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1~25件/8527件 を表示

  • 匿名希望
    受けも攻めも絶妙
    主人公と家政夫のまだ恋が始まらない微妙な距離感と主人公の相手が男なのに引かれてしまうのはなぜなんだ感がすごくかわいいです。今後、どう展開していくかすごく楽しみです!!
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    投稿日:2017年03月28日
  • 想像と違ったけど面白い
    ます表紙の印象で主人公が軍人っぽいからバトルや冒険の話かな?と想像しました。
    ネットで調べてみるとギャグ漫画なのかグルメ漫画なんかさらによくわからなくなってしまって思いきって買ってみたら確かにグルメありギャグありバトルもありの漫画でした(笑)
    本筋は、幼なじみを助けるために大金が必要な主人公がたまたま死刑囚が金塊を隠したという話を聞いてそれを求めて旅(?)するお話です。
    その過程でアイヌの女の子アシリパと出会い、狩りを教えてもらったり、獲った動物をアイヌ流に調理して食べたりします。
    本筋のお話の時はシリアスが多く、結構グロい描写もあります(顔面をべりっとはがされたり)
    逆にグルメパートになると途端にギャグ風になって笑えます。
    普通に美味しそうな料理もあれば、「え、それ食べるの?」みたいなのもあります(笑)
    本筋の話もちゃんと進んでいてなかなか進展しないな~という感じもいまのところないのでさくさく読めてお勧めです!!
    マンガ大賞とっただけのことはありますね~!!
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    投稿日:2017年03月27日
  • ストーリー重視でエロも充実しています
    「続きはまた夜に」のスピンオフです。感動しました。ストーリーがしっかりしていて、なおかつエロも充実しています。刑事ものですが、事件捜査にしか興味のない刑事と訳ありパートナーのカプです。ある事件をきっかけにパートナーに異変が起きました。事件の謎解きとトラウマとの戦いです。この作家さんの作品の中で断然1位になりました。
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    投稿日:2017年03月27日
  • 本当に好きになっちゃうわ
    絵のラフさが比類ないレベルで、商業コミックでこれが許されるんだろうか、などと考えていたのなんかはるかムカシ。
    美味しいご飯ネタやオシャレな食事場面もたくさん出てくるのに、皿の上にはかろうじて線描きの何かが乗っているとわかるのみ。お話によってはその皿の横に手書きで品名が書かれて、なんの食べ物か説明されている有り様だし。こんなマンガが商業化されてるってどういうこと?
    ……とかはもちろん思うけど、なんかもうそんなこと別次元でどうでもよくなります。
    皿の上の食事はなんだか判別出来ないのに、主要人物2人のきめ細かなそして極上な描写、毎回業種の違う専門職が出てきて展開される臨場感ある世界観、主要人物以外の大半の人物が目鼻も描かれないのに、犬が出てくれば全身リアルな躍動感のある姿に。
    今回のお話は、読んでるうちに好きになっちゃいますよ。
    レロレロのラブストーリーに突っ込んでいけます。
    次の新しいご本が出るまで、えんえんリピートして読み続けます。
    オススメです。
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    投稿日:2017年03月26日
  • 面白いですね〜
    珈琲にまつわる大人しめでウィットな漫画かと思いきや、
    破茶滅茶な設定もあり楽しく読めました。
    勿論ウィットな内容の物語も楽しく、力のある作者だと思います。
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    投稿日:2017年03月26日
  • 静かな物語
    穏やかに色々な思惑を含んで進んでいく物語。
    ストーリーに似つかわしくない三頭身キャラがオノナツメらしい味付け。
    ACCA13区程の派手さはありませんが、好きな人にはオススメです。
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    投稿日:2017年03月26日
  • 王道のジャンプ漫画
    あちこちで見かける王道の文字通りの王道のジャンプ漫画。
    絵柄は上手いし、キャラもそれぞれが確立されてるし、
    会話も面白いし、ストーリーも伏線が張られていて今後が楽しみ。
    ブリーチやワンピースの良いところを上手く取り込んでいます。
    一つだけ気になったのが、あまりにも子供っぽいところ。
    それがジャンプ漫画と言われればそうなんですがね。
    これからどのように変化していくのか気になります。
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    投稿日:2017年03月26日
  • 匿名希望
    ネタバレあり
    ほんわか感動
    ほんわか系BLです。キス以外の性的描写はないけれど、この題材の品質を落とさないためにもそれで良いと思います。私は感動して泣きました。
    『別れの時は一緒に痛がろうぜ』このフレーズがグッとキマした。愛することの怖さ、失うことの痛さを思うと耐えられない主人公。このフレーズが彼を救ったんですね。素晴らしい作品だと思います。
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    投稿日:2017年03月26日
  • 愛が溢れてとまらない
    きゅんきゅんしながら楽しく読めました。
    この時代設定に合った美しく個性的な絵柄で、ストーリー以外も魅力的です。時代モノがお好きな方にはたまらないんじゃないでしょうか。
    ももがかんわいい。卍の事が大好き。卍と出会う前のエピソードが出てきますが、健気で切なくなります。むっちりボディがいいですね。卍もまた、ももの事を愛しているのがよ~く分かる。格好いい。ふたりが出逢えて良かった!
    お色気シーン(エロと言うにはなんか違う)もあるよ。
    時々、絵とシンプルなセリフ(江戸訛り)だけで状況を把握するのが難しく感じました。私の理解力の問題かもしれませんが。
    とはいえ、どうやら続きがあるようなので嬉しいです(1巻目だけでも楽しめます)。
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    投稿日:2017年03月25日
  • BL脳腐男子くん、笑えます。
    出会いは下宿先。腐男子のお友達が出来て喜ぶ幹くん。曽我部さんは実はとっても内気なゲイ。1巻目はチューだけです。2巻目は色々男同士のナンタラが始まります。BL大好きな攻めはとてもピュアな曽我部さんに、キュンキュンします。そして実践。腐男子の脳内が垣間見え面白かったです。腐男子≠ゲイなんでしょうが、関心があるのも事実なんでしょうね。とにかく受けはとても純粋でカワイイです。カッコイイ攻めを目指す腐男子くんの努力は続きます。
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    投稿日:2017年03月25日
  • 匿名希望
    楽しめました
    小学生のころ楽しみにしていた作品が、このような形で再びお目にかかれて最高でした。キャラもテレビ版と好感が持てたこと。適度にお色気ありといったとこも楽しめました。ただテンポが早すぎてもう少しゆっくりと流れを組み立てても良かったように思います。アニメでもマジンガーZとグレートマジンガーとの力の差を見せつけられた最終回からグレートマジンガー終盤に駆け付けたマジンガーZがとてつもなく強くなったこと。Z・グレート・グレンダイザーとの身長差など採り上げて欲しかったな~
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    投稿日:2017年03月25日
  • 匿名希望
    最高!!
    ヤンキー受け好きにはたまらなかったです!!!
    あのツンとした顔を歪ませるの最高ですし、そんな最高な絵とお話をかける先生に感謝です!!
    もう続きが気になって仕方ないです!
    楽しみにしています!!
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    投稿日:2017年03月25日
  • こいつらに受験任せて大丈夫か(-_-;)?
    「く~ねるまるた」の高尾氏の世界観爆発です。
    取り敢えず1巻と立ち読みだけ読んだんですが、
    いずれ全部買います。
    何の気なしに買った参考書から家庭教師が出現というファンタジー。
    この家庭教師がもう私情丸出しで入れ込みの押し掛け指導。
    四六時中のつきっきりライフサポート!
    ま、
    コレがヤローの主人公となら最近流行のエロ萌え路線なんでしょうが、
    女性同士の男子禁制な百合気味という所がツボ。
    だから主人公も辟易・・・・1巻ではことごとく帰れ!コール・・・・
    また各教科のエキスパートの妖精さんもまんじゅうが目当てだったり、ソレで無碍にされたから仕上げた宿題を消すとか・・・・・
    ありえんでしょ(^_^;)?
    また主人公側の『家族』も曰く付きで誰が居るのかさえ把握し切れていないという無軌道振り・・・・
    でも「まるた」を読んでるせいか「破綻」しなさそうなのは期待(^_^;)。
    キャラの展開だけで腹一杯になれそうです。
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    投稿日:2017年03月24日
  • 題名に偽りあり!・・・・?(ぉぃ
    別の同誌コミックと一緒に買ってレビューが遅れました。
    一緒に読んだんですが、
    ・・・・・・・・・・・・
    違和感が拭えなかったんですね(-_-;)。
    ま、
    カワイイ描画に優しい展開に、読んでて面白いとこもある。
    なのに引っ掛かるのが、
    「ぼっち」
    と言う題名の単語。
    マァ、
    「?」
    も打ってますからコレを嘘偽りと言うには厳しいんですが、
    全然「ぼっち」の話じゃないんですよね、コレ。
    主人公が被害妄想に陥ったかのような表記。
    内容はもう賑やかで慕われて(腹の黒いのも居ますが根は善者)、
    なにが不満なの?とさえ返したくなる。
    あ、
    解るよ、
    要らんトラブルに巻き込まれ通しなのってのは。
    ただ、「鬼が出るか~」のほうの意固地と比べてもこちらは全く悲壮感や被害者感が無い。
    と言う訳で、
    題名でちょっと複雑な気になる作品です。
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    投稿日:2017年03月24日
  • サスペンス劇場へ
    面白かったです。
    設定と構成さえ決まれば8割から9割がた成功、というタイプの作品です。
    この構想が固まったとき、作者は高揚したのではないでしょうか?展開がお見事です。
    こういうと、ファンの方やご本人に嫌がられるかもしれませんが、
    男女であったら、二時間ドラマの脚本に行けるのではないかと。
    あっ、でもBL部分も充実しておりますので、ご心配なく。
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    投稿日:2017年03月24日
  • ネタバレあり
    2015の書き直しですね
    以前に1巻だけ当サイトで販売されて、今では販売中止されてしまった「サラリーマン金太郎2015」のリメイクですね。
    続きが読みたかったので「待ってました!」と購入しましたが…
    ところどころ、前作と比較するとフキダシの中のセリフが変えてあったり。
    どうも、現実世界での某電力会社から圧力がかかったものと推測します。
    金太郎も本宮先生も大好きです。
    続きを楽しく読ませて頂きます!
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    投稿日:2017年03月24日
  • 匿名希望
    可愛いおじさま
    未散ソノオさんのファンで作家買いです。
    ただ、おじさま受けだった「ko-boku 」だけは萌えきれず、自分の萌えツボではないのだと思っていました。今回もかなりの年の差の年上受けだったので正直不安だったのですが、まあ、可愛い。
    受けの先生が紳士で、知的で、とにかく素敵、かつ可愛いらしく、理系無自覚イケメンの攻めが先生にぐんぐん惹かれていってしまう様子に引き込まれました。
    好きを自覚してからの攻めも男前で、まさにお互い「好きになっちゃうよ」なのです。おじさま受けに開眼したのではなく、あくまで未散ソノオさんの描かれたこのお話がとても魅力的だと思います。文句無しに星5つ。
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    投稿日:2017年03月24日
  • すごいタイトルが気になって読みました。一見ほっこりする絵なのに、セリフをよく読むと「!?」となるシーンの連続。「ユーチューブで楽して大金をGETしてオマエを大学に行かせてやれたらと思ったんだが…」という不穏なセリフから始まる「おじいちゃん、ユーチューバ―やめて。」など…。
    あとがきを読んで知ったのですが桜玉吉先生のアシスタントをされていた方で、色々あってこの本を出すまでに10年以上のブランクがあったとのこと。その間何をしていたか、なぜ戻ってきたか、そして関係者への謝罪にあふれた鬼気迫るあとがき。作品のユルいシュール感とのギャップがすごいです。僭越ながら応援させていただきたい作家さんです。
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    投稿日:2017年03月24日
  • 『干支天使チアラット』が実写化とのことですが、どうしてもカズヤを先にレビューしたく…。
    オマージュネタが衝撃的すぎてもはや禁書です。どこかで見たことのあるキャラ、人が衝撃としか言いようのない内容がまさかの452ページという大容量で迫ってきてトラウマ級。しらふで読むと怖いのですが、どうしようもないくらい疲れたりやさぐれたりした時に読むと、不思議と元気が出るんです…。
    暴力と下ネタとそっくりさんネタばかりなのに、時折挟まる「異常だって 慣れちまえばただの日常だ」といったセリフはやけにかっこよくてしびれます。最低で最高です!!
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    投稿日:2017年03月24日
  •  イーブックジャパンのオフィスは、かつて“カルチェラタン”と呼ばれたこともある大学の町、お茶の水の一角にあります。最近この界隈で目立つのが黒の就活スーツに身を固めて行き交う女子大生の姿です。つい先日までは思い思いのファッションをまとって闊歩していた彼女たちが、「仕事」を求めて判で押したような黒の“制服”で足早に町をゆく。「個性」を消して会社に入った先に何が待ち受けているのでしょうか。

     過酷な長時間労働の果てに生きる意味を見失った「新型うつ」が中高年層だけでなく、若い世代の間でも急速に拡大しているという。人類はこれまで、〈空腹だからと食糧を求めて動き、危険だからと安全なところに逃げ込む〉という虫と同じ行動原理「ハングリー・モチベーション」で駆け抜けてきました。しかし「飢え」が克服され、「ハングリー・モチベーション」の時代が終焉に向かっているにもかかわらず、人々はこれまでと変わりなく「ハングリー・モチベーション」に突き動かされて暮らしています。そこに現代人の「心」の危機の淵源がある――精神科医で精神療法を専門とする泉谷クリニックの泉谷閑示(いずみや・かんじ)院長は訴えます。

     近著『仕事なんか生きがいにするな』(幻冬舎新書、2017年2月1日配信)で著者の泉谷院長は、いまから137年前の1880年に発表されたパロディ作品を紹介しています。日本ではあまり知られていませんが、マルクスの娘婿のポール・ラファルグという社会主義者が著した過激な書『怠ける権利』(平凡社、2013年12月27日配信)収録の「資本教」で、資本主義に翻弄される労働者を痛烈に皮肉った風刺は現代社会の病根をも見事に言い当てているように思えます。

    〈問い──おまえの名はなにか。
     答え──賃金労働者です。〈中略〉
     問 ──おまえの宗教はなにか。
     答 ──「資本教」です。
     問 ──「資本教」はおまえにどのような義務を負わせているか。
     答 ──主要な二つの義務、つまり、権利放棄の義務と労働の義務です。〈中略〉
     幼年時代から死ぬまで、働くこと、太陽の下でもガス燈の下でも働くこと、つまりいつでもどこでも働くことを、わたしの宗教は命じます。〈中略〉
     問 ──おまえの神、「資本」は、おまえにどのような報いを授けるのか。
     答 ──いつもどんな時にも、妻や幼い子供やわたしに仕事をくださることによって。
     問 ──それが唯一の報いか。
     答 ──いいえ。畏敬すべき僧侶や選民が常食にしている肉や上等の食糧を、われわれは食べたことがなく、今後も口にすることはないでしょうが、それらの旨そうな陳列品を目で味わうことで飢えをみたすのが公認されております。〈中略〉選ばれたお歴々が、われわれのものにはならぬすばらしいものを享受しているにしても、それらがわれわれの手と頭脳の産物だと考えると、わたしたちは誇らしい気持になります。
    (『怠ける権利』「資本教二 労働者の教理問答」より ポール・ラファルグ著 田淵晉也訳)〉

     いつでも、どこでも働き続けることが義務として課せられているというのですが、その姿は、現在の私たちの状況に重なっているといったら、言い過ぎでしょうか。著者はこう書いています。

    〈今日われわれは、奴隷制を基盤に成立していた古代ギリシヤ市民のような暮らしができるはずはないし、もちろん倫理的にもすべきではありません。しかしながら、その奴隷制の代わりとなるべく機械化や情報化がここまで高度に実現されたにもかかわらず、人々は一向に〈労働する動物〉状態から解放されることなく、むしろあべこべにIT機器の奴隷のように長時間「労働」に従事させられているという、かなり本末転倒な状況に陥っているのです。〉

    〈IT機器の奴隷のように長時間「労働」に従事させられている〉と感じたことはありませんか。誰でも一度や二度、深夜ひとりでPCの液晶画面を見つめ、キーボードを叩いている時、〈自分はIT機器の奴隷か〉そんな思いが胸をよぎったことがあるのではないでしょうか。
    「労働」によってほとんどが占められるような生活は、決して人間的な生活とは呼べません。精神科医としてそう考えてきた著者が注目している存在があります。夏目漱石が描く「高等遊民」――たとえば小説『それから』の主人公代助です。著者は、代助と親友の平岡との会話シーンを引用して、次のように指摘しています。

    〈「君は金に不自由しないから不可(いけ)ない。生活に困らないから、働らく気にならないんだ。要するに坊ちゃんだから、品の好い様なことばっかり云っていて、──」
     代助は少々平岡が小憎らしくなったので、突然中途で相手を遮(さえ)ぎった。
    「働らくのも可(い)いが、働らくなら、生活以上の働(はたらき)でなくっちゃ名誉にならない。あらゆる神聖な労力は、みんな麺麭(パン)を離れている」
    〈中略〉
    「つまり食う為めの職業は、誠実にゃ出来悪(にく)いと云う意味さ」
    「僕の考えとはまるで反対だね。食う為めだから、猛烈に働らく気になるんだろう」
    「猛烈には働らけるかも知れないが誠実には働らき悪いよ。食う為の働らきと云うと、つまり食うのと、働らくのと何方(どっち)が目的だと思う」
    「無論食う方さ」
    「それ見給え。食う方が目的で働らく方が方便なら、食い易(やす)い様に、働らき方を合せて行くのが当然だろう。そうすりゃ、何を働らいたって、又どう働らいたって、構わない、只麺麭が得られれば好(い)いと云う事に帰着してしまうじゃないか。労力の内容も方向も乃至(ないし)順序も悉く他(た)から制肘(せいちゅう)される以上は、その労力は堕落の労力だ」

     ここでは、ハングリー・モチベーションを真正面から主張する平岡に対して、代助は「働くこと」に関する自説をとうとうと述べています。「食う方が目的で働らく方が方便なら」そのような仕事は決して誠実なものではないだろう、というのが彼の主張です。つまり、代助にとって働くこととは、「麺麭を得るため」のものではないのです。先に紹介した「人はパンのみにて生くるにあらず」と言ったキリストと同様、ハングリー・モチベーションで働くようなことは精神の堕落であり不純である、と代助は考えているわけです。〉

    〈働くこととは、パンを得るためのものではない〉〈ハングリー・モチベーションで働くようなことは精神の堕落であり不純である〉と考える小説『それから』の主人公代助=高等遊民に対し、現在の資本主義経済のもとでは多くの人々が〈食うために働くのだ〉と考えています。漱石は、代助の親友・平岡にそうした世間一般の考え方を代弁させているのです。〈働かざるもの食うべからず〉という言葉は、もともと聖書に起源がありますが、いまでは資本主義社会の基本的考え方としてキリスト教文化圏の枠を越えて世界で広く共有されるようになっています。そうした考えが世界中に拡がっていった過程について、本書にはマックス・ヴェーバーの『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』(岩波文庫、2013年4月12日配信)が始まりだったという興味深い指摘がありますが、ここではこれ以上触れません。

     問題は、〈わが国には、資本主義が輸入されたと同時に、知らず知らずのうちに、「労働」に禁欲的に従事すべしという「資本主義の精神のエートス」までもが輸入されていた〉ことにあると、著者は言う。このような禁欲的労働観を背景に、人々の仕事は質の次元を離れて、量でしか計れない「労働」が支配的となってきたというわけです。

    〈この「量」的に傾斜した価値観は、物事に最大限の効率を求めるようになり、ロジカルな戦略を立てて物事に取り組むスタイルを生み出しました。明確な目標設定、その実現可能性やリスクはどの程度で、勝算はどの程度見込めるのか、それに投入するコストはどこまで最小限にできるのか等々、人間の「頭」の算術的なシミュレーション機能を過大に評価した考え方が、子供の勉強から大人のビジネスまで、果ては「ライフプランニング」という言葉も登場するほどに、人生のあらゆる局面までも支配するようになってしまったのです。
     この一見合理的に思える方法論には、致命的な欠陥があります。〉

     残業時間の規制について、繁忙期など特別な場合の上限を「月100時間未満」とする案を政労使がまとめました。月100時間の残業は、労災認定の目安とされる「過労死ライン」ぎりぎりで、過労死で家族を失った遺族は今回の案に強く反対しているという。
    「上限」を設けることに意味がないとはいいません。大事な一歩であることも否定しません。しかし「働き方改革」の問題が、労働の「量」をコントロールすることによってすべて解決できるとは思えません。

    〈量の次元になってしまっている種々の「労働」を、「仕事」という質のあるものに移行させていくことを、これから私たちは真剣に考えなければならないのです。
     人間らしい「世界」を取り戻すためには、儲かるとか役に立つとかいった「意義」や「価値」をひたすら追求する「資本主義の精神のエートス」というものから各々が目覚めて、生き物としても人間としても「意味」が感じられるような生き方を模索すること。この狭き道こそが、これからの私たちに求められている課題であり、希望なのです。〉

     卒業、就職、異動・・・・・・新しい生活が始まる春。「心」の問題に直面する人々を間近に見つめてきた精神科医が“現代日本の病理”を解析し、“生きる意味”――“生きる意義”ではなく――を再考した『仕事なんか生きがいにするな』。自分が今どこにいるのか、何をしたいのか、この先どこに向かえばいいのか迷った時、まず手にとってほしい一冊です。(2017/3/24)
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    投稿日:2017年03月24日
  • 冒頭のくだんのくーちゃんがなんとも可愛いので立ち読み部分をぜひ読んでいただきたいです…!
    色々な妖怪たちが珍しい動物くらいの存在としてなじんでいる世界。カッパや人魚、心を読むサトリ、優秀なヒトを選んで現れる麒麟児などなど、色々な妖怪が人を困らせたり、動物園の名物になったり。静謐なタッチで描かれる妖怪たちに、ファンタジーなのに現実のように感じてワクワクします!くすっと笑えて気持ちが暖かくなる素敵な作品です!
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    投稿日:2017年03月24日
  • 他人に分かってもらえない、自分だけのフェチズムってありますよね…。手フェチ、スーツフェチくらいまでは分かる~!と共感しつつ、ムダ毛フェチ、ぬいぐるみフェチ、経産婦フェチ、後期高齢者フェチ…などディープになってくると何それ!?という怖いものみたさで気になります……。作中何度も出てくる「こんなん全然普通ですって」「いや変わってるよー」というやり取りに参加したくてウズウズしました。読後はお酒を飲みながら親しい友達に「あれっていいよね…」と語りたくなること間違いなし!
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    投稿日:2017年03月24日
  • バリキャリ弁護士女子が冴えない離婚調停中男子に本気になってしまったら!?
    働いて稼いで遊んで、男なんていらないと豪語するアラサー弁護士カホリ。ひょんなことから一夜限りの関係のはずだった冴えないメガネ男子に惚れ込まれてしまうのですが、なんと既婚者。妻は探偵を雇っているようだし、不倫中の弁護士なんて触れ回られたら仕事場にも迷惑がかかる。なのに会いたいと縋ってくる男をうっかり「ちょっとカワイイ」と思ってしまい…!?というお話。不倫モノですがドロドロしていなくて、カホリを始め美貌もお金もある女の子達のストレートな物言いがキビキビしていて気持ちがいい!ハイテンションなラブコメです!
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    投稿日:2017年03月24日
  • 「もし私の好きな人が女の子だったらどうする?」友情も、初恋も、片想いも、両想いも、色々な「好き」が様々な形で交錯する、ほろ苦いガールミーツガール。2009年にアニメ化もした作品です。
    とても繊細な心理描写で、ああ思春期の片思いって一番楽しかったな…と瑞々しい女の子たちを見て思い出しちゃいます。最終話のふみちゃんのモノローグは何回よんでもうるっと来てしまう…。鎌倉や江の島特有のゆったりした空気感も素敵で、聖地巡礼に行ったくらい個人的に大好きな作品です!!
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    投稿日:2017年03月24日
  • 外見にコンプレックスのある明子と、美人だけど意思表示が苦手でなまな。ある日二人が入れ替わってしまい…!?
    入れ替わる当人がアラサーどうしのため、なかなかエグいです。「『ブス』という言葉には呪いがかかってる『おまえなんか誰からも選ばれないぞ』って呪い」というセリフはぐさりと来ました…。一方で美人だけど内面の未熟なまなが苦労する場面もあり、どちらにも共感。女子が一度は感じたことのある美醜のモヤモヤが詰め込まれていて、でも最後は勇気をくれる作品です!
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    投稿日:2017年03月24日