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2726~2750件/10830件 を表示

  • 泣いた
    最初は完全にエロに振り切った作品か?とややナナメに見てました。ごめんなさい。
    十代の頃の恋愛と性欲と何者でもない自分と、すべてが膨張てのしかかってきて息苦しい感じ、あの頃の空気感にすごくリンクする、と感心しはじめているところに、マキさんの過去だの、ヒロインの依子がどうしてこうなのかとかガンガン畳みかけてこられて、あのラストですよ。
    回想シーンで感情移入させといてからの~みたいな決め技で安易に泣いたとか書くのは恥ずかしいけど、でも泣いちゃったもんは仕方ない。
    その後、が本当に大変なんだろうと思うけども。再生と決別の物語ですね。
    • 参考になった 4
    投稿日:2017年01月29日
  • 謎の爽やかさ
    個人的に、嗜好にドストライクの中華世界観、宮廷、後宮物。
    権謀術数、閨閥、女の闘い、雑草系ヒロインのサクセスストーリー的な。王道ですね。
    結構権力争いはエグかったりドロドロに重かったりするのですが、なぜか後味が悪くない。これは絵柄なのか主人公ヒロインの明るさのせいなのか。不思議。
    • 参考になった 2
    投稿日:2017年01月29日
  • 匿名希望
    びっくりした
    こんなのDVシェルター案件です。
    どこに面白さを感じたらいいかわかりません。
    この夫、あまりにひどい。
    妻に命令口調、妻が幼稚園ママとの連絡網のために携帯を買ったら、子供の前で恫喝して携帯を床に投げつける、その後無視。
    爺さん(夫の父)は横暴な息子をとがめもしないどころか、さらに嫁に負担をかけるような要求ばかりしてくるのに、和み要員のように描かれてるのがホラー感あり。
    モラハラ、DVの実態を訴える漫画なのかと錯覚するほどひどいのに、終始ほのぼの調に描かれてるのがまたホラー。
    この夫が憎らしくて読み進められません。
    父親が母親を見下し軽んじる姿を見て育った子供たちの将来を憂います。
    • 参考になった 4
    投稿日:2017年01月28日
  • 非常にかわいらしいのですが…
    BL…?という本です。
    しかし、普通の一般漫画として考えると、男子しか出てこないので
    それはそれで難しいだろうと思います。童話に近いお話です。
    ラブはラブでも家族愛とか下手するとペット愛?
    まあペット愛の方が人間同士よりよほど無償の愛になりますけどね。
    • 参考になった 1
    投稿日:2017年01月28日
  • 匿名希望
    アラサーのワタクシですが、、
    楽しいですよ、ギャップに萌えます。
    ただし私の年齢が32歳、、ということもあり『かなり離れた立場の、そして1億パーセントアリエナイ設定と理解している』での感想です。
    日頃のできごとで疲れている頭の良い栄養です。
    なかなか寝付けない夜などにおすすめです。
    • 参考になった 4
    投稿日:2017年01月28日
  • 匿名希望
    時代遅れ。
    子供を持つ母親として、耐え難い憤りを感じました。
    主婦はお手伝いさんではありません。
    私はフルタイム正社員で仕事もしていますが、はっきり言って仕事だけしてる方が楽です。
    自分のことだけ考えていればいいのですから。
    旦那、食事の文句を言う暇があれば、手伝えよと。子供がぐずってたらあやせよと。
    母親1人だけの子供じゃないんです。
    本作は、モラル・ハラスメントを受けているにも関わらず、感覚が麻痺していることで気づかない=それを幸せだと思おうとしている主人公を描いた、非常に時代遅れで残念な作品です。
    ほのぼのとした作風ですが、痛烈な男尊女卑としか思えません。
    • 参考になった 1
    投稿日:2017年01月28日
  • 「兄の嫁」希さんの純真さと健気さに萌えた
    両親も兄も亡くなって身寄りの無くなった女子高校生志乃ちゃんが、「兄の嫁」の希さんと一緒に暮らす、ほのぼの日常漫画。
    ちょっと抜けていて、今でも亡くなったお兄さんに惚れているけど、志乃ちゃんの手前一生懸命お姉さんぶろうとする希さんが萌えすぎる。
    志乃ちゃんが対象的にドライな女の子として描かれているのも良いね。
    希さん側の家族が描かれていないので、希さんも身寄りが無いのか、志乃ちゃんを一人にしたくないから残ってくれただけで両親とか兄弟はいるのか分からないが、希さんの志乃ちゃんを家族として妹として大切に思っている気持ちが素敵。
    購入後10日しておまけの購入特典4コマが配信されて来たが、まぁおまけは大したこと無かったかなw
    • 参考になった 10
    投稿日:2017年01月28日
  • わりと衝撃作
    元々週刊アスキーで連載誌ていた漫画で、内容に衝撃を受けた。
    その後週刊アスキーを買わなくなってしまったので、単行本化は楽しみにしていた。
    漫画家って一回大ヒットを飛ばしたら後は左うちわで優雅な暮らしかと思いきや、必ずしもそういう成功例ばかりではないんだなというのと、荒んでしまって落ちぶれたお父さんを娘の視点から描くからこその酷い肉体的・精神的・経済的DVのエグさが、リアルに読み取れて、心が痛い。
    私が男性であり年齢的にもこのお父さんのほうに近いせいか、自分のプライドが打ちのめされて精神的に逃げて荒れてしまう気持ちも分かってしまい、DV被害に苦しむ娘さんよりも、ついお父さんのほうにも感情移入できてしまった。
    ど根性ガエルという漫画・アニメの陽気さからは想像できない漫画家の生活の真実。娘であるこの作者さん自身も、むしろ逆に今この話を思い出として振り返って描けるようになって良かったなぁ。
    • 参考になった 3
    投稿日:2017年01月28日
  • 表題作の衝撃
    表題作を雑誌掲載時に読んだ記憶があります、かすかにですが(笑)。
    同じようなアイディアの先行作品は漫画に限らずいくつもあったでしょう。
    しかし、圧倒的な画力での表現は子ども心に残っています。
    そう言えば、1980年代のアメリカSF映画にも同じようなシーンがありますし。
    実は、題名を覚えていなくて二十代の頃、大型書店の漫画コーナーで必死に探し回ったこともあります(笑)。
    数回の引っ越しを経ているうちに単行本を失った現在、ディジタル版で再会できたのは無上の喜びです。
    …個人的には、雑誌の初出版と少し描写が異なるところがあるような気もしますが。
    あ、判型という意味ではなく。
    しかしながら、やはり素晴らしい作品だという思いは変わりません。
    • 参考になった 1
    投稿日:2017年01月28日
  • 匿名希望
    ネタバレあり
    自然と優しい気持ちになる物語
    絵や台詞に独特の雰囲気があり、最近のWJの中で一番注目している作品です。
    作者の読み切り時代の作品なども全て読んでいますが、少年誌向けに絵柄を可愛らしい感じに変えた?のもありまだまだ不安定というか粗削りな雰囲気もありますが作中に出てくる雀などはリアリティがあるので人物に関してはそういう味のある絵なのなと思います。
    台詞については、特に印象的な物だと主人公の炭次郎は貧しいながらも父親の代わりに大家族を支えていた家族思いの心優しい少年なのですが、その人物像を「炭次郎からは泣きたくなるような優しい音がする」と表現したりと作者の個性とセンスが光っています。
    まとめると少年誌らしい可愛らしい絵柄に対し、長男力溢れる主人公の万人に優しく穏やかな人柄を通したストーリーや突然挟まれるシュールな笑いは読めば読むほど癖になる魅力あるストーリーだと思います。まだ4巻なので今後どう展開していくか分かりませんが、かなり期待している作品です。
    • 参考になった 1
    投稿日:2017年01月27日
  • 匿名希望
    作者さん買いしました。
    作者さんの作品が好きな方なら、この作品もきっと好きになるお話だと思います。
    1冊すべてが表題のお話なので読みごたえもあります。
    。登場人物たちと一緒に旅をするように読むことができます。
    エロはほとんどありませんが、色っぽい雰囲気が楽しめる場面もあります
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年01月27日
  • 色々笑わせて貰えました(地域限定(-_-;)
    しょ~じきなハナシ、05年以降はプロ野球からかなり退いてたんですが、
    土地柄(宮島対岸(- -;)思い切り笑わせてくれました(^^ゞ。
    マァ退いたプロ野球と「女子目線」と言うのがツボにはまりました。
    まだ途中までしか読んでないけど机叩いて笑ってたぢぶん・・・・・
    あ~ありそうありそう。
    デモ、
    巷の女子はこんな間抜けぢゃないですからこんなのおくびにも出しやしませんとも。
    会話が噛み合わない件には同情さえ覚えましたとも。
    時勢がら地元球団の持ち上げもありますが、けっこう分野的に分け隔てなく扱う気配りは感じます(^^ゞ。
    ホントかどうかは別にして(自制)、まぁそれはアルよねって、思っておきましょう(^^ゞ。
    • 参考になった 1
    投稿日:2017年01月27日
  • 実はこの話って・・・・
    うぅ、また人外モノですぅ。余程人生が涸れてるんですかねぇ・・・・・(T_T)
    マァぶっちゃけ結論から言うとデミちゃん達がかわいすぎます(^^ゞ。
    描画の萌え要素ばかりじゃなく、その動作や心証描写とかで・・・・・
    基本的には「モンスター娘のいる日常」の学園版であり、「鬼が出るか蛇が出るか」の逆転版とも言えます。
    ただ、亜人(デミ)が繰り広げる変わった描写こそあれ、そこで描かれる相関関係はけっこう現実社会そのものだったかと思います。
    つまり、
    普通の人間でもあるアレルギー体質や病的な拘りと変わらないところが。
    時々投げかけられる課題が実は私らの日常に普通に存在する所と何ら変わりがないんです。
    現実の世界で繰り広げられる差別も、
    こんな話みたいにあっけらかんとしていたら・と思える事が・・・・・
    そこを、客観探求心が旺盛な主人公がかなりツッコんだ立場で悶絶していてそこも面白さを感じますが、
    コレが我々の日常でこう働いているのやら・・・・・
    せめて半世紀後を迎えないうちに「何でもアリ」がありすぎて、こんな社会を築けたら・ナンテのを夢想してしまう期待を、寄せてしまいます。
    • 参考になった 2
    投稿日:2017年01月27日
  • 匿名希望
    魅力的なキャラクター達が織り成す物語
    ストーリーもさることながら、とにかく魅力的なキャラクター達が読み手を惹きつける作品。何かしらの闇を抱え、どこか不器用だったりと読み手がもどかしくなるような良い意味で人間くさいキャラクター達が、過酷な時代、環境の中で他人、自身と向き合いながらこの時代で生きる意味、喜びを見出していく物語。人類滅亡後の地球が舞台なんて一見突拍子もない題材のようだがこの作品に登場するキャラクターには熱量があり、リアリティがある。
    個人的には主人公の花は大嫌いですが。
    • 参考になった 14
    投稿日:2017年01月27日
  • 食欲をかき立てられます
    数年前、よりによってダイエット中にハマってしまった作品です。初めは全くの大食い素人であった主人公・大原満太郎が、プロフードファイターのハンター錠二と出会いその食べっぷり(闘いぶり)に度肝を抜かれ、フードファイト界の頂点を目指していきます。
    土山しげる先生作品の持ち味として、やや誇張した表現や、一見ギャグともとれるシュールな描写も散見されますが、とにかく読んでいると食欲がわいてきて止まりません。
    ダイエット中の方は十分にお気をつけください。
    • 参考になった 0
    投稿日:2017年01月27日
  • クマ厨の方には特におすすめしたい
    ネットスラングで「クマ厨」というと、熊(特に羆、ヒグマ)に対して畏怖の念がハンパない人達のことを指しますが、本作品を読むと気持ちが痛いほどわかります。
    Wikipediaの「三毛別羆事件」の記事を読んだ時は、かなり前の事件なのに背筋が震撼する思いがしたものですが、そんな実際の事件に引けを取らない生々しく凄惨な描写がされています。実際作中でもたくさんの人が羆に襲われますが、まるで自分が喰われているのではないかと錯覚してしまい痛みを感じるほどです。
    しかもファンタジー系と違って、それがリアルに起こりうるかもしれない恐怖。心臓の弱い方は読まない方がよいです。
    • 参考になった 1
    投稿日:2017年01月27日
  • 何度も読み返したくなる
    宇宙飛行士を目指す大変さ、夢の大きさが緻密にリアルに描かれていて、ワクワクドキドキさせられる。
    実際に宇宙飛行士になってからの活動も面白いのだが、船外活動やら月面探査やらは自分の想像の域を超える世界なので、なんとなく単なるSFにも思えてしまう。しかし、JAXAでの宇宙飛行士候補選考の過程はリアルに想像できて、自分にとってはここまでのストーリーのほうがむしろ面白かった。
    選考試験や宇宙飛行士訓練の過程で、何人も“嫌な奴”“ライバル”“悪役キャラ”が登場するが、それぞれの人物が持つ背景や宇宙への思いが個別にしっかり描かれていて、結果悪い奴がいないのが分かると、振り返って感動させられる。
    また途中で夢敗れたと思われた人が後から別の形で復活してきたりサポートする側で再登場したり、選考試験や訓練中のエピソードが伏線になって後の活動で活かされたり、何度も読み返したくなるストーリーがとても秀逸。
    • 参考になった 9
    投稿日:2017年01月27日
  • 女体化した男子校生を周りが寄ってたかって襲いかかる…!!可愛そうなことにある日突然女の子になってしまった主人咲男。小さくて弱虫がコンプレックスのごく普通の男の子だったのにおっぱいが!!そこからはもう、不仲なはずの弟と、親友だと思っていた同級生と、ストーカー幼なじみ女子となど色んな男(??)たちに襲われちゃう!女の子の快感を知っちゃって、咲男のこれからはどうなるの!?もともと女の子みたいな顔の咲男だったので全然違和感などはなく普通にかわいい…。2016年に連載も5年を迎え、ますます今後の展開が楽しみです!永田まりあ先生の絵は萌え系の中でもキラキラしすぎず可愛らしく描かれているので女性でも読める作品だとおもいます。
    • 参考になった 3
    投稿日:2017年01月27日
  • 夫婦関係に問題を抱えるアラフィフオヤジ三人を中心に個性豊かな面々たちが登場し、「家族とは何か」について考えていく作品です。テーマはシリアスなのですが、テイストはドタバタコメディなので、とても読みやすいです。

    中学教師の主人公・宮本陽平は、子どもが二人とも家を出たため、夫婦二人で過ごすことに。陽平は新生活に前向きでしたが、偶然、妻が署名済の離婚届を見つけてしまいます。さらに、陽平の教え子・克也の家庭にも問題が発覚……。また、陽平と同じ料理教室に通う武田一博は、妻と四年半前から別居状態。そしてなぜか、通っている料理教室の新しい女性講師と、その妊娠中の娘が、一博の家に転がり込んできます。

    一方、一博の小学生時代の同級生で、陽平にとっては料理の師匠である小川康文は、今では円満家庭を築いていますが、一度離婚を経験しています。一度失敗しているからか、康文の言葉には含蓄があります。ほかにも個性的な面々が登場し、多彩な料理を作りながら、「家族」にまつわる自分自身の「哲学」を語っていきます。それぞれが違った「哲学」を持っているのですが、みんな一本筋が通っているので、なるほど、と納得させられます。この物語は、料理から生まれた名言が満載です。

    例えば、陽平が教え子で家庭に問題が起こってしまった克也に伝えた言葉。「メシを食うことの重みがわからないうちは、おまえはまだ駄々をこねてるだけのガキなんだよ」「メシをつくることは、それを食べる相手の笑顔を見たいと思う、ってことなんだ。優しさなんだ。料理を覚えることは、優しさを覚えることでもあるんだ」。この「優しさ」というのが、この物語の核となるキーワードの一つです。

    さて、妻の離婚届を発見した陽平は、妻と別居中の一博は、結局離婚してしまうのか……。なお、この作品は、2017年1月28日に公開される映画『恋妻家宮本』(主演:阿部寛・天海祐希)の原作です。ぜひ読んでみてください。
    • 参考になった 3
    投稿日:2017年01月27日
  • 両親の再婚によって兄弟になった両と健人、隼人、真人の4人。家族として幸せな日々を送っていたのもつかの間、父が交通事故、母は病気で亡くなってしまい、兄弟4人だけの生活がスタートして…。と、わりと重い感じで物語が始まる本作なのですが、それ以降はそれぞれの恋愛模様が繰り広げられ、最後はみんな幸せになってほっこりできます^^ 四男・真人の親友であるタケが大人っぽいのに想い人である健人の前では素直な笑顔を見せてくれるのにキュンとしていいのですが、なんと言っても三男・隼人の両に対する想いが切なくてイイ…! 諦めることも告白することもできないけど、それでもいいって思っていて、それでも自分の思いをうまく隠せなくて両に冷たく接してしまったり一人もんもんと悩んだり…。ああぁ~~みんな幸せになってね!!と応援したくなります。物語のキーパーソンとして『恋と罠』『満開ダーリン』のカップルが登場するので、2人のファンという方も楽しめると思いますよ♪
    • 参考になった 3
    投稿日:2017年01月27日
  • 新人バイトだと間違われ急遽居酒屋で働くことになった女子高生の宮原もみじ16歳!?でも意外と料理が上手かったり、度胸があったり、思いやりがあったり…といったマンガです。美味しい料理の描写に可愛い同僚スタッフたち。和気あいあいとした温かいお店の雰囲気に癒やされますよ~ こんなお店、そしてスタッフたちのいるお店にぜひ行ってみたい。。。
    • 参考になった 3
    投稿日:2017年01月27日
  •  新聞社は、新聞事業とは関係のない他者による買収を拒否できるという特別な法によって保護されています。1951年(昭和26年)に制定された「日刊新聞紙の発行を目的とする株式会社の譲渡の制限等に関する法律」(最終改正:2014=平成26年)です。一般に「日刊新聞法」と呼ばれる商法(会社法)の特例法で、「株式の譲渡制限」に関して第一条でこう規定しています。

    日刊新聞法 第1条 〔株式の譲渡制限等〕
    一定の題号を用い時事に関する事項を掲載する日刊新聞紙の発行を目的とする株式会社にあつては、定款をもつて、株式の譲受人を、その株式会社の事業に関係のある者に限ることができる。この場合には、株主が株式会社の事業に関係のない者であることとなつたときは、その株式を株式会社の事業に関係のある者に譲渡しなければならない旨をあわせて定めることができる。

     つまり買収によって傘下に収めようという事業者が現れたとしても、その事業者が気に入らなければ、買収を企てる事業者が新聞発行に関わっていない限りは買収を拒むことができることになっているのです。
     20年以上にわたる新聞記者経験のある作家・本城雅人が「日刊新聞法」の株式譲渡制限に着目して、斜陽産業化の道を歩む新聞社と、それを呑み込んで新しい情報ビジネスを打ち立てようと狙うIT企業家の攻防戦を描いた最新作『紙の城』(講談社、2016年12月23日配信)が注目を集めています。

     本城雅人はこれまで『ミッドナイト・ジャーナル』(講談社、2016年2月24日配信)、『トリダシ』(文藝春秋、2015年7月24日配信)など事件報道、スポーツ報道の現場で奮戦する新聞記者を描いた意欲作を発表してきていますが、新聞自らが書くことの少ない新聞社の経営基盤の脆弱性に光をあて、新聞ジャーナリズムの未来図という重いテーマに正面から取り組んだ問題作です。

     物語の舞台となるのは、東洋新聞。全国紙の一角を占めるものの、購読者数はここ10年で3割も減った。31%(関連会社所有の8%をあわせれば39%)の株を持つアーバンテレビが〈毎年、東洋新聞の赤字を広告出稿などで補填(ほてん)してくれている。また今の東洋新聞の取締役は会長をはじめ、十七人中三人がアーバンテレビ出身者〉で占められている。実質的な親会社だ。アーバンテレビの支えがなくてはそもそも経営が成り立たない状況にある。

     その東洋新聞に、IT業界の若手旗手、インアクティヴ会長の轟木太一(とどろき・たいち)が触手を伸ばしてきた。インアクティヴは今年45歳になる轟木が19歳の時に起こしたゲーム会社が礎となっている。ここ10年でポータルサイトを開設し、動画サイト、結婚・就職情報サイトなどを買収して事業を拡大してきた。それらのビジネスで得たデータとソフトを元に、新たなテレビ番組を作りたい、としてアーバンテレビの株15.6%を買い占め、世の中はこの話題で持ちきりとなっていた。

     ところが轟木は突如、アーバンテレビ株買い占めから一転してアーバンテレビが所有している東洋新聞買収に狙いを切り替えた――。東洋新聞社会部デスク・安芸稔彦(あき・としひこ)に、その情報をもたらしたのは、入社同期の総務部長、柳だった。時々開いている飲み会「安芸会」で、安芸と若手記者たちが轟木によるアーバンテレビ買収を話題にしていたところ、胸ポケットに入れていた安芸の携帯電話が鳴った。

    〈「おお、柳、今尾崎たちと飲んでいるところだ。柳も来ないか」
     柳が話し出す前に誘ったが、安芸の声は届いていなかった。〈大変だ。アーバンテレビがうちを見放したぞ〉と言われて耳を疑った。
    「どういうことだ」
    「インアクティヴとアーバンの話し合いがついたんだ。インアクティヴはTOBせずに、これまでに買い付けた株をアーバンに返す。その代わりに、東洋新聞株をもらう。アーバンが持ってるうちの株全部がインアクティヴに移る」
    「なんだって、それじゃうちがインアクティヴの傘下(さんか)になるってことか」
    「傘下じゃない。完全な支配下だ」
     他の三人の記者が「どうしたんですか」と顔を近づけてきた。待ってくれと手を差し出す。
    「インアクティヴの狙いは最初からうちだったんだよ。新聞社はどこも非上場だ。だからうちと親子関係にあるアーバンに狙いをつけたんだよ」
     ただごとではないと感じた三人の顔が目の前に並んでいる。早く説明してやらなければと思いながらも頭の中で整理がつかず、声を出すことができなかった。〉

     今から12年前の2005年、日本のメディア界を騒然とさせたホリエモンこと堀江貴文氏によるニッポン放送買収をめぐって堀江氏とフジテレビの間で激しい応酬が展開された騒動を彷彿とさせる展開です。
     寝耳に水の買収・子会社化の話に色を失う新聞社。ここぞとばかりに記者会見を開いて攻勢をかけるIT企業。質問を重ねる新聞記者を、練りに練った切れのいい応答で圧倒していく轟木。そして彼が最後に放った痛烈な一言――。

    〈「私が経営権を得た際には、東洋新聞を新聞協会から脱退させ、独自路線を行こうと考えています」
    「独自路線とは?」
     記者が返す。(中略)
    「我々は新聞協会から脱退することで、軽減税率も要らないと政府に申し出るつもりです」
     轟木は笑みを浮かべながらそう言った。
     挙手していた記者たちが固まったように見えた。しばらくの間を置き、「それは可能なのですか」と毎朝の記者が尋ねた。
     おそらくこの中で一番頭の回転が速かったのが彼なのだろう。軽減税率は申請して許可をもらうものではない。定期購読契約を結んでいる日刊紙と週二回以上発行する新聞であれば、自動的に増税分は課税されない。
     轟木はすぐに回答した。
    「我々は縮小しつつも宅配は継続しますが、既存の新聞社とは異なり、ネットに軸足を置く新聞社に生まれ変わります。そのため既存の日刊紙の定義には当て嵌らないと考えています」
     さらにそのまま話し続ける。
    「国民の多くが増税に苦しむ中、いくら新聞に知識や教養を普及する役割があっても、新聞社だけが国民の義務である納税から逃れるなんてことは、断じてあってはならないと私は思います」
     会見場は沈黙したままだった。手を挙げていた記者たちが次々とその手を下ろしていく。
     権藤は里緒菜に笑みを向けた。彼女は画面に視線が吸い込まれたまま、「すごいわ」と感嘆した。
     インアクティヴが、日本の新聞社を完膚(かんぷ)なきまでに打ちのめした瞬間だった。〉

     里緒菜とあるのは、インアクティヴ会長の轟木太一の妻で副会長の轟木里緒菜(とどろき・りおな)。造船業で財をなした一族の出身で、スタンフォードを出た才媛です。権藤正隆(ごんどう・まさたか)はインアクティヴの取締役戦略室長。カリフォルニア大学バークレー校留学を経て東洋新聞に入社、4年間の記者経験を持つ。いまや轟木夫婦の知恵袋として手腕を発揮。記者会見がすべて後藤の振り付けで行われているだけでなく、東洋新聞買収の戦略自体が懐刀である後藤のシナリオに基づいて進められています。
     そして、攻めるインアクティヴ側には、もう一人、隠された強力な後ろ盾が加わっており、物語の終盤においてきわめて重要な役割を担うことになるのですが、ここでは触れないでおきます。

     軽減税率の辞退――新聞メディアに与えられている特権を放棄すると言明、世論を味方につけたIT企業の傘下に入るより道はないのか。自由な新聞としての存続を願う役員や部長の有志が秘密裏に日刊新聞法の譲渡制限規定に基づく拒否権行使に向かって動き始めます。そして安芸は紙面会議で、自分たちの新聞が今、どんな状況にあるのか、自分たちはそれをどう思っているのか、自分の言葉で語らないでどうするんだ――そう主張して、会長の同意を引きだし、編集局長が「1週間やって判断する」と渋々連載を認めた。若い記者たちが自らのペンで「新聞未来図」を書こうと、現場に立ち返って買収との闘いを始めます。

     安芸と若い社会部記者たちの原稿を巡る熱いやりとりは、記事に必要なことは何か、どんな目線や発想があったらいい記事になっていくのかを雄弁に物語る。素直に語られていく著者の記者への思い。ジャーナリズムへの熱い思いを秘めながらも記者という仕事に悩み、壁にぶつかり、それでも書くことによって成長していく新聞記者の物語としても面白く読めます。

     IT企業による買収か拒絶かを決する臨時取締役会が迫る中、轟木太一の出身地でありインアクティヴ創業の地である富山、そして隣県の石川・金沢で決定的な事実を求め夜を徹して取材を続ける3人の記者――安芸会メンバーの尾崎毅(おざき・たけし)、霧島ひかり(きりしま・ひかり)、下之園剛(しものその・つよし)の姿があった。彼らの地を這うような取材ははたして実るのか。迫る降版時間、そして臨時役員会・・・・・・思わず固唾を呑んだ。『ミッドナイト・ジャーナル』を思い起こすリアリティだ。

     新聞宅配との付き合いは、大学卒業以来もう45年になります。ネットで記事は読むことができますが、記事の重要性がその位置や大小によって一目でわかる紙に印刷された紙面が、やっぱりいい。捨てられないと思う。紙かネットか、縦書きか横書きか、そんな議論も出てきます。
     本城雅人が初めて問う〈新聞未来図〉。ともに考えていきたいと思います。(2017/1/27)
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    投稿日:2017年01月27日
  • オタ会長とヤンキー嫁…ということは、うぶいオタク君がオラオラなヤンキー嫁に振り回されて、あわわわわ…なお話かな? と思ったのですが、違いました!! まずオタ会長。まったく気弱ではありません。“ファッションオタじゃねえ、ガチオタのオタ様”であり、学校の頂点に君臨するお方です。そしてヤンキー嫁……見た目こそギャル男風ヤンキーですが、素直で心優しい超いい子です。オラついているどころか、物静かなくらいな印象。で、その見た目の印象とは異なる二人が織りなすラブ。これがいい! カオスなギャグあり、キュンあり、ホロリありでよい本を読んだな…と大満足です。エロもしっかりと描かれていて、かつ“好き”の気持ちが伝わってくるのが素晴らしいなと。
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    投稿日:2017年01月27日
  • 好きなんです、雁須磨子先生。人間味あふれるけど生臭くなくて、色々あるけど全体的にはちょっとおとぼけな生活というか。で、なかでも一番好きなのがこちら、『のはらのはらの』なんです。暑い暑い夏の日、具合が悪くて動けなくなった西戸崎は、同じ高校の先輩・糸島に親切にされる。腰を傷めて野球をやめてしまった糸島。西戸崎は糸島が気になってしかたがない。ずきずきして、くらくらして――この気持ちはなんなのか? もう解説からしてキュンキュンくるわけなのですが、ほんの些細なきっかけで恋に落ちて、好きな人と仲良くなりたい…と思ってたら、いつの間にかその人の住む町にまで行ってしまって、これはもしやストーカーというやつなのでは…!? と落ち込んだり、色々悩むあまり「あがががが、やだもー!!!」みたいな感じになったりと、とにかく初々しい! すごく男子高生!! ほのぼの時々、ぷぷっと噴き出す、あたたかい気持ちになりたいときにおススメの1冊です!
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    投稿日:2017年01月27日
  • 彼氏にフラれ、家も仕事もお金も無い主人公春子とおんぼろアパート椿荘の住人とのちょっぴり切ない物語。
    この春子さんがとにかく子供っぽくて、「ちゃんとする」ことが全然できない女の子。彼氏に突然追い出されるのも納得なくらいマイペースというか夢見がちというか…。読んでいてちょっとウッとなるくらいダメダメなのですが、だんだん心配で目が離せなくなってしまい一気に読んでしまいました。
    着の身着のままで飛び込んだおんぼろアパート椿荘。初めての一人暮らしで途方に暮れる春子に温かいコーヒーを出してくれたのは隣の部屋に住むおばちゃん。下町の義理人情素敵だなあ…と思いきやちゃっかり代金を請求してきたりして容赦がない。他の住人もそんな風に表向きとは違う一面を持っていて、個性豊かで面白いです。ときに春子を甘やかしたり(有料)、厳しく叱ったり、椿荘で揉まれるうちにただただダメだった春子も少しずつ成長していきます。最終話では少しほろっとしてしまいました…。
    試し読みでウッとなった方も、ぜひ最後まで読んでみてほしいです!
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    投稿日:2017年01月27日