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  • ★コラボフェア★囲碁漫画の歴史に名を残す作品
    良い作品というのは何回読んでも楽しめるものですよね!私は「ヒカルの碁」を、漫画で3周、アニメで2周と何回も見てますが、それでもまだまだ何回でも読めてしまえるほど、おもしろい作品です!囲碁という馴染みが薄いジャンルなのに、これほど楽しめる作品は他にはなかなかないと思います。連載当時やアニメ放映時には、子供達の間で囲碁ブームが巻き起こるほどの人気を博しました。現在のプロ棋士の中には、「ヒカルの碁」を読んでプロを目指したという人もいます!囲碁が分からない人も安心してください。囲碁を全然知らない人でも十分に楽しめると思います。主人公の進藤ヒカルも囲碁についてはまったくの素人。囲碁素人のヒカル目線で進んでいくストーリーは、むしろ囲碁の知識がない人にこそピッタリかもしれません。天才棋士である藤原佐為の霊に取り憑かれてしまったばかりに、囲碁の世界へと巻き込まれていくヒカル。はじめは囲碁に無関心なヒカルも、次第に興味を持ち出し、ある頃からその才能の片鱗を見せ始める。そして生涯のライバルとなるであろう塔矢アキラとの出会い。囲碁が舞台でありながら、しっかりとジャンプ漫画的な王道ストーリーです。ヒカルと佐為の、友情と言うか信頼と言うか、なんともいえない関係性も見ていてとても気持ちが良いものです。そして、この作品を描いたのが小畑健先生であることも、人気を博した一因だと思います。繊細なタッチで描かれていますが、漫画らしい見やすい絵となっており、作品の雰囲気を一層引き立てています。囲碁に興味がなく、まだ読まれたことが無い人でも、満足いく作品だと思います。是非、この名作を読んでみてください。きっと読み終わった後、この作品に出会えてよかったと思えるはずです。
    • 参考になった 0
    投稿日:2016年06月04日
  • 匿名希望
    意外とさくさく読める
    著者の実体験を元にした、登校拒否の男の子の話です。
    290ページとボリュームがあったのですが、ドロドロしてなくて淡々と書かれていたので意外とさくさくと最後まで読めました。
    本編は普通に読んだのですが、最後の、先生目線のあとがき?でうるっときてしまいました。
    • 参考になった 1
    投稿日:2016年06月04日
  • ★コラボフェア★
    連載開始時よりずっと読んでて、連載終了したときにはものすごい満足感だったのを覚えています。バトル物として超一級だと思いますが、物語のミステリーの部分も超一級だと思っています。最初から最後までクオリティの落ちない稀有な作品でした。一気読みに最適だと思います!
    • 参考になった 0
    投稿日:2016年06月04日
  • 匿名希望
    ★コラボフェア★
    個人的にJOJOシリーズの中で一番のお気に入りです。敵、味方共に性格や能力が個性的でとても心惹かれます。戦闘もストロングスタイルばかりではないので飽くことなく楽しめると思います。読了後は5人 1匹と一緒に旅をしたようなそんな気分になれました。
    • 参考になった 2
    投稿日:2016年06月04日
  • ネタバレあり
    今月のオススメ
    ただのハッピーエンドではなく、そのための代償を払っているところがいい。久々に納得のいく、いい終わり方でした。子供を産むと、どうしても子供中心の生活が始まりますが、いつまでたっても匡が美沙緒一筋なのが良かった。理想の夫ですね。また、作者さんの余白を埋める努力がすごい。シリアスな本編を読んで、余白やあとがきで和ませ、もう一度楽しませてくれる。とにかく描きおろし漫画もおもしろい。18巻の「CAST」は最高!!ハマってしまい、笑いが止まらなかったです。さぁ、最終巻の「CAST」を目指して読み始めてみませんか。
    • 参考になった 7
    投稿日:2016年06月04日
  • 匿名希望
    ★コラボフェア★
    暗殺というテーマだけど、登場人物みんな可愛く、ころ先生もとてもいい味でていて大好きです。
    学校生活中心でそれぞれ自分のやりたい事を見つけながら成長する姿いいですね
    中学生には思えないほどみんな考え方が大人過ぎる
    • 参考になった 1
    投稿日:2016年06月04日
  • 笑える
    森本さんの漫画はホントにおもしろい。
    独特の空気があってクセになる面白さ。
    無理やり笑わそうってかんじじゃなくて自然に笑わせてくれる。
    万人が面白いと思うはず。
    恋愛マンガってキャッキャウフフ感がだいたい私のカンにさわって腹立って見れないんだけど、これはホントに好き!
    絵柄もめちゃくちゃ上手いワケじゃないんだけど、イケメンがホントにイケメンでかっこいい。
    高台さまもほんまかっこいい結婚したい。
    • 参考になった 0
    投稿日:2016年06月04日
  • 匿名希望
    ★コラボフェア★
    小説を原作にしたマンガのため全編がシリアス優先で進みますが、ちょいちょいキャラクターや表現でクスリと笑える要素が盛り込まれています。
    藤崎竜独特の絵とたまにリアルすぎる表現が苦手でなければ小説を読む感覚で楽しめると思います。
    話の展開も早く全11巻なのでハマったら1日で読めてしまう点もポイントです。
    • 参考になった 2
    投稿日:2016年06月04日
  • ピアスホールの新たな快楽。
    この本を読んだ後には《ポジ》も読むことをお勧めします。この本だけだと結構、やられる。様々なCpで描かれた短編、中編が入っています。姑息な裏切り、駆け引き、嫉妬、残された愛。はらだ節の《ネガ》が詰まってる。身体的な痛みでは無く、刺さる心の痛み。上手いです。
    ただ、収録されている《ピアスホール》はちょっと違う。描いて、書いている。書かれた文字を読み進めることで同化し、掻き立てられる。ハマって堕ちていく男の快楽に同化する。これは見る以上に《はらだ節のネガ》
    • 参考になった 3
    投稿日:2016年06月04日
  • ネタバレあり
    はらだ先生、やはり面白いです。
    はらだ先生のポジティブな世界です。面白くて、やはりエロかったです。
    メシアシリーズの第1話は「変愛」に収録されています。1話でタチ専の主人公が、バリタチ鬼畜により躾けられ、たったの一度で落ちてしまいます。抵抗しながらも完全に落とされます。そしてその続きがポジの内容で、攻めを否定しながらも、攻めが受けを好きになってしまい、ほだされていきます。この受けがまた可愛らしくて仕方ありません。「宇宙のモズク」は80歳の博士が見た目10代で可愛らしいのに言葉遣いが老人です。博士と助手ですがカブなんでしょうか?まぁ
    男同士なのだからBではあってもLはなさそうです。しかし博士がとてもエロカワでした。そして変愛のカプ最高でした。除毛プレイ笑えます、そして何よりも安心して読めるカプです。
    • 参考になった 6
    投稿日:2016年06月03日
  • 匿名希望
    ★コラボフェア★
    32巻は2012年の大晦日に発行となっているので、33巻を読む前にまず前巻を読まなければ記憶が曖昧に・・・。先の方も書いていらっしゃいますが本当にこれほどまでに楽しみにしている漫画はないのでどうか、どうか!ゆっくりでも良いので描き続けて完結させて欲しいと切に願います。
    • 参考になった 7
    投稿日:2016年06月03日
  • 匿名希望
    ★コラボフェア★
    移動中に読むのは危険です!周りから見たらかなり怪しい人になってしまうほどに笑いがこらえられない>< ただ笑えるだけじゃなくてほっこりもするし、テレパスの苦悩もちゃんと描かれている。そしてそれぞれのギャラがとても魅力的。高台家の皆様がとてもお綺麗で目の保養にもなる♪
    • 参考になった 0
    投稿日:2016年06月03日
  • ルールがよくわからなかったゴルフ★コラボフェア★
    この漫画の連載が始まった当時、僕の中では
    ゴルフは大人のオッサンが、しかも役員とか社長とか、
    偉い人がやってるイメージでした。
     
    だから別の週刊誌などに載っているゴルフ漫画も
    (漫画を途中から読むのがイヤという性格もありますが)
    全然読んだことがなかったのです。
    そんな中連載が始まったこの作品。
    ぷにぷにとした少年が主人公なせいもあるのか、
    スポーツ漫画という感じもせず、
    説明くさい感じもしないのにいつの間にかルールを覚えていました。
     
    主人公の成長を“まったり”と見守るスポーツ漫画も珍しく
    なかなか特徴的なキャラクターやライバルも出現して
    本当に先が楽しみな漫画だったのですが…
    打ち切りになったことだけが本当に残念です。
     
    ぷにぷに、ほんわか、自分もゴルフをやってみたくなる、
    そんな可愛らしいキーワードの作品です。
    • 参考になった 2
    投稿日:2016年06月03日
  • 匿名希望
    面白さとエロのバランスが絶妙
    前から作家さんが好きなので読みました。
    金髪碧眼、褐色肌の受がとにかく可愛い。
    冒頭の出会いも衝撃的で、インパクト絶大!えっ、イキナリそこいく!?
    というぶっ飛びっぷり(笑)
    攻のキャラがとにかく立ってて最高です、わりと笑いっぱなしでした。
    でも、その楽しい雰囲気とギャップのある濃厚なエロがまた◎!!
    気になるところで終わっているので、次も必ず読みたいです。
    • 参考になった 2
    投稿日:2016年06月03日
  • 匿名希望
    ★コラボフェア★
    所謂ループ物。
    30時間経過するか、死んでしまうと時間が戻ってしまう。
    ゲームのように成長し、心が死んでいく主人公、
    絶望的な状況下で女の子と運命を共有。
    思いっきり感情移入してしまい、とてもとても楽しめました!
    小畑さんの絵は相変わらずの美しさです!
    2巻完結と言う事でサクッと読めちゃうところも嬉しい!
    • 参考になった 1
    投稿日:2016年06月03日
  • ★コラボフェア★
    歴史ネタからオリジナルネタまで、さまざまなギャグがてんこ盛りです。カレー臭くてなんとも情け無い聖徳太子とツッコミ役の小野妹子のジャージコンビなんか、歴史を使っていながら史実とは全く違うキャラクターになってしまっていたり、とにかく笑わせてもらえます!
    • 参考になった 0
    投稿日:2016年06月03日
  • 匿名希望
    爆笑恋愛漫画
    心の底から笑えて、切なくて、かわいくて、面白いです。
    ただ6巻くらいから中だるみ感がいなめないかも?
    • 参考になった 0
    投稿日:2016年06月03日
  • 匿名希望
    考えられたストーリーだけど・・・
    友人に勧められて購入しました。壮大なテーマで世界感はしっかりしています。
    ただ、ふしぎ遊戯やBASARAとかぶりすぎて、全くオリジナル性を感じられないのが残念。ここまで作りこめるのなら、全く見たことない世界を作ってほしかったです。
    恋愛をメインに読もうと思っても、最初から展開がわかる上に、ドキドキ感もいまいち。
    こういう世界感を全く見たことがない若い人なら楽しめるかも?
    • 参考になった 8
    投稿日:2016年06月03日
  • 匿名希望
    ★コラボフェア★
    夜が明けることのない地で、命をかけて手紙を届ける人たちの話。
    泣き虫で小さい男の子、ラグが主人公。
    彼を取り巻く環境や人間関係、それまで彼が生きてきた過程それぞれが絡み合って、少しずつ一つの線になっていきます。
    悲しく、残酷なこともあるけれど、その裏には必ず理由も存在する。
    やりきれないシーンもありますが、ジーンと心に響いてきます。
    心温まるお話です。
    • 参考になった 0
    投稿日:2016年06月03日
  • 匿名希望
    これはいいぞ…!
    絵とか話とか色々上手い。文句付けるところが無いくらい。
    ロドリゲスがナチュラルにクズかもしれないあたりも逆にポイント高いぞ!
    今後の展開が気になりすぎる。
    • 参考になった 3
    投稿日:2016年06月03日
  • 匿名希望
    ★コラボフェア★
    花のお江戸。立派な武士になるため、日々精進⁇してる磯兵衛。
    ゆる〜いぐたぐだな修行で将来のビジョンもばっちり!
    限りなく自分に甘く自己中で我が道を行く磯兵衛が、立派な武士になる日は遠い…
    アニメもハマります。処す?処す⁈
    • 参考になった 0
    投稿日:2016年06月03日
  • ★コラボフェア★
    これほど楽しみにしていたコミックス発売は他にない!!
    おそらくこの表題と同じ気持でいた読者の方は多いのではないかと思う。ネット上ではいろいろ言われているが自分はとても楽しみにしていたし、ホントに嬉しい。海外在住なので紙書籍は買えない状況なので紙と同時発売の電子書籍はとてもありがたい!!
    そして内容ももちろんサイコーでした!!
    • 参考になった 1
    投稿日:2016年06月03日
  •  失意のどん底にあった二人が出会い、いきなり感情を爆発させる。やがて二人の間に〝化学反応〟が起きて、まだ20代だというのに〝余生〟を過ごす気分に陥っていた元戦闘機パイロットと元報道記者が新しい仕事に取り組んでいくようになる。有川浩が〝前のめりの青春〟を描いた人気作品『空飛ぶ広報室』が文庫化(幻冬舎文庫、2016年4月12日配信)されたのを機に再読しました。同名のテレビ連続ドラマ(新垣結衣・綾野剛主演、2013年4月~6月放映)原作小説です。

     物語の舞台は防衛省航空自衛隊航空幕僚監部広報室――。
     築城(ついき)基地監理部総務班の空井大祐(そらい・だいすけ)二尉に転属の辞令が下ったのは、29歳の4月でした。転勤先は防衛省航空自衛隊の広報室。
     戦闘機パイロットとなって5年。子どもの頃からの夢だったブルーインパルス選抜の内示を得た28歳の春――空井のたどるべき道は、突如として断たれた。

    〈彼には何ら落ち度のない事故だった。
     歩道で信号待ちをしていたところへ、大型トラックが突っ込んできたのである。(中略)
     手術と入念なリハビリの結果、彼の右足は日常生活に支障がないほど回復した。激しい運動は難しいが、趣味のレベルならスポーツさえ楽しめるほどに。
     だが、F-15を駆る戦闘機パイロットである彼が職務を全うするにはその回復の度合いは到底足りなかった。
     結果として彼はパイロット資格剝奪の処遇となった。俗にP免と呼ばれる扱いである。(中略)
     P免措置になった彼は築城基地の監理部総務班へ転属となり、降りかかった運命を半ば呆然と受け止めた。──そして、一年経った今でもまだ呆然としていた。
     自分の年を数えることさえうっかり忘れかけながら、いつのまにやら迎えた二十九歳の四月、彼に辞令が下った。〉

     夢を絶たれた元・戦闘機パイロット――失意の底に沈んだままの新人を直属上司の広報室長がいわくつきの女性テレビディレクターに引き合わせます。
     帝都テレビのディレクター・稲葉リカ。報道記者を天職と考える稲葉(いなば)リカは、同期の先頭ランナーとして走ってきたが、突然の辞令で記者から「帝都イブニング」ディレクターに異動。しかも憲法上でその存在が曖昧なままの〝日陰者〟自衛隊の担当なんてと、まったく納得していません。
     コーヒーを淹れるために給湯室に向かおうとする空井に広報室の先輩たちは口々に「不愉快だとは思いますが何とぞこらえて! 強烈ですよ!」「グーでパンチしたくなると思うけどこらえんのよ! 敵はマスコミ、何言いふらされっか知れたもんじゃないわ!」「笑顔キープだぞ、何を言われても顔に出すな!」と剣呑な警告を重ねます。空井は「いったい、ナニと対面させられるのだろう」という激しい不安を胸に、稲葉リカと鷺坂正司(さぎさか・まさし)室長の待つ応接室に入りました――。

    〈「おやめになったんですか」
    「はあ、事故で」
     何の気なしに答えると稲葉リカの目の色が変わった。
    「何年前ですか?」
     嚙みつくような剣幕に空井は思わずたじろいだ。
    「一年ちょっと前ですが……」
    「パイロットの職を辞さねばならないほどの大事故というのはどんな事故ですか? ここ数年で大きな事故の報道はなかったはずですが」
    「え? あの……」
    「原因は?」
    「え、酒気帯びとスピード違反……」
     聞くなり稲葉リカは目を吊り上げて鷺坂に詰め寄った。
    「わたしは防衛省の長期取材を開始してから、過去数年間の主要なニュースはすべて遡(さかのぼ)りました。それなのに、飛行中の酒気帯びなんて重大事故が報道されていないのはどういうことですか?」
     口調はすっかり詰問になっている。鷺坂はにやにや笑いながら「そりゃあ報道されてるわけがないでしょう」と答えた。
    「どういうことですか!? まさか隠蔽(いんぺい)では」
    「あの、待って!」
     空井は思わず遮った。稲葉リカがじろりと空井を振り返る。うわもうこの子恐いよ、と内心では腰が退(ひ)けまくりだが、とにかく誤解を解かねばならない。
    「ご質問の件ですが、原因は、運転手の酒気帯びとスピード違反と信号無視です。赤信号ギリギリで突っ込まれて……」
    「は? だからそれが隠蔽されていることが……」
     なるほど、飛行場に信号機がないというところから説明しないと分からないレベルか。空井は更に手で待ったをかけた。気分は逸(はや)る犬にマテをするのと変わらない。
    「交通事故です」
     初めて稲葉リカが目をしばたたいた。
    「交通事故。車に撥(は)ねられました」
     もう一度重ねると、稲葉リカの頰が見る見るうちに真っ赤になった。〉

     サツ廻りを担当していた報道記者時代のクセがまだぬけていないのか、スクープを狙ってガツガツしている若手。加えて――かなりの自衛隊嫌いだ。それにしてもここまで露骨だと傷つくよ、内心つぶやいた空井ですが、その数日後、長期取材企画の相談に来た稲葉リカが放った一言に、にこやかに対応していた空井がキレてしまいます。

    〈……そうだ、航空学生に密着する長期企画はどうでしょう? いろいろドラマがあるんですよ」
    「興味ありません」
     すげない返事に思わず向き直ると、稲葉リカはいつのまにやら険しい顔だ。
     あれ、何かまずいことを言ったかな、と眉間(みけん)に立ったシワに戸惑っていると、稲葉リカは狷介(けんかい)なシワに負けず劣らず狷介な声音(こわね)を吐いた。
    「だって戦闘機って人殺しのための機械でしょう? そんな願望がある人のドラマなんか、何でわたしが」
     ──脳に言葉の意味が届くまでひどく時間がかかったような気がする。
     届いた、と同時に脳細胞が沸騰した。
     人殺しのための機械でしょう? ──人殺しの機械に乗りたい人なんでしょう?
     ──何で俺たちがこんなこと言われなきゃならない、
     人を殺したい、なんて、
    「……思ったこと、一度もありませんッ!」
     竦(すく)み上がった稲葉リカの揺れた肩で、自分が随分大きな声を出したことに気がついた。
     バタバタとけたたましい足音がして比嘉がブースに駆け込んでくる、だが俄(にわか)には煮えた思考が止まらない。
    「俺たちが人を殺したくて戦闘機に乗ってるとでも、」
    「空井二尉!」
     比嘉に肩を押さえられ、更にそれを押しのけて稲葉リカに乗り出すと、脳天にガツンとげんこつが落ちた。
    「アホッ!」
     見上げると乱入してきた片山である。
    「お客様に何て口の利き方だ! 来い!」
     まるで猫の子でもつまむように襟首(えりくび)を摑まれ、空井は応接室から引きずり出された。〉

     報告にきた空井に対し、鷺坂室長が言ったことは一つ――暴論を黙って聞いてちゃいけない、腹を立ててもいい、ただ、その正論を怒鳴っちゃ駄目だ、ということだった。

    〈「広報は自衛隊を理解してもらうために存在してる。不本意なことを言われるのは広報の努力が足りてないせいだ。パイロットである空井大祐が『何でこんなことを言われなきゃならないんだ』と思うのは当然だ。だが、広報官の空井大祐は同じことを聞いて思うことが違わなきゃならん」(中略)
     もう過去のことにしなくてはならないパイロット時代の仲間のことが思い浮かんだ。
     彼らに、自分が今日聞いたような言葉を聞かせてはならない。いざというときが来ないことを願いつつ、いざというときのための練成に励む彼らは、無駄に終わらねばならない訓練に命を懸けて臨んでいる。かつての自分と同じように。
     駄賃がむごい言葉ではあんまりだ。
    「──励みます」〉

     このとき、空井は初めて「元パイロット」として――パイロットではなく、広報官なのだと一歩、踏み出しました。ブルーインパルスの内示を得た直後の不慮の事故によって夢を絶たれてもまったく荒れることなく、感情をあらわにすることもなく、能面のような表情で周囲を心配させていた空井ですが、自衛隊嫌いの稲葉リカとの接触で感情を爆発させ、新たな仕事に前のめりになっていくきっかけを掴んだ。
     一方の稲葉リカ――彼女もまた、不本意な配置換えでモチベーションは下がりっぱなしです。それだけでなく、なんで私が自衛隊などという日陰の存在の担当をやんなきゃならいのか、と空自広報の面々に対して八つ当たり的に挑発発言を繰り返していた。その延長線上で新任の空井から怒鳴り返された。いきなり横っ面を張られたような気がした。

    〈自分は記者としてではなく、稲葉リカ個人として、空井大祐という個人をこれほどまでに傷つけたのだという事実に気がついた。これくらいの反発は慣れていると思っていたが、報道という大義名分を剝ぎ取られた状態で受け止める怒りは衝撃が違った。それは自分が加害者になった衝撃だ。
     好んで人を傷つける者は卑しい。だが、自分は空井に対してそういうことをしたのだ。配慮を厭(いと)って、好んで人を傷つけたのだ。〉

     数日後、どの面下げてと気は重かったが、稲葉リカは空井を訪ねた。空自広報室からドラマの撮影協力を取りつけるよう古参ディレクターから頼まれたのだ。一悶着があってまだ3日とたっていない。しかし、その日の空井は人が違ったように意欲的に見えた。同じ場面を経て、自分はまだうだうだしているのに、空井はもう立て直している。
     月曜9時からの社会派ドラマ。必要なのはCH-47(ヘリ)を1機。ただし撮影は1週間後――リカが持ちこんだ企画は十分すぎるほど魅力的だったが、1週間後の撮影は絶対に無理・・・・・・誰もがそう思う。
     しかし話を聞いた鷺坂室長は「断る理由なし」と大乗り気で、その場で広報班あげての対応が始まります。元戦闘機パイロットの空井大祐広報官と元報道記者の稲葉リカ・ディレクターの〝初仕事〟です。「30歳を前にして余生」を脱して、二人は前のめりに歩き出します。あっちにぶつかり、こっちでつまずきながらも、いつしか目標に向かってまっすぐの歩みとなっていきます。
     有川浩らしい、前のめりの成長物語。第148回(2012年下期)直木賞候補作に選ばれましたが、「自衛隊」の描き方についての問題指摘があって、選考委員の評価は思いの外厳しいものでした。そのなかで、宮部みゆきさんは「予想外に厳しい評価があって、私もちょっと戸惑いましたが、誰が読んでも楽しく、温かい気持ちになる作品であることは間違いありません。多くの読者の支持が、確かにそれを裏付けています。」とエンタテインメントとしての面白さを高く評価しました。

     空井とリカの後日譚として付け加えられた最終章「あの日の松島」。ブルーインパルスの母基地である航空自衛隊松島基地は3・11で大きな痛手を受けました。松島基地の、そして空自広報の3・11に触れないまま本を出すことはできないという著者の意向で出版を遅らせてまで書き加えられた、特別な最終章です。
     有川浩は、あとがきに、
    〈一番悲しみの溢れる場所へ赴いて、彼らはその地の悲しみに立ち会うのです。
     しかし、彼らは決して当事者のような顔をしません。立ち会っているだけだから悲しむ資格はないと自分の涙を詫びるのです。
     一体何という清廉(せいれん)な人たちに私たちは守られているのだろうと思います。〉
     こう書き、だから「あの日の松島」では、稲葉リカにそんな彼らをただ見てきてもらうことにしたと続けています。
     等身大の彼ら――私たちは幾度もの〝有時〟にその姿を目の当たりにしてきたはずです。日航機が墜落した御巣鷹山山中(1985年8月)、阪神・淡路大震災の焼け跡(1995年1月)、3・11(2011年)東日本大震災、大津波、原発事故によって壊滅状態となった東北の各地、そして今年(2016年4月)震度7の大地震が襲った熊本……覚悟を持って黙々と働く彼らの姿を目にしてきました。しかし、その覚悟がどんなものであるのか、どのような思いを秘めて彼らは悲しみの地に立っているのかを理解していたとはいえません。
     そのことを本書は訴えています――彼らの有時に対する覚悟があって、私たちの日常があるんだということが身に染み、なんだか心が温かくなってきます。有川浩が清廉な人たちに寄り添うように書きあげた『空飛ぶ広報室』は、そんな不思議な力をもった一級のエンタテインメント作品だ。(2016/6/3)
    • 参考になった 2
    投稿日:2016年06月03日
  • 面白い!!
    何気に読んだら面白かったぁ!!!!!
    絵はスッキリしていて話のテンポも良くて、気持ち良く楽しめました。
    二人がお互いにこれからどう感情移入していくのか楽しみでにやにやしちゃいます!!
    • 参考になった 2
    投稿日:2016年06月02日
  • これ似すぎでは?
    朱雀とか異世界とか…
    メインの男性2人とか…
    本の世界に入っちゃう中華風ファンタジーの有名な漫画に似すぎていませんか?
    そう思うの私だけ??
    異世界ものとかは良くあるし、設定が似ていても面白いなら読めるんだけど、
    キャラの見た目も中身も似てるのに全体的に軽過ぎるところとか抵抗があって読めない。
    絵は綺麗だけどそれだけ。
    有名作品と比べながら読んでしまうので楽しめませんでした。
    • 参考になった 25
    投稿日:2016年06月02日