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  • ネタバレあり
    少年漫画のノリですね
    ゲームはPCエンジンを当時プレイしたきりで女の子が突然、異界で戦わされるぐらいしか覚えてません。
    1巻は原作の話通りに2巻以降はオリジナルの話が進んでいきます。主人公の成長や、ライバルとの友情をうまくまとめた良作でした。
    恰好が恰好なのでサービスシーンは大目です。
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    投稿日:2016年06月01日
  • 匿名希望
    私もスキをあきらめません!
    最近、某ドコモ系のアニメ配信サイトで再配信が始まり、個人的に全話を見直したところで漫画も完結。良いタイミングです。まあ待ちきれず、また、紙でも全話読みたくて先に書籍版も全巻買っていましたが電書化が思いの外早くて大感謝!
    漫画版はアニメよりはファンタジー色が薄く、より現実感がある話になっています。しかしテーマとしては通底。ネタバレは避けますが、たった1冊の中で二転三転しながらもハッピーエンド。長く待った甲斐がありました! 百合が好きなら必読です。
    『透明の嵐』というのを、『自分が何かや誰かを好きであることを諦めて周りに迎合していたら、自分らしさがなくなってしまう』と解すると、百合や同性愛に限らず誰にでもあることだと思うのです。本作品シリーズは、人と違った何かや誰かを好きであることにためらいがあるすべての人への、森島先生や幾原先生流の応援歌だと思います。先生方、ありがとうございました!
    • 参考になった 1
    投稿日:2016年06月01日
  • 採り上げる作品が違う・・・・
    かなり昔の作品で懐かしく購入したんですが。
    ナンでこっちが販売されてんだろ(=_=)?
    タイトルに挙げられた作品は実はこの作者幾度か書いていて、もっと煮詰まれた
    「アニマ」「黙示録1998」
    なんてのもあったのに、消化不良でこれらの作品が無いとよく解らないこちらだけがナゼ・・・・
    どっちかというと後に括られたショートショートのほうが軽妙で愉快に描かれてるのでそっちで買いという感じです。
    あと、アニメーター出身で当時特有の描き方をするので、人によっては読みづらいかも。
    躍動感ある描き方とも言えるんですけどね。
    早くに筆を畳まれたのが惜しまれる作家でした。
    • 参考になった 1
    投稿日:2016年06月01日
  • 不思議な感触で描く等身大の思春期
    柔らかいタッチで素の「女の子」を描いた作品です。
    親をウザがり、のほほんと怠惰で、でも女の子でって感じの作品です。
    (とはいえ「女の子」にとことん縁の無い私がそれ説得力あるか(^_^;)?)
    2巻までではなんかの事情(ナゼかみんな片方の親が家に居ない)がありそうな都合3件の親子と主人公の父の職場が舞台で、「イマドキの女の子」をあちこち描写してます。
    言ってしまえば日常系で話には抑揚もなく、面白いという作品ではないですが、ほわ~んと読んでいけるかわいい絵柄もあって何となく読んでしまう。
    一つショックだったのは、
    この作品の登場人物、
    みんな私より歳が下なんだ(T_T)叔母とかでも若いし。
    • 参考になった 4
    投稿日:2016年06月01日
  • ネタバレあり
    短編同士の並び自体がミスリード?
    暗号が好きな方、犯人の動機に想いを馳せるのが好きな方は文句なしに楽しめるのではないでしょうか。
    かねてから読破していきたかったシリーズの第一弾なのにすっぱいぶどうというか何というか、横目で指をくわえて見ていた一冊です。
    私は推理小説では、人物造型やメタ視点から犯人を直感で見抜こうとしてしまいトリックについては思考停止するという読者の風上にも置けない人間なので、何だか恐れ多かったりもして、読めなかったのですが、やっと読めました。読み始めたら一気に読めました。
    ホームズとワトソンに相当する探偵役と助手役の主人公2人のやり取りの軽妙さにニヤリとさせられたり、逆に垣間見える犯罪者と非犯罪者を隔てる薄い膜への悲哀にしんみりさせられたりします。
    作者様が本格推理小説作法に律儀かつ読者に親切なので例によって犯人が直感でほぼ分かってしまったのですが、私のような邪道読者でも、魅力的な登場人物の描写ややり取りのおかげで、十分に楽しめます。
    謎解きに素直に押し流されて身を任せてしまう読み方もあり(ということにして下さい)、作者からの挑戦を受けて立つ読み方もありです。
    無理矢理謎解きに言及するなら、ある短編において暗号を解読すると犯人の名前がわかるのですが、それが頭に残っていると後のもう一つの短編のダイイングメッセージを読み解く上でミスリードされ、うならされます。
    音楽家がアルバムの曲順を考え抜くように、短編集における各短編の順番、構成もすごく読後感に影響するんだなあと思いました。
    当然意図された配置ではないかと思いますがいかがでしょうか。
    ドラマ化もコミカライズもされているそうで、お詳しい方に散々語り尽くされていそうなので私も他人様の考察や感想をいろいろ拝見してみようと思います。
    使ってない頭の回路に上質な知的刺激体験という感想でした。
    • 参考になった 0
    投稿日:2016年06月01日
  • 匿名希望
    ネタバレあり
    ケモナーは必読!
    とにかく絵が上手い!リアル系なのに可愛い!
    ドラゴンがオネエという新ジャンル
    部下のオオカミと取引先のハイスペックな鳥(ヤマセミ?)の部長を巡る三角関係!
    オネエバーの動物達も素敵すぎる(笑)
    ほのぼのとしたお話です。エロはありません。
    • 参考になった 2
    投稿日:2016年05月31日
  • たまらなくなりました。
    先のレビューと立ち読みとポイントアップで上巻購入を決断。
    で。上の巻読み終わったら、たまらなくなって下の巻を即買いです。
    エロくて切なくて、気付いたら泣いてました。何度読み返してもやっぱり泣いちゃう。受のエロ可愛さは、攻でなくてもキュンときました。いやぁ、買って良かった。
    • 参考になった 4
    投稿日:2016年05月31日
  • もうひとつの同級生。
    ミツオとみつお。字が違うだけで同じ読み方の、二人の《イチカワみつお》みつおの起こした事件により、別々の道を歩むはずだった二人の時間が重なっていく。シリアスな展開で面白い。子供っポイ、痛々しいやり方で、みつおはミツオを服従させていた高校時代も描かれている。ミツオの甘く無い、欲を孕んだ恋しい気持ちがゾクゾクする。理想はもうひとつの同級生。でも、こっちも理想。あー、やっぱりオモシロイ。なんて上手いんだろう。電子では収録されてない、二人のその後の『雨』が読みたい。いつか配信して下さい。
    • 参考になった 2
    投稿日:2016年05月31日
  • 今月のオススメ
    一言でいえば、ザ・溺愛!!ダ―クでもなんでもない。羨ましい限りです。立ち読みは、ホントいい所で終わってるんですよね~。この続きを読まずにいられる人がいるのか?!安心して購入してください。読み終わって良かった~ ♡ と思える作品です。
    • 参考になった 4
    投稿日:2016年05月30日
  • ヘタレのち、、、
    軽くファンタジーです。
    お互いが後ろめたくて隠している気持ちが呼んだ「影」、しゃべるキツネなどなど。
    でもこのキツネが可愛い!
    そして相変わらず絵が完璧すぎない綺麗感。
    美しいんですが、完璧すぎないからこその色気があります。
    おまけ含めて幸せなお話でした。
    本編でヘタレな攻めがおまけでちょっと豹変します!
    • 参考になった 2
    投稿日:2016年05月30日
  • 匿名希望
    ネタバレあり
    エロ可愛い
    punch↑ の続編
    全部読んでいないが
    いっぱいあるシリーズの中で一番好き
    ニャンコが可愛い ニャン太 チビ太
    ニャンコに癒される
    ニャン太 チビ太 を
    マフラーみたいにくっつけている 浩太
    愛想ナシ 目つき が悪い
    浩太がよく笑うようになった 
    「毎日 楽しいもん」なんだって  本当に良かった
    志青と浩太のラブが安定してきたみたい
    自分は浮気っぽいくせに 浩太のことになると
    人だけじゃなく犬にまで張り合う 志青
    相変わらず 変態エロ 全開で 笑っちゃう
    楽しかった 大満足です
    次男上等は兄貴上等を読んでいないので
    いまいち内容がわからない
    似た顔が多いからか
    顔と名前が ごちゃ混ぜであやふや
    • 参考になった 2
    投稿日:2016年05月29日
  • 笑いたい時にお勧め!!
    とにかく面白い!!
    男女共にお勧めですが、特に女性にお勧めです。
    結構歴史だったり神話だったりのネタも盛り込まれてるので、そういうのが好きな方にもお勧めです。
    絵柄は可愛い+コミカルな感じで、崩れた時は笑えて、そうでない時は割とほっこりできます。
    内容は、ギャグ+宗教トリビア+風刺+時節ネタな感じです。
    キャラは全員かなり濃いです。でもすごく可愛いので、笑いつつほっこりする感じ。神から悪魔から色々出てきますが、基本みんないい人なので和みます。
    宗教色はかなり濃いのですが、コミカルに風刺を交えて入れてあるので、題材の宗教があまり好きでなくても楽しめると思います。逆にガチガチのクリスチャン的にはどうなんだろう…とは思いますが、海外評価も高いらしいので多分大丈夫かと。
    巻を重ねると、時節ネタを結構盛り込んで来るのですが、それと聖人達の組み合わせが絶妙で面白いです。
    割と乗り遅れ気味の私は、この漫画で流行りを知ったりすることも多いので、時節ネタ自体知らなくても全然楽しめるし、知ってる人はネタは思わずニヤリとする感じ。
    ○○あるあるも多くて、笑いながら何か仲間を得た様な気分になったり。
    とにかく明るい気持ちになりたくなった時には是非読んでみて下さい。
    • 参考になった 3
    投稿日:2016年05月29日
  • 匿名希望
    ネタバレあり
    しっとりと切ない桜の頃のお話し
    ロッキーさんの繊細な表紙のイメージそのままに、切ない恋のお話しでした。
    デビュー作とのことで、文章や流れに若干堅さはあるものの、全体には最後まで勢いがあって飽きずに読めました。
    篠宮は、小さい頃に誘拐されたトラウマを持つが、現在は営業の仕事をそつなくこなすサラリーマン。周囲とも良い人間関係を築いている。一方、後輩の柏木は、人当たりも愛想も良くないけど成績はNo.1。そんな対照的な二人が、「アキ」という”第三者”を通して次第に近づいてゆく。
    実は柏木も過去の誘拐事件の被害者で、それを機に生まれた柏木の別の人格が「アキ」だった。アキは自分を犠牲にする形で、柏木と篠宮の関係を後押しする。そこが切ないですね。
    しかし、悲惨な事件の傷を背負いきれず、もう1つの人格を生み出した柏木を、再び1つの人格に統一する重要な役割を果たしたのが篠宮ともいえます。
    実際に、事件の記憶を全て持ち、優しく包み込むような包容力のある人格が生まれるのか、そんな都合良いとも言えるケースが精神学的にあり得るのか、少し気になりました。
    また、主人公とも言える篠宮の描写が少なく、仕事上の有能さや正確などがとらえづらかった。
    また、コミカルな文調を交えて軽いテイストでありながら、シリアスな題材を扱ったところも、どっちづかずで感情移入しにくかったです。
    とはいえ、二人の絆が強く結ばれる課程は説得力があって良かった。今後の作品に期待します。
    • 参考になった 1
    投稿日:2016年05月29日
  • 匿名希望
    ヤクザ×リーマン
    勤めていた会社の社長に勝手に借金の保証人にされ、とんずらした社長の代わりにヤクザにゆるく監禁される話。
    とても優しいヤクザのお兄さんと、イヤイヤ言いながらも結構身体は素直な、ちょっと世間知らずのお兄さん。
    社長と受の間に何があったのかよくわからなかったり、折角ヤクザにしたのに、設定をいかしきれてない感じがしました。
    とってもライトなヤクザ物。絵は素敵でした
    • 参考になった 1
    投稿日:2016年05月28日
  • 可愛い擬人化
    羊の国の変わり者リカと奴隷の草みどり
    二人とも可愛い~!
    みどりは羊たちにモテモテのマドンナ?!草?!
    奴隷に本気で恋しちゃダメみたいだけど
    ヘタレなリカがどれぐらいの頑張りを見せてくれるのか今後が非常に楽しみ♪
    リカが気になる羊もいて…3角になっちゃうのかしら
    「ちらちく」と「もろちく」(笑)
    ツボでした♪
    • 参考になった 1
    投稿日:2016年05月28日
  • とにかく絵が可愛い。
    ケモミミ、寮モノ。狼(ろう)先輩とピンクの耳としっぽの李(すもも)の話。入学早々《伝説のピンクの耳としっぽ》の李は上級生達に追いかけられ、危うい目に遭う。李の醸し出すフェロモンが原因らしい。同室になった先輩の狼の狼(ろう)は自身の発情を抑えるため秘薬を飲んでいる。李にも自衛のためフェロモンを抑える秘薬を渡すが…。という、王道的な話。とにかく絵が可愛い。可愛いのにエロくて可愛い。エロさと可愛いを満たしてくれる作家さんです。
    • 参考になった 3
    投稿日:2016年05月28日
  • 不器用な男の名を。
    全てを持っているような男、圭一。その後輩の楓。嵐のような二人の出逢いから物語は始まる。圭一からの一方的な好意から始まる関係は身体を無理矢理に繋げられただけの関係。そこに楓の感情は伴わず、圭一の感情もまだ楓には見えない。伝わらない。圭一の、言葉にしない感情は楓のなかに吐き出されるだけ。だが、流れる時間のなかで圭一は学ぶ。楓を手放さずにいられる方法を。楓を置き去りにしたままで…。これは不器用な男が行きつ戻りつしながら、ただひたすらに心を尽くして、愛した人の隣に居続けようとする話。
    • 参考になった 2
    投稿日:2016年05月27日
  • 匿名希望
    ネタバレあり
    坊主攻
    全体的に独特な空気感が漂っています。
    表紙から攻感は漂っていますが、登場当初は美人受な雰囲気のお坊様。
    受の彼も、当初は攻顔でしたけれど、濡れ場に突入するシーンではとてもかわいくセクシーでした。
    いざこれから!というところで次回に続くとなっているので、更新が待ち遠しいです!
    • 参考になった 2
    投稿日:2016年05月27日
  • 匿名希望
    ネタバレあり
    天然
    言葉が通じないとは言え、攻が少し天然でかわいいです。
    強面(クール?)で童貞という要素も加わりちょっとした萌えキャラになっている気がします(笑)
    受も可愛く、素直そうなので好感が持てます。
    ラストにライバルキャラがでてきて早速波乱の予感。
    続きがとても楽しみです!
    • 参考になった 1
    投稿日:2016年05月27日
  • 学歴ではなく“塾歴”が「勝ち組」を作る!
    日本の小学生から高校生までの「学習」において、「塾」の存在は大きい。東京大学(東大)をはじめとする難関大学をめざす学力上位層も例外ではない。今、エリート予備軍である彼ら彼女らの多数が通うのが「サピックス小学部」と「鉄緑会」だ。サピックスで中学受験対策をして東大合格者ランキング上位を占める「名門校」に入学、そしてそうした名門校を「指定校」として優先入塾させる鉄緑会で、中高一貫の6年間大学受験対策をして難関大学に合格する「王道」ができているのだという。本書は、この二つの塾や「名門校」などの取材を通して、こうした日本特有の「塾歴社会」の実態を明らかにし、日本の教育、そして日本社会に対し問題提起を行っている。
    書籍ダイジェストサービス「SERENDIP」詳細はこちら
    投稿日:2016年05月27日
  • もう一人の漱石の「狂気」
     ある書店さんから「編集者が薦める本」というお題で、POP(店頭によく掲げられている葉書大の宣伝文句等々を綴ったもの)を書くよう依頼されたことがあった。
     そのとき挙げた本が、夏目漱石の「行人」で、そこに大きく「棺桶本」という言葉を用いたことを覚えている。なぜ、こんなことを書いたのかというと、墓場まで持っていきたいほど感銘を受けた本であることもさることながら、もう、死ぬまで再読するのを避けようという意思表示も含まれていた。
     若い、とくに十代の頃、熱病に罹ったように読んだ一連の本にディープ・インパクトを受けてしまうことは多々あることだ。ところが、そうした本に限って、折節に再読してみると、いろんな意味で不可思議な思いに囚われることも少なくないように思う。
     それが、本と読み手の関係性のおもしろいところではある。読んだ時期によって、また、一日のなかの短いレンジでも、「読み」の状況は可変する。そして、本のほうも、読み手の知識や意識の状態に対応して、様々な相貌を表す。
     それはわかるのだが、いや、わかるからこそ、ものすごいものを読んだという、ただそれだけの「記憶」をそっと封印しておきたい気にもなったりする。決して、再読したらつまらない本だった・・・・・・と思うような状況を回避したいと言っている訳ではない。ただ、なんだか訳のわからないくらい感銘を受けた「記憶」が穢されてしまうことが残念に思えてならないのだ。
    「行人」に対して、「棺桶本」というフレーズが思い浮かんだのはそうした理由からで、十代の頃、一度読んだきり、あえて再読を自分に禁じている。物語の最終章に出てくる、一郎という登場人物を克明にレポートする彼の友人Hからの長い長い手紙。ひとがマージナルな、ギリギリの状態に追い詰められたとき、精神に支障を来すか、宗教に救いを求めるか、自らの命を絶つしかない、といった言説(小説の書き手は、それ以外の第四の道として、小説を書いているようにも思う)。漱石という作家が、教科書レベルで漠然と理解していた「三四郎」や「坊っちゃん」「猫」などを書いている国民的ベストセラー作家の顔とは異なる、ある種の狂気を孕んだ人だったという衝撃。うまく言い表せないが、そんないろんな「読後の思い」が渾然となって、いまも残っている。
    投稿日:2016年05月27日
  • 脳をフルパワーで働かせる効率的な記憶法・勉強法とは? 
    受験生や大学生のみならず一般のビジネスパーソンでも、最新の知識が必要になるなど「勉強」をしなければならないことはよくある。そんな時に、たとえば「静かな場所で集中して覚える」「一つのことを繰り返し覚える」など、一般に「効率的」と考えられている方法をとることが多いだろう。本書ではそうした勉強法の「常識」を疑い、これまでの脳科学や心理学の成果を踏まえた、より効率的で確実に知識が定着する勉強法やアイデア創出法を探っている。脳の「記憶」のメカニズムや、多数の実験・研究結果を紹介しながら、脳をフル稼動させるための有益なヒントを提供。
    書籍ダイジェストサービス「SERENDIP」詳細はこちら
    投稿日:2016年05月27日
  •  オバマ大統領の被爆地ヒロシマ訪問に同行した安倍首相は、大統領と「日本国憲法」、なかでも「戦争を永久に放棄する」と宣言した第9条について語り合うことはあったのだろうか――。
     いうまでもありませんが、安倍首相は「憲法改正」を祖父の岸信介元首相から受け継いだ念願として明言しています。一方のオバマ大統領は、プラハで「核を使用した唯一の保有国として行動する道義的責任がある」と述べ、「核なき世界」を重要課題として打ち出したことで2009年ノーベル平和賞を受賞しており、2017年1月の退任を控えてヒロシマ訪問を決断、実現しました。71年前、熱線で焼かれる地獄絵を体験したヒロシマの地に立った二人の間で、「日本国憲法」、「日米安保」、そして「核なき世界」をめぐる対話はどう交わされたのでしょうか。
     オバマ大統領が「日本国憲法」を知ろうとして手に取るのは、1946年11月3日に公布された「日本国憲法」を英訳して、同じ日に英文官報号外に掲載された“The Constitution of Japan”(日本の憲法)になるはずです。占領期のGHQ(連合国最高司令官総司令部)草案を踏まえつつも調整・修正・追加を経てできあがった「日本国憲法」を日本側で翻訳し直した文書で、公式に認められた唯一の英文版だからです。つまり日本国憲法には日本語の「正文」のほかに公式英文版があり、世界の人びとが日本という国の憲法を識(し)ろうとすれば、“The Constitution of Japan”を読むのがその第一歩となるのが自然の流れとなっています。
     この英文版“The Constitution of Japan”を、アメリカ文学研究家、翻訳家、東大特任教授の柴田元幸さんが新たに翻訳、出版した『現代語訳でよむ 日本の憲法』(アルク、2015年8月14日配信)が注目を集めています。柴田元幸さんといえば、ポール・オースターなど現代アメリカ文学の翻訳の第一人者であり、作家・村上春樹さんの翻訳の良き協力者として親交を深めていることでも知られています。さらに現代アメリカ文学の紹介を主テーマとする文芸誌「MONKEY」を創刊するなど多才ぶりを発揮していますが、日本国憲法英文版を現代語訳したことについて、柴田さんはインタビューに答えて次のように語っています。
    「もし英文版の文章がものすごく官僚的で、国民の権利なんか考えていないようだったら、やらなかったでしょうね。でも一昨年、英語雑誌の仕事で読んでみたら、そうではなかった。簡単に言えば、ちょっといい感じ、だった。新訳の形で出すことで、憲法の主体は僕らにある、自分たちで国を動かすんだという精神が見えるだろうと。だからやる気になったというのはあります」(「朝日新聞」2016年5月12日付け朝刊より)

     現代アメリカ文学の翻訳の第一人者が〝ちょっといい感じ〟だったとした文章とはどんな英語でしょうか。その英文を柴田元幸さんは、どんな日本語に訳したのでしょうか。そして、新訳からは何がわかり、何が見えてくるのでしょうか。
     本書巻末に収録された監修協力の憲法学者・木村草太さん(首都大学東京准教授)との対談で柴田さんは、
    〈憲法ですから、全体的にはもちろん「法律の文章だな」という感じがするんですが、「前文」と第9条、第97条は、英文の質が明らかに違うというか、気合いの入り方が違うと感じました。特に第9条です。Japanese peopleが主語になっているし、forever renounce warといった言い方とか、ほかと違うなあという感じがします。〉
     と、「前文」「第9条」「第97条」の文章はとくに気合いが入っていると感じたとしています。

     まず、前文です。正文は「日本国民は……」と始まりますが、柴田訳は「私たち日本の人びとは……」です(正文は本書巻末に収録されています。柴田訳との違いはそれを参照してください)。
    【柴田訳】
    〈私たち日本の人びとは、正しい手続きを経て選ばれた、国会における代表者を通して自分たちの意志を実現する。自分たちのため、子孫のために、私たちはすべての国と平和に手を結ぶことからもたらされる果実を確保し、自由の与えてくれる恵みを、この国の隅々まで広めていく。政府の行動によって戦争の悲惨に引き込まれることが二度とないよう、主権は人びとにあることを、かくして私たちは宣言し、ここにこの憲法を定める。統治権(とうちけん)は人びとからの不可侵の預かり物であり、その権威は人びとから発し、その権力は人びとを代表する者たちによって行使され、その恩恵は人びとによって享受(きょうじゅ)される。人類にとって万国共通のこの原理を、私たちの憲法もまた土台にしている。これと対立するすべての憲法、法律、命令、詔令(しょうれい)を私たちは退け、廃する。

     私たち日本の人びとは、永久の平和を希(ねが)い、人間同士をつなげている貴(とうと)い理想を胸に刻む。平和を愛する世界の国ぐにの人びとの正しさと誠実さに信を置くことによって、自分たちの安全と生命を護(まも)っていこうと私たちは決意した。国際社会は、平和を維持し、暴政、奴隷制、弾圧、非寛容をこの世界から永久になくそうと努めている。私たちもまた、その社会のなかに名誉ある立場を築いていきたいと思う。世界中すべての国の人びとが、平和に、恐れも欠乏もなく暮らす権利を持っていることを私たちは認識している。(後略) 〉

    【英文版】は〈We, the Japanese people, acting through …… 〉と始まり、この〈We, the Japanese people,〉は、段落ごとにその始まりのフレーズとして繰り返しでてきます。そして、このフレーズは日本語の原文(=正文)では「日本国民」となっていますが、柴田さんはあえて「国民」を使わずに、Weもそのまま訳して「私たち日本の人びと」としました。その理由を、こう語っています。

    〈柴田 国民についての話だとひとまず理解しつつも僕が「国民」という言葉を避けたのは、やはり「民」という語は「公」と対になっているので、「『公』に支配されるもの」というニュアンスがある気がどうしてもしてしまうからです。ある意味で、「国民主権」という言葉も、矛盾に響くようなところが残っていると思うんですよ。「民」という言葉を国語辞典で引いても、「治められる人たち」という定義がまずあって、「国民一般」が次の定義として出てくる。
     ただ、peopleという言い方にも、もともと「民」と似たニュアンスはあります。英語で“you people”と言うと、ものすごく人を見下したような言い方ですよね。ただ、迷うときにはとにかく、正文と違うことをやってみようと思いました。〉

     主語として使われている“the Japanese people”とともに、英文版で特徴的なのは、shallがほとんどの文で使われていることだと、柴田さんは言います。
    〈柴田 英語教師の視点で見ると、この憲法はshallの使い方の教科書のようなものです。ほとんどすべての条文で、shallという助動詞が使われています。shallは、「私がこの人にこうさせるんだ」「これは、このように私が取りはからうんだ」というように、語り手の意志を表わします。ですから、主語はほとんど出てきていないけれども、隠れた語り手として常に「われわれ」がいるのかなと思いながら訳しました。〉

     shallの例として、第3章「人びとの権利と義務」の中の第12条を見てみましょう。
    【英文版】
    〈The freedoms and rights guaranteed to the people by this Constitution shall be maintained by the constant endeavor of the people, who shall refrain from any abuse of these freedoms and rights and shall always be responsible for utilizing them for the public welfare.〉

    【柴田訳】
    〈この憲法が人びとに保障するさまざまな自由と権利は、人びとの不断の努力によって維持せねばならない。
    人びとはこれらの自由と権利の濫用(らんよう)を避け、それらを公(おおやけ)の福利のために用いる責任をつねに負う。〉

    〈shall〉のニュアンスについては、柴田さんの以下の説明がわかりやすい。
    〈20世紀で印象的なshallは、アメリカの公民権運動とも密接に結びついていたプロテスト・ソング “We Shall Overcome”(邦題『勝利を我等に』)である。
     Oh, deep in my heart, I do believe, we shall overcome(ああ、心の底で私は信じる、いつの日か勝利は我等に)
    ──まさに人民の意志を表わすshall。キング牧師も、暗殺前の最後の演説で“we shall overcome”と唱えた。
     日本の憲法に隠れているshallも、その精神はこちらにずっと近い。〉

     次に、柴田さんが「気合いが入った条文」にあげる第9条を見てみましょう。第2章「戦争の放棄」から引用します。

    【柴田訳】
    〈正義と秩序にもとづく国際平和を心から希(ねが)って、日本の人びとは永久に戦争を放棄する。
    国として戦争を行なう権利を放棄し、国同士の争いに決着をつける手段として武力で威嚇(いかく)すること、また武力を行使することを放棄するのである。
    (2) 前段落で述べた目的を達するため、陸軍、海軍、空軍、その他いっさいの戦争能力を、日本は絶対に維持しない。国の交戦権も認めない。〉

     正文と見比べてみてください。柴田さんは冒頭の“Aspiring sincerely”(心から希って)を法律的な言葉ではないとしています。そしてそれに続く“forever renounce war”(永久に戦争を放棄する)のforever。この言葉に込められた心情的に、絶対にという気持ちを汲み取って訳し直したそうです。法律的な言葉だけの文章にはないニュアンスを文学翻訳家の感性でとらえた柴田訳は、その分、私たちにはわかりやすく感じられます。

     最後に、柴田さんが〝いちばんのお気に入り条文〟にあげた第99条――。
     まず、正文をご覧ください。
    【正文】
    〈天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ」〉
     これに対して、柴田さんは「すべて」という言葉を加え、「擁護する」を「支持する」に改めて積極的なニュアンスを強めています。
    【柴田訳】
    〈天皇もしくは摂政、また各国務大臣、国会構成員、裁判官、そのほか公務員はすべて、この憲法を尊び、支持する義務を負う。〉
     ちなみに英文版には、ちゃんとallが入っています。
    【英文版】
    〈The Emperor or the Regent as well as Ministers of State, members of the Diet, judges, and all other public officials have the obligation to respect and uphold this Constitution.〉

     安倍首相はもちろんのこと、大臣や国会議員はすべて、日本国憲法を尊び、支持する義務を負っているんですね。
     とまれ本書は、英語学習の教材書籍を多く出版してきたアルクによって発行されています。それだけに、柴田訳と英語版が並ぶ対訳本のページ構成に加えて、ポイントとなる英単語、熟語、慣用句などの意味を解説した単語帳スタイルの用語欄があって英語理解を助けてくれます。日本の憲法を識るための格好の手がかりとなる、一家に一冊の注目書です。(2016/5/27)
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    投稿日:2016年05月27日
  • 初出は昭和6年「オール読み物」創刊号
    「親分、てえへんだ!」
    「おう、どうした八!」
     このやり取りだけで「あ、銭形平次だ」と思い出す人も多いのでは?
     ドスを振り回す悪党相手に、十手をふるって大立ち回り。やにわに十手を口にくわえ、寛永通宝の投げ銭が敵の額にビシッと決まる。
     大川橋蔵主演のテレビドラマは大人気を博し、888回を数える長寿番組となった。その原作が野村胡堂の「銭形平次捕物控」。(ただしドラマ版と違って、必ずしも毎回投げ銭を使うわけではない)。こちらも昭和6年「オール読物」創刊号に第1話が発表されて以来、27年間に383話という長寿小説だ。
     現在、電子書籍でも青空文庫に140話ほどがあげられているのをはじめ、全集的なもの、傑作集等、異なる編集で数種のコンテンツが配信されていて、簡単に読むことができる。

     小説中の平次親分は、とにかく人情に厚い。どれくらい厚いかというと、情状酌量の余地があるような下手人(犯人)は、片っ端から見逃してしまう。5~6話に1回くらいは見逃しちゃってませんかね親分!それをまた上司にあたる与力の笹野新三郎が「お前の道楽にも困ったものだ」と苦笑いで許しちゃう。
     また平次親分は名探偵ホームズのような推理力と洞察力の持ち主だ。持ち出せるはずのない千両箱が消えた!苔の庭に残された謎の足跡が!連続殺人事件に見えたものが、実はそれぞれ別人の犯行だった!等々、舟木一夫が歌ったドラマの主題歌そのままに「かけてもつれた謎を解く」、難事件を次々と解決していく筋書きは、推理小説としても十分お腹いっぱいにしてくれる。

     本編を読み始めると、今の小説にはほとんど見られない丁寧語文体にちょっと戸惑うけれど、そんなのはすぐ慣れる。セリフの江戸っ子調と文章のですます調が織りなすテンポに、いつの間にかどっぷり。平次と子分の八五郎の掛け合いをちょっと抜き書きしてみよう。
    『「親分、近頃つくづく考えたんだが―」
    ガラッ八の八五郎は柄にもない感慨無量な声を出すのでした。
    「何を考えやがったんだ、つくづくなんて面(つら)じゃねえぜ」
     銭形平次は初夏の日溜りを避けて、好きな植木の若芽をいつくしみながら、いつもの調子で相手になっております。』(第77話冒頭より文字遣い等若干変更して引用)
     このように毎回ノリノリである。ちなみに平次親分の趣味は園芸だ。
     記念すべき小説第1話「金色の処女」は、最近のドラマによくある第1話拡大版を意識したかのようなスケールの大きい異色作だ。
     将軍家光暗殺計画というネタもさることながら、後に平次の妻となるお静は捕まって身体に金箔を貼られ、儀式の生贄にされかけるわ、悪事が露見した犯人たちは建物ごと派手に自爆するわと、これでもかの大サービス!投げ銭までも、この回だけは銭でなく小判を投げている。

     時代劇研究家のペリー荻野さんが、大川橋蔵版、風間杜夫版、北大路欣也版、村上弘明版の各銭形平次について、投げ銭を後から拾っているかどうかを考察していて興味深いが、さて、小説第1話で投げた小判は回収できたのか気になるところ。
     他にも、触ると暖かいお地蔵様の謎を解く「人肌地蔵」、殺されたはずの男が舞い戻って自分の仇を探す「地獄から来た男」、盗賊団の暗号を解き、一網打尽にする「平次屠蘇機嫌」等々、おすすめの話はたくさんあるけれど、キリがないのでこのへんで。

     清濁併せ呑む変化球ヒーローが多い昨今、平次親分のような直球の時代劇ヒーローで読後感すっきり!全話でも手軽に持ち歩ける電子書籍で体験してみてはいかが?
    投稿日:2016年05月27日
  • 日常からただちょっと離れたくなったときに
     どこかに連れていってほしいな、と、ふと浮かび上がるときに読んだら素敵なんじゃないかな、とおすすめする本です。
     それは、連れていってくれる誰かの手のぬくもりがほしいからでもなく、旅行ガイドで観たことのない土地を知りたいからでもなく、日常からただちょっと離れたいだけ、なとき。
     東京の広告代理店を辞め、故郷に戻った青年・カザマが、心の中でドライに描写する、雪深い寂れたダンスホールが自慢の温泉宿の人々と日常。宿の従業員としてカザマが毎朝作る温泉卵。硫黄のにおいを纏わせながら、カザマはアナーキーにその日常を淡々と繰り返す。
     そこに宿泊客として、過去と未来がたびたび混濁する老嬢・ミツコがやってきます。
     ミツコのこともドライに観ているはずのカザマが、ミツコから目が離せなくなる。そして二夜に渡るダンスパーティー。2泊3日くらいの話。
     ミツコが小さく語るブエノスアイレスに、カザマの感情が揺り起こされ、タンゴとして昇華されていく姿は、体が日常にあっても、素敵な場所にいなくても、意識が旅できることを教えてくれる。
     ロマンティックな台詞、華やかな舞台は、この作品では、過ぎ去った記憶、寂れた日常に変換されまくっているのだけれども、読みすすむうちに、自分のなかの日常が、ロマンティックめいた感情や華やいだものに、ひととき、還元されていく作品です。

     私がこの本に出会ったのは、社交ダンスをしていた母のすすめ。
     当時は寂れた温泉宿や、ときにグロテスクな描写に、若い自分が反応してアタマがぐるぐるし、さらに併録の『屋上』の壊れた意識にこころの片隅をさざめかせられ、味わう余裕がまったくなかった。すすめた母も、萩原朔太郎の娘でダンスを愛した萩原葉子さんのエッセイなども愛読していたので、この作品もそんな文脈だろうと思い手に取ったけれど、アナーキーな筆致に予想を裏切られたようだった。けれど、私にすすめたのは、読む前に予想したのとは違っていたけれど面白かったわよ、と。
     ぐるぐるさせられはしたけれど、どこか清々しい読後感だったことは覚えています。
     時は経ち、私の『ブエノスアイレス午前零時』は幾度となく処分の機会にさらされたけれど、これを書くにあたって真っ先に思い浮かんだタイトルだった。本も探してみたら、叙情を排したかのような幾何学模様の美しい装丁の単行本とともに、本棚の奥にあった。
     1998年、第119回芥川賞受賞作品。格差社会や下流老人という言葉もまだ一般的ではなく、リスペクトという言葉も外国語のままだった当時にこの作品が生まれたのは、キャッチーだからでもアンチテーゼがあったからでもない、ピュアな混濁から生まれたと思っている。
     ちょっとどこかにいきたいな。自分の中のカザマが硫黄のにおいを漂わせてきたら、『ブエノスアイレス午前零時』を読んでほしい。記憶の中のきらめきを、ミツコがそっとえぐり出してくれるはず。
    投稿日:2016年05月27日