらださんの作品でこれしか読んでない人は上記を読んでほしい。
    • 参考になった 4
    投稿日:2015年09月12日
  • ん〜受けが見た目女の子みたいで
    元ヤンの二人が高校の保険医(受け)ゲイと刑事(攻め)ノンケで、再会から始まります。攻めはカッコイイんですが受けがとても女の子っぽいです。性格は男子でケンカも強い設定なんですが、まぁ元ヤンですから…。そしてなんだか環境とか設定とかとても説明っぽいです。絵は綺麗でエロも少しあります。もう少し感情の移り変わりの表現がわかると、良い作品かも。
    私には色々物足りなく★3つです。
    • 参考になった 1
    投稿日:2015年09月12日
  • 掟やぶりの昼ユーレイ
    山奥から都会の学校へと転校してきた、主人公 相夢優(あいむゆう)。彼の住むこととなった矢荷成荘は、下宿人から大家さんまで筋金入りの変人揃い。極めつけはユーレイの「魅衣」に取りつかれてしまった「優」と、彼を取り巻く女の子たちとの、多角関係ドタバタラブコメディです。
    独特なギャグセンスが好きな作品です。
    後に青年紙に書くことが多くなりましたが、自分は初期の作品群の方がすきでした。
    • 参考になった 0
    投稿日:2015年09月12日
  • 相変わらず美人です。
    「理想の恋人」の続刊です。今回は少し恋人っぽくなってはいますが、受けの陸くん相変わらずイモで性格グズグズです
    個人的にはあまり好きではありません。方や攻めのヨシミは相変わらず超美人で攻め一筋です。陸の前では子供のようにワガママで、スネたりイジメたり、と~ってもカワ(・∀・)イイ!!なんでそんなに受けの陸が好きなのか、謎です。「理想の恋人」はイジメが酷くて少し暗かったですが、こちらはクスクス笑える箇所が何度かあり楽しかったです。それにしてもこの作家さんはセリフが本当に本当に多いです。オカマのママさんとその他大勢がうるさ過ぎ、それもこの作家の魅力といえば魅力です
    今回はエロもた~っぷり。楽しませて頂きました。
    • 参考になった 7
    投稿日:2015年09月11日
  • 匿名希望
    懐かしい
    歴女漫画の先駆けといえる作品だと思います。
    • 参考になった 1
    投稿日:2015年09月11日
  •  アスランと言えば、『機動戦士ガンダムSEED』とか『ナルニア国物語』ではなく、当然『エリア88』が出てくる33歳です。『エリア88』に登場するアスランは、中東にあるとされる架空の国の名前。アスランを舞台に空を飛び戦うことしか許されない男たちの生き様はいまだにオッサンたちの心を熱くするのです。
     主人公・風間真は日本人。アスラン王国に雇われた戦闘機パイロットとして、空軍基地エリア88に駐留しています。もともとは大和航空の旅客機パイロットとして将来を嘱望されていたのですが、親友の神崎悟の姦計により、大和航空令嬢で恋人の涼子を置いたまま外人部隊に入隊することになります。
     シンとアスラン王国との契約は3年間。3年間生き残り、契約を満了するか、違約金150万ドル(当時のレートで日本円3億円)を支払わなければエリア88からは脱出できません。シンはかつての親友・神崎への復讐と愛する涼子のため、この地獄を生き抜く覚悟を決めます。
     エリア88にはシン以外にも、、脛に傷持つ男たちが多く集まっています。シンの盟友・ミッキーはベトナム戦争時にアメリカ海軍のパロットとして活躍しましたが、復員後の平和な日常に馴染めずエリア88に来てしまいました。対地攻撃を得意とするグレッグはソビエト連邦からの亡命者の運び屋をしていましたが、ある事件がきっかけでエリア88に流れ着いてきました。歴戦のパイロットそれぞれに事情があります。
     『エリア88』の面白い所は、やはり彼らが正規軍人ではなく傭兵であるところです。彼らは国や軍を守るためではなく、ただ自分のために戦います。罰金を払うことで、ある程度の任務の選択もできますし装備の選択も自腹で自由。生き残るために装備を整えれば違約金まで遠くなりますが、怠ればすなわち死…。自身の能力・装備と、任務の難易度を天秤にかけるのです。
      物語は、エリア88の個別の作戦から、やがて世界を支配する軍産複合体・プロジェクト4の陰謀まで広がります。傭兵個人の想いを描きながらも大きな大きな物語が展開し、綺麗に完結するという、稀有な名作なのです。
     また、忘れてはいけないのが、松本零士作品とも通じる“漢ポエム”があります。「頭上をかすめる排気音…青く輝く誘導灯…地獄を照らす着陸灯…その日、悪魔は“生きろ!”といった…」ハードな物語を彩る、青臭さを超越した名言の数々は、日々、板挟みにあえぐサラリーマンにも意外と通じている気がします。苦しいときに、『エリア88』の名言を思い出して踏ん張っている僕は、色んな意味でどうかしているような気がします。
    • 参考になった 12
    投稿日:2015年09月11日
  •  型破りのテレビ局事件記者と警視庁敏腕刑事の“異色コンビ”を軸に据えた、今野敏の新シリーズ「スクープ」の第3弾『クローズアップ』が先頃文庫化(集英社文庫)されたのを機会に、再読しました。

     東都放送ネットワーク(TBN)の夜のニュース番組「ニュースイレブン」のスクープ記者・布施京一。社会部遊軍記者ですが、「ニュースイレブン」鳩村(昭夫)デスク班専属記者として働いています。物語は、その布施記者がある事件現場の映像をケータイで撮ったことから始まります。

     午前5時頃、東京赤坂にある檜町公園で男性の遺体が発見された。刃物で刺されたための失血死。被害者は、「極道世界の業界誌」と言われる週刊誌『週刊リアル』などで記事を書いていた43歳のライター。
    そして布施記者が、朝方、殺人事件の現場検証が始まる模様を撮っていた。担当デスクの鳩村は、その映像に大きな関心を抱きます。

    〈いつもは、午後六時の会議にやってくるかどうかもわからないのに、今日は午前中から局に来ている。珍しいこともあるものだと思いながら、鳩村は布施に近づいた。
    「おまえがこんなに早く出社しているなんて、どういう風の吹き回しだ?」
     布施は、椅子に座ったまま言った。
    「赤坂の現場に行ってたんですよ」
    「おまえがか……」
    「俺だって、記者ですからね」
    「映像があるのか?」
    「カメラ持っていなかったので、ケータイで映像を押さえましたが……」
    「カメラを持っていなかった? 取材に行くのにカメラを忘れたということか?」
    「……というか、六本木で飲んでいて、そろそろ帰ろうかと思っていたら、サイレンが聞こえたので行ってみたんです」
    「六本木で飲んでいた? 遺体が発見されたのは、朝方の五時頃だと聞いたぞ」
    「ミッドタウンの近くのバーで飲んでいたんです」
    「朝方まで飲んでいたということか?」
    「そうですよ」
     それが当たり前のことのように、あっさりと言ってのけた。〉

     報道の仕事一筋に生きてきた鳩村は、真夜中の酒場など無縁の生活を送ってきた。自分はすこし固すぎるという思いはあるが、それにしても布施は明らかに常軌を逸していると鳩村には思え、定例ミーティングの欠席もしょっちゅうという布施の勤務態度も問題があると思っていた。

    〈「……で、その映像はどうした?」
    「サーバーに入れてありますよ。でも、ケータイの動画ですからね。画素数もビットレートも悪い。定時のニュースでは使えないと言われました」
    どんなに、画像がよくなくても、価値ある映像の可能性はある。定時のニュースでは使えなくても、『ニュースイレブン』のようなニュースショーならば、キャスターのコメント次第で、使いようはある。
     近くで飲んでいて、現場に駆けつけたのだから、他局よりも早い段階の映像が撮れているということだ。
    「映像を見て、使うかどうか決める。それで、現場の様子はどうだった?」
     布施は、またあくびをした。
    「どうって、ただの殺人の現場ですよ」
    「ただの殺人現場だって? 記者が言う台詞(せりふ)じゃないな。何か気づいたことはないのか?」
    「所轄と機動捜査隊が来て、すぐにブルーシートを張り巡らせたんで、様子はわかりませんよ。ただ、血がたくさん出ていたのは見ました。地面にも血だまりができていましたから、遺体の発見場所が殺人の現場と見ていいんじゃないかと思います」〉

     画面は暗く、ノイズが出ている。ケータイで撮った動画なのだから、仕方がない。 しかし、映っている内容は、よかった。制服の警察官が、ブルーシートを広げているところが映っている。出動服姿の鑑識係員の姿も見える。しきりにストロボが瞬くのは、鑑識が証拠品を写真に収めているのだろう。周辺で歩き回っている男たちは、私服の捜査員に違いない。所轄の刑事と機動捜査隊と思われた。時間的に、まだ警視庁本部の捜査員は臨場していないはずだ。殺人事件の現場の緊張感が映像から伝わってくるようだった――鳩村は、その夜の「ニュースイレブン」の項目表に、たまたま近くのバーで飲んでいた布施が撮った「初動捜査の映像」を書き入れ、約1分のケータイ動画を30秒の映像にまとめた。

     もう一人、週刊誌記者の遺体発見のニュースに強い関心を抱いた男がいました。警視庁捜査一課特命捜査対策室の敏腕刑事・黒田裕介です。死刑に当たる罪の公訴時効が廃止されたので、かつては25年で迷宮入りになっていた殺人事件なども継続的に捜査するようになった。そのために新設されたのが特命捜査対策室で、重要未解決事件を担当するための部署です。
     その日、黒田は登庁するなり、朝の挨拶もせずに部下の谷口に「檜町公園の件」を切り出しました。

    〈「殺人犯捜査係は、臨場したんだろう?」
    「そうだと思います。殺人事件と報道されましたからね」
    「確かめてないのか?」
    「担当している事案じゃないですから……」
     黒田は、顔をしかめた。
    「どんな事案が、俺たちの仕事に関連してくるかわからないんだ。誰かを捕まえて話を聞いておけ」
    「誰かを捕まえてって言っても、担当の係は、臨場してから、そのまま所轄署に詰めるでしょう。すぐに被疑者の身柄が確保されなければ、捜査本部もできるでしょうし……」
    「だったら、所轄に行ってこい」
     谷口は驚いた。
     特命捜査対策室に異動になり、黒田と組んでから、いくつもの殺人事件が起きている。だが、こんなことを言われたのは初めてだった。
    「そこまでする必要がありますか?」
    「必要があるから言ってるんだ」
     単なる気紛れじゃないのか……。谷口は、心の中でつぶやいた。
    「わかりました。赤坂署ですね……」
     出かける準備を始めた。
     まだ執務開始時間にもなっていない。外は、十一月とは思えない冷え込みだ。
     黒田が、ぽつりと言った。
    「なぜか、気になるんだ・・・・・・」
    「え・・・・・・?」
     谷口は思わず聞き返していた。「何です?」
    「この殺しがさ・・・・・・。なぜか、テレビのニュースで見たときから、ずっと気になっているんだ」
    「担当している事案のどれかと、関係があるということですか?」
    「そんなことは言っていない。ただ、気になるんだよ」〉

     その夜、「ニュースイレブン」が報じた檜町公園の現場検証映像を見た黒田は、谷口を誘って、平河町にある「かめ吉」という居酒屋へ向かいます。警視庁から歩いて15分ほどで行けて、ツケも利くというので、警察官の利用が多い。そして刑事のいるところには必ず記者の姿があります。カウンター席に一人でいる布施の姿にちらりと目をやった黒田は、奥のテーブル席に陣取りました。
     黒田の脳裡には、担当している案件――関東の暴力団・茂里下組の茂里下常蔵組長の殺害を試みたヒットマン・木田昇が殺された事件――がありました。木田は茂里下組と対立関係にある関西の組織の三次団体の構成員で、殺害に失敗して逮捕され、服役。刑期を終えて出所してすぐに、何者かによって殺害された。茂里下組の犯行と思われたが、実行犯の特定ができないまま、現在も捜査中だった。その事件について、殺された週刊誌記者が記事を書いていた。
     事件記者と刑事という異なる立場ながら、お互いをどこか認め合う関係の二人の男――布施が、テーブルにやってきて腰を下ろしたとき、黒田は「(今日のスクープ映像は)何かつかんで、内偵していたんじゃないのか?」と言い、驚いた布施が「何を内偵するっていうんです。ほんとうに偶然ですよ。ミッドタウンの近くのバーで飲んでいたんです。そうしたら、サイレンが聞こえてきて・・・・・・」と、あっけらかんとした顔で返す。 
     何気ない会話を交わしながら、互いの胸の内を探り合う黒田と布施。その二人の脇に見知らぬ男が立っていた。ツイードのジャケットに、ジーパン。ぎょろりとした挑戦的な眼が印象的。

    〈「失礼、布施さんだね?」
     布施はまったく緊張した様子もなくこたえた。
    「そうだけど?」
    「『ニュースイレブン』で流れた、犯行現場の映像、あんたが撮ったって聞いたんだけど・・・・・・」(中略)
    「犯行現場の映像って、檜町公園の件?」〉

     檜町公園の件について話を聞きたいという。
    〈「話を聞きたいんだよ」
    「ええと・・・・・・俺、あんたのこと、知らないんだけど・・・・・・」
    「藍本祐一(あいもと・ゆういち)っていうんだ。藍色の藍に日本の本。しめすへんに右数字の一・・・・・・。『週刊リアル』なんかで、ライターをやっている」
    「へえ、『週刊リアル』・・・・・・?」
    「そう。殺された片山さんは、自分の先輩だ」〉

    『かめ吉』を出ていく二人の後ろ姿をじっと見つめていた黒田が、かたわらの谷口に言います。
    〈「藍本祐一か・・・・・・。ちょっと、洗ってみろ」
    「は・・・・・・?」
    「何か知っているかもしれない。必要があれば、マークしろ」
     黒田が本気になった。それが伝わってきた。谷口も、そのときになって初めて、生々しい事件の肌触りを感じた。〉

     折しも、二つの殺人事件に深く関わっていると見られる茂里下組組長と将来の総理と目されている代議士・檀秀人の“ツーショット写真”が明るみに出て、社会問題化しました。女性ジャーナリストとの不倫の噂、原発をめぐる舌禍事件、それに暴力団組長とのツーショット写真・・・・・・檀秀人のスキャンダルが続出します。しかし布施は何者かが仕掛けた檀秀人に対するネガティブキャンペーンと見て、独自の取材を続けていきます。一方黒田は、殺されたライター片山の後輩ライターと自身を説明する藍本祐一の登場で本気スイッチが入ります。
     それぞれの立場から二つの殺人事件の解明に向かう“異色コンビ”――組織に埋没することを嫌う型破りの報道記者と一徹な敏腕刑事の前にたちはだかる謎とは? 二つの殺人事件と噴出する檀秀人スキャンダルとの関連性は? 二人は、二つの殺人を繋ぐ、黒い聖域に踏み込んでいきます。
     二人の主役〈記者と刑事〉の魅力溢れる人物造形と予想を超えて深まる事件の奥行き。警察小説の旗手・今野敏の新境地というべき、新たな傑作の誕生です。(2015/9/11)
    • 参考になった 2
    投稿日:2015年09月11日
  • 匿名希望
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    おもしろい 下かんすぐよみたいゆうれいが何もできないので できたらどうかな
    • 参考になった 1
    投稿日:2015年09月10日