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  • 匿名希望
    うまそう
    ライオスの学者肌気質&天然具合がとてもウケル。
    本人は狙ってやってるわけじゃないけどツボにくる、そんな人がライオスです。
    まぁでもあるよね、好きすぎてちょっと味が気になることって。
    食べ物の好き嫌いは良くないしね。
    エルフの子の髪型が毎回すこーし変化あるのがイイネ、実に女の子っぽい。
    • 参考になった 2
    投稿日:2016年10月02日
  • 十代の性春ですね😁
    かっこいいわけでもなく、そんなに可愛いわけでもない、一生懸命な高校生の恋です。受けが少しぽっちゃりしていて可愛らしかったです。本当にあの年頃はHなことしか頭にないんでしょうね(笑)いつでも何処でも、一緒にいたいし触れていたいし、もっともっと独り占めしたいそんな思いでいっぱいの内容でした。タイトルそのまま、シタがりな二人でした。
    • 参考になった 1
    投稿日:2016年10月02日
  • 匿名希望
    表紙とタイトルは気に入りませんが、話は良かった!
    表紙のスタイルとタイトルがどーも好きになれなくて、ずっと敬遠していた作品なのですが、無料で1巻を読んでみたら、話がすごく良くて、結局全部購入しました。表紙とタイトルからは、なんだかおちゃらけた?話のように感じていたんですが、敬遠せずにもっと早く読んでおけばよかったです。
    • 参考になった 4
    投稿日:2016年10月02日
  • 匿名希望
    キャラ多すぎてわけわからん。
    それぞれ読み切り短編なんですが、何処かで皆つながっている、というオムニバス?みたいですが、キャラの顔はどれも同じに見えて、話自体は良いのですが、だんだん、誰が誰だかわからなくなってきました。この先生は絵がとても綺麗なので、椿町とか、ひるなか、とか、続き物のお話のほうがじっくり読めていいと思いました。こちらは、全巻まとめ買いしましたが、イマイチキャラクターに感情移入ができなくて、まだ全部読めてません。ほかのは、止めることが難しく、どれもすぐに読破したのに、です。
    • 参考になった 1
    投稿日:2016年10月02日
  • 匿名希望
    じわじわくる作品です。
    1巻では、まあ、最近よくある「先生」と「女子高生」モノでありながら、淡々としていて、そこまで良い!とは言いがたい感がありますが、読み続けていくとじわじわとその良さがわかってきます。しかも、この人はやっぱり絵がうまい!一コマ一コマが非常に綺麗に描かれていて、感嘆します。4巻が一番いいですねー!
    • 参考になった 11
    投稿日:2016年10月02日
  • ネタバレあり
    心温まるオムニバス♪
    色んな三ヶ月があって、楽しかったです♪
    最後の「みつきにいちど-骨-」&「約束」は、
    アンハッピーエンドでもありハッピーエンドでもあり、
    素敵な結末でした。
    ほのぼのとして心温まるお話ばかりです♪
    • 参考になった 1
    投稿日:2016年10月02日
  • ネタバレあり
    受けがみんなエロカワ
    全部で3作品。
    表題作は、ヤンデレ×天然ダメ男くん。マンガならではCPですが、エロも結構ありでサクッと楽しく読めました。
    もう少し、恋人同士になるまでの過程や付き合ってからのイザコザがあればもっと良かったかな?て感じです。
    だって、受けの子のヤンデレ受け入れっぷりがぱねぇすもん。
    他に、ホテルマン×お○んちん大好き上司(同期だけど)、
    父親の元取引先の人でお客×女装barでバイトする男の子。
    ホテルマンのはエロい。上司がエロい。次第に無性にカワイイと思えてきます。ストーリー自体はばかばかしさもあるけどまぁいいって感じです(おい)
    個人的には、女装っ子の作品が好きでした。
    短いのに良くまとまってて受けの子がかわいくって、胸きゅん萌えなセリフもあって。
    • 参考になった 4
    投稿日:2016年10月02日
  • 匿名希望
    36歳童貞の思考回路
    面白いと言うか、興味深い作品でした。ハイスペックなのに彼女なし期間イコール実年齢!過去に振られた経験がトラウマとなり、自分が傷つくくらいなら、自分の周りに厚い壁を作ってしまえ。結婚しない主義、それで何が悪い。そんな彼でも本当は、温もりを求めている事に気付かせてくれるきっかけになったのが、就職難の末に派遣社員もクビになり、家政婦としてやってきた元上司の娘。男の思考と女の思考の食い違いが面白いです。
    • 参考になった 1
    投稿日:2016年10月02日
  • アラサーあるある
    独身アラサーの仲良し三人組が繰り広げるラブギャグ漫画。といえば聞こえはいいですけど独身の方にはかなり精神的ダメージが与えられる漫画となっております(*´∀`)
    個人的には「アラサーはもう女の子扱いしてもらえない」というのが突き刺さりました,、、
    冷静に考えれば間違いないのですけどね(笑)
    10代のころ思っていたアラサーはおばさんというイメージでしたが実際年をとってみると10代の頭のままでいつまでも女の子扱いされて当然とか思っちゃってるんですよね。
    アラハタの方にはこうはなるまいという反面教師として、独身アラサーには婚活バイブルとして熟読するのをオススメします♪
    • 参考になった 3
    投稿日:2016年10月01日
  • 読者だけど読みました(笑)
     内容はタイトル通り、架空の新人アシスタントさんが、週刊少年サンデーに持ち込みをしながら、職場の上司たる藤田先生と、藤田先生の初代担当編集様に口語体でいろいろと助言やダメ出しをされながら最終的に週刊連載を勝ち取るという体でつくられております。
    漫画投稿者が陥りがちな罠ですとか、少年漫画には何が求められているかですとか、藤田先生や編集様が何を考えながら私達に作品を投げかけて下さっているのかということを知る端緒になります。それらのエッセンスが凝縮されている印象ですね。
    私は一読者ですので、漫画、創作における難しいことは正直分かりません。リアリティと漫画の関係についてはうんうん頷いてしまいましたが。
    むしろ、仕事における信頼関係の築き方の面で、心に響きました。私が10ウン年以上前に就職活動などしていた時代は、やたらコミュニケーション力が大事などと言われておりました。当時はコミュ力って何だよわかんねえよと思っていたわけですが。それでも何とか拾って貰えて就職した訳です。私事ですが、その最初の会社で女の部下を持つのは初めてという、メンター役の課長さんとうまく信頼関係が築けなくてですね、仕事に様々支障をきたし、お恥ずかしい話ですが、数年で逃げるように自主退職するかたちになり、今は全然関係ない仕事をしています。
    そんな私は、当時うまくいかなかったことを、環境とか課長さんの人格とか、長年周りのせいにして棚上げしておりました。この本を読んで、ダメだった新人として、いちいちアシスタントさんが注意されることが耳が痛い、思い当たることがありすぎて、恥ずかしさがフラッシュバックしました。確かに人間ですから相性ってありますし、私だけが一方的に悪いとは今も思わないです。でも、やっぱり私自身、歩み寄る努力も足りなかったよね、どこか仕事に真摯じゃなかったよね、と頭を殴られたような気持ちになりました。
    漫画家志望じゃなくても、職場で上司と上手くいっていない方がいたら、別の客観的視点で打開策を考えるきっかけになるかもしれません。ああこれ、あの頃の私に読ませたい!読ませたいよ!
    …愚痴はさておき、漫画業界という枠に留まらず、仕事論として読んでも意義があると思いました。失礼な話ですが業界の実態を覗き見る感覚としても面白かったです。志ある漫画家の卵の皆様への、強いエールが感じられました。
    • 参考になった 3
    投稿日:2016年10月01日
  • ネタバレあり
    甘々です
    「あばれんぼハニー」の続編です。前作が気に入ったので今回も迷わず購入しました。クマとハチのカプは甘々で可愛らしいカプです。クマがとてもノーテンキではありますが、安心して読めました。今回のメインカプ、滿郎とスズメは年の差カップルです。攻めが年下ですがとても包容力があり、男らしくてかっこいいです。ただオメガバースと言う設定を今回は活かしきれていなかったです。オメガとアルファーのどうにもならない切なさみたいなものが、もう少しあったらと思いました。
    そして、やはり白抜き修正が悲しかったです。
    • 参考になった 6
    投稿日:2016年09月30日
  • 腐女子でなくても楽しめます
    私は腐女子ではありませんので内容に共感はできませんでしたが面白かったです
    世の中の腐女子さん達はこれに共感できるのかがすごく気になります(*´∇`*)笑
    気になられたかたは是非立ち読みだけでもしてみて下さい!!
    • 参考になった 0
    投稿日:2016年09月30日
  • ネタバレあり
    村上キャンプ作品で一番好き!
    大好きな村上キャンプ作品ですが・・・正直、表紙のデザインとタイトルロゴに戸惑いました・・・
    が!読んでみたら一番好きな村上キャンプ作品になりました!
    受けの三角は呆れるくらいのナルシスト。
    ナルシストが主人公のBLは数多くあれど、ギャグで気持ちよく笑わせてくれるのでどこか憎めないキャラクターになっています。
    攻めの吉丸はキャンプ先生お得意の地味だけど愛情が深い人間味溢れる魅力的な男。後に年上仕込みのエロテクもしれっと炸裂させます。
    出会って別れて再会してまた別れて・・・を繰り返す腐れ縁の二人が年をとっていくにつれ攻めは一度結婚して離婚したり、受けはもう可愛くもなんともない自分を認めたりと、大人になっていきます。
    体だけの関係から、ずっとそばにいて欲しい人に変わっていく関係になるまで20年もかかった二人に、読んでいて自分も一緒に年をとっていったような感覚に陥りました。
    「スクリーン」の歩の天性のエナメルデビルっぷりと違って、三角の”魔性”は「時代」なんですよね。
    自分を可愛い可愛い言ってた三角が、うっとりと吉丸を見つめて「いい男になったな」「それに見合った自分でいよう」と成長したところなんて、三角もやっといい男になったな!って感動しました。
    二人とも下の毛に白髪が混じるお年頃になっても仲良くエロく暮らしていってほしいと心から思えるようなお話でした。
    • 参考になった 0
    投稿日:2016年09月30日
  • 匿名希望
    中年童貞
    web連載時に絵とタイトルを見てなんとなく読みましたが、続きが読みたくて購入。絵はギャグ漫画的(鼻水やオナラ…)でありつつも、ただのキモオヤジの胸糞エピソードで終わるのではなく、なぜこうなったか、彼らがどう育ちありどんな心情なのかまで描かれていて良質な内容でした。
    一つ一つのエピソードが本当にリアルで、特に表紙にもなっている坂口(立ち読み部分でも出てきます)の迷惑っぷりはうわぁ…となりました。職場や親戚に困った奴がいる人はいるいるこんな奴…!かも。
    ただ、そもそもコミュ障でプライドが高い中年男性たちから女性経験の有無やこれまでの人生を聞き出す凄さ、なんだかんだで筆者の思いやりを感じました。
    • 参考になった 0
    投稿日:2016年09月30日
  • ネタバレあり
    コミカルとシリアスが織りなす絶妙なハーモニー♪
    あらま~♪♪(゚∀゚)
    なんでしょこれは~♪♪(≧∀≦)
    コミカルとシリアスが超絶妙~♪♪
    最初の2つは、割りとよくあるテーマです。
    自分のような冴えない人間が好かれるわけがない、
    しかもゲイだし、と諦めモードの先輩と、
    実は以前からずっと先輩を想っていた後輩。
    ゲイの世界へ引きずり込んではいけないと、
    想いを寄せてくれている彼を突き放す幼なじみ同士。
    ラスト、3つ目のお話が良かった~(´∀`人)
    常に予約席となっているひとつの席がある。
    幻の客は誰なのか?
    あからさまに説明することはなくて、
    会話の中とかでさりげなく事情を悟らせてくれる、
    自然な流れがすんごい良かった♪(´∀`)
    最初の2つが、コメディーの中にシリアスを織り交ぜて、
    登場人物も個性豊かで楽しい仕上がりに♪
    そして、3つ目でギュッ! と引き締めてきました!(≧∀≦)ノ
    いつも自信満々でクールなマスター。
    そんなマスターが一瞬弱ったところへ、
    グッと心を掴みにかかってくるバーテンダー君が、んもぅ~! 超GOOD♪♪
    • 参考になった 2
    投稿日:2016年09月30日
  • ネタバレあり
    好きすぎて、愛しすぎて・・・・・・
    最終巻だけ読んでしまいました。
    お財布事情もありますので、
    とりあえず完結だけ読みたい!!
    という衝動にかられて、読んでしまいました。
    諸事情、詳細はわからないのですが、
    好きすぎて、愛しすぎて、監禁までしてしまうという、
    ぶっ飛んだ熱情と執着っぷり!
    そんな男に、傷つけられて、泣かされて、
    散々文句をたれながらも最終的には
    離れずそばにいるという。
    そうしてやっと誤解も解けて、まぁ~るくおさまったようです♪
    最初からちゃんと読んでいれば、感慨もひとしおなのでしょうが、
    先立つ物が限られているので、仕方がない。
    レビューもこれにて完結です。
    • 参考になった 3
    投稿日:2016年09月30日
  •  湊かなえの『望郷』(文藝春秋、2016年9月2日配信)は、瀬戸内海に浮かぶ白綱島(しらつなじま)を舞台に描かれる6つの物語からなる短編集です。作品は皆ミステリーに分類されていますが、「事件」の解明にあたる刑事や警察官、探偵が登場してくる作品はひとつもありません。
     かつては船しか中国地方(本土)と行き来する手段がなかった島ですが、O市と吊り橋で結ばれるようになって変化の波が徐々に島内にも押し寄せてきます。そんな時代に外の世界に生きる道を求めて島を出る人、出ることがかなわず島に残った人、島こそ自らの人生の地と思い定めた人……自らの故郷である因島をモデルに湊かなえが紡ぐ白綱島の物語には、ある共通項があります。『望郷』収録の短編はどれも、他人(ひと)には――家族であっても、いや家族だからこそ、明かしてはならない〝秘密〟を抱えることになった人が物語の軸となっています。この〝秘密〟があるからこそミステリーなのですが、〝秘密〟を心の裡に抱え込んで生きる人の謎が明らかとなっていった時、主人公の人生の本当の意味が瞬時にわかり、胸の裡にジワリと温かいものがあることを知るのです。

     第65回(2012年)日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞した「海の星」(初出「オール読物」2011年4月号「望郷 海の星」を受賞後に改題)――主人公は島を出て、東京で妻と長男と暮らす浜崎洋平。小学校6年の時、父の浜崎秀夫が失踪。それからは母と二人で父が戻るのを待ち続けた。
     浜崎洋平は仕事から帰宅すると、息子が寝たあとに妻からハガキを渡された。送り主は真野美咲(みさき)、白網島の同級生だった。

    〈ご無沙汰しています。お元気ですか?
     浜崎くんの住所は島本(しまもと)くんから教えてもらいました。実は来週、仕事の関係で(小学校の教員をしています)上京するのですが、一度お会いすることはできませんか?
     お父さんのことでどうしてもお伝えしたいことがあるので、ほんの少しでもいいから、お時間を作ってもらえると有り難いです。ご連絡、お待ちしています。(中略)
     妻は携帯のメールを勝手にチェックするようなタイプではないが、正月でもないのに届いた女性からのハガキには興味を持ち、文面を読んだようだ。
    「昔の彼女とか」
     さぐるように聞いてくる。送り主にそういう気持ちがあるならば、封書にするか、島本からメールアドレスを聞き出すだろう。
    「高校時代の同級生だよ。彼女より、彼女のお父さんと親しい……いや、ちょっと関わる時期があったんだ」
    「それで、お父さんのことで、って書いてあるのね」
     妻は納得するように頷いた。どうやら、かなり気にしていたようだ。島での生活に関しては、父が失踪し、母と二人で貧乏暮らしをしていたことを、流す程度にしか話したことがない。語るようなことは何もないと思っていたからだが、彼女の方は、聞きたいが「失踪」という言葉に遠慮していたのかもしれない。〉

     浜崎秀夫が失踪したのは、洋平が小学6年生の秋だった。夕飯の後、九時前頃に、ちょっと煙草を買ってくると言って歩いて出て行ったまま、夜が更けても、朝になっても、帰ってこなかった。その日のうちに警察に届けたが、それらしい事故の報告もない。タバコを買いに出た父が通ったと思われるコースを母と二人で歩く日課が始まり、父の特徴を書いたポスターを町中にはったが、父が戻ってくることはなかった。
     そんな時、洋平は美咲の父――「ダミ声のおっさん」と出会います。

    〈──あーあ、こんなちっこいアジ釣りやがって。
     突然、背後から声がして振り向くと、クーラーボックスを肩からかけたおっさんがバケツの中をのぞき、あきれたような顔をしていた。私はムッとして黙ったまま海の方へ向き直り、再び釣り糸を垂らした。すると、おっさんは、
     ──こんなちっこい魚、何匹食っても腹にたまんねえだろ。海に戻してもうちっと大きくなったのを釣り戻せ。
     そう言って、バケツを持ち上げ、海に向かってひっくり返したのだ。
     ──何すんだよ。
     腹の底からむかついた。お遊びではなく、夕飯のおかずがかかっているのだから。しかし、子どもが大声をあげたからといってひるむようなおっさんではなかった。
     ──悪い悪い。お詫びにこれをやろう。
     悪びれる様子もなくそう言ってクーラーボックスを開け、中の魚を私のバケツにあふれるほど入れた。まるまる太った、長さ二十センチはあるアジだった。
     ──フライにしても、刺身にしてもうまいぞ。
     ──でも、こんなに……。
     プライドは傷付けられたが、いらないと言い切ってしまう勇気もなかった。小アジを五匹捨てられたのだから、二匹はもらってもいいだろう、などとみみっちい計算をしていたはずだ。
     ──家族みんなで食べりゃいい。じいちゃんばあちゃんは一緒に住んでるのか?
     ──いいえ。
     ──じゃあ、兄弟は?
     ──いいえ。
     ──でもまあ、冷凍もできるし、干したり、身をほぐしてでんぶにするって手もあるな。遠慮せずに持って帰れ。
     ──はあ……。
     私よりも三倍は大きな声で言われると、従うしかできず、私はそそくさと帰り支度をして、山盛りのアジが入ったバケツを持ち、礼も言わず、逃げるように帰った。
     それが、おっさん、真野幸作(こうさく)との出会いだ。〉

     翌週も釣りをしていると、おっさんはやってきた。クーラーボックスから取り出したのは、大きなあおりイカ。家に寄ってさばいてくれることになり、自然、母とも会った。真野幸作は毎週のように魚や真野の娘が作ったクッキーを手土産に浜崎母子を訪れるようになります。
     しかし洋平が中学3年の秋、真野幸作との関わりは突然、終わります。父親の失踪から3年の時が経っていた。

     真野美咲は「お父さんのことでどうしても伝えたいことがある」とハガキに書いてきたが、今さらあのおっさんのことで何を伝えたいというのだろう……洋平はいぶかりながらも待ち合わせのホテルのティーラウンジで美咲を待ちます。二十年ぶりに会った美咲は「おっさん」のことではなく、洋平の父について語り始めます――。

     日本推理作家協会賞選考委員のひとり、北村薫氏は選評で「名人の技」と最高級の賛辞を贈っています。
    「『望郷、海の星』が群を抜いていた。父は生きているのか死んでいるのか、真野の行為の意味。こういったことが全て最後に解かれる。そこから、人々の姿が納得の行く形で浮かび上がって来る。鮮やかな逆転がありながら、小説の効果のための意外性のため無理に組み立てられた物語ではない。これは、非常に難しいことだ。筋の運びを支える魚料理などの扱いもいい。
     怪しい電話や、父の派手な服装、クッキー――などといったところまでが、周到な伏線になっている。真野が以前、あることのため、妻の死に目に会えなかった――などと一言触れるあたりも巧みだ。ほとんど名人の技である」

     別れの日――真野幸作は洋平に「海の星」を作り出してみせます。
    〈──見とけよ、洋平。一瞬だからな。
     おっさんはそう言うと、真っ暗な海面に向かってバケツの海水をぶちまけた。
     青く、青く、青く光る。
     それまで見たこともない、透明な青い輝きが海面にキラキラと浮かび、一瞬で消えた。
     海の星。
     なぜ、こんな現象が起きるのか……。
     ──じゃあな。〉

     おっさんの後ろ姿がいつもの空き地ではなく、真っ暗な桟橋に消えていき、その日、いつものように車ではなく、おっさんが自分の船で来ていたことを知った。中学生の洋平の胸に残った「なぜ?」……そして25年の時を経て、その意味が明かされるラストシーン。

     この「海の星」に加えて「みかんの花」「雲の糸」の三作がテレビドラマ化で話題になっていますが、静かな共感に体中が満たされていくような読後感は、『望郷』収録作品すべてに共通します。
     中でも、「光の航路」。初出が「オール読物」2012年10月号と収録作品中最も新しく、巻末に収録されている「光の航路」は、少年時代に中学校教師だった父親から一度だけ殴られたことがあり、今もそのことに納得できずにいる小学校教師の物語。父へのわだかまりの発端となった出来事の当事者――ひどいいじめにあった中学生時代に父に救われて、中学校の教員になったという父の教え子を通して、父との距離を埋め、いじめに直面する教え子に伝えるべき「言葉」を発見する。
     さびれゆく造船所。最後の進水式。栄光の時代の賑わい。狭い島故のいじめの詳細……島内の暮らしのディテールがきちんと描かれて、出色の作品だ。(2016/9/30)
    • 参考になった 3
    投稿日:2016年09月30日
  • ニッポンは三度目の復活を遂げる! 米国発 衝撃の問題作
    企業の国際競争力低下、少子高齢化の進展と地方の衰退など、社会全体に漂う沈滞感が拭いきれない現在の日本。その日本が2050年には大復活を遂げ、あらゆる側面で「世界最強国」になっているとしたらどうだろう? 信じられるだろうか? 本書では、まさにそのような未来予測に行き着くシミュレーションを行っている。停滞していた日本は2017年に各分野の識者や知日派外国人からなる「特命日本再生委員会」を設立、政治・行政、産業・労働、外交・安全保障、エネルギー、医療・農業など、すべての分野において大改革を提言する。本書では、それぞれにおいてどんな視点でどんな改革をするかを予想することで、現状の日本の問題点を浮かび上がらせる。なお、本書の記述で2016年4月以前の出来事はすべて事実だが、それ以降は著者の予測である。
    書籍ダイジェストサービス「SERENDIP」詳細はこちら
    投稿日:2016年09月30日
  • なぜハイデガーは今でも重要なのか?
    ドイツの哲学者マルティン・ハイデガー(1889-1976)は、学問としての哲学の潮流を変えた重要な人物として知られ、主著『存在と時間』は20世紀最大の問題作とされる。本書では、「現存在」「ひと」「配慮的な気づかい」「命運」など独自の用語を駆使していることもあり難解とされるハイデガーの思想を、現代社会の事象なども例として使いながら、極力正確にわかりやすく解説している。玉石混交の情報があふれ、世界中の人々とつながることで多様な価値観に触れることの多い現代社会において、他者に流されず自己の存在、生き方を確立するためのヒントが散りばめられた哲学入門書である。
    書籍ダイジェストサービス「SERENDIP」詳細はこちら
    投稿日:2016年09月30日
  • ネタバレあり
    角川春樹も村上春樹も大嫌いになりました
    「いつか電子書籍にきたら読もう~」と呑気に構えていたのですが「もう待ってはおれん!」と、紙書籍で買いました。
    あ~!面白かった!すっごい面白かったです!
    もう村上先生に私が言いたい「とんだアイディアマンかよ!」と。
    やっと電子書籍化されたときには、いつでもどこでも読みたかったので電子でも買いました。
    同じ感想で飽き飽きかもしれませんが、言わせてください。
    「極太鬼退治」で死ぬほど笑ったと・・・。
    「村上くんてすっごいバカだね」こう言いたいです憧れをこめて。
    攻めの蜂谷って本当に魅力的ですね!
    ボクシングを挫折して、友達に言われるがままバーガー屋さんで働き始めたとしても、きちんと仕事してるってだけですごい。
    さらにハマり体質で本格的にハンバーガーを極めようとしているところ、好きな人がいても、旅立つ直前に両想いになったとしても、ちゃんと旅立つところがすごい。
    私だったら完全に魔の手に堕ちていたであろう、NYメス代表レナにも挫けず(いや、挫けそうになったからこそ親近感)小麦粉でエアセックス、とんだアイディアマン。(そして私より体重軽い番場は絶許。)
    頑張ったご褒美にどんなに汚してもいいように彼シャツ100枚買ってあげたくなりました。
    そして最終話。私は春樹に殺意を抱きました。角川春樹も村上春樹も大嫌いになりました。
    てゆうか、村上先生のドS!やきもきさせてええぇぇぇぇええぇぇぇぇ!
    もしこの作品に同人誌で出会っていたら、私は蜂谷が見栄をはっていたのかどうか確認できたのでしょうか?
    本当に鬼退治できるレベルだったんでしょうか?
    そして、今度こそ上野クリニック済であろう蜂谷の蜂谷を番場が良きポジションで食すシーンが見たかった・・・どうしても見たかった・・・
    もしかして!
    私が入手していない番外編でそのシーンはあるのでしょうか!?
    出会ったのが遅すぎたのか・・・
    村上キャンプ先生は作家買いリスト入りです!
    • 参考になった 3
    投稿日:2016年09月29日
  • ネタバレあり
    【ネタバレ】純一郎は私の2016年No,1攻めです
    私が「あさはらたそかれ」に惹かれたのは、まず、純一郎(攻め)の坊主頭ッス。
    坊主LOVE~///
    純一郎は坊主なだけでなく、寡黙。そしてムッツリすけべ。
    澄山(受け)の気持ちを察したり、振られても果敢に押していく器のデカさ。
    そんな純一郎の魅力が光る「あさはらたそかれ」
    まず、すっごく映画っぽいです!コマ割りのテンポが。
    なんていうか、この街の規模や季節感、吐く息の白さが見えるようで、気温も自然に想像できるよう。背景やモブごと動いている映像が浮かんでくるので、とっても読みやすかったです。
    季節が冬から夏にいつの間にか流れているのも、二人の距離がいつの間にか縮まっていくのも好きでした。
    最初にアイス奢った時は二人が座る位置、距離感は普通なんです。
    でも一か月後、純一郎が水筒からお茶をいれてあげるところは、もう純一郎がぴとっとくっついてる。
    澄山もメアド交換で距離の近さに気づいたはずなのに鈍感か~///
    友達にも盛大に惚気といて否定してるし、酔っぱらって夢の話するし、汗臭いのに抱きついて離さないし・・・最初に夢で声を聞いた時からこうなるようになってたんだよバカァ~///
    純一郎はエラいよなァ!いっくらでもモテるはずなのに、年上の堅気じゃない男に恋してうつつを抜かすでもなく、ちゃ~んと夢に向かって練習を怠らず、県大会優勝して甲子園とか完璧か。だって、告って振られて、兜合わせした後に猿にならずに甲子園って・・・とんだ賢者ですよ!
    澄山~英語勉強しとけ~純一郎はMLB待ったなしだぞ~
    お前も町山智浩みたいに現地からレポできるように鍛えておけ~
    最終回。
    澄山の告白を聞いて真っ赤になる純一郎、イイッス・・・!
    「澄山さん 俺のもんスか」のセリフ、イイッス・・・!
    「笑うの無しッスよ」って野球部焼けしてるの、イイッス・・・!
    童貞のくせして指の又ベロ~ンと舐めるの、イイッス・・・!
    「澄山さんのケツん中いれたい」ってさすが野球部ストレート、イイッス・・・!
    「だって入っちゃったんスもん」強引なの、イイッス・・・!
    最終回に澄山が、描き下ろしで純一郎が、それぞれ「いい朝だ」って思ってるのがイイッス!!!
    映画「君の名は。」でも「たそがれ時」が重要なモチーフで出てきましたが、そのたびに「あさはらたそかれ」を思い出しました。
    今頃あの二人元気でやってるかな~とか。純一郎は大学行くよりプロ行っちゃった方がいいよな~とかw
    超オススメです!
    • 参考になった 2
    投稿日:2016年09月29日
  • 匿名希望
    少女漫画の王道かな?
    ラブとライクの区別がよくわからない。この切ない気持ちは何だろう?少女が大人への階段を一歩づつ歩む過程で、自分の気持ちとどう向き合ったら良いかわからずジレンマに苦しむ仁菜子。読んでいて胸がキュンとします。胸キュン、ハッピーエンドをお探しならこれしか無いです。
    • 参考になった 1
    投稿日:2016年09月29日
  • 匿名希望
    ネタバレあり
    最初はめちゃくちゃ面白い。今はあんまり。
    35巻くらいまではめちゃくちゃ好きで何回も読み直しました。主人公は男装をした少女です。沖田がかっこ良くってそれまで興味がなかった新撰組までファンになりました。36巻辺りから恋愛要素より戦が多くなった気がします。ワクワクしない。現在39巻が発売された所(電子版はまだ未発売)ですが、昔よりは面白くなくなっているかな?という個人的感想。残りはネタバレサイトなどで沖田と神谷の最後がどうなったかだけ知れたらいい。
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    投稿日:2016年09月29日
  • 最後までドキドキできます
    あらすじ、展開などは他の方が説明されていのではぶきます(*^^*)
    主人公が誰とくっつくのかが分からない系の漫画ですので最後までドキドキしながら読めます!
    私は最終巻で主人公とお気に入りの殿方がくっついてくれて手足をバタバタさせてしまいました(笑)
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    投稿日:2016年09月28日
  • 完璧版 文庫版?
    全7巻なので、小学舘版ではなく角川書店版だというのは判りますが、それに文庫版のも混ぜ込まれているようです。
    目次レベルで判るのは7巻に文庫4巻の「あとがき」収録。
    もう20年以上昔の作品になるんですよねぇ。隊長さんの年齢もとっくに追い越してしまってた。
    色褪せない名作です。
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    投稿日:2016年09月28日