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  •  2011年の文庫刊行から5年たった昨年夏、突然売れ出した本がある。ちくま文庫の『とりつくしま』、著者は歌人・作家の東直子さんです。日経新聞(1月4日付け朝刊)によれば、昨年8月までの5年間で約1万部だったのが、11月には累計11万部を突破。3か月で10万部増刷は異例ですが、突如売れ始めたのには理由がありました。9月に付け替えた新しいオビが起爆剤となったのだ。
     オビにいったい何が書かれているのでしょうか。
     最初に目につくのは、オビの右半分のスペースを占めるピンクがかった赤い円のなかにある「大好きな人に今すぐ会いたくなる本 NO.1!」のコピー。活字ではなく、ごく普通の手書き文字です。その下に「読後、最初に思い浮かんだ顔があなたの一番大切な人です」とあります。なんだか胸に刺さって気になる殺し文句だ。そして裏表紙側には再び手作り感のある手書き文字で「やさしさに包まれながら号泣していました」と大きくあります。「とりつくしま」というタイトルだけでは本の内容がなかなか読者に伝わらなかったのですが、それを明確に伝えるコピーの入った白地のオビが同じ白色地に妖精が飛ぶカバーデザインにマッチして、派手な色合いが多い平台の中にあってシンプルな色使いでかえって目立っていました。
     わたしも、このオビに引き込まれて本書をその場で購入した一人です。”オビ買い”した本ですが、持ち帰って中を開いたら、もうとまりません。一晩、一気読みでした。

    「とりつくしま」って、なんだろう? 辞書には「取(と)り付(つ)く島」と書き、その意味は「頼りとしてすがるところ。取り付き所。多く、あとに打消しの表現を伴って用いる」とあり、使い方の例として「つっけんどんで―もない」があげられています。以上は、「ジャパンナレッジ」収載の「デジタル大辞泉」(小学館)から引きましたが、補説として〈文化庁が発表した平成24年度「国語に関する世論調査」では、本来の言い方とされる「取り付く島がない」を使う人が47.8パーセント、本来の言い方ではない「取り付く暇(ひま)がない」を使う人が41.6パーセントという結果が出ている〉とありますから、「とりつくしま」は現代では日常的に使う人がどんどん減ってきている「絶滅危惧語」になっているのかもしれません。その言葉をあえて書名として用いた東直子さんは、その意味するところをこんな風に描きます。〈ざわざわしている。まわりがよく見えない。でも、まわりにたくさん、いる。なにかいる。とても、いる。ざわざわしている。〉という書き出しで始まる巻頭収録の「ロージン」から引用します。

    〈私は、身体のなくなった「自分」を、空気にそよがせて、ざわざわから遠く離れようとした。
     とたん、なにかにつかまった。
     「ちょっと待ってください」
     「とりしまり」の文字が見えた。しまった、とりしまられたの、私。
     まあいいや。もう、こわいものはなにもないはず。
     「私は、なにをとりしまられるんでしょうか」挑むように訊いた。
     「とりしまるって、あなた、これをよく読んでくださいよ」
     白いてのひらが、ひらひらと文字の前で揺れた。文字をよく読むと、こう書いてあった。
     『とりつくしま係』。
     「あら。とりしまり係じゃなかったの。でも、とりつくしま係?」
     「そうです、私はとりつくしま係」
     とりつくしま係は、のっぺりとした白い顔に黒い穴を薄く開きながら、そう答えた。
     「私は、とりつくしまの希望を聞いてあげているのです。あなた、とりつくしまを探しているでしょう?」
     「とりつくしま?」
     「そう、とりつくしま。私は“係”ですから、一目で、とりつくしまを探している人が分かります。あなたは、とりつくものを探している気配をおおいに出しています。あなたが、その気配を出しているうちは、この世にあるなにかのモノにとりつくことができるのです」
     「この世のモノ?」
     「そう、なんでもいいんですよ。思いついたモノを言ってごらんなさい。モノになって、もう一度、この世を体験することができるのです。あなたは、それを望んでいるはずです。ただし、生きているモノはダメですよ。生きているモノには魂の先住民がいますからね。まあ、無理にとは言いませんが」
     とりつくしま係は、話し終えると、穴を閉じた。〉

     治らない病気で40代で人生を終えた母親は〈もし、「とりつくしま」があるなら・・・・・・陽一のそばに、もう少しだけいてやりたい。見守ってあげたい。まだ、十四歳なんだから〉と思って、野球の投手が使うロージンを「とりつくしま」に選びます。ロージンバッグの中の白い粉。消耗品です。中身が半分以上飛び散ったら、「とりつくしま」ではなくなってしまいます。その瞬間、この世から完全に消えてしまうのだ。二度と何かにとりつくことはできない。ほんの少しだけ、そう中学校最後の軟式野球の公式戦を見届けられるくらいに、一緒にいられれば――14歳の一人息子を残して逝った母の想いが胸に響きます。

    「陽一 ロージン 軟式野球 公式戦」の文字が光に透けて見える半透明の契約書にゆっくり息を吹きかけながら、小さくなっていくのを感じていた「私」。気がついたら炎天下の土の上にいた。指が迫ってきた。
    〈あっ、と思った次の瞬間、陽一のてのひらの上にいた。陽一が、もう一つのてのひらを重ねてきた。
     ぽんぽん。
     私は、空気に少し飛び散った。〉

     こうして始まった「私」と息子の夏の一日。リードして迎えた最終回、ツーアウト満塁。打たれたらサヨナラ負けの場面で強打者を迎えて「私」を手にとった息子が、気持ちを集中するように目を閉じて、勢いよく「私」をてのひらに打ちつけた、その瞬間、「私」は思いきり空中にはじけて、夏の一日は突然終わるのです。

    〈夏空の光の向こうに、ゆくね。〉

     ゆっくりと心に染み入ってくるようなラストの一行。著者は文庫版あとがきに〈ほとんどの話を、ラストシーンの一言を思いついてから書きはじめました。最後の言葉は、書く、というより最初に自分の胸に、響いた、のです。〉と綴っています。
     東直子さんがラストシーンの一言を思いついて紡がれた11の物語の、11の「とりつくしま」。「ピッチャーの息子を見守るため、ロージンバッグの中の白い粉になった母」に続く10の「とりつくしま」は以下のとおりです。
    ・夫のお気に入り、トリケラトプスのイラスト入りのマグカップになった妻
    ・いつも遊んでいた大好きな、青いジャングルジムになった男の子
    ・高校生の時に始めて出会って以来、敬愛する書道の先生の白檀の扇子になった女性
    ・ひそかに見ていた図書館司書の名札になった老人
    ・殺したいほど憎いと思ったときもあった。でも、愛してた。だから母の補聴器になった娘
    ・濃い青いインクで妻が綴る日記になった夫
    ・最後の大きな買い物だったマッサージ器になった父親
    ・憧れの先輩とつき合っている先輩女生徒のリップクリームになった少女
    ・孫にねだられた中古のカメラになった祖母
    ・髪の毛を一本、裏庭のびわの樹の下に埋めて欲しいという一人娘

     水彩画のような、透明感の漂うラストの一行で終わる11の美しい物語。一瞬の情景に永遠の想いを詠むのが短歌だとすれば、東直子さんが紡いだ11編の物語もまた、人の永遠の想いを詠んだ”歌”なのだ。
     文庫版が刊行されたのは3.11(東日本大震災)から2か月たった2011年5月。電子書籍版の配信が始まったのが2013年5月10日。昨年9月にオビの新装がなって俄に動きだし、増刷を重ねるロングセラーとなりました。オビ買いした私は一晩で一気読みしたと書きましたが、じつはすごくもったいない読み方をしてしまったとの後悔の気持ちが残りました。年末から正月休みを通して、今度は電子書籍版を――一夜一話、11人の想いに寄り添うようにして、ゆっくり再読しました。そして人知れず家族や近しい人に思いを馳せました。大切な人に再会した死者たちの気持――どんなことを呼びかけたいと願うのかを歌人作家が一人称で描いた短編集。せつなく、いま最も胸に響く11の物語です。(2017/1/13)
    • 参考になった 2
    投稿日:2017年01月13日
  • アドラーブームを引き起こしたベストセラーです。アルフレッド・アドラーは、フロイト、ユングと並んで心理学の三大巨頭といわれており、欧米で絶大な支持を受けているそうです。自己啓発書の古典ともいえる『人を動かす』『道は開ける』を書いたデール・カーネギーや、『7つの習慣』を書いたスティーブン・コーヴィーも、多大な影響を受けたといわれています。

    本書の原案を担当した岸見一郎さんは、専門の西洋古代哲学と並行して長年アドラー心理学を研究し、精力的に講演・執筆活動やカウンセリングを行っています。この本は、岸見さんの著書を読んで感銘を受けたライターの古賀史健さんが、何度も何度も岸見さんと対話を重ねたことで生まれたそうです。岸見さんを彷彿とさせる「哲人」と、古賀さんを彷彿とさせる「青年」の対話を通じて、アドラー心理学(個人心理学)が分かりやすく解説されています。

    この対話が本当に面白い。特にこの青年のキャラがいい。幼い頃から自分に自身が持てず、出自や学歴、容姿に強い劣等感を持ち、他人の幸福を祝福できず、いつも自己嫌悪に陥ってしまう青年が、人は変われる、世界はシンプルである、誰もが幸福になれるという哲人を論破しようと、感情を爆発させて何度も何度も疑問をぶつけていく。ネガティブ全開の青年からの質問を、哲人は正面から受け止め、丁寧に答えていきます。この繰り返される対話によって、読者が抱くであろう数々の疑問が解消されていくので、読後にモヤモヤが残りません。

    では、アドラー心理学とは何なのか。私が特に心に残ったのは「目的論」と「課題の分離」です。例えば、「私は学歴が低いから成功できない」と考えるのが原因論、「成功するのに必要な努力をしたくないから、学歴の話を持ち出している」と考えるのが目的論です。厳しい考え方だという方もいるかもしれません。しかし、どんな過去があろうとも、自らの選択によって幸せになれるというアドラー心理学には、希望があると思います。「課題の分離」については……本書を読んでください(笑)。

    アドラー心理学をほんとうに理解して、生き方まで変わるようになるには、「それまで生きてきた年数の半分」が必要、と哲人はいいます。ただ、本書はとても読みやすいので、何度も何度も読み返し、理解を深めることができると思います。さらに、この本を原作としたドラマ『嫌われる勇気』が、2017年1月12日にスタートしました。本書を読んで、ドラマを見て、日々の生活のなかでアドラー心理学を実践する。そのくり返しで生き方が変わり、嫌われることを恐れず、幸せになる勇気を持つことができるようになれば、本当に素晴らしいですね。続編の『幸せになる勇気』も、ぜひあわせてお読みください。
    • 参考になった 1
    投稿日:2017年01月13日
  • 続刊が出ると「おっ、出たか」と心が躍る作品。いわゆる日常系なので、続きが気になって首を長くしちゃう…ッ! というよりは、ゆっくりペースでもいいから自分が死ぬまで、永遠に続いてほしい作品です。どこかにいそうな(でもたぶん絶対どこにもいない)登場人物が、なんてことはない(←※注:最高にいい意味で)日常を送っているだけなのですが、面白い。じわじわくる笑いがクセになって、繰り返し読み返してしまいます。登場人物に嫌な人間がいないという点も、疲れた現代人にとても優しいなと。
    • 参考になった 4
    投稿日:2017年01月13日
  • 匿名希望
    色々わかって良かった
    是非『黒曜の災厄は愛を導く』を先にお読み下さい。二人の少年が異世界に召喚されるお話しですが、『黒曜…』ではアキ視点でしたので謎だった色々な事が、ハルカ視点で明らかにされます。ハルカの能天気キャラもハルカの生い立ちゆえの事と理解できます。色々あったんだぁと納得できます。
    ただ!レンドルフの続編が無い(泣)これはショックでしたね…ので☆-1です。続編心待ちにしてます。
    • 参考になった 5
    投稿日:2017年01月12日
  • 匿名希望
    ページ構成について
    EXTRA PAGEとして表紙・裏表紙、折り返し、カバー裏のデータが付属しています。
    画質も良く、これなら十分紙媒体の代替となると感じました。
    • 参考になった 4
    投稿日:2017年01月12日
  • モテない男たちがカードを使ってヤリまくり!
    モテない男たちが学校の美人生徒会長(彼氏持ち)や巨乳のお隣さん、
    気の強い先生(人妻)や異妹を無理やりカードの力を利用してヤっちゃうシチュエーションが素晴らしい!
    始めは「こんなキモい奴となんで!?」と本気で嫌がっていたのに、
    何度もヤレちゃいますカードを使われ何度もヤっちゃっていたら
    いつの間にか自分から求めるようになるヒロインたちが最高です!
    • 参考になった 6
    投稿日:2017年01月11日
  • 酷すぎ
    1巻が無料だったので読んでみたが、設定酷すぎ、残虐過ぎ。
    他レビューで「男性は好きかも?」とありましたがが、いやいや男性ですがダメでした。
    とても続きを買いたいとは思いません。その意味で、1巻丸ごと無料というのは、冒頭部分だけで興味を惹かれて続きを買ってしまうということがなく、良かったです。
    よっぽど嗜虐心の強い人向けですね。
    • 参考になった 1
    投稿日:2017年01月11日
  • ほのぼの
    真面目で大人しめな星上兄と王子様キャラの星上弟との三角関係ストーリー
    主人公いさりは最初は星上兄に惹かれているのですが、どっちとくっつくのかが分からないので楽しいです
    5巻で完結ですが私はまだ最終巻を読んでいないのでどうなったのかは知りません(笑)
    絵はあっさりしてて見やすいです
    双子キャラの星上くんですが、双子っぽく似せてるけど描き分けができてるので上手いと思います
    わりとほのぼのしてストーリーですがキュンとくる場面もありますし、三角関係ということで二人の星上くん達が嫉妬する様子を見ることがでこるのでニヤニヤしちゃいます!
    いさりのキャラも良いです!二人に好かれるだけの要素もあるしずる賢いとこもあるけど優しくて好感が持てます
    • 参考になった 3
    投稿日:2017年01月10日
  • ネタバレあり
    王道義兄弟物です
    恋人とは、結局別れて離れてしまうもの。でも家族なら兄弟ならずっと離れなくてもいいと、自分を恋愛対象としてみて来る、義理の弟の気持ちを知りながら兄としての位置を選んだ受け。自分だけが他人である、という幼い頃からのトラウマから離れられず、それでも義兄を好きになってしまった攻め。義父母にたくさん愛されながら葛藤します。結局義兄と離れようとします。受けは残酷ですね。弟が自分の事好きなの知っていて
    長い間その感情放置です。最後はメデタシメデタシです。
    Hシーンもちゃんとあります。
    • 参考になった 1
    投稿日:2017年01月10日
  • ネタバレあり
    ラブコメファンタジー
    王弟が金狼になりヒロインにモフモフされデレるところ(どさくさに紛れて舐めまわすところ)に読みごたえを感じました。モフモフされ昂った欲望を妄想で昇華させるを毎晩繰り返し、ついスカートの中でイタズラしたり…。王弟目線のストーリーで悶え苦しむ姿が読んでいて楽しかったです。個人的にはもっとドエロが欲しかったけどイラストもキレイで満足です。
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年01月10日
  • 晩酌のお供に最適
    もはや説明不要の国民的マンガ『クッキングパパ』ですが、お腹がすいた時に読んだり、レシピ本として使ったり、いろいろ楽しみ方はあると思います。
    ですが私がはまっているのは「一人晩酌のお供に読む」という楽しみ方。まずは何といっても料理が美味しそうなので、食欲がわいてつまみが進みます。そして酒がまわって頭がボワーとしてきても、複雑なことを考えて読み進める必要がなく、加えて悪人が出てこないので安心して読んでいられます。
    酒の肴としては最適なマンガではないでしょうか。ぜひ試してみてください。
    • 参考になった 2
    投稿日:2017年01月10日
  • 体当たりすぎる?食レポマンガ
    「カバーの女の子はイメージです。残念ながら本書には出てきません」・・・初っ端のこの一文で、完全にやられてしまいました。
    内容としては、スーパーの片隅で目にしたことはあるけど実際食べたことのない野菜を、作者が体当たりで調理していくというコミックエッセイです(ただし普通の野菜や、野菜以外の食材も出てきます)。しかし全編にわたって、カレー沢薫氏の持ち味である自虐、毒舌ネタで「独自の調理」がされており、こんなに笑える食レポマンガは初めてでした。
    いちおう、レシピ本としても使える・・・と思います。
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年01月10日
  • 匿名希望
    ムリ
    読んだ記憶の部分をレーザーで消して欲しい。トラウマになりそうなくらい無理でした。
    男性は好きかも?
    読む前に注意書きが欲しかったな・・・
    • 参考になった 1
    投稿日:2017年01月09日
  • 匿名希望
    絶チル最高!!
    絶チルはとても面白い!笑いあり・シリアスありで一気に読むことができました。もうすぐ47巻が登場という長期連載ですがまだまだ続いてほしい作品です。電子書籍は紙よりも一か月ほど販売開始が遅いですが、それでもかさばらないためとても便利。
    追伸
    ebookjapanはレビューをする人が少ないので、ガンガンレビューをしていきましょう!
    • 参考になった 4
    投稿日:2017年01月09日
  • 作品の見どころ
    映画を泥棒しそうな明らかに人ではない風貌なのに教え子たちにただの被り物を被った変な先生…としか思われていない生徒へのお節介が大好きな教師「J先生」と、J先生の人ならざる一面を垣間見て不思議と現実の狭間に置かれながら今日も少し不思議な日々をJ先生やクラスメートと過ごす女子中学生よもぎが紡ぐSF(すこし不思議な)学園4コマ。
    あらゆる生物とコミュニケーションができるJ先生が持つ独特の価値観とよもぎとクラスメートたちの持つ価値観のギャップに憐れみさえ持たれる中よもぎだけは庇ったり歩み寄ろうとしていく(でもそれを信じきっているわけではない)のでそこに新しい価値観が芽生えるのが楽しい。
    本編のほか、みんなのコミック掲載時に一緒に掲載されたイラストや作者コメントも余すところなく掲載。nico先生のイラストほとんど色鉛筆のラフみたいな感じですがどれも味があって作品をより楽しむための良いスパイスになっています。
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年01月09日
  • 匿名希望
    絵とストーリー共に良し
    絵柄が可愛いから購入してみましたが、ストーリーや伏線など、物語としてしっかり作られており、ギャグ調で進んで行くもののラストの方は感動して普通に泣いてしまいました。
    いやぁ、まさかこんなに絵もメチャクチャ可愛いくて、ストーリーもしっかりしてるとは、思いがけず良い作品に出会えました、まさか男の娘モノで感動して泣くとは思いませんでしたw
    スカッと爽快な読後感が良い作品です。
    これはぜひ続編を希望したいですね。
    満点です。
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年01月09日
  • 匿名希望
    設定が面白い。
    プレステの「サイレン」が好きなので、似たような設定で好きです。
    不気味な閉鎖的な村のストーリーですが、怖すぎないホラーでサクサク読みやすい。
    細かい部分は気にしたらキリがないぐらい突っ込みたくなる矛盾?が多いですが(笑)
    先が気になります。
    • 参考になった 2
    投稿日:2017年01月08日
  • ネタバレあり
    シバくんは秋山くん大大大好き
    一巻を読めばわかりますが、秋山くんとシバくんの出会いは不良とそのストーカーでした。シバくんの一方的な恋心は、少し寂しかった秋山君の心に入り込んでいきました。2巻目は結構ラブラブです。シバくんに対してやきもきしたりして可愛かったです。シバくんはとても思いやりがあり男らしいです。「朝まで生反省会」とか「チーかまなんかで...」とか笑えました
    シバくんにとても愛されてドンドン可愛くなる秋山くんでした。
    そしてこの二人に当てられて、存在ゲイ発症の智美ちゃんの続編もあります。エロもあります。
    • 参考になった 3
    投稿日:2017年01月08日
  • トラウマ注意
    押切作品の中でも、飛び抜けてダークな本作。他の方もレビューで書いておられるように復讐と殺戮の物語ですが、単なるスプラッタのように血がドバドバ流れて終わりではなく、殺られる側の描写が妙に生々しくてリアルです。一気に読めますが、読後は鬱になるので注意を。
    • 参考になった 3
    投稿日:2017年01月07日
  • 10年ぶりに偶然の再会、それは運命!
    小森みっこ先生は相変わらず少女漫画を描くのがお上手です(*^O^*)
    キュンときて切なくてドキドキして…
    今回は幼馴染み再会ラブですね!主人公花ちゃんが敬語でオカンキャラなの可愛いです☆
    お相手はお母さんを亡くしてから心を閉ざして不良(チャラくはない)になっちゃった弓弦(ゆずる)くん。
    花の健気な行動にだんだん心を開いてくれるようになる弓弦くんがみどころです。
    あとなんといっても扉絵が可愛いかったりかっこよかったり!おしゃれで好きです!
    • 参考になった 4
    投稿日:2017年01月07日
  • この漫画がすごい!2017オンナ編第1位
    すごいかと言われたらすごくはないかなというのが正直な感想ですが…
    読んで損はないです!
    シンプルな線で描かれる細かい背景や装飾が綺麗ですし、ユニークでロマンチックで好感の持てる内容でした。
    そこまで恋愛チックではないので、男性でも読めると思います。
    アクションシーンなんかもあったりしてドキドキしました。
    素敵な物語を読んだなぁと読み終わった後、心がほこっとしますよ。
    • 参考になった 5
    投稿日:2017年01月07日
  • 美しいハズの筋肉。
    GAPSのスピンオフ。腹黒王子の幼馴染み、矢島の話。警察庁勤めなので、チョッとした事件も絡めて物語は進行していく。丸々1冊で描かれていて、攻めの上司、バイの斎藤目線の話までも最後までシッカリ描かれています。が、筋肉の線がペン入れされていないのか?とても薄い。躍動感が削がれ、気になってしまった。
    • 参考になった 5
    投稿日:2017年01月06日
  • ゲームマンガでありながら、切ない郷愁ラブコメ
    ゲーム通を唸らせる、懐かしのアーケードゲーム・TVゲームの数々。しかしそれに題材をとりながら、こんなに切ないラブコメが他にあるだろうか。
    ヒロインたちは、もはやカワイイというよりも愛おしい。
    「あの時代」への郷愁を、狂おしいほど呼び起こさせてくれるマンガです。
    • 参考になった 1
    投稿日:2017年01月06日
  • 来る2017年1月19日、第156回芥川賞・直木賞受賞作が発表されます。ということで、前回の直木賞作品を振り返ってみようと思います。

    前回の直木賞を受賞した荻原浩さんは、もともとコピーライターでしたが、クライアント向けの文章ではなく自分の文章が書きたいと、39歳から小説を書き始めたそうです。若年性アルツハイマーを扱った『明日の記憶』で山本周五郎賞を受賞して注目を集め、同作を読んだ俳優の渡辺謙から直接許諾依頼を受け、映画化が実現したというエピソードがあります。

    受賞作の『海の見える理髪店』に登場するのは、腕利きの床屋、母とうまく関係を築けない娘、子連れで実家に帰った女、家出した女の子、父の形見の修理のために時計屋を訪れた男、娘を亡くした夫婦。様々なところで暮らす人々の人生の一片を切り取った、悲しみと希望が感じられる短編集です。

    読めば誰もが、この短編集のどこかに、自らの心の琴線に触れる箇所を見つけられるはずです。それが、この作品のすごいところだと思います。私の琴線に触れたのは、最後の「成人式」という話です。数年前に中学生の一人娘を亡くし、悲しみに暮れる日々を過ごしていた夫婦が主人公。娘の死を知らない業者から送られてきた成人式用の着物カタログをみて、後ろ向きの生活を変えるために、なんと自分たちが若作りをして成人式に替え玉出席をしようとします。

    「わたし、四十五だよ」「だいじょうぶ。お前なら」。妻は一カ月かけて肌を整え、二人は行きつけの美容室を唖然とさせながら着飾って、成人式当日、会場に向かいます。読んでいるこちらが恥ずかしくなるような展開です。しかし、二人は確実に前に向かって進んでいます。周囲からの痛い視線、成人式会場の係員とのやりとり、娘の友人たちのやさしさ……ハラハラさせながら、ほろりとさせる。すべての作品が、荻原浩の熟練の筆が味わえる名作ぞろい。オススメです。
    • 参考になった 1
    投稿日:2017年01月06日
  • 台湾、上海、北京など、中国人マフィア同士が熾烈な勢力争いを続ける新宿・歌舞伎町で、台湾人と日本人のハーフである主人公・劉健一は、どのグループにも所属できない根無し草。各グループと付かず離れずで裏社会を渡り歩いていたところ、昔の相棒・呉富春と、夏美と名乗る謎の女が現れて、物語が動き出します。

    『不夜城』の初版が出た20年ほど前の、今よりも見るからにヤバかった歌舞伎町を思い起こせば、本当にリアルな設定です。怖いもの見たさで、どんどんページをめくってしまいました。裏切りに次ぐ裏切り。しかし、ハードボイルド特有の硬質な文体によって、自分もこのとんでもない世界の登場人物になった気分になれます。物語の世界にどっぷり浸かってしまいましょう。

    『不夜城』の二年後を描いた『鎮魂歌』、劉健一が裏社会のドンとなった時代を描いた『長恨歌』も、ぜひあわせてお読みください。
    • 参考になった 2
    投稿日:2017年01月06日