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3851~3875件/11378件 を表示

  • いちいち心を打つセリフが秀逸な漫画
    単純な汗臭いスポーツ漫画ではありません。
    まっすぐな主人公だけでなく、脇役、敵役にもキチンとスポットライトを当てた群像劇型青春漫画です。
    レビュータイトルにもしましたが、この漫画の凄いのは読んでるこちらの心を打つセリフの多さです。
    そのセリフを読んだ瞬間に、
    グぅぅっとコチラの胸を締め付けられるような、
    読んだ瞬間に図らずも涙ぐんでしまうような、
    美しいセリフがてんこ盛りです。
    • 参考になった 2
    投稿日:2016年12月03日
  • 匿名希望
    購入前にこのレビュー見るべきです。
    この作品大好きです。
    文庫本持ってましたが、電子書籍でも読める様に購入しました。
    もう一度最初から全巻一気に読むのは苦労しましたが、ギイとタクミの掛け合いが何回見ても好きです。
    因みにこの小説は起こった出来事が順不同でそれぞれの話が入っています。
    ※例えば『そして春風にささやいて』はタクミが2年生4月から物語は始まりますが、1年生の際に起こった小ネタ(?)小説が他の続刊数冊に収録されていたりします。
    年代がキチンと整頓された『完全版』も発売されているので、自分の頭の中で年代の順序を入れ替えるのが苦手(入れ替え量が半端なく多いので)な人には『完全版』の方がお勧めです。
    私が此方のバージョンを購入した数週間後に完全版も発売されたのを知ったので少し残念。
    尚、完全版には書き下ろしも収録されている様なので、総ての巻が発売されたら私はそちらも購入する予定です(^^)
    それ位大好きです。
    • 参考になった 3
    投稿日:2016年12月03日
  • ほっこり90スポ根10な幸せな気持ちになれる漫画
    競技ダンスというマイナーなスポーツが題材なのに
    少年ジャンプで打ち切りにもならずに続いている事実。
    コレだけでもこの漫画が面白いという証明でしょう。
    ちゃんと笑えて、ほっこり出来て、スカッと爽快な気持ちにもなれる。
    読まず嫌いな人には何も言わず一度読んでみてほしい。
    ほのぼのした漫画好きにはたまらないはず。
    • 参考になった 3
    投稿日:2016年12月03日
  • 完璧と言っても過言ではない作品
    この漫画は最初に作ったストーリーをブレずに書き上げたんだろうと思います。
    普通は途中でストーリー修正したりするモノなのに、ハガレンはそれが微塵も感じられません。
    読み始めたら最初から最後まで止まらなくなる事、
    間違いなしの良作。
    これからこの漫画を読む、まだ読んだ事がない人が羨ましいです(笑)
    • 参考になった 2
    投稿日:2016年12月03日
  • 匿名希望
    面白い
    体の細胞のことがよくわかる
    面白いし、わかりやすい
    • 参考になった 1
    投稿日:2016年12月03日
  • 活力系ほのぼの感動漫画
    漫画ならではの非現実的な事はほぼ起こりません。
    なのになんでこんなに面白く感動出来るのかわかりません。
    作者さんの実力なのでしょう。
    色んな事を真面目に考えたくなる漫画。
    なのにほのぼのと読めて笑えて感動出来る。
    稀有で貴重な漫画だと思います。
    • 参考になった 1
    投稿日:2016年12月03日
  • 『死=復活』の世界
    全人類が事故や病気などで死ぬと数秒後に健康体として『復活』する世界。
    寿命以外の『死』が存在しないはずの世界で流行し始めた復活不全症RDSという死の病。
    ベクターと呼ばれる感染者を駆除する為に国は警察を動員して検挙を始めるが、
    それを妨害する謎の組織「逃がし屋」が活動を始めた。
    ちょっとあらすじだけでは想像できない感じですが、
    個人的ジャンルとしてはバイオレンスアクションサスペンス刑事モノ的な感じです。
    刑事サイドと逃がし屋サイドにそれぞれ主人公が配置されて物語が動いていきます。
    勘と鋭い洞察で動く刑事サイド、圧倒的な戦闘力で妨害を撥ね退ける逃がし屋サイド。
    それぞれに魅力があり、さらに世界感自体も謎めいていて中々面白いです。
    特に復活の世界感が文化レベルで定着している事も面白い。
    死の排除された世界がこういう風にモノを考えるのかとも。
    1巻のラストからは早く続きが読みたくなるような展開なのも良いですね。
    試し読みはページ数が少なくて残念なので是非手にとって見てください。
    オススメポイントは
    無口無表情地味系美人事務員がセーラー服で機関銃ぶっぱな所です。
    • 参考になった 1
    投稿日:2016年12月03日
  • 読んで損なし
    三国志は好きだけどそれ以外の歴史を知らないって人、多いですよね?
    キングダムは秦の始皇帝の話で、大まかに言うと
    秦の始皇帝の話→有名な項羽と劉邦の話→三国志
    といった流れです。
    意識して読むのも楽しいですよ。
    三国志好きは絶対ハマります。
    でもキングダムの凄いのは歴史に興味がない人でも間違いなく面白い、一流の漫画だってトコです。
    今さら流行りに乗るみたいな感じで敬遠してる人。
    損してます。迷わず買って読んでください(笑)
    • 参考になった 15
    投稿日:2016年12月03日
  • 年の差カップル可愛かったです
    いつもクレイジーなお話が多い中、今回は攻めが少し暗い過去を、引きずりながら、健気な受けに少しずつ本気になっていく様が繊細に描かれています。私の好きな緒川先生の世界が広がります。とても可愛い受けとダメな大人の攻め。エロは少なめですが濃いかったです。楽しく読ませていただきました。
    • 参考になった 5
    投稿日:2016年12月02日
  • 匿名希望
    好きだなあ これ
    攻め受けともに魅力的。お互い自分の立ち位置そのままに相手へと
    気持ちが傾斜していくところがキュンとする
    友人たちの存在が二人の相反する立場を際立たせるんだけど
    そのせいか互いを意識する場面や表情がグッときたりする
    気持ちがすれ違ってしまうとき どんな言葉ならうまくいくんだろう
    やっぱり気持ちに素直が一番かな
    • 参考になった 0
    投稿日:2016年12月02日
  • 匿名希望
    リアルな処刑シーンが恐ろしい
    ジャンヌ・ダルクの活躍の歴史は知っていても、捉えられた後どのように裁判を受けてどのように処刑されたかは知らなかった。教科書などで「処刑された」ことは知っていても、ここまでリアルに凄惨さをそのまま捉えて描かれると、恐ろしい。
    他のエピソードもいろいろ凄惨なシーンがあるので、正直閲覧注意ではあるが、実際にこのような歴史があったのだと思うと考えさせられる。
    • 参考になった 5
    投稿日:2016年12月02日
  • 匿名希望
    リアルで凄惨な西洋史
    魔女裁判など凄惨な歴史があったのは知っていても、それをリアルな絵でそのまま描かれると凄惨さに心が締め付けられる。史実だから仕方がないのだが、各話とも大逆転のハッピーエンドなどなく、実に辛い話ばかり。「暗黒小史」とは良く付けたタイトルだ。目を背けたくなるような話ばかりなので万人に進められる漫画ではないが、教科書などで文字で読むのとはまた違う西洋史を実感できる。
    • 参考になった 3
    投稿日:2016年12月02日
  • 匿名希望
    宗教戦争・フス戦争をリアルに凄惨に描いた作品
    中世ヨーロッパの宗教戦争、特にフス戦争については世界史としても全く無知だったのだが、史実に基づいて丁寧に歴史的・宗教的背景から描かれているので、勉強にもなる。
    が、戦争ともなれば凄惨な事件・戦闘も当然多々あるわけで、それをど直球でリアルに凄惨に描いているので、登場する主役の女の子たちが可愛い分余計に辛い。この絵柄で断じて萌え漫画では無いのが凄い。
    実際の史実を描いているので歴史的結論は分かっているはずだが、読んでいる自分が無知な分、この先どうこの戦争が決着し、主役の少女たちの未来がどうなっていくのか、この先の新刊が待ち遠しい。
    • 参考になった 8
    投稿日:2016年12月02日
  • 匿名希望
    神様の御使い「神使」とそれを見える女子高生巫女まことの物語
    神様と人間の交流を描いた漫画は多々あるが、「神使」に焦点を当てた作品は珍しいのではないか。作中では神使は多数登場するが、神様自体は出てこない。
    基本的に神使は人には見えないが、ごく一部の神社生まれなどの人物は神使が見えるという世界観。登場する神使がまたそれぞれ個性的で、ぐうたらだったり可愛い子供キャラだったり妙に人懐っこかったり。神社によって、神使が狐だったり狼だったり牛だったり描かれていて、案外様々な神社の由来とか社格とか勉強にもなる。
    神使自体は神秘的な物でありながら、作中では特に神様のご利益を与えるようなことはなく、ただ人々の生活を見守っているという描き方も良いなぁ。
    そして、神使たちとまっすぐに向き合って生きるまことちゃんがひたすらに可愛い。
    • 参考になった 1
    投稿日:2016年12月02日
  • 匿名希望
    男の妄想満載
    「女子高生がおくさん」。
    タイトル通りの男の妄想を具現化しただけの、ひたすら萌えとフェチとエロを追求した漫画。
    当初こそ「奥さんが高校在学中は手を出さない」と誓う高校教員の夫とのもどかしい夫婦生活が描かれるが、すぐにその設定は崩壊。
    雑誌連載時も良かったが、カラー版はよりエロの凶悪さが増している。これ一般誌扱いで良いのか?と思わなくもない場面も多々。
    • 参考になった 2
    投稿日:2016年12月02日
  • 匿名希望
    読むと腹が減って間食したくなる
    これはグルメ漫画とは違うと思うが、むしろカテゴリとしてはギャグ漫画だと思うが、読んでいるとむやみにお腹が減ってくる。
    もぐささんの食べ物にかける情熱とこっそり食べる技の数々が凄すぎる。そして、食べ物を食べる時のもぐささんの表情が実に美味しそう。
    • 参考になった 0
    投稿日:2016年12月02日
  • 匿名希望
    長かった物語がついに完結
    絵柄も設定も大好きな作品だったが、休載期間が長かったこともあり、なかなか話が収束せず、やっと完結してくれた。
    ストーリーの結論としては、個人的には最終的にこっちとくっつくのではなくこの人と付き合ったままでいて欲しかったな~とか思わなくも無いが、それぞれの人物のもどかしい恋心の揺れ動きの描き方は秀逸だったなと思う。
    • 参考になった 2
    投稿日:2016年12月02日
  • 匿名希望
    優しい絵柄とほのぼのとした人物たちと考えさせられる戦争・原爆
    原爆投下・終戦後の広島に生きる人々を描く。
    こうの史代さんの優しい絵柄と人物たちのほのぼのとした普通の生活の描き方に、直接的な凄惨さが描かれないからこそ、その背景にある原爆の悲惨さと原爆症後遺症の辛さ・重苦しさを逆に考えさせられる。
    • 参考になった 4
    投稿日:2016年12月02日
  • 匿名希望
    こうの史代らしい戦中のごく普通の人々の生活の描き方
    「夕凪の街 桜の国」は以前に読んでいたのでこうの史代は知っていたが、この作品は映画化作品が大好評らしいというニュースを見て、作者がこうの史代だというのを知り、まだ映画は見ていない段階で原作を読んだ。
    いかにもこうの史代らしい、本当は時代背景としては貧しさ・悲惨さ・重苦しさがあるはずなのだが、それを感じさせないふんわりと柔らかい「普通の庶民の生活」を描いた作品。当時の社会風俗とか食生活とかが実に生き生きと描かれていて、そうだよなぁ、戦中と言っても人は人なんだよなぁとか、当時の暮らしや風習はこんなのだったんだとか、読まされる。
    それでいて、サラッと描かれているコマやシーンが実は後々の伏線になっているところが何箇所もあり、初めて読んだ時には気付かずにあれっ?そんな場面どこにあった?と何回も読み直すことになることもあり、思った以上に話が深い。
    各話で◯◯年◯月との表記がされ、淡々とそしてほのぼのと暮らしが進んでいくようで、でも読む側としては8月6日に広島に原爆が投下されるのは知っているわけで、作中ではそこまで凄惨な現場は描かれないが、深く考えさせられてしまう。
    この原作漫画を読んで、この漫画をどう映像作品にしたんだろうと、映画も見たくなってきた。
    • 参考になった 1
    投稿日:2016年12月02日
  • 匿名希望
    オタクたちの恋模様 ついに完結
    大学のオタクサークル「げんしけん」を巡るオタクたちの恋模様。
    オタクたちの基本的に非リア充&コミュ障ゆえのもどかしさが良い。
    時に突き抜けたオタクらしさが面白い。
    第一期は笹原と荻上が主役、第二期は何故か斑目のハーレム。
    第一期は、荻上の暗い過去があってこその歪んだ性格と、それを解きほぐしていく笹原のストーリーは良かった。コミケ参加や同人誌発行、コスプレイベントなど、オタクイベントもてんこ盛りに描かれていて、オタク物漫画としても十分に楽しめた。
    第二期は、何故斑目がハーレムの中心に?とか、なぜこいつにこの4人の女子(?)がみんな惹かれるんだ?とか、思わなくもなかったが、各人の心の揺れ動きが巧妙に描かれていて、結局最後まで読み切ってしまった。一方、オタク要素は薄めになったかな。
    • 参考になった 3
    投稿日:2016年12月02日
  • 匿名希望
    女の子の可愛さとエロさと
    ストーリーや設定はしょうもないが、女の子の可愛さとエロシーンに惹かれてポイントアップキャンペーンに合わせて買ってしまった。
    これで一般紙で良いのか思う場面も多々あるが(笑)
    • 参考になった 2
    投稿日:2016年12月02日
  • 匿名希望
    これぞジャンプ漫画王道なファンタジー
    昔雑誌連載時に大好きで読んでいたのを思い出し、集英社のポイントアップセールに合わせて全巻まとめ買いしてしまった。
    読み返してみると、これぞジャンプ漫画と言わんばかりの要素満載。修行からの必殺技あり、次々と現れる強敵あり、苦戦しもうダメかとピンチに陥ると突然の覚醒・レベルアップあり、以前に倒した強敵キャラが味方になったり、臆病だったキャラが覚醒して友情でスーパーキャラになったり。
    大人になってから読み直すと出来過ぎというか都合良すぎな場面は多々あるが、これは少年心踊らされるわな~。少年の頃に戻ったような気持ちで一気に読み返してしまった。
    読み返してみると、子供の記憶って案外いい加減な物で、あれ?アバン先生ってこんなに早い段階で◯◯んだっけとか、こんな場面で◯◯するんだっけとか、驚かされた。
    登場するモンスターや呪文などがゲームの「ドラゴンクエスト」とリンクしていることもあり、えぇ?アパカムの呪文ってそんなに最終奥義みたいな大技だっけ?とか、その割にメラゾーマとかベギラゴンとか最上位魔法が簡単に出て来過ぎじゃない?とか、お前のMPいくつだよとか、いろいろ想像してしまうのも面白かった。
    • 参考になった 0
    投稿日:2016年12月02日
  • 匿名希望
    絵柄は萌え漫画だが中身は本格的サイクリング漫画
    絵柄はどう見ても萌えを狙った女の子キャラばかりで、随所にお色気シーンもあるが、実際にはかなり本格的なサイクリング漫画。
    初心者~中級者レベルのサイクリストあるある満載で、最初の頃にロードバイク本体や各種アクセサリの値段の高さにびっくりしたり、お尻が痛くてこげなくなったり、先輩たちに騙されてというか丸め込まれてロングライドやナイトライド、競技会・練習会などに引っ張り出されたり、でもそんなことをしているうちにどんどん自転車が楽しくなってきて、いつしか自分も気付かぬ内に後輩を無茶なサイクリングに連れ出していたり。
    キャラは萌え絵だが、自転車で走っている風景がかなりリアルで、自分が行ったことが無い場所でも風景が目に見えるよう。まぁ、実際作者自身が自転車好きの編集者に引っ張りまわされて体験した結果のようだから、坂道の辛さなども含めて実感がこもっているのだろう。
    まだまだいろいろなところを自転車で旅して欲しいと思う作品。
    • 参考になった 2
    投稿日:2016年12月02日
  •  札幌すすきのゼロ番地。20歳の誕生日にストリップ小屋の初舞台を踏んだ。平成の舞姫と呼ばれたノリカは、冬の風が吹きつけるクリスマスイブに故郷の街に帰った。
     舞台上の怪我で再び踊ることを断念したノリカの第二のスタートは、振り出しの地に戻ることだった。ゼロ番地にほど近いすすきのイエロービル2階。ダンスシアター「NORIKA」が慌ただしくオープンしたのはちょうど雪まつりの直前だったが、商売人なら当然考える客足のことはノリカの意識の中にはまったくなく、短い準備期間で開店にこぎつけたのだった。

     北海道で生まれ、そこで作家として生きる桜木紫乃が描く女は、冬がよく似合います。なにもかも捨てて振り出しの地に戻った踊り子の再生を描く『裸の華』(集英社、2016年6月24日配信)。振り出しから出直すノリカと、その思いを知り「NORIKA」に加わったJINこと、竜崎甚五郎。女と男がけっして平穏とは言えない道に踏み込んで、物語が始まります。
     氷点下の札幌でチラシ配りを続けた。チラシを見て立ち寄った客から、竜崎が「銀座の宝石」と言われたバーテンダーだったことを知らされた。「その腕を、こんな店で使っていいの」というノリカの問いに、「この店にご案内したときあなたは、振り出しからまた出直す、とおっしゃったんですよ。それを聞いて、わたくしも振り出しに戻ってみようと思ったんです」と応えた竜崎。「彼が自分の店を出すなら、オーナーになりたい人間が山ほどいる」と言われながら、黙って銀座から姿を消して故郷の札幌で不動産屋の営業をやっていた男もまた、出直しのスタートを「NORIKA」に思い定めたのだ。
     そして、募集に応じて大晦日の午後に面接を受けに来た二人の女性――23歳の桂木瑞穂(かつらぎ・みずほ)とその日、ちょうど20歳になったという浄土(じょうど)みのり。丸顔にくるりとした瞳を持つ瑞穂、切れ長の目、低い声で愛想はないが、揺るぎない基礎があるみのり。背格好は似ているが、印象はまったく別だった。
    〈「わたしが、あなたたちを最高のユニットにします」〉
     ダンス技術に問題はなくても、見てもらえるステージに出来るかどうか、そこまでこのふたりをフロアに合ったダンサーにできるかどうかはノリカにかかっていた。
     開店まで一か月。ノリカとみのりの手探りの日々を、桜木紫乃はこんな風に描きます。

    〈ラスト付近のスローな箇所で、みのりは床に両脚を残したままゆっくりと体を反らせた。反り返った体が美しい弧を描く。床に両手がついたところで左脚がまっすぐ天井を指した。みのりのつま先の上に、ミラーボールがあった。ここが小屋ならば、ノリカがリボンを投げたい気分だ。
     ノリカは自分が踊っていたころを思い出した。裸で踊っていても、誰もノリカの亀裂など見ていない。静寂のなかで立ち上がり微笑むと、一瞬で緊張が解ける。客席に散らばった羞恥心が昇華して踊り子の体に太い輪郭を与える瞬間、舞台と客席がひとつになる。もう、あんな時間は二度とこない。鼻の奥に軽い痛みが走った。〉

     無意識に拍手を送るノリカ。感服したぶん、大きな課題も見えた。このままだと技術だけで客席に緊張を強いるステージになる。かつて面接を受けた時、師匠の静佳に言われた言葉が蘇る。
    〈客はあんたの自慢話を聞きにきてるわけじゃないから。とりあえず舞台に立って、脚を開いてみなさいよ。そうすればわかるから。〉
     誰の楽しみを優先するかを、みのりはまだ理解していない。
     ――みのりが真剣なまなざしで言う。

    〈「今ので、良かったですか」息が上がっている様子はなかった。
     短期間でこじ開けるには厳しい硬さを残している。けれど今そこを問うと、振り出しよりも大きな問題が生まれる。技術だけではない何か、女としてひとつの難所を乗り切った色気を二十歳の生真面目(きまじめ)な娘に求めるのは贅沢だろうか──。
    「多少の遅れとか勘に頼ったところもあったかもしれないけど、充分カバーされていてわからない程度よ。呼吸の箇所が違えば、違う動きになるもの。お客さんのノリひとつでも変化する。ダンスは生ものだから」
    「そのときどきで、呼吸の箇所を変えてもいいんですか」
    「あなたは機械じゃないし、ここは試験会場でもないんだから。前後の曲を変えれば、呼吸だって毎回同じにはいかないでしょう。あんまりそこを追求すると踊るほうも観るほうも余裕をなくして、楽しいステージじゃなくなるの」
     それが小屋の踊り、と口を突いて出そうになる。みのりの顔から幕が下りるように表情が消えた。ノリカは自分の放った言葉のなにが彼女のどこに響いたのか分からず、正直に「どうかした」、と訊ねた。
     余裕、とみのりがつぶやいた。
    「わたしの踊り、やっぱり余裕ありませんか。見ていて楽しくないですか」
     あぁ、ここだったか──。
     張り詰めた気配の根が垣間見えた。浄土みのりの傷はここか。避けては通れない問いがあった。ノリカは一音ずつ気をつけながら訊ねてみる。
    「宝塚の試験に、三回落ちました。あの頃は家を出る方法がそれしかないと思ってました」
     みのりの唇が歪(ゆが)んだ。ノリカはその瞳に、精いっぱいつよく頷いた。
    「わたし、楽しく歌ったり踊ったりなんて、したことないです」
    「じゃあなんで、今も続けてるの」
     みのりは数秒黙り「好きだから」と答えた。
    「あなたにとって好きと楽しいは同じじゃないのね」
     細い首が一度、かくりと前に倒れた。
    「これは慰めでもなんでもない。あなたを活かす場所がほかにあるということよ。泳ぎ続けていれば必ずたどり着くの。好きなことをする場所としてわたしの店を選んでくれたことに感謝してる。あなたにとってここが楽しい場所になるよう、精一杯のことをする。厳しいこともあると思うけど、ついてきて」
     みのりに向かって放った言葉が、美しいターンを決めてノリカの胸に着地する。〉

     いま、自分の手の中に大きなダイヤがある──。「NORIKA」に来る前は、ニューハーフの店でバイト――接客をしてショーに出る――をしていたという。握りかたひとつで、輝きを変える石だ。そのくせ握りすぎるとたちまち姿を消すプライドの高い石でもあった。
     ノリカは20歳の時から、10日ごとに小屋から小屋へと動く踊り子として生きてきた。小屋の舞台に立って初めて衣装を脱いだ時、「いろんなことが、楽になった。パンツさえ脱げば、自分にもソロで踊れる舞台があって、お客さんがみんな喜んでる。技術がつけば広げた脚のあいだを見られるばかりじゃなくなるの。なにより、自分の振り付けで好きに踊ってお金をもらえるなんて、夢みたいだった」からだ。
     みのりを「踊るだけの環境」に置いておくにはどうすればいいのか――雪道を歩きながら振り付けを考えるノリカ。自分にはできない動きと技術を入れてみのりの体を頭の中で自在に動かしていると、久しく忘れていた高揚感が舞い戻ってくる。すすきのイエロービルへ向かう足取りが軽くなっていた。

     ダンスシアター「NORIKA」開店初日。「バーレスク」「ムーラン・ルージュ」「クレイジーホース」。あこがれの舞台は遠いのか近いのか。
     午後6時30分。ノリカは白いシャツと黒いパンツスーツで店に立った。竜崎も糊のきいたワイシャツに蝶ネクタイ姿で今日から「NORIKA」のバーテンダーだ。
     午後8時に「リベルタンゴ」で始まった1回目のステージのクライマックス――。渾身のダンスシーンに女の生き様が凝縮され、読む者を圧倒する。

    〈……ノリカは壁から飛び出たプラグをコンセントに差し込んだ。ミラーボールにあてたライトが店内に光のブロックを作り、回る。「HAVANA」が始まった。
     イントロで静まりかえった客席は、曲が変調になっても手拍子を始めない。ノリカはグラスに手を伸ばさない客の、呆気にとられた表情を見て快哉(かいさい)を叫びたくなった。これだけは、と思った。この曲だけはみのりの技量を抑えなくてもいい。すべてを出し切っていいのだ。
     瑞穂は客がいることでいっそう輝くが、みのりは客がいなくても全力で踊るだろう。ノリカには分かる。そういう踊り子はいずれ今の舞台がちいさくなる。技術にこだわり客席を見失う。ひとつ大きな舞台へと羽ばたくか、限界を自分で決めるかのどちらかなのだ。
     伸びるか、辞めるか──。ノリカはあがき続けた一年を、ミラーボールの速さで振り返った。
     みのりのブリッジには一ミリの狂いもないように見えた。鍛え上げた脚が、ミラーボールに向けてまっすぐに上がる。客席からはストッキングに走るシームの直線が天に向かって伸びているのが、はっきりと見えるはずだ。曲が終わり、客席の六人が慌てて手を叩き始めた。口を開きっぱなしの劇団員や、息をしているのかしていないのか、背筋が伸びきった様子の牧田がいる。とりわけ旅行者の男たちは、よほど期待していなかったのか呆然としたまま拍手をしている。〉

     閉じた幕の内側で、着替えを終えた瑞穂とみのりがノリカと竜崎に向かってVサインをする。いくぶん恥ずかしげなみのりの様子を見て、この子に自分の持っているものすべてを与えたくなったノリカ。みのりのお陰で、ノリカの胸奥にあった膜が一枚剥がれ落ちた。ストリッパーを辞めても生きて行けることを、二十歳の娘が見せるひたむきさに教えられたノリカ――。

     桜木紫乃はそんな物語に、とっておきのカクテルを用意しています。竜崎の面接シーンから引用します。
    〈日本バーテンダー協会の「資格認定証書」とバッジ。ゴールドのシェーカーを頂点にして青い円がバッジを縁取っている。
    「あなた、バーテンダーだったの」
     ノリカは背筋を伸ばした。
    「オリジナルカクテル」を注文した。面接をされているのはこちらのような気がしてくる。「かしこまりました」と言い終わった瞬間、竜崎の体が更にしなやかに動き始めた。
     氷を砕く音、メジャーカップに注ぐ視線と酒、銀色の筒で8の字を描く姿、どれもこれも美しかった。
     目の高さにあったカクテルグラスに、淡く金色に光る酒が注がれた。カウンターに紙のコースターが滑り、その上に竜崎がグラスを置いた。
    「よろしくお願いします」
     そうだ、これは面接だった。すっかりその動きに見とれて忘れていた。ノリカはグラスを持ち、ひとくち飲んだ。辛さと甘みが絡まり、その向こうに軽く苦さがある。苦いと思ったすぐあとに、再び甘みがやってくる。昨日と今日、明日を繋ぐ味だ。
    「美味しいです。カクテルの名前を訊いてもいいですか」
    「『夢の続き』といいます。わたくしのオリジナルです」
     ノリカは、三度に分けてグラスを空けた。〉

     みのりを羽ばたかせる場所が、自分という踊り子の死に場所になる――意識の底にそんな思いを刻んでノリカが見る「夢の続き」とは? 瑞穂の、みのりの「夢の続き」は? そして竜崎自身の「夢の続き」は?
     札幌すすきのゼロ番地にほど近いイエロービル2階のダンスシアター「NORIKA」――気っ風のいいダンスと、うまいカクテルは、いま始まったばかりです。(2016/12/2)
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    投稿日:2016年12月02日
  • 匿名希望
    不器用だけど直球な女子高校生の恋心
    バイト先の中年店長(子持ち・バツイチ)に恋する女子高校生あきら。
    表情が固くて誤解されがちだが想いはどストレート。
    一方の店長は中年の自分に全く自信はなく、その想いを受け止め切れずに振り回される。
    その心情の行き交いが読まされる。
    普段表情に乏しいあきらだけに、ふとした仕草に見える心根に萌える。
    • 参考になった 3
    投稿日:2016年12月01日