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4376~4400件/11672件 を表示

  • 3巻なのに濃い内容!
    恋愛・ミステリー・学園の要素があって1巻目から惹きこまれました!
    表紙でよくある恋愛漫画なんだろうなー。絵がタイプじゃないしなー。って思っていたのですが
    知り合いから進められ読んでみたら面白い!知り合いに感謝です!
    「もしかして・・・私たち、入れ替わってるー!?」入れ替わりといえば、最近話題のアノ映画が頭をよぎりますが、
    この漫画では、可愛い女の子(主人公)と根暗な女の子が入れ替わります。
    入れ替わった理由は、可愛い主人公に憧れていたし、その彼氏が欲しかったからだといいます。
    彼氏も家族も友達も奪われたら・・・自分がそうなったらたまったもんじゃありません。
    しかしこの主人公は持ち前の前向きさで、自分の体を取り戻すべく果敢に立ち向かっていきます。
    その姿と幼馴染の男の子、彼氏とのやり取りも魅力的なので、是非手にとってみてください。
    • 参考になった 4
    投稿日:2016年10月27日
  • 匿名希望
    暖かい気持ちになりました♥
    アルファとオマガの夫婦と一人息子のお話ですが、あまりオメガバースを意識せず読める作品です。
    家族愛満載の心が安らげるお話です♥
    二人の付き合ってから結婚までの馴れ初め話や弘の両親の『その後』エピソードも書いて頂けたら嬉しいです🎵
    • 参考になった 8
    投稿日:2016年10月27日
  • 視線の意味。
    男子校の高校生二人と生物学の教師の話。高校生の葉純と根井は生物学の教師、木庭にそれぞれ好意と興味を抱いている。極々日常を描いていて、大きな山場でアッと言わせる訳ではない。その分、感情移入しやすく、木庭の視線の意味には切なさが溢れた。登場人物たちがとても愛しく思える。次回作も楽しみな作家さん。
    • 参考になった 2
    投稿日:2016年10月27日
  • 恋愛漫画としてもいいのかもしれないけれど
    この作者様は、昔のちょっと大人な少女漫画、最近では歴史物の印象も強いですが。
    好きなSF漫画上げていってと言われたら、ESは必ず入れます。厳密には科学サスペンス、超能力もの?
    展開をコントロールしきっているというか、作品としてきちんとまとまっているのもマル。
    • 参考になった 1
    投稿日:2016年10月27日
  • 冷たいのにやさしい
    なぜ今更と思いながら時々無性に読みたくなるのです。星新一、ショートショート。
    教科書に載っていた「おーい、でてこーい」。日本SF界二大巨塔と言えばまあ小松左京氏と星新一かなとか。エヌ氏と言えば酒造会社のCM。表面的な情報はパッパッと思い出せます。
    作風として、人間の愚かさ浅ましさ、社会の虚しさ、人間や社会というものを、すごくニヒルに突き放して見ているような印象は、しばしば星新一氏の経歴に絡めて語られたりしているようですが。
    星薬科大学の創立者の一族、星製薬の御曹司でありながら、経営が傾いたために後継者として債鬼に追われ、人の裏や嫌な面も散々見たのでしょう、作家として一流になる前は、筆舌に尽くしがたい辛酸を舐めることになられたとか。
    でも、私は愚かさ浅ましさ虚しさを描いているようで、そんな人間と社会に対する作者のやさしい視線も感じるのです。
    アイデアや発想の秀逸さや結末の意外性もさることながら、見捨てたり、単に私噴をぶつけてるだけの浅い物には感じません。
    SFは荒唐無稽と見られがちですが、例えば100年先の未来、社会の行く末を見通すような本質的なところがあって結構好きです。今は現実がフィクションに追いつくのが速すぎるなあという気もします。
    何より、短編は隙間時間や寝入りばなに読みやすいし、作者の力量がダイレクトに出やすい気がします。自分にとって新しい作家さんの小説を読むときは、時系列とは限らず、短編があれば必ず短編を読んでから長編を読むことにしています。
    • 参考になった 1
    投稿日:2016年10月26日
  • コロコロ変わる表情がカワイイ・・・
    あまりにも可愛すぎる年の差オフィスラブコメディですね~
    上司で次長のめぐみが、年下部下彼氏に振り回され拗ねオロオロ慌てて怒る!
    というシチュが可愛すぎます。
    仲良くなりたいんだけど上司としての変な威厳も邪魔して素直になれなかったり、
    上司のめぐみを嫉妬させたくて技と他の女とご飯食べに行ったり・・・(当然めぐみは尾行)
    こんなカワイイ上司、どっかいないかなぁ・・・
    • 参考になった 1
    投稿日:2016年10月26日
  • すごく楽しみました。
    山本 小鉄子の ぼくらのねがい、と月村奎/樹要 の 本当は好きなのに のふたつが私にこの雑誌を 買ったいみをくれました。あいかわらずとてもきれいにえをかけていて、おもしろいはなしをよませていただきました。これからもこの人達が書くまんがをよみます。
    • 参考になった 0
    投稿日:2016年10月26日
  • こんなにエロい作品初めてだ!
    ここまでどエロくて、妄想力をかき乱されるいやらしい本は読んだことがありません。
    いやー、面白いというかいわゆる「受け」の感じ方が激しすぎるというか、
    容赦なく激しい無表情な「攻め」とか、、、
    エロ本以上料理本未満の新たなエロス、もっと広まってほしい面白さです!
    • 参考になった 11
    投稿日:2016年10月24日
  • 匿名希望
    王道少女マンガストーリーでした。
    ストーリーは王道な少女マンガ風です。いじらしい受けとすべてを受け入れる攻め…これ、個人的に本当に少女マンガでやられると多分いらっとするんですが、男×男になった途端いらっとしなくなるのが不思議です。ほどよく山あり谷あり感があって、3作ほどよいボリュームです。エロくはないですが、エロシーンもあります。お互いがお互いをどう思っているか、丁寧に描写されているので、観ていて安心感があります。絵も綺麗ですが、好みからは少し外れたので★4です。
    • 参考になった 3
    投稿日:2016年10月24日
  • 匿名希望
    ネタバレあり
    続きが欲しい
    内容はマリーアントワネットが嫁ぐ時から徐々にルイとの関係が変わるほんの一時になっているので、いわゆる「マリーアントワネット」の生涯を求めて購入すると物足りなさは否めないと思います。
    少女時代のマリーアントワネットの愛らしさ、無邪気さ、純粋で真っ直ぐフランス王家への不満を漏らすところ、寡黙で真面目だがマリーの間違ってるところは間違ってると指摘するルイ、その関係性の描き方は今までになく、何よりルイが史実で謳われる「190cm台の長身」は本当に初のことではないでしょうか。また、細部の美しさは目を見張るものがあり、さすがヴェルサイユ宮殿監修といったところでしょう。ただしそれだけであれば「漫画」でなくても…と思ってしまうので、やはりストーリーをもっと欲しかったです。
    ぜひこの漫画で続きを、特に激動の最中となっていく時代も含めて描いて欲しいです。続編が出れば間違いなく星5つの作品。
    • 参考になった 9
    投稿日:2016年10月24日
  • 人間観察が鋭いというか
    実写化来ましたね!
    台詞回しが上手いというのでしょうか。
    各キャラの他のキャラに対する感情やその変化の描写に一定の熱量を保ちつつも、リアリティがあり説得力があるので一見ないだろ!無理でしょ!という設定や展開にもするする入っていけます。
    みんな少しずつ不器用で、恋愛や想い人に対しては、微妙にもどかしい感じなのがまたいいスパイス。
    どのキャラも割と内省的で、過不足なく心理描写があるので、読者として、とことん感情移入するでもなく、完全にモブなキャラとしてスルーするでもなく、適度な距離感で作品内の人間模様を俯瞰で観察できるポジションにいられます。それが何とも言えず心地良いのです。暑苦しすぎず切なすぎずほのぼのし過ぎない。何となく、根底からニュートラルな印象を受ける不思議な作風ですね。
    • 参考になった 5
    投稿日:2016年10月24日
  • 匿名希望
    美丈夫でした。
    いたるところに美しい筋肉とスタイリッシュ忍者装束で、大変満足でございます。覆面好きにはたまらない一品です。好みはもしかしたら別れるかもしれませんが、読んでも損はないと思います。
    • 参考になった 1
    投稿日:2016年10月23日
  • 匿名希望
    筋肉おいしいです
    絵がとても好みだったのでジャケ買いしました。設定、絵柄、表情、どれも良いのですが、心情描写が個人的にもう少し欲しかったのと、顔はとてもエロいんですが、エロシーンはすくな目だったので、★4です。全体的にもう一味ほしい感ありましたが、表題以外のお話もキャラがたってて面白かったです。
    • 参考になった 4
    投稿日:2016年10月23日
  • 切なくてあったかくて涙が…
    面白かったです。
    表題作ともう1話。
    表題作は、死んだ姉の優しい婚約者と彼に想いを寄せる活発な高校生。
    少し暗めのテーマですが、キャラクターに皆人間味があって、じめじめした感じはなく、読みやすかったです。
    死んでしまったお姉さんがステキなひとだし(回想シーン)、主人公の友人も明るくて偏見のないすごくいい子。
    主人公と想い人以外のキャラクターも魅力的だと面白みが増しますねぇ。
    人の気持ちはそんなにすぐには変えられないけど、立ち止まっているばかりじゃなくて、先に進むことでやってくる幸せ…。
    その後のエピソードも付いていました。かわいい。
    もう1話は、刑事×人の心の声が聞こえてしまう男の子。
    短いですがよくまとまっていて(上からスミマセン)、可愛らしさもあり、きゅんとしました。特に心の声が聞こえる男の子が可愛くて可愛くてこりゃパクッといきたくなっちゃうよ…。
    どちらの作品も、重要な場面での登場人物たちのセリフにグッときました。
    正直、100円のキャンペーンが無ければ購入していませんでしたが、見つけて良かった!と思いました。
    • 参考になった 1
    投稿日:2016年10月23日
  • 素晴らしい!!!!
    なんていうか、すごい!
    えーっと、語彙が残念な自分なので、上手く言える気がしない。
    だから、『すごい!この作品はすごい!』とだけ。
    色々恋愛についてのモノとか読んだり見たりしたけど、ここまで『恋とは何ぞや?』っていうのを真剣に描いているのを見たことがない。
    いや、しかし、変わった人たちが『恋って何?好きって何さ?』って言い合っているんだから、すごい変なストーリーではあるんだけども。
    • 参考になった 6
    投稿日:2016年10月23日
  • 匿名希望
    ネタバレあり
    「まじでございます」
    「経営及び開発努力の結果急成長した」会社社長を父に持つ羊君。
    「世の中の幸せの九十九・九%はお金で何とかできる」が口癖だった母。
    九十九・九%は手に入ったけれどその世界は居心地が悪いし、欲しいのは
    あとの〇・〇一%。そしてある日出会った、洗練された物腰で魔法のように難しい
    依頼をかなえる彼の素顔は、口の悪い普通の男だった。
    色々複雑な事情を抱える羊君を受け止めて、褒める、叱る、共感する一色氏。
    見つけた、〇・〇一%。
    二人の会話はテンポが良く楽しいし、素直に感情を出せるようになった
    羊君の姿にほっとした。
    • 参考になった 0
    投稿日:2016年10月23日
  • ネタバレあり
    キャラがとても良いです
    受け攻めどちらともキャラ設定がとても良かったです。特に受けのチャラさとビッチさがとても良かったです。攻めは一途に受けの側で恋をしながら、絶対告白せず友達の位置を確立し続けてきたのに、受けの男同士の性に対する興味本位な関心に戸惑います。二人とも筋肉質でとても良い目の保養になりました
    そしてエロいです。友達の延長線上の関係のような感じですが、攻めのかなりの執着に居心地の良さを感じました。
    もう一カプは、う〜ん、攻めがかなり病んでます。受けは健全なスポーツ選手。劇団俳優の攻めはいつか自分を食べてって
    迫ります。それを広い懐で受けとめる受けのお話です。
    絵もきれいで、エロくて面白かったです
    • 参考になった 3
    投稿日:2016年10月23日
  • ネタバレあり
    もっと早く読んでおけば良かった
    有名すぎるBLはなぜか読んでいないことが多いので、これだけ高評価なんだから…と思って購入。素晴らしすぎました。
    次の作品の『俎上の鯉は〜』からぶっ続けて読んで気づいたら泣きながら2冊分読み終えてました。
    ハッピーに終わるポップな可愛いBLがどちらかと言うと好きなんですが、この作品で色々考えさせられました。
    人を好きになるということ、恋愛関係になるということ、同性愛者の心理…とてもとても深い作品です。
    個人的にあまり受け付けられない描写があったのですが、この人たちにとってのこの行為とは…?という深い考察をすることに至るまで深く深く読んでました。
    純粋にBLとして楽しめたし、異性愛・同性愛について考えられる面白い作品でした。きっと何度も読み返すだろうな。
    異性愛のほうの女性マンガも描かれているからか女性との恋愛の描写もとても生々しくて、女が入り込んでくるBLに目覚めました。
    ぜひ2冊読んでください。
    • 参考になった 2
    投稿日:2016年10月23日
  • 愛する人と生きていくということ
    ノンケ部下(高梨)×カミングアウト済ゲイ上司(徳永)
    の恋と愛のお話。
    なんて素敵な2人なの!恋するって愛するって素晴らしい・・・!という第一声。
    2人が、自分の気持ちに気付いて結ばれて愛が育まれて、苦難を乗り越えながらも、これからずっと一緒に生きていこうとするその様がすごく丁寧に描かれています。
    男同士の恋愛のリアルなんてもちろん知らないのですが、会話や気持ちの揺らぎ、真剣な恋愛をしている2人に、リアリティを感じてしまいました。
    起承転結はしっかりあるのに、いわゆるマンガらしい衝撃的な表現があまりなく、ある意味淡々としているというか・・・そこにリアリティを感じるというか。
    高梨くんはとにかく愛する徳永さんを守ろうという姿が格好よく、徳永さんは恋愛(というか高梨くん)のことになるとネガティブにぐるぐるしちゃうところに同調してしまいますし、カワイイです。
    感動しました。
    あ、でも感動的なだけではなく、可愛らしさやポップなところも出てきますので、重い感じはしませんでした。
    絵は見やすく綺麗、エッチはちょっぴり。
    度々ランキングなどにも登場するし、名作として有名だったので割引キャンペーンのこの機会にシリーズ3冊迷わず購入しました。
    買って本当に良かったです。
    真面目なBL、胸がきゅんとする恋愛物語を読みたい方におすすめします。
    • 参考になった 1
    投稿日:2016年10月22日
  • 匿名希望
    ぬくもりまで伝わってくるような・・・。
    他人に興味がなくドライと噂の前原さんは、大きな手で愛を語る人のようです。
    ぽんぽん、なでなで、すりすり。その手のあたたかさまで伝わってくるような
    気持ちのいい文章です。読み終わりはほこほこと温かくなります。
    • 参考になった 0
    投稿日:2016年10月22日
  • 匿名希望
    ネタバレあり
    攻めてないよただのご奉仕だよ!
    ガチ攻より誘い受よりただの強がり受けでした。
    かわいいので大好きです。
    個人的にはヴィガレー王子がもっと体を張ってくれるといいな。
    • 参考になった 0
    投稿日:2016年10月22日
  • 匿名希望
    唯一買っているBLです
    私は基本二次創作の同人誌を読むのですが、商業は本当に当たりハズレが大きくて手を出しにくいです。
    そんな中ずっと気になっていたこの作品を読んだのですが、とにかく面白い!
    イケメン受が圧倒的支持を受ける中ブサイク受の王道と言っても過言ではないです。
    いや別に吉田がブサイクだとは到底思えませんが。
    何がいいって吉田はもともとノンケだったってことです。
    ホモ(というか吉田命)×ノンケです。その上イケメン×ブサイクです。
    これにピンと来た方にはぜひオススメしたい作品です。
    • 参考になった 2
    投稿日:2016年10月22日
  • ネタバレあり
    徹平くんかわいいw
    キャラクターがGOODでした♪
    2年ぶりの突然の再会にどぎまぎする徹平くんとか、
    その徹平くんの良き相談相手らしきカメラマンの葛西さんとか♪
    とんとん拍子に進んでしまう話の展開は、若干難ありの気はしますが、
    上記の登場人物さんたちが、
    その物足りなさを十分に補ってくれていると思います♪
    • 参考になった 0
    投稿日:2016年10月21日
  • ネタバレあり
    短絡的
    短絡的すぎる。
    余裕で結末を想像できたし。
    しかもその通りの結末だった( ̄Д ̄;
    もっとひねりが欲しいし、
    深く掘り下げて欲しかった。
    そこらへんを期待して購入してみたのに、
    残念だわ。
    • 参考になった 0
    投稿日:2016年10月21日
  • 「このミステリーがすごい」第1位に選ばれたのがきっかけとなって、ベストセラーとなり、映画、テレビと相次いで映像化された『行きずりの街』(新潮社、2014年6月20日配信)とは別に、1997年10月に単行本、2000年に文庫化されて版を重ねている志水辰夫作品があります。先頃電子書籍がリリースされた『情事』(新潮文庫、2016年7月22日配信)です。巻末に2007年11月発行の第16刷を電子化の底本としたとありますから、文庫化7年で16刷。累計部数はわかりませんが、かつて自他共に「永久初版作家」と認めていた志水辰夫です。特筆すべきロングセラー作品といっていいでしょう。

     代表作『行きずりの街』がまさにその象徴なのですが、志水辰夫といえばハードボイルド、ハードボイルドはシミタツという根強いファンを持つ作家として知られています。最近では時代小説にも力を注いでいますが、いずれにしても叙情性に富んだ大人の文体が読者を引きつける大きな魅力となっています。その志水辰夫が性描写をふんだんに盛り込んだらどんな作品が生まれるのか。本書『情事』は書名そのままに、男女の性愛シーンが多くを占めている、異色のシミタツ作品です。
     ミステリー評論家の池上冬樹さんが単行本発刊直後の志水辰夫の発言を紹介しています。
    〈……志水の作品とは思えないほど、性描写が占めているのだが、ポルノにしては欲情と無縁。作者自身、精緻(せいち)にセックスを描いたが、「読んでも勃(た)たない小説にしようと思った(「週刊朝日」十一月二十八日号〉と告白しているほど。〉(「ブック・アサヒ・コム」(1997年11月30日掲載)より)

     物語の主人公は、76歳になる老母がくも膜下出血を発病、入院したのを機に、31年勤めた商社を退社して、実家のある岡山と厚木(神奈川県)の自宅を新幹線で往復する生活を始めた内村静夫。半年前から〝失業者〟の立場だが、妻の治子は保険外務員から出発してスパーセールスレディとしてめきめき成績をあげて個人企業家として独立。静夫との収入差は8年前に逆転し、以降開く一方だ。おかげで退職金はそっくりそのまま残っているし経済的な問題はない。東大出身ながら、30をすぎたあたりから完全な頭打ちになっていた。自分を賭けたことも、我を通すこともない中途半端な性格は、企業という組織のなかでは埋没してしまうほかない。社内での自分の評価が低下しているのを知りながらも、それが苦にならないのだからどうしようもないのだ。定年前の退職は、彼の人生のなかでは、結婚と並んで最大のできごとだったが、それにしては切実感も現実感も希薄で、これによって新しい生活と新しい人生とが始まるかもしれないと考えていたのだ。実際、付添婦も頼んでいたので、なにかしなければならないという強迫観念が成立することもありません。半身不随に近い老母に顔を見せるのが最大の孝行ということにして、あとは自分の時間として――本屋巡りや喫茶店で時間をつぶしたりするのが日常だった。一日ぼーとしていて飽きることがなかった。

     さて、物語は、人家一軒ない山の中で、静夫が河内亜紀と出会うシーンで始まります。

    〈道に迷ってしまったらしい。途方に暮れた顔をしていた。そのくせ静夫の車が通りかかると、そっぽを向いてごまかそうとした。人家一軒ない山のなかだ。人目を引かないほうが不自然で、ほんとうは静夫のほうがぎょっとしたくらいだ。髪を茶色に染めていた。黄色いセーター、黒のスラックス、ボックス型のバッグ、かかとの高い靴、一見風俗系かと思われる外見だった。年はそろそろ三十だろう。
     行きすぎて車を止め、内村静夫は窓から顔を出した。
    「どうしました?」
    「いえ、あの、ちょっと……」
     口を濁した。助けが欲しいような、欲しくないような、どっちつかずの態度だが、それなりの媚(こ)びは身につけていた。体脂肪率の高そうな肉づきのいい体タ氏iたいく)、背丈はそれほどなく、スタイルもいいとはいえない。いわゆるぼってりしたタイプで、顔は丸く、唇が半開きになっていた。前歯にわずかだが紅が付着している。マスカラ、マニキュア、ピアス、施せるものは全部施してある。
    「なにか探しているんですか?」(中略)
     備前訛(なま)りはなかった。手に紙片らしいものを持っている。静夫は車を降りて、女のほうに近づいた。なんとなくだが、女が観念したような顔をした。化粧品の匂(にお)いが鼻をついてきた。衣服の下に詰まっている肉体を意識した。〉

     山菜採りに来て道に迷った父親が山中に置きっ放しにした車を取りに来たものの、描いてもらった地図にある鶏小屋が見当たらず、困り果てていたところだった。「なんならぼくの車で、この辺を一回りしてみましょうか」と申し出た静夫に、女はほっとした体で「すみません。お願いします」と答え、自分から助手席のドアを開けて乗り込んできた。十数分走り回ったが、結局目的の車は見つからず、静夫は岡山へ帰る女を送っていき、別れ際に何か分かったら連絡するからとグローブボックスからメモ帳を取り出し、名前を尋ねた。女は河内亜紀と名乗り、ちょっとためらいながらも携帯電話の番号を書き込んで、静夫に渡します。
     翌日、静夫は亜紀を岡山駅に隣接したホテルの喫茶室に呼び出した。車を見つけたことを伝え、車のキーを預かって車の回収に行きます。亜紀の父はほんとうは何をしに山中に行ったのか。疑問を持った静夫は現場を調べ始めます。亜紀には黙って進める調査行で、〝父〟とされている「河内忠洋」と名乗る男はいったい何者なのか。読者の興味を引きつける仕掛けを仕込んでいるあたりはさすがミステリーの名手です。そして一方の亜紀は広大かつ歴史ある静夫の生家に興味を抱いたのか、二人の距離は急速に縮まっていきます。フランス料理店での食事の誘いに応じ、さらに食後ホテル最上階のバーに移動して水割りをオーダー。相当飲めるようだ。いくらか饒舌になっているが、顔には出ない。「(欲しいものは)ブルガリかな。内村さんにおねだりしてみようかな」と、静夫の顔色をうかがいながら言う亜紀……。しかしこの日、ホテルに部屋を取っていたことを静夫は言いそびれた。
     食事から1週間近くたった夜――亜紀が電話してきて、次の木曜日の夜、仕事が終わった9時過ぎに静夫の家に行きたい、そして翌日の金曜日は代休を取るつもりだ、という。
     二日後の木曜日。亜紀は9時10分にやってきた。

    〈「わたし、どうして来ちゃったんだろう」
     小さな声で言った。肩に手をかけて引き寄せた。亜紀の躰がにわかに小さく感じられた。わずかにふるえている。その呼吸と、髪と、温(ぬく)もりと、匂いとが腕のなかにはいっており、自分の肉体に火がついたのを感じた。勃起(ぼっき)した性器がズボンのなかで痛かった。もうすこし、と静夫は自分の呼吸を整えた。亜紀を現実に抱きかかえて、どこかまだ歯を食いしばっていた。数分間、そのまま寄り添っていた。それから腕に力をこめて、うながした。亜紀は静夫にもたれかかって家のなかに入った。〉

     志水辰夫は二人の初めての情事を精緻に描いて見せます。

    〈バスローブの上からでもその豊かな肉づきはわかった。亜紀は声を殺してされるがままになっていた。抱きあげるには重すぎた。考えたり迷ったりするいとまを与えないよう両手で0・氓ウえて唇を奪い、しずかにその場へうずくまらせた。下へ落ちるまえに素早く上布団を]R(は)ぎ取った。やや斜めだったが、なんとか布団の上におさまった。顔を起こしてキスをつづけた。唇で唇を儼(か)み、舌を入れて上唇、下唇をなでながらはわせた。彼女の唇が開いた。唾液(だえき)はねばっていた。舌をからませ、その隙にバスローブのなかへ差し入れた右手で乳房をつかんだ。〉

    〈いまでは目が慣れて、亜紀の下腹部に密生している陰毛まで鮮明に見分けられた。豊かな肉づきだ。必ずしも均整はとれていないが、ひとつひとつはデフォルメされた土偶のような力感に満ちている。さらに局部のはちきれそうな盛り上がり。この年代の肉体でなければつくり出せない若さとみずみずしさにあふれていた。それがいま彼の目の前で、誰はばかることなく喜びの声をあげている。〉

    〈狼狽(ろうばい)とおどろきに打たれながらも、歓喜が全身を火だるまにして、なにも考えられなくなった。ひとつ意識したのは、自分が亜紀の肉体をとらえているのではなくて、自分のほうがとらえられているという感覚だった。なにもできない。なにも主導権がとれない。考えることも、計算することも、間を持たせることもできなかった。むさぼられているのは自分だという思いが頭をかすめ、しかもそれはこれまで味わったことのない絶頂感にほかならなかった。〉

     厚木の自宅。岡山から戻った深夜、妻の寝室に足繁く通う静夫――。

    〈舌をはわせはじめると、今夜は最初から反応がちがった。躰(からだ)の微妙なふるえでわかるのだ。それに力を得て局部を吸いはじめた。(中略)。胎児をふたりまで通過させたその柔軟さと広がり。治子の頭が持ち上がり、躰を折り曲げてわなないていた。断続的な呼吸の合間にもすすり泣くような声。歓喜と絶頂、ついに力つきて躰が落ちた。弛緩(しかん)して動かなくなった。目が閉じられ、唇は開いたまま、繰り返し襲ってくる余韻に打ち据えられている。
     コンドームを装着してなかに入った。豊かであたたかなひととき、目を細めてその感触を味わった。それから動かしてみる。いつもながらの一体感。その一方で抑えることのできないもどかしさや、満たされきらないむなしさのようなものも感じる。豊穣(ほうじょう)の砂漠のようなもの、飽食の飢餓感のようなもの、確認できるのはいつだって男は性の奴隷(どれい)でしかないということだ。〉

     若い亜紀との情事は、妻・治子とのセックスをどう変えていくのか。亜紀と同居する河内忠洋が山中に隠したものは何か。その正体とは? そして妻と亜紀を相手に、まるで己の存在証明を求めるかのように情事にのめり込む内村静夫のもとを山形県警の刑事が訪れる終盤。
     多くを望まず、平穏な日常を求めて生きた男が最後の最後にたどりついた極北。
    〈またたいている。揺れている。静夫はふらっと立ち上がると、山の頂上に向け、その星のほうに向け、歩きはじめた。
     星が十文字に光っていた。
     目がうるんでいるのだった。〉

     志水辰夫のラスト一文があなたのなかに残す余韻に、一人静かに浸ってみてはいかがでしょうか。(2016/10/21)
    • 参考になった 2
    投稿日:2016年10月21日