レビュアー種別
  • レビュアー種別
絞込み条件
  • ジャンル
表示形式
  • 表示件数
  • 表示順

4676~4700件/10835件 を表示

  • 日常からただちょっと離れたくなったときに
     どこかに連れていってほしいな、と、ふと浮かび上がるときに読んだら素敵なんじゃないかな、とおすすめする本です。
     それは、連れていってくれる誰かの手のぬくもりがほしいからでもなく、旅行ガイドで観たことのない土地を知りたいからでもなく、日常からただちょっと離れたいだけ、なとき。
     東京の広告代理店を辞め、故郷に戻った青年・カザマが、心の中でドライに描写する、雪深い寂れたダンスホールが自慢の温泉宿の人々と日常。宿の従業員としてカザマが毎朝作る温泉卵。硫黄のにおいを纏わせながら、カザマはアナーキーにその日常を淡々と繰り返す。
     そこに宿泊客として、過去と未来がたびたび混濁する老嬢・ミツコがやってきます。
     ミツコのこともドライに観ているはずのカザマが、ミツコから目が離せなくなる。そして二夜に渡るダンスパーティー。2泊3日くらいの話。
     ミツコが小さく語るブエノスアイレスに、カザマの感情が揺り起こされ、タンゴとして昇華されていく姿は、体が日常にあっても、素敵な場所にいなくても、意識が旅できることを教えてくれる。
     ロマンティックな台詞、華やかな舞台は、この作品では、過ぎ去った記憶、寂れた日常に変換されまくっているのだけれども、読みすすむうちに、自分のなかの日常が、ロマンティックめいた感情や華やいだものに、ひととき、還元されていく作品です。

     私がこの本に出会ったのは、社交ダンスをしていた母のすすめ。
     当時は寂れた温泉宿や、ときにグロテスクな描写に、若い自分が反応してアタマがぐるぐるし、さらに併録の『屋上』の壊れた意識にこころの片隅をさざめかせられ、味わう余裕がまったくなかった。すすめた母も、萩原朔太郎の娘でダンスを愛した萩原葉子さんのエッセイなども愛読していたので、この作品もそんな文脈だろうと思い手に取ったけれど、アナーキーな筆致に予想を裏切られたようだった。けれど、私にすすめたのは、読む前に予想したのとは違っていたけれど面白かったわよ、と。
     ぐるぐるさせられはしたけれど、どこか清々しい読後感だったことは覚えています。
     時は経ち、私の『ブエノスアイレス午前零時』は幾度となく処分の機会にさらされたけれど、これを書くにあたって真っ先に思い浮かんだタイトルだった。本も探してみたら、叙情を排したかのような幾何学模様の美しい装丁の単行本とともに、本棚の奥にあった。
     1998年、第119回芥川賞受賞作品。格差社会や下流老人という言葉もまだ一般的ではなく、リスペクトという言葉も外国語のままだった当時にこの作品が生まれたのは、キャッチーだからでもアンチテーゼがあったからでもない、ピュアな混濁から生まれたと思っている。
     ちょっとどこかにいきたいな。自分の中のカザマが硫黄のにおいを漂わせてきたら、『ブエノスアイレス午前零時』を読んでほしい。記憶の中のきらめきを、ミツコがそっとえぐり出してくれるはず。
    投稿日:2016年05月27日
  • 見えないが確かに感じられる気配
    《「髪の毛三本動かす」ほどの風が吹けば、加賀への船は出せない、といわれている》
     ラフカディオ・ハーンの代表作『日本の面影』に収められた珠玉の随筆「子供たちの死霊の岩屋で」はこんなふうに始まる。
     松江に暮らしていたハーンはある日、日本海の加賀浦に突き出した岬にある、潜戸(くけど)という海蝕洞窟の話を聞くが、風にはばまれ何か月も待たされている。ようやく風がやみ、松江から山越えの難路を行き、小さな漁村から岬めぐりの船に乗ることができた。待ちに待ったこの一日の出来事を、目の前にくりひろげられる光景と、土地の人が語りおろす伝説が響き合う、神話的な文体で織り上げたのが本作だ。
     潜戸は、死んだ子供たちが寄り集まって来るといわれる霊場である。恐山を思わせる賽の河原は《奥の薄闇の中で、青白い石地蔵の顔が微笑んでいる。その前にも、その周り一面にも、灰色の形なきものたちがたくさん集まっている》と描かれる。灰色の形なきものとは暗がりで見る石塔婆、これを崩すと《子供たちの霊は泣いてしまうだろう》と案内人から教わる。ハーンはそれでも3つの塔を崩してしまい、償いに6つの塔を積み直す。
     かつてある雑誌で、ハーンの特集を組んだことがある。そのとき作者と同じ体験がしたくて、写真家、記者とともに潜戸へ渡った。ところがそこで恐るべき光景を見てしまった。縫いぐるみ、ランドセル、リコーダー、筆箱、セーター、お稽古バッグ……幼くして亡くなった子供たちが愛用した、華やかな色使いの奉納品が洞窟を埋め尽くしていたのだ。さらに翌朝、3人で朝食をとっていたら女性記者がぽつりと言った。「夜中に突然電気がついたのよ」。潜戸の風景も、その地で喚起された物語も、現代のほうがハーンの時代より力を増していた。
    『日本の面影』は、1890年(明治23)4月、ハーンが来日した日(「東洋の第一日目」)から松江を去る91年11月(「さようなら」)まで、わずか1年7か月の間に体験した、夢のような時間をかたちにした随筆集だ。
     ギリシア人の母とアイルランド人の父、ともに神話の国の血を受け継ぐハーンは、土地のにおいをかぎとる鋭い力があると思う。さまざまな土地に漂う〝見えないが確かに感じられる気配〟について、時に繊細に、時にずばりと描き出す。
     ハーンが『日本の面影』に書き残した霊場、神社、寺、祭り、そして風景にさえも、その地に長く蓄積されてきた人間の生々しい感情の余香が、今も残っているような気がしてならない。そのうちのいくつかは、潜戸のようにさらに熱を帯びていたりする。私は彼の著書を昔話ではなく、普遍の土地案内書として、追体験し続けている。
    投稿日:2016年05月27日
  • 作者の死後に書かれた奇跡の最新作
     漫画家を目指す若者にキャラクターの説明をするとき、いつも話すことがある。
     それは、優れたキャラクターの言いそうなこと、やりそうなことは、作者でない人間にも察しがつくということだ。例えばドラえもんは、いつだってどら焼きを食べている。しずちゃんは真昼から入浴していて、ジャイアンは嬉しいことがあると「おお心の友よ!」と叫ぶ。
     本作の主人公・リスベット・サランデルは、そういった意味において、お手本のようなキャラクターだ。154センチ42キロの拒食症の少年のような体躯、短く刈り上げた髪に、軟骨に空けられた幾つものピアス。ぴったりとしたパンクファッションの下の肌には、ドラゴンの刺青が大きく入れられている。食に興味がなく、めったに他人に心を開かず、ただし正義感はきわめて強い。特に高等な教育を受けたわけではないが、抜群の数学センスと、ハッキング能力を持つ。
    「ミレニアム」はシリーズ小説だ。第一作『ドラゴンタトゥーの女』がスウェーデンに次ぎ、ハリウッドでも映画化されたのは記憶に新しい。その四作目にしてシリーズ最新作が本作『蜘蛛の巣を払う女』だ。なぜ一作目でも二作目でもなく、私がここで四作目を推したのか。それは、ただ本作が最新作だからという理由ではない。
     すでに世界中のリスベット・ファンにはよく知られているように、本作は、作家スティーグ・ラーソンの死後に書かれた作品なのである。
     新シリーズの著者・ダヴィド・ラーゲルクランツは、やはりスウェーデンのジャーナリスト出身の小説家だ。
     一部の熱狂的なファンからは、批判の声もあったそうだ。発表直前には、ラーゲルクランツ自身が精神的に非常に追い詰められたらしい。しかし、本作の発売後、批判を上回る大きさの声で、「第三部までの文体とキャラクターが研究し尽くされている」との賞賛が届けられた。スウェーデン本国では、発売からわずか1週間で20万部を売り上げる快挙を成し遂げたことが、多くの読者の支持を得た何よりの証拠であろう。さらには、第二部、第三部より先に、この第四部の映画化がハリウッドで進められることになったという。
     作家・ラーゲルクランツの才能、そして並外れた努力が、優れた本作を生み出したことはいうまでもない。一方で、リスベットという、世にも魅力的な主人公のキャラクターが、ラーソンの死を乗り越えたのもまた真実である。キャラが作者を超えてしまう瞬間。エンターテインメント業界に身を置く人間にとって、ただ羨望しか感じないひとときだ。
     上下巻というと、構えてしまう方も多いかもしれない。けれど、ぜひ手にとって頂きたい。20世紀最高のキャラクターが才能ある作家と奇跡的な出会いの末、見事な生還を遂げた本作は、読んだ者を損させない究極の一作だ。
    投稿日:2016年05月27日
  • もう一人の漱石の「狂気」
     ある書店さんから「編集者が薦める本」というお題で、POP(店頭によく掲げられている葉書大の宣伝文句等々を綴ったもの)を書くよう依頼されたことがあった。
     そのとき挙げた本が、夏目漱石の「行人」で、そこに大きく「棺桶本」という言葉を用いたことを覚えている。なぜ、こんなことを書いたのかというと、墓場まで持っていきたいほど感銘を受けた本であることもさることながら、もう、死ぬまで再読するのを避けようという意思表示も含まれていた。
     若い、とくに十代の頃、熱病に罹ったように読んだ一連の本にディープ・インパクトを受けてしまうことは多々あることだ。ところが、そうした本に限って、折節に再読してみると、いろんな意味で不可思議な思いに囚われることも少なくないように思う。
     それが、本と読み手の関係性のおもしろいところではある。読んだ時期によって、また、一日のなかの短いレンジでも、「読み」の状況は可変する。そして、本のほうも、読み手の知識や意識の状態に対応して、様々な相貌を表す。
     それはわかるのだが、いや、わかるからこそ、ものすごいものを読んだという、ただそれだけの「記憶」をそっと封印しておきたい気にもなったりする。決して、再読したらつまらない本だった・・・・・・と思うような状況を回避したいと言っている訳ではない。ただ、なんだか訳のわからないくらい感銘を受けた「記憶」が穢されてしまうことが残念に思えてならないのだ。
    「行人」に対して、「棺桶本」というフレーズが思い浮かんだのはそうした理由からで、十代の頃、一度読んだきり、あえて再読を自分に禁じている。物語の最終章に出てくる、一郎という登場人物を克明にレポートする彼の友人Hからの長い長い手紙。ひとがマージナルな、ギリギリの状態に追い詰められたとき、精神に支障を来すか、宗教に救いを求めるか、自らの命を絶つしかない、といった言説(小説の書き手は、それ以外の第四の道として、小説を書いているようにも思う)。漱石という作家が、教科書レベルで漠然と理解していた「三四郎」や「坊っちゃん」「猫」などを書いている国民的ベストセラー作家の顔とは異なる、ある種の狂気を孕んだ人だったという衝撃。うまく言い表せないが、そんないろんな「読後の思い」が渾然となって、いまも残っている。
    投稿日:2016年05月27日
  • 初出は昭和6年「オール読み物」創刊号
    「親分、てえへんだ!」
    「おう、どうした八!」
     このやり取りだけで「あ、銭形平次だ」と思い出す人も多いのでは?
     ドスを振り回す悪党相手に、十手をふるって大立ち回り。やにわに十手を口にくわえ、寛永通宝の投げ銭が敵の額にビシッと決まる。
     大川橋蔵主演のテレビドラマは大人気を博し、888回を数える長寿番組となった。その原作が野村胡堂の「銭形平次捕物控」。(ただしドラマ版と違って、必ずしも毎回投げ銭を使うわけではない)。こちらも昭和6年「オール読物」創刊号に第1話が発表されて以来、27年間に383話という長寿小説だ。
     現在、電子書籍でも青空文庫に140話ほどがあげられているのをはじめ、全集的なもの、傑作集等、異なる編集で数種のコンテンツが配信されていて、簡単に読むことができる。

     小説中の平次親分は、とにかく人情に厚い。どれくらい厚いかというと、情状酌量の余地があるような下手人(犯人)は、片っ端から見逃してしまう。5~6話に1回くらいは見逃しちゃってませんかね親分!それをまた上司にあたる与力の笹野新三郎が「お前の道楽にも困ったものだ」と苦笑いで許しちゃう。
     また平次親分は名探偵ホームズのような推理力と洞察力の持ち主だ。持ち出せるはずのない千両箱が消えた!苔の庭に残された謎の足跡が!連続殺人事件に見えたものが、実はそれぞれ別人の犯行だった!等々、舟木一夫が歌ったドラマの主題歌そのままに「かけてもつれた謎を解く」、難事件を次々と解決していく筋書きは、推理小説としても十分お腹いっぱいにしてくれる。

     本編を読み始めると、今の小説にはほとんど見られない丁寧語文体にちょっと戸惑うけれど、そんなのはすぐ慣れる。セリフの江戸っ子調と文章のですます調が織りなすテンポに、いつの間にかどっぷり。平次と子分の八五郎の掛け合いをちょっと抜き書きしてみよう。
    『「親分、近頃つくづく考えたんだが―」
    ガラッ八の八五郎は柄にもない感慨無量な声を出すのでした。
    「何を考えやがったんだ、つくづくなんて面(つら)じゃねえぜ」
     銭形平次は初夏の日溜りを避けて、好きな植木の若芽をいつくしみながら、いつもの調子で相手になっております。』(第77話冒頭より文字遣い等若干変更して引用)
     このように毎回ノリノリである。ちなみに平次親分の趣味は園芸だ。
     記念すべき小説第1話「金色の処女」は、最近のドラマによくある第1話拡大版を意識したかのようなスケールの大きい異色作だ。
     将軍家光暗殺計画というネタもさることながら、後に平次の妻となるお静は捕まって身体に金箔を貼られ、儀式の生贄にされかけるわ、悪事が露見した犯人たちは建物ごと派手に自爆するわと、これでもかの大サービス!投げ銭までも、この回だけは銭でなく小判を投げている。

     時代劇研究家のペリー荻野さんが、大川橋蔵版、風間杜夫版、北大路欣也版、村上弘明版の各銭形平次について、投げ銭を後から拾っているかどうかを考察していて興味深いが、さて、小説第1話で投げた小判は回収できたのか気になるところ。
     他にも、触ると暖かいお地蔵様の謎を解く「人肌地蔵」、殺されたはずの男が舞い戻って自分の仇を探す「地獄から来た男」、盗賊団の暗号を解き、一網打尽にする「平次屠蘇機嫌」等々、おすすめの話はたくさんあるけれど、キリがないのでこのへんで。

     清濁併せ呑む変化球ヒーローが多い昨今、平次親分のような直球の時代劇ヒーローで読後感すっきり!全話でも手軽に持ち歩ける電子書籍で体験してみてはいかが?
    投稿日:2016年05月27日
  • ラストまでずっと面白い。でも投げっぱなしエンド。

    特殊な能力が使えるよう改造された魔女と呼ばれる少女達が組織から逃げてきます。
    捕まったら殺される。
    そんな少女達を助ける頭脳明晰な主人公。
    魔女の中には小さい頃に死んだはずの主人公の幼馴染によく似た少女も。
    彼女たちの秘密は?
    組織の目的は?
    少女達が虐殺されていくのを防ぐために主人公と協力して戦っていきます。
    設定はシリアスなのに、キャラクターが魅力的でギャグ要素も満載。読んでいて楽しい。
    一気に読めます。笑えるし泣ける。
    なのに、ラストがコミックスで大幅加筆と修正となった酷い終わり方でした。
    打ち切りなのか作者が投げたのかとネットで騒がれています。
    せっかく面白くてヤングジャンプ毎週追っかけていたのに。
    一応無理やりですが完結という形にはなっています。コミックスで加筆も有ったので、まぁ…しょうがないなって感じ。
    でもラスト前まではずっと面白いので、読む価値は有ります。なので星は4つ。
    感想を一言で言うなら、残念の一言です。
    • 参考になった 15
    投稿日:2016年05月26日
  • 好きです
    クッキーで読んでいたのでコミックが出たらほしいと思っていました。
    でも電子なのが残念。
    2人が主人公なのかな?どちらのキャラも好きです。
    2人のやりとりがとても楽しいです。
    この作家さんの絵もお話も好きなので、次は単行本が出る事を期待しています。
    • 参考になった 4
    投稿日:2016年05月26日
  • 過去の話★5、慰問の話★3
    慰問の話と1巻は甲斐の三兄弟、2巻は紅桜の過去の話です。
    過去の話は本編で少しだけ語られていたことが書かれていて良かったですが、慰問の話は読みやすい話ではありましたが、特に面白いこともなかったです。
    本編を読んでいない人が読むことはないでしょうが読んでいないと意味が分からないでしょうね。
    • 参考になった 1
    投稿日:2016年05月26日
  • 匿名希望
    九曜会シリーズ第四弾です!
    今回のお話は九曜会須藤組 対 香港マフィアです、舞台は華やかになってまいりました。香港マフィアの香主 x ヤクザの囚われ調教愛、今回のカップルもとても良かったです、話もテンポよく軽い銃撃戦なんかもあり、そしてこのシリーズお決まりともなってきた道具攻めもありで今回も萌えどころ満載です。
    その他にも多岐川と玲一の登場でファンには嬉しいですね。
    このシリーズは一巻ごとに完結しているのでこの巻だけ読んでも楽しめるとは思いますが、やはり前三作を読まれた方がより面白く感じると思います、まずは多岐川と玲一の出会いから、ということで
    跪いて愛を誓え
    したたかに愛を奪え
    ひそやかに愛を暴け
    発売日は したたかに〜のほうが先ですが、跪いて〜はそれより過去の話になるのでこの順で読み進めていくのが話の流れ的に一番わかりやすいと思います。全部面白いですが、私は特に第三弾のカップルが好きです。まだまだ続いて欲しいです。
    • 参考になった 2
    投稿日:2016年05月26日
  • ネタバレあり
    絵が好きでついつい読みたくなるんですが
    表紙カプは何とも純粋な高校生ラブでした。片思いのイケメン同級生に手紙を送り続けるお話。とても字の上手な彼は女の子の振りをして手紙を書きます。相手も少しずつまんざらではなくなります。青春です。清いです。キス止まりです。
    後の2カプに対してはもう、意味不明でした。後書きにもありましたが、超エセSF、本当にその通りで二、三回読みましたが理解できませんでした。そして何よりも悲しいのはエロ皆無です(T_T)風音先生、絵は本当に好みなんですが、あまりにもストーリーが残念です。
    • 参考になった 1
    投稿日:2016年05月25日
  • 匿名希望
    ネタバレあり
    目が離せなかった  腹の立つ男
    自己中心的で傲慢な男  榎本圭一
    なかなか すーと入ってこない小説だ
    何度も読んだ 少し分かったことは
     榎本は 楓が従順ならうまくいく と思っているが
      
     楓は 空っぽの人形(扱い)じゃ嫌だ ということ
    3度目の別れの時 榎本が
     振られたショックで職務放棄 するとは 驚いた
     執着=愛 とはね
    私的には同時掲載の 続編 call me の方が
    すんなり楽しめた この単編だけでも面白い
     2人それぞれの難問を(2人で?)解決する
    前編 暴君、、、 は 佐伯楓の視点から
    後編 call me  は 榎本圭一の視点から 書かれている
     それでなのかな 榎本の目から見た方が生き生きとしている
     フルートグラスへの思い入れ とか 圭一と呼ばれるだけで
     バカみたいな気分になる とかが 可愛く思えてくる
     エッチは 榎本が絶倫すぎて楓が可哀想
     でもまあ 2人とも 幸せそうなのでいいか
         
    • 参考になった 0
    投稿日:2016年05月25日
  • 匿名希望
    最終巻は感動
    21巻を読んで、1巻を思い出しました。
    なぜMyPureLadyというタイトルなのか?
    1巻に出てきたあの笑顔・・・
    感動の最終話です。
    やっぱ愛子さん良いな~
    • 参考になった 11
    投稿日:2016年05月25日
  • 大人の探偵マンガ
    「大人の」と題しましたが、絵柄は正反対の2頭身キャラ。
    頭身が変わる場面もありますが、多くはチビキャラで物語が進みます。
    シャレも笑いもありますが、一つの事件が終わると何とも言えない哀愁漂う余韻に浸れます。
    軽いノリで進みますが、トリックは緻密で、伏線をそれと気づかせない手腕はお見事。
    今流行の手がかりをすべて読者に提示してどうでしょう?とする探偵ものではなく、
    あくまでストーリーを読ませる構成になっています。
    虚弱体質で体力もないが頭が切れる「安藤一意」
    頭脳労働は全く役に立たないが肉体派の「三輪正午」
    このコンビが様々な事件にかかわっていきます。
    中には事件ではないものもありますが。
    一昔前に描かれたものなので、携帯電話が無かったり古い描写もあります。
    それと重要なことが一つ。
    かなり絵柄に癖があります。
    慣れればどうということはないのですが、初見の方は試し読みをしてみた方がいいです。
    個人的にはもっと評価されてもいい作品だと思います。
    • 参考になった 1
    投稿日:2016年05月24日
  • ちょっぴり切なく甘い
    リゾートホテルを舞台にした、セレブイケメンちょいS攻めと、可愛い系健気受の、ちょっと切なくてラブラブ甘々なお話しです。
    さらっと読みやすいお話しではないかと思います。
    ただ途中ダレるといいますか・・・もうヒトネタあっても良かったかも。
    あるいは、ひとつのエピソードをもう少し掘り下げるとか。
    物語的に短い期間での展開とはいえ、何かもうひとつパンチが欲しかった。
    それと途中、心情の表現がくどい部分も見受けられました。
    本編(受視点)の後、同じ時系列の攻め視点の話があるのですが、あの時攻めはどういう心境だったのか、という、テストの答えを見せてもらっている感じで、それはそれで私は面白かったです。
    ただ、本編でも充分そういう心境は読める、想像できる、とも言え
    それなら本編をその分厚くした方が良かったかもとも思えます。
    作品の世界観はやさしく、ほんわかしていて和む感じです。
    どうせお前も俺の容姿とか金目当てか?的な思いで、最初は遊び半分で受に手を出した攻めが、健気な受に絆され本気になっていく展開は私の好みでもあります。
    なので、もうひとひねり欲しいと思いつつも、最後まで楽しく読ませていただきました。
    • 参考になった 2
    投稿日:2016年05月24日
  • 少女漫画好きなら読むべき!
    ライトノベル原作のコミカライズ版。
    漫画の方は原作1巻分終了時点で完結となってしまいましたが、これの続きが気になってしょうがないのでライトノベルに手を出したことから、少女小説にハマってしまった。それくらい面白い作品!
    漫画しか読まない派の人は是非コミカライズの方から先に読んで欲しいです。気になったらライトノベルに。
    漫画が完結してしまったようですが、続きも書いて欲しい。面白すぎてネット検索したところ、本屋さんが選ぶアニメ化して欲しい面白い作品に選ばれていました。私もこれアニメ化したら見ると思う。
    あらすじはライトノベルの方のレビューに書いたので興味があったらそちらからどうぞ。
    この原作者さんの他の小説が電子書籍にも本屋さんにも無いのですが、アマゾンとかの口コミもかなり良いので入荷してほしい。
    • 参考になった 5
    投稿日:2016年05月24日
  • 匿名希望
    ネタバレあり
    極限状態で出会う最高の恋
    書籍の内容説明の文字にに惹かれた
    十億円の賞金
    男が男を犯す強姦ゲーム
    十三人の男  一人だけゲームの内容を知らない男 伊和本慧
    阿鼻叫喚という文字が浮かんだ
    慧を強姦した(抱いた)男  渋谷燿一 教師?と名乗る
     慧を無理やり犯そうとしているのに
     「暴れるなよ ひどくしたくないんだ」 と言葉をかける
     後に相棒になると
     「お前のことは俺が守る」 と約束した
     渋谷は三度慧を抱いたが
     いつもゆっくり時間をかけて抱いた
     大切に扱っていた 口は悪いが
    中学校の時に慧を取り巻きと一緒に苛めた男  大河内学
     ゲームが進行するにつれ 中学生の時の慧の想い(行為)は
     子供特有の好きな子を苛める
     ねじれた好意だったとわかる
     そんな気持ちを渋谷はわかっていた 
     慧には最後までわからない ただ恐いだけ
     本当に可哀想な奴 大河内学
    強姦ゲームという内容ながら 他のプレイヤー同士の描写が細かくなく
    恐怖心とか不快感はなかった
     
    • 参考になった 3
    投稿日:2016年05月23日
  • 匿名希望
    面白いマンガだけど女性としては複雑な心境・・・
    どうでもいいようなことにすぐ腹をたてる、見た目がちょっとイケてる旦那と、そんな旦那に惚れているため全てに耐えている、洋服のサイズが4Lの奥さん + はっきりいって躾ができてない子供+役立たずのおじいさんの、ホームドラマ。
    無料で3巻まで読めたので読みました。 続きが気になります。 この先、奥さんの反撃があり旦那の凹んだ顔が見れるんだったら買おうかな。 例えば奥さんに若い彼氏が現れるとか。
    この旦那さん、奥さんを愛してないわけじゃないんだけど、奥さんへの仕打ちがあまりにもひどすぎる・・・ほぼ犯罪レベルです。 
    俺様キャラでドSのイケメンに振り向いてほしくて頑張るケナゲな女子高生の少女マンガみたいのがよくありますが、これが立派な社会人で生活臭プンプンだと、現実味がありすぎて、なんか読んでて複雑な心境です。
    でもマンガとしては面白いと思いました。 
    タダだったら読みたい、マンガ喫茶で読みたい作品って感じです。
    • 参考になった 4
    投稿日:2016年05月23日
  • ネタバレあり
    ハマるBL作品
    エロは極薄。登場人物が幸薄く、暗い過去をもっていて、でもキャラが生きてて愛着が湧きました。事務所でお茶したりの憩いの場に和んだり、組に出向いて姐さんって呼ばれたり。シリアスもコメディも含んでいて飽きずに最後まで楽しめました。エロくないのにハマってシリーズ読破してしまい、もう一度読み返し辻褄を確認したいです。
    • 参考になった 4
    投稿日:2016年05月22日
  • 買って損なし
    いや~良かった~。読み終わって、ほっこりする作品ですね。悪い人はほとんど出て来ないし、侯爵がかわいい!!Hシーンもいい感じに執拗です。私からも、アンジェリーナ、侯爵に嫁いでくれて有難う!!と言いたい♪
    • 参考になった 2
    投稿日:2016年05月22日
  • 匿名希望
    爽やか、今後に期待
    ありきたりなテーマではあったのですが、それでも主人公の人柄の爽やかさが伝わってきて、幸せになってほしいと心から思えました。ただ、ちょっと昔の作家さんのように、そのシーンで何かをする時に、「おもむろに」という表現が何回か出てきて興ざめになりました。BLでは20年以上も前に流行った表現だと思います。「おもむろに」は出しても最低一回までにしてほしい、プロだったら表現のバリエーションを沢山ストックしてほしいと思いました。
    辛口かもですが、内容は好きですし、お金を払っても読む価値はありました。
    • 参考になった 0
    投稿日:2016年05月22日
  • 絵が綺麗で読みやすい
    物に魂が宿り付喪神「つくもがみ」となる。
    その付喪神を憎む主人公。
    付喪神全てが「悪」でないと諭す祖父。
    そこから、付喪神を知り歩み寄る為に、付喪神達を家族として一緒に過ごす女性の家に居候する事に…
    色んな付喪神がいて、善や悪とも違い個性があって…
    ソレを感じて変わり始める主人公…
    居候先の女性の生い立ちや付喪神の存在する理由等…
    戦闘描写等でたまに分かり辛い時もありますが、
    スッキリした絵柄なので読みやすいですし、
    話もよくある(良い意味で)感じなのでお勧めです。
    付喪神の事を見てると、物の扱い方を考えたりします。
    持ち主によって、物も幸せを感じるのかな?とか…
    日本は八百万神の国…
    神様も沢山いると考えると、物に魂が宿ると言うのも頷けるような…
    主人公が真っ直ぐ過ぎて、だけどぶっきらぼうで言葉足らずで、勘違いを生む事が多い(笑)
    でも憎めない(笑)
    硯「すずり」と鏡「かがみ」のやり取りとか、個人的には好きです。
    • 参考になった 5
    投稿日:2016年05月22日
  • 離婚出来たら一攫千金。面白過ぎる
    漫画を読み過ぎて、読む漫画が無くなったのでライトノベルを読んでみたらドハマリしました。
    テンポが良くて、活字だけど場面が想像しやすく漫画を読んでいるような感覚になります。オススメです。
    内容は、お姫様と瓜二つな貧乏孤児がお姫様の身代わりに敵国の非情と噂の王子様に嫁入りする話。
    王子様に嫌われて離婚してもらうように自国の王様に命令されて嫁いでいきます。
    王子様に殺されそうになったり、敵国の姫ということでメイドにもいじめられご飯が出なかったり。
    でも貧乏ど庶民の偽姫様は自分もメイドに扮してご飯を仕入れにいったり、自分の部屋をピカピカに磨いたりとめげない。
    偽姫様の似非敬語やセリフの言い回しが面白いので、読みながら笑ってしまいます。
    と、思いきやシリアス展開で涙がでることも。
    必死で離婚されるために嫌われようとする偽姫をよそに、肝心の王子様はそんな偽姫に骨抜きにされちゃったり。
    コミカライズもしているので、ライトノベル苦手ならまずは漫画版で内容確認すると良いです。
    久々の大ヒットでした。
    挿絵も可愛いですね。
    • 参考になった 6
    投稿日:2016年05月21日
  • よくあるパニックサスペンスのファンタジー版みたい?
    気付いたら違う場所に居て、殺人ゲームが始まるっていうパニックサスペンスものと似た感じの漫画です。
    主人公は家庭でも落ちこぼれで、「世界が崩壊したら人生やり直して頑張れる」的な話を友人たちとしていたら、いつの間にか本当に世界が崩壊したような違う世界【今際の国】に居ます。
    今際の国に来てしまった人間は、【るうる】が決められたゲームに参加しないと、発行されたビザの日にちが切れたら空からレーザーが降ってきて殺されます。
    ゲームに負けても殺されます。
    空から矢が降ってきたり、レーザー降ってきたりと、非現実的な現象もあれば、映画のソウみたいに犯人は別のゲームの参加者で必死だったとか。
    色んな漫画とかが混ざってる感じで途中で読むの疲れてしまった。
    • 参考になった 13
    投稿日:2016年05月21日
  • ロリ好き作者さん?前作との落差が激しいです。
    前作の「これは恋のはなし」が好きだったのでこちらもまとめ買いしました。
    作者さんは年の差を描くのが好きなのか?前作も今作もヒーローが10歳以上年上。
    前作は主人公の家庭の事情も相まって、読んでいて切なく、登場人物の心情や背景が深く掘り下げられていましたが、今作はちょっと軽過ぎる気がします。
    4歳の主人公に恋した背景も描かれましたが、過去の思い出と合わせて今の主人公にも恋したとかなら分かりますが、再開して運命だから結婚したいて…しかも高校教師が生徒に。コレじゃヒーローただの変態。
    タイトルから気付くべきでしたが、前作と落差が有り過ぎでした。。
    ギャグというか、現役高校生が読んだら面白いのかもねって感じでした。
    • 参考になった 18
    投稿日:2016年05月21日
  • 匿名希望
    味わい深い大人なBL
    オシャレな外国漫画のような絵柄ですが、萌えもエロも良かったです。(受けはメガネ&おじさん&インテリが多かったです)効果的印象的なコマ割りやセリフで、とても構成の上手い作家さんだなぁと思いました。政治家を始めとした多数の登場人物が入り乱れて絵柄的にも名前的にも見分けが付きにくいのですが(相関図が巻頭にあると助かる…)、どちらかというとリアル寄り、少女マンガ的ファンタジーに飽きたらお薦めです。「amato amaro」「アルとネーリとその周辺」で3部作です。
    • 参考になった 3
    投稿日:2016年05月21日