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  • 今日のご飯は何にしよう…
    極道の道に進みながらも、毎日ご飯のことばかり考えている高校生(!?)の物語です。
    作品の特徴としては、「調理場面と食べてる感想を極道風にする」となっています。
    一応、ちゃんと極道ものやってますよ?どっちかと言うとコメディ色ですが。
    でも、やっぱりご飯がメインなんだなぁ。
    料理モノとしては比較的トリッキーなレシピが多いと思います。
    • 参考になった 3
    投稿日:2017年02月11日
  • 但し『萌えキャン』では無い(-_-;)!
    18切符旅が行き詰まってキャンプに活路を求めたのに、未だ野営が適わないオッサンです(T_T)。
    取り敢えず一巻レビュー 立ち読みの範疇で。
    構成は、キャンプ資質充分でバイタリティーはあるけど知識皆無な主人公、孤高の孤独を追う故にキャンプに目覚めた相方、書籍などで意欲はあるけど実行が追いつかない学友のコラボが展開します。
    面白いのは、それぞれが欠けた資質が噛み合うとポジティブなキャンプになっていくという展開です。
    知識の無い主人公、交流の無い相方、実践が無い耳年増な学友が噛み合う事で、
    「足りない分はどうにかなるさぁ」
    と言うキャンプ本来の素質を描いているところです。
    そもそもキャンプというのが満たされないモノを満喫するところがあるので。
    (一巻の、「寝袋がないんだがどうしよう」の件の処理はさすがでした(^_^;)
    類似作とも言える「ヤマノススメ」が目的を適えるために生じる矛盾を有耶無耶にしてる面を掘り下げて堪能してくれる作品になってます。
    ただ、「ヤマノ~」が女子力も発揮していたのとは対照的に、ここの住人は殆ど「中身オヤジ」なのは要注意!
    幕間のオチも含めて微笑えない所があるのは要注意です(-_-;)。
    マァほんのり笑って下さい(^_^;)。
    • 参考になった 3
    投稿日:2017年02月11日
  • いっぱい食べる君が好き
    幸せそうに食べる千早さんを傍目から眺めて、楽しむマンガとなっております。
    基本4コマですが、お話の最後に必ず「サービスカット」があります。
    おっと……勘違いなさいましたか?千早さんは「幸せそうに食べる」のです。
    つまりサービスカットは…
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年02月11日
  • ちょっと・・・
    ありきたりな話であっさりしてました。エロシーンも1、2ページほどですぐに最後まで行っててエロくなかった。
    • 参考になった 1
    投稿日:2017年02月11日
  • 匿名希望
    強烈な追体験
    本を読んでここまで強烈な追体験をしたのは初めてでした。フィクションのはずなのにまるで登場人物が本当に実在しているかのようです。肉薄したリアルな心理描写が痛いほど心に流れ込んできて、憑依でもしたかのようにどうしようもなく胸が苦しく、切なくなりました。今までいろんな作品を見てきましたが、そういった意味で自分の中では他の作品とは明らかに一線を画す存在です。
    • 参考になった 1
    投稿日:2017年02月11日
  • エロ馬鹿馬鹿しさがたまらない
    主人公の牧野弥生は、自覚はないですがエロへの興味が半端ない女子高生。もちろん処女。
    自分の貞操を狙うおそるべきエロ悪魔(と、弥生が勝手に思い込んでいる)・鈴木君から自らの純潔を守るために、その素人離れしたテクニックを用いて今日も彼をイカせまくる!
    ・・・いや〜わかってますよ、批判が多々ある作品だってことは。でも、弥生がとにかく可愛いのです。いろんなマイナスポイントを全てぶっ飛ばすくらい、可愛いのです。
    鈴木君のキャラクターもいいし、頻繁に挟み込まれるパロディー満載のギャグも好きでたまりません。明るく笑えるエロマンガです。
    • 参考になった 2
    投稿日:2017年02月11日
  • 最高のエンターテイメント
    とにかく設定が新しい、そして頑丈。背景や小道具に至るまで手抜きなしの画力も素晴らしいし、キャラクターも名前、容姿、性格、すんごく練られてる。全ての点において最高です!!!
    でも電子化遅すぎます。
    それから、ebookjapanさん、電子版にもぜひ作者あとがきやカバー下を入れてください。お願いしますっ!!!
    • 参考になった 3
    投稿日:2017年02月10日
  • ネタバレあり
    今回も当たりでした
    キャラの性格が可愛いです。ストーリーは王道といえば王道ですが
    イジメられっこだった攻めを、差別しないでいつも声をかけてくれる受けを好きになり、大人になってから同僚として再会。もっと好きになりやや暴走。って感じです。受けは勿論ノンケなので戸惑いますが、心の移り変わりが丁寧に書かれていました。Hシーンは多くありませんがドキドキしました。
    もう1カプは高校生カプですがオネイ攻め×ノンケ幼馴染です。
    表題カプとキャラがかぶってます。よく似ていて高校生には見えなかったです。オネイキャラはいつでもそうですが、結構男らしくて、カッコよかったです。コチラもやはり、ノンケ受けですので、お互い好きって確認のあとの戸惑いとかが、キチンと書かれていて良かったです。風緒先生の作品の中でも、この表題カプはとても好きかもです。
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年02月10日
  • 三田さん、うらやましい
    あぁ素敵。面白かった。
    2012年連載の3話+2016年連載の続編3話+描き下ろしが1冊になっています。
    仕事人間片桐さん×無職の猫系男子。お互い行きつけのカフェで出会い、親しくなっていきます。
    惚れた相手にメロメロになる大人の男(攻)を描くのが本当にお上手だと思います。そしてカワイイ。片桐さん、バッチリ大人のスマートな男だけど、カワイイんです。
    受けの三田さんは変わり者。掴みどころがないけどブレなくて、天性の愛されキャラです。
    相変わらず会話のテンポがよく無駄がなく知的でハイセンス。
    登場人物の人となりが出るセリフに、時折ストーリー関係なくハッとさせられました。
    展開はゆるやかで、でも締まるところは締まる。
    日常系の括りに入るのかな?
    完結してますが、いくらでも続きが読めそう。
    幸せに大人の恋愛物語を楽しめました。
    • 参考になった 3
    投稿日:2017年02月10日
  • 匿名希望
    設定は面白いが
    設定自体は面白いのですが、キャラクターの掘り下げ不足と、画力不足が否めない作品です。暗めのストーリーとはいえこの設定自体は広げやすいものなのでキャラクターをもっと上手に生かしてあげられれば良かったのかなと思います。
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年02月10日
  • 私にとっては、子連れの元祖。
    言わずもがなの作家さん。色々入ってる短編集的な1冊。表題作品はバツイチ子持ちパパ同士の話。最近では幼い子どもが登場する話も珍しくありませんが、この絵の濃厚さの前には無垢な存在もスパイスでしかない。ホンワカとか、マッタリとか、ホノボノ…とかは一切期待せず、大人の情事『ML』を堪能してください。で、幼い子ども達の成長したその後が気になったら《オオカミの血族》を読むと良いです。
    • 参考になった 2
    投稿日:2017年02月10日
  • シュール!!しかし…
    最初こそ面白いと思ったんですが、毎回ほぼ同じオチが付きます。
    その関係で、飽きてしまうのが大変早いです。
    当方、お腹いっぱいになったと思ったらまだ40ページでした。
    思い出したときに、パラパラっと楽しむ用ですね。
    ガッチリ読みたいときにはオススメしません。
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年02月10日
  • ヒロインが変態で積極的なお話
    ちょいとエロいです、R15くらい?まずそこのところ注意です。
    ヒロインは大変自制心の強い子ですが、とある事情で本心をさらけ出してくれます。
    本心を知ったあなたは、きっと2人を応援したくなって、ページをめくり続けるでしょう。
    ……たとえどんな変態的なことがあっても。
    下ネタさえ大丈夫ならばオススメです。
    • 参考になった 6
    投稿日:2017年02月10日
  • あなたに夢は、ありますか?
    「人の夢と描いて儚い」なんて申しますが、どうしようもない壁にぶち当たったとき、あなたはどうするでしょう?
    あくまで全力で走り続けようとするヒロイン、そしてソレを支えたいと思ったヒーロー、そして限られた時間。
    久しぶりに夢と言うものを考えさせられました。
    胸にアツいものが残ってくれる、良い作品です。
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年02月10日
  • ほんわかふわふわ甘々
    娘に美味しい料理を食べさせてあげたい、という父子家庭の教師と、ご飯大好き定食屋の娘の女子高生が織り成す、正統派ご飯マンガとなっております。
    レシピも正統派。というか、良く食べるものをメインに扱っております。
    美味しいご飯は人を笑顔にする、というのを体現したかのような雰囲気のマンガです。
    小さなお子さんの心の機微なども丁寧に描かれていて、大変好感が持てる作品です。
    • 参考になった 2
    投稿日:2017年02月10日
  • 全体的にテンポよし。だけど…
    ノリ良しツッコミもボケもいける飄々とした主人公のおかげで、テンポの良いギャグと掛け合いで楽しく読めます。
    ただ、大変横文字が多いです。たとえば、このマンガでは7つの大罪を魔道のテーマとして掲げていますが、「色欲・憤怒・嫉妬・傲慢・暴食・強欲・怠惰」がそれぞれ「ルクスリア・イラ・インウィディア・スペルビア・グラ・アワリティア・アケディア」とルビがふってあります。
    そして、電子書籍だと解像度の関係で、ルビが潰れている場合があります。そこがマイナス点でしょうか。
    基本的には、話数の合間にある用語集を読みながら読み進めていけば、小さな疑問は拭い去れるようになってます。
    折角のテンポの良さが悪くなってしまうので、読めない横文字部分は割り切っちゃって読むのをおすすめします。
    • 参考になった 7
    投稿日:2017年02月10日
  • 匿名希望
    有名タイトルなのに未読でした。
    固有の種としてホワイトライオンの存在が確認されるのは1970年代なので、この話が描かれた1950年代には伝説の生き物だったことでしょう。
    そんなホワイトライオンを主軸にして、ある時は動物目線、ある時は人間目線で描かれます。
    基本的に「冒険」がメインでストーリーは進みますが、その中に動物の理想、人間のエゴ、親子愛(動物も人間も)が手塚先生独特のユーモアを交えながら盛り込まれ、漫画ってやっぱり面白い!と再確認しつつ読み進めると‥クライマックスには色んな感情がない交ぜになり、涙があふれてしまいました。
    現代の漫画、劇画に比べるとコマ割りが細かく、3巻とはいえ物語のボリュームはなかなかのものです。
    当方アラフォー世代になり新書版のコミックスの文字が見づらくなってきましたが、電子書籍は拡大が出来るので重宝しております。電子書籍版には3巻の目次にはある著者のあとがきが、なぜか省かれている所が減点です。
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年02月10日
  • オネエなのに女の子とH!?2016年10月に紙版のコミックスも発売された作品です。幼なじみでゲイの喜一と同居をはじめたえみ。でもある日喜一の失恋をキッカケに事態が一変しちゃう!!ヒロインの子ももちろん可愛いのですが普段の喜一の方が女の子思考な感じでより可愛いんです!「えみちゃんすっごく可愛いからもうちょっと甘えたくなってきちゃった」なんて、普段お姉さん言葉を話す彼ですが、ベッドの上だとそれがソフトな言葉攻めをされているみたいで…。ギャップがたまらないです。元々がゲイの彼との恋なので、今後の展開に期待してます!
    • 参考になった 3
    投稿日:2017年02月10日
  • え、これってTL?少女マンガ!?困惑するぐらい純情!読み始めたら止まらないオネェホスト×元ひきこもり女子のじれったい恋愛模様!元ひきこもりの十和子が出会ったのは兄が務めるホストクラブの先輩たち3人組。泥酔した兄を介抱し、家まで連れ帰ってきて貰う日々についには家に棲みつくように!そのうちの一人・蓮次のことが一番信用できない十和子。ホストクラブナンバーワン、なのにオネエでバイセクシャルな彼。気を張っていたはずが助けてもらったりしているうちに気になり始め、さらには蓮次の彼女役で彼の実家に…!?TLのちょっとセクシーなところが苦手…という方も安心して読める内容となっております☆【特装版】はボリュームもあるので読み応えたっぷり。一度はまったら抜け出せない作品です。
    • 参考になった 5
    投稿日:2017年02月10日
  • TL(ティーンズラブ)コミックでも活躍中の神寺千寿先生が贈る、女の子に襲い掛かる悲劇とは…。主人公の由菜はある日仲良しの同級生の家に遊びに行く。そこで出会ったのは昔、彼女にレ○プした男たちの一人だった。あの日の事を思い出しながらも由菜は再び体をまさぐられ、忘れていた快楽に溺れていく…。ネット広告を中心に話題をさらった当作品。以前の話は別途描かれているようですがまだ電子化されてないみたいです。残念…。。。それでもストーリーは分かるのでこの作品だけでも十分楽しめます。女性向けコミックを書かれているだけあって(2巻まででは)ブサメンなどは出てきていません。
    • 参考になった 4
    投稿日:2017年02月10日
  • モテるけど本命には弱い残念イケメンDK×家事も育児もそつなくこなすけど天然でオクテなDKの恋…最高でした…。イケメン颯斗が悶々と想いを募らせて、海誠の一挙一動に一喜一憂するところも、距離は確実に縮まっているのにもう一歩が踏み出せずに切なさが溢れちゃうところも、すごく愛しいです(モノローグが超いい…)。オクテな海誠の天然ゆえの無防備攻撃も…クラックラします…!! 海誠がまた、かわいいだけじゃなくて素直で、健気で、いざというときの男気もあるのが素敵。友達からはじまるDK×DKを思う存分楽しめること間違いなし! そしてじれじれした分、読後のムフフ感も半端ないな~ッ(´///`)おススメです!!
    • 参考になった 5
    投稿日:2017年02月10日
  • 好みがわかれる絵柄かもしれませんが、まずは読んでいただきたい…! 『両想いなんて冗談じゃない!!』は、遊び人オヤジ×そのオヤジに高校時代から25年間片思いをしていた健気オヤジを描いた同級生親友ものでして、オヤジスキーにとりわけずっぽり刺さる1冊なのですが、何がいいって、切なさとおかしさとドキドキ展開のバランスが絶妙なのです! 読んでいる途中で、あれ、これ両想いなんじゃね……!? と思う描写があるのですが、オヤジならではの姑息さと健気さがあってすごくファーーーーッ!!!!っと来ます。タイトルや表紙から、実は両想いなんであろうことはわかっていたのに、大歓喜してしまいました。長年の想いが実ってよかったね……と胸がアツくなるエロも描かれていて、大満足の一冊です。
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年02月10日
  • 「このマンガがすごい!2017」オトコ編第2位のこちらの作品。私的にはまず設定がとても新しく感じました。そしてなぜか「こういうの待ってた」と読んだ時に感じたのでございます。主人公の聡子は30歳。仕事とか恋愛とかこれからの人生とか結婚とか悩みは多いですよね。辛い思いをすることも…。そんなときに出会った美少年の真修くん。本当に純真な12歳。彼との関わり合いの中で湧き上がってくる「いとおしい」という感情。なんかわかります。人間愛といいますか…。違うな、なんでしょう。グッと心をわしづかみにされるシチュエーションがここに、あります!説明がうまくできなくてもどかしいのですが、とにかく是非読んでいただきたいです!
    • 参考になった 7
    投稿日:2017年02月10日
  • いまさら感があるかもしないが、個人的に驚いたのが、全7巻の物語の前に、同じテーマ、同じキャラクター設定で描かれた2作品があることを知ったこと。本書(ファンブック)にその2作が収録されていますが、全7巻の連載版を読んだときの「このクオリティ、内容で週刊連載?」と感じたことへの答えがあるような気がした。作者はロングインタビューで「『いじめ』や『聴覚障害』を主題にしたつもりはなく『人と人が互いに気持ちを伝えることの難しさ』を描こうとしたという。コミュニケーションそのものを描くことが主で、それを構成する要素として硝子の耳が聞こえないことや、コミュニケーションがとれないことから、結果としていじめにつながったと。描いていて辛くなかったのだろうか、と個人的に感じていたが、この作品を描くことで、作者が過去の自分を許し、贖罪を行っていたのかもしれない。そう考えると、劇中、将也が「……ああ……だめだ………まだ………足りてない」と繰り返す場面が別な意味を持ってくるように思う。演出面でも印象的に挿入される鯉や、同ポジションを意図したカット割り、繰り返される台詞など、練り込まれた作品を読む心地よさをぜひ一度感じてほしい。
    • 参考になった 1
    投稿日:2017年02月10日
  •  最後はなぜかうまくいくイタリア人――では、われら日本人はどうなのだろう?
     過去30年にわたってイタリア人と濃密な時間を共有してきた日本人が、それこそボコボコにされながら身につけた、イタリア式生き方の知恵を凝縮した一冊――『最後はなぜかうまくいくイタリア人』(日本経済新聞出版、2015年10月30日配信)が、「イタリア人ってどうなっているの?」とか「これでいいのか、日本人」などの身近な疑問から「最高の人生とは?」といった“哲学的”問題まで、ワイワイ、ガヤガヤ…いつでもどこでも愉しげなイタリア人、その対極にいるかのような日本人を独特のセンスで論じていて、面白い。

     著者の宮嶋勲さんは、1959年生まれ。京都出身、22歳まではイタリアとはまったく縁がなかったそうですが、東京大学経済学部卒業後、1983年から1989年までローマの新聞社に勤務。以来30年にわたってイタリアと仕事をし、現在は、ワインと食についての執筆活動を中心に1年の3分の2を日本で、3分の1をイタリアで過ごすという、日伊の架け橋的存在です。2014年、イタリア文化への貢献に対し、“イタリアの星勲章”コンメンダトーレ章をイタリア大統領より授与されています。

     その宮嶋さんが描く「最後はなぜかうまくいくイタリア人」の性(さが)は、「おや、まあ、へー」の連続で、われら日本人にはとうてい真似できない(でも、ちょっといいな、うらやましいなと内心思ったりする)スローな流儀です。目次はさながら、イタリア流生活の知恵を集めた格言集です。〈仕事は「労働」ではなく、「人生」である〉とフツーに考えているのがイタリア人ですから、仕事に生かせる知恵もたっぷり並んでいます。特に目についた“格言”を以下に列記します。
    ・アポの時間は、努力目標と考える。
    ・いつでも仕事し、いつでもサボる。
    ・いつでも重視すべきは、“成り行き”。
    ・役割にこだわらず、「なんでも屋」になる。
    ・人生――好きなことだけ楽しみ、嫌いなことは先延ばす。
    ・有意義な一日は、「脱線」により生まれる。
    ・目標達成ではなく、その過程を楽しむ。
    ・短所は直さない、長所は大事にする。

     日本で「成り行き任せ」といえば、圧倒的に負のイメージです。例えば「デジタル大辞泉」(小学館:ジャパンナレッジ収載)には〈成(り)行き任せでは自分に合う仕事は見つからない〉と、「成り行き任せになどしていたら、人生大失敗だぞ」「もっとしっかりしなきゃダメじゃないか」と叱られているような用例が載っているほどです。
     しかし所変わってイタリアでは、価値は大逆転――“成り行き”が大事にされ、成功の秘訣になります。イタリア流の“成り行き”の考え方を、宮嶋さんはこんなふうに説明しています。

    〈イタリア人は先の計画を立てることが苦手である。とくに24時間以上先の予定は立てたがらない。いまを生きること、精一杯楽しむことに夢中になるタイプなので、その事案が終わるまでは、先のことを考える精神的余裕がないのかもしれない。
     もちろん仕事だと予定なしというわけにはいかないので予定は立てるのだが、可能な限り曖昧さを保とうとする。「明後日の10時に打ち合わせをしましょう」という代わりに、「明後日の午前中に会いましょう」という範囲にとどめておきたがるのである。
     どうせすぐに時間を決めなければならないのだから、最初からさっさと決めておけば二度手間にならなくて済むと私などは考えるのだが、どうも直前までフリーハンドでいたいらしい。日本人的几帳面(きちょうめん)さに縛られている私はどうしても落ち着かなくて、「何時にするの?」としつこくプレッシャーをかけて嫌がられている。そんなときのイタリア人の答えはいつも、「Vediamo(様子を見よう)」である。とことん縛られるのが嫌なようだ。〉

     そんなイタリア人がビジネスで日本に来ると、対応する日本人との間で生じるギャップは半端ではない。著者が実際に参加したワイン生産者と一緒に、彼/彼女が造るワインを飲みながら食事を楽しむ「ワインメーカーズ・ディナー」と呼ばれるイベントの例ですが、日本側は開場から締めの挨拶まで、どのタイミングで、誰が、何を行うか、綿密な分刻みのスケジュールを用意して打合せに臨みます。
     ――しかしその打合せの間、イタリア人のワイン生産者たちは真剣に聞いているふりはしているものの、心ここにあらずといった様子が見え見えだという。イタリア人の考え方の根っこにあるのは、「お客様が遅れるかもしれないし、どんな雰囲気になるかわからないのに、細かいことを決めても意味がない」というものなのだ。
     宮嶋さんが続けます。

    〈イタリアのように、不確定要素が常に破格に多い社会に暮らしていると、緻密(ちみつ)な計画を立てることはあまり意味がない。開始時刻にしても、そもそもイタリアでは、ほとんどの場合何時に始まるかわからないのである。だから、すべてはその場で対応していくしかない。「お客様が全然集まっていない。これだと30分は開始が遅れる。その間はアペリティフタイムにして、私たちが適当に話をしておきます。終了時刻を遅らせることはできないので、最初のあいさつは短くしましょう」といった具合である。
     子どものころから常にこのような予想不可能状況の中で生きてきたイタリア人は、その場で臨機応変に対応する能力には抜群に優れている。イタリアでは前もって準備してもあまり意味がないし、それよりも、白紙状態でいて、その場その場で対応するほうが賢明なのだ。〉

     そのようなトレーニングをあまり積んでいない日本人は、臨機応変対応能力ではイタリア人に劣るので、イタリア社会では出遅れがちになる。だから逆に、「こんな予定も立てられないような国はダメだ」と怒り、自分を慰めるしかないことが多い――宮嶋さんはこう、日本人を観察するのですが、目標(計画)と過程(脱線)についても、イタリア人と日本人の間には大きなギャップがあり、しかもそれはどうやら“成り行き”の問題と同根らしい。なにしろ、第2章の扉にもあるように、「好きなことだけを楽しみ、嫌いなことは先延ばす」ことを“最高の人生哲学”だと考えているイタリア人です。計画(予定)度外視の「寄り道」をイタリア人ほど好きな人はいません。それに対して、われら日本人は物心つく頃から、「寄り道をしてはいけません」と言われ続けて育ちます。

     毎年8月の初めに、その年のワインの最終評価を決める重要な試飲会が、4日間にわたってトスカーナで開かれます。著者がイタリア人の友人Aと二人で、その試飲会の前日、トスカーナに向かうときのエピソードです。著者と友人Aがローマを車で出発したのは昼の12時。前日の夜は試飲会参加メンバーが集まって夕食を共にしながら打合せをすることになっており、二人は11時にローマを発つ予定だったが、当日の朝、友人Aが妻とちょっとしたことで喧嘩となり、1時間遅れての出発となった。
     それでもAは「道中ゆっくり昼食をとっても18時にはホテルに着くから、20時の夕食にはまったく問題なく間に合う」と言い訳。「それならどうして初めから12時出発としなかったのか」と突っ込みたくなるのを我慢して笑顔でローマを後にしたのですが、それからが計画、予定の変更で大変なことになります。まず海水浴客による渋滞に巻き込まれ、13時半ころになると、美味しいレストランを探そうとAが言い出す。一度レストランに座ったら、最低2時間かかるのがイタリアだ。グルメの旅ではなく、トスカーナに夕食前に着くことが、目的なのだからバルで軽く済まそうと主張するが、Aは「レストランの主人に軽くしてもらうように頼むから大丈夫」と譲らない。
     結局、前菜、プリモ、メインと3皿、しっかり食べて店を出たのが、15時半過ぎ。まっすぐトスカーナに向かったところで、時間的には厳しいところですが、あろうことかAは、「いま飲んだワインの生産者が近くにいる。寄っていこう。直売もある」と言い出した。議論をしてもしょうがないので、ワイナリーに立ち寄ることに。新しいワイナリーを発見したことはうれしいし、意味ある寄り道だが、ワイナリーを出たのはもう17時近かった。日頃慎重な運転をするAが猛スピードで突っ走り、結局40分遅れで目的地に着いた。イタリア人の常で、他のメンバーも予想通り遅れてきたので、結局は遅刻にもならなかった。これがイタリアなのだ。

    〈・・・・・・考えてみれば、最後は焦ったし、無謀な運転で怖い思いもしたが、おかげで新しいレストランを知ったし、美味しいランチを楽しんだ。興味深いワイナリーも発見したし、これは職業的にも有益であった。相次いだ寄り道、脱線のおかげで、ある意味とても有意義な一日だったのだ。〉

     脱線し寄り道をするからこそ、有意義な一日、そして人生があると信じるイタリア人。そういえば、マルチェッロ・マストロヤンニ、ソフィア・ローレン主演の「ひまわり」――地平線にまで及ぶ一面のひまわりが映し出されたエンディングが鮮烈な印象を残した名画(1970年公開)ですが、マストロヤンニ演ずる出征兵士アントニオは終戦後もソ連の地に留まり、帰りを待ちわびるソフィア・ローレン(妻ジョヴァンナ)のことをさっぱり忘れて、いまここにある幸せを謳歌してしまう。ここにイタリア人の典型的な寄り道気質を見たと著者は綴り、日本人との違いをこう結びます。

    〈日本では、子どものころから脱線や寄り道はよくないことだと教えられて育つ。小学校でもすこしでもわき道に逸れる生徒がいると、「いまは何をする時間ですか?」と本来の道に戻るよう先生に叱られたものだ。下校時には先生が「寄り道をしないで、まっすぐ家に帰りなさい」とプレッシャーをかけた。下校時の寄り道ほど楽しい経験はないにもかかわらずだ。
     その結果私たちは、目的遂行能力は高いが、その過程を楽しむことができない、というよりも、それを楽しむことに罪の意識を持つようになってしまったような気がする。
     本来の目的を忘れて寄り道に熱中する。しばしばそこから非常に面白い経験や発想が生まれる。イタリア人は、事務遂行能力は低いが、発想とアイデアは抜群だと讃えられる。そのような卓越した思い付きは、彼らの得意技である寄り道や脱線から生まれているのかもしれない。〉

     ファッションは言うに及ばず、革製品でも家具、車でも、オリジナリティに満ち満ちた一級品を生み出すイタリア人の秘密。1979年のウオークマン以降、真に独創的な製品を世界に発信することなく輝きを失って久しい日本のなぜ? 大好きなイタリアとわが日本――それぞれの光と影を、愛情たっぷりに鳥瞰した好著です。(2017/2/10)
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    投稿日:2017年02月10日